|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|c
|ページ内リンク|[[''画像''>#ldd371bc]]|[[''スペック''>#f4c6a967]]|[[''解説''>#q3bf7d99]]|[[''史実'' >#f9b76163]]|[[''コメント''>#n0d9eb63]]|h
*Tier 9 [[アメリカ]] [[自走砲]] [#ldd371bc]
&attachref(./M53_stock_HD.jpg,30%);
↑ 155 mm Gun M46
初期状態。M53 SPGの史実装備。
水上艦の砲塔をそのまま乗せたような外観。
&attachref(./M53_improved_HD.jpg,30%);
↑ 8-inch Howitzer M47
最終状態。M55 SPGの史実装備。
やや短くなるものの、8インチ(≒203mm)の太い砲身が頼もしい。
[[M26 Pershing]]の車体を前後逆にしたものをベースにしている。
#fold(3Dスタイル「水陸両用自走砲」){{
&attachref(./m5355-min.png);
}}
#fold(HD化以前){{
&attachref(./M53_stock.jpg,90%);
&attachref(./M53_improved.jpg,90%);
}}
*スペック(v1.13.0) [#f4c6a967]
''車体''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~耐久値|450|
|~車体装甲厚(mm)|25/13/13|
|~最高速度(前/後)(km/h)|56.3/14|
|~重量(初期/最終)(t)|44.61/44.45|
|~実用出力重量比(hp/t)|18.22|
|~砲塔旋回速度(°/s)|10|
|~視界範囲(m)|300|
|~本体価格(Cr)|3,550,000|
|~修理費(Cr)|13,725~|
//|~超信地旋回||
|~ロール|自走砲|
#br
''武装''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|発射速度(rpm)|弾種|平均貫通力(mm)|平均攻撃力|爆発範囲(m)|スタン時間(s)|精度(m)|照準時間(s)|弾速(m/s)|総弾数|弾薬費(Cr)|重量(kg)|俯仰角|h
|~155 mm Gun M46|2.14|HE&br;HE&br;AP|39&br;49&br;282|600&br;750&br;420|7.2&br;4&br;-|11.5~23&br;×&br;×|0.63|4.5|490&br;524&br;588|30|1,120&br;1,320&br;1,290|3,264|-5°/+65°|
|~8-inch Howitzer M47|1.43|HE&br;HE&br;AP|52&br;65&br;314|900&br;1,100&br;600|10.5&br;6&br;-|12.6~28&br;×&br;×|0.75|5.2|440&br;471&br;528|20|1,870&br;2,310&br;2,190|2,776|~|
#br
''エンジン''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|馬力(hp)|引火確率(%)|重量(kg)|h
|~Ford GAC|770|20|839|
|~Continental AV-1790-7B|810|12|1,171|
#br
''履帯''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|積載量(t)|旋回速度(°/s)|重量(kg)|h
|~T97/T108|44.7|22|23,000|
|~M53/M55|48|24|23,000|
#br
''無線機''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|通信範囲(m)|重量(kg)|h
|~AN/PRC-10|500|12|
|~AN/PRC-25|750|9|
#br
''乗員''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~1|Commander(Radio Operator)|~2|Gunner|~3|Gunner|~4|Driver|~5|Loader|~6|Loader|
#br
''拡張パーツ''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~&ref(拡張パーツ/Ventilation.png,nolink,改良型換気装置);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Rammer.png,nolink,装填棒);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Stabilizer.png,nolink,砲垂直安定装置);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/improved_rotation_mechanism.png,nolink,改良型旋回機構);|Class1|~&ref(拡張パーツ/improved_aiming.png,nolink,改良型照準器);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/Grousers.png,nolink,追加グローサー);|SIZE(18):×|
|~&ref(拡張パーツ/improved_radio_set.png,nolink,改良型無線機);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/comanders_vision_system.png,nolink,車長用視覚システム);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/improvedConfiguration.png,nolink,改良型モジュール構造);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Improved_hardening.png,nolink,改良型装甲材);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/Spallliner.png,nolink,内張り装甲);|>|>|Medium|
#br
''隠蔽性''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~ |~非発砲|~発砲時|
|SIZE(11):|SIZE(11):RIGHT:|SIZE(11):RIGHT:|c
|~静止時|6.1%|0.52%|
|~移動時|3.08%|0.26%|
#br
''派生車両''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~派生元|''[[M40/M43]]''(SPG/200,000)|
|~派生先|''[[T92 HMC]]''(SPG/271,000)|
#br
''射界''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~射界|左30°/右30°|
&attachref(tm_M53.jpg);
#br
''開発ツリー''
#region(クリックで表示)
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#FFDDDD):155 mm Gun M46&br;(初期/125,000)|━|BGCOLOR(#FFDDDD):8-inch Howitzer M47&br;(64,000/240,000)|━|BGCOLOR(#DDDDDD):T92 HMC&br;(271,000/6,100,000)|
|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#DDEEFF):AN/PRC-10&br;(初期/22,000)|━|BGCOLOR(#DDEEFF):AN/PRC-25&br;(9,000/54,000)|>||
|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#FFDDBB):Ford GAC&br;(初期/59,000)|━|BGCOLOR(#FFDDBB):Continental AV-1790-7B&br;(31,000/100,000)|>||
|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#DDF8DD):T97/T108&br;(初期/31,000)|━|BGCOLOR(#DDF8DD):M53/M55&br;(24,000/64,000)|>||
#endregion
#br
''車両に関する変更履歴''
#region(クリックで表示)
|SIZE(11):|SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.14|HDモデル化|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.18|全ての主砲のAP弾を削除&br;T97/T108サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を10%減少&br;M53/M55サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を11%減少&br;155 mm Gun M46の精度を0.68から0.63に変更&br;8-inch Howitzer M47の精度を0.84から0.75に変更&br;155 mm Gun M46の砲旋回時の拡散を27%減少&br;8-inch Howitzer M47の砲旋回時の拡散を24%減少&br;155 mm Gun M46の装填時間を30.5秒から28秒に変更&br;8-inch Howitzer M47の装填時間を45.2秒から42秒に変更&br;155 mm Gun M46の照準時間を6秒から4.5秒に変更&br;8-inch Howitzer M47の照準時間を7秒から5.2秒に変更&br;155 mm Gun M46の通常弾の貫通を88mmから39mmに、課金弾の貫通を90mmから39mmに変更&br;8-inch Howitzer M47の通常弾・課金弾の貫通を102mmから52mmに変更&br;155 mm Gun M46の通常弾・課金弾のダメージを1,250から700に変更&br;8-inch Howitzer M47の通常弾・課金弾のダメージを1,850から1,050に変更&br;155 mm Gun M46にスタン効果を追加&br;8-inch Howitzer M47にスタン効果を追加&br;視認範囲を350mから300mに変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.5.0|155 mm Gun M46の爆発範囲(m)を8/9から7.6/8.6に変更&br;155 mm Gun M46の最小スタン時間を12.65秒から11.5秒に変更&br;8-inch Howitzer M47の爆発範囲(m)を11.7/12.8から11.1/12.2に変更&br;8-inch Howitzer M47の最小スタン時間を14秒から12.6秒に変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.13.0|155 mm Gun M46に戦術砲弾(AP)を追加&br;155 mm Gun M46の代替砲弾(HE)の弾速を490m/sから524m/sに変更&br;155 mm Gun M46の代替砲弾(HE)の貫通力を39mmから49mmに変更&br;155 mm Gun M46の標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから600HPに変更&br;155 mm Gun M46の代替砲弾(HE)のダメージ値を700HPから750HPに変更&br;155 mm Gun M46の標準砲弾(HE)の爆発範囲を7.6mから7.2mに変更(記載なし)&br;155 mm Gun M46の代替砲弾(HE)の爆発範囲を8.6mから4mに変更(記載なし)&br;155 mm Gun M46の代替砲弾(HE)の弾薬費を5,200Crから1,320Crに変更(記載なし)&br;8-inch Howitzer M47に戦術砲弾(AP)を追加&br;8-inch Howitzer M47の代替砲弾(HE)の弾速を440m/sから471m/sに変更&br;8-inch Howitzer M47の代替砲弾(HE)の貫通力を52mmから65mmに変更&br;8-inch Howitzer M47の標準砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから900HPに変更&br;8-inch Howitzer M47の代替砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから1,100HPに変更&br;8-inch Howitzer M47の標準砲弾(HE)の爆発範囲を11.1mから10.5mに変更(記載なし)&br;8-inch Howitzer M47の代替砲弾(HE)の爆発範囲を12.2mから6mに変更(記載なし)&br;8-inch Howitzer M47の代替砲弾(HE)の弾薬費を8,000Crから2,310Crに変更(記載なし)|
#endregion
*解説(v1.13.0) [#q3bf7d99]
-''概要''
v0.8.6で追加されたTier9の[[アメリカ]][[自走砲]]。
戦後、[[M26 Pershing]]をベースに開発・量産された重自走砲である。
#br
アメリカ自走砲としては唯一密閉型の戦闘室を持ち、[[改良型換気装置>拡張パーツ#Ventilation]]を装備できる。
#br
-''火力''
[[M40/M43]]との主砲の互換性は無いが、それぞれほぼ同じ性能の155mm砲と8インチ砲が搭載できる。
特徴的なのはその射界で、左右30°ずつ、計60°の射界は同格自走砲の中では[[Bat.-Châtillon 155 55>Bat.-Chatillon 155 55]]の次に広く、また前車よりも拡大したことで幅広く支援を行える。
照準時に車体旋回を伴うことが極めて少ないため、速度の速い相手への偏差射撃も狙いやすくなっている。
ただし砲塔旋回による照準拡散自体はM40/M43やM12の同口径砲よりやや大きいため、発射直前の微調整で狙いが甘くなりやすいという弱点がある。
--''155 mm Gun M46''
装填速度と精度に優れるが、このTierでは明らかに火力不足。直撃しても100~200と雀の涙ほどのダメージしか出ない。これは高威力榴弾でも変わらず、純粋なダメージで経験値を稼ぐ事は無理なので基本はスタンアシストで稼ぐことになる。精度が最終砲より良いためAP貫通は比較的狙いやすいが、貫徹力はそれ程高くないため相手を選ぶ必要がある。
~よって、この主砲を搭載するメリットはほとんどないが、積載量の関係で使用を迫られることもある。上記の点を踏まえ、なるべく早く開発を終わらせよう。
--''8-inch Howitzer M47''
前身の最終砲と単発火力・貫通力(APを除く)・爆発範囲・スタン性能は据え置き。代わりに装填速度の向上・射界の拡大・精度の向上・照準時間の減少により、順当に扱いやすくなっている。
~ただし装填速度の向上の割に、総弾数は16→20発と4発しか増えていない。そのため膠着気味な試合では最後"榴弾が切れて、APのみになった"ということも起きるので弾種配分が悩ましい。
---''通常榴弾''
引き続きこの弾種がメインとなる。ダメージは周りの車両の装甲厚が増えたため、前身より低めの200後半~300後半と控えめだが、スタン時間はほぼ変わらないものが入るので装填時間の短縮とあわせて、スタンアシストはより取りやすくなっている。
---''高威力榴弾''
威力は1,100と通常榴弾の900から少し威力が増している。ただ通常榴弾と同じく、こちらも前身ほどダメージが通らなくなっている。爆発範囲が狭くなっていることもあり、あまり出番はない。スタンアシストが見込めない場合・呑気に棒立ち、もしくはラスポジなどからある程度位置がわかっている装甲の薄い車両に使っていこう。
---''AP''
威力は600と据え置きだが貫徹力が前身の272mm→314mmと42mmも増加している。精度の向上も伴い、前身よりも使い勝手が良くなっている。前線が膠着し、狙いやすい場所に敵が場面で使っていこう。
もちろん弾道は大幅に低くなっているのでそこに注意。弾種変更の前にAPでも射線が通っているのかしっかり確認しよう。
#br
-''装甲''
前車から車体が更新されたものの、ベースの[[M26 Pershing]]から減厚されており、非装甲に等しいレベルになってしまった。マッチングする相手のHEはもれなく貫通してしまう。
~また耐久値も他国の自走砲に比べ低めに設定されている。このティアでは通常弾でも自車両をワンパンするだけの火力を有する車両も多いため、見つかる=死となる。位置取りには気をつけ、危険を察知したら後述の機動力を活かして早めに逃げよう。
#br
-''機動性''
車体が[[M4A3E8 Sherman]]から[[M26 Pershing]]に変わり、最高速度・加速力・旋回速度が向上した。
~最高速度56.3km/hは自走砲としては破格であり、中戦車並みの速度で移動が可能。特に走り出しの加速は自走砲とは思えないほど軽快で、他国の重自走砲と比べてストレスを感じにくい。
陣地転換やカウンター攻撃回避も容易に行うことができ、戦場を大きく迂回して敵側面や物陰への射線を通すなどの動きも実行しやすい。
#br
-''その他''
--''隠蔽''
[[M40/M43]]から大きく劣化し、文字通り重戦車レベルの隠蔽になってしまった。
このTierになると敵の視認範囲も広いため、しっかりと考えなければ遠方からでも容易に発見されるだろう。
#br
--''搭乗員''
M40/M43とは搭乗員構成が異なり、専任の無線手が下車し、2人目の砲手が追加される。
次の[[T92 HMC]]はM40/M43と同じ乗員構成に戻るため、無線手を転職させるよりは砲手を新規雇用したほうが良いだろう。
#br
--''開発''
#region(格納)
新型の8-inch Howitzer M47はM40/M43とは互換性が無く、本車で新規開発が必要。
64,000EXPと膨大な経験値を要するが、上述の通り初期砲が性能不足であるため、できればフリー経験値を用いたい。
なお、初期状態では履帯の積載量の余裕がほとんど無く、拡張パーツが全く搭載できない。初期砲よりも重量の軽い最終砲を開発するか、改良履帯の搭載を急ぎたい。
逆に初期状態でも機動性は良好であり、エンジン開発は後回しにしても良いだろう。
改良エンジンのContinental AV-1790-7Bは[[M48A5 Patton]]と互換性があり、中戦車ルートを進めておくと若干お得。
改良無線は[[M44]]と互換性があり、あちらで開発しておくと無駄がない。
#endregion
#br
-''総論''
アメリカ自走砲の特長を最大限向上させたような傑作と言うべき自走砲である。あらゆる面でストレス要素が少なく、極めて扱いやすい自走砲と言える。
それゆえ、自走砲の中ではトップクラスに人気の高い車両であり戦場で出くわす機会も多いだろう。
~後続の[[T92 HMC]]では射界を始めとした諸性能が悪化し、ピーキーな車両となっているためアメリカ自走砲の完成形と揶揄されることもある。
#br
*史実 [#f9b76163]
#region(格納)
1945年にM40 155mm自走加農砲とM43 8インチ(203mm)自走榴弾砲を実戦化したアメリカ陸軍は、早くも同年半ばからこれらの後継となる新型自走砲の研究に着手した。
この研究を基に翌46年7月、軽量化を図った新型の155mm加農砲および8インチ榴弾砲を装備する自走砲を新規開発することが決定され、デトロイト戦車工廠が開発を担当することになった。
この際開発期間と開発コストの削減を図って、当時のアメリカ陸軍の主力MBTであったM26パーシング中戦車の足周りを流用することや、M26中戦車用に開発された新型パワーパック(後にM46パットンI中戦車に採用されたもの)を搭載することが要求され、さらに調達・運用コストを削減するために155mm加農砲搭載型と8インチ榴弾砲搭載型の車体と砲架を共通化することが求められて開発がスタートした。
なおデトロイト戦車工廠をM26中戦車の後継となる新型中戦車T40(後のM46中戦車)の開発に専念させるため、新型自走砲の開発は途中からパシフィク・カー&ファウンドリー社に引き継がれた。
この新型自走砲の開発と並行して軽量化を図った新型の45口径155mm加農砲T80と25口径8インチ榴弾砲T89、およびこれらを搭載するT58砲架の開発も進められた。
アメリカ陸軍とパシフィク・カー&ファウンドリー社との間で新型自走砲の開発契約が結ばれたのは1948年4月9日であったが、この際の契約は実物大モックアップの製作までであった。
続いて1950年4月13日に155mm加農砲T80装備型の試作車の製作契約が結ばれ、翌51年4月11日に8インチ榴弾砲T89装備型の試作車の製作も発注された。
このように開発作業が分割して発注されたのは、戦後の国防予算縮小の流れが影響している。
この時点で155mm加農砲T80装備型は「T97」、8インチ榴弾砲T89装備型は「T108」の試作名称が与えられ、T97自走加農砲の試作車は1952年4月に、T108自走榴弾砲の試作車は同年7月にそれぞれパシフィク・カー&ファウンドリー社のレントン工場をロールアウトし、アメリカ陸軍に引き渡されて試験に供された。
当時朝鮮戦争の最中だったこともあってT97自走加農砲が30両、T108自走榴弾砲が70両発注され、最初の生産型は早くも同年8月に完成している。
当初、T97自走加農砲とT108自走榴弾砲の試作車はいずれも砲身先端に砲口制退機が装着されていたが後に取り外され、生産型では最初から未装備とされた。
両自走砲の生産は1955年4月まで続けられ、それぞれ「M53 155mm自走加農砲」と「M55 8インチ自走榴弾砲」の制式名が与えられてアメリカ陸軍と海兵隊に配備が行われた。
しかし両自走砲とも運用においてトラブルが多発したために全面的な改修が実施されることになり、1955年7月より改修作業に着手し翌56年11月までに全車の改修を完了した。
この改修が行われていた1956年初めに、アメリカ陸軍は保有するM53自走加農砲を全てM55自走榴弾砲に改造することを決め、改修作業の際にM53自走加農砲の主砲を8インチ榴弾砲に交換してM55自走榴弾砲に変身させることになった。
もっともこれは陸軍のみであり、海兵隊ではM53自走加農砲の運用を続けている。
後継のM107 175mm自走加農砲とM110 8インチ自走榴弾砲が実戦化されたことに伴い、M53自走加農砲とM55自走榴弾砲は1960年代の初めにはアメリカ陸軍と海兵隊から退役したが、一部の車両は西ドイツ、ベルギー、イタリアなどに供与された。
#endregion
*情報提供 [#n0d9eb63]
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//#br
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