おすすめ史実馬(10)~90年代~

Last-modified: 2024-04-27 (土) 07:18:31

印の見方と注意点などは一番上のページを参照のこと。

史実馬(90~99年)

  • 第二次競馬ブームの終焉と日本競馬飛翔の時代。サンデーサイレンス・ブライアンズタイム・トニービンのいわゆる「種牡馬御三家」によって国内の勢力図が大きく塗り替えられた。
  • 牡馬路線は前にも増して強豪が増え、一部の例外的な年を除いて基本的にはどの年にもクラシック路線には誰かしら強敵がいると考えた方が良い。
  • 牝馬路線も80年代よりも底上げされ、クラシック路線ではメジロラモーヌどころかテスコガビー以上の強敵ヒシアマゾンエアグルーヴが登場。ただ、この2頭以外の年なら成長次第では牝馬3冠狙いやすい時代ではある。
  • 海外馬はこの年代でも強い。特に当時の日本では多くの外国産馬が輸入されマル外馬として活躍していた時代背景があり、日本で調教された海外馬のレベルが急上昇していた
    • 中でもタイキシャトルやシーキングザパール、エルコンドルパサーといった国内外のGⅠで活躍した大物の登場は競馬史的にも意味合いは大きい。彼らの活躍を皮切りに国内でも海外遠征に対応した特性を持つ馬が増え始める。*1
      史実のマル外馬たちは虹札でなければ海外セリに上場されるので、この時期の海外セリには顔を出しておいた方が何かとお得。
  • 以前から国内の根幹である中長距離、前世代に急激に成長を見せた短距離・マイル路線の芝の傾向に対して、長年手薄なままだった国内ダート路線に最初の改革が起きたのも90年代。
    地方交流重賞路線の抜本的整備、国内ダートGⅠの創設、そしてドバイワールドカップという世界的な目標が生まれたことにより変化を見せ始める。
    • と言っても現段階でまだ世界に通用するダート馬は出てきておらず、著名なホクトベガ、アブクマポーロやメイセイオペラといった馬は国内での活躍が主で、惜しいところまで行ったのもトゥザヴィクトリーくらい。
      芝路線全体の急激な成長と比べると、この路線の発達はゆっくりと長い目で見ていくことになる。
  • 有力騎手では90年代前半でマサト(大島)、増 沢(緒方)、郷 原(酒井)、菅 原(石井)。後半から■■■■(久保村)、フトシ(上田)、ミナイ(東村)、泣きの昭ちゃん(白井)が引退。徐々に騎手寿命に余裕のある有力騎手へスライドしていこう。
    実力でいえばやはりでした。ノリさんだが、お手馬が多いため主戦にしづらい可能性もある。扱いやすさを重視するなら相談役激怒さんが選択肢に入るだろう。
    • 上述の名騎手たちは調教師に転向する者も多いので、成長度ボーナスに期待して転向後も交流を続けるのもあり。特にフトシは史実で調教師として結果を残しているため、ゲーム内でも頼れる人物となっている。
  • 90年代から登場する有力騎手は男藤田(曽根)、4位ベイベ(安川)、ユーイチリュージikze
    さいていさんなどの女性騎手も登場し始めるが、現役期間が短いという致命的な問題があるため、拘りがない限りは起用する必要性は薄い。ただし、増 沢(牧 原) 由 貴子(佐藤淳子)は騎手として17年活動し引退後は史実と異なり調教師に転向する可能性がある。

90年生

  • お馴染み「BNW」世代。新たに導入された新種牡馬の産駒である彼らの台頭は、80年代までの国内血統から急ピッチで様変わりしていく種牡馬戦争の端緒と言っても過言ではないだろう。
  • 牝馬路線でものちに名牝として名を馳せるベガと世界の芝砂を股にかけるホクトベガ、マイル路線で圧巻の強さを見せたノースフライトと個性豊かな面々が集う。
  • 種牡馬御三家の先鋒はトニービン。ダービー馬ウイニングチケットを筆頭に初年度から活躍馬を多数輩出。後世に繋がる名牝の姿もあり、確立を目指すならここでスタートダッシュを決められると有利。
    • ナリタタイシンの父リヴリアもこの年が国内の初年度産駒。タイシン含め5頭の中央重賞馬を輩出し、2歳リーディングではトニービンを上回っていた。
      タイシンが皐月賞を制したその年に11歳で早世しており、2年目以降の産駒はさっぱりだったが、このゲームにおいてはリヴァーマン確立の重要なカギとなる。
  • 国内牝馬クラシック路線の査定もこの世代を境に上がり始めており、世代の本命馬ならSP70は当たり前のようにあったりする。
  • 国外ではその後の日本に大きな影響を与えることになるキングマンボが登場。彼とその子孫たちの存在は是非とも注視しておきたいところ。
  • 相方から遅れること2年、牝馬に定評のあるくにえだ師(村幹)が調教師デビュー。引退までおおよそ35年前後も余裕があるため徹底的にお世話になろう。
ビワハヤヒデ
「葦毛の王者」
世代の菊花賞馬で、BNWのB。世代最強のSP74に加えて3200mまでをカバーする距離対応など能力的にはクラシック3冠最有力。瞬発力D+、勝負根性B+と脚質に関わる能力が同期のライバルと比べてワンパンチ足りない部分*2があるのでそこを補えれば完璧。
89年末に輸入される母を購入すれば、虹のお守り1枚で弟ナリタブライアン・ビワタケヒデ(緑札)、妹スペリオルパール(ラストインパクト(銅札)の母)も自家生産できる。

ベガ
「一等星」
桜花賞・オークスを制した世代の二冠牝馬だけあってSP70・サブパラ64、大舞台、根幹距離、二の脚と水準以上のスペックは持っており、最優秀2歳・3歳牝馬や牝馬3冠を狙えるポテンシャルは間違いなくある。しかし単純スペックではノースフライトやホクトベガというライバルには見劣りしてしまい、加えて早め普通なので史実通り3歳後半以降や3冠のかかった秋華賞では思わぬ敗戦を喫してしまうことも。
どちらかというとこの馬が金札査定を貰っている理由は競走成績以上に繁殖成績によるもので、史実産駒ではアドマイヤベガ・ボス・ドンと重賞馬3頭内GⅠ馬2頭の母、更にハープスターの祖母にあたる*3という部分。そのため仔出しも抜群の「9」。
ノースフライト
「マイルの女王」
芝のマイルで無敗を誇ったマイルの女王。COM所有ではポテンシャルを発揮し切れず目立たないことも多いが、マイラーとしては当代トップクラスの実力者で世代の牝馬としても最高のSP73。遅めあるで息も長く、所有すればかなりの活躍が見込める。芝質適性は欧州向きなのを逆手にとって欧州牝馬マイル3冠を獲りに行くのも手。
ビートブラック(銅札)の父ミスキャスト(緑札)の母。仔出し「4」ながら疾風配合の対象。

アイリッシュダンストニービンの初年度産駒でハーツクライの母だが、自身も牡馬相手に新潟でGⅢを2勝しており、遅め普通ではあるもののSP62、瞬発力・賢さ共にA、特性根幹距離・ローカルでサマー2000ならチャンスあり。
繁殖牝馬としては仔出し「6」かつ稲妻配合の対象。史実子孫としてはハーツクライの他、孫にオメガハートランド(無札)・オメガハートロック(緑札)姉妹がいる。
ウイニングチケット
「勝利への片道切符」
世代のダービー馬で、BNWのW。特性大舞台・根幹距離を持っているため銀札という査定以上に勝負強い。ちなみに、ウマソナ『厩舎のボス』も持っているものの早め普通なのでこちらは活かしづらいか。*4
ビワハヤヒデと使い分けるなら海外遠征へ。芝質適性が合致した欧州のダービーも勝てる可能性がある。
ナリタタイシン
「ガラスの鬼脚」
世代の皐月賞馬で、BNWのN。ウイニングチケット同様に芝質適性が欧州向きで、海外での活躍に期待。距離上限はあちら以上なので、走れるレースは多い。健康F+には注意。
リヴァーマン確立やそれに伴うネヴァーベンド親昇格を目指す場合は主力の1頭となる。
半姉に阪神牝馬特別を超人気薄で制したユーセイフェアリー(無札)がいる。

ホクトベガ
「砂の女王」
3歳時にはエリザベス女王杯でベガの牝馬3冠を阻止、古馬になってからは黎明期の交流重賞路線で無敵の快進撃…と芝・ダート双方で活躍した砂の女王。
銀札牝馬ながらSP71・サブパラ78、成長力持続と金札のベガより基本スペックが優秀であり、馬場適性も芝◎ダ◎と国内海外問わずあちこちで走れる。一方で成長型遅めもあり、牝馬3冠を狙う場合ではあちらに軍配が上がることも多々。
仔出し「3」で血統構成はそこまで良くない点に注意。非所有では7歳頭のドバイ遠征時に早世してしまう。ただし、逆に言うならば史実産駒が存在していないので、(繁殖牝馬としての使いつらさと合わせて)自己所有した際に競走寿命の長さをフルに使いこなせるという事でもあるか。
エルウェーウィン世代の2歳王者。2歳時に朝日杯でビワハヤヒデを撃破するなど3戦無敗の成績を残すもその後低迷。しかしながら6歳時のアルゼンチン共和国杯で3年11ヶ月ぶりとなる復活勝利*5を挙げた馬。
能力的には朝日杯での史実再現は厳しいが、銅札かつ海外セリで購入可能で入手が容易であることや早め鍋底普通で長く活躍できることが強み。
ステージチャンプダイナアクトレスの息子。菊花賞でビワハヤヒデ、春天でライスシャワーの2着に入った名脇役ステイヤー。SP66、スタミナ100・柔軟性C+、遅め持続、特性超長距離とステイヤーとしての資質は十分だが軽めの芝適性や精神力E+から海外の長距離戦に挑むのは難しいか。ウマソナ「詰めが甘い」にも注意。それでも母を所有しているならそのまま生産所有するだけの魅力はあり、父リアルシャダイにとっても有力史実牡馬産駒の1頭。
ユキノビジン
「北国より来たる美人」
史実では桜花賞・オークスで連続2着だった。早め普通はイマイチだが、日本型の芝適性と幼駒セリで買えることが強み。地方デビューということを反映してダート適性△とダートも走れないことはない。
繁殖牝馬としてはうまく行かず仔出し「3」と低調だが、父サクラユタカオー母父ロイヤルスキーという血統構成で箱庭次第だとSP母としてそれなりに使えるかもしれない。
ドージマムテキ95年の京王杯AHを制した他、競走生活晩年は海外遠征の帯同馬としても頼られた*6「ジイ」。
遅め持続に健康A+、特性タフネスで伸びしろがあることに加えて根幹距離も持っておりサマースプリント・マイルを狙うのにもってこい。91年スタートでの馬主孝行要員候補として。
テンジンショウグン平地復帰後の98年の日経賞で忘れた頃に怖い男とのコンビで単勝35570円・馬連213370円の大穴を開け一躍その名を高めた馬で、そのためか特性大駆けに加えて春競馬を持っている。SP63・サブパラ45は緑札としては並だが、早め鍋底持続で長くコツコツ走れるのが持ち味。距離適性的にはサマー2000目標が吉か。
半兄にシャコーグレイド(緑札)がいるので、母から所有すれば緑札1枚で兄弟両方手に入る。
マイヨジョンヌナリタタイシンらと並ぶリヴリアの初年度産駒でローカル中距離重賞3勝。SP63・サブパラ42かつ距離適性も狭い(1800~2000m)が、遅め持続かつ特性ローカル持ちなのでサマー2000狙いで。

マイシンザン3歳時は当時ダービートライアルだったNHK杯を優勝、*7その後の長期休養を経て5歳時の秋天では上位人気に支持されるも無念の出走取消となった。史実を反映して健康G+*8だが、それ以外はSP63、パワーAなどなかなかまとまった能力かつ早め持続なのでじっくり戦っていきたい。
父ミホシンザンにとっては唯一の収録史実産駒でもあるのでヒンドスタン~シンザンのラインを保護したい場合にも。母父パーソロンなので父・母父を確立すれば両親ST系にもなる。

マルブツセカイオー同い年だがウイニングチケットの甥。SP64に覚醒普通で緑札にしては使いやすいダート馬だが、交流重賞に挑戦するに当たっては精神力F+の克服が必要。
※2歳引退不可の仕様から祖母パワフルレディを競走馬として所有するとそれだけで本馬の母であるエイプリルブライドをロストしてしまう。

マックスジョリーマックスビューティの娘。日本型の芝適性を武器にベガ相手にも食い下がれる。ココロノアイの祖母でもあり母を所有しているならこちらで牝馬クラシックに挑戦するのもアリ。母を所有していなくとも緑札の内国産牝馬なので入手は容易。
非所有では7歳で早世してしまう。
ワコーチカコこちらもリヴリアの初年度産駒でマチカネタンホイザの姪。牡馬相手に重賞4勝しただけにSP64・サブパラ60、遅めある、特性牡馬混合・二の脚と緑札の牝馬にしては能力と使いやすさを両立している。
繁殖牝馬としては仔出し「3」も最初から主流牝系(クレイグダーロッチ系)に所属している。親ナスルーラ2本は父父父ネヴァーベンドの親昇格で分割可能。
アイオーユー史実ではカブトヤマ記念を制している牝馬。SP64・サブパラ60、芝◎ダ◎、早め持続、特性ローカル・大駆けとドサ回りにもってこいの能力をしている。
サマニベッピン中央重賞3勝の活躍馬で、SP63・サブパラ61に加えて早め鍋底あるで長く手堅い活躍が期待できる。
繁殖牝馬としては仔出し「3」も父ノーザンテースト×母父パーソロンでシラオキ様の来孫*9という良血。

ミスタールドルフ金沢の名馬で、父シンボリルドルフにとっては砂の代表産駒。SP66・サブパラ56、早め持続、特性交流巧者・スタートと無札としては破格の能力。やや長距離に寄った距離適性や健康F+に注意しつつ交流重賞路線でコツコツ稼いでいきたい。91年スタートでの馬主孝行要員候補として。
『10 2024』では成長型や特性から、無札ながらダート3冠の有力候補になり得る。羽田盃は距離下限を下回るので、2歳時から柔軟を育成しておくと良いだろう。

ブルーファミリー世代の羽田盃・東京王冠賞馬。無敗の羽田盃馬として挑んだ東京ダービーでは外枠の不利も響いて5着に敗れており、大井の帝王と東京ダービーの因縁を語る上で外せない一頭でもある。
SP65、早めあるもサブパラ合計は46とミスタールドルフやプレザントに比べて一枚劣るが、1200mを距離適性内とすることで差別化可能。まだまだダート短距離路線の史実馬は極めて層の薄い時代なので、この能力の持ち主を無札で買えるのはおいしい。91年スタートでの馬主孝行要員候補として。
プレザント世代の東京ダービー馬。こちらもSP65・サブパラ60、早め鍋底ある、特性大駆け・叩き良化・スタートと無札としては使いやすいダート馬。距離適性はマイル~中距離寄り。91年スタートでの馬主孝行要員候補として。

Cigar
シガー

「砂に煙る勝利の狼煙」
史実では無精子症のため産駒を残せなかった馬で、こちらでも非所有では種牡馬入りしないがゲームの仕様上、所有すれば種牡馬入りも可能。
長年上記の事情からかコスパのいい金札馬としてシリーズファンに愛されてきた本馬であったが、遂に『2024』では虹札に格上げされてしまった。能力そのものは据え置きであるものの、これまでの強みであったコスパの良さは完全に失われてしまった。史実産駒が存在しておらずノーザンダンサー傍系*10で系統確立要員としても使いづらく、こうなると評価がどうしても厳しくならざるをえないか。
【10無印】能力的には虹札クラスなのに金札なので、晩成持続なのも相まって完成すれば4歳後半あたりから長きに渡り世界中のダート王道路線を牛耳ることができるなどコスパに非常に優れた馬。また、芝△なので叩きとして芝を走らせることくらいはできる。

Kingmambo
キングマンボ
父ミスタープロスペクター、母ミエスクの超良血馬。主に日本で子孫が活躍し、こちら干渉なしでは枝分かれがしにくいミスプロ系の中では例外的に非所有でも自動確立が狙えるほど繁栄する。やはりと言うべきか仔出しは「10」と最高値。最終的に親昇格まで持っていければ子孫の使いやすさが格段に増す。
欧州牡馬マイル3冠を狙う場合は金札としてはやや物足りない能力や軽めの芝適性から下記バラシアが壁になりがち。また、3歳引退を逃すとエルコンドルパサーをロストすることにも注意。

Commander in Chief
コマンダーインチーフ

「司る者」
この世代の英愛ダービー馬で、父ダンシングブレーヴの海外時代の代表産駒の1頭。SP72・サブパラ71、早めある、特性大舞台・二の脚とバランスの取れた能力を持ち、下記エルナンドをどうにかできれば欧州3冠路線での活躍が見込める。
非所有では1993年末に種牡馬として輸入されてくる。仔出し「5」だが収録史実産駒は多く父の確立を目指す場合頼りになる。ただし、3歳引退を逃すとアインブライドやリトルハーモニー*11ら初年度産駒をロストしてしまうので注意。

Prairie Bayou
プレイリーバイユー
世代のプリークネスS馬。早め普通ではあるがSP72に瞬発力・賢さAと十分な力はある。
コックスリッジを経たターントゥ直系という珍しい血統背景を持つが、史実セン馬かつプリークネスSの次走であるベルモントSでの事故で亡くなってしまう。

White Muzzle
ホワイトマズル
史実では伊ダービーを制した馬で、父ダンシングブレーヴの海外時代の代表産駒の1頭。精神力F+はネックだが、SP71、早め持続、仔出し「6」など魅力的な要素も多く、父の確立を目指す場合軸となる1頭。
非所有では1994年末に種牡馬として輸入されてくる。4歳引退を逃すとビハインドザマスクとエミスフェール*12(いずれも銅札)をロストする。
Hernando
エルナンド
銅札ながら、欧州3冠有力候補。種牡馬としても仔出し「7」と有望で後継もいる。
Barathea
バラシア
この世代の愛2000ギニー馬で、4歳時にはBCマイルを制しカルティエ賞年度代表馬に選出*13
銅札ながらSP72・サブパラ73、早め持続、特性根幹距離・海外遠征とえらく強い。芝適性も重く欧州牡馬マイル3冠を狙うのにちょうどいい。種牡馬としてもそれなり。

Lando
ランド
95年のジャパンカップを制し史上唯一となるドイツ馬によるジャパンカップ制覇を成し遂げている。銅札ながらSP71・サブパラ65、早め持続と能力はかなり高い。弱点は距離適性2300~2500mということで芝2400m戦に特化し過ぎていることである。
ドイツ土着のハンプトン系出身というかなりレアな血統背景の持ち主。仔出しも「7」ある。
Sea Hero
シーヒーロー
この世代のケンタッキーダービー馬。早めないはかなりネックではあるが、サブパラが揃っているのと特性大舞台を持っていることもあり晩成のシガーよりは米国3冠路線を戦う上で有利。
Sky Beauty
スカイビューティ
史実トリプルティアラ馬で、パワー・精神力D+が引っかかるもののSP70に特性根幹距離など銅札の牝馬としてはかなり強く早め持続と競走寿命も長め。
繁殖牝馬としては仔出し「1」も父ブラッシンググルーム×母父ニジンスキー×母母父ミスタープロスペクターの良血でヴァイオレンス(米2歳GⅠ馬。銅札)の曾祖母。

Dolphin Street
ドルフィンストリート
フォレ賞の勝ち馬で、94年の安田記念にも遠征しノースフライトの3着に入っている。SP68・サブパラ70、遅め持続と緑札としては破格の能力のマイラー。右回り×には注意。
愛2000ギニーの勝ち馬で本邦輸入種牡馬のサフロンウォルデンの半兄。非ストームキャット系のストームバード直系で系統保護にも使える。

91年生

  • 御三家の中堅ブライアンズタイムの初年度産駒、即ち3冠馬ナリタブライアンの世代。オークスも同年制覇するなどいきなり絶頂を極める一方頭数は不足気味で、本格的に充実してくるのは翌年以降から。
    その他世代の傾向としてはサクラローレル、タイキブリザードなど海外種牡馬の産駒も目立つ。この手の史実3冠馬のいる例としては83年クラシック世代と並んで群雄割拠気味。
  • 牝馬路線では外国産馬ヒシアマゾンが突出しており、SP74・サブパラ80と前世代の3冠牝馬のメジロラモーヌよりも更に高いスペックを誇る。
  • 海外では皆大好きヒムヤー系のホーリーブルが登場。この時期にネアルコフリーなのがヒムヤークオリティ。ド零細血統から突如現れた彼の存在により、ヒムヤー系は今日も命脈を保ち続けている。
    アメリカには他にもSP72の銅札馬が3頭(コンサーン・サイフォン・タバスコキャット)出てくるのでコスパを考えるなら抑えて損は無い。タバスコキャット以外は零細父系出身なのもポイント。
  • 種牡馬の勢力変化と同様に人物関係にも大きな変化が現れるこの年。
    騎手では4位男藤田(曽根)がこの年にデビュー。両者とも強力なジョッキーでメキメキと成長する上に調教師にも転向するなど隙がないので是非とも仲良くしていきたいところ。*14
    一方年末には増 沢(緒方)と菅 原(石井)が引退。数年後に調教師として再登場する。大体の箱庭では十分活躍を重ねていると思われるため、転向後にも補正がかかり使いやすいだろう。


ナリタブライアン
「シャドーロールの怪物」
世代の2歳王者で、90年代の3冠馬。日本調教馬歴代トップタイのSP77に加えて固有特性持ちで競走能力に関してだけは圧倒的。鍋底型で衰えた状態でも強いくらいだが、臆病な性格や平凡な賢さなどプレイヤーが上手くやれば付け入りやすい脆さも併せ持つため、自家生産馬に自信があればガチで挑んでみるのも一興。
種牡馬としてはわずか2年で早世し、3冠馬相応の肌を宛てがわれながらも中央重賞馬なしという結果から仔出しも「2」と厳しめ。史実で危惧されたこの時期の母父ノーザンダンサーはウイポでも辛い。それでも父ブライアンズタイムの早期確立を目指すならば彼の早世は痛すぎるので所有して防いでおきたいところ。また、固有の「怪物の孤高」はミスターシービーの固有と発動条件が同じで発動脚質が異なる(こちらは差しor追込で発動)というもので比較的汎用性が高く使いやすい。
サクラローレル
「晩春に咲く八重桜」
古馬になってからの覚醒で96年年度代表馬に輝いた馬。史実通り成長型遅めに健康F+で無理は禁物だが、SP・サブパラ75はこの世代では国内ではナリタブライアンに次ぐ実力者。成長型の傾向で古馬になってからはこちらの方に軍配が上がるだろうか。前述の通り古馬となってからの活躍で評価された割に成長力普通な点には注意。
ヒシアマゾン
「密林を切り裂く影」
世代の2歳女王にして当代随一の女傑。90年代牝馬の中ではエアグルーヴと並んでとにかく抜けた存在で、驚異的なSP74で能力的には余裕で牝馬3冠は獲れる上に短距離~マイルでも通用するし、精神力はブライアン以上なので海外でも使いやすい。
海外セリで購入可能なのも心強いが、母が牝系子孫馬にとにかく恵まれているケイティーズなので可能ならば母親から所有しておいた方がお得。
繁殖牝馬としては仔出し「3」で史実産駒の収録も無し。無札馬カリオストロ(父エイシンフラッシュ・母父フジキセキ)の曾祖母だがその母アルピナブルーが繁殖牝馬専用。
タイキブリザード
「超良血の大器」
半兄にあのシアトリカルを持つ遅咲きの名マイラー。主戦場であった芝マイル路線の他、BCクラシックに2年連続挑戦という事績から海外遠征持ちだが結果は芳しくなくダートは△止まり。
広い距離適性と日本型の芝適性を活かして米・豪・香港の芝GⅠを狙い撃ちにしよう。海外セリで購入可能なのもありがたい。
ライブリマウント守の方の石橋がメイショウサムソンに乗る前の代表馬。初回のドバイワールドカップにも参加しシガーの6着に健闘している。
ホクトベガが地方に来る前に勝ちまくっていたためこの時期のダート馬にしては能力はSP70・サブパラ72と高く、遅めあるも良い感じだが、やはりどうしても1年先輩のホクトベガと比べると史実通り見劣りしてしまう。
種牡馬としては仔出し「3」ながらミツアキタービンの父などとして知られている。
ビコーペガサス
「天翔一閃」
銅札かつ海外セリ購入可能で入手が容易であり、SP66に早め持続で使い勝手の良いマイラー・スプリンター。ウマソナ「詰めが甘い」には注意。
血統的にはリバティアイランドの曾祖伯父に当たり、母コンデッサから抑えればまとめて所有可能。

エイシンワシントンバトルラインと並ぶオジジアンの代表産駒。柔軟性を伸ばさないとマイルが適性外だが、SP66・勝負根性Aを含むサブパラ60・遅めある・特性で秋競馬・スプリントギアなどを持つ。
エアダブリンウマソナ「詰めが甘い」は気になるが、SP68、スタミナ95・柔軟性A+、成長型早めある、特性距離延長・超長距離・長距離ギアを持つ銅札の割に優秀なステイヤー。クラシック3冠ではナリタブライアンが、ステイヤーズミリオンではヴィンテージクロップがそれぞれ強敵なのでローテ選択はきちんと考えたいところ。健康G+にも注意。
半弟妹にダンスパートナー・ダンスインザダーク・ダンスインザムードらのGⅠ馬がいるので母ダンシングキイから抑えておけばかなりお得。
ナムラコクオー競馬界の拳王の愛馬ダービーでナリタブライアンに次ぐ2番人気に支持された(6着)他、高知で故障と戦いながら14歳まで現役で奮闘したことでも知られる。SP66、パワーA、芝◎ダ◯、早め持続、根幹距離・交流巧者など6つの特性を所持などナリタブライアンに正面からぶつかるのは荷が重いにせよ実戦的な能力を持つ。2~3歳時は敢えてダート路線に挑戦する手も。
オグリローマン世代の桜花賞馬でオグリキャップの半妹。SP67、芝◎ダ◯、早熟あると使いやすい馬ではあるのだが、ヒシアマゾンに正面からぶつかるのは厳しい面がある。母ホワイトナルビーぐるみで半兄ごと所有できればかなりお得。
繁殖牝馬としては仔出し「3」だが、芦毛かつ瞬発力A・勝負根性F+で真稲妻配合の対象。

ジンライナリタブライアンと同じ新馬戦でデビューし1番人気に支持された馬(3着)。SP59は緑札としてはかなり物足りない一方で覚醒持続、健康A、特性タフネス、ウマソナ「スパルタ向き」と長く戦っていく上で有利な要素を多く持ち、芝◎ダ◯も嬉しい。
1991年生まれなのに父がテンポイントと同じコントライトでテンポイントの又甥、というインパクトのある血統背景を持ち、ネヴァーセイダイ系保護にも使える。
ウインドフィールズ父ウインザーノットの代表産駒で、セントライト記念を制し本番の菊花賞ではナリタブライアンの4着に入った。SP63に大きな穴のないサブパラ56、早めある・特性タフネスと、緑札にしてはソツなくまとまった能力を持つ。ただ、この馬について最も特筆すべき点はメジロアサマ~ティターンとシンボリルドルフ~トウカイテイオーという二大サイアーライン以外のパーソロン系から出る最終期の史実牡馬であること。この2系統を確立してパーソロンを親昇格させたい際には、サイアーライン保護要員という価値を持たせることができる。*15
オギティファニーデビュー4連勝やダービー卿CT勝ちなどの活躍で父スマコバクリークの名を高めた孝行娘。SP63・サブパラ45、遅め普通と能力はそれなりにまとまったくらいで仔出し「3」だが、父母父サーアイヴァー未確立ならSP昇華配合レベル3の条件を満たす。

Wind in Her Hair
ウインドインハーヘア
ご存知ディープインパクトの母だが、自身も史実で独GⅠ*16を制しておりSP64・サブパラ52、早めあると競走馬としてもまずまずいける力がある。
繁殖牝馬としてはディープは言うに及ばすだが、それ以外にもレイデオロやゴルトブリッツといった優秀な史実子孫を擁し最初から主流牝系(アルトヴィスカー系)に所属していて自身の仔出しも「9」なので態勢が整っていれば本馬から所有しておくのもアリ。

Holy Bull
ホーリーブル

「ザ・ブル」
距離上限が1800mまでなので出られるレースこそ限られるものの、この世代の米国馬最高のSP76・サブパラ合計75と圧倒的なスペックを持っている。加えて大舞台・距離短縮・スタート・ペースメイクと一通り揃った特性のラインナップもあって、カバー可能な距離範囲では敵無しと言っても過言ではない。
現代競馬におけるヒムヤー系の中興の祖とも呼ぶべき馬なので、史実産駒や子孫馬にも恵まれており仔出しも「7」。そして確立した際にはST系になる強みもあるため、ホーリーブルのラインを伸ばしていると零細血統という背景とセットで箱庭に意外な影響を与えることに。ただし彼自身はあまりにも血統が零細すぎて爆発力が上がりにくいので、最初の数年を除くと種付けは産駒のマッチョウノを中心に行う方が無難か

End Sweep
エンドスウィープ
競走馬としても米GⅢを制しており銀札としては物足りないながらまずまずの能力はあるが、むしろ本番は種牡馬入りしてからで、11歳で早世しながらもサウスヴィグラス・スイープトウショウ・アドマイヤムーンら多数の活躍馬を送り出し仔出し「9」。父フォーティナイナーの確立を目指すなら所有した方が良いが、非所有でも99年末に日本に種牡馬として輸入されるのでそこで抑えても良い。なお、父は確立ST系だが、本馬は確立無系化であることには注意。
Inside Information
インサイドインフォメーション
訳すると内部情報。父プライベートアカウントと並べると「この父にしてこの子あり」といった名前である。
トリプルティアラに最も近い馬で早め持続と競走寿命も長い。史実産駒は2002年生のスマッグラー*17のみなので、特に気にしないで現役を続けられる。
Twice the Vice
トワイスザヴァイス
スペックは銀札としてはそこまででもないが、史実で3歳時に芝で、5・6歳時にダートでGⅠを制した実績があるためか覚醒持続、芝◎ダ◎、特性大舞台と衰えることなくマイルGⅠで暴れ回れる力を持つ。仔出しは「2」で史実産駒の収録も無いので9歳一杯まで現役続行しても問題なし。
Tabasco Cat
タバスコキャット
この世代の米国二冠馬で、SP72・サブパラ72、早め持続と銅札にしては能力がかなり高い。ホーリーブルに対しても距離上限の問題で強めに出れるために米国3冠は十分射程圏内。


Siphon
サイフォン
ブラジルとアメリカでGⅠを制した馬で、この馬もSP72・サブパラ72、特性根幹距離・学習能力、晩成持続と銅札にしては相当に強い。右回り×は注意。
父がシカンブル系のイタジャラ・母父がフェアウェイ系のクブライカンとこの時期の馬としてはかなり珍しい血統背景の持ち主。ウイポ未収録のGⅠ馬を何頭か送り出しており仔出し「5」。ただし、非所有では12歳で種牡馬を引退してしまう。


Concern
コンサーン
追い込みを武器に3歳でBCクラシックを制している。この馬もSP72を持ち、加えて瞬発力A+、特性大駆け・決め打ち、遅めあるで使いやすい。
種牡馬としては成功できず仔出し「3」で競走馬として収録されている史実産駒もいないが、繁殖牝馬専用馬としてテスタマッタの母ディフィカルトらが収録されている。アクアクを経たヒムヤー系は貴重だが、非所有では9歳で種牡馬を引退してしまう。
Northern Spur
ノーザンスパー
95年北米芝王者。銅札にしては高めのSP70に瞬発力A、遅めあると使いやすい能力を持つがパワーEに注意。
2023年の菊花賞馬ドゥレッツァは半妹の曾孫に当たる。
Arphabet Soup
アルファベットスープ
『2024』でタバスコキャット、サイフォン、コンサーンの同世代の銅札3強が銀札に昇格してしまったので、この世代の銅札のエースに。前述の3頭やホーリーブルに比べると特性がないため流石にやや見劣りするものの、シガーのラストランとなったBCクラシックを接戦で制しただけあってスピードは71、サブパラも柔軟性を除いて全てB+以上と高い水準である。晩成持続で史実産駒も99年産まれのアワニューリクルート1頭のみなので長く活躍できる。
Green Tune
グリーンテューン
世代の仏2000ギニー馬。SP68に柔軟性以外全てB+以上のサブパラ、早め持続、ロンシャン巧者持ちと緑札にしてはかなり優秀なマイラー。
ニジンスキーの直系孫で、確立すると母父ミスタープロスペクターからSP系を受け継ぐのもポイント。フィエールマンの母父でもある。

Double Trigger
ダブルトリガー
95年全欧最優秀ステイヤー。SP65、スタミナ95・柔軟性C+、特性超長距離のステイヤーで、ローテーションをきちんと選べば札以上の働きは期待できる。加えて早め持続、健康A、特性タフネスで伸びしろアリ。
父エラマナムーで今後貴重になるフェアウェイ系。


John's Call
ジョンズコール
コツコツと力を付け9歳時に米芝GⅠ2勝を挙げジャパンカップにも出走した(9着)。精神力・賢さ・パワーEには注意だが、SP68、勝負根性・健康A、超晩成ある、特性タフネスで長く楽しめる馬。
こちらもフェアウェイ系だが非所有でセン馬になる。

92年生

  • 種牡馬御三家の大将にして現代日本競馬の根幹、サンデーサイレンス産駒の登場年。これから毎年のように有力馬を送り込みリーディングを席巻、圧倒的な勢いで国内支配率を奪っていく。自家生産・種牡馬確立プレイにとってはここからが正念場。
    しかし著名なフジキセキやマヤノトップガンに意識を向けすぎて、皐月賞馬ジェニュインにやられるのもよくあること。
  • 牝馬路線ではやはりと言うべきかサンデーサイレンス産駒のオークス馬のダンスパートナーが頭一つ抜けて強い。そのまま牝馬3冠を達成していることも珍しくないので敵対するなら十分警戒を。
  • 海外馬だとサンダーガルチ・シングスピール・アナバーなどの成功組、ラムタラ・ピルサドスキーの芳しくなかった組と、ビッグネームの中でも種牡馬になってからの明暗が非常に分かれやすい世代か。
  • おとなし師(有賀賢一)が同年騎手引退。調教師としては腕の良さと長い現役期間(29年)を併せ持ち頼りになるのであらかじめ騎乗依頼などでコネを作っておくと良い。
マヤノトップガン
「トップガンの軌跡」
世代の菊花賞馬。成長型遅めなので、ダービー辺りまでは大僧正の援護を受けたジェニュインに苦戦を強いられる。菊花賞辺りから本領を発揮するが、成長力は普通なので過信しないこと。
脚質が「自在」のため他の馬より能力が上方補正されている上に、勝てなかったときのやり直しもしやすい利点もある。
種牡馬としては仔出し「4」ながら中堅級の史実牡馬産駒が割と多く収録されており、父ブライアンズタイム確立を狙う場合軸となる1頭。
ジェニュイン
「正真正銘の強さ」
世代の皐月賞馬で、サンデーサイレンス産駒初のクラシックホース。競走能力はSP72・サブパラ62と金札としては物足りない気もするが、その実数値以上にやたら強い馬として有名。敵に回すと大僧正パワーと特性根幹距離がガッチリ噛み合い1600mから2400mまでなら荒らしまくる。
成長型も早めあるで早くから走れ、マイルから中距離の海外GⅠを荒らしまくれば少なくとも金札は回収できる。


フジキセキ
「刹那に光る輝き」
※繁殖面で特殊仕様あり
サンデーサイレンス産駒初のGⅠ馬にして無敗の2歳王者として父の名を世に知らしめた先駆者。
SP75・サブパラ74に特性大舞台・根幹距離と能力は圧倒的だがマイラーかつ野芝型の芝適性なのがネックで、欧州牡馬マイル3冠では苦戦必至。
米・豪・香港に絞れば3歳引退でも金殿堂は十分間に合うが、この世代は欧州の有力マイラーも軒並み野芝型なので、いっそ欧州デビューという手も。
SS初年度組では最も種牡馬として成功しており、仔出し「8」で有力史実産駒も多く確立が狙える。
母父ルファビュルー確立によるST系ルートは健在だが、今作では未確立でも父の獲得したSP系をそのまま継承できるのもうれしい。母ミルレーサーから広がる牝系には他にも複数の緑札馬がいる。*18
マーベラスサンデー
「遅れてきた大器」
競走能力だけ見れば同期のジェニュインより強く、札価値を間違えているのではないかと思えるほど。
SPは同じだがマーベラスはサブパラ77と大きく差がある。特性もジェニュインが根幹距離1つだけなのに対して、マーベラスは「鉄砲・二の脚・学習能力・距離短縮・坂越え・阪神巧者」と6つ持っている。
性格も比較的扱いやすい従順なのは評価点。成長型も遅めあるで長く走れるが、反面クラシックへの参戦は難しいのが難点か。
ヒシアケボノ
「横綱級の大物」
スピードは同期の銀札馬より低く、サブパラの柔軟性と健康が低めだがそれ以外はB以上で、気性と成長力は普通で癖は少ない。健康と成長力の関係から大事に使う必要はあるが、海外セリで購入可能なので札を節約できる点が強み。あるいは金札を切る必要はあるが、母ミステリーズから所有すれば半弟アグネスワールドや甥ドバイデスティネーションなども手に入る。
アブクマポーロ
「猛き阿武隈の激流」
90年代後半の交流重賞路線で活躍した南関東の強豪、2歳下のメイセイオペラとのライバル関係で地方全盛期を支えたことでも知られている。SP71・サブパラ71、晩成持続、特性大舞台・交流巧者・タフネスで伸びしろがかなりあり、完成すれば交流重賞路線を支配できる。パワーと精神力が共にD+であることには注意。
ダンスパートナー
「舞いはあなたとともに」
世代のオークス馬。成長型遅めだが、牝馬3冠路線の馬の中ではダントツのスペックなので牝馬3冠に最も近い。「詰めが甘い」を治せばなお確実。

ホッカイルソー99年のオールカマーで長い療養生活を経て復活勝利を挙げた他、負傷前には菊花賞でマヤノトップガンの3着、春天でサクラローレルの3着に入ったこともある。SP65はともかく瞬発力D+、勝負根性F+、性格臆病、ウマソナ「詰めが甘い」とかなり決め手に乏しい。早め鍋底持続や広い距離適性、特性GⅡ大将を活かしての成長に期待。
血統背景的には父がマンノウォー系のマークオブディスティンクション、母父はティチーノを経たエクリプス系*19という全身マイナー血統で固められていて面白い。*20
ヤマニンパラダイス世代の2歳女王。銅札かつ海外セリで購入可能で入手が容易な割にはSP67、パワーと勝負根性が共にAと能力がしっかりしていて早熟鍋底普通でしぶとい。健康F+は注意。
繁殖牝馬としては仔出し「3」だが父ダンジグ・母父アリダー・母母父ネヴァーベンドで母父◎の成立が容易かつ種牡馬因子が多い。緑札馬ヤマニンセラフィム(1999年生まれ。父サンデーサイレンス)の母でもある。
ライデンリーダー地方所属馬も条件を満たせばJRAGⅠに出走できるようになった1995年にアンカツおじさんとのコンビで笠松在籍のまま出走した報知杯4歳牝馬特別(現・フィリーズレビュー)を圧勝し内外に衝撃を与え、本番の桜花賞でも1番人気に支持された(結果は4着)馬。
SP65はそれほどでもないが、瞬発力・精神力共にAかつ全てC+以上のサブパラ、成長型早熟持続、特性非根幹距離・交流巧者を持つ芝・ダート二刀流のマイラー・スプリンターで使いやすい。
繁殖牝馬としては仔出し「3」だが両親SP系。収録史実産駒はいないが、SHダークレジェンドの母だった時期もある。
ワンダーパヒューム世代の桜花賞馬。SP67・サブパラ51と銅札の牝馬としてはスペックは悪くない。早めないや距離上限2200mに注意しつつ牝馬GⅠをきっちり勝っていきたいところ。
非所有では早世してしまう。また、全弟ワンダーファング(1996年生まれ。緑札)も非所有では早世してしまうので可能なら仔出し「9」の母ラブリースター(1979年生まれ。銅札)から抑えておきたい。父父ヌレイエフ・母父トウショウボーイなので両親SP系にすることも可能。

シンカイウンタイテエムの直系孫で、種牡馬御三家全盛時代に父シンチェスト・母父ハギノカムイオーというマイナーな血統から中央中距離GⅢを2勝し一部で注目を浴びた馬。SP62・サブパラ49とそれなりにまとまった能力に加えて遅め持続であり、オリオール系最後の有力史実馬。
マキバサイレントSP65・サブパラ60と緑札の牝馬にしてはハイレベルにまとまった能力を持つ上、芝◎ダ◯、特性交流巧者・牡馬混合、遅め持続で長く色々なレースを狙っていける。
繁殖牝馬としては仔出し「3」だが、芦毛かつ瞬発力A・勝負根性Dで真稲妻配合の対象。
半弟に帝王賞馬マキバスナイパー(緑札)がいる。
父ベリファ*21で、サンデーサイレンス産駒ではない。

テツノセンゴクオー南関東⇒新潟⇒高知と渡り歩き11歳まで奮闘した馬。SP62・サブパラ52と実力はそれなりだが、遅め持続に特性タフネスで伸びしろはあり、中長距離の交流重賞をコツコツ使って力をつけていく道もある。
血統的には父カツラノハイセイコでチャイナロック系最終期の有力史実馬の1頭。
Lammtarra
ラムタラ

「神の馬」
無敗で欧州3冠を達成したニジンスキー最後の大物。こちらでもクラシックディスタンスでは歴代でもトップクラスの実力を持つ。
史実で現役が3歳までだった割には成長型・成長力は早めあると悪くなく、大した後継もおらず種牡馬としては仔出し「2」なので使い倒したくなるが、3歳で引退しないと子孫のブラムト*22をロストしてしまう難点が。また、欧州時代にアーバンシーとの間に残した牝馬メリカーの曾孫に2018年の英ダービー馬マサー*23がいるがマサーの母クワーラーが繁殖牝馬専用。
Singspiel
シングスピール

「卓越のゼネラリスト」
スピードはラムタラより落ちるが、サブパラは大幅に上回っている。それに加えてマイルからクラシックディスタンスをばっちりカバーする距離適性や芝◎ダ◎に精神力Sで世界中どこの大レースでも狙え、遅め持続で長く戦ってもいける大変使いやすい馬。
自己所有ならラムタラさえ避ければ欧州の3冠シリーズは狙っていけるので、仔出しが「7」あることも踏まえて是非とも獲らせたい。
Pilsudski
ピルサドスキー*24

「激情秘めたる宰相」
97年ジャパンカップ覇者でファインモーションの半兄。長く世界中を駆け回っただけにSP74・サブパラ73、晩成持続、特性大舞台・根幹距離・海外遠征と競走馬としては実力と息の長さを併せ持つ。
一方種牡馬としてはかなり期待を裏切ってしまっており仔出し「1」。7歳引退を逃すと唯一競走馬として収録されている史実産駒イナズマローレル(緑札馬アルマワイオリの母)をロストするが、思い切って9歳一杯まで走り切るのもアリかもしれない。
Ridgewood Pearl
リッジウッドパール
3歳時にBCマイルなどGIを4勝し、カルティエ賞年度代表馬を受賞した90年代のヨーロッパを代表する名牝の1頭。SP73でサブパラも柔軟性が低い以外は高く、特性も大舞台・海外遠征・根幹距離・牡馬混合とかなり強力。距離適性は狭いが、普通に走れば欧州牝馬マイル3冠は余裕で獲れるはず。また、史実では3歳で引退しているが早めあるで史実産駒もいないため気兼ねなく古馬でも暴れてもらおう。
欧州血統だが零細のクレイロン系×フェアウェイ系という組み合わせで、仔出しも低くはないので架空馬の母として使ってみるのもいいかもしれない。所有しないと11歳で繁殖引退してしまう。
Serena's Song
セレナーズソング
SP70にサブパラ79に早め持続と、この世代におけるトリプルティアラ筆頭候補。仔出しも「9」かつスピード因子持ちなので、繁殖でも優秀。
勘違いされがちだがグローリアスソングの牝系子孫ではなく、父ラーイがグローリアスソング産駒であるためにこの名前となっている。
産駒のソフィスティキャット(99年生まれ)は史実コロネーションS勝ち馬で緑札ながらSPが68とかなり高い。

Da Hoss
ダホス

「不死鳥」
96年のBCマイルと長期休養後の98年BCマイルを制しアメリカにおける「奇跡の復活」の代名詞となった馬。健康Gなので無理は禁物だが、SP71に瞬発力Aで特性大舞台と鉄砲も持っており銅札ながら銀札クラスの能力を持つ。史実セン馬かつ超晩成持続なので大事に使えば9歳までマイル戦線で荒稼ぎができる。
なお、母ジョリーセイントは本馬出産後の96年末に繁殖牝馬として日本に輸入される。
Jewel Princess
ジュエルプリンセス
銅札ながら、銀札レベルの実力を誇る。仔出し「7」とスタミナ因子持ちで、繁殖としても優秀。
強いて言えば、難点は成長型が晩成なのでトリプルティアラには間に合わないことだが、史実産駒がいない*25ことを逆手にとって長く働かせるのも手。


Saintly
セイントリー
96年コックスプレート勝ち馬。SP68に瞬発力A、遅め持続と緑札にしてはなかなかの実力者。
スターアピールを経たエルバジェ系という珍しい血統背景の持ち主だが史実セン馬なので保護したい場合は所有必須。

Val's Prince
ヴァルズプリンス
ターフクラシック招待Sを連覇した他97年の香港国際C(当時GⅡ)でサイレンススズカ(5着)を破っている。キングヘイローの再従兄でもある。パワーEには注意だが緑札にしてはかなり高いSP68に勝負根性・精神力・健康A、晩成持続、特性海外遠征・タフネスと長くあちこちで戦えるポテンシャルを持つ。
非所有でセン馬になる。
Jezabeel
ジェザビール
無札最強馬海外版。ニュージーランド出身でオセアニア最大のレースであるメルボルンCを制しているのに何故かSP64の無札。しかしながら瞬発力Aで距離適性も広く*26晩成あるなので使いどころはそれなりにある。
繁殖牝馬としては仔出し「3」で因子も少ないが、親系統は4本バラバラで使いやすく、勝負根性D+なので稲妻配合の対象でもある。

93年生

  • サンデー四天王こと、バブルガムフェロー・ダンスインザダーク・イシノサンデー・ロイヤルタッチが当初は注目された世代。
    しかし、最終的には牡馬と互角以上に渡り合った女帝エアグルーヴの世代になる。
    エアグルーヴ以外にも2歳女王にして稀代の名繁殖牝馬ビワハイジや初代秋華賞勝ち馬かつジャパンカップハナ差2着で中央重賞勝ち馬の母でもあるファビラスラフインといった存在感のある牝馬を擁する。
  • やすだ(隆)師(市川)が騎手を引退。ジョッキーとしてはそこそこの性能ながら、調教師としては短距離を中心に恐ろしい勢いで成長していくことになるので是非ここまで接点を作っておきたいところ。
    同じく95年に調教師になるおとなし師と比べて調教師としての現役期間が1年短いが、彼より騎手能力が高い分育成ボーナスが乗りやすいため、こちらのほうが扱いやすいことになりがち。

エアグルーヴ
「気高き女帝」
世代のオークス馬で、97年年度代表馬にも輝いた名牝の代名詞的存在。SP74というこの時代の牝馬にしては無茶苦茶な強さで牝馬3冠はおろか、牡馬路線に割り込むことも可能。特性も非常に強いので古馬になってからもGⅠ制覇を量産することが可能で、史実ではGⅠ2勝のみだったがこちらでは何も考えなくても牝馬3冠も金殿堂も確実に獲れる。
更に彼女の本領は繁殖牝馬としてであり、仔出し「10」、アドマイヤグルーヴ・ドゥラメンテ親子ら優秀な子孫の祖にもなる。欠点を強いて言えば史実産駒が多いため、ロスト覚悟でもない限り架空産駒を産みづらいことか。あとは、下記のビワハイジと比べて直子に超大物がいないこともやや難点ではある。

ビワハイジ世代の2歳女王。単純に虹札の競走馬としては物足りないが、ブエナビスタを始めとしてGⅠ馬2頭を含めて重賞勝ち馬を計6頭輩出*27して仔出し「10」、繁殖牝馬としての実績はエアグルーヴにも匹敵する。もちろん史実産駒の多さゆえ架空馬の母としては使いづらい弱味も一緒…。
史実では5歳引退だが、どのみち成長型早熟なので牝系確立のために何かしらの重賞やGⅠを獲ってから3歳で引退するのがいいかもしれない。幸い2歳女王だけあって能力もSP67かつサブパラもそれなりの査定であるため、手薄なレースを狙えば難しくはない。
なお、本馬はマンハッタンカフェの従姉に当たるが、双方の母が繁殖牝馬専用なので祖先からの総取りは不可だった。
『10 2024』で母母サンタルチアナとサトルチェンジ・アグサン姉妹が競走馬として実装されたため両取り可能に。
ダンスインザダーク世代の菊花賞馬。能力的に菊花賞までの距離ををカバーし切るクラシック3冠最有力候補で、成長型・成長力も早めあると悪くない。
種牡馬としても複数GⅠ馬を輩出したことから仔出し「7」と優れている。しかし、3歳で引退しないとツルマルボーイらをロストしてしまう難点が。
ファビラスラフイン第1回秋華賞の勝ち馬で、次走のジャパンカップでもシングスピールのハナ差2着に入っている。早め普通や健康F+、精神力Dは課題ながらSP70、パワー・勝負根性Aは銀札の牝馬としてはなかなかで海外セリで買える他、繁殖牝馬としても仔出し「3」かつ芦毛なのに稲妻ではなく疾風配合の対象なのが惜しいが銅札ながら使い勝手の良いステイヤーのギュスターヴクライの母となる…と色々とお得な要素を兼ね備えた馬。
クロカミ外国産馬として走りGⅢ2勝。SP60は銀札としてはかなり物足りないが、サブパラ63や遅めあるはそこそこ優秀で海外セリで買えるのが強み。
競走馬の母としては成功しなかったが、9頭の収録史実産駒を擁し仔出し「8」の名繁殖牝馬クロウキャニオンの母となる。自身もカーリアン産駒で仔出し「7」と繁殖牝馬としてポテンシャルがあり、父未確立ならば両親SP系にもなる。
イシノサンデー世代の皐月賞馬で、同年秋にダービーグランプリも制している。SP68・サブパラ63、特性乾坤一擲・根幹距離・交流巧者と銅札にしてはハイレベルにバランスが良い能力を持ち、芝ダート二刀流かつ早め持続で収録史実産駒もいないので長く様々な舞台で戦える。
『10 2024』から国内ダート3冠が整備。ダート専門のシンコウウインディを抑え結果的に世代最有力となった。
ダイワテキサスメジャー、スカーレットが出てくるまでのダイワ軍団の稼ぎ頭。基本スペックは銅札レベルだが、銅札ながら特性6つ*28は優秀。晩成持続と長く使えるし、「使い詰め○」なので前倒しで使うのもアリ。
どのみち仔出しが「3」と低く、種牡馬としては期待できないため現役をできる限り頑張ってもらおう。
シンコウウインディ
「野生、猛るがままに」
SP68は優秀だがサブパラ46はイマイチで特に精神力G+はかなり注意が必要。加えてウマソナ「わがまま」持ち。
しかしながら早めあるで息が長くかつ史実産駒の収録もないので「わがまま」を上手く進化させて「厩舎のボス」に育て上げる手はある。
更に『2024』からは史実における気性難っぷりをこれでもかと反映した結果、マイナスウマソナをここぞとばかりに詰め込まれており、正直言ってとてもではないが使えたものではなくなってしまった。野生解放しすぎだアホ。
カガヤキローマン東京盃連覇・北海道スプリントC*29をレコード勝ちと交流重賞を3勝した大井の雄。距離1000~1600・ダ◎というこの時代ではまだ珍しいダート短距離特化型で、SP65・サブパラ合計64に特性GⅡ大将・交流重賞巧者・スタートと緑札としてはかなりの実力馬。遅めあるでタフに走れるため、コスパは非常に良い。
Skip Away
スキップアウェイ

「疾駆するスキッピー」
実力は間違いなく世代一。成長型遅めだが余裕でアメリカ3冠が獲れるほどでそれ以降もダートの頂点に立てるほどの強さ。
仔出しが「2」と低く、種牡馬としては期待できないため現役をできる限り延ばすのも手。
Helissio
エリシオ
3歳時の凱旋門賞を逃げ切りで圧勝した馬。SP75・サブパラ74、早めある、特性大舞台・根幹距離・スタート・ペースメイクと各能力のバランスが良く1歳下のパントレセレブルが強敵ではあるものの3歳時には欧州3冠も狙える。
史実では引退後すぐに日本で種牡馬入りしている。かなり期待されていたがポップロックを輩出したのが目立つくらいで最終的に北アイルランドに再輸出されており仔出し「4」。
Spinning World
スピニングワールド

「勇名、世界に馳せる」
世代の愛2000ギニー馬。パワーD+が若干気になるが、SP75に大舞台をはじめとした無駄の無い特性、早め持続を武器に欧州のスプリント・マイル路線での活躍を見込める。ただし、同期のアシュカラニ(SPが同じ75でパワーはB+と上回るが特性大舞台は持っていない)が強敵であることと、4歳引退を逃すと母父として送り出したダコタフォーン(史実BCダートマイル馬。銀札)らをロストすることに注意。
非所有では1999年末にシャトル種牡馬として来日する。
Unbridled's Song
アンブライドルズソング
エンパイアメーカーと共にファピアノ系の勢力拡大に大きく貢献した種牡馬。日本ではコントレイルやスワーヴリチャードの母父として知られ、アロゲートなど後継種牡馬も多いので系統確立を狙いやすい。競走馬としても能力は高いが、同期にはスキップアウェイを筆頭に強力なライバルが多いのでやや厳しい。
Shaamit
シャーミット
世代の英ダービー馬。SPは71、瞬発Aを筆頭に穴のないサブパラを持ち、競走寿命も早めあるとそこそこ。銅札としては隙のないハイスペックで、この世代の欧州ダービー戦線ではエリシオに次ぐ実力馬。
父はムトトであり、モンズーンのライン以外のブランドフォード系では最終期のGⅠ級史実牡馬。*30モンズーン系確立時のサイアーライン保護要員にもいかがか。

Indigenous
インディジェナス
99年ジャパンカップ2着でも知られる香港の名馬。サブパラ49はイマイチだが緑札にしては高いSP67に晩成持続、加えて特性大舞台を持っているので育ち切れば一発も。
非所有でセン馬になる。
Ragmar
ラグマール
世代の仏ダービー馬。SP68は緑札としてはかなり高いがサブパラは心許ない上早めないと早枯れしやすいのも難点。トロイの直系孫であり、フェアウェイ系を保護したいなら。
Maxzene
マックスジーン
98年ジャパンカップ5着馬。SP68・サブパラ63、遅め持続と緑札の牝馬としては相当な実力者。右回り×には注意。
繁殖牝馬としても主流牝系所属かつ仔出し「5」で真稲妻配合の対象。史実子孫に無札馬が数頭おり、『2024』初登場のユメノホノオの曾祖母。

94年生

  • タイキシャトルを筆頭に短距離~マイルや古馬戦線で存在感を放つ馬が多い一方、クラシックはかなり手薄。自家生産馬でも十分にチャンスあり。
  • 牝馬はメジロドーベルやキョウエイマーチにシーキングザパールと前年程にないにしてもこちらも中々強敵が居並ぶ。70年代から徐々に平均レベルが上がりつつあるというのを体感する頃だろうか。
  • マサト(大島)がこの年に引退。史実では騎手としての実績に反して調教師として殆ど実績を残せなかったものの、このゲームでは前述の勝ち星補正を受けて活躍しやすい。縁の馬なり接点があれば委託したいところ。

タイキシャトル
「マイル王、世界へ飛翔」
史上初のマイル以下主軸からの顕彰馬選出など日本競馬の転換点となった世界のマイル王。この世代は欧州の層が薄めなので、日本マイラー最強のSP76に固有特性を持つこの馬に取ってみると野芝適性ながら欧州マイル牡馬3冠も朝飯前。成長型遅め持続だが4歳引退なので世界中を荒らし回ろう。
なお、これまで彼の直仔だったSHムードメーカーは息子のメイショウボーラー産駒に変更され、サイアーラインが伸ばしやすくなった。「厩舎のボス」持ちのため、架空年代プレイ時は要チェック。

メジロブライト競走能力的には一番3冠に近い。ウマソナ「詰めが甘い」を治せば確実。
また、ノーザンテーストの系統を伸ばしたいなら彼の力も必要になるので所有すべき。
非所有では10歳で早世してしまう。


サイレンススズカ
「影なき逃亡者」
非所有では早世してしまうが、自己所有なら98年秋天に出ても問題なし。距離適性的にも3冠配合には秋古馬が一番近い。
種牡馬として仔出し「7」と高めで、今回は気性難因子も排除されているので種牡馬として追い風に。固有「異次元の逃走劇」は発動距離こそ1800~2200mと狭いもののそれさえ満たしてしまえば確実に速度を上げる上に、それに追加して大逃げで粘りやすくなるという独自の効果を持つ。


シーキングザパール
「輝きは海を越えて」
世代のNHKマイルC勝ち馬で、日本所属馬初の海外GⅠ競走優勝馬。競走能力も高く血統構成も良いため、優秀な架空産駒を多く産む次代の竈馬としてオススメ。*31
また、所有しないとアメリカに渡って早世してしまうので是非とも所有しておきたい。札が無くても海外セリで買える。
反面父ミスプロ系に母父と母母は両方ボールドルーラー系と、流行血統持ちに加えて親被りがあるのが問題になりやすい。彼女を繁殖牝馬として愛用したい場合、シアトルスルーをボールドルーラーの親系統から離脱させるラインのが急務となるだろうか。
メジロドーベル
「気高き乙女」
世代の2歳女王で、オークス・秋華賞を制した二冠牝馬。金札牝馬にしてはSP70に史実牝馬や仔出しもそこまで優れていないなど正直言って色々物足りないが、牝馬3冠には一番近く、特性大舞台や成長型早め持続も相まって金札回収自体は難しくない。

ステイゴールド
「黄金旅程」
言わずと知れた後の大種牡馬だが今作ではなんと98年開始時の初期馬に。サブパラ合計は78と金札レベル。
意外にもウマソナ「詰めが甘い」を持っていないが、肝心の勝敗に関係する勝負根性と瞬発力が足りない点が問題。最低でもどちらかを鍛えて連勝すればゴールドコレクターも夢ではないし、父や彼自身の系統確立にも役立つ。貴重なウマソナ「厩舎のボス」持ちで現役が長いためそういう意味でも是非とも所有したいところ。
【無印】勝負根性がD+止まりで脚質は自在差しと、勝負根性Cで脚質先行の『2024』とは使い勝手が少し違う。
サニーブライアン
「人気不要」
低評価を覆し皐月賞・ダービーを制覇した世代の二冠馬。SP70・サブパラ合計69、特性大舞台・根幹距離・スタート・ペースメイクと何気にツボを抑えた能力を持つ。史実ではダービーを最後に故障でターフに帰って来られなかったがこちらでは成長型早めある。しかしながら、2頭の収録史実産駒のうち3歳引退を逃すとカゼニフカレテ(緑札)を、4歳引退を逃すとグランリーオ(緑札)をロストしてしまうので、父ブライアンズタイムの確立支援などの兼ね合いからすると現役続行に迷うところ。
シルクジャスティス3歳で有馬記念を制している。SP71は悪くないがサブパラが銀札にしては心許なく成長型も早め普通とやや使いづらい。しかしながら、ウマソナ「厩舎のボス」を持っている上史実産駒の収録も無いので、ボス役として頑張ってもらうのもアリ。
母ユーワメルドはメリーナイスの従姉に当たるので、73年スタートなら曽祖母メリーブラットから抑えれば両方手に入れることもできる。
ブラックホーク成長型晩成持続かつタフネス持ちなので長期間現役可能で、タイキシャトル引退後は彼が短距離界を牽引することになるか。
メイセイオペラ
「主役は奥羽より来たる」
99年のフェブラリーSを制し地方所属馬唯一のJRAGI優勝を成し遂げた岩手の名馬、2歳上のアブクマポーロとのライバル対決などでも知られている。SP70もなかなかだが、サブパラ合計75に成長型遅め持続、ダート王道路線をカバーし切る距離適性、特性大舞台・根幹距離・交流巧者を持つなどダート馬としてツボをしっかり抑えており、アブクマポーロの後釜として21世紀のダートの優駿たちの台頭までのダート界の中心を担える。

キョウエイマーチ世代の桜花賞馬。ウマソナ「環境変化×」が気になるがSP70、成長型早め持続、特性根幹距離でタフに走れるマイラー牝馬。
繁殖牝馬としては仔出し「6」に加えて子孫にマルシュロレーヌ・ナミュールらGⅠ馬を含めた複数の重賞馬がいるのが魅力。非所有では13歳で亡くなることにも注意。
ファストフレンド父アイネスフウジンの仔出しを一身で支える孝行娘。とどかにゃい!の迷実況で有名だが牝馬で史上唯一交流GⅠの統一王者に輝いている隠れなき砂の女王。
SP69に加えて成長型晩成あるで特性タフネス持ちであり育てばかなり面白い存在。精神力Aで遠征に強いのも◯。
繁殖牝馬としては仔出し「3」だが無札馬フォーティファイドの母。
余談だが、本馬はシブサワ・コウこと襟川陽一氏が共同馬主であったことでも知られている。コーエーテクモ◯◯の母に丁度良いかもしれない
ブロードアピール2000年の根岸Sなど芝・ダート問わずスプリント戦の豪快な追込で鳴らした馬で、当然の如く瞬発力Aかつ特性直一気と決め打ちを持つ。
史実ダービー馬ワグネリアンの祖母であるため銀札だが海外セリで買え、自身もSP66などスペックは銅札相当であるものの成長型晩成持続の二刀流スプリンターで使い勝手は良い。
架空馬の母としては仔出し「3」かつ金銀因子も持たないが親系統は4本かつヒムヤーが混ざるなどマイナー寄り。
マイネルマックス世代の2歳王者。銅札にしてはなかなかのSP68に成長型早熟鍋底普通でコツコツ走れるマイラー・スプリンター。幼駒セリで買えるのもありがたい。父ブライアンズタイムにとっては有力史実牡馬産駒の1頭。
ミッドナイトベット98年春の金鯱賞(当時5月末開催)ではサイレンススズカに大差千切られたものの、同年末の香港国際C(当時GⅡ)を見事優勝した。SP66はそこそこながら銅札かつ海外セリ購入可能で入手が容易であることに加えて香港遠征を成功させた実績から精神力A+かつ特性海外遠征を持つ。成長型も遅めある。

スノーエンデバー地方からの移籍間もない3歳時にジャパンカップに挑戦(ピルサドスキーの13着)し注目を集めるも5歳時に覚醒し交流重賞を5勝した。SP63・サブパラ合計67、成長型遅め持続、特性交流巧者とダート路線を長く戦っていく上でまとまった能力に加えてジャパンカップの前走のアルゼンチン共和国杯で2着に入ったことから芝適性も◯。父キングハイセイコーでチャイナロック系最終期の有力史実馬の1頭。

イシゲヒカリ98年のクイーン賞を制した船橋の強豪牝馬。SP61・サブパラ合計46はそこそこ程度だが成長型遅めあるや特性交流巧者が良い感じ。
仔出しは「3」かつ血統構成上次代に親ノーザンダンサーが2本残ってしまうが、青鹿毛かつ勝負根性A、瞬発力Dで真疾風配合の対象。ただし、非所有では早世してしまう。
Peintre Celebre
パントレセレブル

「夢を描く天才画家」
若き日のペリエを背に圧倒的な実績を挙げ続け、今日では90年代欧州最強の一頭として知られる馬。SP78に3項目Sのサブパラなど中距離~クラシックディスタンスでは圧倒的な力がある。史実3歳引退だが、史実産駒は2000年生まれから収録されており、成長型早めあるなので4歳引退でもいい。
Kayf Tara
カイフタラ
欧州長距離路線に久々に現れた大物。スタミナ100と洋芝適性はもちろん金札に相応しいSP73を誇る。
メジロブライトなど一流ステイヤーの挑戦をも容易く退けてしまうことからウイポではステイヤーズミリオンの番人として有名。
同シリーズの報酬が安くなった今作でも路線を制圧し続けるだけで十分に元が取れて金札回収も余裕。
ウイポの仕様上3800を走れる馬は2200も走れてしまうため、中距離路線の強豪達に挑んでみても面白い。
カラースピンから所有すれば金1枚で全兄のオペラハウスも手に入るためお得。
Daylami
デイラミ

「純白に染まる栄光」
99年欧州年度代表馬。史実では5歳時にピークを迎えたと評される馬だが、本作では早め持続なので3歳時から能力全開でいける。*32SP74でパントレセレブルなどの最強クラスには一枚劣るものの、距離1400~2600、特性大舞台・根幹距離・海外遠征・ロンシャン巧者で抜群に取り回しが良く、欧州牡馬マイル3冠や金殿堂入りも容易な実力馬。
また、仔出しは「5」とそこそこながら意外とレアな親ネヴァーベンドのSP系になれる史実馬でもある*33。ネヴァーベンド⇒ミルリーフ⇒ドユーン*34⇒本馬と確立すれば4代連続確立でネヴァーベンドを親昇格させられるため、SP箱庭では確立を狙う価値もあるだろう。

Cape Cross
ケープクロス
競走馬としては人気薄でイギリスのマイルGⅠを勝ったのが目立つくらい*35だが、種牡馬としてはシーザスターズやウィジャボードを輩出している。
史実では生殖能力低下により2016年に種牡馬を引退しているが、こちらではそれより早い2012年に引退してしまうので、系統確立を狙うなら自己所有するのも手。ただし確立無系化であることには注意。*36

Kona Gold
コナゴールド
特性は持っていないがSP71・サブパラは勝負根性Aを含む合計64・超晩成持続という能力値。史実セン馬なため引退時期も気にすることなく長くダート短距離路線で活躍してくれる。史実での主戦場はダートのスプリント路線だったが、距離適性は1600mまであるのでマイルも走れる。
Squeak
スクイーク
米芝GⅠ2勝を挙げた馬だが、SP67・サブパラ合計68と緑札の牝馬としてはえらくバランスが良い。更には成長型晩成持続かつ収録史実産駒もおらず長く戦える。母父サーアイヴァーというのも面白い。
Carmine Lake
カーマインレイク
ニッポーテイオーの父リイフォーの海外時代の代表産駒ロイヤルヒロインの孫でアベイユドロンシャン賞の勝ち馬。距離適性は1100~1300mと極端に狭いがSP68は緑札としてはかなり高く成長型も早め持続。

95年生

  • いわゆる黄金世代。牡馬ではスペシャルウィークグラスワンダーエルコンドルパサーとゲーム最強クラスの馬がゴロゴロしている。
    特にエルコンドルパサーはカタログスペックだけならあのディープインパクト以上。
  • 牝馬では牝馬GⅠを3勝したファレノプシスが筆頭格。馬自体のスペックは牝馬3冠を狙えるポテンシャルはありつつも、実力は銀札相応で有力な史実産駒もいないはずだったのだが…
  • 一方海外馬はイマイチで優秀な94年生と96年生に挟まれ、谷間の世代になっている…。逆に言えば国内馬の欧米遠征や自家生産馬による3冠を狙う大チャンス。
  • 年末処理ではとある大物種牡馬が輸入されてくる。そのままだと1年でレンタルバックだが…?
  • この年にフトシ(上田)が引退。概要部分で書かれていた通り、騎手から転向する人物としては元々の査定が非常に高くこれに補正が加わると大体の場合でゲーム中最強レベルの調教師になる。


エルコンドルパサー
「ターフを舞う怪鳥」
世代のNHKマイルC勝ち馬にして3歳ジャパンカップ勝ちなどで知られている。競走能力・血統構成・成長力・性格どれも完璧に近い。強いて言えば、ヴァーミリアンやソングオブウインドといったGⅠ馬を輩出している割に仔出しが「5」と普通であるのが弱み。あと、固有特性は所属国ではなく所属国外で力を発揮するものなのでデビュー先は考えたほうがいいかも。*37
架空馬の父としても非常に優秀で、自身を系統確立させられれば父キングマンボの親昇格も見えてくるが、早世するので防ぐには自己所有が必要。
4歳で引退しないとビッググラスをロストする*38が、そこから別の名馬に繋がるわけでもないので5歳まで現役続行してもいい。3冠を獲るならグラスワンダー*39とライバル関係を成立させるついでの秋古馬3冠が無難だが、前述の通り海外馬があまり強くないので欧州などに飛ばしてもいい。

ファレノプシス
「気品漂う胡蝶蘭」
桜花賞・秋華賞を制したほか、5歳時ラストランのエリザベス女王杯にて有終の美を飾ったことでも有名な二冠牝馬。
SP70・サブパラ62・早め持続という恵まれた能力に、大舞台・根幹距離 ・学習能力とガッツリ重要な特性も持っているので、同世代の牝馬では実力断トツナンバーワン。距離上限的に難所になりやすいオークスさえ何とか出来れば、牝馬3冠はおろか牝馬GⅠ総ナメも夢ではない。
仔出しの数値こそ「3」と低調だが、父ブライアンズタイムが早々に確立を狙いやすい種牡馬ということなので補強は容易。積極的に架空馬の母としても使っていきたい。*40母のキャットクイルから所有すれば半弟のキズナもまとめて手に入るので、可能ならばこちらからの入手をオススメしたい。
……世代で強いだけの馬が虹札査定を貰っているわけもなく?

スペシャルウィーク
「ベストサイアーの結晶」
世代のダービー馬。能力的にはクラシック3冠最有力。カタログスペックだけならSP75・サブパラ87と虹札レベル。また、固有が疲労を減少という他にはない性能を持っている。春古馬・秋古馬3冠も可能。
クロフネほどではないがフィリーサイアー気味なので系統確立は少し難しい。


グラスワンダー
「未知なる栗毛」
「ワンダーホース」
世代の2歳王者。欧州3冠や秋古馬3冠などを狙えるし、今作は非根幹を持っていても能力低下が無いので安心して戦える。ただし、左回り×には注意。固有は「1800m以上のJRAの非根幹距離のレースでなら確定で発動する」というもので癖は強いがそれなりに汎用性はある。
種牡馬としてもスクリーンヒーロー~モーリスと繋がるラインの祖となり他にも史実産駒多数。虹札のエルコンドルパサーと異なり金札なので、高額にはなるものの海外セリで買えるのも強み。*41

セイウンスカイ
「異端の血統」
皐月賞・菊花賞を制した世代の二冠馬。世代レベルによってはクラシック3冠も狙える実力はあるが、日本国内における同世代のライバルが強力過ぎる。また、早め普通なうえに健康F+で無理が利かない。
プレイスタイルにもよるが芝質適性が欧州型であることが多いので欧州のクラシックに挑む手もアリ。
仔出し「1」ではあるものの、日本における最後のハイペリオン系有力史実馬でもあるので保護目的での所有もアリ。
アグネスワールドヒシアケボノの半弟で海外セリ購入可。距離上限こそ1400mだが、SP72に早熟持続、特性海外遠征で狙えるレースは多い。史実では全日本3歳優駿(当時の呼称。格付けはGⅡ)を制しているがダート適性は△。

エアジハード99年に安田記念でグラスワンダーを撃破しマイルCSも制したサクラユタカオー産駒。SP72・サブパラ合計68と能力のバランスが良く成長型も遅めあるだが、4歳引退を逃すとアグネスラズベリとナナヨーヒマワリをロストすることに注意。他の産駒に安田記念父子制覇を成し遂げたショウワモダンがおり、サクラユタカオー~サクラバクシンオーの連続確立を狙う場合父のライン保全要員として重要。
ウイングアローJRAダート王者に2度輝いている。近い世代のダートの優駿たちとの使い分けに悩む面もあるが、この馬自身もSP70・サブパラ合計69、遅め持続、特性大舞台と優秀。母父ミスターシービーという血統背景もなかなかにレア。
キングヘイロー
「不屈のエリート」
98年スタートでは初期馬の仕様が全て裏目に出る不憫っぷりだったが通常所持なら話は別。早め持続を活かして鍛え上げればGⅠ8勝も夢ではない。
精神力がそこそこレベルで賢さも低く遠征には必ずしも向かないが、欧州牧場を持っているなら最初から欧州に入厩させて欧州牡馬マイル3冠に挑戦させるのも手。
ウマソナ「わがまま」は進化で「厩舎のボス」になるが、5歳引退なので習得できたとしても活かすのは難しいか。
近年母父としての躍進著しいが、直系はイマイチということもあって仔出しの査定は「6」と普通より多少高いくらい。確立したければ自家生産による援護必須。加えてノーザンダンサーとターントゥで固められた血統構成はウイポ的には難しさもある上に、父ダンシングブレーヴやリファールのラインが種牡馬として足を引っ張る。
加えてダメ押しと言わんがばかりに、『10 2024』からは母父ヘイローの確立特性が変化してしまった。こうなるとよっぽど物好きでもない限り、おすすめはしにくく微妙に確立するメリットや意義も薄れてきてしまった。ただし、能力エディットを使うならSP71・ST55以上にエディットすることでスタミナ因子追加取得が可能になり、そうすればST系で確立可能。
【無印】ヘイローが確立ST系なので、ヘイローを確立できれば本馬も確立ST系になる。
ツルマルツヨシ
「思いは何より強し」
SP65など能力は銅札としても微妙だが、遅めある、特性根幹距離、幼駒セリ購入可などの強みも多い。健康G+には注意。ウマソナ「ソフト調整向き」でもあるので預ける厩舎は吟味したいところ。父シンボリルドルフにとっては種牡馬生活後期の大物牡馬産駒でもある。
ワールドクリーク涙が出るほど地味な血統ながら東京大賞典を制し、ドバイにも遠征した隠れた名馬。スピード65で瞬発Aと中々使い易く、交流巧者を活かしたドサ回りに向くが遅め普通なので本格化までは大事に育てよう。
だが何より特筆すべきは母ケイシュウハーブ、つまりスマートファルコンの半兄というその血統である。彼が欲しい場合、母から持っているとこの馬も手に入るのでちょっとお得。*42
もっとも、10年という長い間が空く上にミシシッピアン×クラウンドプリンスという凄まじい血統で自家生産したいオーナーはあまりいないかもしれないが…*43


ゴールドプルーフ愛知の強豪で、2003年の東海Sを繰り上がりながら中央勢を抑えて優勝した実績を持つ。覚醒ないという変わったパターンだが、SP65・サブパラ合計69、特性交流巧者・タフネスで交流重賞路線でコツコツ戦っていく道はある。
父ゴールドレット(1979年生まれの銀札馬)共々貴重なモスボロー系の継承者。実は史実で種牡馬入りしており非所有でも種牡馬入りはするのだが、非所有では15歳で種牡馬を引退してしまうので保護を考えているならば所有した方が良い。
エリモエクセル世代のオークス馬。SP67・サブパラ合計63、早めある、特性乾坤一擲・根幹距離・坂越え・タフネスとファレノプシスと比べると1枚落ちるもののなかなかの実力と伸びしろを持つ。芝適性は重くなりやすい。
仔出し「3」で史実産駒の収録も無いのでウマソナ「わがまま」を「厩舎のボス」に進化させられたら面白い。
エガオヲミセテ史実では現役中に火災で亡くなった悲しき名馬。能力値的にはGⅢで勝つくらいのものはあるし早め普通で4歳までは戦えるのでサマーシリーズで銅札回収は射程内。
繁殖牝馬としては仔出し「3」ではあるが良血なので、父サンデーが気にならないなら期待が持てる。ダイナカールの牝系に属しているため、流れで所有しやすいのもポイント。全弟にオレハマッテルゼ(銅札)がいる。

マキバスナイパー2001年帝王賞勝ち馬。SP65・サブパラ合計61は緑札にしてはかなり優秀で、晩成持続に特性交流巧者持ちなので交流重賞路線で長く戦っていける。
ギャラントマンを経たボワルセル系はこの時期大変貴重なので保護目的でも。姉にマキバサイレント(緑札)がいるので母スコールディングから姉と共に自家生産するとお得。

Zomaradah
ゾマラダー
下記ドバイミレニアムとの間に大種牡馬ドバウィをもうける。親子まとめて所有すればドバイミレニアム系発展の礎に。
自身も欧州の牝馬クラシック戦線で戦える実力あり。

Victory Gallop
ヴィクトリーギャロップ
ベルモントSでリアルクワイエットの3冠をハナ差阻んだ馬で、ウマソナ「詰めが甘い」が気になるもののSP72、柔軟性以外全てB以上のサブパラ、米国3冠を問題なく走り切れる距離適性、早め持続、特性大舞台と銅札にしてはえらく強い。エルコンドルパサーを米国3冠に挑戦させなければ米国3冠路線を任せられる。
史実では2022年現在未だにトルコで種牡馬として現役バリバリだが、こちらでは13歳で供用停止という扱いになるので注意。また、トルコで何度もリーディングサイアーを獲得している割に仔出しは「5」とそこそこレベル。
Royal Anthem
ロイヤルアンセム
欧米を股に掛けGⅠ3勝を挙げた活躍馬。ウマソナ「詰めが甘い」は気になるがSP72・サブパラ合計68、遅めあると銅札にしてはかなりのスペック。日本の黄金世代と正面からぶつかるのはやや荷が重いものの、距離適性1700~2300mや中庸な芝適性、特性海外遠征を活かして各国のレースを上手く荒らしたいところ。
1歳上の半姉にシャープキャット(銀札)。パレスマリス&ジャスティンパレス兄弟の母父だが、兄弟の母パレスルーマーは繁殖牝馬専用馬として登場する。
High-Rise
ハイライズ
世代の英ダービー馬で、99年ジャパンカップ3着でも知られる。上述のようにこの世代の欧州馬は日本と対照的に層が薄いので、SP70にバランスの取れたサブパラを持ち、早め鍋底普通でしぶとく戦える本馬は日本の黄金世代を欧州に送らないのであれば銅札ながら欧州3冠路線で良い戦いができる。他の同期の欧州の有力馬であるドリームウェルやサガミクスは同じSP70ながら銀札なので札の分コスパに優れるのも長所。
史実では後に種牡馬として日本に輸入されているが結果を残せず早期に再輸出されており仔出し「1」。
Sunline
サンライン
ニュージーランドの名牝で、SP71・サブパラ合計67と銅札の牝馬としてはえらく強く、おまけに遅め持続で史実産駒も未収録なのでマイル戦で長い活躍が見込め、柔軟性が育てば中距離戦もいける。*44
繁殖牝馬としては仔出し「5」。父父父ダンジグの親昇格が済めば親系統4本になりかつ次代に親ノーザンダンサーが2本残らなくなる。
Cape Verdi
ケープヴェルディ
世代の英1000ギニー馬で英ダービーでも1番人気に支持された(9着)。早熟普通がやや使いづらいものの、SP71は同期の欧州のクラシック路線の牡馬たちをも上回り欧州牝馬マイル3冠を狙える。繁殖牝馬としては英リステッド競走勝ち馬が目立つくらいもこちらでは仔出し「7」とかなり良い査定を貰っている。

Fairy King Prawn
フェアリーキングプローン

「南海を統べる王」
00年の安田記念を勝った香港の名短距離馬。非所有でセン馬になる。
SP71など緑札にしては異様に強いので、所有すれば父デインヒルの援護要員としても優秀。ちなみに「キングプローン」が冠名であり、サドラーズウェルズの代替種牡馬として知られるフェアリーキングとは無関係。


Old Trieste
オールドトリエステ
現役時代の戦績は地味で種牡馬入り後3年で早逝してしまったものの、BCスプリント含むGⅠ2勝のシルヴァートレイン、日本において種牡馬として成功を収めたシニスターミニスター*45らを輩出している。
SP68にサブパラ72、遅めあると緑札としては非常に優秀。種牡馬としてはデフォルトでスピード因子持ちで仔出しも「6」とそこそこ。

Shiva
シーヴァ
緑札*46ながらかなりの実力を持つ。緑札牝馬としては破格のSP68・サブパラ65。
どこか手薄なGⅠを勝つだけでも元手が取れるし、欧州の牝馬クラシック戦線で戦える実力もある。
実は父ヘクタープロテクターでノーザンファーム出身の日本産馬であり、日本産馬初の海外GⅠ競走優勝馬である。
1歳上の全兄リムノス(史実フォワ賞勝ち馬)も緑札*47ながらSP67・サブパラ合計65とかなり優秀。
Shahtoush
シャートゥーシュ
世代の英オークス馬で、この馬もSP68、パワーA、早めあると緑札の牝馬としてはかなり優秀。

95年末輸入馬


デインヒルリース契約って言ったじゃないか!リース契約って言ったじゃないか!
非所有時の救済措置その1。史実では単年リースという形で来日したがウイポなら購入可能
自力で親系統まで駆け上がれる程の勢力を誇るが非所有では17歳で亡くなってしまうのでここで押さえてしまえば確実。
欧州牧場を持っているならそちらに移してしまっても良いだろう。返してやるよ!ウチの牧場にな!
なお、確立済みのシナリオだとSP系だが自力確立ではST系に変化する。

96年生

  • 3冠タイトルを分け合ったクラシック期から一転、翌年はテイエムオペラオーが古馬王道路線を無敗で駆け抜けたことで知られる一強世代。
  • 牝馬ではいち早くドバイワールドカップ勝利に迫ったトゥザヴィクトリーの存在が大きい。彼女のところかまわずレースを使える良さは国内牝馬でも中々珍しい特徴。
  • 海外だとモンジュードバイミレニアムなどもこの世代。どちらの馬もその後の欧州に大きな影響を与えるので、札は嵩むもの可能ならば所有しておきたい。
  • ユーイチリュージさいていさん(伊東恵里)といったいわゆる「花の12期生」がこの年騎手デビュー。ただし、ユーイチはお手馬も多く騎乗依頼がしづらい面もある。

テイエムオペラオー
「不世出の歌劇王」
世代の皐月賞馬にして00年の古馬王道路線を一頭で完全制圧した馬。虹札に対して見合わない性能面でかなり手厳しい評価を下されていた『9』の頃から一転、スキル2つと固有追加で大幅に強化されており、非所有でも3歳から暴れていることも多々。初期ウマソナは『不撓不屈』
牡馬クラシックから王道路線で5歳秋まで君臨できるスペックはあるが、父系の影響で欧州芝寄り。むしろ欧州で走らせたほうがいいかも。
繁殖面では失敗種牡馬扱いされがちだが、ゲーム内の仔出しに関してはオグリやクリークほど酷くなく「5」とそれなりにある。

アドマイヤベガ
「天に瞬く一等星」
世代のダービー馬。距離適性的に菊花賞こそ厳しいものの、敵に回すと軽めの芝適性や最強クラスの鞍上を武器に春二冠で立ちはだかってくるのでかなり手強い。史実では4歳時に走っていないが、成長型早めあるなので史実産駒のいない4歳一杯までは現役でも良い。能力も高いので金札回収も可能。
なお、種牡馬として比較的優秀なのに早世してしまうので、保護したい場合は所有しておこう。

ナリタトップロード
「頂点への道を行け」
世代の菊花賞馬。能力はまぁまぁだが、同期に強力な上二頭がいる。さらにトップロード自身にもウマソナ「詰めが甘い」という問題があるため、史実に反してクラシックは厳しい。
成長型早め鍋底を駆使して、オペラオーが衰え出す5歳くらいから一気に春か秋の古馬3冠を獲りたいところ。
非所有では9歳で亡くなってしまうが、数少ない産駒からオークスでハナ差2着だったベッラレイアらを送り出しており仔出しは「6」と高めなので、希少なファイントップ系の継承者として保護するのもアリだろう。
トゥザヴィクトリー
「勝利への導き」
02年のエリザベス女王杯勝ち馬……としてよりもその前にドバイワールドカップで2着を掴み取ったことで有名な牝馬。
こうした背景もあって芝・ダート適性◎を持っており、加えて距離上限も2400まで対応しているので日米の牝馬3冠も狙いに行けるなど非常にレース選択の幅が充実している。その上にSP70早め持続で特性も「海外遠征・スタート・高速逃げ・ペースメイク」と一切ケチのつけようがない。ただし、ウマソナ「詰めが甘い」を持っているので克服までは下記ウメノファイバーなどのライバルの動向にも注意。
繁殖牝馬としても優秀でトゥザグローリーなど重賞馬3頭を輩出しており、仔出しは「9」と非常に高い。架空馬の母としても期待したいところ。

メイショウドトウ
「頂点へ届け、この執念」
銀札の割に能力は高めで海外セリで購入できる。特に史実産駒もおらず仔出しも低いため競走寿命ギリギリまで走らせてもOK。祖父ラストタイクーンの確立支援にも間に合う*48ので、欧州所属にするのもアリ。
瞬発力がF+とかなり低く、成長次第ではあるが引退後種牡馬として疾風配合が成立する可能性が高い。
アドマイヤコジーン世代の2歳王者。96年組の短距離・マイル担当。短距離担当としてはトロットスターもいるが、所有すれば3歳1月に故障しない上、成長型早め鍋底の恩恵を受けて早くから短距離・マイルGⅠ戦線で活躍しつつ長く戦えるのでこちらの方がオススメ。
実はアストンマーチャンの父である。*49
スティンガー世代の2歳女王。SP69に特性根幹距離を持つなど主にマイル戦での活躍が見込める。加えて成長型早め鍋底持続で収録史実産駒の最年長が2009年生まれのサトノギャラント(緑札)でロストの心配も無く長く戦える上ウマソナ「わがまま」持ちなので、最終的に「厩舎のボス」を目指す道もある。


トウカイポイント史実におけるトウカイテイオーの代表産駒の1頭で2002年マイルCSの勝ち馬。SP67・サブパラ合計60、マイルからクラシックディスタンスをこなす距離適性となかなかのスペックに加えて成長型遅め持続で使いやすい。
ウイポではテイオーと言えばサードステージだが、サードステージは能力こそ圧倒的ながら登場がかなり遅い隠し馬扱いで扱いづらい面があり、またトウカイポイントも非所有ではセン馬になるため、テイオーの父系を発展させたいのなら所有して力になってもらう方が良いだろう。サードステージを確立させる際にはトウカイテイオー系のラインを任せたい。
トーホウエンペラーメイセイオペラに続いて現れた岩手の名馬。SPこそ66ながら銅札にして特性大舞台・交流巧者を持ち成長型も晩成持続。交流重賞路線でぶつかると厄介な強敵。
ウメノファイバー世代のオークス馬。銅札ながら、牝馬クラシックは全て距離適性内で所持する特性も多く芝質適性が日本向きなので牝馬クラシック最有力候補の一角を占める。それ以外の能力も金札のトゥザヴィクトリーや銀札のスティンガーと比べても差がそこまでない。成長型早め普通なので無理は禁物。
繁殖牝馬としては仔出し「6」となかなか良い感じで、父方のナスルーラ2本はプリンスリーギフトかネヴァーセイダイの親昇格をしておけば分割可能。孫世代に緑札クラスの史実馬が複数いる。
ハタノアドニス2003年地方短距離王者。左回り×やウマソナ「詰めが甘い」といった注意点はあるが、SP65にバランスの取れたサブパラ64、特性交流巧者は緑札にしてはなかなか優秀で、超晩成持続も相まって完成すれば長く国内ダート短距離で活躍できる。
ベラミロード今は無き北関東で宇都宮3冠や他地区での交流重賞2勝などの活躍を見せ「北関東最後の女傑」と謳われた名牝。無札史実牝馬最速のSP65に加えてサブパラ60、精神力A、成長型遅めある、特性交流巧者・牡馬混合で無札の割には交流重賞戦線で善戦できる。仔出しも「5」とそこそこあり、特に91年スタートで札が少ない場合は長く心強い味方になってくれうるポテンシャルはある。

Dubai Millennium
ドバイミレニアム

「千年紀の王者」
名前の通り2000年にドバイワールドカップを勝った馬。能力は文句無しで後継もちゃんといる。『ウイポ9 2022』時代と比べてダート◎になっている点も◯。
所有しないと早世。引き取りの電話にも注意。
また、4歳引退を逃すとドバウィをロストしてしまうので引退時期には特に注意すること。
Private保護で虹札を節約という手もあるが、没年である01年のPrivate候補はかなりの激戦区。

Montjeu
モンジュー

「難攻不落の要塞」
20世紀末の欧州王道路線を支配し99年ジャパンカップにも出走した(1番人気4着)名馬だが、こちらでも欧州3冠最有力候補にして同時期国内馬にとっては欧州遠征時における最大の壁。金札にしてはかなり能力が高く芝適性も欧州寄りなので、特に欧州牧場を持っている場合は心強い味方になってくれる。
種牡馬としても優秀な史実産駒に恵まれており、仔出しも「10」だが非所有では16歳で亡くなってしまう。前述の通り、十分系統確立も狙える馬なので所有するのが吉。
Better Than Honour
ベターザンオナー
ジャジル(銀札)・ラグズトゥリッチズ(金札)・カジノドライヴ(銀札)3きょうだいの母。仔出し「10」なうえに親系統4本で最初から主流牝系(トーペンハウ系)に所属しており、父デピュティミニスター・母父ブラッシンググルームでテコ入れすれば更なるパワーアップも期待できる名繁殖牝馬。
競走馬としても繰り上がりながら米2歳GⅡを勝ったことがあり、成長型早熟普通ながらSP65・サブパラ合計57で2歳重賞ならワンチャン狙える。
Lemon Drop Kid
レモンドロップキッド
世代のベルモントS馬。銀札の割にサブパラが84と高く、アメリカ3冠候補筆頭。仔出しも「7」と良く、キングマンボ系統の昇格などの際にライン保全要員にも使える。
2023年のフェブラリーステークス勝ち馬レモンポップが産駒にいるので、無介入でも少なくとも2017年までは種牡馬を続ける。

Charismatic
カリズマティック
世代の米国二冠馬。サブパラや成長力、距離の融通性は上述レモンドロップキッドに劣るもののこちらもSP72に健康・柔軟性以外揃ったサブパラ、特性大舞台・クラシックターボを持ち銅札にしてはかなり強い。
非ストームキャット系のストームバード系の本邦輸入種牡馬でワンダーアキュートの父。ストームバード親昇格を狙う場合はライン保全要員として重要。
Excellent Meeting
エクセレントミーティング
米GⅠ4勝でケンタッキーダービーでは1番人気に支持された。同期のシルヴァービュレットデイ(SP70・サブパラ合計79の金札馬)が強敵ではあるがこちらもSP70に柔軟性以外揃ったサブパラ、成長型早め持続で銅札ながらトリプルティアラ路線の主役を狙える器。
繁殖牝馬としても史実産駒の収録は無いが仔出し「7」で、父父にシアトルスルー、母父父にダンジグを持つ。
Valentine Waltz
ヴァレンタインワルツ
世代の仏1000ギニー馬で、ラストタイクーンの姪。距離適性こそ1600~1800mと極端に狭いものの、SP68に勝負根性A、成長型早め持続などそれ以外の能力は緑札にしてはかなり揃っている。芝適性は重い。
繁殖牝馬としては仔出し「5」も母父父ニジンスキーの親昇格をしておかないと次代に親ノーザンダンサーが2本残ってしまう。

Lord Sterling
ロードスターリング
2000年ジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)3着馬。SP64、勝負根性A、晩成ある、特性海外遠征と無札としてはかなり優秀。
非所有でセン馬になる。疾風配合の条件を満たすが芦毛。

97年生

  • この世代は外国産馬が多士済々である一方、クラシック路線は牡牝ともに手薄気味なので、自家生産馬で3冠を獲るチャンスでもある。
    一方で無札勢はコアレスハンターを筆頭に成長型や適性が優秀で使いやすい馬が多い、といった一面も。98年スタートなら序盤お助け馬として所有するのも面白いかも。

アグネスデジタル
「異能にして万能」
概要や他項目にもある通り、クラシック路線の馬がそこまで目立たない関係でこの世代のエース。成長型早め持続かつ1600~2000mまでの距離なら条件を問わない固有持ちで芝◎ダート◎*50。更に特性大舞台・海外遠征を併せ持つなど国内外のGⅠを狙いやすく金殿堂も余裕。海外セリで札を消費せずに購入できるのが嬉しい点。
一方で国内では距離、ダートはティズナウ、欧州牡馬マイルはジャイアンツコーズウェイなどが立ち塞がる都合上3冠はいずれの環境でも難しかったが、『2024』で国内ダート3冠が新設されたことで配合面に追い風が吹いている。
タップダンスシチー
「刻め、華麗なリズム」
外国産馬初の獲得賞金10億円ホースで、テツゾーとのコンビで名を馳せた歴戦の猛者。非常に珍しい成長型超晩成で完成に時間がかかるが強力な特性を多く持っており、『10』では9歳まで現役可能になり前作よりGⅠを沢山勝てる。
エイシンプレストン世代の2歳王者である他香港でGⅠを3勝しており、こちらでも特性海外遠征に加えて香港巧者を持っている。SPは同期の金札外国産馬たちと同値で成長型も早め持続だが、サブパラにムラがあることに注意。海外セリで札を消費せずに購入できるのが嬉しい点。

エアシャカール
「狂気の豪脚」
皐月賞・菊花賞を制した世代の二冠馬。SP70にクラシック3冠をカバーし切る距離適性、特性大舞台持ちであるなど曲がりなりにもクラシック最有力候補。
未所有だと種牡馬入り後早世するので注意。
アグネスフライトアグネスタキオンの全兄で、河内(森)の夢を叶えた世代のダービー馬。こちらもSP70に特性根幹距離持ちでスペック的にはエアシャカールと互角だが、成長型早熟普通や距離適性から菊花賞は厳しい。祖母アグネスレディーや母アグネスフローラを所有しているなら、こちらで春二冠に挑むのもありか。
ダイタクリーヴァ父フジキセキにとっては初期の活躍馬で史実皐月賞1番人気馬。SP70に成長型早めある、根幹距離・二の脚といった5つの特性を所持するなどこの世代の内国産馬ではなかなかの実力者。フジキセキ産駒からカネヒキリやキンシャサノキセキといった大物が出現するのに若干タイムラグがあるのでフジキセキ早期確立を目指す場合切り込み隊長として頼りになる。
なお、緑札クラスの収録史実産駒が複数いるので非所有でも種牡馬入りはする。1歳下の半弟に銅札馬ダイタクバートラムがいる。
イーグルカフェ世代のNHKマイルC勝ち馬。成長型早め鍋底普通に距離適性1600~2000mに馬場適性芝◎・ダート◎、更に特性大舞台を所持するなど走れる条件が多彩で息が長いのは同期のアグネスデジタルと重なる長所。コンビを組ませて国内外を走らせればお守り・資金稼ぎに貢献できる。海外セリで買えるのもありがたい。
シルクプリマドンナ史実馬ではこの馬が牝馬3冠に近いが、余裕があるなら自家生産馬で狙ってもいい。
緑札馬フラムドグロワールの母。また、ウイポ未収録だが2007年生まれの不出走馬デヴィルズドリンク(父アグネスタキオン)がデンマークで種牡馬入りしている。
ヤマカツスズラン世代の2歳女王。銅札かつ幼駒セリ購入可能で入手が容易な割にはSP67、パワー・勝負根性A、成長型早熟持続、特性スタート・高速逃げ、馬場適性芝◎・ダート◯と使いやすい要素を多く持つ。仔出し「6」かつ最初から主流牝系(フラストレート系)に所属しているのも嬉しい。

キングザファクト緑札かつ海外セリ購入可で入手が容易。SP63に距離適性1800~3200m、特性超長距離・軽ハンデを活かして隙を突きたいところ。成長型早めないだが鍋底持ちでそこそこしぶとい。
父ノウンファクトをはじめ血統表には見慣れない名前が並び面白い。
マークオー九州産馬*51で、「九州産馬の天皇賞」こと霧島賞*52や障害オープン戦を制するなどバラエティに富んだ活躍を見せた。SP60は緑札としてはイマイチながら広い距離適性や特性交流巧者、成長型遅め持続、馬場適性芝◎・ダート◯など使い勝手の良い要素も多い。父マークオブディスティンクション・母父グランディの血統もユニークで、九州の星を目指すのも面白い。
コアレスハンターSP65をはじめとしてお守りなしで入手できる割に能力が高く、成長型晩成持続で特性タフネス、さらにウマソナ「スパルタ」で伸び代もある。
ブラウンシャトレー愛知⇒船橋と渡り歩いた馬で、サラブレッドチャレンジC(当時交流GⅢで現在は廃止)を制している。SP62・サブパラ合計65、馬場適性芝◎・ダート◯、成長型遅め持続と色々とバランスが良い。

ミツアキサイレンス不出走のサンデー産駒エイシンサンディの代表産駒。SP60はさほどでもないがサブパラが揃っているのと芝◎・ダート◯の馬場適性に特性交流巧者が良い感じで成長型も遅めある。
なお、2歳引退不可の仕様から父エイシンサンディを競走馬として所有するとそれだけで本馬をロストする。
トニージェント岩手のグランプリ・桐花賞を3連覇した実績を持つ。SP60など能力はそれなりだが、馬場適性芝◎・ダート◯、特性根幹距離・タフネス、成長型覚醒持続が嬉しい。
アインアイン02年の東京盃を人気薄で制している。SP61はともかくパワーF+ではあるもののサブパラ合計61で特性交流巧者・大駆け・牡馬混合・スタートを持つなど無札の割に色々と兼ね備えていて成長型も晩成持続。

Finder's Fee
ファインダーズフィー
「セクレタリアトの再来」ことフライトラインの曾祖母だが、自身も米GⅠ2勝の活躍馬で、成長型早めないではあるもののSP66・サブパラ合計60となかなかの能力を持つ。
繁殖牝馬としても仔出し「4」ながら父ストームキャット×母父ミスタープロスペクターの血統や稲妻配合の対象であることが光る。
Giant's Causeway
ジャイアンツコーズウェイ

「鋼鉄の巨人」
ストームキャットの代表産駒。海外のマイル~中距離に関してはアグネスデジタルよりも優位に戦えたりする。ただし、ダートだと適性が◯なので少し劣るが。
種牡馬としても仔出し「9」なので期待でき、所有すればほぼ確実に系統確立できる上に、『10』では追加法則によりレッドゴッド無系化被害者の会卒業SP系を失わなくなった
Sinndar
シンダー

「最高峰の走り」
SP76・サブパラ90と完全に虹札レベルの能力。成長型早め持続・仔出しも「7」と良い。強いて欠点を言えば、3歳一杯で引退しないと史実産駒をロストすること。
Lido Palace
リドパレス
銅札にしてはSP70と高く、他のサブパラもいい。成長型晩成持続なので伸び代もある。
Marienbard
マリエンバード
02年凱旋門賞馬。SP71・サブパラ合計71、成長型晩成持続と銅札にしてはお買い得な能力。
本邦輸入種牡馬だが、結果は今一つで仔出し「3」。また、母マリエンバド(Marienbad)も本邦輸入繁殖牝馬で本馬出産後の99年末に輸入されてくる。
Spain
スペイン
SP69・サブパラ合計78と特性で非根幹距離とタフネスを持つ。早め持続で世代的に抜けた存在もいないため、トリプルティアラの有力候補。

98年生

  • アグネスタキオン、クロフネ、マンハッタンカフェ、ジャングルポケットなど競走馬としては高く評価されつつも怪我などによる離脱も多かった世代。
    種牡馬で十全にその高いポテンシャルを発揮したものの、こちらでも短命に終わったり産駒が偏ったりと難しさが目立った。日本競馬に与えた影響は非常に大きかったのだが……。
  • 海外では一にも二にも欧州のガリレオの一言に尽きる。父親のサドラーズウェルズから引き続いて今日の欧州競馬を事実上支配している超主流血統にあたるので、恐ろしい勢いで子系統確立・親系統昇格していってしまう。
    米国ではポイントギヴンが無双の強さを誇るが、彼は3歳で現役を引退してしまう。その他面白いところだとホーリーブルの孝行息子にしてヒムヤー系中興の祖その2・マッチョウノの存在だろうか。
  • 😷ikzeの奴がついに登場しやがるっス。爽やかイケメンのhsdさんだった頃を挟んで、実名化されて調子こいた『10』で「反抗的」な馬に強い騎手として出てきたから散々コキ使ってやるといいっスよ。
  • ミナイ(東村)、泣きの昭ちゃん(白井)が揃って騎手を引退。前者は騎手上がりの調教師としては強めの査定で転向するので立場を変えてもお世話になることが多い。


アグネスタキオン
「光速の貴公子」
世代の皐月賞馬。実績の少なさに対してSP76など素晴らしいスペックを持つが、距離の幅や後述の引退時期の関係上などで他の虹札馬を比較対象とすると厳しい部分が見られる。
種牡馬としては内国産馬として51年ぶりにJRAリーディングサイアーに輝いた実績があり仔出しも「9」と高く、持つ価値は種牡馬としての早世を防ぐため…ということになるのだろうか。3冠配合成立を狙う場合でも距離適性1800~2400mと軽い芝適性からどの3冠も絶妙に狙いづらいので注意。
なお、成長型早めあるだが3歳引退を逃すとロジック(銅札)と母母父として送り出したソングライン(銀札)を、4歳引退を逃すとダイワスカーレットをロストする。確立を目指す場合は史実牡馬産駒の質・量がやや心許ないので産駒所有や自家生産による援護をした方が安心か。なお、父を確立することで両親SP系にもできる。
クロフネ
「黒船来航」
世代のNHKマイルC勝ち馬で、3歳時は他にジャパンカップダート(現・チャンピオンズカップ)も制している。敵に回すとそのスペックと鞍上のパワーで皐月やNHKマイルどころかダービーまで獲ってしまう。
一方ダート◎を活かして米国3冠を獲らせようとするとポイントギヴンが立ちふさがるので注意。
種牡馬としても優秀でカレンチャンらの父だが極端なフィリーサイアー*53なのが悩みの種で、確立にはかなりのテコ入れが必要になるだろう。また、3歳引退を逃すと貴重な大物牡馬の1頭でもあるフサイチリシャールをロストしてしまうことにも注意。
マンハッタンカフェ
「摩天楼の幻影」
世代の菊花賞馬で、3歳時は他に有馬記念も制している。間に合えばダービーもいけるが皐月は流石に難しい。幸い、タキオンやジャンポケと違って競走寿命は長いので、春古馬や秋古馬で3冠の挽回は可能。高額になるが、幼駒セールで札無しでも入手できる。
種牡馬としても大物産駒こそ少ないもののリーディングサイアー獲得経験があり仔出しも「8」と高い。デフォの能力因子はスタミナの1つだけだが、能力的には初期状態で因子追加ボーターをクリアしており、GⅠ3勝さえすれば因子2つ持ちになれる。
ジャングルポケット
「密林の王者」
世代のダービー馬で、3歳時は他にジャパンカップも制している。この馬自身はSP73など強力な能力を持つが、同世代のライバルが強敵揃いなのと成長型早め普通が壁になりがち。誕生時点で父トニービンが未確立だとほぼ確実に洋芝適性になってしまうのも痛い。*54
一方で種牡馬としてはトーセンジョーダンなど優秀な史実産駒に恵まれ仔出し「7」。競走馬として活躍させることができればトニービンの確立支援にもギリギリ間に合う。父トニービンの確立を最大限に活かすのは苦行なので立てないほうが系統特性の面で後代で扱いやすい可能性が否定し切れないのだが…*55
ツルマルボーイSP69・サブパラ合計70は銀札の牡馬としてはそこまで強力ではないが、幅広い距離適性に特性根幹距離で狙えるレースが多いのが強み。
母ツルマルガール(1991年生まれ)は幼駒セリで購入可能かつ自身も牡馬相手にGⅢを勝っておりSP60など競走馬としてもそれなりに戦えるので母から抑えれば色々とお得。
カルストンライトオ
「スピードスター」
新潟1000mレコードホルダー。1200mでも長いと言われた馬だが一応初期から1400mまでは走れる。
成長型超晩成持続にローカル持ちなので3歳時はサマースプリントなどローカルを走らせ、十分に育ったら*56GⅠを獲らせるとよい。日本では貴重なマッチェム系であり、架空SHセンチョク(2021年生まれ。金札)の父親でもある。
テイエムオーシャン
「大海に映える蜃気楼」
世代の2歳女王であり桜花賞・秋華賞を制した二冠牝馬で、最優秀3歳牝馬を2度獲った逸材…馬齢表記の改定前後に巻き込まれただけなのだが。
完全に洋芝適性なので、欧州牝馬マイル3冠を獲らせる手もあり。
ビリーヴ
「信ずる乙女」
銀札ながら世代でもトップクラスのSP71と高いサブパラ、最初から持つ牡馬混合を武器に国内外の短距離路線を蹂躙していく。実は史実馬でウマソナ「ど根性」を持っているのは彼女だけ
息子であるジャンダルムがスプリンターズステークスを勝ったことでウイポ『9』時代より強くなっているのも◯。


トーシンブリザード南関が誇る四冠馬。SPこそ68と銅札相応の数値に収まっているが、特筆すべきはそれ以外の要素。サブパラ合計68と健康以外の値が安定して高い上に、更に特性の面で大舞台・交流巧者・根幹距離・叩き良化持ちという下手な銀札以上の充実っぷりを見せつけてくる。同期の有力ダート馬だとクロフネは虹札、タイムパラドックスは成長型晩成と癖が強いので、成長型早め普通に注意すれば総合的に見てこの世代のダート馬では最も使いやすいだろう。
反面、非所有だと地方馬の仕様で早い段階から成長度が仕上がっており、衰えるまでは国内ダート戦線で立ちはだかってくる。ともかく自己所有しておくのが一番安定した対応にはなるか。
ダート3冠が実装された『2024』では史実以上に厄介な敵として立ちはだかるので、更に重要度警戒度が上がった形に。いずれにせよもう無視を決め込むわけにはいかなくなった。
種牡馬としては仔出し「1」と最低クラス。種牡馬入りして10歳ごろに早期引退してしまう。2005年以降スタートならばデフォルトで3冠を達成している扱いになり3冠配合の対象になる。

ダンツフレーム4歳時に宝塚記念を制した他皐月賞・ダービーで連続2着に入っている。SP68・サブパラ合計68、特性根幹距離、成長型早めあると銅札にしては色々とバランスが良い。
史実では一旦引退の方針となるも撤回して競走馬に復帰して地方で走り、2度目の引退後に乗馬となるもその直後に亡くなる、という経緯があったのだが、こちらでも非所有では早世してしまう。特に父ブライアンズタイム確立を狙いたい場合は所有・保護しておきたいところ。
メジロベイリー世代の2歳王者。SP65は銅札としても平凡な上成長型早熟ないかつ健康Gで無理をさせられない。
ただし、本馬はメジロブライトの半弟なので、母レールデュタンぐるみで半兄ごと所有するならば朝日杯とNHKマイルCに賭ける手はある。

ロードバクシン2023年現在、唯一の兵庫3冠を達成した園田の雄。サクラバクシンオー産駒ながらダート2400mの重賞園田金盃を優勝しているため、ゲームでも距離は2100mまで持つ。兵庫チャンピオンシップの覇者なことから交流巧者持ちだが、ダービーグランプリで8.9秒差の惨敗を喫したせいか精神F+という致命的な欠点を有する。宝の持ち腐れである。
それ故に発想を転換させ、いっそ米国でデビューさせるという手がある。この世代の米国ダートの強豪はポイントギヴン以外はほぼ成長型遅め・晩成馬に集中しており(早熟鍋底のマッチョウノがいるくらいである)、世代限定戦は意外と手薄なのだ。この馬はSP65に成長型早め持続、更に米国2歳GⅠに多い非根幹距離の特性も有しており、十分にGⅠ制覇のチャンスはある。ポイントギヴンから逃げ回り晩成の名馬達が本格化するまでにGⅠ勝利を積み重ねることが出来れば金殿堂・高額種牡馬入りも夢ではない。
ホワイトペガサス今作でウイポ初登場の白毛馬。史実では南関東の条件戦で8勝を挙げている。SP52・サブパラ合計9と競走能力はほとんど期待できないが、白毛と父アスワン(ノーザンテースト産駒でメジロアルダンの父。銅札)という血統構成を活かして白毛ファミリーの構築やノーザンテースト系保護の任に就いてもらっても面白いか。
Point Given
ポイントギヴン

「ビッグレッドトレイン」
ケンタッキーダービーを落としたものの残りの二冠は完勝した馬で、実はデビュー戦ではでした。が騎乗していた(6番人気2着)。史実で3冠確実と見られていた超有力馬だけあってSP76・サブパラ合計80に大舞台と根幹距離持ちと無敵の強さを誇る。こちらがクロフネなどを所有してわざわざ介入しない限りは米国3冠は確実に獲れるだろう。
一方で種牡馬としては競走成績からの期待ほどの成績は上げられず、仔出しは「5」止まり。

Galileo
ガリレオ

「常識を超えた天才」
世界的にこの世代一、名が知られている名馬。競走馬としても中々だが、やはり特筆すべきは種牡馬としての働きだろう。
フランケルやオーストラリアなど多数の一流馬を輩出し、サドラーの後継として欧州に帝国を築く。
何せ2012年以降スタートでは親系統昇格済で、それ以前スタートでも特に介入しなければ自力で親昇格する程の大種牡馬なのだが虹札ではなく金札でお買い得である。虹札が必要になるが母アーバンシーから所有すれば虹札の半弟シーザスターズも手に入る。
さらに健康Sなので配合の危険度も下げられるといった嬉しい点も。


Street Cry
ストリートクライ

「栄光を渇望する叫び」
2002年ドバイワールドカップを圧勝した馬。SP72に加えてサブパラ合計80と基本能力が高い。
種牡馬としても仔出し「9」だが、成長型晩成持続なのに4歳引退を逃すとゼニヤッタとストリートセンスをロストする、というのが重大な注意点。また、非所有では16歳で亡くなるので確立を考えているなら所有した方が安全。
Azeri
アゼリ
02年に北米王者に輝いた名牝。銀札ながらSP72・サブパラ合計79に成長型遅め持続と実力と息の長さを併せ持つダート牝馬。
史実では繁殖牝馬として輸入されており仔出し「7」でロイカバードやシルヴァンシャー(いずれも無札)の母。

Macho Uno
マッチョウノ
SP69・サブパラ合計63特性なしとカタログスペックそのものはその辺の銅札相当といった感じだが、成長型早熟鍋底な上に世代の大本命馬のポイントギヴンが早々に消えてしまうこともあって存外活躍はさせやすい馬。3歳までは彼を避けつつ空き巣を重ねて、4歳になってからは存分に米国ダート中距離路線を狙っていこう。
現役引退後は零細ヒムヤー系の本領発揮。父ホーリーブルの項にもある通り、あちらよりも爆発力を出しやすい血統構成をしているため自家生産などに用いて父や自身の確立を支援していきたい。父同様にST系のまま特性は変わらないのでそこは一安心。史実産駒でもムーチョマッチョマンやダノンレジェンドなどを輩出しているので後継や種牡馬供用期間に関しての心配はいらないだろう。*57
Banks Hill
バンクスヒル
特性根幹距離により欧州牝馬マイル3冠に最適。しかも銅札それも牝馬でSP72は貴重。サブパラも71と高い。
繁殖牝馬としても仔出し「8」で瞬発力因子持ち。
Vahorimix
ヴァオリミクス
降着で2回GⅠを勝ったという珍記録を持つ馬。ウイポでは緑札ながらSP68と高く、史実ではGⅠどころか自力で重賞すら勝ってないのにウマソナが「詰め甘い」ではなく、「スパルタ」と悪くはない。ただし、成長型早め普通なので噛み合っているかと言われると難しいところが。
Volponi
ヴォルポニ
2002年のBCクラシックを超人気薄で制した馬で、こちらでも特性乾坤一擲を持つ。BCクラシック馬なのに緑札だが、SP68・サブパラ合計68、馬場適性芝◯・ダート◎、成長型遅めあると能力はかなりしっかりしている。収録史実産駒もおらず*58ロストの心配もない。
Affluent
アフルーエント
バヤコアの孫で米GⅠ4勝。SP68・サブパラ合計70、馬場適性芝◯・ダート◎と緑札の牝馬にしてはえらく強い。成長型早めあるなので上述アゼリと相互補完的に使える。
繁殖牝馬としては史実産駒の収録は無いが仔出し「6」で稲妻配合の対象。

99年生

  • シンボリ牧場と国内ロベルト系中興の祖、シンボリクリスエスの世代。史実でも2年連続年度代表馬に輝いた名馬だが、殊更にゲーム内では能力と仕様がガッチリ噛み合っていることもありその力をフルに見せつけてくる。
  • 牝馬路線はファインモーションが高い期待を背負っていたものの、途中から気性などの問題でそのパフォーマンスを見せられなくなったのが残念なところ。
  • ダートではゴールドアリュールにアドマイヤドンと大物が目立つ。前者は名サイアーとして、後者は芝も含めた息の長い活躍で一競走馬に収まらない存在感を見せつけるだろう。
  • イケメンがこの年騎手デビュー。80年代生まれの騎手としては成長力が優秀かつ調教師に転向する可能性もあるので仲良くするのはアリ。

シンボリクリスエス史上初の天皇賞(秋)連覇のほかラストランの有馬記念を2着に9馬身差付けて勝利した馬。
この世代最高のSP74・サブパラ合計77、特性大舞台・根幹距離、成長型早めあると極めて高いスペックに加えて、引退間際で脂の乗り切った鞍上大僧正を武器に、非所有では手がつけられないほど強力なライバルとして立ちはだかる。同世代のタニノギムレットと比べてもほぼ全ての点で上回るなど、金札馬の中でもトップクラスの強さとコスパの良さを誇る。
種牡馬としても非常に優秀で、史実牡馬産駒の量・質共に恵まれているため多少のアシストの範疇で系統確立も十分に可能。金札ゆえ高額にはなるが海外セリで買えるのも心強い。こうなるともう欠点は年度代表馬複数回に選ばれるほどの超ビッグネームで、彼だけ専用異名が昔から一貫していないことくらい…。

ヒシミラクル
「奇跡のロングスパート」
世代の菊花賞馬。この時期の日本馬では抜けた長距離適性があり、国内外の長距離戦行脚でGⅠタイトルを積み上げることができるが、成長型遅め普通であること、ウマソナ「新聞を読む馬」で1番人気に弱いこと、4000m戦を走り切るにはスタミナが心許ないことなど注意点も多い。
金札ゆえ高額にはなるが幼駒セリで買えるので札を節約したい場合にはありがたい。
ナリタトップロード共々貴重なファイントップ系の継承者でもあるが仔出しが「2」と低いことにも注意。
タニノギムレット
「常識を破壊せよ」
この世代のダービー馬にして娘のウオッカと共に父娘ダービー制覇を成し遂げた名馬なのだが、ウイポでは成長力や特性といった事情からシンボリクリスエス相手にはかなり苦しい戦いを強いられてしまう。また、3歳引退を逃すと肝心のウオッカをロストしてしまうのも苦しい。
一応、ブライアンズタイム確立を目指すならば娘共々主力の一翼を担うことになるが…。

ゴールドアリュール純ダート馬としてもSP71とこの世代屈指の性能を持つが、この馬の本領は繁殖面。初年度産駒からスマートファルコン・エスポワールシチーを輩出し、その後もコパノリッキーにゴールドドリームにクリソベリルといったダートGⅠ馬をコンスタントに世に送り出す。中には芝GⅠ馬ナランフレグなども見られ、仔出しも「8」と高評価。そのためサンデーサイレンス産駒の中でも系統確立がかなり容易な部類に入る。大勢力の切り分けを狙うなら是非とも使いたいところ。
反面、この手の大種牡馬らしく4歳引退を逃すと上記の初年度産駒をまとめてロストしてしまうので注意。

アドマイヤドン世代の2歳王者で、アドマイヤベガの半弟。芝・ダート両方の適性を持っているため、ダートが走れるという点で同世代の他クラシック馬とは差別化ができている。兄同様成長型早めあるで息長い活躍を期待できるのも良い。
史実では2011年から2022年に亡くなるまで韓国で種牡馬として活動したのだが、こちらでは11歳で供用停止という扱いになるので注意。
デュランダル
「聖剣の切れ味」
長く活躍した名短距離馬で、その特徴的な走りから受けるイメージ通りに特性直一気・決め打ちを持つ。加えて世代上位のSP72に特性大舞台、成長型遅めあるを武器に長くスプリント~マイルで活躍できる。
ただし、史実通り香港に打って出るのは、下記のサイレントウィットネスがいるので厳しいか。
種牡馬面では父サンデーサイレンス・母父ノーザンテーストという血統構成が『10』で双方SP系となったことで種牡馬として大幅なパワーアップを果たしている。*59なお史実では14歳と若くして亡くなっているが、ゲームでは金札SHツヴァイヘンダー(母ワンカラット。2022年生まれ)の父となるため少なくとも2021年までは種牡馬を続ける。

ファインモーション
「名血の王女」
史実では桜花賞・オークスには出ていないものの、成長型早めなのでオークスの距離にさえ気を付ければ牝馬3冠は十分獲れる可能性はある。
成長力は普通なので場合によっては3歳引退も視野に。史実の問題によりこちらでも非所有では繁殖入りしないのだが、所有すれば繁殖入りも可能で仔出しも「4」と案外悪くないので、父デインヒル・母母父ミルリーフの血統構成を活かして繋養するのもアリ。母父がフェアウェイ系のトロイなので父が自力確立なら両親ST系にもなる。
バランスオブゲーム別の有名競馬ゲームのクリエイターの愛馬にしてGⅡ6勝のJRA記録を打ち立てた馬。史実の競走成績通り特性GⅡ大将の他、銅札にして特性を6つも持っている。ウマソナ「詰めが甘い」はあるもののSP67・サブパラ合計64、成長型早め持続とスペックも悪くなく、コツコツ成長を促していけば史実通り長く活躍できる馬になってくれるだろう。幼駒セリで買えるのもポイント。
カーリアンの孫世代では数少ない大物牡馬の1頭でもあるが仔出しは「2」。
ローエングリン父シングスピール・母カーリングの良血。SP68・サブパラ合計74、早め持続、貴重な海外遠征など6つの特性を所持、と銅札にしてはかなり強い。精神力A+を活かして遠征で成長を促したいところ。
種牡馬としてロゴタイプらを送り出しており仔出しも「8」と高い。サドラーズウェルズ系×ミルリーフ系という血統構成から両親ST系にすることも可能。
マイネルセレクトダイイチルビーの甥に当たる「華麗なる一族」の名ダートスプリンター。柔軟性・健康G+には注意だがSP68に早め持続でダート短距離での長い活躍が見込める。父フォーティナイナーの確立支援にも。

ストロングブラッド史実におけるトウカイテイオーの牡馬の代表産駒の一頭でかしわ記念の勝ち馬。かしわ記念以外に制した重賞が「カブトヤマ記念・さくらんぼ記念・群馬記念」と全て彼が制した回次を最後に廃止されたエピソードでも知られる。
SP65・サブパラ合計58というスペックこそ銅札なりであるものの、馬場適性芝◯ダート◎や特性乾坤一擲・交流巧者、成長型遅め持続と使いやすい能力を持つ。
史実では種牡馬入りしていないので、所有し活躍させた上で種牡馬入りできればテイオーの父系発展に大きく貢献できる。
High Chaparral
ハイシャパラル

「馬群を貫く名槍」
SP73・サブパラ89にマイルからクラシックをカバーする距離適性、特性大舞台・根幹距離・海外遠征、成長型早め持続とハイレベルにバランスの取れた能力を持つことに加えて芝適性も欧州寄りで欧州3冠路線を任せられる。種牡馬としても多数の活躍馬を送り出しており仔出し「7」。

Silent Witness
サイレントウィットネス

「静寂を切り裂く閃光」
香港の英雄。意外にサブパラ合計は69と低いが、必要な部分はちゃんとあるのでやはり戦うと強い。非所有でセン馬になるが、仔出し自体は「6」と低くない。
Medaglia d'Oro
メダグリアドーロ

「求めるは金色の勲章」
世代のトラヴァースS馬。SP72もなかなかだがサブパラ合計が86とかなり高く、成長型早め持続やベルモントSも大丈夫な距離適性から米国3冠路線の主役を担える。
種牡馬としてもフィリーサイアー気味ながら多数の大物を輩出し仔出し「9」。5歳引退を逃すと初年度産駒の大物レイチェルアレキサンドラをロスト。
Rock of Gibraltar
ロックオブジブラルタル

「ザ・ロック」
欧州牡馬マイル3冠を含めGⅠ7連勝したスーパーマイラー。SP75をはじめマイラーとして隙の無い能力をしており成長型も早めあるだが、3歳引退を逃すと母父として送り出したミッキーアイルらをロストする。芝適性は父デインヒルや父父ダンジグの確立状況次第。非所有では2006年末にシャトル種牡馬として来日する。
War Emblem
ウォーエンブレム
アメリカの二冠馬かつエクリプス賞3歳牡馬チャンピオンだが、日本ではロリコン種付けに難儀した馬*60として有名。
ネタ馬扱いされがちだが、数少ない産駒からGⅠ馬を輩出し通算AEIも2.74とかなり優秀であり、仔出しは「7」ある。
競走馬としてはSP73は優秀ながらサブパラ・成長力・距離適性の問題からメダグリアドーロが強敵。
Islington
イズリントン
銅札ながらSP71、成長型早め持続と欧州オークス最有力候補。繁殖関連も仔出し「7」でパワー因子も持つ隠れた逸材。

コメント

  • 競走能力の高い虹札にコスパ云々は違う気がする -- 2023-04-17 (月) 13:21:56
    • 確かにコスパのみで優劣を語るべきではありませんね。しかし、使ったお守りを回収できそうにない馬を手放しにおすすめはできないですし、情報としてやはり記載せざるをえないと思います -- 2023-04-17 (月) 17:53:18
      • 虹に関しては牝系の祖や種牡馬としても超一流って馬以外の大半の馬がコストパフォーマンスもクソもないのでほぼ全部×印がいるしそれってどうなの?って思うので参照しないほうがいいと思いますが… -- 2023-04-18 (火) 08:56:58
      • 史実馬のみで回収見込める虹は特別☆ということでよいのでは -- 2023-04-18 (火) 09:22:47
      • 確かにコスパの理屈だけで虹で×がつかない馬って数える程しかいないしその数える程の馬に印つけるのはありかも -- 2023-04-18 (火) 09:52:11
      • そもそもオススメの史実馬を記載するページなのに「決して使えなくはないが、マイナス部分がプラス部分より勝ってしまったり、札価値に見合わなかったり、対になる選択肢が強力過ぎるなど難があり、運用には愛が求められる馬」を記載する必要があるのかって所から考えないといけない気もする -- 2023-04-18 (火) 11:39:31
      • 元ネタには無印って載せ方があるので個人的にはそれでいいと思うんですよね。タイテエムに関しては全頭レビューの都合上ああなっちゃうのはわかりますが -- 2023-04-18 (火) 11:56:12
      • タイテエムやアレフランスなんかはリアルマネーだして買うDLCで手に入る一頭だからちょっとネガティブな要因あるな~ってあるならそういう部分も載せた方がいいからねぇ -- 2023-04-19 (水) 07:49:53
  • 個人的にはタイキシャトルも強いけどブラックホークのほうが強いかなー。晩成だし7歳まで走らせられるのは大きい。 -- 2023-04-23 (日) 19:07:32
    • ブラックホーク、書いておきました。足りない部分があったら、追記お願いします。 -- 2023-04-24 (月) 16:30:45
  • トプロはここに入れるには少々厳しい…? -- 2023-04-23 (日) 23:06:15
    • サンクタスのおかげで過去作より存在感は増してると思います。ただなにぶんまだ発売から1ヶ月も経ってないゲームなので… -- 2023-04-23 (日) 23:22:47
  • サクラローレルは能力は悪くないのに、問題児性格のマイペースや世代にナリタブラリアンがいたり、一つ後にもマヤノトップガンとかいるから、入れづらい…。 -- 2023-04-26 (水) 09:43:29
    • このゲーム能力が高ければ史実ブレイクできちゃう(うちの箱庭だとスリープレスナイトがカナロアを蹂躙したりした)のでこれ強いなって馬がいたらどんどん追加してくださいな。 -- 2023-04-26 (水) 18:08:52
  • マジックミラーは、号が付くだけで卑猥度が…^_^; -- 2023-04-27 (木) 20:05:29
  • 4番ちゃんは史実牡馬産駒のSPが68の子までしかいなくて賞金的に一番稼いだアップトゥデイトは無札なんで相当辛いんですよね… -- 2023-05-04 (木) 23:25:10
  • あら?ヒシアケボノとビコぺがないですわ?(ウマ娘勢) -- 2023-06-26 (月) 07:32:11
    • ウイポの査定的にはその二頭割と辛口評価になっちゃうのであんま正直に書くと角が立つというか…ボーノはまあアグネスワールドのオマケとして考えればコスパは悪くないんですが -- 2023-06-26 (月) 08:47:35
      • そういう意味だと、フクキタルとかケイエスミラクルとか書きづらいんですよ…。いいとこないので。 -- 2023-07-08 (土) 10:02:11
    • ここはあくまでウイニングポストの攻略ページですしね、ウマ娘になった史実馬がみんな強いわけではありません。誤情報にもなりかねないのでね… -- 2023-10-24 (火) 15:14:55
  • そういえば早期DLC特典のシンコウウインディもいないのだ?(これも角が立つのかな、) -- 2023-06-28 (水) 15:32:29
    • ウインディちゃんは精神Gが問題だけどアメリカ所属なら国内どこ走っても遠征扱いにならないから米三冠もBC連覇も取れちゃうのだ、無料には思えない強さなのだ -- 2023-07-06 (木) 22:30:53
  • ちなみにロードバクシン米国デビューという選択肢を取った動画が実際存在します。というかその動画を見たのが記述した理由だったりします。ポイントギヴンに勝つ史実園田所属馬という凄まじい世界線です。 -- 2023-11-10 (金) 23:37:01
  • 92年生、お勧めとは言えませんが史実ロスト馬救済の一環としてワンダーパヒュームを挙げます。成長力が足りないのか油断したら3歳年末で引退の足元が聞こえたりもしますが仕上がり早めなので、適度に月末放牧等で寿命消費を抑えつつレース経験を積ませればダンパが仕上がる前に牝馬GⅠ完全制覇&金札回収も可能です(ノーマルでしたが)唯一の鬼門のオークスはポリトラックでのテコ入れでww -- 2024-01-21 (日) 06:57:03
  • 牧野牧場長が健康伸ばすおかげでフサイチコンコルドが化け物になります -- 2024-01-30 (火) 11:37:09
    • 世代にあまり抜けた存在がいないこともあって、普通にクラシック三冠取れてしまうね -- 2024-04-18 (木) 08:58:26
  • ステイゴールドが自在差し→先行に、勝負根性がCに上がり初期馬の中でもトップクラスの能力になったかな? -- 2024-03-21 (木) 00:03:57
  • アグネスデジタルとクロフネはダート三冠追加で以前よりも環境的に恵まれたかな? -- 2024-04-15 (月) 11:03:28

*1 『10』ではこれが付きにくいため初期から持っている馬は貴重
*2 特にウイニングチケットは瞬発A+、勝負根性B+と高く特性大舞台・根幹距離も持っており、マサト補正もあるため危険
*3 ハープスターの仔に銀札SHアルシャインもいる
*4 引退を伸ばす場合4歳引退を逃すとスマートオリオン(緑札)の母のトロピカルレディーを、6歳引退を逃すとブラックシェル(銅札)の母でシャイニングレイ(銅札)&レイパパレ(銀札)兄妹の母母のオイスターチケットを、それぞれロストするので注意
*5 「この間未勝利の重賞復活勝利」としてはマカヒキに抜かれる(約5年1ヶ月ぶり)まで長らくJRA記録であった
*6 精神力はC
*7 本番はウイニングチケットの5着
*8 その一方でウマソナは「スパルタ向き」だったりもする
*9 母がサンエイソロンの全妹に当たる
*10 父はザミンストレル産駒でニシノエトランゼの半弟であるパレスミュージック
*11 リトルアマポーラの母
*12 クラウンプライドの曽祖母
*13 同年の欧州GⅠ未勝利という珍しい戦績での受賞だった
*14 後者は史実では調教師転向していないが、ゲーム内では架空期間に調教師として登場する
*15 同期のサムソンビッグ(無札。父サクラショウリ)にも同じことが言えるが、能力的には明らかにこちらが上
*16 1995年のアラルポカル。なお、その時は初仔のグリントインハーアイ(ウイポ未収録)を受胎した状態で優勝している
*17 こちらも史実ニューヨーク牝馬二冠馬で、SP68・サブパラ合計64の銀札という実力者
*18 なお、ウマ集めでも指摘されているパープルホワイトのロスト問題は年末に繁殖牝馬カノープスが空胎であればOKと覚えておこう。史実の初年度産駒の中にはエアピエールやトウショウアンドレのように作中では史実より1年遅い1997年生まれになる馬もいる
*19 ホッカイペガサスの父ホッカイダイヤのこと。40頭にも満たない産駒から重賞勝ち馬と重賞勝ち馬の母を輩出したことになる
*20 この組み合わせは生産牧場が当時使用していた配合シミュレーションソフトによって導き出されたというエピソードがある
*21 イクイノックスの高祖伯父
*22 母父として送り出した種牡馬ラジサマンの産駒で、2014年生の牡馬。史実フランス二冠馬でSP71・サブパラ71の銀札馬
*23 父ニューアプローチなのでアーバンシー3×4のクロス持ち
*24 この馬名の由来はポーランド建国の父・初代大統領のユゼフ・ピウスツキ。父Polish Precedent(ポーランドの先例)からの連想であるのだが、この由来を無視するかのような英語読み表記は当時物議を醸した
*25 未収録の牝系子孫に24年の根岸Sを制したエンペラーワケアがいる
*26 ただし1800~3000mなのでこのままではメルボルンCは走り切れない
*27 うち2011年の阪神JFの勝ち馬ジョワドヴィーヴルは非所有では早世する
*28 GⅡ大将・ローカル・学習能力・距離短縮・坂越え・中山巧者
*29 当時はダ1000m
*30 本馬の産駒に2002年の英セントレジャー勝ち馬Bollin Ericがいるが、ウイポ『10』無印時点では未登場
*31 史実産駒がシーキングザダイヤしかいない分、配合の自由が利く点はエアグルーヴには無い利点
*32 史実でも5戦4勝で仏2000ギニーを制し、その後のスピニングワールドやエリシオといった古馬トップ級との対戦でも大崩れしていないため、別におかしな査定ではない
*33 「ネヴァーベンドを確立していなければSP系になる馬」はそれなりにいる。本馬の父ドユーンや祖父ミルリーフ、ブレイヴェストローマンなど
*34 非所有だと1998年に種牡馬引退してしまうため、このルートを狙うなら所有推奨。所有していれば28歳定年は2013年末のため、本馬に便乗する形でも大丈夫
*35 他にはタイキシャトルが勝ったジャックルマロワ賞で3着に入ったこともある
*36 シーザスターズは父の確立に関係なく母方からSP系を継承するため、この無系をどう捉えるかは人によるだろう
*37 日本デビューだと日本以外の国で、欧州デビューだと欧州以外の国での能力発揮になるので。
逆にどこの所属でも海外扱いになるドバイや香港やオーストラリアでは必ず発動し、芝適性も噛み合うのでほぼ無敵。むしろ中東で荒稼ぎさせたほうがいいかも…

*38 他の史実初年度産駒としてストゥディウムの父で種牡馬専用のルースリンドとアンビシャスの母で繁殖牝馬専用のカーニバルソングがいる
*39 血統の構成上ロベルト系の馬と相性が良く、母父グラスワンダーの牝馬とライバル配合を成立させるとすごいことになる
*40 史実牝系子孫としてラナンキュラスやペオース(いずれも無札。ラナンキュラスはSHの母では無くなった関係で銀札から降格)がいる
*41 本馬のSP76は「DLCなし・お守りなし」で入手できる史実馬の中で単独トップの数値である
*42 母から持っておけばスマートファルコン誕生時の暁の幼駒イベントにも繋げられる
*43 しかし、ミシシッピアンの父はヴェイグリーノーブル、クラウンドプリンスの父はレイズアネイティヴとイメージほどマイナーな血統という訳ではなく、一手間かければ十分に利用価値のある血統にすることが可能
*44 史実では芝2040mのGⅠコックスプレートを2連覇しているが、こちらでの距離上限は1900m
*45 こちらでは種牡馬専用馬として登場
*46 『10 2024』では銅札になったため、手放しでおススメできるほどではないが
*47 『10 2024』でも緑札なので『10』同様コスパのいい馬として扱える
*48 父ビッグストーンは早逝してしまうので気になるなら幼駒時代か座敷牢で回収しておくと良い
*49 もう一つ意外なところがあるとすれば、名前にアドマイヤがあるからわかりにくいが、実は大樹ファーム出身
*50 ダート◎の馬では唯一の固有持ち
*51 なお、同時期の九州産馬では本馬の1歳上でデビュー3連勝で小倉3歳Sを制し阪神3歳牝馬Sで2番人気に支持された(12着)コウエイロマンが著名だがウイポ未収録
*52 本馬が制した時は荒尾ダート1500m
*53 『2024』だとママコチャも登場するのでなおさら…
*54 同時代の欧州も欧州で同期のガリレオ、古馬のファンタスティックライトやカラニシ、サキーなど本馬以上の総合力の持ち主がゴロゴロしている魔境である
*55 73年スタートでゼダーン確立でSP系、84年以降スタートかゼダーンを確立せずカラムーン確立でST系となるが父トニービン確立でその流れを断ち切ってしまう。苦行と言われるホーンビームを確立すれば確立SP系にできるのだが…
*56 精神力・賢さ共にF+という明確な弱点があるので
*57 SHマッチョマックスが『10』への移行に当たっていなくなったので史実期間末期以降のライン維持については注意が必要
*58 史実では米国で2年供用の後に韓国に輸出されている
*59 ただし、史実でオークス馬を送り出している割には仔出しは「4」と低い
*60 息子のオールブラッシュも父に似て種付けに難しいところがあり、事前に特定の牝馬の尿の匂いを嗅がせて興奮させないと種付けができないとのこと