モガドール級大型駆逐艦 モガドール
性能諸元
・基本性能
Tier | 9 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | Le Fantasque |
国家 | フランス | 派生先 | Kléber |
生存性 | 継戦能力 | (A) 16,900 (B) 20,200 | |
装甲 | 艦首艦尾 | 19mm | |
中央甲板 | 19mm | ||
中央側面 | 19mm | ||
上部構造物 | 13mm | ||
砲塔 | 13mm | ||
防郭 | --mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
機動性 | 機関出力 | 92,000馬力[hp] | |
最大速力 | 43.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 730m | ||
転舵所要時間 | (A) 6.6秒 (B) 4.7秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | 最良 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 9.26km | 11.26km | 3.96km | 7.50km | |
航空発見距離 | 4.59km | 7.59km | - | 3.52km |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | PCA n° 9 Mle.1 | 11.62km | 102m(2.00σ) | |
PCA n° 9 Mle.2 | 12.78km | 111m(2.00σ) |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 139mm/50 | 4基×2門 | HE弾 2,000(10%) AP弾 2,700 | 8.0秒 | 18.0秒 | HE OEA Mle 1928 SAP OEA Mle 1924 |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 550mm 24V Mle 2 | 2基×3門(3門) | 18,400(311%) | 77秒 | 8.0km | 75kt | 1.8km | |
2基×2門(2門) |
爆雷 | 船体 | 最大ダメージ | グループ数 | 投下数 | 装填時間 |
---|---|---|---|---|---|
A-B | 3,400 | 2 | 16 | 40秒 |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 短 | 13.2mm Hotchkiss Mle 1929 | 4基×2門 | 49 | 95.0% | 1.5km | |
中 | 37mm/70 Mle 1935 | 2基×2門 | 70 | 100.0% | 3.5km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon | 4基×2門 | 67 | 95.0% | 2.0km | |
中 | 57mm/60 Mle 1951 | 2基×2門 | 119 | 100.0% | 3.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | ![]() | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% |
![]() | 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | |
![]() | 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | |
![]() | 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | |
2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% |
![]() | 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | |
![]() | エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | |
3 | ![]() | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% |
![]() | 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | |
![]() | 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | |
![]() | 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | |
4 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% |
![]() | 推力改良1 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | |
![]() | 操舵装置改良1 | 転舵所要時間 -20% | |
![]() | 爆雷改良1 | 爆雷数 +2 | |
5 | ![]() | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 |
![]() | 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% 空母中隊の発見距離 -10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5% | |
![]() | 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | |
![]() | 艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% | |
6 | ![]() | 主砲改良3 | 主砲装填時間 -12% 主砲旋回速度 -13% |
![]() | 魚雷発射管改良2 | 魚雷発射管装填時間 -15% 魚雷発射管の機能停止発生率 +50% | |
![]() | 射撃管制装置改良2 | 主砲最大射程 +16% | |
![]() | 副兵装改良2 | 副砲装填時間 -20% 対空継続ダメージ +15% 対空砲弾の爆発によるダメージ +15% 消耗品「対空防御放火」を発動中に対空兵装の斉射によって生成される爆発数 +2 |
・消耗品
搭載可能消耗品
スロ ット | 消耗品 | 名称 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
---|---|---|---|---|---|---|
R | ![]() | 応急 工作班 | ∞ | 5 | 40 | 火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。 |
T | ![]() | 主砲装填 ブースター | 4 | 15 | 100 | 主砲の装填時間を一時的に-50%にする |
Y | ![]() | エンジン ブースト | 3 | 180 | 90 | 艦艇の最大速度を一時的に向上させる 最大速度の上昇率:20 [%] |
ゲーム内説明
新たな駆逐艦は、ダンケルク級巡洋戦艦に随伴し、ドイツのポケット戦艦に対抗することが求められました。これらの目標を達成するため、本計画は 4 基の 138.6 mm 両用砲座を搭載する形になりました。そしてその就役当時には、本級の各艦は第二次世界大戦の序盤におけるフランス海軍の最新鋭駆逐艦でした。しかし 1940 年 7 月 3 日、モガドールはカタパルト作戦の最中に 1 発の 381 mm 砲弾を被弾し、大きな損害を被りました。
解説
v0.8.8から通常ツリー艦艇として実装。
- 抗堪性
HP20,200は同格の大型艦(ソ駆や北風)に並んで高い値である。
本艦を含めフランス駆逐艦は船体のHP配分が特殊であり、艦央部に設定されているHPが尽きると受けるダメージが1/6になる(通常は1/3)ため、HPの数値以上にタフな戦い方が可能となっている。*2。
この特性から艦長スキル「抗堪専門家」は必須と言えよう。出来れば「抗堪専門家」にボーナスが付くフィリップ・オーボワノ艦長を乗艦させたいところ。
- 砲
- 主砲性能と射角
139mm連装砲4基を艦首と艦尾に2基づつ設置されている。計8門と多いが仏駆らしく射角が悪いのが難点。砲塔旋回も相変わらず遅いため、気になるようであればスキルやUGで補強しよう。
- DPM
砲門数は8門と多いのだが装填時間が8秒と同格の中で最も遅い。そのためDPMに至っては2基4門のNeustrashimyに次いで悪いワースト2位に甘んじる。幸い、本艦からUGのスロット6が解放されるので「主砲改良3」と併用して強化を図ろう。煙幕を持たないため、艦長スキル「恐れ知らずの喧嘩屋」とも相性が良い。
- 射程
射程は後期の射撃管制装置で12.8kmになる。遠距離攻撃で運用を想定するなら心許ない数値ではあるが、Tashkentと異なりUG「射撃管制装置改良2」を搭載出来る。艦長スキル「主砲・対空兵装専門家(旧称 上級射撃訓練)」とどちらを取るかプレイスタイルと相談しよう。
なお、スキルとUGで最大17.8kmまで延長可能だが、そこまで延長すると弾道が山なりになってしまう。だが、本艦の弾の初速は840m/秒ではあるもののLe Terribleと同様に空気抵抗係数の優遇を受けており弾道は低弾道のため、射程約15km程であれば十分実用範囲に入る。*3
- 主砲性能と射角
- 魚雷
- 魚雷発射管と射角
3連装の魚雷発射管が2基と2連装の魚雷発射管が2基の合計4基10門を搭載している。
配置はBenhamと同様に左右両舷に2基づつ設置されており3連装が艦首側、2連装が艦尾側に設置されている。船体の端に設置されている関係で敵弾による機能停止や大破する可能性が高い。UGの「主兵装改良1」での補強は必要だろう。片側に射出可能なのは3発と2発の計5門と1基5門しか搭載していない駆逐艦と変わらず面制圧力は低い。しかし、本艦は他の類を見ない非常に広い射角を有する…
脅威の160度射角
この広い射角を上手く活用すれば少し傾けるだけで真正面や後方に10門全弾発射する事も可能。
- 魚雷の威力
搭載している魚雷は前級と同じ雷速75ノットの高雷速魚雷を搭載している。射程はこれまでのツリー艦艇と同様8kmで威力はそこそこ高く浸水発生率も311%と深度魚雷並に高いので魚雷性能としては申し分無い。実装当初は被発見距離が1.4kmと敵に回避の余裕を与えない恐ろしい性能だったが、性能調整により現在は被発見距離1.8kmと雷速相応になっている。
- 魚雷発射管と射角
- 対空性
相変わらずの貧弱。
ver.0.8.7で中距離対空兵装から砲弾の爆発が無くなった事で、対空性能は極めて低いとしか言いようがない。空母がいる戦場では単独行動は控えよう。なお、初期船体では最大射程が3.5kmのため最良隠蔽時の航空発見距離内に収まるが、後期船体に更新すると3.8kmとはみ出してしまうので若干注意が必要。
- 機動性
最大速度は43.5ノット(旗付きで45ノット強)となり、あのKhabarovskよりも速い。更にフランス製のエンジンブーストを使用する事で52.3ノット(速度旗込みで約55ノット)まで増速する事が出来る。レアUGの「エンジンブースト改良1」を搭載すれば1回の使用で4分間近く効果が持続した状態で戦場を縦横無尽に駆け巡れる。持っているなら本艦に搭載すべきだろう。なお余談だが、エンジンブーストを使用して後進0加速すると約2秒程で10ノットに達し、最大19ノットで後進をかける事が可能。万一座礁した場合でも素早く離脱出来る。旋回半径が前級から悪化するのは高Tier艦の宿命であり本艦も例外ではない。上述したように最大で旋回した場合、ギリギリで砲塔が追いつくのだが旋回時間を悪化させるUGで砲塔が追いつかなくなるので注意。
- 隠蔽性
海面発見距離9.54km、最良隠蔽で7.5kmまで改善出来る。Tashkentよりさらに悪い値ではあるが、敵チームの動きを観察してcapを狙ったり敵の側面に回る込むだけの足があるのでTashkentより苦労しない。
- 消耗品
本艦はこれまでのフランス駆逐艦ツリー艦艇と同様に消耗品「主砲装填ブースター」を搭載出来る。本艦からUGスロット6の「主砲改良3」を搭載出来るため、艦長スキルと前述の消耗品を併用する事で15秒の間だけ装填時間3.168秒で射撃出来る。この15秒間のDPMは30万を越え、あの北風を1.5倍上回る数値である。また、APの貫通力も高いのでTier10軽巡洋艦のWorcesterやMinotaurが相手なら10km程の距離でVP貫通を狙う事が出来、主砲装填ブースターを使えば(VP貫通数次第で)HPを半分以上奪う事も出来る。(流石に大型巡洋艦相手は難しい)
- 総評
プレイヤーの技量が問われ始めるTier9艦艇として申し分ない性能を有している。
艦の性質上から2つの方向性に分けて使う事が可能な艦である。1つは火力と射程を延長した遠距離運用、2つ目は隠蔽に特化した支援駆逐艦運用に分けられる。
前者の場合は艦長スキル「榴弾用慣性信管」や「主砲・対空兵装専門家」などを取得して遠距離攻撃を主体としたランダム戦に向いた戦い方。この運用であれば対大型艦でも安定してダメージを与える事が出来、1戦で10万前後の予ダメージを与える事も可能。エンジンブーストを使った高い機動性で敵弾も難なく回避出来る(PS次第だが)。この火力重視の遠距離運用に対して「巡洋艦やTashkentで良いのでは?」と指摘を受ける事があるが、本艦は彼らとは異なり自身で艦を視認し理想的なポジショニングで戦うために50ノット以上で移動出来る。これは巡洋艦やTashkentには出来ない運用方法なので単純に代替えとは成り得ないからである。
後者は隠蔽に特化した支援タイプの運用方法。本艦より隠蔽性が高い味方駆逐艦を援護するポジショニングで運用しつつ、火力援護や視界確保などを行う。ランク戦のような艦艇が限られている戦場では特に有効であり、艦長スキル「無線方向探知」があれば夕雲やBenhamのような雷駆狩りに非常に適している。
敵艦との適度な距離を維持しつつ戦えば駆逐艦でありながら巡洋艦のような戦い方が出来る。一方で単純に撃つだけでは駆逐艦として本艦に乗る必要はなく、状況に応じてCAPするか防衛に徹するかspotか味方の援護か…適宜判断して行動する必要があるだろう。
史実
フランス海軍のモガドール級大型駆逐艦の1番艦。
同型艦は6隻計画されたが、実際に建造されたのは先に起工されたモガドールと2番艦ヴォルタのみであった。(後期計画艦の名前の中にクレベールとあるが、どうやら後期型4隻は改設計される予定だったらしい。これが本ゲームのTier10フランス駆逐艦の正体だろう。)
モガドールは第二次世界大戦勃発時にドイツの封鎖突破船や通商破壊艦を迎撃する襲撃艦隊の駆逐隊を姉妹艦と共に構成しており、シャルンホルスト、グナイゼナウの追跡のためにイギリスの巡洋戦艦フッドと合流して哨戒を行ったこともあった。
しかしフランスの降伏後、1940年7月のメルセルケビール海戦ではフッド旗艦のイギリス海軍H部隊と交戦。15インチ砲弾を被弾したモガドールは爆雷が誘爆して艦後部を破壊され、その本格的な修理ができたのは同年12月であった。
その後ゆっくりと修理と改装が行われていたのだが、最終的には1942年11月27日に他のフランス艦と共に自沈。イタリアの手で浮揚されるも修理されないまま連合国の爆撃で再度着底し、1949年に引き上げられて解体された。
小ネタ
乗った経験のある人ならわかると思うが、
この艦の連装主砲は防盾は前面と側面だけで↓
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後ろは吹きさらし↓
![shot-19.10.15_20.47.36-0513.jpg shot-19.10.15_20.47.36-0513.jpg](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/wobships/Mogador/::ref/shot-19.10.15_20.47.36-0513.jpg.webp?rev=68a988716cb0ee47727ce15d0760ed75&t=20191019151108)
即応弾の弾頭と装薬の姿が清々しい。解放式は換気や重量削減等の利点があるとはいえ、至近弾の破片や水柱、機銃掃射ですら脅威になるため大変危険でもある。
普段は艦内から弾薬を供給していて、装填ブースター使用時のみ即用弾を消費してCTの間に補充している...なんていう妄想もできる。
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