FV4004 Conway

Last-modified: 2024-03-09 (土) 17:55:03

Tier 9 イギリス 駆逐戦車 / 略称:Conway / 日本語表記:コンウェイ

Conway_0-min.PNG
↑ 120 mm AT Gun L1A1
初期状態。こちらがConwayの史実装備。
Centurionの砲塔を縦に伸ばしたような容姿であり、人によっては違和感を感じる事だろう。

 

Conway_1-min.PNG
↑ B.L. 5.5-in. Gun
v0.9.20.1で追加された大口径砲。
性能こそまるで違うが、Crusader SPのB.L. 5.5-in. Gunと同じ形状をしている。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,500
車体装甲厚(mm)76/51/38
最高速度(前/後)(km/h)40/15
重量(初期/最終)(t)50.8/50.03
実用出力重量比(hp/t)18.99
本体価格(Cr)3,440,000
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール狙撃型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
120 mm AT Gun L1A17.69AP
APCR
HE
259
326
120
400
400
515
3,0770.321.91,067
1,334
1,067
351,060
4,400
1,200
2,850-10°/+10°
B.L. 5.5-in. Gun4.17AP
HESH
HE
260
200
70
600
770
770
2,500
3,211(HESH)
0.382.4850
850
850
301,250
7,200
890
1,869
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
FV4004 Conway132/95/371838010,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Rolls-Royce Meteor Mk.IVB65020744
Rolls-Royce Meteor Mk.IVC75020744
Rolls-Royce Griffon95020952
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Interim Heavy Gun Tank52.52611,000
FV4004 Conway552811,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Mk. III55040
WS No. 2270040
SR C4275040
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Loader(Radio Operator)
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Heavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時8.66%1.65%
移動時5.19%0.99%
 

派生車両

派生元Charioteer(TD/125,900)
派生先FV4005 Stage II(TD/195,000)
 

射界

射界左90°/右90°

※B.L. 5.5-in. Gun搭載時

 

開発ツリー

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120 mm AT Gun L1A1
(初期/320,000)
B.L. 5.5-in. Gun
(64,000/332,000)
FV4005 Stage II
(195,000/6,100,000)
FV4004 Conway
(初期/100)
WS No. 19 Mk. III
(初期/22,000)
WS No. 22
(4,500/25,000)
SR C42
(9,000/54,000)
Rolls-Royce Meteor Mk.IVB
(初期/16,000)
Rolls-Royce Meteor Mk.IVC
(31,000/84,000)
Rolls-Royce Griffon
(45,000/100,000)
Interim Heavy Gun Tank
(初期/31,500)
FV4004 Conway
(23,500/61,800)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.5新規実装
v0.9.20.1B.L. 5.5-in. Gunを追加
砲塔旋回速度を16°/sから18°/sに変更
120 mm AT Gun L1A1の俯角を-5°から-10°に変更
最高速度を35km/hから40km/hに変更
後退速度を20km/hから15km/hに変更
FV4005 Stage IIの開発経験値を259,000から195,000に変更

解説(v0.9.20.1)

  • 火力
    最終砲は下記の2門から選択できる。どちらも駆逐戦車の例に漏れず照準拡散が大きいため、搭乗員スキルなどで補っておくのが理想。
    俯角はv0.9.20.1より-10°までとれるようになった。背が高く装甲の薄い本車には大変ありがたい強化であるため、是非有効に活用したい。
    一方で仰角は+10°のままであり、撃ち上げが苦手な点には留意。
    • 120 mm AT Gun L1A1
      FV4004 Conwayの史実砲。
      Tortoiseの最終砲と互換性があるものの、全周砲塔を持つ代償か、その砲性能はTortoiseに比べ微妙に劣っている。
      それでもDPMはかなりの高水準を誇り、精度・照準時間に関しても良好である。
      課金弾のAPCRは弾速も優秀であり扱いやすい。
      前身のCharioteerの105mm L7と比べると、威力が微増した代わりに、通常弾の弾速と貫通力はやや低下している。
      また発射レートが上がったにも関わらず、総弾数はあまり増えていない。特に本車は正面から敵重戦車と交戦を強いられる局面が多く、課金弾を多用する事も少なくない為、弾種配分はCharioteer以上に気を使う必要がある。
       
    • B.L. 5.5-in. Gun
      v0.9.20.1で追加された砲。口径は139.7mm。
      単発火力は120mm砲の1.5倍となっているが、通常弾貫通力はほぼ同じである。
      駆逐戦車相応の威力と及第点の貫通力を持っており、弾速や弾道のクセもないため、プレイスタイルによってはこちらの方が扱いやすい。
      課金弾は貫通力200mm、ダメージ770のHESHとなっており、火力の更なる底上げが可能。ただし精度があまり良くないため、遠距離では弱点に当たらず最大ダメージを期待できない場合もあり、基本的に近距離限定となる。
      DPMは120mm砲には劣るが、大口径砲としては及第点の値を維持している。ちなみに、HESH使用時のDPMは約3,200になる。
      本砲の最大の問題点は貫通力が通常弾の260mmで打ち止めということである。課金弾による貫通力の上乗せができないため、前身からさらに重装甲の相手には苦労することも増えてくる。最悪は非貫通覚悟で榴弾を撃ち込み地道にダメージを与えていく他ないだろう。
      また射界が左右90°までに制限される点にも注意。普段はほぼ気にならないが、近接戦に持ち込まれると不利になりやすい。
       
  • 装甲
    ベースがCenturionとなった*1事でCharioteerよりはマシとなった。
    もっともこのTier帯では頼れる装甲とは言えず、Tortoiseほどの高耐久を持っている訳でもない為、前身から変わらず被弾は避けていこう。
    一応、砲塔装甲と防楯が重なっている二重部分は、砲塔装甲132mm+防楯152mmでそこそこ防御力があり、通常弾であれば防げる事もある。
    硬い部分の範囲は狭いので、あくまで飛び出し撃ちや側面に密着されたときの保険として考えよう。
    俯角の改善でハルダウンがしやすくなったことにより、主砲の取り付け位置の高さも相まって頭出しで防楯の硬さを活かせるようになった。気休め程度だが覚えておいて損はない。
     
  • 機動性
    車輌の大型化・重装甲化に伴い、ChallengerCharioteerのような軽快さは失ってしまっている。
    とはいえ加速力・走破性・車体旋回性能はそれなりに確保されている。旋回砲塔を有することも相俟り、総合的な機動力はそれほど悪くない。
    近距離戦では砲塔旋回の遅さが足を引っ張ることが多いが、駆逐戦車として運用する上で足の遅さに悩まされることは少ないだろう。
    ちなみに5.5インチ砲と120mm砲はモジュール重量が1トン近く違うため、搭載砲によってわずかながら機動性に影響が出る。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      視認範囲は380mへ順当に強化された。
      しかし、隠蔽性能は優秀なCharioteerから打って変わり、重戦車並に悪化してしまった。
      茂みを余分に挟むなど、立ち回りをある程度は見直していく必要があるだろう。
       
    • 開発
      初期砲は同じTier9駆逐戦車のTortoiseの最終砲と互換性があるので、本車両を先に開発していればTortoiseで最終砲を開発する手間を省ける。
      一方、ここまで他のルートを進めていない場合、本車で二種のエンジンを開発しなくてはならない。
       
    • 拡張パーツ
      本車輌は中戦車であるCenturionがベースであるにも拘らず改良型換気装置はClass1、内張り装甲もHeavy区分になっている。これは開発先のFV4005 Stage IIも同様である。
       
  • 総論
    そこそこの足と旋回砲塔により、射撃の自由度は駆逐戦車としては悪くないレベルでまとまっている。本車輌による火力支援は極めて強力であり、慎重な位置取りを心がけた上でその高い砲性能を存分に生かそう。
    一方、遮蔽物のない場所や単独での撃ち合いとなると、防御力の低さからこちら側の不利がほぼ確定してしまう。劣悪な隠蔽性に慣れるまでは戦果が挙がり辛いかもしれない。
    • 120mm砲搭載
      全周旋回砲塔と、Conqueror以上Tortoise以下の砲性能、そして両者に勝る機動性と大きく劣る防御性能。これらから考えれば序盤は駆逐戦車のセオリー通りに遠距離狙撃に徹し、必要に応じて砲塔を活かした飛び出し撃ちに移行するような戦闘スタイルがいいだろう。
      バランスの良い砲性能と意外に機敏な機動性を持つため、疑似ターン制で最低限のダメージなら簡単に稼げるという堅実な一面を持つ。その一方で、劣悪な隠蔽性から安全に射撃可能なポジションがCharioteerに比べ限られているため、正面からTier10重戦車を相手にしなければならず、金弾も少なからず必要となる。
      以上のような欠点はあるが、完全な位置取りに成功した本車の攻撃力は圧倒的だ。非常に少ない、一方的に撃てる距離と局面を、どのように作り出すかが、本車を乗りこなす上で最大のポイントになるだろう。
       
    • 5.5インチ砲搭載
      十分広い射界と高単発によって、ターン制の撃ち合いから狙撃まで幅広くこなすことが出来る。
      狙撃ポジションに構えて戦線を支援する定番の戦術も十分に取れるが、場合によっては機動力を生かした近距離での支援砲撃でも高い威力が光る。
      高貫通弾がないことから重装甲車輌に対しては厳しいものがあるが、APとHESHを相手によって切り替えつつ一発一発を確実に貫通させる立ち回りさえ出来れば、Tortoiseにはない高単発が戦果を大きく変えてくれるだろう。
       

史実

FV4004.png

 

センチュリオン (Centurion) 中戦車をベースとして開発された試作駆逐戦車です。IS-3 を始め、その時代の各種重戦車に対抗することを目的として開発されました。(ゲーム内記述より

 

第二次世界大戦が終結した1945年、突如ベルリンのパレードに出現したIS-3。
低いシルエットと避弾経始に優れた形状、強力な主砲を備えたこの戦車は西側諸国に大きな衝撃を与え、実際の性能以上に恐れられた。
IS-3に対抗する戦車としてイギリスではFV214コンカラー重戦車が開発されたが、これに先立って作られたのが、L1 120mmライフル砲をセンチュリオンに搭載したFV4004コンウェイである。
FV4004は当初、センチュリオンの車体に限定旋回の主砲をポン付けした状態であったが、すぐに全周旋回能力を持つ砲塔が装備された。
移動時には砲身を後ろに回して、車体後部のトラベルクランプで固定した。さすがにセンチュリオンに120mmクラスの戦車砲を乗せるのは無理があったようで、それを示すかのように砲塔は縦長の異様な姿をしている(全体の重量バランスはかなり危険な状態であったという)。
砲塔自体は均質圧延鋼板で出来ていたが、防御力は限定的であった。
FV4004の計画は1951年に中止され、試作車両1両が完成するにとどまった。

 

情報提供

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*1 なぜか内張り装甲は"大"となる