M26 Pershing

Last-modified: 2020-09-02 (水) 08:19:54

Tier 8 アメリカ 中戦車 / 略称:Pershing (日本語表記:パーシング)


↑ M26M67 + 76 mm Gun M1A1
初期状態はT25 Pilot Number 1に似ている。
初期砲の76mm砲はTier5相当の砲であり、見た目からして貧相。戦場でこの状態を見かけることはまずない。


↑ M26M71 + 90 mm Gun T15E2M2
最終状態。改良砲塔に換装すると防水布が付く。
ただし防盾が(´°ω。`)といったマヌケな顔に・・・

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,350⇒1,440
車体装甲厚(mm)102/76/51
最高速度(前/後)(km/h)48/20
重量(初期/最終)(t)40.56/42.92
実用出力重量比(hp/t)16.40
本体価格(Cr)2,403,000
修理費(Cr)約12,200~13,800
超信地旋回
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
76 mm Gun M1A114.29AP
APCR
HE
128
177
38
115
115
185
1,6430.432.3792
990
792
11096
2,800
68
1,567-10°/+20°
76 mm Gun M1A218.18AP
APCR
HE
128
177
38
115
115
185
2,0910.42.3792
990
792
9296
2,800
68
1,590
90 mm Gun M37.32AP
APCR
HE
160
243
45
240
240
320
1,7560.382.3853
1,066
853
70255
4,400
255
2,050
90 mm Gun T15E2M27.32AP
APCR
HE
190
268
45
240
240
320
1,7560.372.3975
1,219
975
70255
4,400
255
2,250
105 mm M47.5HE
HEAT
53
102
410
350
2,625
(HEAT)
0.552.3472
381
80166
4,000
2,600
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
M26M67102/76/76363908,000
M26M71127/76/64384009,700
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Ford GAN56020569
Continental AV-1790-170420569
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
M26T80E142.353610,000
M26T8145.053810,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 508395100
SCR 52874580
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

Class2Class2Class1Class1Class1Class1
Class1Class2Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時12.88%⇒12.99%2.92%
移動時9.63%⇒9.7%2.18%
 

派生車両

派生元T20(MT/98,100)
派生先M46 Patton(MT/174,690)
 

開発ツリー

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76 mm Gun M1A1
(初期/50,330)
76 mm Gun M1A2
(5,800/62,000)
90 mm Gun M3
(14,000/81,000)

90 mm T15E2M2
(18,900/128,900)
M26M67
(初期/21,800)
M26M71
(19,500/46,000)
105 mm M4
(1,500/40,300)

M46 Patton
(174,690/3,450,000)
SCR 508
(初期/21,600)
SCR 528
(9,000/54,000)
Ford GAN
(初期/37,200)
Continental AV-1790-1
(10,500/45,000)
M26T80E1
(初期/16,300)
M26T81
(13,500/30,250)
 

車両に関する変更履歴

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v0.6.5車両Tierを9から8に変更
各種性能を変更
v0.9.8HDモデル化
v0.9.1390 mm Gun T15E2M2のAP弾貫通力を180mmから190mmに変更
v1.5.1105 mm M4 gunのHEAT弾の貫通力を101.6mmから102mmに変更*1
v1.9.076 mm Gun M1A1の総弾数を92発から110発に変更
105 mm M4の総弾数を54発から80発に変更

解説

  • 概要
    Tier8のアメリカ中戦車
    大戦後期、Tiger Iに対抗するべく、T20T23などを経て開発・量産された中戦車である。
     
    T20で問題だった装甲の薄い砲塔が新しいデザインの物に交換され、大幅に防御力が強化されている。
    サイズも小さく視認範囲も優れるこの砲塔は、履帯と改良砲塔の開発無しに後述する90mm砲を搭載することが出来るので早い段階から火力を発揮できる。
     
  • 火力
    アメリカ車両の例に漏れず、俯角は-10°と優秀であり、積極的にハルダウンしていこう。
    • 76 mm Gun M1A176 mm Gun M1A2105 mm M4
      いずれもM4A1 Sherman(76 mm Gun M1A2のみM4A3E8 Sherman)以来、ラインナップに入り続けている。
      当然ながらTier5相当の性能であり、実用性が皆無なので絶対に使用してはいけない
       
    • 90 mm Gun M3
      M26 Pershingの史実砲。
      T20からの引継ぎ砲であり、発射速度がやや改善された。
      通常弾のAPは貫通力160mmと明らかに不足しているが、課金弾のAPCRは243mmとまずまずの性能。
      課金弾を多用する事が前提ならば、T15E2M2までの繋ぎとして使っていけるだろう。
       
    • 90 mm Gun T15E2M2
      T26E4用に開発されていた試作砲。
      通常弾のAPは貫通力190mmまで改善され、課金弾のAPCRも貫通力268mmへ順当に強化されている。
      貫通力の向上以外は誤差程度の性能強化に留まっているが、全体的にバランスが良いのが特徴だ。
      アメリカの90mm砲全般に言える事だが、課金弾はAPCRでありながら貫通力が大きく伸びる為、重装甲車両用に多めに携行すると良いだろう。
      また、アメリカの高Tier戦車は比較的照準拡散が優秀であり、本砲もその一つに入っている。走り撃ち・飛び出し撃ち等で照準時間以上に当てやすさを感じられるだろう。
       
  • 装甲
    T20から砲塔正面を中心に大きく強化されており、装甲を活用する運用もある程度可能。
    • 砲塔
      アメリカ戦車らしく比較的頑丈な砲塔装甲と優秀な俯角を有し、ハルダウンに適している。
      改良砲塔の防楯は203.2mmと中戦車としてはなかなかの厚みをもち、同格未満の砲撃を防ぐには十分な防御力を誇る。
      ただし防楯以外はそれほど硬くなく、貫通150mm程度で抜かれてしまう可能性がある。いわゆる「ほっぺ」と云われる弱点である。キューポラも同じく100mmほどの防御力しかないが、大きく俯角を取ることで隠すこともできる。
      言うまでも無いがT29T32ほどの頑丈さは無いため、基本的には撃ったらすぐ隠れよう。
      側面の予備履帯は、何故か他の車両と違い10mmの空間装甲扱いとなっている。
       
    • 車体
      車体正面上部は101.6mm+傾斜で130mm前後相当となるが、このTier帯の通常弾を弾くことは期待できない。ハルダウンできない場合はT20と同じく確実にHPで耐える戦い方になってしまう。機銃部分はほぼ垂直な上に装甲厚も薄くなっており更なる弱点である。
      側面装甲は76.2mmとそれなりの厚さだが、豚飯ができる程ではなく、後半は50.8mmとやや薄くなる。
       
  • 機動性
    良好な機動力を有していたT20から、防御力強化に伴って重量が増加した割にはエンジン馬力がそれほど向上しておらず、挙動が重くなってしまった。最高速度についても中戦車としては平凡な値に落ち込んでいる。
    とはいえ、戦場で必要な機動力は確保されているためそれほど困るということはない。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽・無線
      視認範囲は改良砲塔で400mと優秀であり、緊急時の偵察もやりやすい。
      隠蔽性能は中戦車としては平均~やや低い程度といったところ。
      なお、初期無線では通信範囲がかなり頼りない。
      優秀な改良無線SCR 528はM7T29等と互換性があり、別ルートで開発しておくと楽になるだろう。
       
  • 総論
    全体的に前身のT20から主に防御力を大幅に強化した車両になっている。
    Tiger Iの性能を基準に開発された為かそれ以降の強力な戦車に比べると性能諸元が見劣りするが、総合力では負けていない。
    T20で一定の水準に達した火力も防御力の強化で使い易さを増し、地形を有効利用できる乗り手にとって他国の戦車以上に馴染む車両になっている。
    ただしT20ほどの機動的な立ち回りはできなくなっており、よりHPや装甲を使う場面が増えることとなる。今後の車両にも共通してくる特徴であるため、なるべく本車でしっかり特徴を掴んでおくといいだろう。
     

史実

詳細


Bovington戦車博物館収蔵車両
M26パーシングの開発はM4中戦車の後継車両を開発するためのT20試作中戦車の開発計画に端を発する。
様々な車両が試作されたT20試作開発はT23中戦車の限定生産(250両)という形で決着したが、この頃には北アフリカ戦線にドイツ軍のティーガー重戦車が姿を現しており、これに対抗しうる戦車の開発が要求された。
これを受けて、T23をベースに搭載砲と装甲をティーガーに匹敵するレベルに強化した車両を開発することになり、搭載砲を90mm Gun M3に強化し、HVSSを搭載したT25と、主砲のみならず装甲も強化し、トーションバーサスペンションを搭載したT26が、T23の限定生産枠のうちの50輌から試作されることが1943年上旬に決定した。
さらにその後、T23から引き継いでいた電気式変速機を軽量化のため一般的なトルクコンバータに変更したT25E1、T26E1も開発されることになった。
1943年の秋には、兵器局はT25E1とT26E1を1944年中に配備するために早急な開発を行う必要があるとしたが、機甲軍(Armored Force Board)はM4中戦車に90mm砲を搭載することを主張し、他方陸軍地上軍管理本部(Army Ground Force)はそもそも現状のドクトリンにおいては戦車に90mm砲は必要なく、強力な敵戦車に対してはM10M36といった戦車駆逐車を当てればよいと考え、75mm砲や76mm砲の搭載を主張したため、開発・生産は一向に進まなかった。
1944年6月に連合軍がフランスへ上陸すると、北アフリカ・イタリアよりもさらに多くのドイツ戦車と遭遇することになった。重戦車であるティーガーは数が少なかったものの、中戦車であるパンターはより多くの部隊に配備されており、パンターに対するM4中戦車の能力不足は大きな問題となった。
そのような中で、より高火力で装甲の厚い戦車を求める声が前線から寄せられたため、各種の試作車の中からT26E1の開発を、カテゴリーを重戦車に変更して続けることになった。
しかし、この期に及んでも続いていたAGFによる横やりや各種の改良によって開発は遅れ、最終的に1944年12月にT26E3の限定生産と、既に完成していた20両のヨーロッパ戦線投入(後述のゼブラ・ミッション)が決定された。
その後の1945年4月、T26E3がM26「ジェネラル・パーシング」として制式採用された。
愛称は第一次世界大戦時のアメリカの将軍、ジョン・パーシングからとったもので、これまでのアメリカ戦車とは異なり、初めてアメリカ軍自らが命名したものだった。

 

M26の装甲は車体前面上部と砲塔前面では102mm(防盾は114mm、改良防盾203mm)あり、傾斜による避弾経始効果を含めればティーガーを凌駕していた。
その他の部分も砲塔の側背面と車体前部が76mm、車体後部が51mmとM4に比べれば大きく強化されている。
さらに、搭載砲である砲身長50口径の90mm Gun M3はティーガーの8.8cm KwK36 L56に匹敵しうる性能を持っていた。
(ただし、ティーガーIIの8.8cm KwK43 L71には明確に劣るとされ、後に更なる火力の強化を目指した試作開発が行なわれたが、その成果がM26に反映されることはなかった。)
一方で、決して信頼性が高いとはいえなかったジャイロ・スタビライザは搭載されなかった。
M26はフォードGAFガソリンエンジン(500hp)を搭載していたが、前線では機動性に不満が寄せられることが多かった。
この点を解決すべく1948年に試作されたM26E2(T40)はM46パットンとして制式採用され、最終的には多くのM26が完成後にM46へと改造されている。
生産は1944年11月から開始され、1945年5月のドイツ降伏までの半年間に約700両、1945年末までに約2200両という大量生産が行われたが、第2次世界大戦の終結によりそれ以上の生産はキャンセルされた。
本車のバリエーションとしては、105 mm M4を搭載し、少数が量産されて朝鮮戦争に参加したM45(T26E2)重戦車、ティーガーIIに対抗するため、より長砲身の90mm Gun T15E1を搭載したT26E4「スーパー・パーシング」(1輌のみが実戦参加)などがあげられる。
また、T92 HMCなどの自走砲や、T29T30T32T34といった一連の試作重戦車のベース車台にもなっている。

 

1945年初頭、ゼブラ・ミッションという作戦名で20両のT26E3(この時点ではM26の制式名称は付いていない)がドイツに送られている。
この20両が第二次世界大戦で本格的な戦闘を経験した唯一のM26部隊となった。
ゼブラ・ミッションにおけるM26はティーガーを距離820mで撃破するなど期待通りの性能を発揮しているが、M26側もティーガー、ナースホルン、IV号戦車などの攻撃で損害を出しており、一方的な戦いではなかった。
また、ドイツ側の最強戦車であるティーガーIIとの交戦は発生しなかった。
最終的にドイツには310両のM26が送られている。また、太平洋戦線では沖縄に12両のM26が送られたが、こちらは実戦の機会はなかった。
1947年には再び中戦車へとカテゴリーが変更されている。
1950年に勃発した朝鮮戦争ではM4A3E8やM46とともにアメリカ軍の主力として北朝鮮軍・中国軍と交戦したが、彼らの主力であるT-34-85に対してはほぼ常に優位に立つことができたとされている。
(北朝鮮軍・中国軍の最強の戦車はIS-2であったが、この戦車は前線に投入されなかった。)
(御覧の通り重戦車から中戦車へのカテゴリー変更が行われた珍しい戦車である)
余談だが本車の最終砲であるT15E2はT26E4の忠実砲であり、半固定式弾薬を用いていた。改良砲塔であるM26M71はM26のバリエーションの一つであるM45突撃重戦車の砲塔であり、105mmM4が搭載されていた。

 

参考資料
『M26パーシング M24チャフィー』グランドパワー2010年9月号別冊
『M26/46パーシング戦車 1943-1953』スティーヴン・ザロガ 大日本絵画
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
『Pershing:A History of the Medium Tank T20 Series』 R. P. Hunnicutt
http://combat1.sakura.ne.jp/M26.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/M26%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

 

実車解説動画(英語) Part 1
http://youtu.be/73e-MUZNb1Y

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 tanks.ggより。ゲーム内表記は101mmから102mm