開拓行路/仙舟「羅浮」

Last-modified: 2025-11-14 (金) 21:45:57

仙舟「羅浮」

槎に乗り風を御し、仙窟を巡る

青霄の旅、望まぬ招き
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
吹雪が止み晴れわたったベロブルグを後にした列車は、再び星々の向こうへと進んでいった。
少女の心は三月の春風のように移り気で、気ままに風向きを変える。重要な一票を投じ、列車は次の目的地である仙舟「羅浮」に向かった。なぜか丹恒が列車に残ると言い張ったため、今回の開拓はあなた、三月、そしてヴェルトだけでやり遂げなければならない。
セクション
ムービー1景元は幽囚獄にて「星核ハンター」刃を尋問し、彦卿に重罪人の顔をしっかりと見るように命じた。刃は「人は5人、代価は3つ……」と囁いたが、景元はその中の一人ではないようだった。
ムービー2丹恒は悪夢の中で刃の顔を見た。「人は5人、代価は3つ……」と刃は囁き、丹恒はその一人だと告げた。その時、丹恒はノックの音で目覚めた。
3航路会議がもうすぐ始まる。あなたと三月なのかは丹恒を起こそうと、列車のアーカイブに向かった。
4あなたは姫子と会話する中で、星穹列車がもうすぐ次の目的地に向かうことと、その目的地を次の航路会議で決めることを知った。
5車掌のパムの司会の下、跳躍航路会議が始まった。パムが次の目的地の名前を発表しようとした時、列車の穏やかな雰囲気を突然のアクシデントが一変させた。
ムービー6航路会議は、列車にカフカの投影が姿を現したことで中断された。カフカは自分が来た目的を告げると、星穹列車の目的地変更を要請した。
7カフカは星穹列車に、仙舟「羅浮」に拘束された星核ハンターを助け出し、羅浮の星核危機を解決して欲しいと頼んだ。そうでなければ、仙舟の住民の半数が命を落とすことになると警告した。
8資料室で三月なのかと丹恒に会った。三月なのかは、カフカの指示を受けたくないから、あとで一緒に反対票を出すと約束してくれた。
9投票の結果、三月なのかは約束を破って賛成票を投票し、丹恒は列車に残ることを決めた。次の跳躍の目的地は仙舟「羅浮」に決まった。
ムービー10まもなく跳躍が始まる、とパムがアナウンスし、乗客に準備するよう案内した。星穹列車の次の停車駅は、仙舟「羅浮」。
11星穹列車は仙舟「羅浮」に停車したが、空港からの応答はなかったにもかかわらず、玉界門が勝手に開いた。あなたは三月なのか、ヴェルトと共に準備を進め、「開拓」の旅の旅に出ようとしていた。
12出発前、ヴェルトはあなたと三月なのかに、今回の旅で最も重要なことは仙舟の星核の状況を明らかにし、できるだけ災いの根源を排除することだと念を押した。あなたたちは「開拓」の旅に出る準備を整えた。
13あなたは三月なのか、ヴェルトと共に流雲渡しに到着したが、それでも仙舟人には会わなかった。ヴェルトは玉界門を開けてくれた人物を探すことを提案し、あなたたちは警戒を強めながら探索を始めた。
流雲留まり、魔陰に堕ちる
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
天舶司の接渡使、停雲を救出したあなたたちは、彼女とともに魔陰の身がはびこる「流雲渡し」で脱出用の船を探そうとする。しかし、曲がりくねった枝を持つ古木のような敵に行く手を阻まれた。
正体不明の怪物を倒した後、停雲みずからの操縦で、安全地帯である「星槎海」の中心部に向かうことができた。
セクション
1あなたたちは負傷した大勢の雲騎軍を発見した。ヴェルトは、仙舟は脅威と戦うための兵士だけを残して他の人を空港から避難させたのではないかと推測した。しかし、これらの「侵蝕」を受けたモンスターたちの正体はまだ不明だ。
2とある狐族の少女がモンスターに包囲され、そばにいた雲騎軍が苦戦を強いられていた。あなたと三月なのか、ヴェルトは戦闘に参加し、彼女を救出しようとした。
3停雲と名乗る狐族の少女は、羅浮天舶司商団の接渡使だと自称し、助けてくれたあなたたちに感謝の意を示した。停雲は安全を考慮し、天舶司舵取の御空に会うことを提案してくれた。
4一部のコンテナは駐屯している兵士によって移動され、モンスターを足止めするバリケードとして使われていた。停雲はあなたにコンテナの操作台を見つけ、それを利用して道を開くよう頼んだ。
5いくつもの障壁を越え、星槎の停泊所にたどり着いた。停雲は星槎を操縦し、あなたたちを連れてここを離れた。
紫府へ謁見、将軍の策定
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
司辰宮にて支援を得られると思っていたあなたたちは、御空に拒否されてしまった。
幸い、雲騎軍の将軍である景元が現れ対策を講じてくれたものの…彼はあなたたちに星核捜索の大任を委ねるのではなく、行方不明のカフカを見つけ出すよう言った。司辰宮を出てささやかな休息を取ったのち、あなたはふと思う。今この時、丹恒は何をしているのだろうか?
セクション
1「星槎海」の中枢に到着すると、停雲はここが仙舟「羅浮」で最大の港だと紹介した。停雲はあなたたちを司辰宮に案内し、列車組の来意を御空に報告した。
2御空に会う前、あなたは三月なのか、ヴェルトと今の情勢について話し合った。ヴェルトは、これからの行動のためには仙舟の信頼を得る必要があるとして、御空の質問に真面目に答えるよう助言した。
3仙舟は自分たちの手で星核の災いを解決する能力があるという理由で、御空は列車組の支援を断った。彼女は列車組に他の意図があるのではないかと疑っていた。その時、「羅浮」の将軍景元から、もう1つ頼み事があるとメッセージが届いた。
4景元はカフカが仙舟に潜伏し、仲間を救おうとしていると話し、あなたたちに協力を求めた。あなたたちはカフカを捕まえることで自分たちの容疑を晴らせる上、星核ハンターの真の目的を聞き出せると考え、協力することにした。
5景元は符玄と仙舟の情勢について話し合いつつ、彼女のじき将軍の座に就こうとする要望を巧みにかわした。その頃、彦卿は功績を上げようと焦っていたため、景元の警告を無視して勝手に星核ハンターを捕まえに向かった。
6御空は停雲に列車組の接待を任せた。天舶司はあなたたちのために旅館の高級客室を予約した、これでいつでも休めるようになった。
7停雲の紹介によると、御空はかつて仙舟のエース飛行士だったらしい。停雲は太卜司が入手した情報を見せてくれた。あなたたちは、星核ハンターのカフカは「廻星港」に身を隠している可能性が高いと推測した。
8丹恒は姫子にカフカからの通信をもう一度再生させ、刃は極めて危険な人物だと言った。姫子は、刃が丹恒の過去と関係していると推測した。そして、丹恒は自ら列車を離れ、仙舟「羅浮」へ向かった。
9ある行商人を守るため、1人の雲騎軍の兵士が魔陰の身の怪物と戦っていた。丹恒は兵士を助けるため戦闘に加わった。
ムービー10丹恒と素裳は、激戦の中で傷を負っていた。すると羅刹が助けの手を差し伸べ、二人の傷をすべて治療してくれた。
11共に戦った雲騎軍の兵士は、素裳という仙舟「曜青」から派遣された戦士だった。また彼女が守っていた行商人は、羅刹と名乗った。素裳は丹恒に、仲間を探しつつ安全エリアまで連れて行くから、自分たちと同行するように言った。
12あなたはメッセージを送ろうとしたが、超距離通信が妨害を受けていることに気がついた。ヴェルトは、星核ハンターの銀狼が何かしらの小細工をしたから、仲間と連絡が取れなくなったのだと推測した。
犬の跡を追い、狐の跡に耳を傾ける
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
すべての準備が整い、あなたたちは「廻星港」へ向かおうとしていた。そこは仙舟羅浮の造船拠点、星核ハンターがあなたたちを仙舟に招いた秘密が…明かされるだろう。
セクション
1停雲は仙舟工造司が開発した生体追跡装置「諦聴」を持ってきた。これは特定の特徴を持った足跡や匂いを追跡できるらしい。正式な捜査が始まる前に、停雲はこの装置を調整するよう提案した。
2停雲は「諦聴」を匂い追跡モードに設定し、自分の香水の匂いを残し、あなたたちに「諦聴」を使って彼女を追跡させてみた。
3停雲の痕跡が途中で消えてしまった。三月なのかは、港の風が残っていた匂いを吹き散らしたと推測した。あなたたちは周りの人に停雲の行方を聞いてみることにした。
4あなたたちは漫才をしている往と来に停雲の情報を聞いた。漫才コンビは停雲が宣夜通りに入ったのを見たと言った。
5あなたたちは仙舟の星槎製造エリアである廻星港に到着した。停雲は、自分は戦闘が得意ではないから、カフカと遭遇したらあなたたちに手を貸してもらいたいと言った。戦闘になったら、彼女はみんなを応援してくれるそうだ。
星は周り、未来を予知す
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
星核ハンターを追跡する――この任務の並々ならぬ困難と危険を予想し、カフカがどのような罠を仕掛けてくるか身構えていたが…彼女は悠然と姿を現し、ずっと待っていたと言う。すべてが、想像していた状況と全く違っていた。
セクション
1あなたたちは手がかりを集めた。様々なヒントをまとめると、カフカの行き先はエレベーターのようだ。停雲は、自分たちがカフカに近づいていると感じた。
2あなたたちは高所で待っているカフカを発見した。彼女は言霊を使い、雲騎軍の兵士を一隊コントロールし、あなたたちを足止めした後、軽やかに去っていった。カフカの追跡を続けるためには、ここで手間取っている時間はない。
3再度カフカに近づこうとすると、彼女は地形と仕掛けを利用してあなたたちを扉の裏側に閉じ込めた。ベルトコンベアを遠回りして追跡を続けるしかないようだ。
4あなたたちはカフカを包囲した。そして、カフカはすべてがエリオが見た「未来」の通りであり、星核ハンターは「運命の奴隷」に過ぎないと言った。あなたたちはカフカを捕らえようとした。
ムービー5カフカは空中に激しく銃撃を放ったが、空から降り立った符玄によって弾丸はすべて弾かれた。カフカが武器を下ろして降伏の意を示すと、符玄は容疑者カフカの身柄確保を宣言した。
6符玄は逮捕されたカフカを引き取り、その後の尋問を担当した。景元との約束に基づき、ヴェルトは列車組に尋問を傍聴させるよう要求した。あなたたちは符玄と共に太卜司に向かった。
7あなたたちは「長楽天」に辿り着いた。符玄の占いによると、太卜司は星核の影響を受けており、今日は直接行くのを避けた方がいいらしい。その後、符玄は門下生に太卜司の混乱が収まるまで待機させ、収拾がつき次第あなたたちを案内するよう言いつけた。
8符玄がカフカを連れていった後、あなたと三月なのか、ヴェルトは長楽天を探索することにした。三月なのかは、自分の無鉄砲な言葉で太トを怒らせてしまったのではないかと心配していたが、ヴェルトは符玄が理解のある人だと言った。
ムービー9重傷を負った雲騎軍の兵士が魔陰の身へと変化する中、白露は群衆の中から飛び出し、それを打ち倒した。しかし、さらに多くの魔陰の身・兵卒が白露に迫っていた。
10あなたは魔陰の身・兵卒の攻撃から、白露と名乗る持明の医士を救った。彼女との会話で、持明族は輪廻転生ができること、そして白露が丹鼎司を抜け出して遊びに来たことを知った。
蝮に鳩鳥、万寿迢迢
あちこちに危機が隠れている潜入作戦の後、あなたは「薬王秘伝」の長楽天における企みを打ち砕いた。さらに偶然にも……丹鼎司の現在のトップである丹士長、丹枢と知り合った。彼女はいい人のようだ。
長楽の友よ、青鳥の如く風を待て
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
あなたたちは太ト司の使者、青雀と無事合流した。彼女はたしかに「行き詰まった」状態で、どのように牌を切るべきか悩んでいた。太トの人を見る目とその使い方の独創性には感嘆を禁じ得ない。
あなたたちがやって来た途端、青雀の牌運が上向いた。彼女は満足げに出迎えの務めを果たし始めた。
セクション
1あなたたちは待ち合わせ場所に辿り着き、ゲームに興じていた青雀に出会った。ちょうどゲームが終わったところで、青雀は立ち上がってあなたたちを太卜司へ案内することにした。
2あなたは巨大な樹の枯れた根っこを見つけた。停雲はそれが「建木」と呼ばれる古樹で、かつての仙舟「羅浮」が誇りにしていた至宝だったが、今は切断され、枯れた根っこの残骸しか残っていないと言った。
数を極め、玄を問い、歴事を窮観す
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
カフカが来た目的を明らかにするため、窮観の陣がフル稼働を始める。しかし、符玄は信じがたい結果を得た。星核ハンターは仙舟で起きた星核の災害とは関係がなかったのだ。むしろ、彼らの目的は仙舟を救うこと…
驚愕した太トは約束通り、カフカをあなたに引き渡した。彼女なら、あなたの心の中に渦巻く疑問を解決できるかもしれない。
セクション
1あなたたちは太ト司に辿り着いたが、固く閉ざされた門に足止めされた。青雀はこの門が閉まっているのを見るのは初めてだと言った。しかし幸いなことに、彼女は他の緊急出入口を知っていた。
2青雀が扉を調べたところ、まだ解除する必要のある仕掛けが一つ残っていることが分かった。ヴェルトはその解除方法を見つけられるかもしれないと言い、扉を調べ始めた。
3門をくぐると、あなたたちはまた道を塞ぐ怪物に遭遇し、戦うことになった。
4青雀は太卜司の大型玉兆演算装置「窮観の陣」を紹介してくれた。その原理は「知恵」の星神と関係があり、情報が十分であれば、「窮観の陣」はどんな問題についても推測し、その答えを導き出すことができるらしい。
5符玄は景元に太ト司の状況を報告し、星核の邪祟はまだ残っており、「窮観の陣」は一時停止していると言った。あなたたちが「窮観の陣」の中心に辿り着くと、景元はあなたたちが符玄の下に遣わした援軍だと言った。
6符玄はあなたたちに「窮観の陣」の陣基の再起動と太ト司の星核の邪祟を祓うことを依頼した。青雀は使者として同行することになった。
7「単純な大いなる真理」の操作を経て、あなたたちは「宙合の陣」の再起動に成功した。これで残りの陣基を再起動できるようになった。
8あなたたちは陣を守る金人を発見した。三月なのかは金人が暴走するのではないかと心配したが、残念なことにその通りになった。
9カフカは雲騎軍によって陣の中心部に連行され、尋問を受けることになった。符玄は「窮観の陣」を用いてカフカを占い、真実を掘り起こそうとした。
ムービー10符玄は「窮観の陣」を発動し、額の法眼でカフカを審問した。儀式が終わり、符玄は信じられない表情を浮かべた。カフカは微笑みながら、この真実は気に入ったかと、符玄に尋ねた。
11符玄は占いの結果を信じられず、カフカが星核と無関係だと主張し、その結果を景元に伝えに行った。あなたたちの疑問については、直接カフカに問うのがいいだろう。
神木再萌、掣肘されし天衡
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
建木の再生は、羅浮の星核の所在が明らかになったことを意味する。しかし、これらすべての元凶はまだ姿を見せていない。
符玄は、雲騎軍を率いて「建木」に隣接する丹鼎司洞天を監視するよう命じられた。そしてあなたたちは、使える者はとことんこき使う…のではなく、有能な者ほど盛んに働くべきという原則に従い、音信不通になった工造司を調査し、丹鼎司に急行するよう景元から頼まれた。
セクション
ストーリーCG1あなたはカフカと会話した。彼女によれば、星核ハンターは仙舟の敵ではなく、星核を持ち込んだ者は他にいた。星核ハンターの真の狙いは、仲間が捕まったことと星核の危機を利用して、列車組を仙舟に誘導し、主人公を景元に接触させ、危機を解決するよう仕向けること――そして将来「壊滅」の星神ナヌークに対抗するため、「巡狩」の勢力に借りを作ることだそうだ。
2羅刹は星神の争いと隕落について素裳に説明し、自分は霊柩を仙舟に送り届けるよう頼まれたのだと言った。丹恒は持明族が「不朽」の星神の末裔であり、龍の力を伝承している言った。
3丹恒一行は道中で魔陰の身の兵士に囲まれた少女を見つけた。素裳は丹恒と羅刹を率いて、素早く彼女を救い出した。
4素裳が少女の状況を確認すると、彼女は「十王司」のからくり傀儡の判官、雪衣だと気づいた。雪衣は素裳に自分を地衡司に連れて行くよう頼んだが、羅刹は自分には雪衣を治癒する能力があると言った。
ストーリーCG5羅刹は霊柩を持って雪衣の隣に身を屈め、ペンダントで治療を行った。ある不思議な力の効果のもと、機巧工造の体は血肉のように復元した。
6雪衣の体は元に戻った。羅刹は自分が「豊穣」の力を使ったことを明かした。本来雪衣は星核ハンターを捕らえるために来たのだが、ここでは奇妙な出来事に遭遇しており、一同に自分の後をついてくるように言った。
7雪衣は一行を率いて進み、かつてない奇妙な光景――建木の蘇生を目にした。
8カフカは、「星神」を隕落させる方法は3つ存在すると言った。その1つ目はより大きな運命が小さな運命を飲み込むこと、2つ目は星神同士の神々の戦いによって殺されること。そして3つ目について、カフカは明かさなかった。
ムービー9切り倒された「建木」が再び生長を始めた。直後、カフカは束縛から解き放たれ、刃により守られながら、高台から飛び降りていった。
10あなたたちは「建木」が再び成長を始めたのを見た。ヴェルトはこの異常現象は、星核の力によって引き起こされたものだと推測した。
11符玄と景元は星核の危機を検討し、「薬王秘伝」が建木の復活に乗じて混乱を引き起こそうとしていることを暴いた。景元は、星核の位置を知っていながらも行動を起こさないのは、敵を深くへ誘い込み、一網打尽にしようとしているからだと正直に認めた。
12景元は兵符を符玄に渡し、彼女に雲騎軍の指揮を任せた。そして列車組には星核封印の行動に加わってもらい、「工造司」を経由して建木の根に向かうよう頼んだ。
13符玄はあなたたちを工造司に向かう星槎まで送り、そこで別れを告げた。彼女は額にある法眼を使い、今回の旅が皆にとって吉であり、何事もうまくいくと言った。
14あなたたちは工造司にやってきたが、大勢の職人が集まっていることに気づいた。停雲は工造司に何かの問題が起きたと推測し、あなたたちは職人たちに情報を聞くことにした。
茸客の鳴、蟠る玉角の蛟
槎に乗り風を御し、仙窟を巡る
「建木」の根は洪炉にきつくからまり、工造司の各地から力を吸い上げて、「豊穣の玄鹿」という霊獣を生み出すことで自らを守らせていた。
激しい戦いの末、玄鹿の生命力は尽きることがなく、倒しても再生することが分かった。その生命力の供給源を断たない限り、勝てる見込みはない。
セクション
1工造司に来てみると、扉が固く閉ざされており、中に入れなかった。停雲は、工造司は仙舟の重要な機関であるため勝手に入るのは良くないと言い、職人たちに内部の状況を聞いてみてはどうかと提案した。
2工造司に入ると、あなたたちは狂ったように成長した建木の根が造化洪炉に絡みついていることに気づいた。星核による侵蝕がどんどんひどくなっており、あなたたちは何らかの手を打たなければならなかった。
3あなたたちは数体の機械型モンスターに包囲された。モンスターを制御している者は「工造司は要地だ!去るといい!」と言い、さもないと容赦しないと警告された。
4機械型のモンスターを倒したあなたたちは、道を塞いでいるのは工造司の職人「公輸先生」だと知った。ヴェルトが景元の依頼でこの地を訪れたと説明すると、公輸先生はあなたたちに危機を救う手助けを頼んできた。
5公輸先生は二つの空間座標の間で物体をテレポートすることのできる「境換屏画」を紹介してくれた。それ以外にも、工造司には不思議な装備があるそうだ。
6公輸先生があなたたちに「匣中流光」を紹介してくれた。元々は雲騎軍のために開発された武器で、とてつもない威力を有するという。今この瞬間は、増殖する「建木の結び目」を消滅させるのにうってつけの兵器だ。
7あなたは仕掛けを使って建木の枝を破壊した。すると洞天が揺れ始めた。公輸先生は、枝が再生することがないよう追い打ちすべきだと提案した。
8あなたたちは工造司の至宝である「造化洪炉」を見つけたが、既に建木の根が絡みついていた。公輸先生はそれを一刻も早く解放しなければならないと言った。
ムービー9「造化洪炉」を取り巻く建木の根から、豊穣の玄鹿が姿を現した。それは、建木の結び目をあなたたちから守るための存在だった。
10豊穣の玄鹿は建木の根を通して洪炉の中のエネルギーを吸収し、一瞬のうちに自身を治癒した。あなたたちが力を尽くしても倒しきれず、やむなく一時撤退することにした。
11あなたたちは安全な場所に撤退し、玄鹿を倒す方法を探すことにした。ヴェルトは玄鹿がどこかで生命エネルギーを吸収しているのではないかと考え、辺りを調査することを提案した。
12あなたたちは金人の陳列棚を見つけた。公輸先生曰く、これらは工造司が各地を鎮守するために作ったそうだ。まだ色付けが終わっていないため、出撃できないらしい。
13公輸先生は、玄鹿の生命力は建木によるものだと推察した。あなたたちはその回復能力を弱めるため、建木の結び目をより多く破壊してみた。
143つ目の建木の結び目が破壊された。公輸先生は、工造司の建木の根はほとんど駆除されたと考え、そろそろ戻って、再び玄鹿と勝負する時が来たと告げた。
ムービー15豊穣の玄鹿と「造化洪炉」の繋がりは断ち切られた。傷を負って倒れた豊穣の玄鹿は生命力を回復できず、ついに枯れ葉となって散っていった。
16あなたたちは豊穣の玄鹿を倒し、造化洪炉を守り抜いた。公輸先生はあなたたちに感謝し、建木の隣にある丹鼎司内部はもっと危険だと言って、幸運を祈った。
異邦の騎士
殊俗の過客
同行キャラクター羅刹.webp
あなたとヴェルトは三月なのかに付き添い、長い間調査を行ったものの…結局、羅刹が潔白かどうかは分からなかった。しかし、なのかは楽しく過ごせたようなので、それで十分ではないだろうか?
セクション
ストーリーCG1あなたは三月なのかやヴェルトと共に地衡司へ向かい、異邦人の中から危険人物を特定する手助けをすることになった。だが羅刹の顔を目にした瞬間、ヴェルトの表情が一変した。
2地衡司執行人が容疑者の写真を持ってきた。ヴェルトはその写真の中に、見覚えのある姿を見つけたらしい。
3取り出された映像データに、羅刹に関する写真が4枚あった。これらの写真を、正しい順番に並べ直さなければならない。
ストーリーCG44枚の写真にはそれぞれ――羅刹が長楽天の路地に入った姿、羅刹が旅館から歩き出している姿、羅刹が三余書肆の前にいる姿、そして羅刹が棺を携えて、長楽天の埠頭で景色を眺めている姿が映っていた。
ストーリーCG5分析を経て、あなたたちは結論を出した。羅刹は星槎を降りた後、長楽天へ入り、まずは宿屋に入って棺を下ろした。その後、三余書肆へ向かい、最後に小さな路地へと身を潜めた。
6浄硯は空き地の映像を全て確認したが、欠落している部分はまだ修復されていなかった。
ストーリーCG7残った映像から見ると、羅刹が空き地に入ってからおおよそ2時間後に、黒服の2人と子供1人が門をくぐって出て行った。
8三月なのかは『漁公事件簿』からとんでもない推論を導き出した。最終的に、浄硯は写真の中の子供が三余書肆の店主・隠書であることに気付いた。あなたたちはすぐさま証人を訪ねに行くことにした。
9隠書を見つけるため、力づくで芸慎に脅しをかけ、隠書の行方を聞き出した。
10あなたたちは羅刹の行方に疑問を覚えた。一方、浄硯は関連資料の検索を始めた。
11三月なのかは虚構の推論パートで羅刹を演じることにした。彼女が演じるキャラクターはむしろ三月本人に近いようだ。
12三月なのかの説明によると、モンスターが喋れるのは緊迫感を足すためだそうだ…とにかく、戦闘に入ろう。
13三月なのかが演じている羅刹は、まもなく星核の買い手と待ち合わせすることになる。
14三月なのかの想像では、ヴェルトのボスといえばパムしかいないそうだ。取引は完了したものの、三月なのかの「裏設定」により、プーアルが変身した金人と一戦交えることになった。
15雲騎軍の包囲の中、三月なのかが演じている羅刹は正体不明の人物の助けを借りて、その場から逃げ出した。
16ヴェルトは、羅刹の行方に関する三月なのかの推理に疑問を抱いた。最終的に、あなたたちは現場を確認しに行くことにした。
17来と往は、羅刹が彼らの命を救ったことを教えてくれた。「黒い人」というのは、実は二人が溝に落ちただけだった。
18来と往の話によると、事件の日、2人が溝に落ちた時、羅刹は二人を助け出しただけでなく、汚水の毒を清める薬もくれたそうだ。
19羅刹は処方箋を紙の花に折っていた。開いてみると、それは『漁公事件簿』の扉のページだった。羅刹がこのページを破り取ったのは、そのページに本のネタバレが書かれていたからのようだ。
霜刃一試し
無尽形寿
同行キャラクター彦卿.webp
雲騎驍衛、彦卿はターゲットを追跡する旅の途中、予期せず因縁深い闖入者と遭遇した。彼が悟った剣の飛光が如く、少年は先代の恩怨と自分が追い求める目標を一瞬だけ垣間見た。
セクション
1あなたは諦聴に話しかけられた。三月なのかは、自分は諦聴の言語が理解できると言った。
2三月なのかは本当に諦聴の言葉が分かるようだ。彼女の通訳によると、諦聴は流雲渡しの港で何か変なものを見つけたようだ。行ってみよう。
3手掛かりは星槎海で途切れてしまい、彦卿は現地の雲騎軍に刃の情報を聞くことにした。
4彦卿は隠密行動を理由に雲騎軍の尋問をかわし、単独で犯人の追跡に向かった。
5彦卿は犯人が逃げるには星槎に頼るしかないと考え、すぐに埠頭に向かうことを決めた。
6彦卿は地面に散らばった亡骸を見つけると、諦聴を呼び寄せて手がかりを追わせ、そのあとを追って行った。
7彦卿は魔陰の身・兵卒たちに囲まれた女性を発見し、直ちに剣を抜き彼女を助けようとした。
8女は旧友を探すために仙舟を訪れたが、羅浮でこんなに危険な目に遭うとは思わなかったと語った。会話の中で、彦卿は目隠しをした女性の名が鏡流だと知り、自ら進んで案内役を買って出て、雲騎軍のもとまで送ることを申し出た。
9彦卿は、鏡流にその場で待つよう伝え、一人で「薬王秘伝」に立ち向かった。
10鏡流は彦卿の剣術の腕前を褒めながら、その一方で刃を隠す方法を知らないという欠点を指摘した。彦卿は自分が景元の弟子であることを素直に認め、「剣首」の名を手に入れたいと語った。
11彦卿は鏡流の正体を疑い、彼女を捕まえようとした。鏡流は忌み物を切り倒す勝負をしようと提案し、彦卿は口には出さなかったものの、その挑戦に乗り気な様子を見せた。
12二人は勝負を始め、道中の忌み物を倒しながら、先に着いた方が勝ちという約束を交わした。彦卿は先に戦い始めた。
13彦卿は鏡流がとっくに自分を追い越して、先に進んでいることに気づいた。
14鏡流は先に行きながらも立ち止まって彦卿を待っていた。その行為は、彦卿の闘争心を刺激した。
15鏡流は最後の忌み物の傍に立ち、彦卿がそれを倒すのを待っていた。
16鏡流は彦卿の最後の一撃を褒めたが、すでに剣を抜いた以上、功がないのは不吉であると考えた。そこで、彼女は彦卿に一太刀受けてみないかと誘いかけた。彦卿は恐れを感じながらも、勇気を持って立ち向かっていった。
ムービー17鏡流は空中に飛び上がり、新月のように清らかで鋭い一撃を放った。彦卿は気力を集中させ、周りの飛剣を全力で操り、鏡流の斬撃を受け止めた。
18彦卿の「明跡釦」を確認した後、それを景元に渡すことにした。
譬えば朝露の如く
無尽形寿
同行キャラクター白露.webp
白露と半夏の物語は一段落した。例の薄情者については、いずれ報いを受けるだろう――この特別な訪問診療を経験した白露は、少しだけ変わったようだ。
セクション
1白露は「外出問診」を口実に、医士の半夏と共に丹鼎司から抜け出した。しかし広場に丹鼎司の他の医士たちが現れたため、白露はあなたに、彼女と半夏のために隠れる場所を探すよう頼んできた。
2ようやく隠れるのに適した場所が見つかった。次は丹鼎司の医士に話を聞きに行こう。
3半夏は梁沐に「薬王秘伝」の秘薬を届けたことで、彼が病気になってしまったと打ち明けた。だからこそ彼女は、白露の逃亡を手助けする代わりに、梁沐を救ってほしいと頼んだ。
4「薬王秘伝」の信徒たちに襲われ、戦いが始まった。その時、十王司の判官・雪衣が戦いに加わった。
5雪衣は半夏が魔陰の身に堕ちているのではないかと疑っていた。しかし雲騎軍の兵士からの報告で、思わぬ形でその疑いは晴れた。あなたたちは雲騎軍に導かれ、安全な場所へと移動した。
6門を守る雲騎軍を突破するため、あなたたちは彼らの甲冑に着替えることにした。
7あなたと半夏は白露を丹鼎司へ護送する雲騎軍に扮装し、無事に関所を通過した。
8半夏は既に魔陰の身の姿となっていたが、まだ意識をはっきりと保っている。彼女は梁沐に会いたいと一心で、必死に耐えていた。
9半夏と一緒に歩いたり立ち止まったりしているうちに、彼女の症状は悪化していった。最後に、彼女はあなたたちに少し離れていてほしいと頼んだ。彼女は一人でその場に残り、梁沐に呼び掛けた。
10半夏は梁沐を見つけたが、梁沐は彼女を化け物だと認識した。
11半夏に別れを告げた後、あなたたちは梁沐を探しに行った。
12梁沐にさっきの魔陰の身の怪物は半夏だったという真実を伝えた。梁沐は自分の目で確かめたいと、一緒に来てほしいと頼んだ。
13梁沐は半夏のことを、長生を手に入れるための道具としか見ていなかった。白露は憤りを感じながらも、半夏との約束を守ることを選び、梁沐の病を治してあげた。
仙舟追愛記
かくして「狐美人チャット」の真相が明らかになったが、
あなたは気づいていた。温符瑞は真実がどうであれ、すでに仙舟羅浮へ行く決意を固めていると…
解雇
バイ姉の細かい説明の後、ためらい続けてきた芦慧は心の中で答えを出したようだ。
あなたは彼女たちの長い人生の中で一時的かつ偶然に出会った人間にすぎないが、その短い出来事が多くのことを変えた。
師であり、友であり
チェンジェは勇気を振り絞り、師匠が完成させられなかった設計図を完成させる決心をした――
努力をテーマとしたあらゆる物語のように、チェンジェは再びやる気に満ちあふれている。
師であり、友であり・続
チェンジェは「師匠の夢」という重荷を下ろし、自分が一体何をしたいのか、初めて見つめ直した――
努力をテーマとしたあらゆる物語とは、少し異なるものの…それでもチェンジェは再出発した。
盲を以て明と為す、天の戮民
丹鼎司の丹士長丹…いや、「薬王秘伝の魁首」丹枢は逃走した。あなたはこの「友達」について、どう思うだろうか?
どうでもいいが「丹鼎司丹士長丹枢」という肩書は本当に発音しにくく、早口言葉のようだ。

重楼を遮りし百丈の雲樹

金鼎に霊樹、窮地に梼机
重楼を遮りし百丈の雲樹
薬王秘伝の魁首は死に瀕した際、彼女に星核をもたらした反物質レギオンに助けを求めた。そして常に一行の傍にいた「停雲」が、身の毛もよだつようなかたちで一塊の炎となり、その正体を現す。なんと「停雲」こそが絶滅大君、幻朧だったのだ。
幻朧はレギオンで一行を足止めし、仙舟人の長生の起源である建木に手をかけようと、鱗淵境の深くに入っていった。
セクション
1丹鼎司に到着すると、至るところに倒れている雲騎軍と魔陰の身の兵士が見えた。符玄率いる軍隊が勝利したかどうかは分からなかったため、慎重に調査を進めるしかなかった。
2あなたたちは生存者を見つけたが、質問してみると相手は薬王秘伝の手下だった。薬王秘伝は狂気に陥った雲騎軍兵士を利用し、あなたたちに攻撃をしかけた。
3あなたたちは瀕死の雲騎軍を助けようとした。しかし雲騎軍の兵士は自分の命が長くないことを自覚しており、最後の力を振り絞って、符玄とその軍隊が駐在している場所を指さした。
4あなたたちは拠点を守る雲騎軍の守衛に出会った。守衛によると、符玄は部隊にここに駐屯するよう命じた。そして、彼女は斥候を率いて調査に向かったそうだ。あなたたちは守衛に、陣地の中で符玄の戻りを待つよう言われた。
5符玄が偵察から戻り、「薬王秘伝」の謎を明らかにしたと言った。そして景元が派遣した奇兵として、あなたたちに特別任務を託したいと彼女は言った。
6符玄は丹炉を指さした。彼女によれば、「薬王秘伝」は丹炉の中に魔陰の身を誘発する丹薬を入れ、雲騎軍の進軍を足止めしようとしたらしい。符玄は丹炉の火を消すようあなたたちに頼んだ。
7丹炉が消えた後、符玄は雲騎軍を率いて現れ、「薬王秘伝」の魁首丹枢と対峙した。丹枢は「豊穣」が与えた不老長生を求め、部下を率いてあなたたちを攻撃した。
8丹枢は敗北したが、停雲に手を伸ばし、「絶滅大君」幻朧に約束を果たすよう呼びかけた。「停雲」は失望の表情を見せ、これは彼女の「壊滅」の美学に反していると言った。
ムービー9「停雲」は魔陰の身の額を軽く指でつつき、反物質レギオンのヴォイドレンジャーへと変換した。そして狐族のお姉さんが自らの首をねじ切ると、その身体から霊火が立ち昇った。
10ヴェルトによると、幻朧は7人の「絶滅大君」の1人で、精神と物質の双方による壊滅を好んでいるらしい。幻朧は本物の停雲といつの間にか入れ替わっていたようだ。あなたたちかは幻朧が建木に手を出すのを阻止しなければならなかった。
11丹恒と素裳、羅刹は丹鼎司に辿り着いた。素裳はここに駐在する雲騎軍の長官に事情を報告し、丹恒には近くを自由に見て回っていいと言った。
12ぼやけた蜃影は丹恒に、鱗淵境で恐ろしいことが起きていて、これ以上進むべきではないと告げた。丹恒は先行する友人に追いつきたいと言い、毅然とした態度で鱗淵境への船に乗った。
ムービー13丹恒は「祈龍台」へ向かう星槎に一人で乗り、沈黙したまま鱗淵境の古海を漂っていた。
14丹恒が祈龍台に到着すると、刃とカフカがそこで彼を待っていた。刃は丹恒に「死」を以って償ってもらうと言った。険しい空気の中、彦卿が現れ、星核ハンターを捕らえることを宣言した。
ムービー15祈龍台で丹恒、彦卿、刃の三人が乱戦を繰り広げていた。刃に胸を貫かれたことで、丹恒は持明族の姿を現すことを余儀なくされた。刃は彦卿に告げる――丹恒こそが十の悪逆を犯し、永遠の流刑に処された龍尊「飲月君」だと。彦卿は飛剣を操り、刃と丹恒の両方を捕らえることを誓った。
16カフカが「言霊」を発動して争いを終わらせた。すると景元が一行の前に現れ、カフカに感謝し、刃を連れて行かせた。そして、彼は丹恒を「鱗淵境」に招待した。
17景元は昔のことを持ち出したが、丹恒は自分がもう前世の罪人丹楓ではないと主張した。景元は、丹恒に「丹楓」としてもう一度手伝ってくれれば、前世の丹楓を完全に過去に葬ると言った。
18丹恒と景元は反物質レギオンと戦っている仲間を見かけ、急いで加勢した。
19丹恒、景元はあなたたちと合流し、隠された力を見せた。景元は列車組に星核の封印と幻朧との対決の援護、そして丹恒が龍尊の記憶を取り戻すことを手助けするよう求めた。
20龍尊の像の前で、景元は「建木」の切断と封印について語った。古代龍尊の指示の下、持明族は古海の水を引き、鱗淵境を水没させて「建木」を納める容器にした。
21龍尊の石像は歳月の流れによって風化しつつあったが、過去の記憶は暗潮のように流れていた。丹恒は龍尊の像に近づき、この地の力を感じ取ろうとした。
ムービー22丹恒は持明龍尊の強大な力を発動し、古海の水を左右に分け、建木の封印へと至る道を開いた。
矯矯と龍有り、その淵、渺渺と悠く
重楼を遮りし百丈の雲樹
全員の前で丹恒は、人に知られることをよしとしていなかった一面――持明龍尊の姿となり、その力で古海の水を分かつことで、建木の玄根へつづく道を露わにした。
あなたたちが進むと、絶滅大君幻朧は既にその奥へと入っており、羅浮の長命種に対する陰謀を企てていた…
セクション
1景元は鱗淵境で幻朧との決戦に向けて準備し、符玄に雲騎軍を率いて通路を守るよう命じ、将軍の座を引き継ぐ準備をしろと命じた。あなたたちは景元と共に「建木」に入った。仙舟の存亡はこの一戦にかかっている。
2古代の持明族の長老は、鱗淵境で建木を封印することに反対していたが、初代の龍尊はそれに固執した。伝統に従い、その後の龍尊は皆、この地に戻り、建木の封印を見守り、強化することになった。
3あなたたちは「建木の玄根」豊穣の神跡の在処に近づいた。それは龍力によって抑制され、龍の姿になっていた。今、丹恒は最後の封印を解こうとしている。
ムービー4丹恒は龍の形をした建木の封印に触れ、それを解いた。あなたたちは建木の玄根の奥深くへと進んでいった。
5あなたたちは建木の玄根に入った。幻朧は停雲の口調で挑発し、自分はまだ身支度が終わっていないと言った。周囲の雰囲気は険しく不気味だった。
ムービー6幻朧は建木の力を操り、「豊穣」の祝福で自らの身体を巨大化させた。
ムービー7幻朧は景元をヴォイドレンジャーへと変えようとするも、景元と丹恒の連携攻撃によりその身体を打ち砕かれた。景元は「壊滅」に宣戦布告し、「巡狩」の報復の時は必ず来ると宣言した。
8景元は戦闘中に重傷を負いながらも、丹恒と力を合わせて幻朧を撃破した。星核を封印する作業には時間がかかるが、幻朧に再び騒ぎを起こす余地はなかった。
私はもう空に触れてしまった
無尽形寿
同行キャラクター御空.webpヴェルト.webp
母親ほど子どもの無事を願い、幸せを願っている人はいないだろう。しかし、「無事」と「幸せ」が矛盾するとき、親としてどうするべきか?御空は難しい決断を下したが、後悔はしない。
セクション
1閉じ込められた人の名前は晴霓というそうだ。彼女は天舶司に助けを求めるよう頼んできたが、あなたたちは直接救助することを選んだ。
2あなたとヴェルトはなんとかして晴霓を救出しようとした。膠着状態が続くなか、御空が雲騎軍を率いて援軍として駆けつけた。
3御空と晴霓は親子だった。御空は感謝と謝罪の意を表し、晴霓の軽率な行動を非難した。一方で、晴霓も御空の厳しい態度に不満を抱いた。
4ヴェルトは御空の別の一面について話した。彼は御空の晴霓に対する態度に疑問を抱き、何か事情があるのではないかと考えた。あなたたちは早めに司辰宮へ向かうことにした。
5あなたは母娘の口論を目撃した。晴霓はかつての御空のように飛行士になりたがっていたが、御空は晴霓の身を案じる余り、二人の約束を破ったことを責め立てた。感情をコントロールできなくなった晴霓は、怒ったまま立ち去ってしまった。
6晴霓があなたたちに話しかけてきた。彼女は飛行のことについて、御空が厳しすぎると感じているようだ。ヴェルトは自身の経験から晴霓を諭した。それから、晴霓は羅浮の名物を食べに行くことを提案した。
7晴霓はあなたたちを自動販売機へと連れて行き、豆乳ソーダを1本ずつ奢ってくれた。感想を聞いた後、彼女は星槎海へ星槎を見に行こうと言い出した。
8晴霓は、御空の飛行士としての経験に鼓舞されたと語った。彼女は子供の頃、星槎を密かに操縦して母に叱られた。それでも彼女はずっと、飛行士になる夢を叶えたいと思っている。なぜなら、彼女は既に空に触れてしまったからだ
9御空の私物や戦死した兵士たちの記録、そして采翼の日記を見つけた。
10日記を読んだ後、晴霓は御空が彼女に飛んでほしくない理由を理解し、もう一度御空と話し合おうと決意した。
ストーリーCG11御空は産休から戻ってきた采翼をからかいながら、彼女に会いたかった気持ちを伝えた。戦闘艦の操縦の話になると、采翼は「もう1度選べるとしたら、私はまた戦闘艦の飛行士でになるでしょうね……」と言った。なぜなら、彼女はもう空に触れてしまったからだ
ストーリーCG12采翼は今際の際に、晴霓を飛行士にさせないでほしいと御空に頼んだ。御空は必死に采翼を呼び戻そうとした。その後、御空は生き残ったが、その心はすでに死んでいた。
13晴霓は御空の前で飛行への憧れを語り、御空は娘にかつての戦いへの恐怖を打ち明けた。それから、娘の選択に干渉してしまったことを謝罪し、晴霓の決断を全力で支えると約束した。しかし、一緒に飛びたいという晴霓の願いは優しく断った。彼女はもう空に触れてしまったからだ
見知らぬ女性からの手紙
星核ハンター
同行キャラクターカフカ.webp
カフカからの手紙を受け取った――無常の運命が移り変わりやすいように、彼女の真実と偽りの混ざった言葉の中には、あなたの未来に対する予言が隠されていた。
セクション
1カフカに会った。彼女は、あなたが来ることを知っていた。
2カフカの最初の質問はこうだった――「君は、私をどう思っているの?」
3カフカはあなたのことと、なぜあなたが星核を受け入れることができるのかについて話してくれた。
4やるべきことをやった後、カフカは二つ目の質問を投げかけた――「君は、また私に会いたいと思う?」
5カフカに最後の質問を投げかけた。
6星核ハンターを追って彦卿が現れた。カフカは彼に向かって、あなたが彼女の「言霊」にかかっていると言った。彦卿と戦うしかないようだ。
詩仙ロボット
聡は再び静斎に拒まれたが、それは最も徹底的で、最も合理的な拒絶だった。
長寿による変化が現れるには時間が必要だ。
動物は獰猛
あなたは「放逐団」による社会的問題を無事に解決し、地衡司はとても感謝している。しかし、鐘珊とは一体何者なのだろうか?なぜ彼女はこの善人たちをからかうあなたを助けたのだろう?
トッド・ライオットの学術研究:青囊観察
博識学会の学者トッドライオットの研究は壁に直面しているようだ。彼はあなたを気に入り、医学書探しを手伝うよう頼んだ。医学書を手に入れた彼は「天人金枝」という名の薬草が何か分からないことに気付いたので、再びあなたの助けを借りて、その薬草を手に入れることに成功した。
トッド・ライオットの学術研究:龍図三変
トッドはあなたに鱗淵境へ行き、持明族の歴史に関する写真資料を撮影してくるよう依頼した。その後、今度はあなたに彼を連れて鱗淵境に極秘で潜入するよう頼んできた。あなたの付き添いと監督の下、彼は望み通りたどり着くことができた。
トッド・ライオットの学術研究:続
トッドはあなたに自分の弟子になるよう強く勧め、あなたを利用して持明族の長寿の秘密に関する情報を手に入れるつもりだと明かした。あなたはいくつかの選択を経て、最終的に自分の決断を下したが…トッドの人生はすでに終わりに近づいていた。
講談奇譚・第一回
シエン先生はあなたの羅浮での冒険を突飛な講談に改編した。彼は確信している様子で、このような話は「商業的な価値が非常にある」と言った。ほ…本当にそうだろうか?
講談奇譚・第二回
シエン先生が作った話はますます現実離れしているようだ…特に「龍尊降臨」の部分が。絶対にこの話を丹恒に聞かせ、あのクールな表情が狼狽えるさまを楽しもう。
講談奇譚・第三回
シエン先生の話がついに完成した。物語の中で最も信じ難い部分は――あの老人がこの話の映像化の版権を売り出したことだと言わざるを得ない。こんなことがあってもいいのだろうか?ミーガファンタジーは本当にもう救いようがないかもしれない!

劫波渡り尽くし、戦雲収まる

慰霊の挽章、天清らかに道は遠く
劫波渡り尽くし、戦雲収まる
今回の仙舟開拓の旅も、ついに終わりが近づいてきた。あなたは列車で姫子とともに、当初列車が次に向かう予定だった場所――宴の星ピノコニーについて話していた。
セクション
1暫く将軍の職責を代行することとなった符玄が、列車組の「羅浮」への貢献に対し、仙舟を代表して感謝を伝えた。それから、符玄はあなたたちに相談したいことがもう1つあると言った。
ストーリーCG2星核の災い、「薬王秘伝」の動乱、「建木」の復活、反物質レギオンによる羅浮襲撃…この一連の事件について、符玄はあなたたちと一緒に整理したいと思っていた。
3司辰宮であなたたちを迎え入れた御空は、停雲の身に降りかかった出来事を悲しんでいた。御空はあなたたちを、戦いの行く末を見届けた証人として、天舶司が亡くなった者たちのために執り行う「慰霊祭」に参加するよう招待した。
4御空は、「慰霊祭」は狐族にとって重要な葬儀だと説明した。死者の遺物を星槎に載せ、仙舟から恒星に送り出し、共に輝かせるのだという。
5停雲の私物を整理していると、刀、弓、箱などまだ送られていない贈り物を見つけた。その中には、招き猫の形をした彫像もあった。メモの指示に従い、それを停雲の同僚の岩明に送ることにした。
6あなたたちは停雲が残した贈り物をもう一度確認し、手がかりから受取人を特定しようとした。停雲の遺志を受け継ぎ、贈り物を配るのだ。
7あなたたちは「不夜侯」に行き、夢茗に1箱の茶の種を渡した。夢茗はお礼に、停雲の名で命名されたお茶「遏雲歌」を出した。
8あなたたちは「尚滋味」に行き、燕翠に包丁を渡した。燕翠は熱々の料理を持ってきた。それは停雲の大好物「牛もつ乱切りのラー油和え」だった。
9あなたたちは廻星港に行き、御空に弓を渡した。長いこと軍に所属している御空は、停雲が別の意味での「戦友」であり、彼女たちは一緒に商団を率いて、仙舟の活気を取り戻すのに尽力したと言った。
10同じ接渡使である岩明が停雲に送ったお返しの贈り物は、慰霊の紙鳶だった。彼と停雲は本当の飛行士ではなかったが、星空と深い縁を結んでいたと言った。
11あなたたちは手持ちの物を整理し、それを停雲を弔う星槎に載せた。そろそろ「慰霊祭」を始める時間だ。
ムービー12「慰霊祭」が始まり、星槎は亡き者への想いを乗せて宇宙へと向かった。御空は星槎の軌跡を長い間見つめ続けた、まるで今でも停雲の帰りを待っているかのように。
13「慰霊祭」が終わった後、景元は列車組を召集し、神策府で星穹列車に2つのものを贈りたいと言った。
14景元は丹恒への追放令を恩赦し、「結盟玉兆」を星穹列車に贈った。彼は、たとえ銀河の果てでも羅浮雲騎軍は列車の元へと駆けつけ、恩に報いると約束した。
15姫子によると、玉界門が再び開いたため、ナナシビトの皆は列車に戻れるようになったそうだ。ヴェルトと丹恒は先に戻っていったが、あなたと三月なのかは残って仙舟の友人たちに別れを告げることにした。
16あなたたちは列車に戻り、旅の経緯を姫子に報告した。姫子によると「ファミリー」がナナシビトに招待状を送ったらしい。星穹列車の次の目的地は――「宴の星」ピノコニー
ムービー17羅刹は幽囚獄に足を踏み入れたその瞬間、景元に捕らえられ、星核を仙舟へ持ち込んだ張本人として告発された。そこに鏡流が現れ、星神の戦いが始まると語り、「豊穣」を滅ぼすのは自分と羅刹だと宣言した。
龍、其の郷に帰りて
無尽形寿
同行キャラクター丹恒・飲月.webp白露.webp
丹恒と白露はともに建木の封印を結び、悪巧みをしている龍師たちに妥当な警告を与えた。
丹恒がずっと悩んでいた答えを見つけるのに、今回の旅だけではまだ足りないだろう。
セクション
1龍尊の侍女・浣渓が、丹恒にあなたの身分を尋ねた。丹恒はあなたを彼の親友だと紹介した。浣渓は丹恒に、白露に会わないようお願いした。
2龍尊の侍女・浣渓は、丹恒を白露に会わせたくない理由を告白した。一族は白露に龍尊の座を継がせたくないそうだ。
3丹鼎司の医士・陸英は丹恒に、白露が龍尊の位を継ぐのを邪魔してはならないと言い、この場から離れるよう諭した。
4あなたたちは景元と出会った。彼はここで療養中だと言い張っていたが、あなたたちの行動をすべて把握していた。
5持明族の長老は新たな龍尊を選ぼうとしている。一方、丹鼎司は白露が龍尊を継ぐことを望んでる。景元は、白露と丹恒が羅浮にいる限り、必ず両者の対立を引き起こすだろうと忠告した。
6白露に会いに向かおうとしたその時、怒れる持明族の人に道を阻まれた。彼らは丹恒をかつての罪人と非難し、襲いかかってきた。
7あなたたちは船に乗って白露に会いに行き、その後持明族の長老に会うと約束した。
8ついに白露と会うことができた。白露はあなたたちと共に鱗淵境に向かい、「建木」の封印を修復する。その道中で昔話を聞かせてくれるそうだ。
9丹恒と白露は丹楓の過去について疑問を抱いたまま、「建木」の封印を修復する機会を借りて、二人の記憶を呼び起こせるか試そうとした。
ムービー10丹恒が術を唱えたが、建木の封印は微動だにしなかった。彼はその術を白露に伝授し、二代の龍尊が力を合わせたことで、封印はようやく修復された。
ストーリーCG11丹恒一人では封印を作動させることができないが、白露と力を合わせれば封印を修復することができる。
12あなたたちの周りに、姿の見えない暗殺者が現れた。
13あなたたちは、暗殺者の正体も人数も分からない。雲吟の術を使って姿を隠しているのではないか、と推測するしかなかった。
14蜃影は持明族が脱鱗する際に残す前世の記憶だ。最初の蜃影のところを通りかかった時、蜃影はかつての秘密を教えてくれた。丹楓は「龍化妙法」を使って厄龍を生み出し、その後、皆が力を合わせてそれを討伐した。その後、龍師たちは「族内審判」で丹楓に「龍化妙法」を明け渡すよう迫っていたそうだ。
152つ目の蜃影のところを通りかかった時、白露はこれが前任の丹士長だと気づいた。あなたちは会話を通じて、丹楓が「龍化妙法」で新しい命を創造したことを知った。
163つ目の蜃影のところを通りかかった。蜃影はかつての雲騎の戦士であり、丹楓が彼らを裏切ったと非難した。
17浣渓は、道中の刺客は自分が送ったと告白した。彼女は持明族に必要とされる龍尊は1人だけであり、白露を消し去ろうと考えていた。もう仲違いしてしまった以上、戦闘は避けられない。
18浣渓が白露に手を出したのは、実は一族の長老の指示だった。しかし彼女はそれを死んでも認めようとしなかった。白露は丹恒ともう少し話がしたいと言い、景元は渡し場で皆を待つことにした。
19白露は丹恒が、長年待ち望んでいた師匠のようだと感じていた。丹恒は、白露の中には治癒の龍尊の力が宿っており、彼が持つ破壊の力とは全く異なるものだと指摘した。
20丹恒は景元に、自分は羅浮に残らず、星穹列車と共に行動すると伝えた。
全て追憶
無尽形寿
同行キャラクター三月なのか.webp符玄.webp
スリリングな記憶の宮殿での大冒険を経験した三月なのかだったが、結局「記憶」を取り戻すことはできなかった。
しかし、その経験そのものが新しい「記憶」となり、彼女の一部となった。
セクション
1あなたたちは、三月なのかの失われた記憶を探るため符玄に助けを求めた。すると符玄はすでに、あなたたちの来訪を占っていたそうだ。
2符玄は窮観の陣が万能ではなく、また、窮観の陣を起動させるには、三月なのかの過去の経験と関係ある物を用意しなければならないと言った。
3あなたたちが挙げた物は全て符玄に却下された。推演には三月なのかが記憶を失う前の素材が必要だそうだ。それならば、三月なのかが作り出した「六相氷」がちょうどその要求を満たしている。
4三月の準備が整い、窮観の陣は起動準備に入った。
5符玄は、ここを歪める源は「ここにいるはずのない」人物だと説明した。そして三月なのかの判断を妨げないよう、符玄は姿を消した。
6三月なのかは、ベロブルグの加熱器が仙舟に現れているのを発見した。この「異物」を通じて、別の記憶に入れるかどうか試してみよう。
7三月なのかは熱さが怖くて加熱器に触れられなかったが、符玄は彼女の手を取って押し当てた。
8符玄は記憶の中で、三月なのかが出会った人すべてが「思い出さないように」と宥めていることに気づいた。しかし三月なのかは、それでも記憶を探り続けることを選んだ。
9符玄はモニターを確認した。画面には「宇宙ステーションヘルタ自主研究」と表示されている。三月なのかはこれを見て、これから振り返るのは宇宙ステーション「ヘルタ」での出来事だと理解した。
10丹恒は三月なのかに、今宇宙ステーションは危険なので、自分について来るように言った。
11丹恒が消え、符玄との連絡も途切れ途切れになっていた。三月なのかは自力で出口を見出すことを決意した。
12突如現れたガーデン・オブ・リコレクションの「メッセンジャー」は、三月なのかに記憶を探らないよう諭してきた。符玄はすぐに介入して、三月なのかの障害を取り除いた。
13三月なのかは助けてくれた符玄に感謝した。符玄は三月なのかに、目の前の列車を通り抜けて、自分の部屋へ向かうよう導いた。
14「メッセンジャー」の妨害により、三月なのかは振り出しに戻ってしまった。
15三月なのかは部屋に入り、目の前にある六相氷を通して失われた過去を探ることにした。
ストーリーCG16「メッセンジャー」は三月なのかに、六相氷の中に封印されていたこの少女が彼女の始まりだと告げた。別れ際に、この「メッセンジャー」は三月なのかに謎のプレゼントを贈った。
17三月なのかと符玄は先ほどの出来事を説明してくれた。三月なのかの過去の真相を突き止めることはできなかったものの、少なくとも「ガーデン・オブ・リコレクション」という手がかりを得ることができた。
流雲無痕
無尽形寿
同行キャラクター鏡流.webp丹恒.webp景元.webp刃.webp
罪人が一人自首をしに舞い戻り、英雄が一人友人に再会すべくこの地に帰す。彼女が持つ剣が、終始自身の心の傷を指していることを…誰も知らなかった。
セクション
1あなたは列車の中で出所不明の招待状を見つけた。パムは手紙の内容から、それを丹恒に渡すことを提案した。
2手紙を丹恒に渡したが、丹恒も手紙の意味がよく分からないようだ。
3丹恒が雲吟の術で手紙を湿らせると、新たな文字が浮かび上がった。人は5人、代価は3つ。彼は手紙の差出人が刃だとは思っていないが、念のために神策府へ行って星核ハンターの動向を探ることにした。
4彦卿は景元に頼まれ、鏡流の同行人を務めることになった。その後、以前あまり気持ちよく接したことのない丹恒とも再会し、心中で深いため息をついた。
5青鏃は鏡流の長期滞在について密かに話し合っていた。
6鏡流は丹恒の前世「飲月君」を知っており、龍師が丹楓を丹恒に変えたのではないかと推測した。彼女は今回、自首するためにやって来たのだが、裁きを受ける前に旧友たちに会いたいと思っている。列車に届いたその手紙も、彼女が送ったものだった。
7鱗淵境で、景元と羅刹は言い争っていた。景元は羅刹の自首をいぶかしみ、その過去の行いを挙げていた。さらに、彼には発音しにくい名前にも言及した。一方の羅刹は、景色を借りて「雲上の五騎士」の話題に移り、景元が自分をここへ連れてきた本当の目的は、景元の師匠である鏡流について話し合うことだと指摘した。
8鏡流は丹恒と共に故地を巡ろうと思っていたが、どこへ行くべきか迷っていた。彦卿は彼女のために、最初の目的地として廻星港を選んでくれた。
9鏡流の助言で、丹恒は白珠という名前を思い出した。彼女は飲月君と鏡流の昔からの友人で、鏡流が今回廻星港を訪れたのは、狐族の「慰霊祭」で彼女を弔い、亡き者を星槎に乗せ星空へと送り出すためだった。そのために、丹恒たちはまず星槎を作らなければならない。
10丹恒たちは船舶の製造現場に到着した。彦卿は『涯海星槎勝覧』という見聞録は白珠の著作だったことを思い出した。鏡流の話によると、白珠は本に書かれている通り、星槎を操縦する時はいつも運が悪かったが、それでも毎回命だけは取り留めていたという。
11星槎がついに完成した。彦卿が白珠について尋ねると、丹恒の記憶が蘇った。同盟と豊穣の使令「條忽」との戦いで、白珠は「血塗獄界」を突破する大功を立て、さらに龍狂の状態にあった丹楓を正気に戻したが、彼女自身は戦場で命を落としていた。彼女を偲んで、みんなが星槎を旅立たせた。
12鏡流は白珠の酒壷を持ってきた。今日、彼女は応星に代わってそれを渡し、白珠との約束を果たすと告げた。
13工造司に怪物が溢れる様子を目にした鏡流は、雲騎軍の無能さを嘲笑い、彦卿との勝負を再開することを提案した。二人はそれぞれ怪物を討伐し、「造化洪炉」で落ち合うことになった。
14彦卿は自分のペースが鏡流を上回っているのを見て、挑発的な言葉を投げかけた。
15鏡流の見立てでは、丹恒の戦いぶりは飲月とそっくりだった。丹恒は会話の中で、丹楓のために「撃雲」を作った応星のことを思い出した。応星は頑なな性格で、武器作りに天賦の才があったが、短命種であるため工造司を継ぐことができず、後に鏡流たちの仲間となった。
16鏡流の言葉によると、応星は豊穣の使令の血肉を用いて丹楓の親友を蘇らせようとしたが、その代償として、自身が不死の化け物になってしまったという。その後、鏡流は彼に剣術を授け、前世の業を忘れぬよう諭した。そして新たな生を得た彼は、自分に新たな名前をつけた。
17羅刹は自身の力が「豊穣」に由来するものだが、彼は薬師を死に追いやろうとしていると明かした。鏡流がすでに局面を打開する方法を見つけ出し、二人で虚陵に行くことを利用し、仙舟の上層部と面会するつもりだったそうだ。「棺の中の物」はそのために用意したらしい。その時、刃も別の場所から駆けつけてきた。
18鏡流は丹鼎司を訪れ、白露に薬を求めようとした。19
19鏡流たちは白露に診察を求めた。鏡流は心が乱れていると訴え、心を落ち着かせる方法を尋ねた。白露は脈を取った後、異常に気付き、丹恒を脇に呼んだ。
20白露は鏡流の脈の不思議な様子について説明し、長期的に鏡流の奇病を研究したいと考えた。丹恒に断られた後、鏡流の乱れた脈を落ち着かせるため、白露は薬箱を探し出すのを手伝ってほしいと頼んだ。
21鏡流は白露の前に立ちはだかる敵を倒した。
22鏡流は取引で命を保っていると語り、剣と憎しみだけを頼りに今日まで生きてきたという。そして、彼女は白露から刃が今日丹鼎司に来ていたことを聞いて、旧知と会うことを決意した。
23「雲上の五騎士」は七百年の時を経て再会を果たしたが、もう何もかもがかつてとは異なっていた。鏡流は飲月、応星、そして自身の罪を語り、その苦しみを銘記し、代価を払うことを誓った。その後、いよいよ別れの時が訪れた。
24鏡流と羅刹は虚陵へ護送されるはずだったが、景元は二人の企みを阻止するため、「戎韜将軍」の名を借りて玉殿へ送らせた。
25刃の要望に応えて、鏡流は再び彼に刹那の死を与えることにした。
ムービー26鏡流と刃は、龍尊の像の前で決闘を始めた。その最中、雲上の五騎士についての記憶が次々と鏡流の目の前に蘇った。幾重もの打ち合いの末、一撃を受けて倒れたのは刃だった。
27刃は鏡流に初めて剣術を教わった日のことを思い出した。
ストーリーCG28応星は数えきれない剣の傷を負い、そしてその度に癒えていった。その傷痕は、何度も彼に自らの罪を思い出させた。
ストーリーCG29応星は白珠の死を悲しんでいたが、鏡流に与えられた刹那の死によって、その苦しみを和らげることができた。
ムービー30激しい呼吸と共に、刃は瀕死の状態から甦った。
31鏡流は丹恒に今後の計画を尋ね、彼に別れを告げた。
32彦卿は、景元が今日のことを忘れてほしいと願っていると言った。丹恒は景元が彦卿を守るためにそう言ったのだと理解している。その後、二人は別れの言葉を交わした。
33刃は鏡流の剣の下でも、やはり死ぬことができなかった。エリオの脚本では丹恒が生き残らなければならないとしても、刃はずっと丹恒を追い続けるだろう。なぜなら、それが彼らの払うべき代価なのだから。
34丹恒は丹楓の行動に対して自分が責任を負うべきかどうかを景元に尋ねたが、景元はその答えを丹恒自身に委ねた。

金人旧巷、市店の喧騒

金庭、喧騒を重ねて・その1
金人旧巷、市店の喧騒
これで、あなたは秘書さんの「金人巷復興計画」にとって欠かせない一部となった。金人巷の繁栄を取り戻すためにできる限り協力しよう
秘書と話し、今何か手伝えることがないか聞いてみよう。
店舗イベント・小吃屋台
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、小吃を売っているコウおばちゃんが商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、コウおばちゃんは何やらトラブルに見舞われているようだ……
金庭、喧騒を重ねて・その2
金人旧巷、市店の喧騒
親方は金人巷のいつまでも変わらない様子が気に入らず、カンパニーならもっとよくできると信じていた。しかし、今の彼には新しい選択――「金人巷復興計画」がある。
霄親方は埠頭との商業提携に同意した。商会も誠意を見せるべく同功坊を計画に加えるだろう。
店舗イベント・寿考堂
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、「寿考堂」が商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、「寿考堂」の店主である天ちゃんは何やらトラブルに見舞われているよう……
店舗イベント・美饌閣
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、「美饌閣」が商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、「美饌閣」の店主であるテイおばちゃんは何やらトラブルに見舞われているようだ……
金庭、喧騒を重ねて・その3
金人旧巷、市店の喧騒
影絵図の撮影が終わった後、素裳と「商業宣伝」の方向性について話し合い、次の撮影テーマを決めなければならない。
もちろん、素裳の商業的直感を信じることもできるが、秘書さんに直接聞いた方が効率的なのではないだろうか?
店舗イベント・杜氏茶荘
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、「杜氏茶荘」が商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、杜店主は何やらトラブルに見舞われているようだ……
店舗イベント・清玩斎
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、「清玩斎」が商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、「清玩斎」の店主である泊陽は何やらトラブルに見舞われているようだ·····
金庭、喧騒を重ねて・その4
金人旧巷、市店の喧騒
司辰宮内の商業エリア開発の入札が終了した。これまでのあらゆる努力が実を結んだかどうかについては、司辰宮からの連絡を待つしかない。
小さい頃から武術を学び、軍にいた素裳も、いつの日か自分が交渉の場に立つとは思っていなかっただろう。何はともあれ、彼女に会って話してみよう。
店舗イベント・霍三兄
金人旧巷、市店の喧騒
金人巷を復興するために、商会は埠頭の物流を十分に活用し、商店たちと密接な協力関係を築きたいと考えている。
あなたは、霍三兄が商会と協力関係を結ぶように、説得してほしいと商会から頼まれた。しかし、霍三兄は何やらトラブルに見舞われているようだ……

狐齋志異

游園驚夢
狐齋志異
洪炉が壊れ、歳陽が脱走した。彼らが綏園に来たのは――羅浮の将軍に挑むためだった。浮煙は人間の手を借り、仲間を集めて強くなろうとしたが、あなたたちによって未然に阻止された。
セクション
1あなたはメッセージの指示通りに金人巷へ向かい、桂乃芬を見つけた。桂乃芬は幽霊や怪談について話し、「綏園」で配信中に遭遇した不可思議な出来事をあなたに見せた。
ムービー2桂乃芬は配信の視聴者数を増やすため、素裳を連れ綏園に来ていた。二人は綏園を冒険していたが、その最中で謎の霊炎に遭遇し、素裳は恐怖で気を失ってしまった。事態を知った判官のフォフォと雪衣は、状況を確認するため綏園を訪れた。
3この件を処理しに来たのは仙舟の謎の組織「十王司」だった。桂乃芬はそれを聞き、綏園で異常な出来事が起きているに違いないと推測し、あなたを誘って、一緒に真相を探る冒険に出ようと提案した。
4桂乃芬は「綏園の幽霊騒ぎ」の噂話を教えてくれた。ここは元々職人が造った園林洞天だったが、人々が綏園にある狐眠塚に死者たちを弔うようになってから、時が経つにつれ、園内にほのかな鬼火が見られるようになったという。
5あなたと桂乃芬は幽府武弁に見つかってしまった。幽府武弁は何も聞かずに、すぐさまあなたたちを逮捕しようとした。
6あなたたちは十王司の三人の判官、雪衣、寒鴉フォフォに出会った。フォフォは桂乃芬の目撃した鬼火がエネルギー生物「歳陽」であると説明し、シッポに状況を説明してもらうことにした。
7寒鴉から報告によると、工造司の「造化洪炉」が破損し、その中に封印されていた「歳陽」という妖魔が綏園へ逃げ込んだそうだ。「歳陽」は知性を持つ生命に寄生し、乗っ取る能力を持っている。今、十王司はそれらを捕らえるよう命じられているのだ。
8幽霊騒ぎの真相を知った桂乃券は、少しがっかりした様子だった。だが彼女は新たな話題作りのため、シッポの動画を撮影するのに協力してほしいと頼んできた。
9桂乃芬と一緒にフォフォを見つけた。判官であるフォフォは、あなたたちを綏園から送り出す役目を担っている。準備ができたら出発しよう。
10桂乃芬の悲鳴を聞いて、フォフォも一瞬慌ててしまった。あなたとフォフォは辺りを見渡したが、既に桂乃芬の姿は消えてしまっていた。
11部屋に入ると、後ろで扉の閉まる重々しい音が聞こえてきた。気づけばフォフォの姿も消え、今あなたのそばにあるのは不気味な鏡だけだ。
ムービー12あなたは不思議な銅鏡を調べたが、何の異常も見つからなかった。しかし背を向けたその瞬間、あなたは鏡の中に引きずり込まれてしまった。
13あなたは不思議な迷境に足を踏み入れた。先ほどまでいた綏園とは、どこか様子が違う。あなたは慎重に探索を進めることにした。
14謎の声があなたに囁きかけてきた。その声は、あなたのたくましい肉体を称賛して「幻朧」と戦った気配を感じ取っていた。声の主はその力に強く惹かれており、待ちきれない様子であなたに近づき、味見をしようとしていた。
ムービー15謎の霊炎が襲いかかってきた。あなたは避けようとしたものの、体内に侵入され、取り憑かれてしまった。
16あなたの体に「浮煙」という歳陽が取り憑き、もう一つの歳陽「恚炎」が作り出した幻障迷境から脱出するため、協力することを提案してきた。浮煙は十王司の追跡から逃れることができれば、あなたから離れると約束した。
17あなたがフォフォに声をかけると、フォフォはあなたの姿を見て、ここから抜け出せる希望を見出し、感謝の涙を流した。
18あなたと浮煙は、迷境で一人ぼっちになっているフォフォを見かけた。浮煙は十王司の半官から逃れる手助けをする約束を守り、フォフォには近づかないよう、あなたに注意を促した。
19あなたはわざとフォフォを無視しようとしたものの、フォフォはすぐにあなたに気付き、泣きそうな声で引き止めてきた。彼女はすごく怖がっているようで、もう少し近くに来てほしいと懇願してきた。
20鏡の中に飲み込まれたあなたたちを発見した雪衣は、綏園が正体不明の謎の力に飲み込まれたことを伝え、十分に注意するよう警告した。まだ桂乃芬が見つかっていないが、今は迷境から脱出することが最優先事項だ。
21あなたは浮煙の言葉に傷つけられたフォフォを慰めた。フォフォは自分のしっぽが歳陽であることに劣等感を抱いていたが、今は判官の仕事すらこなせないと思い込んでいる。その時、浮煙はあなたたちに歳陽の歴史を語り始めた。
ストーリーCG22千年前、大歳陽「燎原」と羅浮将軍「騰驍」は綏園で激しい戦いを繰り広げた。「燎原」は敗北の末に多くの欠片へと分裂し、その大半は造化洪炉に封印された。
23すべてのことに例外があり、シッポは当時逃げ延びた数少ない歳陽の一人だった。そのシッポが封印されたのは、フォフォと出会ったからだそうだ。
ストーリーCG24フォフォは幼い頃、瀕死の歳陽「シッポ」を見かけ、思わず情をかけ、それを自分の尻尾に乗せた。そして駆けつけた十王司の判官が、歳陽をフォフォの尻尾に封印したのだ。
25浮煙によると、歳陽の一族は仙舟に囚われていることに不満を抱き、自由を取り戻して天外へ戻ることを望んでいるという。そしてシッポにも声をかけ、他の一族たちと合流するよう勧誘していた。その時、遠くのドアがひとりでに開いた。
26綏園の上空にある浮島に着くと、複数の銅鏡が置かれていた。幻境の構造は変化し続けているが、これらの鏡の中に必ず脱出口が隠されているはずだ。
27最後の銅鏡を見つけた。フォフォは慎重を期して、鏡の向こうにいる雪衣に質問を投げかけて相手の正体を確認した。そうして、あなたたちは銅鏡を通って幻境から抜け出すことに成功した。
283枚の鏡から聞こえてくる雪衣の言葉を聞いて、フォフォは雪衣のことをよく知っているからこそ、どの鏡の声も本物の雪衣ではないと判断し、幻境の中にはきっと第四の鏡が存在するはずだと考えた。
29綏園に戻ったあなたたちは、雪衣と合流した。浮煙の存在に気付いた雪衣に、フォフォが詳しい経緯を伝えた。
30浮煙が言うには、歳陽の集合体は強大だが、同時に壊れやすいそうだ。そのため、浮煙は言葉で「恚炎」を崩壊させ、代わりに自由を得ようとしている。その計画を実行するため、浮煙はもう少しの間、あなたの体を借りるつもりだ。
31恚炎は綏園を幻境に変え、そこにいる冥差たちをすべて支配した。浮煙は挑発的な言葉で恚炎を誘い、勝負を挑ませることで、傀儡を率いて攻めてくるよう仕向けた。一方、雪衣はあなたとフォフォに渡したい物があると言った。
32雪衣は分裂した歳陽を封じ込めることができる法器――「蔵月の瓢箪」をあなたたちに渡した。彼女の提案は、手分けして傀儡を倒して、青丘台で「束形退邪陣」を発動することで歳陽を封印するというものだった。
33あなたちは青丘台で雪衣と桂乃芬と合流した。「蔵月の瓢箪」に封じ込められた歳陽を法陣で抑え込もうとしていた矢先、浮煙が桂乃芬を操って法器を倒させた。そして浮煙は、瓢箪から逃れ出した無数の歳陽と一つに融合した。
ムービー34浮煙はあなたの身体から抜け出し、他の歳陽を吸収して自らの力を高めようとした。そして再び綏園の幽府武弁を操り、戦闘を挑んできた。
35浮煙は手強く、あなたちは次第に劣勢に立たされていった。そこでシッポは自らを犠牲にすることを決意し、浮煙と融合した上で内側から攻撃を仕掛けようとした。
ムービー36あなたと雪衣は必死に戦うも力及ばず、浮煙に飲み込まれかけていた。そのとき、シッポの願いを受けて、フォフォは彼の封印を解いた。シッポは自ら飛び込み、その身を浮煙と融合させた。
ムービー37シッポが内部から攻撃したおかげで、浮煙は自身の形を保てなくなり、無数の歳陽の欠片となって消え去った。フォフォはシッポを失った悲しみで、声を上げて泣き崩れた。
38金人巷で素裳と再会し、綏園で起きた出来事を説明した。桂乃芬が医館に入院したと聞き、素裳はお見舞いに行くところだという。きっとすぐに良くなるはずだ。
双生
狐齋志異
白露は一緒にいたとろ火と分かれた。この特別な逃亡は忘れられない思い出となるだろう。
あなたたちはとろ火を妖魔鎮めの塔に封印し、怪異退治隊の使命を果たした。
セクション
1「羅浮雑俎」に、白露が皆の前で突然消えたという投稿があった。あなたたちは浮煙から情報を聞くことにした。
2浮煙は情報を提供することを約束したが、一つ条件を出した――かつての大歳陽「燎原」と将軍の戦いを再現したいそうだ。そのためには、神策府へ行って、景元に協力を求める必要がある。
3浮煙の要求を聞き、現役の将軍である景元は綏園へ自ら赴くことを決めた。
4景元は浮煙の挑発に応じることなく、身分と地位の差を理由に浮煙と賭けを交わした。浮煙が怪異退治隊に勝利すれば、かつての将軍との勝負の再開を認めるが、負ければ怪異退治隊の質問に正直に答えなければならない。
ムービー5浮煙は対局の棋盤を広げ、あなたたちに勝負を挑んできた。
6浮煙は敗北し、賭けの約束を果たさなければならなかった。浮煙は白露を誘拐した歳陽が、遊ぶことが大好きな「とろ火」ではないかと疑っている。金人巷で遊んでいた白露が狙われた可能性が高い。あなたたちはすぐに調査に向かうことにした。
7金人巷に着いた後、あなたは丹鼎司の医士助手二人から状況を尋ねた。
8あなたたちは身分を隠して、二人の医師助手の信頼を得た。彼らは龍女を捕まえようとした時に、二人の白露を見かけたと言い、龍女を最後に目撃した場所を教えてくれた。
9二人の「白露」があなたたちの前に現れた。
10歳陽があなたたちの感覚を誤魔化しているが、二人の「白露」はまだ近くにいるはずだ。
11部屋に入ろうとしたが、入れなかった。フォフォは「同心の火鈴」を取り出した。この道具があれば、歳陽が創り出した幻境に入ることができるようになる。
12歳陽「とろ火」は白露をそそのかして、遊び続けさせている。白露を助けるには、急いで逃げていく彼女を追いかけなければならない。
13しばらく追いかけ続けたが、収穫はなかった。桂乃芬は故郷で用いられていた、浮きイタチを狩る方法を提案した――フォフォが「蔵月の瓢箪」を持って死角で待機し、他のメンバーが白露をその場所へ追い込んで捕まえることで、歳陽を誘き出すというものだ。
14白露を捕まえると、歳陽「とろ火」がついに姿を現した。「とろ火」はあなたたちが子供の楽しい時間を奪ったと非難し、大人の暴力的な手段で戦うことになった。
15とろ火は白露と別れを告げ、子供たちの楽しい時間は終わりを迎えた。
16白露がみんなに迷惑をかけたことを謝ろうとしたが、桂乃芬は自分の経験を語って白露を慰めた。彼女は自分も束縛から逃れたくて、家族を離れ、仙舟へやってきたのだと語った。
17歳陽は無事に捕縛され、白露も丹鼎司に戻ることになった。次は、今回の「怪異事件」の調査報告を「羅浮雑俎」に投稿しよう。
羅浮異聞・棋鬼
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「人の魂を奪う」ことができるパズルゲーム。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
羅浮異聞・月を貫く星槎
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「生きている人間を現世から連れ去る」ことができる幽霊星槎。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
犀照
狐齋志異
符玄は犀焔の宿命論から抜け出し、占いに対する確信をさらに強めた。これも青雀のおかげだ。
あなたたちは犀焔を妖魔鎮めの塔に封印し、怪異退治隊の使命を果たした。
セクション
1投稿の内容は歳陽の仕業に似ている。まずは青雀に連絡を取ろう。
2手がかりを聞き出すため、もう一度浮煙と戦おう。
3敗れた浮煙の話によると、太ト司に潜んでいるのは「犀焔」という歳陽で、未来を予知する力を持っているそうだ。
4太卜司に歳陽が潜んでいる。青雀は進んであなたたちの道案内を買って出た。
5窮観の陣に異変が起き、符玄も歳陽に憑依されてしまった。「同心の火鈴」を揺らし、幻境に入ろう。
6犀焔に取り憑かれた符玄は、青雀をクビにした。青雀は心の中では喜びながらも、先に太ト司の問題を解決することにした。
7犀焔に憑依された符玄は、運命は変えられず、選択など取るに足らないと主張した。しかしあなたは自分の選択を下した――最後まで抗うことを。
8符玄があなたたちにパズルの謎を出した。彼女は、この謎には唯一の解き方しか存在せず、それは人の運命と同じだと考えている。あなたはどうやって「運命を選ぶ」のか?この謎の答えを出そう。
9この謎には、確かに唯一の答えしかなかった。しかし青雀は、この宇宙は謎のように誰かにデザインされたものではなく、運命には必ず別の選択肢があるはずだと考えている。そこで、彼女はより複雑なパズルで改めて勝負することを提案した。
10符玄の出した謎には一つの答えしかないようだが、青雀はもう一つの選択肢を見つけたようだ。あなたは青雀を信じ、彼女が答えを導き出すのを手伝うことにした。
11結末が決まっていても、選択には意味がある。それが青雀の答えであり、符玄自身が行動で示した答えでもあった。その言葉に歳陽は揺らぎ、符玄は徐々にその支配から解放されていった。
12符玄は歳陽の寄生から解放されて疲れを見せた。一方、あなたたちは「蔵月の瓢箪」で「犀焔」を封じ込めた。
13符玄は青雀をクビにしたことを忘れていた。歳陽を捕らえるという功績を上げてしまった青雀は、しぶしぶ仕事を続けるしかなかった。
14太卜司は秩序を取り戻した。符玄は怪異退治隊の協力に感謝し、今回の「怪異事件」の調査報告書を自由に作成することを許可した。
15符玄に別れを告げたあと、綏園に戻って歳陽「犀焔」を妖魔鎮めの塔に入れよう。
16寒鴉は十王司を代表して、怪異退治隊を表彰し、判官と符玄が仕事の最中に遭った悩みや苦痛に感心していた。彼女もあなたたちも疲れているようだ、少し休んだほうがいいかもしれない。
羅浮異聞・離魂記
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「はるか昔に亡くなった妻が帰ってきた」うわさ。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
羅浮異聞・燐火録
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「空中で泣き叫ぶ幽霊」のうわさ。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
剣の精
狐齋志異
彦卿は熔炉の勝負欲から抜け出し、剣術に対する理解をさらに深めた。素裳の功績はとても大きい。
あなたたちは熔炉を妖魔鎮めの塔に封印し、怪異退治隊の使命を果たした。
セクション
1浮煙に質問する暇はない。あなたたちはすぐに行動を起こして、暴れている歳陽を探すことにした。
2あなたたちは現場を抑え、意識が混乱している雲騎軍を発見した。
3その雲騎軍の話によると、彼の武器が彦卿を弟子にしようと目をつけたそうだ。彼の意識を混乱させたのも武器に宿る歳陽のせいだった。さらに、彦卿の剣が既に歳陽に憑りつかれていることが判明した。
4あなたたちは彦卿の飛剣を見つけた。まるでこの先の危険を告げているようだ。それでも、あなたたちはその後を追うことにした。
5危険な行動ではあるが、怪異退治隊は前に進むことを決意した。
6会話の最中、歳陽「熔炬」が既に彦卿に取り憑き、匠の剣術で彼を惑わしていることがわかった。
7歳陽「熔炬」は彦卿に、あなたたちを斬り殺すよう唆していた。素裳は歳陽の残虐非道な性格を非難し、剣を執り、みんなのために時間を稼ごうとした。他のみんなは景元に援助を求めに行った。
8みんなは素裳のことを心配して、助けを呼ぶ足取りを早めた。
9景元は彦卿が歳陽の「熔炬」に憑依されたことを知り、弟子を惑わせてしまったのは自分の責任だと感じた。彼の助力を得て、一行はすぐに幻境へと向かった。
10彦卿は自身の意志で熔炉の誘惑に抵抗しており、素裳も力尽きるまで踏ん張った。その時、ついに仲間たちが駆けつけてきた。景元が現れ、彦卿の心の闇を暴いた。彦卿はようやく目が覚め、歳陽「熔炬」に挑戦を申し込んだ。
11彦卿は「熔炬」に辛勝し、あなたたちはすぐに「熔炬」を封じ込めた。
12彦卿はみんなの救援に感謝の意を示し、素裳は得意げに手柄を自慢していた。事態は既に収束した、今回の「怪異事件」の調査報告を「羅浮雑俎」に投稿しよう。
13景元と彦卿に別れを告げたあと、綏園に戻って歳陽「熔炬」を妖魔鎮めの塔に入れよう。
羅浮異聞・凶宅
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「お化けが出るうわさのある」幽霊屋敷。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
羅浮異聞・詭鈴
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「幽霊からの電話」に悩まされ続けているという体験。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
怪異退治隊・銀メダル
羅浮異聞
桂乃芬は景色のいい場所で「フォロワーからの質問」を収録した。
実は桂乃芬は、フォロワーを大事にする配信者なのだろうか?
狐の夢
狐齋志異
フォフォはシッポを見つけ出し、浮煙は長らく待ち望んだ対決を果たした。十王司は浮煙を封印した。
シッポがいなくても、すでに一人前の判官であることをフォフォには分かってもらいたい。これは実力ではなく、覚悟の問題だ。
セクション
1みんなでフォフォの失踪について話し合った結果、浮煙を尋問することにした。
2浮煙はフォフォを欺き、シッポの情報を利用して、歳陽が待ち伏せしている流雲渡しへと誘導したことを告白した。
3フォフォは気絶して倒れ、既に歳陽に意識を奪われているようだ。途方に暮れていたその時、寒鴉はシッポが実は「蔵月の瓢箪」の中に隠れていて、フォフォに取り憑いている魔物を退治できると明かした。
4シッポは寒鴉に封印されていたことを打ち明け、フォフォに取り憑き、彼女の体内にある別の歳陽を呑み込むことに同意した。
5フォフォは尻尾に取り憑かれたことで、家族に見捨てられていた。
6フォフォは尻尾に取り憑かれたことで、同級生にいじめられていた。
7歳陽の影響で、フォフォはシッポも自分から離れていくと思い込み、苦しみの中にいた。シッポは離れていった人々を全員連れ戻すことで、フォフォを救おうとした。
8シッポの努力のおかげで、フォフォはようやく目が覚め、シッポとの再会を果たした。そしてシッポは、潜んでいる歳陽に宣戦布告した。
9シッポの助けによって、フォフォはようやく目を覚ました。しかし、これはすべて浮煙による計略だった。この知らせを聞いたあなたたちは、すぐに綏園へと引き返した。
10浮煙は園内のすべての歳陽をすでに集め終えており、あとは景元が罠にかかるのを待つばかりだった。
11シッポは、歳陽が精神的に諦めてしまえば、すべてが崩れ去ってしまうと指摘した。苦戦の最中、景元がついに駆けつけ、浮煙とのかつての大戦を再開した。
ムービー12浮煙は敗北を認めず、巨大な姿に変身し、景元に攻撃を仕掛けた。景元は神君を召喚すると、浮煙を易々と抑え込み、形勢を逆転させた。
13景元は勝利を収めたものの、浮煙への敬意を失うことはなかった。浮煙は敗北を認め、永遠の懲罰を受け入れた。しかし、その心にはまだ闘志が燃え続けており、いつか再び自由を取り戻し、仙舟の将軍と再戦することを諦めていなかった。
14寒鴉は再びシッポをフォフォの体に封印した。あなたたちは命令に従い、浮煙を封印することにした。
15素裳はまだ彦卿との戦いを自慢げに話していた。全て終わったところで、今回の「怪異事件」の調査報告を「羅浮雑俎」に投稿しよう。
16みんなで「羅浮雑俎」のアカウントの運営を続けることにした。これで、怪異退治隊の仕事もいよいよ一段落した。
羅浮異聞・燐火録・続
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「存在しないものを撮影できる」カメラ。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
羅浮異聞・夢の中
羅浮異聞
「羅浮雑俎」には不思議な書き込みがたくさんある。たとえば、「朝早くから遅くまで真面目に仕事をする」青雀。
遠くの十妖より近くの一妖。歳陽が唯一向かうべき場所は綏園の中にある妖魔鎮めの塔だ。
怪異退治隊・薬も過ぎれば毒になる
羅浮異聞
熱狂的なフォロワーが桂乃芬に会うため、何度も偽情報を使って彼女を現地調査に誘いこんだ……
桂乃芬の対処法は参考になるかもしれない。
怪異退治隊・金メダル
羅浮異聞
桂乃芬はフォロワー百万人到達の瞬間を残したいと思っている。
あなたたちはその瞬間を撮影した。いつの日か、長く残る思い出となるだろう。

風起雲湧、相見える鋒鋩・前編

再訪、天舟演武
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
次の目的地への旅を始める前に、列車は仙舟羅浮から通信を受信した。景元は次の目的が定まっていない列車組一同を演武典礼に招待したいという。
セクション
1星穹列車に仙舟「羅浮」からの通信が入った。景元は列車組の皆を、まもなく開催される「星天演武」の儀式に招待したいとのことだ。
2姫子とヴェルトは古獣の亡骸を持ち帰るというルアン・メェイとの約束を果たす必要があった。そのため話し合いの結果、星穹列車の代表としてあなたと三月なのか、丹恒が演武典礼に出席することになった。
3ヴェルトと姫子は、これから向かう「ギンヌンガガプ深域」について話し合い、ルアン・メェイが古獣を研究する目的について推測している。姫子は面白い化石を見つけたら、お土産として持って帰ると約束してくれた。
4三月なのかは、これから参加する祭典にワクワクしている。一方で丹恒は、演武典礼の開催は仙舟「羅浮」の安定を対外的に示すためだと考え、招待された以上、旧友に会いに行くべきだと思っているようだ。
5あなたは三月なのかや丹恒と共に星槎海中枢に戻った。懐かしい場所に戻ってきたことに三月なのかは感慨深げな様子だった。そんな中、一通のメッセージが届いた。
6ピノコニーから来た観光客二人が仙舟「羅浮」のおすすめスポットについて尋ねてきた。あなたはアドバイスをしながら、いつか仙舟で二人と再会できるかもしれないと思った。
7出迎えに来た彦卿と合流した。仙舟「羅浮」を離れてからそれほど経っていないが、彦卿は少し背が伸びているように感じた。
8彦卿の話によると、仙舟同盟は今回の儀式を非常に重視しており、「朱明」と「曜青」の二つの仙舟からも使者が祝いに来ているとのことだった。景元はあなたたちを司辰宮まで護送し、近況を話すよう彦卿に頼んでいるそうだ。
9街で騒ぎが起き、巡回中の雲騎軍兵士たちが急いで集結した。彦卿は失礼を詫びて、状況を確認しに行った。あなたは三月なのかや丹恒と共に、彼の後を追った。
ムービー10星槎海の街角で、歩離の狼兵たちが拘束から逃れ、暴走して人々を無差別に襲い始めた。彦卿と雲騎軍の兵士たちは、人々を守り秩序を維持するため、すぐさま駆けつけた。
ムービー11必死に逃げ出そうとするはぐれた狼兵を、彦卿は飛剣を操って追撃した。そこに大剣を持つ少女が現れ、狼兵を打ち倒した。彼女は彦卿の飛剣を拾い上げると、颯爽と立ち去っていった。
12突然の出来事によって、司辰宮へ向かう予定は中断されてしまった。彦卿は騒動の原因を突き止めようとしている。
13カンパニーの社員と雲騎軍兵士が言い争っていた。カンパニー側は仙舟「羅浮」の船舶、貨物と人員の押収調査に反対しており、一方の雲騎軍兵士はあくまで仙舟のルールに従った行動だと主張している。両者の口論が収まる気配はなかった。
14雲騎軍隊長の報告によると、カンパニーの貨物船を襲撃していた歩離人たちを朱明の使節艦が攻撃し、拘束していたそうだ。しかし彼らを幽囚獄へ移送する直前、歩離人の囚人たちが突如として暴動を起こしたという。
15彦卿の説明によると、歩離人は仙舟と長年敵対関係にある豊穣の忌み物で、30年前には同盟と大戦を繰り広げていたが、近年その活動は次第に衰えているとのことだった。そんな中、彦卿は先ほど謎の少女に持ち去られた剣のことも気がかりな様子だった。
16あなたたちは彦卿と共に司辰宮へ向かった。その時、一人の雲騎軍兵士が意味ありげにあなたたちを見送りながら、「面倒事が多いですね……」と呟いた。
真意掴めぬ使節
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
彦卿の案内で景元に会うと、仙舟羅浮が建木の災いの後に演武典礼を再開するつもりであることを知った。さらに朱明と曜青の将軍が観覧に来ることもわかったが……
どうやらよからぬ意図をもって来る者ばかりのようだ。
セクション
1景元はあなたたちを仙舟「朱明」の燭淵将軍懐炎と引き合わせた。懐炎はみんなのことを褒め称え、あなたたちに自分の孫弟子の雲璃を紹介した。彦卿はその少女が飛剣を奪い取った張本人だと気付いた。
2雲璃は戦闘で手に入れた剣を返すことを拒み、彦卿との腕試しを申し出て、景元がその仲裁に入った。その後、雲璃は霊砂に会いに行き、彦卿はカンパニーの社員を落ち着かせるため、工造司へ向かった。
3雲璃と会話した。雲璃は演武典礼の演武台が部外者の挑戦も受け付けていると言い、参加するよう勧めてきた。一方、彼女は彦卿の飛剣が可哀想に思えたらしく、手入れをしてから適当なタイミングで返すつもりだそうだ。
4三月なのかや丹恒と一緒に仙舟の将軍たちについて話し合った。丹恒によると、同盟内の各仙舟にはそれぞれ得意分野があり、懐炎将軍はかつて朱明トップの職人であったという。
5彦卿はカンパニーに関する書類を見せてきた。彼は検査を受けてもらうよう、カンパニーの人々を説得する必要がある。準備ができたら、彦卿はあなたたちを先に宿へ案内してくれるそうだ。
6景元は二人の将軍の来意を探ったところ、懐炎は曜青の天撃将軍が建木の災いのために来たことを示唆した。その時、曜青の使者である椒丘モゼが景元に謁見し、天撃将軍が鱗淵境で景色を楽しんでいることを伝えた。
7丹恒は、仙舟の天将たちが羅浮に集まったのは建木の災いについて責任を問うためであり、景元が今大きなプレッシャーを背負っていると推測した。あなたたちは彦卿と共に工造司へ向かい、羅浮の外交事務を手伝うことを提案した。
吠える獣黙らす妙言
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
演武典礼が開催されるにあたり、仙舟羅浮は多くの是非と矛盾が交錯する場所となった。さまざまな思惑を抱えた客人たちの他にも、歩離人の襲撃を受け寄港を余儀なくされたカンパニーの船もいる。
あなたたちはカンパニーとのトラブルを解決するべく、彦卿と一緒に工造司へ向かった。
セクション
1工造司でスコートに出会った。彼は仙舟のスタッフと口論をしているところだった。スコートは声を荒げ、カンパニーの荷物の差し押さえを続けるなら、直接仙舟の将軍に訴えると脅している。
2工造司の職人によると、カンパニーの貨物船に危険な武器らしきものや生物組織に近い特徴を持つものが積まれているため、コンテナを開封して検査する必要があるそうだ。あなたはスコートとの交渉役を買って出た。
3謎の女性の正体は仙舟「朱明」から派遣され、羅浮丹鼎司の新任司鼎となった霊砂だった。彼女は仙舟とカンパニーの間で締結された輸出入契約を引用し、スコートに即座の開封検査を承諾させた。
ムービー4カンパニーの貨物を開封検査していた霊砂。彼女が貨物に近づいた瞬間、箱の中の機械装甲が勝手に起動し、周囲の人々に攻撃を仕掛け始めた。
5あなたたちは突如起動した正体不明の兵器を倒した。霊砂は初歩的な検査をして、機械の中に隠された生体組織を発見した。彦卿は貨物を幽囚獄に収容し、さらなる処置を施すことを提案した。
6霊砂は彦卿の剣術を褒め称え、列車組の羅浮への支援に感謝を述べた。そして霊砂は、丹鼎司の再建についての意見を伺いたいと、あなたたちを丹鼎司に招いた。
切り結ぶ刃と止の勇将
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
丹鼎司の新任司鼎の仲介により、カンパニーの専任担当からの非難をうまくかわしたあなたたちは、彼女と一緒に丹鼎司へ向かい雑談をすることにした。しかし、その会話は予期せぬ波乱を呼ぶことになる。彦卿と口喧嘩をした剣客少女は、すでに長い間待っていたのだ。
セクション
1龍師の涛然は使者射洪を遣わし、新任の司鼎に挨拶し、「つまらないもの」を霊砂に贈ろうとしたが、丹士長の玉絡は龍師たちの要請を断り、霊砂は今会える状況ではないと告げた。
2丹鼎司で当直中の素裳と出会った。素裳は再会を喜び、数日後に仕事が落ち着いたら、桂乃芬やフォフォも誘って金人巷で集まろうと言った。
3霊砂は古海を眺めながら、彼女が仙舟同盟から丹鼎司の清掃と再建を任されたと言った。丹恒は霊砂に羅浮の持明族との距離を保つよう助言し、彦卿は景元と対策を協議するよう提案した。
4霊砂は過去を語り始めた。かつて、彼女の恩師が謀略により仙舟「朱明」へ追放された。霊砂も巻き込まれ、遠方へ追放されたという。その審判を下したのは景元であった。その時、雲璃が霊砂を迎えに来て、再び彦卿と対峙した。
5一触即発の状況の中、霊砂は雲璃と彦卿を説得し、刃を交えるのを止めさせた。そして、代わりに丹鼎司に潜む忌み物を討伐することで決着をつけることを提案した。
6薬王秘伝が滅びた後、彼らが飼育研究していた忌み物が丹鼎司に残され、そのまま居着いて繁殖していた。雲璃と彦卿は腕比べとして、どちらが制限時間内により多くの忌み物を倒せるかを競い合うことになった。霊砂はその審判役を務めるようだ。
7あなたたちは数多くの豊穣の忌み物を目にした。霊砂は試合のルールを改めて説明し、お互いを傷つけないようにと注意した。
分岐ストーリー8彦卿は勝負に勝ち、雲璃に飛剣を返すよう求めた。しかし雲璃は負けを認めず、実力で飛剣を奪い返すよう彦卿に迫った。
分岐ストーリー9雲璃は試合に勝利し、彦卿の剣術も大したことがないと判断した。雲璃は彦卿に実力で飛剣を取り戻すチャンスを与え、彦卿はその勝負を受けた。
ムービー10彦卿と雲璃は丹鼎司にて剣を交えていた。激しくぶつかり合うも、勝負は一進一退のまま膠着している。そして刃が交差する瞬間、狐族の女性が間に割って入り、二人の渾身の一撃を難なく受け止めた。
11天撃将軍飛霄が雲璃と彦卿の手合わせを止めに入った。飛霄は丹鼎司を訪れ、今白露の治療を受けているそうだ。雲璃は飛剣を返却し、彦卿と和解した。
ストーリーCG12飛霄は椒丘とモゼに情報を共有した。椒丘は、景元の目的は演武典礼を通じて「実力を示す」こと、つまり羅浮は安泰であることを示そうとしていると推測した。一方、飛霄は自身の状態が、御薬の龍女でさえ手の施しようがないものだったと明かした。
回帰、神の鋒鏑
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
景元は神策府で行われる懐炎将軍との話し合いにあなたたちを招き、曜青と朱明将軍の来意を説明した。
この時、あなたたちは建木の危機を解決したと同時に、星穹列車は仙舟同盟が注視する対象になっていたことも理解する。予想外だったのは、一連の事柄を後押しするような懐炎将軍の態度だった。
セクション
1長楽天に戻り、三月なのかは飛霄の武芸の腕前を褒め称え、丹恒は彦卿に戦いでの挫折を気に病まないよう助言した。彦卿は重要な相談があるとして、一同を神策府へと連れて行った。
2景元は懐炎に列車組を正式に紹介した。懐炎によると、彼は飛霄と共に同盟から派遣され、建木の災いの真相を調査に来たそうだ。彼は、景元の仙舟同盟への忠誠は変わらないと信じていると言った。
3懐炎は、建木の災いについて問うのは飛霄の役割であり、彼自身が関心を持っているのは、演武典礼が無事に開催されるかどうかだと言った。さらに、彼は演武典礼のために贈り物を用意していた。
4あなたは懐炎の贈り物の箱を持ってきた。その箱は木でも金属でもない素材で作られており、表面には金属製の糸が埋め込まれ、ハスの花の模様が描かれていた。
5懐炎は演武典礼の賞品としてこの剣箱を提供した。そして、雲璃と彦卿の対立を解消するため、懐炎は三月なのかに剣術指導を共同で行い、彼女を星穹列車の代表として大会に参加させることを二人に提案した。
6丹恒は、懐炎が彦卿と雲璃に三月なのかの剣術指導を任せたのは、しばらく列車組を羅浮に留め置き、ナナシビトの実力を確かめるためではないかと推測した。
7景元は、列車組を呼び戻してまで儀式に招待したのは、二人の将軍に証人として立ち会わせる意図があったと明かした。そして今度は、あなたたちを飛霄との会談に招き、彼女の疑問を解消したいと考えている。
8金人巷で、飛霄は長年会っていなかった戦友の御空と再会した。昔の戦友が今では将軍を務めていることに、御空は時間が経つのは早いと感慨深そうに呟いた。
ストーリーCG9御空は飛霄に今回の目的を尋ねた。飛霄は同盟からの依頼で建木の災いを調査する以外に、もう一つ目的があり――それは「呼雷」に面会することだと言った。
10飛霄の話によると、青丘軍が停雲が乗っていた「鳴火」商会の艦船の残骸を発見したものの、生存者は見つからなかったそうだ。しかし現場の状況から、ルアン・メェイが先に到着していたことが判明したという。
剣を受け継ぐ流星
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
三月なのかは、懐炎が冗談半分、残りは試すかのように演武典礼へ招待したことで、意外にも出場する機会を得る。羅浮と朱明の二大将軍の高弟から学び、仙舟剣術の奥義を垣間見た彼女は将来有望、なんとも喜ばしい姿だった。
三月なのか:修行の成果
セクション
1彦卿は司辰宮の裏庭で人気のない場所を見つけた。雲璃もすでに、三月なのかの剣術授業のためにそこで待っている。三月なのかはあなたと丹恒に別れを告げ、剣術修行の道へと踏み出した。
2雲璃は三月なのかに、剣術の練習に適した仙舟の衣装を贈った。一方で彦卿は入門者向けの練習用の剣を用意していた。最初の授業は、雲騎軍の教官との手合わせだった。
3三月なのかは辛うじて勝利した。なのかに対して、彦卿は足運びの練習を、雲璃は筋力のトレーニングを勧めた。にぎやかな雰囲気の中、三月なのかの剣術訓練が始まった。
ストーリーCG4三月なのかは姫子、ヴェルト、パムに連絡を取り、近況を伝えた。わずか数週間で、なのかの剣術は目覚ましい進歩を遂げていた。列車に戻ったら、みんなに披露するつもりらしい。
5一日の訓練が終わり、雲璃と彦卿は再び剣術の腕前について言い争いを始めた。その時、羅浮と朱明の二人の剣士が共同で剣術指導しているという噂を自分の目で確かめるため、椒丘が庭園にやって来た。
6椒丘は三月なのかの性格に合った技を教えることで、より効果的な上達が望めると考えていた。椒丘は医術の持つ生と死、相反する二面性を示し、彦卿は一行を「競鋒艦」へ案内することを提案した。
7競鋒艦への道中、椒丘は何か違和感を覚えたのか、眉を少し寄せた。彦卿が事情を尋ねたものの、椒丘は何もないと言った。
8彦卿はみんなの目を空へ向けさせた。遠くに見える船が、今回の演武典礼の試合会場――「競鋒艦」だった。
ストーリーCG9彦卿は幼い頃から剣術の修行に励んでいたが、ある決闘で惨敗し、失意に沈んでいた。しかし椒丘の指摘を受け、彦卿は悟った。剣を振るうのは他人のためではなく、全力を尽くして純粋に自分自身を楽しむためなのだと。
10椒丘は彦卿と雲璃に、剣を振るう理由を尋ねた。彦卿は純粋な剣の道を追い求めるため、雲璃は父の作った魔剣を狩り尽くすためだと答えた。椒丘は彦卿に廻星港で異変が起きていることを示唆し、別れを告げた。
11三月なのかは彦卿、雲璃と共に、奇妙な狐族の一団と出会った。彦卿は異変を察知したものの、相手を警戒させないよう、わざと子供の演技をして誤魔化した。
12三月なのかたちは状況を分析し、先ほど遭遇した狐族が怪しいと考えた。彦卿は彼らの正体を暴くため、こっそりと尾行することを提案した。
13謎の「雲騎軍兵士」は廻星港に入った彦卿たちを抹殺しようとした。しかし「天舶司の職員」がその行動を制止し、些細な事故でも「末度」様の計画に支障をきたすと告げた。
14謎の狐族が貨物船を調べ、武器と補給品の入ったコンテナを持ち去ろうとしている。彦卿は運ばれる予定のコンテナの中に隠れ、そのまま追跡を続けることを提案した。
15三月なのかは彦卿と雲璃と共にコンテナのそばまで来て、中に潜り込んだ。コンテナの底の浮遊装置が起動し、三人の剣士を乗せてゆっくりと前へ進んでいく。
16長い待機の後、コンテナが再び地面に降りた。謎の狐族たちは船の確認に向かった。彼らは廻星港の船を利用して、仲間たちを仙舟から連れ出そうとしているようだ。
17時間がない。謎の狐族たちは足を速め、三月なのかたちもその後を追った。
18追跡を終え、彦卿は謎の狐族たちが公的機関の職員ではないことを確認した。三月なのかはカメラを取り出し、証拠として彼らの行動を撮影しようとした。
19三月なのかのカメラの音が狐族たちの注意を引いてしまった。彼らは「歩離人」として正体を現し、三月なのかたちに襲いかかってきた。
20彦卿、雲璃、三月なのかは力を合わせて歩離人を倒した。彦卿は、仙舟の中にはまだ潜伏している歩離人がいると考え、早急に神策府へ報告する必要があると判断した。
折獄を論じる是非
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
飛霄の要請にしたがい、あなたたちは幽囚獄に入って証言を残すことになる。一方、彼女が派遣した曜青の使者は、ここに長い間拘禁されていた歩離人の首領「呼雷」を仙舟羅浮から連れ出すつもりのようだ。
幽囚獄の奥に入っていくと、あなたたちは次第に事の奇妙さに気づいていく。
セクション
1あなたは丹恒と共に神策府を訪れ、建木の災いの証人として飛霄の質問に答えることになった。
2飛霄は景元の三つの過失について問いただし、さらに今、歩離人が幻朧の導きに従って動き出そうとしていることを指摘した。飛霄はあなたと丹恒に幽囚獄への証言提出を依頼し、呼雷を曜青仙舟の管理下に移すことを要求した。
3丹恒と共に幽囚獄の入口に到着すると、出迎えの使者がすでにそこで待っていた。準備ができたら、獄門が開かれるという。
4椒丘とモゼは幽囚獄の構造について話し合っていた。今回の訪問は歩離人の重罪人「呼雷」の収監状況を確認し、押送の準備をするためだった。雪衣は今回の案内役を務めることになっている。
5雪衣は呼雷の罪状について説明し、その危険性を強調した上で、面会に関する禁忌を改めて確認した。「狼毒」というフェロモンに対抗する丹薬を服用した後、椒丘とモゼは最下層へと面会に向かった。
6一隊の雲騎軍兵士が通り過ぎ、椒丘は空気の中に違和感を感じ取った。しかし、彼はその疑問を押し殺し、雪衣の後について最下層へと向かった。
7あなたは丹恒と共に幽囚獄へ到着した。判官はまだ到着していないため、出迎えの使者から少し待つように言われた。あなたはその間、周りを散策することにした。
8問字部の判官・寒鴉があなたと丹恒を迎えに来た。寒鴉は「録事庁」へ証言を記録しに行くよう案内し、指示に従い、勝手な行動は慎むようにと説明した。
9寒鴉は足元に気をつけるよう注意を促した。幽囚獄には極悪非道の重罪人たちが収監されており、この場所の地形が複雑なのは、囚人たちの脱獄をより困難にするためだ。
10エレベーターを起動する前に、寒鴉はあなたに演武典礼の雰囲気について尋ねてきた。ずっと昔、寒鴉は姉の雪衣と一緒に剣術の試合を観覧したことがあった。今では、二人とも冥界の存在となってしまっている。
11あなたは丹恒と共にカンパニーのコンテナの保管場所に到着した。寒鴉はコンテナの中に歩離人と似たようなロボットが保管されており、非常に危険だと告げた。
ムービー12幽囚獄の奥深くで、カンパニーの生体装甲がコンテナから脱出し、あなたたちを包囲した。寒鴉は幽府武弁に支援を要請したが、応答はなかった。
13丹恒は、これらの「貨物」が幽囚獄に送り込まれたのは脱獄計画のためだと推測した。寒鴉によると、先ほど曜青の使者がここを訪れており、彼らが面会する予定の呼雷こそが、脱獄を企てる者たちの狙いである可能性があるという。
14雪衣たちが呼雷の牢獄に近づいたところ、「犀犬猟群」の策問官・末度に率いられた歩離人の脱獄者たちの奇襲を受けた。雪衣とモゼは必死に抵抗し、牢獄の門を守ろうとした。
ムービー15狼兵たちが幽囚獄を包囲し攻撃している隙に、呼雷は拘束を解かれた。雪衣の機巧の体は激戦により損傷し、ついに破壊されてしまった。椒丘はモゼをここから脱出させたが、自身は捕らえられ、歩離人の囚人となった。
16700年の幽閉を経て、歩離人の戦首・呼雷は自由を取り戻した。末度から渡された魔薬を飲み、狐族の姿に化けた呼雷は、人質の椒丘を連れてその場を離れた。
凶狼の逃亡
風起雲湧、相見える鋒鋩・前編
部外者の所業により、仙舟羅浮に長らく収監されていた大悪人――歩離人の戦首呼雷が牢から抜け出し、猛り狂った。幽囚獄は極めて危険な状況に陥り、唯一あなたたちにできるのは、彼がここから逃げ出す前に、幽囚獄の門を閉じることだけだ。
セクション
1幽府武弁の報告によると、幽囚獄の通信が遮断され、大量の囚人が解放されたとのこと。寒鴉は獄卒に捜索を命じ、あなたと丹恒には幽獄の底へ一緒に向かい、凶悪な獣を鎮圧するのを手伝ってほしいと頼んできた。
2あなたは丹恒と寒鴉と共に幽獄の底に到着したが、そこでは戦いの痕跡が散乱していた。開かれた獄門は呼雷の脱獄を物語っており、寒鴉は雪衣と曜青の使者を探すのを手伝ってほしいと頼んだ。
3戦闘で損傷した機巧の雪衣を見つけたが、椒丘とモゼの姿は見当たらなかった。寒鴉が曜青の使者は歩離人に拉致されたのではないかと推測する中、機巧鳥の残骸から「雪衣」の声が聞こえてきた。
4機巧鳥の雪衣の報告によると、曜青の使者の一人は逃げ出し、もう一人は連れ去られたという。さらに、姿の見えない侵入者もいるとのこと。寒鴉は雪衣に幽囚獄から飛び立ち、必ずや外界にこの知らせを届けるよう頼んだ。
5丹恒は違和感を覚え、何かが近づいていることを察知した。見えない侵入者との遭遇戦が始まった。
6はぐれたモゼと出会った。モゼは呼雷に勝てないと判断し、幽囚獄を封鎖して共に死ぬことを提案した。寒鴉は獄門の封鎖を一人で引き受け、みんなに自分の身を守るよう告げた。
7あなたたちが門に近づくと、歩離の狼兵が必死に行く手を阻もうとした。寒鴉が後ろに残ってしんがりを務め、必ず呼雷の逃亡を阻止するようにとあなたたちに頼んだ。
8末度は椒丘と交渉し、使節の立場を利用して歩離人の脱出を手助けするよう求めた。椒丘は鏡流が羅浮に戻ったとうそをつき、呼雷の復讐心を煽った。椒丘のもくろみ通り、呼雷はしばらく仙舟「羅浮」に留まることを決めた。
ムービー9必死に追いかけたものの、あなたは呼雷が逃げ出す前に幽囚獄の扉を閉めることはできなかった。丹恒も手にしていた槍を投擲したが、閉じられた扉に当たっただけだった。
10景元、飛霄、懐炎は重罪人・呼雷が脱獄したという報告を受けた。飛霄は羅浮雲騎軍に呼雷の追跡を命じ、景元はこれを機に「淀みを取り除く」つもりだった。
争いの剣は命吹き込む鋤へ
無尽形寿
同行キャラクター雲璃.webp
遠路はるばるやって来たカレワラ使節団が仙舟の宝剣「孤雲」を送り届けにやってきたが、雲璃はひと目でそれが「魔剣」であることを見抜いた。彼女は魔剣を溶かそうとしたが未遂に終わり、逆に剣を盗もうとした嫌疑をかけられてしまう。
孤雲が語った無名の剣士の経歴を聞き、雲璃は己と魔剣をもう一度見定め、少しばかり自分の在り方を変えようとしているようだ。
セクション
1金人巷で雲璃に会った。彼女は、三月なのかはここにいないと教えてくれた。彼女はかつての自分が三月なのかより剣の稽古をサボっていたから、気持ちは分かると言った。その後、彼女はあなたに美味しいものを奢ることにした。
2雲璃は料理を注文した後、あなたの剣に興味を示した。バットを観察した後、彼女は自分が悪人の剣を狩り、それを溶かして処分した話をした。そこへ御空の秘書である夕葵が現れ、カレワラという星から来たパボルが仙舟の剣を一振り返還する予定だと言った。司辰宮で待っている懐炎将軍は、その剣を演武典礼の優勝者に贈る予定だそうだ。それから夕葵は、あなたたちを司辰宮へ見物に誘った。
3パボルの話によると、その宝剣「ミエッカ・キベッサ」はカレワラの君主を選ぶ剣だったそうだ。しかし、剣を引き抜き、それが仙舟由来のものだと見抜いたのは遠来の客人だった。
4雲璃はあなたと一緒に司辰宮へ行き、その剣を見に行くつもりだそうだ。
5あなたと雲璃は司辰宮で「捧剣の儀」に参加予定の懐炎、パボル、そして宝剣を護衛するアルジェンティに出会った。懐炎は孫娘に、こういった場では無礼なことをしないようにと釘を刺した。
6懐炎は仙舟を代表して宝剣「孤雲」の帰郷を迎えた。しかし、その剣が父「含光」の手によるものだと聞いた雲璃は、即座に儀式を止めようとした。彼女はこの魔剣を溶かして処分するべきだと主張した後、怒って出て行った。懐炎はあなたに、彼女について行ってほしいと頼んだ。
7あなたは情緒不安定になっている雲璃を見つけた。彼女は工造司に行って「孤雲」を奪い、それを溶かして壊すつもりだと教えてくれた。彼女の話によると、「魔剣」は職人が歳陽を鋳込むことで生まれた剣で、持ち主の剣技が爆発的に上達するが、その代償として血を吸われ、最後には魔剣に操られた歩く屍になるという。
8雲璃は「孤雲」の居場所が分からず、一時的に剣の破壊を諦めるしかなかった。彼女は懐炎と羅浮を巻き込まないよう、剣を溶かす責任を一人で背負おうとしていることを明かした。それから、詳しい事情はここを離れた後で話すと約束してくれた。
ストーリーCG9雲璃の話によると、含光の鍛えた剣は異国でも名を馳せていたそうだ。だが、含光は名声に溺れ、数百もの魔剣を作り出し、ついには剣を求める者たちに殺されてしまった。その時、雲璃は母に守られ、最後には懐炎に救われたのだった。
10雲璃は魔剣を全て狩り尽くすと誓った。懐炎とは親しい関係だが、「孤雲」の件に関しては譲るつもりはないようだ。しかし最後には、あなたの説得を受け、明日懐炎と話し合うことを決めてくれた。
11懐炎は弟子の含光のことについて話してくれた。それから、雲璃が猟剣の際に何度も死にかけていること、雲璃に含光の過ちを背負わせたくないことを明かした。彼は機会を見つけて、孤雲は英雄の剣であることを雲璃に伝えたかったそうだ。
12懐炎は雲璃が来るのを待ちながらも、あなたが疲れていないか心配しているようだ。
13大毫は雲璃が最も疑わしいと指摘した。彼女には動機があり、犯行現場への出入りもあったからだ。地衡司の調査によると、武器庫からは「孤雲」だけが盗まれており、現場の痕跡から外部の侵入者はいなかったことが判明している。これらの情報から他の容疑者を全て排除した後、大毫は疑いの矛先を雲璃に絞っていた。
14雲璃から状況を聞いた。彼女は魔剣を見つけて容疑を晴らしたいと考えているようだ。ただ、彼女が不思議に思っていることがあった。盗人は剣を盗んだのに、剣箱は残していったという点だ。
15パボルと状況を確認した。彼は「孤雲」が魔剣ではなく、高貴なる王の剣だと考えているようだ。
16公輸師匠に状況を確認した。彼は昨日、あなたから「孤雲」の安全に注意するよう言われた後、宝剣の保管状況を確認していた。その時点では、孤雲はまだ盗まれていなかったそうだ。
17懐炎と状況を確認したところ、彼は雲璃を信じたいとは思っていたが、彼女が感情的になって過ちを犯してしまうことを心配していた。彼の話によると、捧剣の儀が終わった後、アルジェンティが剣箱を持って工造司の倉庫へ運んだそうだ。
18「孤雲」の剣箱の鍵には何の問題もなかった。しかし箱の中からはバラの花びらが見つかった。
19大毫はアルジェンティの手口や動機、行動スタイルが全く理解できなかったが、雲璃は「孤雲」がアルジェンティを操り、自ら剣箱から抜け出したのだと指摘した。
20星槎海の埠頭の一角で、アルジェンティは既に長いこと待っていた。
21アルジェンティの話によると、彼は「孤雲」の純美に心を打たれ、「孤雲」に新たな居場所を探してあげたいそうだ。一方で雲璃は、彼が魔剣に魅了されていると考え、剣を溶かして処分しようとしていた。二人は剣の行方を巡って決闘を始めることとなった。
22アルジェンティは敗北を認めた。「孤雲」は皆の前で、自らの過去を語り始めた。
23名もなき剣士は「孤雲」と共に異星に流れ着き、そこで歩離人たちの狩りに遭った。剣士は絶望の中でも、「孤雲」に身を委ねることはせず、反抗の心を持ち続け、この地の人々に歩離人へ抵抗する方法を教えようとしていた。
24「孤雲」はこの世界の人々は裏切るか、屈服するかのどちらかで、決して抵抗などしないと考えていた。だが、無名の剣士は一度も勝利を収めていないにもかかわらず、共に戦ってくれる者が現れると信じ続けていた。
25歩離人はついに敗れた。無名の剣士は魔陰に堕ちることを隠し、村人たちに「孤雲」で魔物と化した自分を討ち取らせ、化け物を封じ込める石碑を建てるよう伝えた。
26「孤雲」は魔陰に堕ちた名もなき剣士を苦しみから解放し、古き友が持っていた戦の終結への思いをくみ取った。それから「孤雲」は、歴代君主の争いの的となることにも嫌気が差し、石碑の中へと戻ることを決意した。
27「孤雲」は演武典礼の賞品になることを拒んだ。それは無名の英雄の「戦の終結」という願いと相反するからだ。そのため、アルジェンティに自分を連れ去ってほしいと頼んだ。雲璃もまた、この剣の意志を理解し始めていた。
28雲璃は「孤雲」の過去を知り、それが英雄の剣だと認めながらも、やはりその剣を溶かすつもりでいた。
29雲璃は「孤雲」の本当の願いを聞き、それを別の器に作り変えることを決意した。
ムービー30雲璃は「魔剣」を溶炉に投げ入れ、別れを告げた――「こういう形であなたと出会えて、とても光栄だった」
31「孤雲」は溶かされてしまったものの、懐炎はすでに演武典礼の賞品として別の剣を用意していた。雲璃は自分の軽率な行動を反省し、彼と共に金人巷での記念式典を見に行くことにした。
32パボルの家系は代々、名もなき英雄の残した石碑を守り続けてきた。彼はその石碑の下に生えた金の木から枝を1本折って、ここに移植し、英雄の残した碑文を写し取った。これにより、雲騎士と呼ばれた英雄は、ついに「孤雲」と共に故郷で永遠の眠りにつくことができた。

風起雲湧、相見える鋒鋩・後編

烽火の伝煙、弓枕き戦を待つ
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
歩離の重罪人-呼雷が仙舟「曜青」の使節を攫って逃走し、「演武典礼」が危険に晒された。三月と雲璃は神策府で懐炎将軍の現状に対する分析を聞いており、彦卿は狼狩り作戦の次の指示を待っている…
セクション
1星槎海の通りに着くと、大勢の観光客が演武典礼について話し合っているのが聞こえてきた。街をパトロールしている彦卿の表情は、どこか暗く沈んでいるように見える。
2彦卿は防衛剣士の役目を諦めた。今は羅浮の安全が何より大切だからだ。一刻も早く逃亡犯を捕まえなければ、凶悪な呼雷が大変な騒ぎを起こすに違いない。
3飛霄は彦卿の意気を褒め、彼に食事をご馳走し、これは「巡狩」の前の準備だと言った。飛霄によれば、たった一食の時間で、呼雷を倒すための絶好の機会が訪れるのだそうだ。
4懐炎は神策府の指揮を執り、予定通り演武典礼を開催することにした。懐炎は三月なのかに「雲騎驍衛の弟子」として彦卿の代わりに守り人を務め、雲璃と共に競鋒艦の安全を守ることを提案した。
勘案分析、再び問われる過去
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
神策将軍が丹恒と霊砂を連れて幽囚獄で牢獄破りの真相を調査する。彼らは群狼が残したかすかな手掛かりかを辿りながら、仙舟「羅「浮」と呼雷の恩讐を語る。
霊砂:無妄の丹薬
セクション
1景元は丹恒、霊砂と共に幽囚獄へ到着した。判官の寒鴉は景元たちを出迎え、幽囚獄の現状について報告した。
2寒鴉によると、変装した歩離人が幽囚獄に潜入。その後、囚人を解放して混乱を引き起こしたそうだ。景元は丹恒、霊砂と共に幽囚獄の奥深くまで調査に向かい、黒幕の手がかりを探すことにした。
3丹士たちは歩離人の遺骸から、狐族の姿に変化する薬物成分を検出した。霊砂は、「薬王秘伝」が羅浮内部でこれらの偽装者に薬を提供していたと推測した。
4霊砂が死亡した雲騎軍を調査したところ、彼らは元の姿に戻る前に獄卒に殺された歩離人であった。景元は、脱獄者のためにこのような偽の身分を用意できるのは、恐らく高位の権力者であると推測した。
5景元の説明によると、歩離人は仙舟同盟にとって最も手ごわい敵であり、歩離人の戦首である呼雷は並外れて凶暴だという。霊砂がなぜ呼雷を極刑に処さなかったのか問うと、景元はその理由を説明した。
6長命種とはいえ、歩離人は生きた血肉を求める本能を抑えられない、肉食動物に近い存在だった。景元は、呼雷を極刑に処さなかったのは、狐族が呼雷を簡単に死なせることを許せなかったからと説明した。
7景元たちは歩離人の装甲の残骸を調査した。景元は、装甲を幽囚獄へ送り込むという一連の計画が歩離人の普段のやり方とは大きく異なることから、背後に別の黒幕がいるに違いないと推測した。
8景元は、呼雷を羅浮に幽閉した真相を明かした。それは、曜青の狐族が呼雷を研究し、血筋に潜む「月狂い」の原因を解明するのを防ぐためであり、同時に羅浮が「飲月の乱」の再来を招かぬよう戒める意図もあった。一方、霊砂の師匠が追放されたのは、生まれたばかりの龍尊に対し、勝手に前世の記憶を取り戻す術を施したためであった。その結果、彼女は司鼎の職を解かれ、仙舟「朱明」へと追放されたのだ。
9景元たちは持明の雲吟の術で偽装した魔陰の身の刺客を発見した。霊砂は龍師たちが外敵と結託し、混乱を引き起こして権力を奪おうとしていると考え、龍師たちと対峙することを決めた。
俎板の鯉、掌中の魂
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
捉えられた椒丘の生殺与奪の権は今や呼雷の手にある。しかしこのような状況でも、彼は保身の他に、呼雷から答えを得ようとする。
椒丘:苦肉の毒
セクション
1椒丘は呼雷に、歩離人の一族が飛霄の巡狩によってバラバラになってしまったこと、そして雲騎軍が呼雷の逃亡を防ぐため、すべての港を封鎖したと伝えた。呼雷は椒丘を解放し、彼に港の様子を確かめさせることにした。
2椒丘は負傷した逃亡犯の怪我を調べ、この場所の位置を知っているかどうか尋ねた。椒丘は呼雷が自分を行かせてくれたことに困惑を覚えた。
3椒丘は狐族の姿に化けた歩離人と話をした。相手が不思議な薬を飲んだと言ったのを聞き、椒丘は仙舟「羅浮」の内部に侵入者たちの協力者がいると推測した。
4椒丘は誰かに警告を発したり、この場から逃げたりできるかもしれないと密かに考えていた。しかし暗がりから曇った表情をした狐族が、さりげなく椒丘に目線を送ってきた。その眼差しは、小賢しいマネをすれば後悔することになると椒丘を警告しているようだ。
5椒丘が星槎タクシーの運転手に状況を尋ねると、雲騎軍は港を封鎖していないことがわかった。それから、椒丘は周りの狐族の乗客が自分を値踏みするように見つめていることに気付いた。
6椒丘は勤務中の雲騎軍兵士に話しかけながら、遠くから誰かに見つめられているのを鋭く感じ取った。椒丘は、自分は歩離人に拉致された曜青の使節だと主張し、助けを求めた。
7椒丘は地衡司雑役に話しかけながら、遠くから誰かに見つめられているのを鋭く感じ取った。椒丘は、自分は歩離人に拉致された曜青の使節だと主張し、助けを求めた。
8椒丘は怪しい渡航者に状況を尋ねたが、相手は歩離人だと気づいた。椒丘は雲騎軍が港を封鎖していないことと、天舶司が演武典礼の準備のため航路を空けていることを知った。
9椒丘は呼雷のもとに戻ったが、庭で自分が助けを求めた人たちの姿を目にした。彼らは末度に騙されてここへ連れてこられ、最後は呼雷の手にかかって命を落としたのだった。
10呼雷は飛霄についての情報を聞き出そうと、椒丘を拷問にかけた。椒丘は答えと引き換えに、呼雷の不死の秘密を聞き出そうとしていた。
ストーリーCG11呼雷が捕らえられた当初、狐族は彼に対してあらゆる研究を行い、「月狂い」の原因を解明しようとした。だが、結局全てが失敗に終った。
12歩離人の始祖である都藍は、長生の主から賜った泉の中で「胎動する月」を生み出し、その紅月を自らの心臓と置き換えた。それから、その心の月は代々、歩離の戦首の体の中で拍動している。なぜなら歩離人の戦首を決める儀式とは、継承者が先代戦首の胸を切り裂き、その赤い満月のような「心臓」を食べることだからだ。
13モゼは暗闇に潜伏し、ついに椒丘と、その周りにいる歩離の信者たちを見つけ出した。
囲師必闕、赤血の檄
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
天撃将軍飛霄が羅浮の雲騎軍を指揮し、呼雷を追跡する――「囲師必闕」、これは狩人が取る戦術である。しかし潜伏している呼雷から見れば、狩人も一種の獲物となるだろう。
セクション
1飛霄と彦卿が廻星港に到着すると、モゼは通信で歩離人の追跡状況を飛霄に報告した。飛霄は歩離人が用意した逃亡用の船を見つけ出し、逃げ場をなくす計画を立てていた。
2前回、彦卿が歩離人を追跡した後、飛霄はすぐに情報を封鎖し、廻星港の状況をできる限り元通りに保つよう命じていた。飛霄と彦卿は廻星港に潜む歩離人を探し出そうとしている。
3当直している雲騎軍兵士は、歩離人の脱獄の知らせを受けてからずっと警戒を続けていると言った。飛霄は、この兵士が競鋒艦の方向をずっと見つめていることに気付いた。
4天舶司職員の二人は雲騎軍の捜査に邪魔が入らないよう、今は上からの指示で廻星港を封鎖していると言った。
5工造司の職人は、ここで奇妙な問題が発生したと語った――生産計画には存在しないはずの星槎が製造されており、それらはすべて廻星港のこの埠頭から出荷されていた。彼はその調査のために派遣されたのだという。
6飛霄と彦卿は、雲騎軍がすでに情報を封鎖していることから、廻星港の封鎖する天舶司の職員が身分を偽って戻ってきた歩離人だと判断した。
7飛霄は再び天舶司職員と対峙し、廻星港の封鎖部分など出した覚えはないと主張した。正体がばれた歩離人は逆上し、突如襲いかかってきた。
8戦闘から逃げ出した狼兵が、仲間に警告を伝えに向かった。飛霄はあえてその狼兵を逃がし、雲騎軍を率いて呼雷の居場所を突き止めるつもりだと言った。
9かつて、飛霄は歩離人に使役される狐族の「戦奴」だった。モゼは椒丘と呼雷の居場所を突き止めて報告したが、椒丘はモゼに姿を出さないよう指示した。
10椒丘は戦場医士として働いていた頃のことを思い出した。延々と続く交戦の音の中、負傷者たちの泣き叫ぶ声と懇願する声が絶え間なく響き、その一言一言が胸に突き刺さった。
ストーリーCG11かつて、歩離人の獣艦が仙舟「方壺」に上陸した。月御将軍は命に代えても「瞰雲鏡」を死守すると誓った。その戦場の中、椒丘は瀕死の雲騎軍から、狂ったように戦い続ける狐族の少女を必ず救い出すよう言われた。
12呼雷によると、飛霄は「蝕月猟群」から逃げ出した戦奴で、歩離の血が流れているという。「月狂い」を発症すると、自己治癒力の低い狐族は身体が引き裂かれて死んでしまう。飛霄もその例外ではないそうだ。
ストーリーCG13医士として椒丘が最も悲しいと感じることは、救った命が再び死に向かうことだった。今、椒丘は呼雷の死を見届けなければならない――演武典礼の安寧と、飛霄を癒す術を得るために。
14競鋒艦から祝砲が鳴り響いた。狼兵が廻星港の異変を知らせ、末度は即座に逃走を懇願した。呼雷は今の歩離人の弱さを叱責し、その場で狐人を狼兵に変化させ、狼の群れを結成することにした。
ムービー15捕らえた狐族に噛みついた呼雷の牙から、狼の血が染み込んでいく。狐族の身体は瞬く間に変質し、狼兵へと転じていった。
16呼雷は狼兵に血を分け与え、狐族を感染させて恐怖を広めようとした。モゼは暗がりから姿を現し、呼雷と対峙した。呼雷はモゼに、自分たちはもう隠れることはせず、略奪を開始すると飛霄へ伝えるよう命じた。
武闘の頂点、孺子剣を求める
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
「演武典礼」は滞りなく開催された。その安全を確保するため、三月なのかと雲璃が競鋒艦に搭乗し、見回りを始めた。
三月なのか:狩猟の時
セクション
1三月なのかと雲璃は競鋒艦に乗り込んだ。雲璃は三月なのかを励まし、彦卿の代わりに頑張って戦うよう声をかけた。それから、雲璃は演武典礼の安全確保を担当することにした。
2競鋒艦に乗船したばかりの観客2人が、艦の大きさについて話していた。地上から見上げた時は立派に見えたものの、実際に乗ってみると思ったほど大きくは感じなかったようだ。
3ある戦力評価マニアは、自分の鼻にかけているのは惑星ブルーの特産品である「採点眼鏡」で、三月なのかの戦闘力を評価できるのだと言ってきた。
4天舶司職員は三月なのかと雲璃に道を教えた。この通路を進めば保安検査場に着き、そこにいる係員が選手広間まで案内してくれるという。
5三月なのかと雲璃は夕葵の案内を受け、必要な登録手続きを済ませた。夕葵の指示に従い、二人は選手広間へと向かった。
6三月なのかと雲璃は選手広間に到着した。雲璃は三月なのかに、相手の武器を観察して、戦術の得手不得手を見極めるよう助言した。そして雲璃は三月なのかに、広間にいる選手たちを評価してみるように言った。
7三月なのかが曜青の選手を観察していると、背負っている剣のほかに、電磁弩も肌身離さず携帯していることに気付いた。その曜青の選手は三月なのかの剣の腕前がまだ未熟だと見て、脅威とは感じていないようだった。
8三月なのかは記者のインタビューを受け、師匠の代わりに大会に参加する理由や、最も戦いたいと思う相手などの質問に答えた。
9三月なのかは雲騎軍兵士の武器を観察したが、彼が持っているのは普通の雲騎軍の陣刀だったことに気付いた。その雲騎軍兵士は参加者ではないと言い、三月なのかに思わず笑ってしまうようなダジャレを話した。
10演武典礼の第一試合がまもなく始まる。三月なのかは雲璃が他の選手を観察するように言った意図を理解し、観察を通して緊張を和らげることができた。準備ができたら、会場を見に行こう!
11三月なのかはベンチの前で立ち止まり、ベンチと話したいという衝動に駆られていた。雲璃は少し苛立っている様子で、早く三月なのかを演武台に連れて行きたがっているようだ。
12三月なのかは諦聴と会話したが、諦聴は、自分は参加選手ではないと言った。雲璃は少し苛立っている様子で、早く三月なのかを演武台に連れて行きたがっているようだ。
13三月なのかと雲璃は観客席に着き、遠くの演武台が見えた。雲璃は競鋒艦をしっかり検査するためしばらく離れることになり、三月なのかに試合の準備に専念するよう言い付けた。
鎮魂の血輪、人喰らう獣
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
呼雷が宣戦布告をすると共に、街中に隠れていた歩離の狼兵が狩りを始めた。果たして狼狩りはどうやって狡猾な獣の包囲を破るか?
セクション
1飛霄は雲騎軍を率いて長楽天に到着し、機巧鳥で街の様子を監視していた。飛霄は雲騎軍に厳重な警戒を命じ、あなたと彦卿と共にモゼの痕跡を探しに行った。
2飛霄と彦卿は、重傷を負い衰弱したモゼを見つけた。飛霄は周囲の異変を察知し、軽率に近づくことはなかった。直後、険しい表情をした狐族が狼の姿に変身し、狼卒を召集して飛霄に奇襲を仕掛けた。
3モゼは呼雷が仙舟「羅浮」の繁華街を襲撃することで、飛霄に宣戦布告する計画を告げた。飛霄は星槎海に陣を構えて地上からの攻撃に対応し、彦卿は競鋒艦の援軍に向かうことにした。あなたはモゼと共に椒丘を捜索する手筈だ。
4御空から、狼の姿をした生物が星槎海の各所を高速で移動していると連絡が入った。飛霄は雲騎軍に、歩離人の襲撃に備えて厳戒態勢を維持するよう命じた。
天撃長駆、鎮めれば憂いなし
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
一生をかけて歩離人と戦い続けた将軍が天から舞い降り、その称号となる「天撃」を打ち出した――彼女にとって、躊躇いとは死より恐ろしいものだ。
飛霄:天狼を射る
セクション
ムービー1歩離の狼兵たちが羅浮の街中を走り回り、吠え叫んで大混乱を引き起こしていた。飛霄は星槎に乗って星槎海中枢に到着すると、御空と共に雲騎軍を率いて、狼兵の暴動を鎮圧した。
2星槎海での戦闘は終わったものの、長楽天と金人巷への襲撃は続いていた。御空は星槎の調整を進めていたが、飛霄はより効率的な方法で問題を解決することにした。
ムービー3飛霄は御空から弓を借り、空高く飛び上がると、長楽天に向かって強力な光の矢を放った。
残骸の裂創、独狼の抵抗
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
金人巷の中、力を出し切った狼の群れは勢いを失っている。群れをはぐれた一匹の狼が、命をかけて最後の反撃に出る。
セクション
1強烈な一撃が空から降り注いだ。あなたとモゼがいる長楽天の通りには、立ち上がれなくなった無数の歩離人だけが残されていた。
2飛霄の攻撃により、長楽天にいる歩離人は全滅した。あなたはモゼと共に戦場を見回り、生き残った歩離人から情報を得ようと試みた。
3負傷した末度があなたとモゼの前に現れた。末度は呼雷の行方について話すことを拒み、本物の狼のように、最後まで戦い抜く覚悟を決めた。
4末度が死んだ後、呼雷の投影が現れ、飛霄との対話を求めた。飛霄が現場に駆けつけるまで、モゼは怒りを露わにして呼雷と対峙していた。
5呼雷は飛霄の歩離の血筋と戦奴としての過去に言及し、彼女に決闘を申し込み、自ら競鋒艦で待っていると告げた。それを聞いた飛霄は呼雷の挑戦を受けることを決断した。
危機挽回、我の他に助く者なし
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
競鋒艦では異変が起き続け、予想していた呼雷の襲撃が現実となった。雲璃は剣を執り、祖父の命令を果たそうと決意する。
雲璃:狩猟の時
セクション
1演武典礼の最初の試合がもうすぐ始まる。計画通り、雲璃は競鋒艦の雲騎軍に、何か気づいたことはなかったか聞いてみることにした。
2雲璃は雲騎軍兵士に状況を尋ねた。雲騎軍兵士の報告によると、今のところは異常はないが、歩離人を見分ける手段がない。そしてちょうど先ほど、競鋒艦に緊急の乗船要請が入ったとのことだった。
3雲璃は休憩室のドア越しに三月なのかに声をかけ、緊張を和らげようとした。懐炎から任された任務を果たさなければならない雲璃は、三月なのかの宝剣が曇ることなく、勝利を収められるよう願った。
4雲璃は怪しい星槎を確認しに向かったが、そこにいたのは意外にも彦卿だった。大きな揺れの後、競鋒艦の速度が徐々に遅くなっていく。雲璃と彦卿は状況を確認するためエンジンルームへ向かった。
5雲璃と彦卿が誰もいないエンジンルームに入ると、そこで警備していた雲騎軍兵士の遺体を発見し、変装した狐族たちに囲まれてしまった。歩離の狼兵が二人の剣士に襲いかかった。
6エンジン室の外にも、競鋒艦のあちこちに歩離人が潜んでいる可能性がある。演武典礼がすでに始まっている中、彦卿と雲璃は呼雷の殺戮計画を何としても阻止しなければならなかった。
7呼雷が演武典礼の演武台に上がったが、競鋒艦には観客は一人もおらず、代わりに大量の雲騎軍兵士たちが彼を取り囲んでいた。しかし潜伏していた狼兵たちが戦首の遠吠えに呼応して姿を現し、一触即発の状態になった。
8景元は敵を包囲する時に、必ず手薄な場所を作っておく「囲師必闕」の作戦を提案した。呼雷を競鋒艦に誘い込み、そこに大軍を配置して待ち伏せするというものだ。飛霄が敵の注意を引き付け、懐炎が玉界門を守る。この布陣ならば、必ずや呼雷の「狩り」を達成させられるだろう。
同気連枝、豈に持たざらんや
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
演武台を血で染まさんと、呼雷が狼の群れを率いて立ちはだかる。悪獣の息の根を止めるため、若き三剣士が奮い立つ。
三月なのか:狩猟の時
セクション
1三月なのかは艦の震動を感じ取り、歩離人が競鋒艦に侵入したのだと推測した。懐炎将軍の指示通り、三月なのかも行動を起こすべき時が来た。
2三月なのかは休憩室を出て、近くで道を塞ぐ歩離人に遭遇し、戦闘に入った。
3三月なのかは雲璃と彦卿の二人の師匠と合流した。彼らは呼雷と対峙し、決死の戦いに挑む。演武典礼の「競鋒狩狼戦」がついに幕を開けた。
ムービー4演武台に上がった呼雷は戦いを求めて叫び続け、雲騎軍の兵士たちを弱すぎると侮っていた。その時、彦卿、雲璃、三月なのかが共に演武台に上がり、呼雷に挑戦した。
ムービー5呼雷は戦うごとに勢いを増し、彦卿、雲璃、三月なのかの三人がかりでも押し切ることができなかった。ついに呼雷は彦卿を掌中に捕らえたが、その瞬間、突如として激しい眩暈に襲われた。
6少し前に、椒丘と呼雷の対峙は最期の時を迎えていた。
ストーリーCG7飛霄に関する情報を得た呼雷は、椒丘にもはや価値がないと判断した。捕虜の血を飲むという歩離人の戦いの習わしに従い、呼雷は椒丘に噛みつき、その血を飲み干した。
ストーリーCG8記憶の中で、飛霄は椒丘に彼女の「月狂い」を治すよう命じた。そして飛霄は自らの身を以て巡狩の道へと赴き、戦争を「治療」するつもりだった。
ストーリーCG9死に際の中、椒丘は勝利の微笑みを浮かべた。椒丘は早々に「頂躓散」を飲み、毒が全身に回っていた。自らの鮮血と共に、疑り深い呼雷にその毒を飲ませたのだ。
ムービー10体内の毒がついに効き始め、呼雷は著しく弱体化した。雲璃は重剣を振るって呼雷を叩き伏せ、彦卿、三月なのかと共に陣形を整え、再び戦いを挑んだ。
ムービー11呼雷は彦卿の飛剣を断ち切り、跳び上がって襲いかかった。その刹那、彦卿はかつての戦いで鏡流が放った一撃を思い出した。彼は氷を凝らせて霜の刃を作り出し、呼雷に大きな傷を負わせた。その直後、飛霄が競鋒艦に駆けつけた。
霜刃飛光、天狐の迷狂
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
狩人は常に、自分自身が逆に獲物になってしまうことを警戒しなければいけない――死地に立つ天撃将軍と700年の恨みを積んできた歩離の狼首が、思いもよらぬ戦場で最後の決戦を繰り広げる!
三月なのか:狩猟の時
セクション
1彦卿は重傷を負っていたが、雲璃は呼雷を倒したときの彦卿のとどめの一撃を称賛した。幸い飛霄は競鋒艦にタイミングよく到着した。今は打ち負かされた呼雷の処置が必要だった。
2降伏すると思われた呼雷だったが、切り札を見せた。狩りも終わりに近づく中、呼雷は飛霄のために一つの道を用意していたのだ。
ムービー3呼雷は自分の心臓「紅月」を取り出すと空中に投げ、大量の狐族を狼兵に変換しようとした。それを食い止めようと、飛霄は「紅月」を飲み込んだ。
ストーリーCG4「紅月」がもたらした狂乱の中で、飛霄は「月狂い」を治療すると誓った椒丘のことを思い出した。次の治療まで持ちこたえられるかどうか、飛霄は心配した。
5飛霄は自分の心の世界で目を覚ました。外の世界では、飛霄の体は依然として彦卿たちと戦闘を続けていた。呼雷の幻影が現れ、飛霄に自身の心の奥底に潜む秘密を探るよう誘いかけた。
6呼雷は殺戮と捕食を見せつけた。それこそが生命の理であって、仙舟人は道徳と正義で飛霄を縛り付け、支配していると主張した。これが飛霄の心の中にある「疑惑」だった。
7呼雷は飛霄に対する仙舟人の畏れと懸念を示し、飛霄がいつ忌み物に堕として仙舟の敵となってもおかしくないと主張した。これが飛霄の心の中にある「恐怖」だった。
8「紅月」を飲み込んだことで、飛霄は歩離人の戦首となる資格を得た。呼雷は猟群の運命を決める力を飛霄に授け、飛霄が強者として群れに戻り、族の主となることを願った。
ストーリーCG9「紅月」を受け入れ、戦首となれば、飛霄は「月狂い」に悩まされることはなくなる。しかし飛霄は呼雷が示した道を拒み、自分の信念を貫くことを選んだ。
10飛霄が戦う理由は、より多くの人が彼女と共に家に帰れるようにという願いのためだった。呼雷は飛霄の恐怖と懐疑を糧として、飛霄の意識を乗っ取り、新たな「飛霄」となろうとしていた。
ムービー11帝弓の光矢が流星のごとく走り、飛霄の重戟として地に降り立ち、呼雷の醜悪な姿を照らし出した。飛霄は胸奥の獣性と向き合い、立ち向かう覚悟を決めた――「雲が如く空を覆いて、仙舟を守らん」
12これにて「狼狩り」は無事に終わった。あなたはモゼと共に瀕死の椒丘を発見したが、「呼雷脱獄」の件の最後の清算はまだ残っていた。
旧恨霧消、矢を射て波は凪ぐ
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
古海の潮が満ち引きする鱗淵境。過去のすべてと目下の陰謀を合わせて清算するため、霊砂は「贈り物」を用意し、丹恒と共に持明族の龍師に会いに来た。
霊砂:無妄の丹薬
セクション
1丹恒は霊砂と共に鱗淵境へ向かい、龍尊の像の下で待っていた龍師の涛然と会った。
2霊砂は涛然に、幽囚の脱獄と薬王秘伝の件について問い詰めた。涛然は潔く罪を認め、全ては「持明族の存続」のためだと語った。霊砂はその時、この場所に漂う香の匂いに違和感を覚えた。
3霊砂は雲騎軍に涛然の逮捕を命じたが、涛然は白露を人質に取った。涛然は脱鱗の術で転生して罪を帳消しにしようとしたが、丹恒はそれを許さず、毅然と悪に罰を下した。
ムービー4丹恒は怒りに任せ、手にしていた槍「撃雲」を投げつけた。龍師涛然は背後の岩壁に長槍で打ち付けられ、悲鳴を上げた。
5龍師涛然の全ての目論見は空振りに終わった。景元は鱗淵境に到着し、方壺の伏波将軍に涛然の処置を委ねた。これによって龍師への清算を図り、羅浮の持明族全員を納得させるという計画だった。
玉殿の黄鐘、天外からの帰鴻
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編
風波が収まり、すべてが安定した。開拓者は丹鼎司に赴き、負傷した友人たちを訪れた。そして神策府では三将軍が再び、すべての人々を巻き込む戦争について話し合う。
セクション
1あなたは三月なのかと一緒に丹鼎司へ向かった。そこで白露が彦卿と雲璃それぞれの病室の場所を教えてくれた。あなたは三月なのかに付き添って、彼女の師匠たちのお見舞いをすることにした。
2あなたと三月なのかは、霊砂と病室から抜け出してきた雲璃に出会った。霊砂によると、彦卿と椒丘とモゼは重傷のため静養中で、飛霄は病室から抜け出して波月古海へ向かったとのことだ。
3毒の影響で椒丘は目が見えなくなってしまった。飛霄は「紅月」を飲んでも何も変わらないように感じており、青丘軍を率いて絶滅大君を討伐することを誓った。
4飛霄が神策府に到着した。彼女は丹鼎司での身体確認に時間がかかって、遅れたことに謝った。景元と懐炎はすでにそこで待機しており、将軍たちの会談を準備していた。
5飛霄は呼雷の遺体を仙舟曜青に引き渡すことを提案し、懐炎は中断された演武典礼を再開すべきだと考えた。戎韜将軍の文光から通信が届き、三人の将軍に占いの結果を共有したいとのことだった。
6玉殿の「黄鐘」が鳴らされ、その響きの余波は引力の山と谷を越えた。光が「棋盤」から溢れ出すと戎韜将軍の印を織りなした。
ストーリーCG7交光は、羅刹の棺に入っているのは星核ではなく、「繁殖」の残滓だと語った。羅刹と鏡流は、仙舟の元帥に「神と戦う策」を献上し、同盟者としてルアン・メェイを紹介しようとしていた。
8助けられた人の名前を尋ねる声が聞こえた。助けられた人は震える弱々しい声で「私は…停雲……」と答えた。

花咲く習剣録

花咲く剣客行
花咲く習剣録
三月なのかが正式に彦卿と雲璃に弟子入りし、剣術の修行を始めた。彼女の目的はただ1つ、「15日後にスコートを倒す」こと。
時間はないうえ、学ぶべきことも多い。あなたのような助教がスケジュールを立ててあげないと、彼女だけではうまくいかないだろう。
花咲く剣客行・剣闘
花咲く習剣録
三月なのかは磨き上げた己の剣術で、正々堂々とスコートを打ち破った。あの傲慢なスコートでさえ認めざるを得なかった――三月なのかの腕前は確かなものだと。
花咲く剣客行・祓除
花咲く習剣録
フォフォの協力のおかげで、三月なのかの剣術の腕前は大幅に上がった。シッポはスコートを徹底的に悔い改めさせると言い出し、結果、スコートは真の「一匹狼」となったようだ。
これも一種の改心と言えるだろう、三月なのかの不戦勝が決まった。
花咲く剣客行・辞弁
花咲く習剣録
青雀の協力のおかげで、三月なのかの剣術の腕前は大幅に上がった。青雀が試合の前にスコートと会話を行うと、話し終わったところで彼は戦意を失っていたのだから不思議だ。
決闘も何も無い。これは平和な手段で掴み取った勝利なのだから。
花咲く剣客行・瀉火
花咲く習剣録
椒丘の協力のおかげで、三月なのかの剣術の腕前は大幅に上がった。椒丘は曜青の霊薬を持ち出し、スコートの戦闘力を著しくダウンさせた。
見事なまでに卑怯な一手だ。スコートのトラウマにならないことを祈ってあげよう。
花咲く剣客行・奪主
花咲く習剣録
銀狼の協力のおかげで、三月なのかの剣術の腕前は大幅に上がった。三月は銀狼からもらった戦術AIプロミーでカンパニーのメカを乗っ取った。
結果的に、三月はスコートに勝利したが…この勝利は剣術とはまったく関係ない。

星天演武典礼

喝采が鳴り止んだとしても・第1章
星天演武典礼
ベロブルグの名前を再び銀河に知らしめるため、ルカは期限切れの招待状を持って仙舟「羅浮」を訪れ、星天演武典礼に参加することになる。彼のコーチとなり、何度も一緒に勝利を掴んできたが……
道のりはまだ長く、ルカとの旅は始まったばかりだ。
喝采が鳴り止んだとしても・第2章
星天演武典礼
ブートヒルに銃口を向けられたルカは勇気を出し、拳を振り続けて「名誉ある敗北」を勝ち取った。
だが、圧倒的な実力の差を前に、ルカは自信と前に進む意志を失ってしまう。
それでも幸運なことに、我らがシッポ様のおかげでルカは精神の奈落から抜け出すことができたのだ。シッポ様は本物のヒーローだと言える!
喝采が鳴り止んだとしても・第3章
星天演武典礼
復活戦でアルジェンティに認められ、ルカは星天演武典礼のリングに舞い戻った。
「競鋒防衛戦」に近づくにつれ、イゴールの悔いに満ちた生涯も少しずつ明らかになっていく。
喝采が鳴り止んだとしても・第4章
星天演武典礼
かつてスヴァローグに挑み敗北したルカは、「競鋒防衛戦」の演武台の前に立ち、再び彼に挑戦することになった。
今度はルカの勝利だ。
喝采が鳴り止んだとしても・第5章
星天演武典礼
ルカの「星天演武典礼」は幕を閉じた。残念ながら、彼は勝利を手にすることができなかったが、この物語の登場人物は、結果的にそれぞれが自分の望みを叶えたと言えるだろう。
ルカは銀河クラスのスポーツスターとなり、『仙舟「羅浮」-ベロブルグ互恵貿易協定』の締結に間接的な貢献を果たした。
カメリはいい密接取材ができたようで、今度こそ正社員になれるかもしれない(フク郎に少しでも良心があればの話だが)。
彦卿は防衛戦に見事に勝利し、今後長い間「羅浮」最強の少年剣士の座に座り続けることになる。
景元は別の形で旧友と再会し、かつての心残りを晴らすことができたようだ。
物語のフィナーレ、喝采が鳴り止んだ今、イゴールは故郷を救うことができたのだった。