Tier 7 イギリス 駆逐戦車 (日本語表記:チャレンジャー)
↑ Challenger + OQF 17-pdr AT Gun Mk. II
Challenger(チャレンジャー)巡航戦車の史実状態。
ベースとなったCromwellより車体が長くなっており、転輪も一組増えている。
ちなみにこの砲塔はTOG II*と同じものである。(ただし軽量化のために装甲は削られている)
↑ Avenger + OQF 32-pdr AT Gun Mk. II
派生型のAvenger(アヴェンジャー)巡航戦車に32ポンド砲を搭載した、本ゲームオリジナルの最終状態。
砲塔上部の六角形の部分はM36 Jacksonの改良砲塔と同じような「オープントップ砲塔の蓋」であるが、何故か10mmの本装甲判定がある。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 840⇒900 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 89/51/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 52/20 |
重量(初期/最終)(t) | 33.02/33.64 |
実用出力重量比(hp/t) | 19.32 |
本体価格(Cr) | 1,380,000 |
修理費(Cr) | 6,975 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
OQF 17-pdr AT Gun Mk. II | 13.33 ⇒13.95 | AP AP HE | 143 171 38 | 150 150 190 | 2,000 ⇒2,093 | 0.34 ⇒0.33 | 2.1 ⇒2 | 884 884 884 | 60 ⇒65 | 145 2,800 70 | 826 | -10°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII | 13.64 ⇒15.38 | AP APCR HE | 171 239 38 | 150 150 190 | 2,045 ⇒2,308 | 0.32 ⇒0.3 | 1.9 ⇒1.6 | 884 1,105 884 | 60 ⇒65 | 175 3,200 75 | 826 | |
OQF 32-pdr AT Gun Mk. II | 7.69 | AP APCR HE | 220 252 47 | 280 280 370 | 2,154 | 0.35 | 2 | 878 1,098 878 | 30 | 660 4,400 260 | 2,972 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Challenger | 102/40/40 | 16 | 360 | 7,000 |
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Avenger | 51/40/200 | 18 | 370 | 5,476 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Rolls Royce Meteor | 600 | 20 | 744 |
---|---|---|---|
Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 650 | 20 | 744 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Challenger | 33.5 | 28 | 7,500 |
---|---|---|---|
Avenger | 36.8 | 30 | 7,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 19 Mk. II | 450 | 40 |
---|---|---|
WS No. 19 Mk. III | 550 | 40 |
WS No. 22 | 700 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader | 5 | Loader(Radio Operator) |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 14.31%⇒13.38% | 3.01% |
移動時 | 8.55%⇒ 7.99% | 1.8% |
派生車両
派生元 | Achilles(TD/59,100) |
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派生先 | Charioteer(TD/106,250) |
射界(OQF 32-pdr AT Gun Mk. IIのみ)
射界 | 左60°/右60° |
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開発ツリー
OQF 17-pdr AT Gun Mk. II (初期/52,000) | ━ | OQF 17-pdr AT Gun MK. VII (15,000/65,000) | ━ | Avenger (11,200/21,000) | ┳ | Charioteer (106,250/2,470,000) |
Challenger (初期/17,500) | ┗ | OQF 32-pdr AT Gun Mk. II (16,400/125,000) | ||||
WS No. 19 Mk. II (初期/21,000) | ━ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ━ | WS No. 22 (4,500/25,000) | ||
Rolls-Royce Meteor (初期/14,000) | ━ | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB (1,900/16,000) | ||||
Challenger (初期/15,000) | ━ | Avenger (8,750/21,000) |
車両に関する変更履歴
v0.9.5 | 新規実装 |
v0.9.15 | Challenger suspension: 旋回速度を26°/sから28°/sに変更 Challenger suspension: 移動中の散布界-14%に変更 Challenger suspension: 車体旋回中の散布界を-7%に変更 Avenger suspension: 移動中の散布界を-15%に変更 Avenger suspension: 車体旋回中の散布界を-8%に変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (Challenger turret 搭載時): 再装填時間を4.5sから4.4sに変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII(同上): 散布界を0.34mから0.32mに変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (Avenger turret 搭載時): 照準時間を1.7sから1.6sに変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (同上): 再装填時間を4.1sから3.9sに変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII: 砲塔旋回時の散布界を-20%に変更 OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII(同上): 散布界を0.33mから0.3mに変更 |
v0.9.18 | マッチメーカーの仕様変更に伴う戦力値+20%(HT扱い)の形骸化 |
v0.9.20.1 | 改良砲塔にOQF 32-pdr AT Gun Mk. IIを追加 初期砲塔の旋回速度を14°/sから16°/sに変更 改良砲塔の旋回速度を16°/sから18°/sに変更 |
v1.9.0 | Challenger砲塔時のOQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIの総弾数を51発から60発に変更 Challenger砲塔時のOQF 17-pdr AT Gun Mk. IIの総弾数を51発から60発に変更 Avenger砲塔時のOQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIの総弾数を55発から65発に変更 Avenger砲塔時のOQF 17-pdr AT Gun Mk. IIの総弾数を55発から65発に変更 派生元車輌を変更 |
解説(v0.9.20.1)
- 火力
俯角はいずれの組み合わせでも-10°と優秀であり、地形に悩まされることは少ない。
初期砲はあまりにも非力なので、あらかじめOQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIを他車両(AT 8等)で開発しておくか、フリー経験値を使って研究を進めてから乗り出すべきと言える。- OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
Challengerの史実砲。最終砲候補-1。
APの貫通力は171mm、単発火力150は同格駆逐戦車の中でかなり低い部類*1。そのため課金弾は多目に積んでおくべきである。
一方、同格最高クラスの砲精度、イギリスらしい抜群の照準速度、同格平均よりやや上のDPM、-10°の俯角という多くの長所がある。また、後述のOQF 32-pdr AT Gun Mk. IIに比べて、砲塔の限定旋回化がない。そのため、身軽な機動性と全周砲塔旋回を活かした側背面攻撃も可能だ。
このように、この砲の真価を発揮するためには、敵との距離を適切にコントロールする必要がある。 - OQF 32-pdr AT Gun Mk. II
v0.9.20.1にて追加された32ポンド砲。改良砲塔でのみ搭載可能。最終砲候補-2。
AT 15のOQF 32-pdr AT Gun及びCaernarvonのOQF 32-pdr Gun Mk. IIと似た砲だが、互換性は無い。
口径は94mmであり、他国100mm砲と同等の単発火力を持つほか、30mm装甲に対して3倍ルールが適用される。例えば、Strv S1の急傾斜な正面装甲も貫通可能である。
Tier7駆逐戦車相応の単発火力と優れた貫通力を手にしており、DPMもそれなりに高い。
精度・照準時間はOQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIに比べて劣るが優秀であることに変わりはなく、優れた貫通力も相まって遠距離からの狙撃能力ではこちらが圧倒的に勝る。
しかし、こちらの主砲を搭載すると左右60°ずつの限定旋回砲塔になってしまう。飛び出し撃ちに支障が出ることは少ないものの、17ポンド砲のような、鈍足戦車に対して回り込みを仕掛けることは難しくなっている。
このように、17ポンド砲装備の場合よりも後方から、駆逐戦車らしく狙撃支援をする立ち回りに特化した主砲と言える。
- OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
- 装甲
装甲は相変わらず薄く、HPも駆逐戦車相応であるため極力被弾を避けなければならない。
頼みの隠蔽率も車高の高さからこれまでの車両から大きく劣り、重駆逐戦車や中戦車と大差無い値である。軽装甲にもかかわらず陣地転換や発砲で一方的に発見されることも多く、立ち回りを難しくしている。- 砲塔
初期砲塔正面は100mm程度あり、榴弾やTier5LTの砲であれば防げる程度の防御力がある。側背面は40mm。改良砲塔は正面が50.8mmにまで薄くなってしまう。高さは低くなったように見えるが、天板の謎の10mm本装甲判定があるためやはり防御力は低水準。
なお、後部にはカウンターウェイトが装着されておりここだけは200mmもの装甲厚がある。 - 車体
正面垂直部は90~80mmほどの厚みがあるが、傾斜部や側面・背面は言うまでもなくペラペラで、榴弾貫通も茶飯事。
特に側面はわずか28.3mmと非常に薄く、口径85mm以上のAP弾などは跳弾せずに貫通してしまう。
ちなみに、砲塔基部を守る襟のようなものは25.4mmの空間装甲になっている。
- 砲塔
- 機動性
Cromwellの車体をベースにしているため機動性は高い部類。駆逐としての陣地転換に困ることは無く、前線が崩壊しても味方のところまで逃げることができるほどの足はあるとみていい。
しかし、旋回性は延長された車体のせいで砲塔旋回型駆逐の中でも下から数えた方が早く、前身であるAchillesや次のCharioteerに比べて明確に劣っている。軽戦車にまとわりつかれると(特に32-pdr砲を装備している場合)対処に困ることは多々あるため、前述した砲塔の弱点も含めて敵にあまり接近戦を挑むべきではない。
ただし、17ポンド砲を最終砲として搭載する場合は火力・貫通力を犠牲にしてまで全周砲塔旋回のメリットを得ている以上、やむを得ず接近戦を仕掛けるしかないときに対応出来るよう慣れておくことも重要である。
17ポンド砲と初期砲塔での運用では砲の重量が2.1t軽い代わりに初期砲塔は改良砲塔に比べて1.5t重いため、機動力の向上は限定的である点に注意したい。
- 開発
改良エンジンはCaernarvonの初期エンジンであるため、重戦車ツリーを進めていればEXPを節約できる。
初期履帯でも32ポンド砲以外のモジュールは搭載でき、改良砲塔に変えれば全ての拡張パーツも装備可能となるので、少しでも早く次の車両にいきたい場合は履帯開発しないのも一つの手だ。
また、次のCharioteerの初期砲はAT 7の最終砲なので、AT 7で楽をしたいなら先に本車両をエリート化することをオススメする。
- その他
搭乗員は本車では装填手2人の5人編成となる。次のCharioteerではその装填手が一人減る4人編成となるが、Tier10FV4005では装填手が2人編成に戻るのでTier10まで開発する気なら無駄にはならない(無線手は車長が兼任に変わる)。前Tierまでいた無線手は以降のこのルートでの再登場はない。
- 総論
度重なる強化により、ようやく及第点と言った程度の戦力を手にした。追加された32ポンド砲が基本的に最終砲となり得るが、17ポンド砲に対して一長一短であり、自身のプレイスタイルに応じて選択するとよい。- OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
火力・貫通力は駆逐戦車としては致命的に低いが、全周回転砲塔に良好な俯角、高い機動力を持つことから攻撃の自由度は非常に高く、積極的に動いて臨機応変に戦うことが出来るユニークな駆逐戦車となる。
高い精度とDPMを持ち合わせており、遠距離を中心に手数で稼ぐ運用をしたいところだが、貫通力の低さから格上の重装甲車輌にはあまり威力を発揮できない上に、火力の低さによって遮蔽物の多いマップでは倒しきる前に隠れられてしまうことも多いだろう。
中戦車としてみれば、それなりの貫通力と高いDPMを持った主砲性能をしている一方で旋回速度は中戦車にはまるで及ばない。低いHPや紙装甲・低単発といった欠点を抱えながら、側背面に回り込んだり接近戦を仕掛けたりしなければならないなど、運用面では上級者向けである。
総合的に、駆逐戦車と中戦車のできることを融合したような万能性に長けているが、どちらの運用をするにしても全体的な性能不足により戦果を上げにくく、使いこなすには相当な努力が必要と言えるだろう。 - OQF 32-pdr AT Gun Mk. II
砲塔が全周回るChallengerのイメージとして左右60°の限定旋回は不安が残るが、それに余りある程の火力・貫通力の向上を得て駆逐戦車としてはそれなりに強力な車輌へと変貌した。
17ポンド砲を搭載したChallengerとは別物の車輌と考えるとよい。
単発火力は並かそれ以下ではあるものの、貫通力・精度・照準時間・機動性・射界・俯角はいずれも駆逐戦車としては高水準にバランスが取れており、扱いやすさではTier7駆逐戦車の中で1位、2位を競うレベルと言える。
紙装甲、低い隠蔽率からなるべく無理しない位置取りが大切だが、(17ポンド砲より多少鈍いが)高い機動性を活かしてすかさず距離を取ったり陣地転換をこなし、従来通りの遠距離狙撃で大いに貢献できるだろう。
また、横を向けないという射界制限故の欠点はあるものの、60°も向ければ飛び出し撃ちをするには十分であり、被弾さえ慎めば市街地戦でも安定した活躍が出来るのも魅力の一つである。
- OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
史実
画像はWikimedia Commonsより
チャレンジャー巡航戦車は、1942年頃に開発されたクロムウェルの延伸車体にTOG II同様の砲塔、更に17ポンド砲を搭載した戦車である。
17ポンド砲搭載戦車の構想自体は1940年頃にはあり、1942年には試作車が製作されているが、装甲削減や各部不具合などから存在意義を疑われた。これはティーガーやパンターなどが戦場で確認される前の事であったことや、対戦車能力を軽視していたという当時の軍内部の風潮もあったためである。
結果的には量産許可が降りたものの、ファイアフライの生産が行われていた現状もあり、本格的に量産に入ったのは戦争末期の1944年にまでずれ込んだ。総生産台数は175輌(諸説あり)。主に機動性を求められる機甲偵察連隊に配備され、部隊の評判も悪くはなかったようである。
なお、派生機としてオープントップ砲塔を備えたアヴェンジャーがある。こちらは約250輌生産され、戦後いくつかの英軍ドイツ駐留部隊に配備された。
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