Type 3 Ho-Ni III

Last-modified: 2024-09-15 (日) 18:55:53

Tier5 日本 駆逐戦車 / 略称: Ho-Ni III / 日本語表記: 三式砲戦車 ホニIII

Ho_Ni_III_0.jpg
↑ 7,5 cm Tank Gun Type 88
初期状態。戦闘室が左右にはみ出ているため一見旋回砲塔に見えるが、残念ながら固定式である。
史実でのベース車両であるチハ車は、実装当初から寸法のミスが複数指摘されているが、こちらでは修正されている。

Ho_Ni_III_1.jpg
↑ 7,5 cm Tank Gun Type 90
最終状態。本車輌の史実状態。史実的にはチヌ車の中間砲と同じものだが、性能は異なる。
帝国車輌としては珍しく外装式防楯を備えている。

スペック(v1.20.1)

耐久値420
車体装甲厚(mm)25/25/25
最高速度(前/後)(km/h)40/15
重量(初期/最終)(t)16.28/16.82
実用出力重量比(hp/t)16.05
主砲旋回速度(°/s)44
視界範囲(m)310
本体価格(Cr)405,000
修理費(Cr)
超信地旋回可/不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
7,5 cm Tank Gun Type 8813.6AP
AP
HE
140
180
38
130
130
175
1,7730.351.8800
875
800
45120
2,800
80
1,850-5°/+25°
7,5 cm Tank Gun Type 9014.6AP
AP
HE
150
194
40
130
130
175
1,9020.341.7900
1,000
900
45140
2,800
95
1,950
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Type 100 Suirei V12N322015630
Type 100 Kuurei V12N327015630
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Type Hara 118303,500
Type Hara 219343,750
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Type 96 Mk. 4 Bo42550
Type 3 Otsu550240
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class3内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時18.18%4.73%
移動時10.89%2.83%
 

派生車両

派生元Type 1 Chi-He(MT/13,550)
派生先Type 95 Ji-Ro(TD/29,250)
 

射界

射界左10°/右10°
 

開発ツリー

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7,5 cm Tank Gun Type 88
(初期/34,000)
7,5 cm Tank Gun Type 90
(5,500/47,000)
Type 95 Ji-Ro
(29,250/930,000)
Type 96 Mk. 4 Bo
(初期/14,000)
Type 3 Otsu
(4,000/22,000)
Type 100 Suirei V12N3
(初期/9,500)
Type 100 Kuurei V12N3
(1,350/16,500)
Type Hara 1
(初期/5,000)
Type Hara 2
(2,150/9,400)
 

車両に関する変更履歴

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v1.20.1新規実装

解説(v1.20.1)

  • 火力
    仰角は25°と大きく取れるが逆に俯角が-5°とあまりとれない。射界も左右10°ずつとtier5駆逐戦車の中では狭い部類。周囲の地形や障害物には気を配っておこう。
    総弾数が45発とやや少ない*1ため、ブラインドショットなどをし過ぎると弾切れを起こす事がある。弾種配分にも気を配ろう。
    • 7,5 cm Tank Gun Type 88
      初期砲。八八式七糎野戦高射砲を車載したものと思われる。tier5駆逐戦車の初期砲としては悪くない性能を有しており最終砲までの繋ぎには十分。
    • 7,5 cm Tank Gun Type 90
      最終砲。ホニIIIの史実砲である三式七糎半戦車砲、の元となった九〇式野砲。
      三突の7,5 cm Pak 42 L/70と似た性能をしており、遠距離への攻撃や弱点への狙撃は難なくこなせる。
      反面、単発は低くDPMも同格駆逐戦車の平均よりやや低い。地道にダメージを稼いでいこう。
       
  • 装甲
    Tier3軽戦車の装甲そのままで2つTierが上がっているので皆無と考えていい。一番厚いところでも25mmしかなく、榴弾が貫通する危険が常に付きまとう。
    耐久値も420と同格駆逐戦車の中では一番低い。発見されないように立ち回るのが重要である。
     
  • 機動性
    チハ同様軽快に動ける機動性を有している。旋回性能も三突ほどではないが優秀。
     
  • 視界・隠蔽
    視認範囲は310mと狭い。パーツ等で補えば自力で偵察することも可能だが、装甲の薄さを考えるとあまり前には出ずに味方の視界に頼りたいところ。
    隠蔽率は低いわけではないものの三突やSU-85ほど高くない。単独行動は極力避け、味方とともに行動することが大事になる。
     
  • 総論
    典型的な狙撃型の駆逐戦車である。
    火力と機動性は問題ないが、防御力は無いに等しく、視界も短いため単独戦闘力が低い。視界を取ってくれる味方と協力することを心がけよう。
     
    なお、日本駆逐戦車ツリーには本車輌以外に軽装甲・高機動型の車輌は無い。次車は一転して機動性が急低下し、Tier7以降は機動性が回復したうえで装甲、HP、視界を中心に強化されていく。性能の乱高下に戸惑うかもしれない。
     

史実

Type_3_Ho-Ni_III_history.jpg
三式砲戦車 ホニIIIは、帝国陸軍が大戦後期に開発、配備した砲戦車である*2。車体は九七式中戦車のものを利用しているが、正面装甲は増加装甲により50 mm厚に強化されている。車体自体も既存車からの改修ではなく、新造したものを用いていた。砲塔はなく、全周を装甲板で囲う七角形の戦闘室を設け、その正面に長砲身の75 mm砲を搭載していた。

これの前身に当たる車輌として、一式七糎半自走砲 ホニIが存在する。これは日本陸軍の主力野砲であった九〇式野砲を自走化したものである。九七式中戦車の車台に、後座長の短縮や砲尾の小型化などの改造を施した九〇式野砲を搭載し、三方を囲む簡易的な戦闘室を設けていた。
ホニIは、開発初期から砲戦車としても運用することが構想されており、直接照準器を装備し、密閉戦闘室化した改修案も提案されていた。当時の史料では「砲戦車第二案」との呼称も用いられており、「ホニ」の名称はその略称であるとする説もある*3。ホニIIIの構造は、この改修案の設計を一部取り入れたとされており、本車はこの砲戦車版ホニIの構想を復活させたものだと捉えられる。
外見上の違いとして、ホニIIIは、ホニIの3方を囲うだけの簡素な戦闘室を全周囲を装甲板で保護した密閉式の戦闘室に変更している。これは砲戦車として運用するために必須とされた要件であった。主砲についてもホニIに搭載された九〇式野砲から、駐退複座機や照準器などの細かいところの防弾性も強化するなどのさらなる改造を施した三式七糎半戦車砲I型に変更された*4。また、密閉式戦闘室に改められたことで、ホニIの俯仰角が-15/+25°、方向射角が左右22°だったのに対し、ホニIIIでは、俯仰角は-10/+15°、方向射角は左右15°と狭くなっている。

Ho_Ni_I.jpg
↑一式七糎半自走砲 ホニI (ゲーム未実装)
画像引用元
ホニIIIの量産は1944年から開始された。生産台数は判然としないが、少なくとも21輌は生産されたようである。戦後にアメリカ軍によって行われた調査では、計87輌が生産されたとされているが、この正確性には疑問もある。
いずれにせよ、ホニIIIは本土決戦に向けて編成された独立戦車連隊の砲戦車中隊に三式中戦車と混成で配備され、ホニIとは異なり実戦を経験することなく終戦を迎えた。

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  • 正式実装前で性能が変わる可能性もありますしページ作成には早すぎませんかね? -- 2023-03-25 (土) 14:34:41
    • 日本TDが1.20.1の公開テストに上がったからスペックと解説ぶち込んだけど確かに解説は早すぎたな -- 2023-03-25 (土) 15:10:48
      • 今までの傾向的にも正規実装時に性能語変わることのほうが多いのでまだ早かったかもしれませんね -- 2023-03-29 (水) 02:13:24
  • やる事はマルダーそのもの。初心者にも安心の砲精度、おすすめ拡張パーツは換気扇、旋回機構、タボチャ…とかいいつつ今更初心者もいないだろうが -- 2023-05-06 (土) 13:03:12
  • 初期砲でも結構ダメ稼ぎやすいですね。まあ5付近だからみんな動きが甘いだけかもしれんが。 -- 2023-05-06 (土) 18:52:46
  • 砲性能が似てる分、どうしても三突と比べてしまうな・・・ 隠蔽、俯角、旋回速度、正面装甲は三突に劣るから前に出すぎると三突より小回りが効かないね 遠距離狙撃する分には申し分なし -- 2023-05-07 (日) 18:35:30
    • そもそもホニIIIが三突と同格なのがおかしい、貫通力盛ってもらってるからTier5でも戦えるけど本来はTier4あたりが適格 -- 2023-05-07 (日) 18:45:49
      • wotだとたまにあるでしょ、史実状態だとTierが一個下のやつ。PantherとかTiger二種とか。まあ、Ho-Ni IIIの場合はエンジンはともかく最終砲が史実砲(の見た目とよく分からん名前の付いたよくわからん砲だけど一応多分史実砲)だから分からんでもないけど。 -- 2023-05-07 (日) 23:10:41
      • ちょっと追記、史実砲のうえでその性能に相当下駄履かせてるから分からんでもない、です。 -- 2023-05-07 (日) 23:21:15
  • warthunderで内部構造や干渉具合を見た限りでは問題なく俯角は10度とれるはずなんだけど...バランス調整なんだろうか? -- 2023-05-13 (土) 03:03:22

*1 最大ダメージ量(単発×弾数)がTier5TDで最低
*2 砲戦車は、日本陸軍の開発・保有した戦車の区分の一つ。日本独自の兵器であり、他国にイコールで相当するものは無い。戦車隊の主力である中戦車が撃破に手こずるような敵戦車や陣地を倒すために考案された車両で、時期によって要求性能が大きく変わっており、単に砲戦車といっても一概に規定はできないが、おおよそ一貫した特徴として、「中戦車と共通の車台」を用いて、「中戦車より強力な砲」を、「密閉された砲塔ないしは戦闘室」に搭載することが求められた。その用途の類似性から、「砲戦車と自走砲は同じ兵器」であるといったなどの混乱がみられ、たまに論争になることもある。
*3 第一案はホイ、第三案はジロである。
*4 II型とする書籍等もあるが、II型は三式中戦車の搭載砲であり、本車の主砲はI型である。