M53/M55

Last-modified: 2020-09-06 (日) 22:56:31

Tier 9 アメリカ 自走砲

M53_stock_HD.jpg
↑ 155 mm Gun M46
初期状態。M53 SPGの史実装備。
水上艦の砲塔をそのまま乗せたような外観。

 

M53_improved_HD.jpg
↑ 8-inch Howitzer M47
最終状態。M55 SPGの史実装備。
やや短くなるものの、太い砲身が頼もしい。
M26 Pershingの車体を前後逆にしたものをベースにしている。

 

HD化以前

M53_stock.jpg

M53_improved.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値450
車体装甲厚(mm)25/13/13
最高速度(前/後)(km/h)56.3/14
重量(初期/最終)(t)44.61/44.45
実用出力重量比(hp/t)18.22
砲塔旋回速度(°/s)10
視界範囲(m)300
本体価格(Cr)3,550,000
修理費(Cr)約13,700~14,200
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
155 mm Gun M462.14HE
HE
39
39
700
700
7.6
8.6
11.5~230.634.5490
490
401,120
5,200
3,264-5°/+65°
8-inch Howitzer M471.43HE
HE
52
52
1,050
1,050
11.1
12.2
12.6~280.755.2440
440
201,870
8,000
2,776
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Ford GAC77020839
Continental AV-1790-7B810121,171
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
T97/T10844.72223,000
M53/M55482423,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
AN/PRC-1050012
AN/PRC-257509
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Gunner4Driver5Loader6Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材×内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.1%0.52%
移動時3.08%0.26%
 

派生車両

派生元M40/M43(SPG/200,000)
派生先T92 HMC(SPG/271,000)
 

射界

射界左30°/右30°

tm_M53.jpg

 

開発ツリー

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155 mm Gun M46
(初期/125,000)
8-inch Howitzer M47
(64,000/240,000)
T92 HMC
(271,000/6,100,000)
AN/PRC-10
(初期/22,000)
AN/PRC-25
(9,000/54,000)
Ford GAC
(初期/59,000)
Continental AV-1790-7B
(31,000/100,000)
T97/T108
(初期/31,000)
M53/M55
(24,000/64,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.14HDモデル化
v0.9.18全ての主砲のAP弾を削除
T97/T108サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を10%減少
M53/M55サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を11%減少
155 mm Gun M46の精度を0.68から0.63に変更
8-inch Howitzer M47の精度を0.84から0.75に変更
155 mm Gun M46の砲旋回時の拡散を27%減少
8-inch Howitzer M47の砲旋回時の拡散を24%減少
155 mm Gun M46の装填時間を30.5秒から28秒に変更
8-inch Howitzer M47の装填時間を45.2秒から42秒に変更
155 mm Gun M46の照準時間を6秒から4.5秒に変更
8-inch Howitzer M47の照準時間を7秒から5.2秒に変更
155 mm Gun M46の通常弾の貫通を88mmから39mmに、課金弾の貫通を90mmから39mmに変更
8-inch Howitzer M47の通常弾・課金弾の貫通を102mmから52mmに変更
155 mm Gun M46の通常弾・課金弾のダメージを1,250から700に変更
8-inch Howitzer M47の通常弾・課金弾のダメージを1,850から1,050に変更
155 mm Gun M46にスタン効果を追加
8-inch Howitzer M47にスタン効果を追加
視認範囲を350mから300mに変更
v1.5.0155 mm Gun M46の爆発範囲(m)を8/9から7.6/8.6に変更
155 mm Gun M46の最小スタン時間を12.65秒から11.5秒に変更
8-inch Howitzer M47の爆発範囲(m)を11.7/12.8から11.1/12.2に変更
8-inch Howitzer M47の最小スタン時間を14秒から12.6秒に変更

解説

  • 火力
    初期砲・最終砲ともにM40/M43から単発火力・貫通力・爆発範囲・スタン性能は据え置き。
    代わりに射界の拡大・精度の向上・照準時間の減少により、順当に扱いやすくなっている。
    特に左右30°ずつ、計60°の射界は同格自走砲の中ではBat.-Châtillon 155 55の次に広く、また前車よりも拡大したことで幅広く支援を行える。
    照準時に車体旋回を伴うことが極めて少ないため、速度の速い相手への偏差射撃も狙いやすい。
    ただし、砲旋回速度は車体旋回速度より遅いため*1、照準拡散はともかく*2、これまでの車輌より格段に狙いやすくなる/目標変更がやりやすくなる、とは行かない。
    また、砲塔旋回による照準拡散自体はM40/M43やM12の同口径砲よりやや大きいため、発射直前の微調整で狙いが甘くなりやすいという弱点がある。
    • 155 mm Gun M46
      装填速度と精度に優れるが、このTierでは明らかに火力不足。
      マッチングする重戦車は装甲が厚く、内張り装甲を装備していることもあるため重戦車や重駆逐戦車には小ダメージしか入らない。
      装填速度と照準拡散がM12の最終砲に劣る事もあり、この車両で155mm砲を使う意味は皆無。可能ならフリー経験値で飛ばすのが望ましい。
      フリー経験値が足りない場合は、軽装甲の相手を優先的に狙ったり、直接ダメージではなく的確なスタンを入れる事で、何とか味方の勝利に貢献しよう。
       
    • 8-inch Howitzer M47
      重装甲相手に少なくないダメージが与えられる高火力を持つ。
      重量が初期砲より軽いため、履帯の換装前でも搭載可能*3
      爆発範囲が10m超と広く精度や照準時間も良好で、更に換気扇+戦友を利用するとより当てやすくなる。
      爆発範囲が広いため、重戦車の集団や障害物裏の軽・中戦車に対しては特に有効である。
      特筆すべきは装填時間。100%搭乗員で戦友+装填棒付きM40/M43の39秒に対し、戦友+装填棒+換気扇で35秒と目に見えて高速化している。
      射程は十分であり単発火力や爆発範囲、装填時間もバランスが良い事から、カウンター攻撃にも向いている。鉱山など自走砲の配置が分かりやすいマップでは、戦況やマッチングによっては狙ってみるのもいいかもしれない。
       
  • 装甲
    前車から車体が更新されたものの、ベースのM26 Pershingから減厚されており、非装甲に等しいレベルになってしまった。マッチングする相手のHEはもれなく貫通してしまう。
     
  • 機動性
    車体がM4A3E8 ShermanからM26 Pershingに変わり、最高速度・加速力・旋回速度が向上した。
    カタログスペックの最高速度56.3km/hは自走砲としては破格であり、実地でも平地なら35~40km/h程度で走行可能。
    特に走り出しの加速は自走砲とは思えないほど軽快で、他国の重自走砲と比べてストレスを感じにくい。
    陣地転換やカウンター攻撃回避も容易に行える。
    戦場を大きく迂回して敵側面や物陰への射線を通すなどの動きも実行しやすい。
     
  • その他
    • 隠蔽
      M40/M43から大きく劣化し、文字通り重戦車レベルの隠蔽になってしまった。
      このTierになると敵の視認範囲も広いため、しっかりと考えなければ遠方からでも容易に発見されるだろう。
       
    • 搭乗員
      M40/M43とは搭乗員構成が異なり、専任の無線手が下車し、2人目の砲手が追加される。
      次のT92 HMCはM40/M43と同じ乗員構成に戻るため、無線手を転職させるよりは砲手を新規雇用したほうが良いだろう。
       
    • 開発

      格納

      新型の8-inch Howitzer M47はM40/M43とは互換性が無く、本車で新規開発が必要。
      64,000EXPと膨大な経験値を要するが、上述の通り初期砲が性能不足であるため、できればフリー経験値を用いたい。
      なお、初期状態では履帯の積載量の余裕がほとんど無く、拡張パーツが全く搭載できない。初期砲よりも重量の軽い最終砲を開発するか、改良履帯の搭載を急ぎたい。
      逆に初期状態でも機動性は良好であり、エンジン開発は後回しにしても良いだろう。
      改良エンジンのContinental AV-1790-7BはM48A5 Pattonと互換性があり、中戦車ルートを進めておくと若干お得。
      改良無線はM44と互換性があり、あちらで開発しておくと無駄がない。

       
  • 総論
    アメリカ自走砲の特長を最大限向上させたような傑作と言うべき自走砲である。
    あらゆる面でストレス要素が少なく、極めて扱いやすい自走砲と言えるだろう。

史実

格納

1945年にM40 155mm自走加農砲とM43 8インチ(203mm)自走榴弾砲を実戦化したアメリカ陸軍は、早くも同年半ばからこれらの後継となる新型自走砲の研究に着手した。
この研究を基に翌46年7月、軽量化を図った新型の155mm加農砲および8インチ榴弾砲を装備する自走砲を新規開発することが決定され、デトロイト戦車工廠が開発を担当することになった。

この際開発期間と開発コストの削減を図って、当時のアメリカ陸軍の主力MBTであったM26パーシング中戦車の足周りを流用することや、M26中戦車用に開発された新型パワーパック(後にM46パットンI中戦車に採用されたもの)を搭載することが要求され、さらに調達・運用コストを削減するために155mm加農砲搭載型と8インチ榴弾砲搭載型の車体と砲架を共通化することが求められて開発がスタートした。

なおデトロイト戦車工廠をM26中戦車の後継となる新型中戦車T40(後のM46中戦車)の開発に専念させるため、新型自走砲の開発は途中からパシフィク・カー&ファウンドリー社に引き継がれた。
この新型自走砲の開発と並行して軽量化を図った新型の45口径155mm加農砲T80と25口径8インチ榴弾砲T89、およびこれらを搭載するT58砲架の開発も進められた。

アメリカ陸軍とパシフィク・カー&ファウンドリー社との間で新型自走砲の開発契約が結ばれたのは1948年4月9日であったが、この際の契約は実物大モックアップの製作までであった。
続いて1950年4月13日に155mm加農砲T80装備型の試作車の製作契約が結ばれ、翌51年4月11日に8インチ榴弾砲T89装備型の試作車の製作も発注された。
このように開発作業が分割して発注されたのは、戦後の国防予算縮小の流れが影響している。

この時点で155mm加農砲T80装備型は「T97」、8インチ榴弾砲T89装備型は「T108」の試作名称が与えられ、T97自走加農砲の試作車は1952年4月に、T108自走榴弾砲の試作車は同年7月にそれぞれパシフィク・カー&ファウンドリー社のレントン工場をロールアウトし、アメリカ陸軍に引き渡されて試験に供された。
当時朝鮮戦争の最中だったこともあってT97自走加農砲が30両、T108自走榴弾砲が70両発注され、最初の生産型は早くも同年8月に完成している。

当初、T97自走加農砲とT108自走榴弾砲の試作車はいずれも砲身先端に砲口制退機が装着されていたが後に取り外され、生産型では最初から未装備とされた。
両自走砲の生産は1955年4月まで続けられ、それぞれ「M53 155mm自走加農砲」と「M55 8インチ自走榴弾砲」の制式名が与えられてアメリカ陸軍と海兵隊に配備が行われた。

しかし両自走砲とも運用においてトラブルが多発したために全面的な改修が実施されることになり、1955年7月より改修作業に着手し翌56年11月までに全車の改修を完了した。
この改修が行われていた1956年初めに、アメリカ陸軍は保有するM53自走加農砲を全てM55自走榴弾砲に改造することを決め、改修作業の際にM53自走加農砲の主砲を8インチ榴弾砲に交換してM55自走榴弾砲に変身させることになった。

もっともこれは陸軍のみであり、海兵隊ではM53自走加農砲の運用を続けている。
後継のM107 175mm自走加農砲とM110 8インチ自走榴弾砲が実戦化されたことに伴い、M53自走加農砲とM55自走榴弾砲は1960年代の初めにはアメリカ陸軍と海兵隊から退役したが、一部の車両は西ドイツ、ベルギー、イタリアなどに供与された。

情報提供

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*1 M40/M43やM12の車体旋回速度よりも遅い
*2 こちらも車体旋回のほうが拡散が小さい
*3 拡張パーツをフルに搭載するためには、履帯の研究が必要