キンイロリョテイ

Last-modified: 2024-03-16 (土) 07:08:37

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愛さずにいられない。

解説

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アニメ1期で登場した黒鹿毛のウマ娘。
台詞のない所謂モブキャラであるが、宝塚記念ではサイレンススズカに食い下がり2着、天皇賞(秋)ではスぺと争い2着…と
モブの割には何故かメインキャラ2人と張り合って好勝負を繰り広げており、原作を知らない視聴者にとっては謎の存在である。

元ネタ

公式からは明言されてないものの、名前・戦績からみてほぼ間違いなくサイレンススズカの同期「ステイゴールド」であろう。
あのゴールドシップの親父、といえば原作を知らないトレーナーにも分かりやすいだろうか。
上記の活躍も実際にスズカやスぺと戦った結果であり、実力自体は疑いようがなくある馬であった。
しかし同時に不運*1などで勝ちきれないシルバーコレクターでもあり、重賞初勝利は実にデビューから4年後の2000年・目黒記念であった。
それまでの惜敗続きから応援するファンも非常に多く、その時の勝利の歓声や拍手はG1レースの時にも負けておらずこの馬の愛されっぷりが窺えるだろう。

翌2001年、初走の日経新春杯を難なく勝利した後、ドバイシーマクラシックでは絶不調だったのにもかかわらず前年覇者の世界最強格・ファンタスティックライトを始めとした有力海外勢を下し勝利。
そして節目の50戦目(!)となる引退レースの香港ヴァーズでは、ラスト200mで5馬身を捲る7歳馬とは思えない全身全霊の追込を決めて勝利。「引退試合で初のG1制覇」という有終の美を飾った。
ちなみにこのときの香港での現地名は「黄金旅程」であり、ウマ娘における名前の元ネタもこれである。
いまにして思えば黄金世代・世紀末覇王世代、そしてその後の新世代を駆け抜けてきた彼に相応しい名前であっただろう。

なかなか勝ちきれず芽が出なかったものの、小柄な体格で必死に戦い続け、最後の最後に遂に海外で栄光を掴む…という非常にドラマチックな経歴故に人気も非常に高く、
冒頭の「愛さずにいられない」もJRAが作った「ヒーロー列伝」のポスターのキャッチコピーである。*2
ウマ娘のキンイロリョテイも実際に活躍するのは世紀末覇王世代の後であり、その世代の話がアニメになったらもしかしたら彼女にスポットライトが当る日がくるかもしれない。

関連ウマ娘

史実での対戦成績を基にしています

  • マチカネフクキタル・・・同期、菊花賞の他計7回対戦
    メジロブライト・・・同期、天皇賞(春)の他計11度対戦、3度先着した
    サイレンススズカ・・・同期、天皇賞(秋)の他計2回対戦、アニメ7話の故障時にも本来居合わせていた(アニメでは消えた*3)覚醒後の彼女の影を踏んだ数少ないウマ
    メジロドーベル・・・同期、宝塚記念の他計3度対戦
  • エアグルーヴ・・・1年先輩、ジャパンC他計3度対戦
  • スペシャルウィーク・・・1年後輩、計7回対戦、先着できたのは1度のみ
    セイウンスカイ・・・1年後輩、5回対戦、勝ったり負けたり
    キングヘイロー・・・1年後輩、4回対戦し世紀末の有馬以外すべて先着
    エルコンドルパサー・・・1年後輩、ジャパンカップ(8話)で一度だけ対戦
    グラスワンダー・・・1年後輩、5回対戦、最初の3回は手も足も出ず
    ツルマルツヨシ・・・1年後輩、4戦しており2勝2敗
  • テイエムオペラオー・・・2年後輩、合計12回対戦し1度だけ先着するも別の馬を落馬させそのレースは失格処分
    ナリタトップロード・・・2年後輩、7回対戦、2回先着、↑の失格処分時に落馬させた被害馬その人
    メイショウドトウ・・・2年後輩、8回対戦し最後に対戦したジャパンCで初めて先着を取る
  • エアシャカール・・・3年後輩、2度対戦し2度先着
    アグネスデジタル・・・3年後輩、天皇賞(秋)の1度だけ対戦、薙ぎ払われる。最終戦の香港では共に海を渡っており、レースを見届けられている。
  • ジャングルポケット・・・4年後輩、日本最後のレースであるジャパンカップにて薙ぎ払われた。
対戦表

赤字は先着、青字は非先着

ウマ娘VSWIN19971998199920002001
京新菊花春天目黒宝塚京大秋天JC有馬京記日経春天宝塚京大秋天JC有馬京記日経春天宝塚AC秋天JC有馬宝塚京大秋天JC
0ステイゴールド5074823242103735362610324457874失格*474
サイレンススズカ211中止
メジロドーベル30559
メジロブライト1183311125222115
マチカネフクキタル7311132758
+1エアグルーヴ30325
-1エルコンドルパサー111
スペシャルウィーク763127112
キングヘイロー436874
ツルマルツヨシ42184中止
グラスワンダー5311166
セイウンスカイ5314135
-2テイエムオペラオー12113311111121*522
ナリタトップロード7572349中止3
メイショウドトウ86321222135
-3エアシャカール20146
アグネスデジタル111
-4ジャングルポケット111

ちなみに、ウマ娘とでたレースで彼(彼女?)が1位を取ったレースは0回となっている

  • ネオユニヴァース、デアリングハート・・・父と馬主が同じ
  • ナカヤマフェスタ・・・息子。引退後は同じ牧場で余生を過ごした
    オルフェーヴル・・・息子。全兄と併せて父と同じ生産牧場出身
    ゴールドシップ・・・息子。種牡馬生活を、父と同じ厩舎でおくっている
  • メジロマックイーン・・・ステマ配合の相方。他の共通点として調教師が同じ池江パパとかだったり

さいごに

JRAからのお願いです。競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いします。

コメント

  • ついに産駒が17年連続重賞制覇ですね… -- 2022-02-13 (日) 18:59:45
  • 対戦相手のところ、キングヘイローは00有馬で先着してなかったっけ?オペ→ドット→ダイワテキサス→キングでリョテイさん7着だったはず -- 2022-03-05 (土) 14:08:36
    • 最終レースを完全に見落としてますね!修正しておきました -- 2022-03-05 (土) 19:02:45
  • オジュウチョウサンのおかげで産駒G1勝利数がまだ伸びていく…。 -- 2022-04-16 (土) 21:43:17
    • オジュウチョウサンで産駒の年間GI獲得連続記録が伸びるのは反則っすよね? -- 2022-04-17 (日) 16:45:12
  • もう終わりだ…繁殖してるんだ…日本の障害はリョテイの卵でいっぱいだーー‼ -- 2022-05-19 (木) 03:15:04
    • 誰だ、リョテイの卵なんて言ったやつは 留年させるぞ!! -- 2022-06-09 (木) 09:55:23
  • ドトウには合計して2回先着していた気がします。名前は忘れましたがレオリュウホウが勝ったレースだったはずです。 -- 2022-05-20 (金) 19:13:41
    • 2000年の日経賞ですか?レオリュウホウが1着、旅程が2着、ドトウが3着のレースだったと思います。 -- 2022-05-21 (土) 17:28:19
  • 平地G1、しかも芝に7歳馬を3頭も送り込んだ挙げ句1頭は掲示板確保とかどうなってるんです? -- 2022-07-04 (月) 03:49:08
  • 難点が一つだけあるとすれば、牝馬にあまり大物がいないということです。『牡馬の活躍に比べて牝馬はG1獲ってたっけ?』と思えるくらいには。 -- 2022-07-04 (月) 07:45:30
    • ちなみに、牝馬でG1獲ったことがあるのはレッドリヴェールのみです。 -- 2022-07-04 (月) 07:51:10
      • アドマイヤリードさんが忘れられて泣いてますよ! -- 2022-07-04 (月) 13:35:31
  • まさかのアイドルホースデビュー -- 2022-08-18 (木) 16:12:33
    • アイドル(28) -- 2022-08-18 (木) 20:23:21
  • スズカとスペの一枚絵に同じデザインの娘がいるのをみる限り、デザイン自体は決まってそうなんだよな。 -- 2022-09-18 (日) 22:49:41
  • 5月の劇場版で実名で出るかリョテイのままで出るのかが気になりますね…タイトルからして2001年のジャパンカップは扱うでしょうし -- 2024-01-06 (土) 08:41:41

*1 前述の天皇賞はスぺがレコードタイムを叩き出す快走
*2 ちなみにコピーが作られたのは目黒記念勝利のすぐ後。つまりG1未勝利でポスター入りしたのだがこれは異例なことであり、如何に愛されていたかを物語るエピソードである。
*3 彼の枠番にはヒシアマゾンが出ている
*4 1位入線
*5 2位入線