Tier 8 ドイツ 重戦車 (課金戦車) / 日本語表記:VII号戦車レーヴェ / VK 70.01 Löwe 
スペック(v1.10.0) 
車体
耐久値 | 1,650 |
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車体装甲厚(mm) | 150/100/80 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/15 |
初期重量(t) | 90 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.11 |
本体価格 | 11,200G |
修理費(Cr) | 約7,500 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
10,5 cm Kw.K. L/70 | 5 | AP APCR HE | 234 294 60 | 320 320 420 | 1,600 | 0.33 | 2.86 | 1,150 1,438 1,150 | 80 | 1,030 4,000 650 | 3,600 | -10°/+38° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Löwe | 120/80/80 | 23 | 400 | 15,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 234 TRM P72 | 1,000 | 20 | 800 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Löwe | 99.85 | 24 | 22,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 12 A | 710 | 150 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
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![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Superheavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 3.82% | 0.76% |
移動時 | 1.94% | 0.38% |
車両に関する変更履歴
v0.6.4 | 新規実装 |
v0.8.10 | 車体側面上部の装甲厚を80mmから100mmに変更 車両重量を92.55トンから90トンに変更 総弾数を40発から80発に変更 俯仰角を-6°/+17°から-8°/+38°に変更 |
v0.9.3 | 車体正面下部のトランスミッションから発火しなくなるように修正 |
v0.9.6 | HDモデル化 |
v0.9.12 | 防盾の一部の装甲値を増加 |
v0.9.17 | 車体正面上部装甲の厚さを130mmから150mmに変更 砲俯角を-8°から-10°に変更 エンジン出力を800h.p.から1,000h.p.に変更 車体装甲の分厚さを変更 |
解説 
- 概要
v0.6.4で追加されたTier8のドイツ課金重戦車。
大戦中期、クルップ社が設計した70-90トン級重戦車の計画案であり、Tiger Iの後継となる予定だった幻の戦車である。*1
マッチング優遇は無く、Tier10戦車ともマッチングする。
課金戦車中で最高額(11,200G)だが、価格に相応しい性能を発揮するには熟練を要する戦車である。
- 火力
俯角は-10°と優秀であり、強固な砲塔と合わさってハルダウンが有効である。
また、仰角が+38°という重戦車としては異例の広さを誇る。他の車両では敵を撃てないような急な下り坂からでも問題なく射撃でき、高い崖上への攻撃も難なくこなせる。起伏の激しいマップでは有効に働く場合が多いので、覚えておいて損はないだろう。
自走砲かと見紛わんばかりの圧倒的な仰角。
実際、自走砲のSexton IIの初期砲の仰角(+37.5°)をも上回っている。- 10,5 cm Kw.K. L/70
Löweが搭載予定だった史実砲。
単発火力はこのTier帯としては平均的だが、通常弾、課金弾共に貫通力が高く、Tier8重戦車の中でも最高クラスとなっている。
更に弾速にも優れており、課金弾の弾速は全重戦車中1位。高い精度と相まって遠距離でも射撃を命中させやすい。
格上戦車にも通用する攻撃性能は大きな強みであり、課金弾で弱点を狙い撃てば堅牢なTier10戦車にも十分に有効打となり得る。
総弾数は80発と非常に多いので、課金弾の他に榴弾もある程度持って行くと良いかもしれない。
一方で装填速度は遅く、DPMは通常砲のTier8HTではT34と並んで最低であり、遮蔽物なしで真っ向から撃ち合うとまず押し負けてしまう。DPMの高い相手に強引に押し込まれないよう、相手との適度な距離間や味方との連携が必要になる。
ドイツ重戦車の例に漏れず視界が最高クラスなので、視認範囲の短い戦車が相手ならば先に発見し、精度を活かして先手を打つことも不可能ではない。ただし隠蔽率は低いので、一方的に狙撃し続けることは難しい事に注意。
- 10,5 cm Kw.K. L/70
- 装甲
砲塔正面が異常なほど固いため、基本的にアメリカ重戦車の様な頭出し運用が理想。
v0.9.17により砲の俯角が向上し、T34と並ぶほどの地形対応力を手にした。
ハルダウンや豚飯で車体下部などの弱点を隠しながら射撃できるポイントをまた改めて探しておこう。
HPは1,650と同格HTの中でも高め。
砲塔正面は防楯の範囲が広く、とても頑丈。
車体は全て障害物で隠すのが理想的。下は25度の昼飯だが、狙われやすい弱点が多数。最低でも車体正面下部だけは隠そう。
キューポラは防盾を持ち上げることで隠すことが出来るが、そうすると逆に砲塔下部の垂直部分が広くむき出しになってしまう。
色は122 mm BL-9(IS-3の最終砲)の通常弾で撃った際の貫通確率。
バージョンはv0.9.18。参考元:tanks.gg- 砲塔
主砲防盾のみはその形状から、Jagdpanzer E 100などのTier10重駆逐戦車の砲撃をも無力化し得る非常に堅固な防御力を発揮する。防盾の裏にも砲塔装甲があるので合計は120mm+(空間装甲)120mmの傾斜防盾であり、特に中央付近は80°を超える強烈な傾斜がかかっているため、基本的にどんな砲でも貫通する事はできない。
車体の弱点を隠しても砲塔正面を抜かれやすいTiger IIやMausなどとは違い、本車両の非常に硬い砲塔正面は、豚飯やハルダウンとの相性が良い。
また、キューポラもやや小さいが同格でも十分貫通可能な他、v0.9.17のアップデートによりある程度は信頼できるようになったとはいえ防盾の左右は格上の課金弾は流石に弾くことができずに貫通される場合がある。また、v0.9.6でのHD化の際に、砲身と防盾の接合部が正面から撃たれると貫通しダメージが通るようになった。範囲はとても小さく、v0.9.12で装甲厚が増加しているが、それでも貫通240mm以上からダメージが通り、最悪主砲破損で撃てなくなるので用心に越したことはない。ハルダウン中でも小まめに敵の狙いをずらすことを心がけよう。
また、砲弾が防盾下部に着弾した場合、跳弾が車体上部を貫通するショットトラップが高確率で発生する。
ハルダウンしている場合でも、砲身より上部だけを出すように心がけよう。 - 車体
車体正面上部は250mm相当(APで220mm相当)と、Tier相応の防御力を持つ。
しかし車体正面下部は緩い傾斜の120mmと極端に脆く、ドイツ戦車おなじみのトランスミッション判定が存在する。まず下部だけは真っ先に隠して被弾を防がなければいけない。
幸い、どちらの弱点も見づらく狙いにくいので、射撃時以外は車体全体をキッチリと隠そう。
- 砲塔
- 機動性
v0.9.17のアップデートにより90tもの重量に見合う1,000馬力のエンジンを搭載し、重戦車としてはそれなりの機動力を獲得した。
しかし、ドイツ戦車らしく旋回性は車体砲塔共に低く、接近戦は不得手である。
ちなみに、90tに及ぶその大重量から体当たりの威力がかなり高い。Mausなどと同じく、こちらからぶつかっていくより敵の進路上に割り込んで「ぶつかられる」ように動くと当てやすく、同格重戦車でもIS-3などが最高速度で衝突すれば主砲並のダメージが期待できる。乱用は避けたいが、近距離戦で密着して砲塔を撃たせる際の布石等として取り入れるのも一つの手。
- 総論
優秀な砲精度・弾速・貫通力および強固な砲塔装甲を有したハルダウン型重戦車である。
攻撃面は広い俯角、高い貫通力、優れた弾速が合わさり、偏差射撃はもちろん弱点狙撃を駆使すれば格上の多い戦場でも通用するだろう。この事から、クレジット&フリー経験値稼ぎ・乗員育成に適しているのも長所の一つだ。
防御面は車体こそTier相応だが、砲塔正面は格上に対しても一定の防御力がある逸品だ。
しかし、単発火力の割に発射速度が遅いという大きな欠点があり、単純な撃ち合いでは不利になってしまう事が多い。
また、装甲もハルダウンや豚飯ができなければ活かしづらく、ハルダウン中であっても砲塔側面やキューポラを撃ち抜かれる危険がある。これらの理由から、格上に強い反面、格下には分が悪い。
加えてアップデートで改善されたとはいえ、機動性は並以下であり、効果的な運用には進軍ルートの選定はもちろん、ハルダウンを念頭に置いたマップに対する理解や知識が問われる事になる。
それぞれの長所と短所を活かし補えるだけの技量を要求される為、高度なスキルを有した熟練プレイヤー向けの課金戦車である。
史実 
ドイツ陸軍は、1941年末にティーガーの後継となる重戦車"VK7001"の仕様を策定し、クルップ社がその開発仕様に沿った車両の設計を開始した。
1942年4月、VK7001は"Panzerkampfwagen VII Löwe"(VII号重戦車 レーヴェ=ライオン)という名称を与えられた。
当初のVK7001の設計案では、車体装甲厚は正面140mm/側面100mmが要求されていた。予定重量は70tに達したが、魚雷艇用の1,000HPのエンジンを使用することで、最高速度は43km/hとすることが計画されていた。
武装は70口径の10.5cm砲、あるいは40口径前後の15cm砲が予定されていた。
しかし、実際に設計を開始すると、要求された攻撃力・防御力は70tの重量には到底収まらないことが判明した。
クルップ社は、重量76t、正面装甲100mmの軽(leichte)タイプと、重量90t、正面装甲120mmの重(schwere)タイプの2種類の設計案を作成した。搭載予定エンジンは両方とも700HPのマイバッハ HL230P30であり、乗員数は他のドイツ戦車と同様の5人である。
前者は砲塔が車体後部に搭載された車両であり、最大速度は27km/hと見積もられた。その形状はPz.Kpfw. VIIに近い。
本ゲームに登場するのは後者の車両で、予定最大速度は23km/h程度に過ぎなかった。主砲は70口径の10.5cm砲が採用された。話がそれるが、40口径前後の15cm砲はv.0.8.10にて、車体後部に搭載しその他様々な調整を適用してVK 72.01 (K)という形で実装された。
超重戦車に傾倒するヒトラーは早々に軽(leichte)タイプを不採用とし、重(schwere)タイプを基本とした設計が進められた。
しかし、命名からわずか3ヶ月後の1942年7月、早くもⅦ号重戦車計画は中止となった。これは、技術的問題に加え、超重戦車Mausの設計案が6月23日に提出されたことから、ヒトラーの興味がそちらに移ったことが原因である。
なお、日本ではレーヴェと発音されることが多いが、本来のドイツ語発音ではルーヴァと発音するのが正しい。IPA発音記号では /ˈløːvə/。
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