牝馬のKAWACHI

Last-modified: 2023-11-03 (金) 15:38:30

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河 内 洋
1974年デビューで同期にはikzeパパなどがいる世代
デビュー時は武 田 作 十 郎 厩舎に所属しており、でした。の兄弟子にあたる
2001年に放送されたJRAの「GO!JRA Jockey」のCM(主演・ナインティナイン)では、演技素人とは思えない味のある演技をしているので必見

デビュー6年目の1979年に八大競走の一つ優駿牝馬をアグネスレディーで獲得*1*2
7年目の1980年に全国リーディングを獲得すると、年下のタヴァラと共に関西のトップジョッキーとして毎年のように大レース勝利を挙げた
ディクタストライカサッカーボーイやマイルの皇帝ニホンピロウイナー、史上初の牝馬三冠を達成したメジロラモーヌなど数々の名馬に騎乗
パイセンの中央移籍後から88年ジャパンカップまでの間の主戦騎手も務めた
弟弟子のでした。が頭角を表してからは関西ナンバー2のポジションで活躍を続け、アグネス一族三代クラシック制覇のすべてに騎乗している*3
00年ダービーではでした。騎乗のエアシャカールをハナ差抑えて17回目の挑戦で初のダービー制覇となった*4*5
2003年に調教師試験に合格しそのまま騎手を引退、前年に全日本2歳優駿を制していながらの勇退には引退式に詰めかけた「」ペ達からも辞めるなの声が上がった*6
最終成績は2111勝で当時史上2位、G1級競走合計24勝
牝馬の河 内とよく言われるが、アグネスタキオンやメジロブライトといった牡馬でもG1競走は勝っている

調教師開業後は他のトップジョッキー上がりの調教師と同じく苦労しているが、近年ではサンライズソアで重賞2勝、アイコンテーラーでJpn1制覇など成績は向上している
リュージの甥であるくんは元所属騎手(2013~17年まで)

牝馬の~について

河内以外の「牝馬の~」と呼ばれている騎手

  • 牝馬の嶋 田:嶋 田 功。オークス5勝で現在のオークス最多勝記録を持つ名騎手。勝利数は951勝と、1000勝には少し足りないがG1級14勝とかなりの勝負強さを誇る。
  • 牝馬の角 田:デビューから5年間での重賞11勝のうち、10勝が牝馬に騎乗してのものであり、牝馬に騎乗しての活躍が目立つことからそう呼ばれた。
  • 牝馬の幹 夫:G1級6勝全て牝馬。最後のG1勝利は秋天と牡馬相手に勝ってたりする。調教師になってもレッドディザイアやラッキーライラックなど牝馬での活躍が目立つ。
  • 牝馬の福 永:かつてオークスで、2004年~2007年の4回で3勝2着1回と無類の勝負強さを誇ったことからそう呼ばれた。2010年代以降は無敗三冠やダービー連覇など牡馬での活躍が顕著であり、そう呼ばれることも少なくなった。

主な騎乗馬

ウマ娘

  • メジロラモーヌ(1986年牝馬三冠)
  • オグリキャップ*7(1988年ペガサスS、毎日杯、NZT、毎日王冠、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ3着
  • メジロアルダン(1989年高松宮杯*8
  • ダイイチルビー(1991年安田記念、スプリンターズS)
  • ニシノフラワー(1992年桜花賞、スプリンターズS)
  • メジロブライト(1998年天皇賞(春))
  • アグネスタキオン(2001年皐月賞)

非ウマ娘

  • アグネスレディー(1979年優駿牝馬)
  • カツラノハイセイコ(1981年天皇賞(春))
  • ニホンピロウイナー(1984-1985年マイルCS、1985年安田記念)
  • サッカーボーイ(1988年マイルCS)
  • アグネスフローラ(1990年桜花賞)
  • アグネスフライト(2000年東京優駿)

主な管理馬

  • ヤマニンキングリー(2008年中日新聞杯、2009年札幌記念、2011年シリウスステークス)
  • サンライズソア (2018年名古屋大賞典、2018年平安ステークス)
  • アイコンテーラー(2023年JBCレディスクラシック

コメント

  • CMでは高い演技力も見せてくれましたね -- 2022-06-03 (金) 06:26:25
  • かなり強い騎手のはずなのに、ウイポだとなぜか偽名…。 -- 2022-06-03 (金) 07:33:26
  • KAWACHIの夢が飛んできて、そして飛んでいってしまった -- 2023-01-12 (木) 19:46:57

*1 最初は久 保 敏 文という騎手が乗っており1978年時点で八大競走を2回・重賞を28回勝った事のあるベテランであったが、馬主の渡辺孝男氏が初戦の敗戦に不満を覚えたことが原因らしく、ここでチャンスが回りそれを掴む
*2 乗り替わりについて、若手あるいは中堅から名手の変更は枚挙に暇がないが、逆に名手から若手というのはレアケース。しかも、代わられる本人は怪我や騎乗停止等で乗れない理由がないのに馬主の意向で交代は尚更
*3 79年優駿牝馬アグネスレディー→90年桜花賞アグネスフローラ→00年東京優駿アグネスフライト・01年皐月賞アグネスタキオン
*4 実はこのとき、あのマサトよりも年上になっていた
*5 次の年はアグネスタキオンでこれまた未勝利だった皐月賞も制する
*6 最終騎乗となった03年2月23日は1日で4勝している
*7 中央移籍から88年JCまで
*8 テン乗り