睦月型駆逐艦 
下はTierⅥ時代。初期船体は砲が4基あった。
性能諸元 
・基本性能
Tier | 5 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | Isokaze |
国家 | 日本 | 派生先 | Fubuki |
生存性 | 継戦能力 | (A) 9,500 (B) 11,300 | |
装甲 | 14mm~16mm ・防郭 0mm ・艦首/艦尾 14-16mm ・砲郭 12mm ・装甲甲板 14mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | ||
機動性 | 最大速力 | 37.5ノット[kt] | |
旋回半径 | 550m | ||
転舵所要時間 | (A) 3.2秒 (B-C) 2.1秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | 最良 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 6.2km | - | - | 0.0km | 2.22 km | 5.4 km | |
航空発見距離 | 2.5km | - | 0.0km | 5.5km | - | 2.2km |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-C | mod.1 | 8.1km | - | |
mod.2 | 8.9km | 82m |
・兵装
主兵装 | 船体 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率) | 発射速度 | 180度旋回 | 最大範囲 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 120mm/45 , 2基×1門 | HE弾 1700(7%) AP弾 2000 | 12.0秒 | 25.7秒 | 初期 76m 後期 82m | |
B | 120mm/45 , 2基×1門 | HE弾 1700(7%) AP弾 2000 | 5.5秒 | 18.0秒 | 初期 76m 後期 82m |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 180度旋回 | 発見距離 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 610mm Type8 mod.3 , 2基×3門(6門) | 8.0km | 63kt | 14600 | 73秒 | 7.2秒 | 1.6km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 25mm/60 Type96 mod.1 | 6基×2門 | - | 92 | 83.0% | 0.1-1.9km | ||
B | 短 | 25mm/60 Type96 mod.1 | 4基×1門 | - | 140 | 83.0% | 0.1-1.9km | ||
25mm/60 Type96 3連装 mod.1 | 6基×3門 | ||||||||
長 | 120mm/45 3rd Year Type (後期主砲) | 2基×1門 | 1 | 560 | 14 | 88.0% | 1.9-5.8km |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
B | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
D | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明 
睦月型駆逐艦は、峯風型駆逐艦の発展型であり、前型の高い速力と充分に高い砲火力を引き継いだ上で、雷装が強化されていました。大型化に伴い、610mm魚雷発射管の搭載を実現していました。
解説 
日本のTier5駆逐艦。所謂雷撃特化ツリーに埋め込まれている駆逐艦である。
過去のアップデートでTierが6から5に下がった。
以下はTier5の評価だが、古いコメントや評価にはTier6時の物があるので注意。
- 主砲
悲惨。これに尽きる。
主砲は120mm単装砲が2基しかなく、さらに艦首と艦尾で離れているため偏差がかなり難しい。後期船体では発射速度が改善するものの、一発当たりの火力自体は磯風と全く変わっていない。
おまけに基数が4→2と減っている関係で発射速度向上の恩恵も微々たるもの。むしろ斉射火力が下がって弱くなった印象すらある。
ある意味、非常に日本駆逐艦らしい性能と言える。
基本は発砲せず、周囲に敵が居ない状態での戦艦への着火削り、残HP数百への最後の一削りくらいの運用にとどめておいた方が無難だ。
- 魚雷
門数こそ6門のままだが、攻撃力が約1.4倍になりつつ、射程距離が8kmに増大したため、余裕を持った隠蔽雷撃が可能となった。ただし装填時間はほぼ倍増しているため気楽にばらまくことはできなくなっている。
敵の戦艦も魚雷回避技術を覚えてくる頃であり、基数が減ったことと合わさって最初はかなり苦労するかもしれない。魚雷を如何に当てられるようになるかが、今後日本駆逐ツリーを進める上で重要な技術となるだろう。
少なくともインジケーターの前に撃てばいいのか、後ろに撃てばいいのか、どれくらい偏差を取るべきかを、敵艦の様子を窺いながら考えて撃とう。
- 隠蔽
素の隠蔽で6.2kmと素晴らしい性能を誇る。
これは同じTier5日駆の峯風とともにTier5駆逐艦の中で最高の隠蔽となっている。(下表参照)
当艦が先に発見される可能性があるのはTier4の磯風のみである。
ただし前述のように砲力は圧倒的に本艦が下回っているので、間違っても駆逐艦と砲戦しようなどとは思ってはいけない。敵艦との距離を一定に保ち、隠蔽差を利用したスポットに専念することが肝心である。
なお、この隠蔽差を利用したスポット戦法は、砲力が弱く隠蔽のある日駆の運命であるためTier10の島風までの長い付き合いになる。ここでちゃんと覚えれば、高Tierに進む上で非常に重宝するはずだ。
各駆逐艦の隠蔽距離を(だいたいでもいいので)覚えることが、日駆最初の仕事とも言える。
- 機動性
全体的に有意に向上している。特に速度が34knotから37.5knotになったのは地味なようで実に大きい。ただし速度向上に伴い、旋回半径だけは少しだけ大きくなった。恐らくほぼ体感できないレベルだろうが、一応注意する事。
- 生存性
T-22に次いで低い。砲力の無さも相まって、駆逐艦同士の戦いには非常に脆弱。特に同格のPodvoiskyには、圧倒的な速力差と火力差があるので、見つかった場合、最悪地の果てまで追いかけられて死ぬ可能性がある。前述のように隠蔽は良いので、見つからないことに専念しよう。
- 対空
後期主砲が両用砲である他、25mm対空機銃4基×1門、6基×3門を搭載しているため、同格駆逐艦の中ではかなり良好な部類である。艦長スキルやアップグレードを対空に特化すれば、同格以下の空母に対してはかなり役立つ。事実0.8.7以前では50機以上撃墜という記録的な対空火力を誇っていた。しかし0.8.7以降あまりぱっとしない対空火力に下がってしまったところは残念。まぁ、このTier帯で高レベル艦長載せる奴はそんなにいないと思うが……。
ただし、所詮は駆逐艦であるため過信は禁物。また航空機に発見されて姿をさらされると砲撃の格好の餌食となるので、大人しく友軍の支援を求めよう。
- 総評
どの項目を見ても日本駆逐艦らしい性能である。日本駆逐艦が如何にして戦い、勝利に貢献するかを覚えるのにはうってつけとも言える。睦月を使いこなすことが出来れば、恐らく吹雪以降の扱いに困ることはないだろう。
高威力の魚雷、高い隠蔽、高速力といった性能を存分に活かせば、戦艦は言うに及ばず、敵艦隊全体に大きなプレッシャーをかけることができる。
まずは生き残り、そして敵を観測し、最後に魚雷で沈めることを考えるべし。
- 魚雷
魚雷のリロード時間は大幅に劣化し、次発装填にかかる時間は1分以上になってしまった。61cm魚雷3連装2基は魚雷一本あたりの威力は向上するものの、前Tier艦峯風のようなばらまきは出来ず、牽制には使いにくくなってしまった。被発見距離も悪化している。
初期魚雷は射程が自艦の被発見距離を下回っており、非常に使いづらい。魚雷射程は相手が離脱側に回避する際も長いほうが良いので、早めに更新しよう。 後期魚雷は射程に余裕を持った隠密雷撃が可能になる*1。この頃には敵艦も見えない駆逐艦を警戒し、それなりの回避運動を取るようになる。敵の動きを読み必中の一念をもって射出しよう。最初は「ガイドラインの左右どちらにずれるか?」くらいを考え、徐々に感覚を磨いていくと良い。
ちなみにこれ以降の日駆は開発すると主砲の射程よりも魚雷の射程が長くなる(初春は主砲9.7km、魚雷10.0kmであまり変わらないが)。なのでロングレンジの雷撃もできるようにしておくとよい。
- 主砲
日駆並み。すなわち艦としての火力は最低レベルである。後期は両用砲になるが、砲数が減っているため照準、発射速度の向上を考慮しても火力は低下する。
主砲発射の欠点はもちろん被発見距離の悪化である。基本的に見つかっていなければ発砲しない方が良い。対空母の単独攻撃、米駆に見つかって20秒以内*2の離脱のアテが無い場合、残りHP数百程度の艦に止めを刺す時など使用するシチュエーションが無いわけでは無いのだが……
- 対空火力
対空火器は船体の開発を進めることで充実させられる。C船体に換装すると2番砲塔と3番砲塔が撤去され、25mm三連装機銃4基が追加。最終砲に換装するとさらに120mm対空砲2門が追加され、張り付いた敵機を減らすには充分な火力を獲得する。
但し、120mm対空砲の射程は航空被発見距離を上回ってしまうため、敵機に5kmで発見されるようになってしまう*3。隠密行動中はPキーを押して対空射撃をOFFにすること。
- 機動力
37.5ktは充分な速度であり、隠密雷撃の射点に付くには困らないだろう。速度は物陰から飛び出て肉薄する際も役に立つ。但し敵の包囲を切り開けるような攻撃力は持っていないので。なるべく孤立を避け、もしもの場合は自慢の足で逃げ回ろう。
機動力によって行う仕事は、スポットや占領といった駆逐艦の基本的な業務以外には雷撃しかない。生存を優先するかダメージを覚悟で一撃必殺を狙うかの判断は誤らないようにしたい。
- 隠蔽性
海面発見距離は6.2km、迷彩装備で6.0kmとなる。たった200mでもなかなか効果があるので迷彩は検討してもよい。
航空発見距離は3.1kmである。「対空火力」の項でも述べたが、両用砲の射程5.0kmより短いので必要に応じて対空射撃はOFFにすると発見されづらくなる。なお、対空射撃のペナルティ時間はほぼ射撃中のみなので、両用砲を搭載していない場合は対空砲のオンオフを切り替える必要は無い。
史実 
神風(II)型駆逐艦の改良型として1926年から配備が始まった、日本海軍の第一次大戦型駆逐艦の集大成。
神風型からの主な変更点は艦首形状の変更と雷装の強化、燃料タンクの増設。
航続力や外洋航行性能は上がったものの、峯風型から機関の変更を行わなかったため純粋な速力は37.25ノットにまで低下している。
雷装は駆逐艦では初めて大口径の61cm魚雷発射管を装備し、また発射管を連装から三連装に変更したことで基数を従来の3基から2基に削減している。なお睦月型から全数分の予備魚雷を積むようになっている。
ゲーム中の睦月は研究を進めると主砲を両用砲に換装するが、史実における睦月型は三年式12cm砲のままであった。また4門装備されてもいた。
艦容の変遷もゲーム中のそれとは異なり、1935年ごろに行われた性能改善工事の際、羅針艦橋が吹雪型に似た円弧状のものへと改修され、艦橋左右の短艇甲板が取り払われるなどしている。魚雷発射管には、波除けのためのシールドが追加装備された。
ちなみにゲーム中の睦月に装備される後期主砲は、三年式12cm砲を元に対空能力を付与した 「十年式12cm単装高角砲」である。当時の重巡洋艦にも装備され、太平洋戦争中に建造された海防艦の主砲としても利用されたいわばif装備だが、なぜかゲーム中の表記は「120mm/45 3rd Year Type」のままである。ゲーム中の古鷹なども同様の3Dモデルが使用されているが、こちらは正しく「10th Year Type」になっているのに…。
旧式ではあったが航続性能や攻撃力が他の峯風型シリーズに比べて高かったことから、全艦が太平洋戦争に駆逐艦として参加。
主に緒戦での攻略任務や輸送・護衛任務に従事し、1944年12月までに全艦が戦没した。
ネームシップの睦月は1942年8月ガダルカナル島にて、特設巡洋艦金龍丸の生存者救助中に爆撃を受け沈没している。
小ネタ 
・睦月は元はTier6駆逐艦であった・・・
9番艦菊月がソロモン諸島にて沈座放置されている。現在日本の保存団体が船体一部のサルベージと保存展示を目指している。
→2017年9月4日 主砲第四砲身が生まれ故郷の舞鶴に帰港。2020年6月27日 修繕を終えた砲身は舞鶴市の大森神社に設置された。
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