岐路

概要

手札を公開して勝利点カードの枚数分だけドローするカード。初回なら＋3アクションのボーナスもつく。
1ターンに1回とはいえ、非常に安価に+3アクションが得られる数少ないアクションカード。
ドロー効果は地下貯蔵庫で不要な勝利点カードを捨ててドローするようなものなので、手札の内訳が大きく改善するわけではない。
ただし、地下貯蔵庫と違って単純な手札の枚数は増えるため保管庫のような手札の枚数が重要なカードと相性がいい。

利用法

• 手札に多くの勝利点カードがある状態で複数枚の岐路を使えば、手札の枚数は倍々で増える。
  • ただし、デッキ内訳が勝利点まみれのデッキから倍々でドローしようと、手札には勝利点を抱えるだけなので、手札が緑のまま活かせない事態は避けたい。
• 物置や保管庫は、増えた手札枚数を金量に変換できるため相性が良い。
• 貴族のようにカードの種類に複合的に勝利点を持つカードと組み合わせると、増えた手札とアクションを有効活用できる。
• ハーレムのように金量を出力する勝利点カードであれば、手札を増やす源となり、そのまま手札に残って金量を生むため好都合である。
• 牧草地のある羊飼い場は岐路と同じく手札枚数が命であるものの、岐路はより安価なカードとして有効。
• 男爵や馬上槍試合、Joustのように勝利点カードを生かせるカードと組み合わせるのも手。
• 王子で1枚だけ脇に置き、残りは廃棄してしまうのも面白い。特に、岐路でしかアクションを増やせない場合は有効。
• 道具やChurchでターン開始時に勝利点カードを手札に加えられるようにしておくと、岐路のドロー効果を無駄なく活かせる。特に岐路でしかドローできないサプライで有効。

詳細なルール

• 岐路のドローする効果は、必ず手札を公開し、カードタイプに勝利点を持つカードの枚数分だけドローする。
  • 手札の内訳が勝利点カード0枚であり結果的にドローしない場合だろうと、公開は必ず行う。他プレイヤーが内訳を把握することになる。
• 岐路のアクションを得る効果は、「そのターンに初めてプレイした岐路」である場合のみ、＋3アクションを得る。
  • あくまで「岐路」のカード名を指定していることに注意。注意すべき状況の具体例は以下の通り。
  • 他のプレイヤーが女魔術師を持続している場合
    • 最初に岐路をプレイして+1カード+1アクションを得た後に2枚目の岐路をプレイしても、その岐路は「そのターン最初に使用した岐路」ではないため+3アクションは得られない。
  • 岐路を習性として使用した場合
    • 最初に岐路を習性としてプレイして習性の効果を得た後に2枚目の岐路をプレイしても、その岐路は「そのターン最初に使用した岐路」ではないため+3アクションは得られない。
  • 相続で岐路に屋敷トークンを置いた場合
    • 2019年のルール変更とエラッタにより、以下の対応となるので注意。
    • ターンの最初に屋敷をプレイすると、屋敷トークンの置かれた岐路が使用されるため、問題なく+3アクションを得られる。
      その後に改めて岐路をプレイした（もしくは屋敷をプレイすることで岐路がプレイされた）場合は、2度目の岐路がプレイされた判定となるので、+3アクションを得られない。

関連カード

手札がネズミ算式に増えるようなドロー効果を持つカードは他の拡張でも存在する。
上手く活かせれば非常に強力なドローソースとなるが、その性質上およそ共通してハンデスが天敵となりやすい。

余談

• 相続で岐路に屋敷トークンを置いた場合、2019年のルール変更とエラッタにより以前は、以下の挙動であった。
  • 最初に屋敷をプレイして（岐路の効果を実行して）も、それは最初に使用した「岐路」ではないため+3アクションは得られない。
  • 一方で、その後改めて岐路をプレイすると、それはカード名「屋敷」ではない最初の「岐路」であるため、+3アクションを得られる。

コメント

• 勝利点カードが手札になくても、＋3アクションだけもらうために使用してもいいんですか？ -- 2022-11-24 (木) 20:56:43
• はい。基本的にドミニオンのカードに使用条件はありません。それぞれテキストを順番に読み下してください。 -- 2022-11-24 (木) 22:26:39