Tier7 スウェーデン 中戦車
↑ Leo m/47 + 7,5 cm kan m/43 strv
初期状態。Leoの史実装備の一つ。
Strv m/42を発展させた計画案である為、大型化こそされているが砲塔の形状にその名残がある。
車体はT-34の影響を受けて傾斜装甲が取り入れられているが、このTier帯では頼りにならない。
↑ Leo m/48 + 7,5 cm kan strv 74
最終砲候補その1。Strv 74の主砲である為、こちらの方が近現代的。
予備転輪の位置が変わった事に加え、砲塔後部にカモフラージュネットが積載されている。
↑ Leo m/48 + 10 cm kan m/34
最終砲候補その2。Leoの史実装備の一つ。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,000⇒1,100 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 70/30/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(初期/最終)(t) | 24.99/25.31 |
実用出力重量比(hp/t) | 19.75 |
本体価格(Cr) | 1,410,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm kan m/43 strv | 12⇒13.33 | AP AP HE | 115 144 38 | 150 150 185 | 1,800 ⇒2,000 | 0.33 | 1.8 | 815 890 814 | 60 | 115 2,800 90 | 840 | -10°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7,5 cm kan strv 74 | 12⇒13.33 | AP APCR HE | 148 200 38 | 150 150 185 | 1,800 ⇒2,000 | 0.33 | 1.8 | 925 1,160 840 | 50 | 145 2,800 90 | 1,035 | |
10 cm kan m/34 | 5⇒5.33 | AP APCR HE | 155 194 53 | 300 300 410 | 1,500 ⇒1,600 | 0.42 | 3 | 785 930 785 | 35 | 315 4,400 300 | 1,245 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Leo m/47 | 55/35/20 | 32 | 350 | 5,000 |
---|---|---|---|---|
Leo m/48 | 70/30/20 | 34 | 370 | 5,200 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Volvo A8B | 410 | 20 | 1,050 |
---|---|---|---|
Meteor Mark IV Mod 271 | 450 | 20 | 744 |
DB 605 | 500 | 20 | 756 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Leo m/47 | 25.5 | 34 | 6,000 |
---|---|---|---|
Leo m/48 | 28 | 38 | 6,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
25 W Sv/1 m39-42 | 345 | 34 |
---|---|---|
70 W Sv m/43 | 400 | 70 |
Ra 400 | 710 | 45 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時*1 | |
---|---|---|
静止時 | 15.62% | 3.09% |
移動時 | 11.69% | 2.31% |
派生車両
派生元 | Strv 74(MT/60,380) |
---|---|
派生先 | UDES 14 Alt 5(MT/92,550) / Emil I(HT/95,400) |
開発ツリー
7,5 cm kan m/43 strv (初期/43,100) | ━ | 7,5 cm kan strv 74 (5,750/63,700) | ━ | 10 cm kan m/34 (16,700/81,500) | ━ | Leo m/48 (8,550/23,600) | ━ | Emil I (95,400/2,540,000) |
Leo m/47 (初期/14,000) | ||||||||
25 W Sv/1 m/39-42 (初期/2,200) | ━ | 70 W Sv m/43 (1,380/21,600) | ━ | Ra 400 (7,250/44,200) | ||||
Volvo A8B (初期/13,600) | ━ | Meteor Mark IV Mod 271 (6,100/28,800) | ━ | DB 605 (11,400/35,600) | ━ | UDES 14 Alt 5 (92,550/2,510,000) | ||
Leo m/47 (初期/12,500) | ━ | Leo m/48 (8,700/24,800) |
車両に関する変更履歴
v0.9.17 | 新規実装 |
v1.5.0 | 派生先車輌にUDES 14 Alt 5を追加 |
v1.9.0 | 7,5 cm kan m/43 strvの総弾数を50発から60発に変更 |
解説(v0.9.17)
- 火力
スウェーデン戦車としては俯角が-10°とやや控えめ。
とはいえ、他国と比較すれば依然として優秀であり、稜線ハルダウンなども積極的に活用できる。
初期砲の7,5 cm kan m/43 strvはTier7の主砲としては性能が全く足りていないが、Strv 74で7,5 cm kan strv 74を必ず開発する事になるので出番はまずなく、問題はない。
最終砲候補は下記の二つだが、それぞれに長所・短所があり、一概にどちらが優れているとは言えない。両方使って自分に合った方を選んでみるのが良いだろう。- 7,5 cm kan strv 74
Strv 74の史実砲。
引き継ぎ砲ではあるが単発火力・貫通力ともTier7中戦車として不足しておらず、抜群の精度・照準速度も健在。
俯角こそ劣化しているが、前身から発射速度と車輌自体の隠蔽・機動性が強化され、総合的な扱いやすさは磨きがかかっている。
手数型の最終砲としては若干DPMに劣るものの、7,5cm砲としてはなぜか他国より1割以上高い単発ダメージのアドバンテージもあるので、充分許容範囲。
もし10 cm kan m/34が合わないと感じれば、扱いやすいこの主砲を最終砲にする選択肢もある。 - 10 cm kan m/34
Leoの搭載予定だった史実砲。
口径は105mmで、Tier7中戦車としてはトップタイの単発火力300を誇る。
貫通に関しても、標準化の影響で装甲の薄い傾斜に対しては7,5cm砲より貫通性能が高くなる。加えて7,5cm砲の通常弾は距離減衰が激しいため、離れた相手を撃ち抜く場合はかなりの差になる。
照準時間はかなり遅いものの、砲塔旋回時の照準拡散は抑えられているので、一度絞り切るための時間的猶予さえ確保できればそこそこ当てやすい。
一方で装填は遅いため、1発1発を丁寧に扱う必要がある。
また、弾速が遅く弾道が山なりなので、遠距離の偏差射撃にはテクニックが要る。
- 7,5 cm kan strv 74
- 装甲
車体、砲塔ともにほとんど役に立たず、正面装甲なら非力なTier5軽戦車のAP弾を多少は防げると言った程度。
大口径榴弾にも分が悪く、最低限、10榴の貫通大ダメージを防げる程度の正面装甲はあるものの、非貫通でも手痛い被害を受けてしまう。
また、全重量がTier7中戦車で最も軽く、紙装甲と相まって体当たりに弱い。
ただし同じく紙装甲のChi-Riと異なり、紙装甲を補えるだけの機動力と隠蔽率が確保されているのは救いといえる。- 砲塔
初期砲塔と改良砲塔は形状はほぼ一緒だが、装甲厚がやや異なり、初期砲塔の方が若干防御性能が高い。
単純な装甲厚は改良砲塔の正面でさえ70mmしかなく、ほとんど期待できない。
一応、防盾と二重の部分の実装甲厚は初期砲塔・改良砲塔ともに120~140mmになるが、面積はごく狭い。
キューポラは中央が50mm、左右が30mmで弱点となっているが、わざわざ狙わなくても簡単に抜けるので、あまり気にする必要も無い。
なお、真正面から見た投影面積の2割程度は急角度の側面であり、APやAPCRは強制跳弾を期待できる。ただし改良砲塔の方は30mmしかないため、口径91mm以上のAPとAPCRには無力。 - 車体
正面上部は装甲厚は30mmと薄いものの、傾斜が70°以上あり、近距離から撃たれた口径90mm以下のAPやAPCRには意外に高い防御力を発揮する。
とはいえ、口径91mm以上のAPやAPCRは、3倍ルールにより、かすめただけで貫通してしまう。
口径90mm以下のAPやAPCRに関しても、跳弾した先で砲塔に命中して貫通する事もある。また、遠距離砲撃や撃ち下ろしの際は角度が相殺されて強制跳弾できない。
正面中部は70mmあるが、30°程しか傾斜していないため、貫通力80mmほどまでしか防げない。
下部も45mmしかないため、かなり深めの昼飯で強制跳弾角度に達した時くらいにしか役に立たない。
車体側面も25~30mmしかなく、口径90mm以下のAP、APCRの跳弾か履帯吸収以外には使えない。
- 砲塔
- 機動性
車体が軽量なので出力重量比は20近くあり、軽快である。
加速力こそCometとほぼ同等だが、最高速度の差から総合的な機動性はこちらに軍配が上がる。
ただし、開発が進むまでは加速・旋回速度は遅めである。
特に初期状態では重戦車以下の旋回性能しか発揮できないため、エンジンと履帯の開発を急ぎたい。
- その他
妙に重い初期エンジンを中間以降に換装すると、履帯を研究せずとも改良砲塔と最終砲が載せられる。
- 総論
搭載する主砲により運用も大きく異なるため、ここでは分割して記入しておくことにする。- 7,5 cm kan strv 74搭載
前身から優秀な精度・照準時間を引き継ぎつつ発射速度を向上し、優秀な機動性から中戦車らしく状況に応じて臨機応変に動くことができる。
俯角は-10°と無理な頭出しこそ出来なくなっているが、運用は前身からあまり変える必要はないだろう。
ただし、このTierまで来ると課金弾を用いても貫通できない重装甲車輌も多くなってくるので、高い機動性を活かして側背面を取る立ち回りも考えておこう。
また、装甲もたいして厚くなったわけでもないため、なるべく被弾しないように立ち回ることが先決である。 - 10 cm kan m/34搭載
こちらは高い単発火力と低いDPMから一撃離脱や待ち伏せの戦術を得意としている。
弾速と精度の悪さから遠距離狙撃はあまりオススメとは言えず、とはいえ装甲の薄さから重戦車のような撃ち合いにも向いていないため、被弾せずに撃ち込めるタイミングや被弾しても戦果でおつりが来る局面を常に探る独特の立ち回りを要求される。
敵に見られたり狙われたりする前に照準を開始し、砲撃後は遮蔽物を使って装填の時間を稼ぐというのが理想であり、本車にはそれらに適したポジションに入り込める機動性と俯角が揃っている。
地形や遮蔽物の知識があればあるほど大きな戦果をもたらしてくれる、プレイヤーの腕がそのままに出る中戦車と言える。
- 7,5 cm kan strv 74搭載
史実
Stridsvagn Leo(ストリッツヴァグン レオ)*2は、ランツヴェルク社が設計した25トン級中戦車の計画案である。
1943年、スウェーデン陸軍はフィンランドを通じてT-34の存在を知り、それを脅威と見なした。
同年に量産開始されていたStridsvagn m/42はT-34に対して既に性能不足だったからである。
スウェーデン陸軍は1944年からStrv m/42に代わる新型戦車の開発計画を開始した。
初期段階では7.5cmの自動装填砲の搭載したStridsvagn m/42、または10.5cm砲を搭載した固定戦闘室の駆逐戦車型Stridsvagn m/42が提案された。
前者はStridsvagn m/42をより大型化した中戦車へと発展し、後者は強力な10.5cm対空砲を転用して正面装甲を分厚くする事を要求された。
戦争の当事国ではなかったスウェーデンでは戦車開発はゆったりと進められた。
1945年、中戦車案の主砲には高初速の7,5cm砲か中砲身の10cm砲が相応しいと結論付けられた。
砲塔の形状は側面を傾斜させる事にし、車体装甲厚は正面70mm、側背面は30mmとした。
1946年には駆逐戦車型は30トン級とし、その車体を流用して25トン級中戦車が開発される事になった。
これが25トン級戦車Stridsvagn Leoである。
この中戦車は57mm砲に耐えられる装甲を与え、増加装甲で7,5cm砲にも対処可能にできるように構想され、ソ連のT-34を凌駕する事を目的としていた。
1947年にはまず30トン級駆逐戦車の試作車両を製造する予定だったが、他国の戦車に対して明確な強みが無かった事に加え、スウェーデン陸軍は30トン超の戦車には慎重だった事もあり、この計画は棚上げされてしまった。
スウェーデンはヨーロッパ西部ほど橋梁や道路が整備されておらず、30トン超の戦車は運用が難しかったという事情があった。
この計画で提案された30トン級駆逐戦車はTLP-46と呼ばれたが試作される事はなく、その車体を流用する予定だった25トン級中戦車Stridsvagn Leoも試作されず、不採用となった。
これらを設計したランツヴェルク社はStridsvagn Leoを輸出目的で開発を続行したものの、結局いずれの国にも買い手が見つからず、開発は中止になった。
なお、この時期のスウェーデン陸軍の30トン以上の車両に対するアレルギーがStridsvagn Pilen、Lansen、Prickenといった15~25トン級戦車の開発を促した。
しかし、1949年にIS-3の情報が他国に一歩遅れてもたらされると状況は一変し、KRV(EMIL)計画における重戦車開発が始動する事になった。
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