Tier8 ポーランド 重戦車 / 略称:53TP / 読み:ピエンジェショントチシィテープー・マルコフスキエゴ
↑ 53TP Markowskiego I + 105 mm Bofors wz. 34
初期状態。
初期砲塔はやたらと角張っており、KV-4に似ているのが特徴。
隣国スウェーデンのボフォース社製34年式105mm戦車砲を搭載している。
↑ 53TP Markowskiego II + 122 mm D-25T
中間状態。ソ連・中国でお馴染みのD-25Tである。
改良砲塔はIS-2の砲塔をお椀型に近付けた外観。
↑ 53TP Markowskiego II + 122 mm wz.53
最終状態。53TPが戦中・戦後にソ連系の技術を受けたら……というifの装備構成だと思われる。
車体形状は機銃等にやや独自性があるものの、IS-2に似ている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,400⇒1,450 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 110/80/50 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/16 |
重量(初期/最終)(t) | 53.67/57.36 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.95 |
本体価格(Cr) | 2,600,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
105 mm Bofors wz. 34 | 6.45 ⇒6.67 | AP APCR HE | 192 225 53 | 320 320 420 | 2,065 ⇒2,133 | 0.4 ⇒0.38 | 2.1 ⇒2 | 785 930 785 | 50 | 490 4,800 420 | 1,245 | -8°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
122 mm D-25T | 4.8 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 1,872 | 0.4 | 3 | 780 975 780 | 40 | 870 4,800 670 | 2,800 | |
122 mm wz.53 | 4.72 | AP APCR HE | 218 245 61 | 420 420 550 | 1,984 | 0.38 | 2.7 | 950 1,150 800 | 34 | 1,030 4,800 750 | 2,790 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
53TP Markowskiego I | 200/110/80 | 28 | 360 | 11,000 |
---|---|---|---|---|
53TP Markowskiego II | 210/140/90 | 30 | 370 | 13,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 108x2 | 750 | 20 | 900 |
---|---|---|---|
W12-5P | 800 | 15 | 1,100 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
53TP Markowskiego I | 55 | 28 | 11,000 |
---|---|---|---|
53TP Markowskiego II | 60 | 32 | 11,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
RTU "Jesion-M" | 650 | 160 |
---|---|---|
R-113P | 700 | 100 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 5.59%⇒6.33% | 1.14% |
移動時 | 2.79%⇒3.16% | 0.57% |
派生車両
派生元 | 45TP Habicha(HT/84,200) |
---|---|
派生先 | 50TP Tyszkiewicza(HT/106,700) |
開発ツリー
105 mm Bofors wz. 34 (初期/92,000) | ||||||||
53TP Markowskiego I (初期/20,000) | ━ | 53TP Markowskiego II (16,500/41,000) | ━ | 122 mm D-25T (22,500/108,000) | ━ | 122 mm wz.53 (46,000/185,000) | ━ | 50TP Tyszkiewicza (106,700/3,500,000) |
RTU "Jesion-M" (初期/25,000) | ━ | R-113P (7,300/43,500) | ||||||
Maybach HL 108x2 (初期/55,000) | ━ | W12-5P (26,000/83,000) | ||||||
53TP Markowskiego I (初期/19,000) | ━ | 53TP Markowskiego II (17,500/34,800) |
車両に関する変更履歴
v1.1.0 | 新規実装 |
解説(v1.1.0)
- 火力
俯角は-8°と45TPから変わらずそれなりに優秀。
初期砲、中間砲はTier7重戦車が使用するような砲であり、特に貫通力が不足しているので最終砲への換装を急ぎたい。
だが、最終砲でも課金弾の貫通力不足に悩まされることになる。- 105 mm Bofors wz. 34
前身から引き継ぐ初期砲。ダメージは320と同格平均レベルであり、貫通力も中間砲よりは高い。さらに発射速度などの諸性能も中間砲より優れており、最終砲の開発が完了するまで中間砲ではなくこの初期砲を使うという選択肢も十二分にある。 - 122 mm D-25T
他国の122mm族と同等のダメージを手に入れた。しかし前述の通り貫徹力が初期砲から劣化しており、課金弾前提の運用となる。そのためクレジット収支は最悪であり、クレジットに余裕のない方は初期砲の使用をおすすめする。 - 122 mm wz.53
420という高単発が特徴の最終砲。単発火力が高いにもかかわらずDPMも平均以上である。
同国同格の50TP prototypと比べるとやや単発と弾速は落ちる一方、照準拡散、照準時間、精度、DPMで優っており、取り回しの良さではこちらが上と言える。特に移動時の照準拡散は同口径砲の中でもピカイチであり、締まりが良い。
欠点は50TP prototyp同様に課金弾貫通力の低さであり、立ち回りでのカバーが必須。この低貫通は今後も続くので今のうちに慣れておこう。また精度は122mmのそれなので遠距離狙撃や弱点狙撃は苦手。なるべく近距離での戦闘に持ち込みたい。出来ればこの主砲で出撃したいが、改良砲塔→中間砲→最終砲の順に開発しなければならないことからフリー経験値だけで飛ばすのは難しい。自分のプレイスタイルに合わせて初期、または中間砲で必要な経験値を稼ごう。なお重量は中間砲よりも軽いため、中間砲を載せられる場合は最終砲も載せられる。
- 105 mm Bofors wz. 34
- 装甲
車体はやや脆い代わりに改良砲塔は頑丈であるため、ハルダウンで車体を隠すことで有利に戦えるだろう。
なお注意すべきこととして、重戦車としてはヘルスが非常に少ない。このティアで猛威を振るう15cm砲をギリギリ2発くらえない程しかないため、ヘルス管理にはより一層気を配ろう。- 砲塔
- 初期砲塔
砲身周りは200mmの垂直装甲。防楯部でも防御力はほぼ同じであり、ここでの防弾はまず見込めない。
砲塔側面は正面からだと強い傾斜により抜かれることはないが範囲は狭い。オデコは70mmだが傾斜が強く、平地なら強制跳弾となりやすい。キューポラは140mm程度と薄く弱点だが、垂直部というより大きな弱点を抱えているため、わざわざここを狙う必要はない。
見た目からも分かる通りこの初期砲塔は戦犯装備であり、最低限改良砲塔だけでもフリー経験値で開発しておかなければならない。 - 改良砲塔
210mmの傾斜装甲でほぼ全域が280mm以上相当と非常に強固になる。オデコは50mmに弱体化しているが傾斜は強く、格上TDなどの大口径砲でもなければ気にするほどの薄さではない。
キューポラは160mm~180mm程度の弱点であり、平地では左壁で隠す・常に動き続け敵に狙わせない等の工夫が必要となる。俯角-8°のハルダウンでは大部分を隠すことが出来る。
また、よそ見などで斜めを向いていると傾斜が殺され砲身の横や砲塔上部が貫通220mm程度でも貫通される恐れがあるので、できるだけ正面を向けた方が良い。
ちなみに改良砲塔は初期履帯では搭載できない。最終履帯を開発するか、拡張パーツの改良型装甲材で積載量を上げる必要がある。
- 初期砲塔
- 車体
正面は傾斜込みで190~210mm相当。標準化を加味すると貫通190mm以下の相手でも危うい。ただし機銃は当たり判定がなく一枚板扱い。
側面は均一な80mm。砲塔が前よりであるため普通に豚飯をすると容易に貫通されてしまう。
車体天板が50mmと妙に厚いこともあって逆豚は出来なくもないがそれでも大した装甲厚は稼げないため、いざという時のみにとどめておきたい。
- 砲塔
- 機動性
最高速度、出力重量比、旋回性のどれも重戦車としては平均以上であり、特に後退速度16km/hはかなり優秀な部類。前線の押し引きはもとより、前よりの砲塔と合わせて飛び出し撃ちも得意と言える。
機動力面でストレスを感じることはないだろう。ただし超信地旋回は出来ず、速度性能や加速性能と比べると旋回速度は少しもっさりしている。
- その他
最終通信機は700mと、ここにきてようやく他国と同等の通信範囲になった。
とはいえ初期通信機も650mと必要十分な性能があり、また周囲の味方の無線の性能も向上しているので開発は後回しにしても問題はない。
- 総論
広俯角・高単発・硬い砲塔・高DPMと、貫通力とHP以外は重戦車に必要な能力を平均以上に兼ね備えたバランス型重戦車である。
車体装甲は頼りにならないため、基本的にはハルダウンを心がけ、豚飯はなるべく避けたい。幸い、機動力は重戦車としては申し分ないのでこれを活かして有利なポジションに積極的に移動しよう。
史実
53TP Markowskiegoは、1940年に開発された重戦車の計画案です。二次大戦の勃発に伴い、開発は設計案の段階で中止されました。(ゲーム内解説より)
53TP / C.C.P(Czołg Ciężki Polski / チョーグ・チェンジュキ・ポルスキ=ポーランド製重戦車)は、1939年にAntoni Markowski(アントニー・マルコフスキ)教授が設計した計画案である。
七面の天板を特徴とする砲塔、53トンの重量、90~130mmの傾斜装甲、そして120mm級の主砲を搭載するとされていた。
1940年には開発計画が発効される予定だったが、ドイツによる侵攻で上記の起案書のみで終わった。
ちなみにMarkowski教授は、1918年のポーランド=ウクライナ戦争のリヴィウでの戦闘に基づき、ポーランド初の試作装甲車Tank Piłsudskiego(ピウスツキ装甲車;由来は英雄ユゼフ・ピウスツキ将軍の事)を設計した人物である。
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。