ウイポ未実装史実馬

Last-modified: 2024-05-05 (日) 20:05:01

基本的にはウイポ未実装騎手・調教師の項と同じ着想で書き連ねたものですがこちらはデータに基づいてではなく完全に個人的な趣味丸出しのものになっています。
ゆるしてくれますか?ゆるしてくれますね。

一応ゲーム上で再現できるかどうかも併記しておりますのでプレイの参考にどうぞ!
ちなみに、再現できないあるいはしづらい場合は、父の方は登録されていますが、母の方が登録されていないパターン*1が多いようです。
また、未実装の馬はGⅠや重賞レースで馬券内に入っていても重賞タイトルがない場合は割愛される傾向*2があり、
重賞勝ち馬でもGⅢレベルで年齢限定重賞勝ち馬*3、またはかつて開催されていた父内国産馬限定重賞勝ち馬*4も割愛されることがあったりします。
また、旧作ではいたにもかかわらずその後実装されなくなった馬、そしてそこから再録を果たした馬も数多くいます*5
地方馬に関しては交流重賞ができてからは地方重賞を勝っただけでは登録されておらず、それ以前の馬に関しては南関東3冠クラス*6か中央でずば抜けた成績*7かよほど地方重賞を勝ちまくらないと*8登録されないものと思われます。『2024』ではある程度枠組みも改善されたか、南関東の交流GⅠになったレースはそれ以前の勝ち馬もある程度内包されるようになったようです。

『10 2024』が発売されました!今後も今年の未収録馬のまとめとして使っていただきたいと思います。

<印の見方>
☆:ウイポ『10 2024』にて収録された馬です!
◯:ゲームに登場する種牡馬・繁殖牝馬を用いて一代で再現できます
△:ゲームに登場する種牡馬・繁殖牝馬を用いて数代血を延ばすことで再現可能です
×:様々な理由によりゲーム上での再現は不可能です(生年を変える・繁殖馬名を違うものにする等の方法で再現できるものもあります)

現役馬

・オマタセシマシタ
2020年生(牝)
父ジャングルポケット母ハロウィーン
ゲーム内配合再現:△(3代母チヨダマサコを1995年にサンデーサイレンスと種付けし架空馬として2代母マサコチャンを生産、2000年にエルコンドルパサーと種付けする事で母ハロウィーンの血統を再現可能)
22戦3勝(現役:2024/5/5時点)
ジャンポケ斉藤さんの愛馬として有名なおうまさんです
芸能人馬主の馬という話題性こそありますが現在3勝のみの成績かつ地方馬なので収録は厳しいと思われます…
しかし、上記の通り血統だけは再現可能なのであなただけのオマタセシマシタちゃんを作る事は可能です!
ちなみに、あのアホヌラさんも血統再現をやっています

・シベリアンタイガー
2011年生(セン)
父タニノギムレット母クロネコ
ゲーム内配合再現:×
平地66戦4勝、障害16戦2勝(現役:2024/5/5時点)
2019年の三年坂特別(2勝クラス)で最低人気ながらまさかの2着に入り、最終直線で追い上げてきたのを見た実況の岡安譲さんが思わず「なにっ」と言ってしまった馬です
13歳ながら未だに現役
同年生まれで2022年に現役を退いたオジュウチョウサンが障害競走に専念している中で彼は一時障害に転向するものの、2019年以降は平地に戻って走り続けています
2023年12月に中央登録を抹消して地方への移籍が発表されました!
高知競馬に移籍し、初ダート戦ながら移籍初戦で久々の勝利を挙げています

・ショウガタップリ
2020年生(牝)
父エスポワールシチー母ハートフルビコー
ゲーム内配合再現:△(母父ゼンノメイジンはWoodman×Northernetteで再現可能、母母ラブビートもNijinsky×Belle Marieで再現可能)
17戦12勝(現役:2024/4/8時点)
2023年の地方所属馬は各地で強豪*9が登場しましたが、この馬も金沢で無傷の11連勝したにもかかわらず収録されていない馬です。
名前の由来は「生姜たっぷり」ではなく「賞がたっぷり」です。
金沢で無傷の11連勝のあとは南関東に遠征し、黒潮盃に挑戦するも6着。
その後は西日本ダービーこそ勝ったもののその後はロジータ記念5着、「金沢の女帝」ハクサンアマゾネスとの対決でも6着に敗れています。
南関東遠征しなかった方が金沢の強豪扱いでプライムキングやノーブルシーズのように収録されたのではという気がします。*10

血統面では母ハートフルビコーは母父がゼンノメイジンというマイナー種牡馬ですが、血統はストームバードの姉にウッドマンという良血。
兄のローズキングダム産駒のバネ超人スプリングマン、全兄のホールドユアハンドも南関東の重賞勝ち馬となります。

・スレッタ
2021年生(牝)
父レッドファルクス母ブライトホーン
ゲーム内配合再現:×
5戦1勝(現役:2023/11/19時点)
名前の由来が人名とあるため、機動戦士ガンダム「水星の魔女」が由来と思われているおうまさんです
そのためか、周囲からは地方馬であることからマーキュリーカップ*11に出ることを期待されています
毛色は芦毛で同じアニメの別のキャラ*12を想起させます
スレッタの派生系としては、エラン*13・デリングシチー*14・ヒルノグエル*15・ニカ*16がいます。ただ、2023/10/19時点ではどの馬も未勝利。
過去にはマイネルエラン*17もいました
また、未収録ですが17年の青葉賞で5着に入ったサーレンブラントなんて子もいます*18
更にもっと実績がいいおうまさんになると、20年NHKマイルカップ優勝と活躍したラウダシオン*19がいます
10月27日にゲート試験に合格し、中央挑戦で再出発
移籍初戦は芝に初挑戦しましたが8着に敗れています

・ディオ
2019年生
父リオンディーズ母エターナルブーケ
ゲーム内配合再現:◯(ソウルラッシュの弟です)
19戦5勝(現役:2024/3/31時点)
名前の由来は「イタリア語で『神』」となっていますが、どうみてもWRYYYYYYY!だったり無駄無駄無駄無駄ァ!なあのお方が真の由来なのでしょう。
生産者の下河辺牧場の悪ノリも凄まじく、ディオ『様』付けして呼ぶほどのカリスマを感じるようです。
成績としては惜敗を続けては勝って惜敗を続けては勝ってと堅実堅実ゥ!な状況でしたが、4歳末から3連勝でリステッドの東風Sを制しました*20

・デルマウチガケ
2020年生
父パイロ母ダイワベスパ―
ゲーム内配合再現:×
14戦3勝(現役:2024/3/24時点)
デルマ軍団は世代ごとにテーマを決めて命名しており、2020年世代は相撲から採られています
2020年世代の代表馬といえば全日本2歳優駿やUAEダービーを勝利したデルマソトガケですが、じゃあ外掛けが居るなら内掛けも居るのかというと、高知所属の地方馬として登録されています
初出走から3連勝を決めたのですが、その後は馬券圏内には入るものの勝ちきれないレースが続いています

・プリーミー
2019年生(牡)
父ドゥラメンテ母アトミカオロ
ゲーム内配合再現:×
5戦5勝(現役:2024/4/5時点)
本来なら2020年に産まれるはずが2019年12月27日に産まれてしまったために2019年産として扱われてしまい、
クラシックを自身の実力不足で戦えないどころか最初から戦うことを許されなかった不運なお馬さんです。*21
なお、実力自体は決して低くなく、南関東ではありますが5レースとも1番人気で勝利しています。
芝ならソールオリエンス・タスティエーラとクラシックを競うことが出来、ダートでもミックファイアと南関東ダート3冠を競えた存在だと考えると実に惜しい気がします。

・メガバズーカランチ
2020年生(牝)
父コパノリチャード母サクラピュアハート(母母母母スーパービック*22
ゲーム内配合再現:△(スーパービックから四代血を伸ばすことで再現可)
34戦4勝(現役:2024/5/5時点)
名前が明らかに9文字で収まり切らなかった馬といえばウマ娘でもおなじみのマチカネタンホイザですが冗談ではない馬が現役にも存在します
…もう馬名を見ただけですべてを察することができると思います
ちなみに、この馬主の方は同世代にキンキラキンなる馬も所有していますので完全に元ネタはアレだろうと断定せざるをを得ませんね*23*26
彼女はまだ4歳でこれから幾らでも走る姿を見ることができると思いますので機会があれば応援してあげてください
ただし馬券の保証はしませんよ!あと、地方馬ですのでKRAもといJRAでは見られませんよ!

あと余談ですがキンキラキンも母母であるスプリングパレットが実装されている*27ため代を経ることで再現可能です

・モズマゾク
2018年生(牡)
父グランプリボス母モズアリュール(母母ペルファヴォーレ)
ゲーム内配合再現:△(母母ペルファヴォーレにゴールドアリュールを種付けして牝馬を生産することで血統再現可能)
平地35戦3勝、障害1戦0勝(現役:2024/4/14時点)
GⅠ勝ち馬モズカッチャン、モズアスコット、モズスーパーフレアなどの「モズ」冠名で有名なキャピタル・システムの所有馬の1頭です!
今の所特筆すべき成績の無いこの馬が一部の競馬ファンの間で有名になるきっかけになったのは、
冠名の「モズ」が香港競馬に遠征した際には漢字表記で「魔族」と表記されると知られたことです。
もしこの馬が香港遠征した場合、なんと漢字4文字で「魔族魔族」と表記されることになるのです!
ちなみに本馬は1勝クラスを突破した後頭打ちな成績が続き、障害へ転向するものの離されたブービーに終わり今後が不安視されていましたが、
障害練習の効果もあったのか平地帰りの初戦で2着と好走。*28その後も札幌に滞在し、4着1回を挟んだ3戦目でゴール前見事なハナ差差し切り!2勝クラスを突破しました!
3勝クラスでは苦戦が続いていますが今後の活躍も期待したいところですね!

・リジン
2019年生(牡)
父ストロングリターン母フォーシーム
ゲーム内配合再現:△(祖母はメイショウサムソンを輩出したマイヴィヴィアンです)
8戦6勝(現役:2024/3/23時点)
現千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人氏の所有馬です。*29
浦和競馬で遅いデビューながら5連勝、そこから2着を2回続けた後に満を持して中央競馬に進出。その初戦で見事勝利を収めました。
個人的に活躍を期待している1頭です。ヴ姉妹の佐々木オーナーに続いてほしいところですが果たして。

・2024年の重賞初勝利馬におけるウイポ『10 2024』未収録馬リスト(上記馬は除く)
リカンカブール(中山金杯)×
イフェイオン(フェアリーS)◯
ノーブルロジャー(シンザン記念)×
ミッキーゴージャス(愛知杯)◯
ダノンデサイル(京成杯)×
ウィリアムバローズ(東海S)
チャックネイト(アメリカJCC)×
エンペラーワケア(根岸S)△
サクラトゥジュール(東京新聞杯)△
クイーンズウォーク(クイーンC)◯
ブルーサン(雲取賞)△
ペプチドナイル(フェブラリーS)△
マテンロウスカイ(中山記念)△
スウィープフィート(チューリップ賞)△
コスモキュランダ(弥生賞)×
コンクシェル(中山牝馬S)×
ミアネーロ(フラワーC)◯
メイショウタバル(毎日杯)△
シュトルーヴェ(日経賞)◯
ヴァルツァーシャル(マーチS)△
パラレルヴィジョン(ダービー卿CT)△
ディスペランツァ(アーリントンC)◯
ミッキーヌチバナ(アンタレスS)△
アドマイヤベル(フローラS)◯
ラムジェット(ユニコーンS)△
シュガークン(青葉賞)◯(キタさんの弟です!)
エートラックス(兵庫CS)△

引退馬

ア行

・アイネスライジン
1987年生(牡)
父イエローゴッド母メイジサロニカ
ゲーム内配合再現:×
6戦0勝
アイネスフウジンさんがいるなら、ライジンさんもいるのではと考えた人もいるかと思います。
実際に史実では存在しますが、流石に未勝利の馬ましてや牡馬は出せないからかウイポ中では未実装になっています…。
しかし、ここまでフウジンとライジンの活躍の差が出てしまうとは…。しかも、アイネスさんは種牡馬としてもそれなりの実績があったりします。*30

・アズユーライク
1979年生(牡)
父タパルク母トーアシルバー
ゲーム内配合再現:×
28戦4勝
日本最後のザテトラーク系種牡馬です*31
その出生からゲーム的にも向いている馬だと思っていたのですがサイアーライン図の製作が面倒だったのか*32父の仏ダービー馬タパルク共々いまだに未実装状態が続いています
そもそもSP種牡馬にダイナナホウシュウやボストニアンがいて使われるのか?という疑問には黙秘権を行使します
母父父ネイティヴダンサーの大種牡馬因子と、シナリオ次第で母父エタンの名種牡馬因子で爆発力は出そうですが、仔出しは親子揃って種牡馬成績的に…
『10 2024』で遂に父のタパルクが実装されましたが、彼は変わらず未収録のままです

・アドマイヤタイシ
2007年生(牡)
父シングスピール母ミズナ
ゲーム内配合再現:◯(ミズナは繁殖専用で登場)
38戦5勝
GⅢを5回連続2着といった珍記録を持つおうまさんです。しかも5戦連続でです。*33
もちろん、馬なり1ハロンでのブロコレ会員でもあります。しかし、ブロコレ会員にしてはウイポには未登場だったりします。*34

・アンバーライオン
1990年生(牡)
父アンバーシャダイ母アロハキャリー
ゲーム内配合再現:×
21戦2勝
昔はよくいたテレビ馬*35の中の一頭です。
なお、テレビ馬は現在はほとんど存在しなくなりました。その理由は短距離路線が確立されたことと出走制限が厳しくなったことにあります。
ただし、本馬はシンザン記念でタイシンさんに勝ったこともありテレビ馬としては競走実績もあります。

・イナリツー
1989年生(牝)
父キングオブダービー母ヤシマダイヤ(母母テイトヤシマ)
ゲーム内配合再現:△(父キングオブダービーと母父フィダルゴが居るのでテイトヤシマから伸ばせば再現可)
未出走
どうにも冗談みたいな馬名ですが叔父にイナリワンがいるところから命名されたと推測されます
シンデレラグレイ第77R(話)にて、フェイスノーモアさん(史実モデル:フェートノーザン?)が歌舞伎役者バリにウマ娘イナリワンさんのバ名を間違えるというシーンがありましたが、このネタは本馬の存在を意識したものなのかもしれません!?*36

・ヴェルキンゲトリクス(Vercingetorix)(南アフリカ)
2009年生(牡)
父Silvano(父父Lomitas)母National Vixen
ゲーム内配合再現:×(父は実装済み。母系は母母父ダンジグや母母父父ニジンスキーといった大種牡馬のみなので不可)
10戦7勝
主な勝ち鞍:2014年ジェベルハッタなど
南アフリカ調教馬で、デビューから4連勝して挑んだドバイのハンデ戦とGⅠジェベルハッタを完勝後も底を見せていないと評された方です。
7戦目のドバイデューティフリー*37ではレコードを1秒更新して勝ったッ!第7レース完!
とはいかず、葦毛オタクの完成度たけーなオイと言える激走で6馬身差の2着に敗れました。
同レース開催前に行われたウイポ『8』完成発表会のシミュレートにベルキンゲトリクス名義で登場しており、史実同様2着*38になるという奇妙な一致を起こしています。
日本馬と対戦したり発表会のシミュレートに出ているなら実装されているのでは?と思うかもしれませんが、母父と母母父などの未実装による血統表作成等か出身地域のせいか未実装です。
実装されれば架空期間に入る頃で滅亡するニジンスキー系の系統保護として使えるかもしれません。
系統保護の必要性や、父母オーエンテューダー系以外ND系(父と母母ニジンスキー系と母父ダンジグ系)なので保護としてはどうかって?知りません!管轄外です!

父Silvanoはドイツ産まれの国際派でステイゴールドが勝ったドバイシーマクラシック(当時GⅡ)での3着やアグネスデジタルが勝った香港カップで11着等日本未出走ながら幾ばくかの知名度がある馬でもありました
親子共々日本馬に縁があったということでしょうが、このようなさり気ないドラマを十数年で楽しめるところも競馬の醍醐味の一つと言えるのではないでしょうか

おまけ:日本国内の主流競馬データベースには網羅されていなかったので血統表です。

・无敌/無敵(Wu Di)(中国)
2002年生(牡)
父メジロアルダン 母ヤマニンディライト
ゲーム内配合再現:△(母ヤマニンディライトは未収録だが母父スリルショーと母母リリズム*39が居るので再現可)
?戦27勝
中華に咲いたムテキの舞い、メジロアルダンさんの代表産駒です!
勝鞍は1400mから8000m*40と距離を問わず、種牡馬入り後は2015年の中国馬業協会により「最優秀種牡馬」*41を受賞し、中国本土がネオメジロと呼ばれる程の活躍をしています。
馬主の関係者がTwitterをしており、猛獣と評される気性難だったり後継種牡馬は居るとの事。
Wu Di産駒の輸入計画を考えている人が居ますが、中国への輸出例は有るのに対して輸入例は無く今後は不明ですが、今残っている北味系は中国にいるアルダンさんの子孫だけであり、もしかしたら北味系の馬が再び日本を走る…という事が有るかもしれませんね。

史実では種牡馬として活躍していますが四代前の親系統が父父ND×父母ナスルーラ×母父ND×母母NDでウイポ的には厳しい血統だったりします。
アルダンさんが芦毛ではないのに銀髪なのは、あちらの方々が銀髪大好きなのでWu Diさん関連で中国の方々に人気が出るように…との噂があります。あくまで噂ですよ!

・オイコミジョウズ
2004年生(牝)
父ブラックタイアフェアー母マチカネモユルコイ(母母母母スイートルナ)
ゲーム内配合再現:△(スイートルナから三代牝系を伸ばせば再現可)
161戦11勝
名は体を表す通り?後方一気を得意としていた馬です
毎週のように出走していたので当時の高知競馬を知っていれば聞き覚えがある名前かもしれません
スイートルナから牝系が延ばせるため記述しました
その母の血統がサンデーサイレンス×ノーザンテースト×パーソロンであるためゲーム的にも有用なのではないでしょうか?ただ言うまでもなくスイートルナは虹札ですが…

ちなみに、半妹にカツヨトワイニング(2009年ファルコンS2着)、甥にメルシーエイタイム(2007年JRA最優秀障害馬)がおり
2011年12月2日高知2Rにてカツヨトワイニングとの姉妹対決が実現しています(カツヨが優勝しオイコミは6着でした)

・オースミキャンデイ
1993年生(牝)
父ヘクタープロテクター母キャンペンガール
ゲーム内配合再現:◯
7戦2勝
アニメ版ウマ娘では存在を抹消されたわたしのお姉ちゃんです!
評判は高かったようで、一番人気に選ばれたことが7戦中4回あってそれ以外も最低でも3番人気でした。
実力の方も悪くなかったのですが、2勝目を挙げたレースを最後に火事で亡くなってしまうことに…。*42
流石にここまでやると話が重くなるので、この内容は割愛されましたが、こういうおうまさんもいたんだよってことで覚えておいてくださいね。
なお、オグリパイセンの初年度産駒に当たるお兄ちゃんもいましたがそちらは競走馬登録されませんでした。

・オリジナルフェイト(USA)
2005年生(セン)
父Grand Slam母Little Indian Girl
ゲーム内配合再現:×
16戦4勝
馬券を買っていると活躍馬や穴を開ける馬以外にも気になってしまうのがいつも人気して馬券外にぶっ飛んでいく馬…
この馬はデビューから12走連続で1番人気になった馬かつ1番人気を9回ぶっ飛ばしたマル外です
ただ、この馬の場合はぶっ飛ぶと言っても2着3着が多かったのですが個人的に妙に思い入れがあるので記述しました
ちなみに、引退後は福島県南相馬で乗馬になったと某掲示板に記述がありました

カ行

・キソジクイーン
1995年生(牝)
父メジロマックイーン母イクノディクタス
ゲーム内配合再現:◯
11戦0勝
私メジロマックイーンとイクノディクタスさんの愛の結晶ですわ!
私がイクノさんにゾッコンだった事と当時の賞金王と賞金女王だった事もあり、所謂ロマン配合として期待されましたの
ですが、今も昔もロマン配合というのは実現しなかったり*43実現してもそこまで活躍出来なかったりと*44割と散々な結果に終わる事が多いですわ…
キソジクイーンもそれらの例に洩れず実現はしたものの勝つ事が出来ず引退し繁殖に回りましたの
2009年の産駒シューワブリザードを最後に繁殖からも引退し、
ドリームジャーニーさんが活躍し始めた頃だったのもあってかキンイロリョテイさん*45を付ける事が出来なかったのでステマ配合にも乗っかれず…*46
ウイポプレイヤーの皆様には是非とも私とイクノさんを配合して史実での無念を晴らして頂きたい*47ですわね…

・キングスポイント
1977年生(牡)
父コントライト母ワカクモ
ゲーム内配合再現:◯
34戦15勝
主な勝ち鞍:1982年中山大障害春秋連覇
天さんことテンポイントさんの弟さんです!
天さんがターフを去った翌年、お兄ちゃんと同じ陣営の元で出走するも14戦1勝2着5回、お兄ちゃんが勝てなかったクラシックを勝つどころか出走も出来ませんでした…
平地では散々ですが、障害転向後は中山大障害春秋連覇を含む17戦14勝2着2回、この時点でさらなる活躍を期待したくなるような結果を挙げています。
しかし、障害転向して18戦目となったレースではお兄ちゃんの18戦目と同じ結果となってしまいました…

・キングフラダンス
1994年生(牡)
父サンデーサイレンス母ダンシングキイ
ゲーム内配合再現:◯
2戦0勝
全兄弟*48に、GⅠ馬がいるのに全く走らなかったことでネタ馬扱いされていたおうまさんです…。
期待外れと言えば「サンゼウス」「カーム」「ザサンデーフサイチ」などがいますが、彼らでも1回は勝っています。
ついでに言うと、腰の甘さのせいでデビューに時間がかかり、未勝利戦ですら2桁着順で終わっているほどで、
超良血でありながらそのタイムオーバーぶりが凄過ぎて別冊宝島のコラムにまで取り上げられたことすら。
更には腰が甘く、フラフラしているんで、「フラダンス」と揶揄されたこともあるとか。
また、調教師のフトシさんは走らないと気づいてたそうですが、今後の社台との付き合いも考えて引き取ったという話すらあります。
そして、同じように全兄弟姉妹で勝てなかったおうまさんに「トーセンダンス」と「ダンシングサンデー」がいますが、
彼らは種牡馬・繁殖入りを果たしているのに彼だけはなれてません…。
いっそのこと一回も走らなかったほうが種牡馬入りできたんじゃ…。
仮にウイポに出られても貴重なダンシングキイ産駒の枠をつぶしているだけと揶揄されそうな気もしますが、
もしキングフラダンスさんの汚名を晴らしたい方は1993年におとうちゃんとダンシングキイさんを配合させましょう!
流石に未勝利で終わるはずはないですので…

・クエストフォベスト
1990年生(牡)
父トウショウボーイ母ダイアナソロン
ゲーム内配合再現:◯
4戦2勝
母のダイアナソロンさんは桜花賞馬*49で同期のヤマトダマシイさん(後述)と同じく活躍を期待されたふじさわ(和)厩舎の素質馬です!
「素質がある」と彼を評した大僧正を鞍上に迎えて2連勝*50するも故障で2年の近く休養へ、
休養明けの2戦では故障前に劣らぬ走りを期待されて1番人気に推されるもかつての走りは影も無く敗北して引退しています…
その後何とか種牡馬入りは果たしましたが今は無き高崎の重賞で2着に入った馬が代表産駒とそちらでも結果を残せませんでした
本馬の新馬戦で2着になったロイスアンドロイスさんはブロコレ的な意味で活躍しているので、
故障していなればどこかの重賞を勝っていたかあるいは一緒にブロコレするという未来も有ったかもしれません…
なお、本馬には冠名なしの馬名が与えられていますが、実は「シンコウ」の馬主の所有馬でした

・グランシュヴァリエ
2005年生(牡)
父タヤスツヨシ母ラストキッス
ゲーム内配合再現:×(『9 2022』5代前のステツプホースの産駒ホースジョーがオペックホースの母なので繁殖牝馬として登場するが自身が未登場。4代前のナディアがカリブソングの母父としてデータのみで種牡馬として使えず。『10』でステツプホースの全姉カネカツラとナディアが実装)
74戦17勝
主な勝ち鞍:2012年・13年高知県知事賞連覇 2012年ファイナルグランプリ(福山)
ウララちゃん引退後の高知競馬場を支えた高知総大将。つまり、高知の私です!
最初は中央でデビューし3勝するも屈腱炎により中央引退となりました…
高知移籍後は、雑賀正光師の元でリハビリを続けつつ各地へ遠征。
2010年のマイルチャンピオンシップ南部杯では11番人気で3着、地元の高知県知事賞を連覇後も走り続けて引退時は10歳で74戦。
高知競馬の経営改善に貢献し、その活躍は高知総大将と呼ぶに相応しい物です!
種牡馬としての活動期間は短いですが僅かな産駒の内、リワードアヴァロンが雑賀師の元で高知優駿を制するという関係者の脳が壊れるような活躍をしています。
2022年7月現在も存命でモモセライディングファームで乗馬として余生を送っています。
これからもウララちゃんと共に長生きしてもらって高知競馬を見守ってほしいですね。

・グランドシンザン
1994年生(セン)
父ミホシンザン母フジタカナイス(母母母シギサン)
ゲーム内配合再現:△(あらかじめ母を二代伸ばす必要があります。母母ハローシギサン(父タイテエム:1982年生)、母フジタカナイス(父ラシアンルーブル:1986年生)で生年がやや短いので完全再現の際は少し注意が必要です)
55戦8勝
主な勝ち鞍:2001年愛知杯
シンザンの直系でおそらく最後の重賞馬です
母父としてはアサヒライジングが後年重賞を制しています(母父ミナガワマンナ)
当時の愛知杯は父内国産*51限定重賞として行われており、程なくして廃止されたことからある意味では時代の区切りを象徴していると言えるのではないでしょうか
余談ですが、1982年から2007年の間までJRA賞の一部門として「最優秀父内国産馬」という部門が設けられていました。1983年のシービーさんを皮切りに最後の受賞者となるスカーレットさんに至るまで後にウマ娘になった競走馬が多数受賞しています

・グラールストーン
1989年生(牡)
父ノーリュート母ウラカワミユキ
ゲーム内配合再現:◯
54戦7勝
主な勝ち鞍:1995年マラヤンRAT(1500万下)
ネイチャさんの弟さんです!
重賞未勝利ですが出走経験は有り、菊花賞にも出ています。*52その後は現7歳で地方にへの移籍を経て引退して故郷の渡辺牧場に帰還。
種牡馬のネイチャさんと当て馬のミナミノターフィー*53のように牧場内でやれる仕事も、どこかの乗馬クラブに行く当ても無いので今後どうするか・・・
そう思案する牧場経営陣の知人に乗馬倶楽部イグレットの会員がフォスターペアレント制度*54を伝えた事により、フォスターホース第1号になりました。*55
2011年2月5日に兄を置いて先立つ事となりましたが、会員さんが安心して乗れる大人しい気性で、当時は乗馬倶楽部の経営不調や夫との死別で精神的に参っていたオーナーさんの心の支えになって*56人々に愛された彼もまた名馬と言えるでしょう。

・ゲイルスポート
1979年生(牡)
父ノーザンテースト母レデイダイヴァ
ゲーム内配合再現:×
27戦5勝
超良血馬ハギノカムイオーさんの馬生を狂わせたことで有名な馬です。
皐月賞に出るまで3戦3勝と調子の良かったカムイオーさんでしたが、
皐月賞で闘将さんから「あいつに競馬の厳しさを心底から教え込んでやる」と公言されたことから、彼の馬生は一変。
実際に闘将さんに導かれたゲイルスポートさんはレーススタート直後から先頭に立ち、レース中盤で失速し20頭中19着に敗れたものの、
先頭に立って逃げることができなかったカムイオーさんもまた16着に敗れました。
ゲイルスポートさんと闘将さんのコンビは続く東京優駿トライアルのNHK杯*57でもカムイオーさんに逃げを許さず、結果的に12着に敗れ東京優駿への出走を断念することに。
皐月賞とNHK杯のレースぶりから、ゲイルスポートさんは『良血馬ハギノカムイオーを惨敗に追いやった天敵』として競馬ファンに広く認識されることになりました。
なお、ここにいる馬たちは戦績からして目立っていないことが多いためか、wikipediaに掲載されていないことが多いですが、この馬はwikipediaに掲載されていたりします。
そして、これは余談ですが1200メートルの競走*58
残り20メートルまで先頭にいながらゴール直前にして大失速を繰り返したことから、1180mのスペシャリストとも呼ばれたことも。

・コマンドスズカ
1995年生(牡)
父コマンダーインチーフ母ワキア
ゲーム内配合再現:◯(ラスカルちゃんの全兄なので問題なしです!)
26戦5勝
主な勝ち鞍:八瀬特別(1000万下)
スズカさんの弟といえば、ラスカルちゃんを挙げる人が多いですが、彼もれっきとした弟です。
戦績だって、ラスカルちゃんより多く戦って勝った回数も多いのにラスカルちゃんほど知られていないです。
理由としては、やはりろくに重賞戦線に出たことがないのが理由ですかね。ましてや、GⅠは未経験…*59
ラスカルちゃんは戦績の半分以上が重賞戦線で、GⅠでも勝ち負けできていたので。

・ゴーカイ
1993年生(牡)
父ジャッジアンジェルーチ母ユウミロク
ゲーム内配合再現:◯(母ユウミロク*60が競走馬として収録されているため史実配合が可能です)
52戦9勝
主な勝ち鞍:'00年'01年中山グランドジャンプ連覇
オジュウチョウサンの種牡馬入りを聞き、ある程度年季の入った原作ファンであればこの馬を思い出した私もいたことでしょう
後にキタさんの母母父になりましたが種牡馬としては期待外れと見なされてしまっていたジャッジアンジェルーチの代表産駒でもある本馬はJRA賞を二年連続受賞するくらいの超有名馬なのですが、障害馬ということもあり現シリーズにおいても未実装状態が続いています

種牡馬としてはあまり多くはない産駒の中からジャンプ重賞勝ち・中山グランドジャンプ三年連続出走を果たすなどの実績を残したオープンガーデンを輩出しています
オープンガーデンの母母スダリーフ*61がセイクリムズンの母として実装されており、代を経ることでオープンガーデンの再現も可能です
親子二代で平地に殴り込みをかけてみるのもゲームならではの楽しみ方ではないでしょうか?

・ゴッドスピード
1994年生(牡)
父ポリッシュネイビー母プリティシルバー
ゲーム内配合再現:◯
37戦12勝
主な勝ち鞍:96年小倉3歳S、府中3歳S 98年阪神障害ステークス・春、京都大障害・春 99年中山大障害
ウイポ『7』では登場していますが、『8』以降ではリストラされています。
小倉3歳S、府中3歳Sをいずれも人気薄で制しましたが、クラシック路線ではいまいちぱっとせずダービーではしんがり負け。
古馬になって障害に転向し阪神障害ステークス・春、京都大障害・春と重賞2勝を含む5連勝。翌年には中山大障害を制しました。
その後、岩手でも走っています。
ちなみに、平地・障害両重賞勝利馬ではメジロワースも未実装です。

サ行

・サクラロータリー
1984年生(牡)
父トウショウボーイ母テンスパーク
ゲーム内配合再現:◯(母テンスパークは無札の繁殖専用馬。両親ともゲーム内に存在し本馬の同時代における知名度も高かったのになぜか未収録。なお、某ゲームのPS版には種牡馬として登場)
3戦3勝
現役時には同世代で後にダービー馬になるメリーナイスと皐月賞・ダービー共に1番人気に支持され大僧正に素質を惜しまれた重賞勝ち馬マティリアルに勝ったという実績を持つフトシ曰く「無事なら3冠馬になったかもしれない」おうまさんです。
また、同じサクラの冠名を持ちこの時代にクラシック二冠のサクラスターオーより期待されてました。*62
それだけに、種牡馬としてデビューしたときに「未完の大器」「幻の3冠馬」「メリーナイス、マティリアルを一蹴!!」と宣伝され、1~3年目はかなりの繁殖牝馬を集めました*63が、今は無き北関東の名馬であるイヴニングスキー*64やきさらぎ賞3着のサンエイキッドが目立つ程度と産駒が走らなかったために種付け数は減ってしまい、競走生活引退直後にあった史上最強馬の名声も産駒の成績が思わしくなったことと時の経過と共にその声も次第に少なくなってしまいました…。
なお、産駒のマイネルスマイル(中央4勝)が現役時代に一口馬主だった方の手で種牡馬入りし8頭の産駒を残しましたが、その産駒たちがトウショウボーイ系最後の競走馬となりました。
そのマイネルスマイル産駒の競走馬プニプニヨークン号は2016年まで園田で走っており、トウショウボーイ系が存在していたのは決して遠い昔話ではないことを最後に追記しておきます。

・ザタイキ
2007年生(牡)
父アグネスタキオン母フローラルレディ
ゲーム内配合再現:△(母母ブラダマンテがスティルインラブの母として未来永劫登場不可避)
4戦2勝
The Taikiというそのままズバリな期待の名前を付けられた下河辺牧場生産の大樹ファーム所属馬です。父アグネスタキオン、母父トニービン、母母父Robert、母母母父Northern Dancerかつ叔母がスティルインラブというウイポ的にも種牡馬因子だらけなド良血を持っています。
藤原英昭厩舎所属で、12月26日の新馬戦1600mを男藤田と1.9倍の一番人気の先行策で難なく制し、続く500万下1600mをイワータ父と2番人気で中団から差すなど、名前に恥じない順風満帆な滑り出しを見せました。
続くアーリントンカップでは男藤田と再タッグを組み、1.7倍で猛追するもののコスモセンサーに逃げ残られ1馬身半差の2着。(この時先着した相手に、中京記念2連覇のフラガラッハやテレ玉杯オーバルスプリント勝ちのキョウエイアシュラ、東京ダービーを制したマカニビスティーが居ます)
マイルで頭角を現したザタイキは、毎日杯に鞍上でした。さんという期待の高さで駒を進める事となりました。同レースは後のNHKマイルカップ馬ダノンシャンティ、クイーンエリザベスⅡ世カップ馬ルーラーシップ、朝日チャレンジカップ馬ミッキードリーム、ステイヤーズS馬コスモヘレネス、アグネスタキオン×母母ウインドインハーヘアの1億円サンデーレーシング馬リルダヴァルなど、錚々たるメンバーが集まっており、ザタイキは初めて4番人気となりました。
しかしレースでは一歩も譲らず、先団4番手からレースを進めたザタイキは直線に入りスパートをかけ、ルーラーシップとリルダヴァルの間から2番手ミッキードリームの真後ろで仕掛けどころを見定めます。
ですが、2ハロン棒まで後わずかという所でザタイキの馬生は終わってしまいます。左中手指開放骨折という重症で大転倒し、背負い投げのような形で叩き落されたでした。氏も引退を考えるほどのダメージを負ってしまいました。
そこからズナパパダービーでの復活劇に繋がるわけですが、ウイポ未収録なのはこの事故が関係者にとってあまりにも重過ぎるせいかもしれません…
もし、ここで彼に事故がなければクリスエスさんみたいに競馬ファンに斜陽の名門の名を思い出させたこともあったかもしれませんね。*65

・Sunday Break(サンデーブレイク)
1999年生(牡)
父フォーティナイナー母キャットクイル
ゲーム内配合再現:◯
13戦4勝
ファレノプシスの弟、キズナの兄になります。
日本生まれですがアメリカで競走生活を送り、日本産馬として初めてアメリカのグレードレースであるピーターパンステークスを制覇したほか、ベルモントSなどGⅠレースでも複数回3着に入っています。
引退後は種牡馬となりGⅠ馬も輩出していますが、実装されたことはありません。
外国馬は収録のハードルが高いとはいえ、日本産で海外で活躍した馬だとリムノスは実装されているのに…。

・シゲルスダチ
2009年生(牡)
父クロフネ母エトレーヌ
ゲーム内配合再現:△(母母ライジングサンデーはエーシンホワイティの母として登場)
34戦3勝
主な勝ち鞍:マーガレットS
騎手思いの優しい馬を挙げるなら誰か?そう尋ねられたら彼を挙げる私も居ると思います。
最後の勝利となったマーガレットSで鞍上に迎えたベイベとのコンビを継続してNHKマイルカップ出走時にした時の事、
前を行くマウントシャスタの斜行*66によりベイベが落馬。シゲルスダチはレース中に空馬になった他の馬達*67の様に走り去ることなく後 藤騎手の元に戻ってきて寄り添い離れず。その姿は見ている多く人の心に焼き付きました。

それから2年後の奥多摩Sでは、後 藤騎手が落馬負傷による影響で解説席からが見守る中、武 士 沢 友 治騎手と出走するもレース中の故障で予後不良に…
武 士 沢騎手を振り落とさなかった事について、ベイベは次のように労いや感謝を述べています。
「もう2度とひっくり返らないぞ、ジョッキーを落とさないぞ」と、必死に最後まで走りぬいてくれました。*68
この約3か月後にベイベは後を追うかの様に落命していますが、彼の分もシゲルスダチのような優しい馬が居た事を後世に伝えていきたいですね。

・シュシュブリーズ
2011年生(牝)
父フジキセキ母ブリズデロートンヌ
ゲーム内配合再現:△(母母オータムブリーズがチュウワウィザードとルヴァンスレーヴの母母として登場。)
15戦2勝
競走馬としては芝とダートで1勝ずつと特筆する事は有りませんが、
繁殖入り後にダビスタシリーズを元にした企画、リアルダービースタリオンの基幹牝馬となり産駒達を送り出す事となりました。
産駒達の父は4番の後輩ちゃんやグラスちゃんの孫なので、
「同じ大井所属のスモモモモモモモモとママママカロニが居るのにくぅが居ないじゃないですかー!やだー!」な私も満足出来そうですね!
ウイポにダビスタ関連の馬を出して良いのかって?細かい事は良いんですよ!

・シンボリクリエンス
1985年生(牡)
父モガミ母スイートスワニー
ゲーム内配合再現:×
20戦3勝(平地)20戦7勝(障害)
1992年に中山大障害の春秋連覇*69を達成した馬です
特に春の中山大障害では大竹柵で2番人気のワカタイショウなど4頭が落馬するというアクシデントがあったとはいえ、
2着のシンボリモントルーに推定50馬身差をつけての圧勝でした
ちなみに、名前が似ているシンボリクリスエスさんは活躍するまでは名前を間違われることがありました

タ行

・タイキウルフ
1991年生(牡)
父クラフティプロスペクター母ウィッチングテンポ
ゲーム内配合再現:×
8戦3勝
1990年代に活躍したタイキ軍団の中で最初に気を吐いたタイキブリザードさんと同期のお馬さんです。
実力はあったと思いますが、残念ながら馬っ気*70とヒシアマ姐さんの鬼脚*71に交わされたことで、
すっかり笑い者扱いされてしまったのが残念。
ちなみに、無事(?)種牡馬にはなれたようですがあまり種付けは好きではなかったとのこと。

・タイキファイヤー(USA)
1997年生(牡)
父Miswaki母ウェルシュマフィン
ゲーム内配合再現:◯
4戦2勝
ウマ娘でもお馴染みタイキシャトルさんの半弟です
競争成績に特筆すべき点は無かったものの兄の威光か現役引退後は種牡馬入り
2010年前後のちほー競馬は現在の隆盛が信じられないほどの経営が底にあった状態で所属していた競走馬の父馬も、本馬の他にダンスインザダークの全弟トーセンダンスやキングマンボの全弟ミシックトライブなど所謂代替種牡馬ともいえる馬の仔も多数走っていました
彼らの産駒は当時のちほー競馬でそれなりに良績をあげ上記の二頭はBMSとしても主にちほーでいくらか気を吐いている状態なのですが、2022年現在タイキファイヤーの血統は完全に途絶えてしまっているようです…

・Tie the Knot(タイザノット)
1994年生(セン)
父Nassipour母Whisked
ゲーム内配合再現:×
62戦21勝
オーストラリアで活躍した馬でなんとGIレースを13勝もしています。
最近充実しているオーストラリア所属馬で未実装の理由は、マイルのチッピングノートンステークス4連覇、3200mのシドニーカップ連覇、さらには1200mのGⅡエクスプレスウェイSを勝つという距離適性の広さをゲーム内で再現出来ない*72からと思われます。

・タイプアイバー
1974年生(牡)
父サーアイヴァー母タイプキャスト
ゲーム内配合再現:◯(『9 2022』においては生年も合わせた完全再現は不可。『10』では73年スタートになるため再現可能に?)
6戦0勝
父はGⅠ6勝の名種牡馬、母もアメリカ最優秀古牝馬獲得経験ありとレース実績のある名馬で、後に天皇賞秋(当時は3200m)を逃げ切ったプリテイキャストを送り出すなど繁殖牝馬としても優秀です。
ただし、この馬は致命的な欠点があり、非常にエンジンのかかりが遅くズブい馬でスタート直後から他馬についていけなかったからです。
それゆえかかかったお金の割にデビュー戦の一番人気はタイプアイバーさんではなく、マルゼンスキーさんだったりします。*73
1戦目はマルゼンスキーさんの2着に2秒差をつける衝撃的圧勝に存在を消され、それ以降は2桁着順も珍しくないほどに。
良血だったので、種牡馬にはなれましたが、結局重賞を勝つ馬は出なかったです。重賞未勝利種牡馬からGⅠホースが出るなんてほぼないですよね…。
ただ、ヤマニンスキーさんやミラクルアドマイヤさんのような例外はまれにありますが。*74

・Tagaloa(タガロア)
2017年生(牡)
父ロードカナロア母ヴァシリーサ(祖母ペンカナプリンセスはワールドインパクトの母として実装)
ゲーム内配合再現:△
13戦3勝
日本の種牡馬に種付けするために海外の名牝が来日してそのときの産駒が活躍する例はたくさんありますが、
海外に輸出された繁殖牝馬の産駒が海外GⅠを勝つというのは珍しいのではないでしょうか。
ブルーダイヤモンドSを勝つなどオーストラリアの2歳路線で活躍しましたが
オーストラリアの2歳路線はウイポに実装されていないためかこの馬も実装されていません。
種牡馬としてもかなりの人気を集めているようです。

・ダンシングオン
2001年生(牡)
父サンデーサイレンス母ダンシングキイ
ゲーム内配合再現:◯
49戦3勝
全兄弟にGⅠ馬がおり、彼もキングフラダンスさんほどではないですが、期待外れに終わったおうまさんです
生まれた当初はネオユニヴァースさんよりも期待されており、クラブ馬として2億円で募集されたほど*75ですが、
彼が初勝利を飾った2003/05/04には彼より期待値の低かったネオユニヴァースさんは既に皐月賞馬としてダービー最有力候補になっていました…

・ダンディコマンド
1993年生(牡)
父ニホンピロウイナー母ダイナスワップス
ゲーム内配合再現:◯(母ダイナスワップスは1979年生の無札競走馬として収録)
13戦5勝
3歳1月に小倉でデビューし、3戦目のクロッカスS*76まで3連勝。スプリングS4着、皐月賞5着の後骨折、暮れの中山で復帰して2着し、直後にまた骨折。
4歳夏の小倉で復帰し、900万下*77特別を勝利した後に連闘で北九州記念*78に出走、当時のレコードで快勝しました。
なお、この北九州記念は鞍上でした。の通算100勝目の重賞勝利として歴史に残っています。
北九州記念後も度重なる故障に悩まされ、最後はホッカイドウ競馬で走りましたが、勝利を挙げることはできませんでした。
引退後は種牡馬入りし、少ない産駒から九州産馬のオープン競走であるひまわり賞を勝ったミッキーコマンド*79を輩出しています。
某競馬雑誌で「ニホンピロウイナーの最高傑作」と称されたこともある優れたスピード馬だっただけに、故障続きであったことが惜しまれます。

・チョウカイライジン
1993年生(牡)
父ダンシングブレーヴ母マックスビューティ
ゲーム内配合再現:◯
36戦8勝
父と母からしてわかるとおり、かなりの良血です
しかし、実際にはそこまで上手くはいかず重賞での連対はおろかオープン戦勝利がやっとという有様でした*80
なお、最初は「チョウカイテイオー」とつけられる予定でしたが、「トウカイテイオー」と名前がかぶるという理由で撥ねられました
余談ですが、ウイポ『2』シリーズではゲーム開始時(1997年)の2歳馬(現在の表記でいう1歳馬)に同配合の牡馬がおり、1年目の幼駒セールで是非買っておくべき一頭として存在感を放っていました

・チョウカイリョウガ
1996年生(牡)
父サンデーサイレンス母ポインテッドパス
ゲーム内配合再現:◯
36戦4勝
産まれた当初チョウカイリョウガさんの馬体の美しさは群を抜いており、社台ファームの人々は「今年の一番馬は、この馬だ」と評したほどです。
なお、この世代は世紀末覇王が圧倒的な力を見せており、彼は重賞どころかオープン戦すら勝てていません。
また、1999年には全弟で「10年に1度の逸材」と評されたアグネスプラネットさんが産まれましたが、こちらも兄同様物足りない成績に終わっています。
そして、2000年には全弟で「兄達には遠く及ばない」と見られていたあるおうまさんが現れ、重賞どころかGⅠを獲り種牡馬としても成功するという皮肉な結果に。*81

・ツジユートピアン
1990年生(牡)
父ノーリュート母ソールズベリー
ゲーム内配合再現:◯(母ソールズベリーが緑札馬ジョービッグバンの祖母として登場)
13戦2勝
10番人気できさらぎ賞を勝ったことがあり、クラシックGⅠにも全て参戦しているのに未収録です。
平地で2勝かつ低人気できさらぎ賞勝利かつクラシックGⅠ全出場という点は1年後のサムソンビッグさん*82と変わらないのに…。
しかも、サムソンビッグさんは2023/11/20にウマ娘になることが決定と扱いにますます差が…。

・トウショウアロー
1985年生(牝)
父トウショウボーイ母ジュウジアロー
ゲーム内配合再現:◯
44戦4勝(中央19戦1勝)
トウショウと付いていますがトウショウ牧場の馬ではありません!*83
社台ファーム産のトウショウボーイ産駒*84という珍しい馬です。
母のジュウジアローを社台ファームが買ったときにトウショウボーイの種が付いていたようです。
父も母も内国産馬としては当時としてはトップクラスの血統と思われますがなぜか船橋でデビューし、南関東クラシック路線でそこそこ走った後中央に移籍。
準オープン3着からの中央2戦目の父内国産馬限定重賞の中日新聞杯を勝ちます。
その後はオープンでもそこそこ走っていましたが、のちには準オープンでも掲示板に載れずに地方競馬に移籍しました。

・トウショウヒューイ
1988年生(牡)
父ロイヤルスキー母エイティトウショウ
ゲーム内配合再現:◯
35戦5勝
漫画「北斗の拳」モデルの競走馬は重賞馬ハシノケンシロウ(『9』ではお守り無しで実装)や同じく重賞馬で誘導馬にもなったトウショウファルコ(同じく緑お守りで実装)*85、オープン特別時代の府中3歳ステークスを制したアイネスサウザー(未実装)等が有名*86ですが
本馬の名前モデルは同漫画の登場人物「風のヒューイ」でそのあまりにあっけないやられっぷりで逆に印象に残るキャラクターでした
競走成績として目立つところは東京新聞杯2着、エプソムC3着、七夕賞3着等がありますが重賞勝ち馬にはなれませんでした
しかしながらゲームや漫画のキャラクターがモデルの馬名は近年では「鬼滅の刃」関連馬名が多数登録されたものの、競走馬として大成することは稀でネタとして取り上げられるケースがほとんどです*87
後世のスピンオフ作品でいくらか持ち上げられたものの、
原作漫画では三コマでラオウ*88に倒されたキャラクターに過ぎない風のヒューイですので「名前勝ち」した例として残ってもいいのではないかと私は思うのです
最終的に障害競走を走っているのがなんとも「らしい」なと思わなくはないですが…

・ドロテアス
1994年生(牡)
父ドクターデヴィアス母シャダイクイン(母母ソールズベリー)
ゲーム内配合再現:△(1976年開始時初期状態で存在する緑札牝馬ソールズベリーから一代伸ばすことで再現できる)
43戦2勝
「後ろから押してあげたくなる」とまで形容されていた典型的なスブ馬で2勝馬にもかかわらず掲示板に入着した回数はなんと31回!
その際勝たれた馬はウマ娘の元ネタになっているものに限定してもサイレンススズカ・マチカネフクキタル・シーキングザパールと錚々たる面子です
その父ドクターデヴィアスはロンドンブリッジやオーバーザウォールなどの活躍馬を出しているにもかかわらず、どうにも勝ちきれないというイメージが私の中で付いてしまったのは大体この馬とドクトリンの仕業ですねそしてこの二頭正直名前の区別も付かないこともありました
他ではタケイチケントウ(重賞勝ち馬ではあるのですが)も少し…
いずれにしても彼らは沢山出走していましたので記憶に残る愛すべき存在であったのは間違いありませんでした

ナ行

・ナナマイノナマハム
2015年生(牡)
父エスポワールシチー母シルクアグライア
ゲーム内配合再現:△(トーホウシデンの甥にあたります)
1戦0勝
珍名馬としてコアなファンに注目され、死して再び某二次創作界隈から脚光を浴びるようになった1頭です
デビュー戦で右前脚を故障して予後不良に*89
鞍上の義英真騎手も負傷させてしまいました
もちろん2戦目以降も出走できていたとしたらその人気が膨らんでいたであろう可能性は否定できませんがこれも競馬

ウマ娘の発展後とある掲示板で発展し始めた二次創作、通称「たぬき」においてブレークスルーを果たし、すっかり界隈の人気者になったそうです
是非とも彼がいたことを忘れないであげてほしいですね

・ナラ
2016年生(牝)
父シニスターミニスター母グランドエナジー
ゲーム内配合再現:◯(ビッグバンの半妹ですので一代で血統再現可能です)
103戦14勝
馬主が(有)ホースケアであるという一言で彼女についてはすべてを説明できてしまうのですがそんな彼女のアイデンティティを揺るがす出来事が起きました
2021年が始まって間もなく経営母体である笠松競馬場にてやんごとなき出来事があり彼女は半年以上の休暇を余儀なくされてしまいました
そのやんごとなき出来事の内容については主題から外れますのでここでは語りません
図らずも長期休暇を得てリフレッシュした彼女は今後も日本各地で走り続けました
2023年のマリーンカップ後に剥離骨折で引退となりましたが、ナイスネイチャ34歳のバースデードネーションにエントリーして乗馬を目指します(インスタ
いつかナラちゃんに乗馬クラブで乗れるかもしれませんね

競走馬時代の楽しみ方として次の様な楽しみ方が有りました
ナラは日本各地で出走する関係で色々な競馬場で名前が呼ばれます
通常はナ↑ラ↓でナの方にイントネーションを置くのですが兵庫ではナ↓ラ↑とラの方にイントネーションを置いて発音していて地域性の違いに面白さを感じたものです
レースの映像があれば是非とも違いを楽しんでみてください

・ニホンピロスコアー
1990年生(牡)
父ゴライタス母ライトスピード
ゲーム内配合再現:×(母ライトスピードは産駒が収録されているため繁殖牝馬として居ますが、ゴライタスの母Glad Ragsは血統データのみ存在しています)
9戦3勝
少なくとも新馬時代は大物扱いされていたおうまさんです。話としては、

  • 半兄のニホンピロブレイブ*90が2回の重賞勝ちや重賞で2着に入ったことが多かったこともあって期待されていた
  • 岡部幸雄がビワハヤヒデより期待しており、1戦目*91と5戦目*92の結果にも関わらず、こちらをクラシック向きと推したほど*93
  • 伊藤雄二調教師*94がウイニングチケットより期待しており、その場面をTVで放映されたことも*95
  • 話題にすらならないナリタタイシンは眼中になし
  • 騎手も最初から河内洋、主戦騎手も岡部幸雄と超一流レベルで、一度も新人や若手を乗せなかったほど

とBNWより評判だけは良かったですが、気性難のせいで何者にもなれず、クラシックには当然出られませんでした…*96

父ゴライタスの血統についてですが、所属牝系からは本邦輸入種牡馬のデクラレーションオブウォーやプリンスオブバーズ、
また珍名馬の先駆けドングリやアニメキャラが馬名の由来(?)なルルーシュなどを輩出しており日本にも縁のある系統でもあります
2歳時に2連勝して大物扱いされながら以後尻すぼみ…という経歴がありそういう意味では似た者親子なのかもしれません
もしかしたら、ゴライタスはニジンスキー産駒なのでマルゼンさんのように走る馬を出すと思われたから評判が高かった?
余談ですが、未登録のおうまさんは母が収録されていなかったり、母方側の血統が入っていないパターンが多いですが、こちらは父方の方が登録されていないレアケースだったりします

・ノーザントースト
2016年生(牝)
父スウェプトオーヴァーボード母フレンドリーレイズ(母母フレンドリーマナー)
ゲーム内配合再現:△(フレンドリーマナーはノットオーソリティの母としてゲームに登場)
40戦0勝
馬名を見て誤植かと目をこすったりした私?ノーザントーストは実際に日本で走っていた競走馬です!
戦績の通り1勝もできなかったものの入着は度々しており最終的に南関C2級のレースを走り引退したようです*97
某有名競馬サイトの掲示板には繁殖入りという記述があったのですが産駒が誕生した記録が見当たらず境遇不明です
余談ですが宮城県産馬という珍しい経歴の持ち主でもありました

馬名から理事長とのなんらかの関係性があるのではないかと思ったかもしれませんがノーザンテーストの血は一滴も入っていません
なぜこのような馬名をつけるに至ったか平成最後のミステリーと呼んでも過言ではありませんね

ハ行

・バグパイプウィンド
2004年生(牡)
父テイエムオペラオー母エディーナ(母母母Navajo Princess)
ゲーム内配合再現:△(母母の段階から再現生産すれば問題ないと思いますがNavajo Princess*98が言うまでもなく虹札です)
20戦13勝
主な勝ち鞍:2009年金盃(大井重賞)
三歳の末頃大井競馬場でデビューし17戦13勝・連対率94%の良績を挙げ2009年の帝王賞に挑んだ馬です(勝ち馬ヴァーミリアン)
上記帝王賞がキャリアハイの馬でそれだけならばここで採りあげられるべき馬なのかと思われたかもしれません
2009年帝王賞から遡ること約一ヶ月前それは起きました…
(↓ライジングウェーブの項に続く↓)

・ハシケンエルド
1983年生(牡)
父ヤマニンスキー母パールカラー
ゲーム内配合再現:×(牝系は大方未収録)
36戦7勝
桜散る87年有馬記念の3着馬です。
このレースはサクラスターオーの予後不良やメリーナイスの落馬もあり、1着から順に人気が10-7-14と波乱の結果になりました。
もし当時に三連勝式の馬券があったら本レースの配当がどれだけになったのか想像が尽きません。
しかしウイポにおける上位馬の扱いは妙に冷たく、優勝したメジロデュレンは八大競走2勝ながらSP68と評価が高くないのはウイポファンの語り草です。
そしてこのハシケンエルドに至っては『7』以降の本編作品には一度も収録されていません。
これはプレイ可能年代の有馬記念3着以内や同年の出走馬で彼しかいません。
仮にも1年を締めくくるビッグレースの上位入線馬なだけに冷遇度でいえば彼が一番なのは間違いないでしょう。

・ハシッテホシーノ
2006年生(牝)
父アグネスタキオン母アドマイス(母アドマイスはGⅠ馬だが、なぜか競走馬どころか繁殖牝馬としても未登録)
ゲーム内配合再現:×(アドマイスの父も母も未登録)
11戦3勝
ほしのあきさんが名付け親で一時期有名だった馬です。
一見、ネタ馬に見えますが実力がなかったわけではなく、クラシックのオークスと秋華賞に出ていたり、GⅡで3着に入ったことも。
なお、主戦騎手はこーせーさんではなく、まつおかさんです。しかも、1着だったりクラシックに出てたのはまつおかさんの時だったりします。*99

・ハチマンダイボサツ
2004年生(牝)
父マーベラスサンデー母アジヤタイリン(母母母母マウントスタン)
ゲーム内配合再現:△(1976年開始時の初期緑札繁殖牝馬であるマウントスタンから血を繋ぐと再現できる)
26戦5勝
古くからウイポを知る方であれば少なからず思い入れのあるスーパーホースたち…
ウイポが長寿シリーズという事も有り、現実の競馬とのネーミング被りも度々発生しています。
代表的な馬名としてはシックスセンスやビハインドザマスク(共に重賞勝ち馬)などがおりますが*100本項で採りあげるハチマンダイボサツもその一頭です。
キストゥヘヴンの引退レースとなった2009年中山牝馬Sに出走するなど(14着)オープンクラスに上りつめる活躍は見せたものの、
重賞制覇はならずゲームに実装とはなりませんでした。*101

時は2023年、きさらぎ賞にて新たなSHネーミング被り馬フリームファクシ号*102(ゲーム上では「フリムファクシ」表記)が優勝し、春のクラシックに臨みましたが結果は伴わず。*103
更にハチマンダイボサツ自身を祖母に持つゴールドエクリプスが小倉記念3着から大原Sを勝利してOP入りを果たし、エリザベス女王杯でGⅠ初挑戦。結果は14着でした。*104
次走も目が離せない(コースポ風)*105

・バンダムザク(USA)
1988年生(牡)
父Sovereign Dancer母Kankakee Miss
ゲーム内配合再現:◯(本馬はClever Trickの半弟です)
24戦10勝
マル外として南関東大井競馬場でデビュー
JRA交流重賞競走になる前年の1994年東京盃に出走しています(9着)
引退後は種牡馬入りも活躍馬は出せませんでした
しかしながらその馬名のインパクトからいまだに記憶に残ってしまっています
そして某ロボットアニメを思い起こした方は多いと思うのですがバンダムは冠名です

・ヒカルアヤノヒメ
2004年生(牝)
父メイショウオウドウ母ゴールデンタッソー
ゲーム内配合再現:×
317戦14勝
成績だけ見ればやたらと出走しているだけの競走馬なのですが、この馬の特筆すべき点は年齢にあります
2004年生というのは誤植でも何でもなく、なんとスカーレットさんやウオッカさんと同期であるにもかかわらず2023年まで現役でした
2022年1月には18歳のこの馬に17歳の騎手が騎乗という騎手の方が若いという出来事があったことで話題にもなりました*106
2022年9月27日のレースに出走(10頭立ての8着)し、クラベストダンサーの持つ国内最高齢出走記録を更新しました!
2023年も4月までに6戦しその後調教中の負傷で療養していましたが、2023年11月15日に心不全の為、天へと旅立っていきました

・ヒシマサルⅢ
2014年生(牡)
父ルーラーシップ母シェリール
ゲーム配合再現:◯(可。半兄のムスカテールと全弟のグロンディオーズが重賞馬であり母シェリールも競走馬として登場する)
10戦3勝
安田記念、札幌記念、毎日王冠、セントライト記念、日本経済賞、中山4歳ステークスなどを勝利した1955年生の初代ヒシマサル、
きさらぎ賞、毎日杯、京都4歳特別などを勝利した1989年生の2代目ヒシマサルに次ぐ3代目のヒシマサルとして話題になった馬です。
本来の馬名はヒシマサルで、Ⅲは初代、2代目と区別するためのものです。
残念ながらオープン馬になることなく引退し、初代や二代目のように種牡馬入りは成らず乗馬に用途変更となりました。
1歳下の全弟グロンディオーズがダイヤモンドSを勝利しているだけに、1年ずれていればと思ってしまいます。

先代との見分け方:ヒシマサルの話題で上記のヒシマサルⅢのことを指す場合はかなり稀であるものと思います。
ヒシマサル⇒ヒシマサヒデ⇒ヒシスピードと内国産馬三代連続で種牡馬入りした馬のことでしたら初代ヒシマサル、
セクレタリアト産駒のマル外でダビスタ世代と見受けられる方が話題にしていたら二代目ヒシマサルⅡと覚えるといいでしょう。
ゲーム内では初代・二代目ともに実装されているものの、二代目は史実産駒の関係上種牡馬入りは稀ですのでやや地味な印象です。

・Hitotsu
2018年生(牡)
父モーリス母Love Is Fickle
ゲーム内配合再現:×
8戦4勝
かつてネタ扱いされがちだったあのモーリス産駒の中の1頭です。
なお、モーリスさんがシャトル種牡馬として活動してた頃になるので、オーストラリアでデビューすることになります。
かつてのモーリス産駒らしく初年度から負けっぱなし、それも1年目は掲示板に乗ることなく3敗しています。*107
2年目はひとまず未勝利を勝ってから、GⅠを挑むことになり直後のコーフィールドギニーでは負けますが、
その後のヴィクトリアダービー・オーストラリアンギニー・オーストラリアンダービーを3連勝し、ジャパンカップも視野に入れていました…が、
レース後に繋靭帯炎を発症。戦列復帰を目指していましたが新たに脚部故障が見つかり引退となりました。今後豪競馬におけるモーリス後継種牡馬としての役割を担う事になります。

・ビワミサキ
1990年生(牝)
父リヴリア母ダンスアトホーム
ゲーム内配合再現:◯(半兄がお守り不要馬として登場するジンクタモンオー)
2戦1勝
ハヤヒデさんとオーナー・厩舎・生産が同じで、デビュー前はこちらの方が評判は上でした。
実際1992年7月の新馬戦を楽勝し父リヴリア(タイシンさんの父でもあります)に中央初勝利をプレゼントしたりもしています。
それゆえに桜花賞候補と言われたものですが、脚部不安で早々と引退してしまいました。
競走馬どころか繁殖牝馬としても実績はほぼなく2022年現在牝系も途絶えたようですが、
ハヤヒデさんと関係性が深いことから馬なり1ハロンにて主役として扱われたことも。*108
なお、ハヤヒデさんは初期ではこの漫画で主役として出ていたことが多かったです。競走馬引退後も主役として出たことも。

・ピンクカメハメハ
2018年生(牡)
父リオンディーズ母タバサトウショウ
ゲーム内配合再現:◯(スイープトウショウの弟だが、自身の受胎時母は24歳のためゲームの仕様上引退済み(『9 2022』まで)。)
9戦2勝
主な勝ち鞍:2021年サウジダービー(当時は重賞格付け前)
日本馬のサウジダービー連覇に貢献した馬でしたが、帰国初戦のユニコーンSで、帰らぬ馬となってしまいました…。
繁殖牝馬の引退制限が引き上げられれば収録もありそうですが、これに関しては次回ナンバリング以降を待つことになりそうです。
あるいはタバサトウショウの生年をずらして強引に解決する*109かのどちらかですね。
『10』で繁殖牝馬の引退年齢が引き伸ばされましたが、この馬が実装されることはありませんでした・・・。

・フィアースインパクト(Fierce Impact)
2014年生(牡)
父ディープインパクト母ケイアイガーベラ
ゲーム内配合再現:◯
29戦6勝
主な勝ち鞍:2019年トゥーラックH・カンタラS、2020年マカイビーディーヴァS(豪GⅠ3勝)
全弟ケイアイノーテックがふじおか兄にGⅠ初制覇を届けた3日後、オーストラリアでの移籍初戦を走ったのが兄のフィアースインパクトです。
同年暮れの重賞で、こちらもこの年に移籍してきていたかつてのダービー2着馬サトノラーゼンを破り重賞初制覇を果たすと、翌年の新シーズン明けにマイルGⅠを連勝。その後2020年にもう1つタイトルを重ね種牡馬入りを果たしました。
すでに当地で多くの牝馬を集めているようで、ディープの血を海の向こうでも繋げられるか期待が高まりますね。

・フラムドパシオン
2003年生(牡)
父クロフネ母カーリーパッション(母母ダイナカール)
ゲーム内配合再現:◯(可。ただ次作以降△になる可能性も…。)
11戦5勝
主な勝ち鞍:2006年ヒヤシンスS
名牝系であるダイナカールの血を継ぐ馬です。この馬も『7』で収録を受けており、しかも銀お守りの評価をもらったこともありました。
しかしこの馬が収録されなくなって以降、カーリーパッションは収録される理由がないまま銀お守りをもらい続ける馬となってしまいました。
『9』になって以降もお守りなしの馬として収録されていますが、フラムドパシオンは今も収録されていません。

フラムドパシオンはダート初戦の500万下で2着を2.4秒引き離す圧勝。ヒヤシンスSも制してUAEへ飛ぶと、
UAEダービーでディスクリートキャットの3着、あのインヴァソールに先着と好走しました。
その後帰国し国内ダート路線を走る予定でしたが、屈腱炎により2年以上の休養を迫られると、
オープン入り後の初戦で屈腱不全断裂を発症し引退。素質は申し分なかっただけに順調だったならばと悔やまれますね…。

・フロンタルアタック
1996年生(牡)
父シンボリルドルフ母ミスシャグラ(母母母ソーズボート)
ゲーム内配合再現:×(ソーズボートはハービンジャーの三代母として血統データは存在するもののゲーム上で繁殖牝馬限定の様で不可。半妹に兵庫ジュニアグランプリ勝ち馬ミスイロンデル(父コマンダーインチーフ)も未実装)
17戦3勝
筆者が会長ことシンボリルドルフの代表産駒を挙げると三番目か四番目に出る馬がフロンタルアタックです
世界が滅ぶこともなく1999年も終わりに向かう頃一歳上のツルマルツヨシと共にプチ・ブレイクの様相を呈し「再びルドルフの時代がくるーっ!」と思ったものでした
フロンタルアタックは神戸新聞杯にて権利獲得後菊花賞に向かい9着(勝ち馬はナリタトップロードさんです)
ツルマルツヨシはスペシャルウィークのラストラン有馬記念で4着と明るい未来を喚起させる成績でしたが結果としてここが絶頂期ということになってしまいました
ツルマルツヨシはゲーム内にキッチリ実装されていますのでフロンタルアタックの分も活躍させてあげてください
ちなみに私は高橋亮騎手(現調教師)の代表的お手馬の一頭だと思っていたのですが重賞ではアンカツが乗ってました
勘違いしてました!なしてー!?

・ホクトサンバースト
1989年生(牡)
父ナグルスキー母タケノファルコン
ゲーム内配合再現:◯(ホクトベガの全兄なので容易に再現は可能)
11戦2勝
砂の女王ホクトベガの全兄にあたり、若駒のころは浦河地区のコンクールで最優秀賞を受賞したこともあったほどの馬体を誇り、将来を期待されてました。
逆にホクトベガは、馬体がイマイチで900万くらいまでの馬と評されてました。
しかし、蓋を開けてみれば真逆の結果になってしまい、ホクトベガのほうはレース名になるくらいの名馬として今でも語り継がれているのに、
こちらは話題にもならなく終わってしまうのでした…。*110

・ホースチェスナット(Horse Chestnut)
1995年生(牡)
父フォートウッド母ロンドンウォール
ゲーム内配合再現:×
10戦9勝
史上初の南アフリカ3冠馬で、初のアメリカ遠征となるGⅢブロワードハンデキャップでも前走から8ヶ月の休み明けかつ初ダートにもかかわらず5馬身半差で圧勝した馬です
残念ながらその後調教中に骨折して引退を余儀なくされましたが、アメリカで種牡馬となりGⅠ馬Lucifer's Stoneなどを輩出しています
とはいえ産駒の傾向が芝ということからダート主流のアメリカでは人気が出ず南アフリカに帰国
その後も種牡馬を継続していたものの2015年に死亡しました
現在南アフリカではH. F. オッペンハイマー*111ホースチェスナットステークスというGⅠレースも開催されています
実績を考慮すればウイニングポストでは影も形もない南アフリカの競走馬とはいえ実装されていてもおかしくないと思うのですが、残念ながら繁殖牝馬としてダイレクトに登場するCharming N Lovable*112の父として血統データが存在するのみとなっています

・ボーザム(Beau Zam)
1984年生(牡)
父Zamazaan母ベルシェリー*113
ゲーム内配合再現:×~△(父Zamazaan・母とほぼ同じ血統*114の牝馬Surroundが収録されているため、血統的にはほぼ再現可能。ただしZamazaanは1982年に引退してしまうため、生年を合わせるためには座敷牢が必要)
28戦11勝(88年オーストラリアンダービーなどGⅠ5勝。セゲンホーS(現ランヴェットS)やタンクレッドSといったウイポに収録されているGⅠも制している)
1987-88シーズンの豪州年度代表馬に輝いた名馬で、本邦輸入種牡馬でもあります。別の有名競馬ゲームシリーズにも長らく種牡馬として登場し、ゲーマー達に豪州血統というものを垣間見せてくれる存在でした。
残念ながら種牡馬としてはAJCC3着のコスモブレイザー、交流重賞になる前のスパーキングレディーCを勝ったブンブンラリーを出した程度に終わっています...
同期の収録馬には成長型覚醒で大暴れできるOur Poetic Princeがいますが、あちらは3歳シーズンでは主に短距離で走っており、ほとんど対戦経験はない模様です。
貴重な「日本に馴染みのあるオセアニア馬」として、次回作以降での登場を待望したい馬の一頭と言えるでしょう。
『2024』では繁殖牝馬としてダイレクトに登場するノーブルフォエバー*115の父として血統データのみ存在しています。

マ行

・マイネルビンテージ
1997年生(牡)
父スターオブコジーン母マイネセラヴィ
ゲーム内配合再現:○
68戦13勝(中央22戦2勝)
主な勝ち鞍:京成杯
2000年以降唯一のサラ系による重賞勝ち馬です。*116
京成杯を勝ちましたが、その後は精彩を欠くレースが続き南関東⇒高知⇒佐賀と移籍しました。
高知移籍初戦ではウララちゃんと走ったこともあります。

・マイネルフリッセ
1985年生(牡)
父リードワンダー母ヒロオサクラ
ゲーム内配合再現:×
25戦4勝
主な勝ち鞍:きさらぎ賞
実は「サラブレッドクラブ・ラフィアン」が募集した第1期の馬であるとともに、クラブにとっての初の重賞勝ち馬だったりします。
ただ、このおうまさんはクリークさんのために菊花賞を回避せざるを得なかった話の方が有名かもしれません。
皮肉なことにきさらぎ賞はでした。の手綱で勝ち、そのまま皐月賞にも挑みましたがでした。のラフプレーで失格になっています。
岡田総帥の判断は後のことを考えると英断だといえますが、当時のクラブや調教師からすればたまったものではなく、特に預託先の中村均調教師とは一時不仲になったことも。*117

・マイネルブレーブ
1986年生(牡)
父クライムカイザー母ブレーブドーター
ゲーム内配合再現:×(ブレーブドーターや母父ボンジュールもいないため不可)
8戦2勝
主な勝ち鞍:共同通信杯
あの「犯罪皇帝」「登りつめる皇帝」の最高傑作で、ダービーにこだわり続けたマサトさんがお手馬にしてダービーに挑んだほどのおうまさんです。
事実ダービーで2番人気でしたが、結果は7着と掲示板にすら載らなかったですね…。なお、マイネルブレーブさんはこのダービーを最後に引退…。
この後もしばらくマサトさんはダービーで苦戦しながらようやく1993年、チケゾーさんで獲りました!!

・マズルブラスト
2002年生(牡)
父ホワイトマズル母セーヌリバー(母母セーヌスポート)
ゲーム内配合再現:△(セーヌスポートはノーブルグラスの母母で1976年地点で現役馬として登場する)
75戦17勝
主な勝ち鞍:2007年大井記念(大井重賞)ほか
高齢まで走った活躍馬と言えばJRAだとトウカイトリックなどが思い浮かびますが南関東で13歳まで走ったのがこの馬マズルブラストです
南関東は「9歳以上の馬はA1級の特例*118を満たした馬を除き他の競馬場への移籍か引退を迫られる」規則になっておりまして、
マズルブラストは4年連続でその特例を満たした凄い馬ですね
2015年にレース中の怪我で引退しましたが10年以上見てきた馬がいなくなるというのがどういうことか体で理解できた気がします
当時は天本状態*119でしたので余計にそう感じましたね
なお余談ですがJRA移籍直前のTOSAKIのお手馬の一頭でもありました

マチカネイワシミズ
1983年生(牡)
父ファバージ母ロッチ
ゲーム内配合再現:◯
5戦3勝
皐月賞馬ハードバージの全弟ですので良血馬の部類に入ると思うのですが某ゲームでの扱いがあまりにも有名すぎて完全なるネタ馬と化していますね
1986年のメジロデュレン*120が勝った菊花賞にも出走(7着)し、
次走の阪神大賞典(当時は年末開催)で1番人気に支持されたりもしました(2着。結果的に最後のレースになった)のである程度の実績馬でもあります
…がウイポに出てきたことがないのはやはり知名度が飛躍的に高まったきっかけが某ゲームであることが理由なのでしょうか
なお、某ゲームでのブレイクのきっかけとなった繁殖牝馬「オオシマナギサ」はオギティファニー(緑札)の母の全姉がモデルで、母にあたるイチコ(緑札)も1976年スタートの初期譲渡繁殖牝馬候補として登場しますので「オオシマナギサ」の再現も可能ですがウイポの配合の仕様では危険度が高くなり過ぎて*121「マチカネイワシミズ×オオシマナギサ」配合の再現は現実的ではないでしょう
また、もう一頭の相方「タケノマジック」はロングレザー(銅札)の全妹がモデルで母にあたるタケノアレグロ(銅札)も登場しますので「タケノマジック」の再現も可能です。

・マンジュデンコウベ
2000年生(牡)
父マンジュデンカブト母マンジュデンレディ
ゲーム内配合再現:◯(父マンジュデンカブトの史実産駒がいないため繁殖入りしない可能性があることに注意です)
49戦5勝
一度知れば忘れようにも忘れられない冠名「マンジュデン」
本馬のオーナーが所有している中華料理屋「萬寿殿」から引用したものです
母マンジュデンレディが1982年クラシックトライアルで権利獲得後桜花賞で一番人気に支持されたという経歴があり(勝ち馬リーゼングロス)堂々のウイポシリーズ初実装となりました
残念ながらその産駒までは実装なりませんでしたので再現してみたいものです
本馬はJRAで4勝後岩手に移籍しておりシアンモア記念二着・トウケイニセイ記念三着(ともに岩手重賞)などの実績を残しました
全兄にマンジュデンツルギがおり単純な実績でいえばこちらを取り上げるべきかもしれませんが、
筆者が浦和の準重賞プラチナカップ(現在は南関重賞)に遠征した際に生で本馬を見ていますのでコウベにしました

・ミナモトマリノス
1993年生(牡)
父イルドブルボン母コガネアケボノ
ゲーム内配合再現:×
20戦3勝
時は1996年…。この時代の牡馬クラシック世代の話題は、サンデー四天王が席巻していました。
そんな中、ミナモトマリノスさんはサンデー四天王の一角ロイヤルタッチを負かしたことでダークホースとして注目されるようになりました。
皐月賞は4着とまずまずの結果でしたが、ダービー・菊花賞では着外、それ以外のGⅡ~GⅢレベルの重賞でも着外が続きました。
今思えば、彼は典型的な早熟馬だったのでしょうか…
なお、実はウイポ『7』では登場していますが、『8』以降ではリストラされています

・ムーンライトローズ
1994年生(牝)
父ハクタイセイ母ナイスローズ
ゲーム内配合再現:×
18戦0勝
2022年8月、ウマ娘の新シナリオで新登場したライトハローさんの元ネタとされるおうまさんです
正直、戦績はパッとせず、引退後は牝馬だと未勝利でも繁殖入りすることも珍しくないですが、彼女はなれませんでした
もしかしたら、サイゲが彼女にライトハロー役を用意したのはこちらの世界だけでも報われてほしいという想いがあるのかもですね…
ちなみに、馬産としては珍しい九州産馬です。ただ、九州産馬は北海道産馬と比べて圧倒的に弱いことが多く、九州産馬保護のために限定のレースすらあったりします*122
それゆえに、2021年に熊本産馬のヨカヨカちゃん*123が北海道産馬らと戦って重賞(北九州記念)を勝ったときにはとても盛り上がり、
故障による突然の引退に多くの競馬ファンが悲しみました
その後、2023年の中山グランドジャンプをヨカヨカちゃんの牧場の先輩にあたるイロゴトシくん*124が制し見事無念を晴らすと共に九州産馬初のJRAGⅠ馬となりました

・メイショウカドマツ
2009年生(牡)
父ダイワメジャー母アルペンローズ
ゲーム内配合再現:×(半姉メイショウオウヒがメイショウハリオ・テーオーロイヤル兄弟の母だがアルペンローズが未実装)
28戦5勝
ダイワメジャー産駒ではかなり珍しい中長距離馬です
重賞を勝ってこそはいませんが、ゴールドシップが勝った2012年の皐月賞ではゼロスと2頭で大逃げしたり*125、2013年のダイヤモンドステークスで3着と好走、2015年のアルゼンチン共和国杯では次走の有馬記念を4連勝で制覇するゴールドアクターとアタマ差の大接戦を演じたりとその血統・レースぶり両方で記憶に残る馬だったのではないでしょうか

・Melody Belle(メロディーベル)
2014年生(牝)
父コマンズ母Meleka Belle
ゲーム内配合再現:×
41戦19勝
主にニュージーランドで活躍しGIレースを14勝していますが、オーストラリアで勝ったGIはウイポ未実装のエンパイアローズS1勝のみ、
それ以外はニュージーランドでのレースのためか、これだけの記録を残したにもかかわらず実装されていません

ヤ行

・ヤマトダマシイ
1990年生(牡)
父シンボリルドルフ母バタイユ*126
ゲーム内配合再現:×(母母父のタリヤートスはヒシスピードらの母父としてデータのみで種牡馬として使えず)
2戦1勝
同期のクエストフォベストさん(前述)と同じく活躍を期待されたふじさわ(和)厩舎の素質馬です!
新馬戦は出遅れながらも3馬身差の圧勝。開業から日が浅いふじさわ師がクラシック参戦や勝利を夢見る程の能力を見せますが、2戦目*127にて道悪の馬場に足をとられるように転倒。
直前にひと踏ん張りしており、橋本さんはこの時の事を「あのひと踏ん張りが僕を助けてくれた」と思い*128、生存を祈るも予後不良に…

ヤマトダマシイさんの早世は、2戦を共にした橋本さん*129や、父である会長さん*130のその後にも影響したと思われます…

この出来事以降のふじさわ師は、イギリスで学んだ馬なり調教をより一層心掛けてタイキシャトルさんやシンボリクリスエスさん達を育て上げますが、
彼らの活躍の根底にはヤマトダマシイさん達が居る事も後世に伝わってほしいですね。ロンドンボーイさんもそうだそうだと言ってます。

ウイポ『9』に実装されているヤマトダマシイは緑札史実馬ガルボ*131の母であり別馬です
1997年暮れにセガサターン向けにリリースされた『馬なり1ハロン劇場』のゲーム版には本馬の母であるバタイユが登場していますが、
本馬が期待されていたことの反映か能力や基準価格がかなり高めに設定されています。

・ヤマニンアーデン
1984年生(牡)
父ハイセイコー母ニシキノ
ゲーム内配合再現:◯
12戦4勝
ヤマニンファルコン(緑札)の半弟かつヤマニン軍団の中で重賞勝ち(シンザン記念)があるのにウイポに出ていない少し不憫なおうまさんです。
1600mまではまずまずの成績でしたが、距離が伸びると着順を落としてしまいました…。

・ヤマニンサイクロン
1992年生(牡)
父ニホンピロウイナー母ヤマニンポリシー
ゲーム内配合再現:◯
31戦3勝
あのヤマニンゼファーさんの全弟でゼファーさんが活躍した時期に生まれたおうまさんだからか、
同じ風系統の名前としてもっと勢いのあるサイクロンと名づけられたらしいですが、実績は兄に及ばず…。

ラ行

・ライジングウェーブ
2003年生(牡)
父メイショウドトウ母ボーイントンキャニオン(母母母Nijinsky Star)
ゲーム内配合再現:×(Nijinsky StarはSightseekの二代母として血統データは存在するもののゲーム上で繁殖牝馬として使用できない?ため通常の方法では不可ぽいです)
34戦12勝
主な勝ち鞍:2009年大井記念(大井重賞)
メイショウドトウの代表産駒は?と問われてピンとくる方は少ないかもしれませんが*132私はこの馬を挙げたいと思います
2009年の大井記念、ライジングウェーブは重賞初挑戦の身なれど52kgの軽斤量だったりパドック解説の方の「この馬はステイヤー向きの馬体してますよ!間違いないですね!(意訳)」みたいな発言があったりでそれらがどれだけの影響を及ぼしたかは分かりませんが最終的に単勝4番人気となりました(1番人気は上記のバグパイプウインドでした)
そして互いに初距離に挑んだ結果*133ステイヤー的資質の差?かどうかは分かりませんがバグパイプウインドとの叩き合いの末ライジングウェーブが大井記念を制しました
とここまでバグパイプウインドの項から読んできた方ならピンときたかもしれません
2009年大井記念は1着メイショウドトウ産駒2着テイエムオペラオー産駒という当時を知るものからすれば感涙モノの結果だったのです
当時のレース映像を軽く調べたのですが出てきませんでしたので全く認知されていないのかもしれません
しかし少なくとも筆者は若駒の頃を思い出し感動しました
誰にも伝わらない気がしないではないですがまあヨシとします

・ラガーレグルス
1997年生(牡)
父サクラチトセオー母レインボーパーク
ゲーム内配合再現:×(なお、母をモデルにした馬が「グリニッジビレッジ」という変名で某ゲームに登場していますが能力はかなり低いです。従兄弟のクイーンS勝馬レインボークイーンも未実装)
8戦3勝
主な勝ち鞍:1999年ラジオたんぱ杯3歳S(当時GⅢ)
徹底的なゲート難に苦しみ、更には悪意ある人間達に馬生を狂わされた馬として有名な馬です。
この馬もかつては収録を受けていた馬でしたが、『7』の途中でいなくなってしまいました。
個人的にはフジ実況の皐月賞のスタートが一番のお気に入りだったりしますね。

ワ行

・ワイズメアリー
2019年生(牝)
父キタサンブラック母アオイスカーレット(母母エリモエクセル)
ゲーム内配合再現:×(父キタサンブラック、母父ディープインパクト、母母エリモエクセル全て実装されているが、極度の近親のため不可)
4戦0勝
全兄弟2x2、それも今の日本競馬で最も有名であろうブラックタイド(キタさんのお父ちゃんです!)とディープインパクトの全兄弟インブリードが入っています!
その近親配合から生まれる前から注目されていましたが、デビュー戦こそ8頭立て5着と善戦するも次戦の未勝利戦では二桁着順……
3戦目は6着に巻き返していたので勝ち上がりに期待が掛かりましたが4戦目が未勝利の最終週と遅れてしまった上に最下位に破れてしまいました…
ちなみに、母母のエリモエクセルはの世代のオークス馬です!

・ワンダーポデリオ
2004年生(牡)
父フォーティーナイナー母アラマサブレーヴ
ゲーム内配合再現:△(アラマサブレーヴを再現するには、ダンシングブレーヴとアラホウトクとの配合が必要)
52戦7勝
冠名「ワンダー」のおうまさんです!
ちなみに、この冠名で有名なのは1995年の桜花賞を勝つも翌年の初戦となる京都牝馬特別で競走中止・予後不良となってしまったパヒュームさん*134
9歳でかしわ記念を勝ち2022年7月にウマ娘デビューも果たしたアキュートさん*135などですね!
アキュートさんとその半兄スピードさん*136はダート路線で戦っていましたが、彼もダートが主戦場でした。
ただ、上の後輩達と違って、OPは勝てても重賞では力不足でしたね…。

バローズ系

権利関係で揉めたのか否か真相は不明ですが、バローズ系の馬は一切実装されていません*137
同じ馬主ということでこちらでまとめておきます
2023年12月22日18時30分YouTubeにてプレミア公開された第68回有馬記念のシミュレーションレースにてアイアンバローズの登場が確認されましたが、特殊仕様*138でした!!

・アイアンバローズ
2017年生(牡)
父オルフェーヴル母パレスルーマー
ゲーム内配合再現:◯(母パレスルーマーは2007年に米国繋養の銀札*139繁殖牝馬として出現する)
30戦5勝(現役)
2021年のステイヤーズステークスと2022年の阪神大賞典で2着とあともう少しで勝ち切れない状態が続いています
2022年の天皇賞(春)では2強に次ぐ3番人気に支持されましたが5着に終わりました
2023年の阪神大賞典及び春天では弟ジャスティンパレスとの兄弟対決になりました!結果はご存知の通りです
そして秋2戦目、自身3回目の挑戦となったステイヤーズステークスでは大逃げで後続を封じ込め遂に重賞初制覇を果たしました!
秋3戦目の有馬記念では再び兄弟対決となりました

・アランバローズ
2018年生(牡)
父ヘニーヒューズ母カサロサーダ
ゲーム内配合再現:×
20戦8勝(現役)
船橋所属の地方馬として2020年に交流重賞JpnⅠの全日本2歳優駿を勝利し、2021年には東京ダービーも勝利しました
東京ダービー勝利後の秋復帰初戦はなんと交流重賞のオーパルスプリントに参戦*140
古馬相手では流石に厳しかったかテイエムサウスダンから1.4秒離された3着に敗れました
その後は金沢開催のJBCスプリントに出走するも惨敗、1戦した後長期の休養に入りましたが復帰2戦目で約1年4ヶ月ぶりの勝利を挙げるなど間隔を開けつつ出走を続けておりムラはありながらも勝ち星を積み上げています

・アレスバローズ
2012年生(牡)
父ディープインパクト母タイセイエトワール
ゲーム内配合再現:△(Goofed*141にBold Forbes⇒El Gran Senor⇒ヘクタープロテクター⇒トニービンと配合することで母を再現可能)
34戦7勝
2018年のCBC賞と北九州記念を勝利し、サマースプリント王者となりました
翌年も現役続行しましたがCBC賞2着が最高で引退しています
現在は種牡馬入りしており下記のロジャーバローズと同年の2023年に初年度産駒がデビュー予定です

・アントニオバローズ
2006年生(牡)
父マンハッタンカフェ母リトルアロー
ゲーム内配合再現:◯(母リトルアローが緑札で登場)
9戦2勝
2009年のシンザン記念を勝利し、日本ダービーでは3着に入りました
神戸新聞杯で11着に終わった後に喉鳴りが判明、一時は回復したものの2010年に再発し、手術後の肺炎が原因で予後不良となりました
ちなみに、ウイニングポスト『7』では実装されていたんですが『8』から存在が抹消されてしまっています

・ウィリアムバローズ
2018年生(牡)
父ミッキーアイル母ダイアナバローズ
ゲーム内配合再現:×
18戦7勝(現役)
デビューから4戦は芝レースに出走するも勝利できず、5戦目以降はダートに転向しました。
転向後は4歳時のみやこSを除けば3着以内をキープしており、6歳となった2024年の東海Sで遂に重賞初制覇となりました。

・エルトンバローズ
2020年生(牡)
父ディープブリランテ母ショウナンカラット
ゲーム内配合再現:△(三代母アンティックヴァリュー*142から母母父シアトルソング、母父ブライアンズタイムと繋げる事でショウナンカラットを再現可)
11戦4勝(現役)
2023年のラジオNIKKEI賞と毎日王冠をぁっゃとのコンビで制したバローズの新鋭です
どの路線に進むかはまだ分かりませんが、1600~1800で好走している事を考えるとマイル・中距離路線で夏の上がり馬として名を上げました!
マイルチャンピオンシップはヨンチャクガンバッタ!

・ロジャーバローズ
2016年生(牡)
父ディープインパクト母リトルブック(母母Cal Norma's Lady)
ゲーム内配合再現:△(『2024』ではBeau Darling⇒June Darling⇒Cal Norma's Ladyが登場したため、再現可能になりました。無印では再現不可っぽいです)
6戦3勝
2019年の日本ダービーを12番人気ながら勝利した馬です
凱旋門賞への挑戦も検討されていたんですが、屈腱炎のため引退して種牡馬入りとなりました
ちなみに『2020』以降、ファレノプシスを所有しているとロジャーバローズが生まれる2016年にサードステージが生まれます
2019年のダービー馬を収録できないが為の穴埋めみたいな感じですかね
『9』無印の時点では福寿草特別を勝って3戦2勝でしたが収録されていません
これを元から収録予定がなかったと見るか、すでにオーナーの息がかかっていたと見るかは想像に任せます

バローズ血統馬
こちらは馬主はバローズではない方ですが、父や母がバローズのために登場できないお馬さん達です!
今後もバローズを父や母とする活躍馬が出てきそうですがどうなるんですかね…

・オーキッドロマンス
2021年生(牡)
父ロジャーバローズ母エキナシア
ゲーム内配合再現:△(DancealotにDanzig⇒フォーティナイナー⇒Take Me Out⇒スニッツェルと配合することで母を再現可能。ちなみに、Danzig⇒フォーティナイナー⇒マルゼンスキーでタシロスプリングを再現できます)
8戦2勝(現役)
カンナステークスを勝ち京王杯2歳Sで3着、3歳になってからもクロッカスSやファルコンSで2着に入るなど
短距離路線での活躍が期待されます。

・クインズエルサ
2020年生(牝)
父デクラレーションオブウォー母キャンディバローズ
ゲーム内配合再現:△(キャンディバローズの母アフレタータはファインチョイスの母として実装されています)
9戦1勝(現役)
母バローズですが馬主はバローズではなく、啓愛義肢材料販売所系のケイアイスタリオン*143となります。
2歳時にききょうステークスで2着に入っていますが、母子制覇を狙ったファンタジーSでは6着に敗れています。

・フジユージーン
2021年生(牡)
父ゴールデンバローズ母デザイナー
ゲーム内配合再現:×
7戦7勝(現役)
岩手で活躍中で、ネクストスター盛岡では1秒9、3歳初戦のスプリングCでは2秒4突き放して圧勝するなどしています。
この馬などの活躍で父ゴールデンバローズが種牡馬に復帰したという話もあります。
ちなみに、この馬以外の2歳ネクストスター勝ち馬はすべて実装されています。

番外編

こちらに載せているのは、史実シナリオの最古年代(1973年以降)では競走馬として活躍しているはずなのに競走馬として登場せず、種牡馬・繁殖牝馬としてのみ登場する馬たちとなっています。

・サンゼウス*144
1988年生(牡)
父トウショウボーイ母リキサンサン(母母サンサン)
ゲーム内配合再現:△(母リキサンサン(1977年生)が収録されておらずその父がSir Ivorですので生年まで再現しようとすると引継ぎかDLC前提になると思います)
8戦2勝
後年セレクトセールで更新されるまで長らくセリの最高取引額を維持し続けた馬として有名です。*145
なお成績は…共同通信杯を4着したように言われるほど鳴かず飛ばずではなかったようです。
まあ3億をペイできたかと言われたらはい…なのですが。
ちなみに、当時まだ10億円以上稼いだ馬が誕生していない時代ですのでどうやってペイしようとしたのかは私には分かりません。
『10 2024』では交流重賞になる前の関東オークス馬シバノコトエの父として登場することになりました。*146

・サンデージョイ
1999年生(牝)
父サンデーサイレンス母ジョワデニース(母父デインヒル)
ゲーム内配合再現:×(繁殖牝馬として登場し、競走馬としては使えず。)
18戦3勝
主な勝ち鞍:オーストラリアンオークス
おとうちゃんの産駒でGⅠを勝ったのは44頭いますが、唯一の外国産です
オーストラリアGIを8勝したモアジョイアスを産んでますね
ただ残念なのは外国産なので、GⅠ勝利したサンデー産駒にしては情報が少ないです。もしわかる方がいたら追記お願いします!

・シーズグレイス
1993年生(牝)
父サンデーサイレンス母ザンベージ
ゲーム内配合再現:△(母母ヨドセンリョウ*147が銅札競走馬・繁殖牝馬として購入可)
22戦3勝
2歳時にOPを2勝、その後重賞2着を2回した後
ユーイチの初GⅠ騎乗(秋華賞6着)初GⅠ馬券圏内(エリザベス女王杯3着)初海外遠征(香港国際C9着)のパートナーとなりました
旧作では競走馬として登録されていたこともありましたが、ダートGⅢを2勝したシャドウスケイプの母として緑札の繁殖牝馬で登場します

・ソーマジック
2005年生(牝)
父シンボリクリスエス母スーア
20戦4勝
アネモネステークスの勝ち馬で桜花賞3着の実績がありますが、重賞勝ちが無いのが響いたか競走馬としては未登録
史実産駒のソーグリッタリング、マジックキャッスル、ソーヴァリアントに加えSHグランプリモナークを輩出する為、繁殖牝馬では銀札馬として登場します

・ドナブリーニ(Donna Blini)
2003年生(牝)
父Bertolini母Cal Norma's Lady
ゲーム内配合再現:☆(2024で競走馬一覧に確認!)
11戦4勝
ドナウブルー&ジェンティルドンナ姉妹の母ですが、競走馬としても2005年にGⅠチェヴァリーパークステークスとGⅡチェリーヒントンステークスを勝利しています
このような実績があるにも関わらず競走馬としては登場せず、繁殖牝馬として2006年の年末処理で輸入されてきます
競走馬として登場していれば、母であるCal Norma's Ladyも繁殖牝馬として登場するので、ロジャーバローズの配合再現も可能だったんですが
・・・と言ったら2024で競走馬一覧に存在を確認しました。これはもしかしたらもしかするかも・・・?

・ハナライ(USA)
2008年生(牝)
父Medaglia d'Oro母プリモスター(母母チーター*148
ゲーム内配合再現:×(三代母Stepping Highが緑札繁殖牝馬としてゲーム開始時点でアメリカで繁養されてますがチーターは血統データとして存在しているので使用できません。
また、チーターはStepping Highが23歳時の産駒であるためゲームでの生年を含めた再現は不可能です)
18戦4勝
今は無き競馬雑誌サラブレにてかつて一口馬主企画として募集されていた馬です
馬名の由来は花の蕾で「ハナ」「ライ」です
全レースを南関東大井競馬場で走りその経歴故か常に人気が先行していたイメージで本馬はC2級どまりで引退したのですが
特筆すべきはその産駒成績で産駒三頭でJRA2勝を含む20勝を挙げています!
代表産駒のワークアンドラブ(先のJRA2勝はこの馬から。交流GⅠにも5度参戦)が収録されているため、その母となるこの馬も繁殖牝馬としてですが登場しています。
某デスマンでクーちゃんことクールフォルテが2022年南関東牝馬クラシック路線を騒がせており企画を追いかけている方からするとこの上ない幸せではないかと思うのですが、
ハナライも産駒たちが競馬場を騒がせており形は違えどもこれもまたこの上ない幸せではないかと思うのです。

・ハマノパレード
1969年(牡)
父テューダーペリオッド母オイカゼ
20戦8勝
1973年の宝塚記念を制するも、続く高松宮杯で故障し予後不良となってしまった悲劇のグランプリホースです*149
『10』で73年スタートが実装されて以降も競走馬としては登場せず、『9 2022』から引き続きSP種牡馬としてのみの登場となっております。
なお、主な勝ち鞍と現役時代の戦績は史実での引退時点のものそのままのため実際に導入すると違和感が出ますが気にしてはいけません。ちなみに『VS RACE』では彼の走る姿を見ることができます。
幸い父と母は共に実装されているので、全きょうだいを生産して兄の無念を晴らしてみてはいかがでしょうか。

・マイネプリテンダー
1995年(牝)
父ザビール母ジラター
ゲーム内配合再現:×(一応、ユーバーレーベンらの血統には表記されている。なお、その影響からか『9 2022』には繁殖牝馬として登場。*150
4戦1勝
競走成績はこれといったものがないですが、実は隠れた名繁殖牝馬だったりします。
どこがどう凄いのかというと産まれたお仔さんの5頭中4頭が重賞勝ちをしています!
マイネル軍団では数少ない繁殖で成績を残した点でかなり希少です。そして、その血はユーバーレーベンちゃんに受け継がれています…!

・レキシールー(Lexie Lou)
2011年生(牝)
父Silgo Bay母Oneexcessivenite
ゲーム内配合再現:×
24戦10勝
2022年のNHKマイルCを勝利したダノンスコーピオンの母です
GⅡを2勝、GⅢを1勝しているほか、ウッドバインオークスとクイーンズプレートSというカナダにおけるダービーとオークスに相当するレース*151にも勝利、
GⅠのハリウッドダービーではカリフォルニアクロームの2着という成績を残しており、2014年のカナダ年度代表馬に選ばれています

・ワイドサファイア
2006年生(牝)
父アグネスタキオン母クイーンソネット
ゲーム内配合再現:×(繁殖牝馬として登場し、競走馬としては使えず)
16戦2勝
現代の競馬ファンにおいては、2020年のかしわ記念勝ち馬ワイドファラオ(現大井)の母として覚えている人はいると思います。
しかし、その正体は2009年の優駿牝馬において、本馬場入場で放馬し、競走除外になった馬なのです。
競走馬としては登場しないため、史実の雪辱(といっても相手はブエナビスタ、レッドディザイアですが…)ができないのが残念ではありますが。

コメント

  • ウイポ10には登場するホマレブルの子孫馬一覧曰くハクタイユーとハクホウクンの04年産駒ハクバノデンセツが実装されているみたいです!ただし84年シナリオには登場しない上に05年シナリオでは母しか存在せず産駒はロストではなく未誕生扱いになってます… -- 2023-03-20 (月) 22:54:55
  • リサデル(エルの3代母、母のソングおよび全姉兄のスペシャル・サッチは実装)もいなかったはず(少なくとも9 2022には) エルの母サドラーズギャルがその母Glenveaghの3歳の時の産駒であることと、リサデル産駒に父サドラーズウェルズ(スペシャルの孫)のファザーランドなんてのがいるって話だけど -- 2023-05-06 (土) 10:59:46
  • バローズ系は馬主がコーエーテクモと御同業な上に冠名=会社名だから実装されなくなった、と言う話をどっかで聞いたような・・・ -- 2023-06-16 (金) 22:22:34
  • リヤンドファミユはいないのか…… -- 2023-06-20 (火) 00:22:21
  • タイキファイヤーを見て、タイキブリザードを思い出しました。戦績はブリザードの方が上ですが^^; -- 2023-07-03 (月) 03:38:06
  • 3歳地方ダート組だとミックファイアの他にもベルピット、ヒーローコール、マンダリンヒーロー、ポリゴンウェイヴ、セブンカラーズ、ベラジオソノダラブ、ユメノホノオなんかもいますけどこの辺どの辺まで実装されてるんですかね? -- 2023-07-05 (水) 08:47:05
  • 今の時代じゃ地方の三冠を2勝くらいじゃ実装されないっすね。イグナイターがギリギリのライン(ダートグレード競走を2勝以上)だと思われます。 -- 2023-07-09 (日) 01:00:34
  • ウイポ10 2024のサイトがオープンして情報がちょっと出てますが、ミックファイアとドゥレッツァがスクショで出てますね 両方とも専用二つ名(異名)持ちです -- 2023-11-30 (木) 18:42:11
  • 今年の有馬記念再現動画にアイアンバローズが確認できました、大逃げ脚質は再現されていないようですが他のバローズ冠名の実装も期待されます -- 2023-12-22 (金) 18:41:35
  • ここにいる馬、ビワハヤヒデより評判のいい馬多い気が。ニホンピロスコアー、クエストフォベスト、牝馬のビワミサキより評判が悪いって…。 -- 2023-12-22 (金) 22:57:51
  • ただアイアンはレーダーの馬番が唯一緑色になってるのでこのシミュのために用意した可能性が高そうですかね -- 2023-12-23 (土) 20:54:19
  • 結果的にアイアンバローズは未実装っぽい。(うどんの野望さんの先行プレイより) -- 2024-03-13 (水) 22:23:15
  • 今作は過去のリストラ馬が結構復活しているようです!少しこのページもスッキリしそうですね、再録された馬はあとでコメント欄にまとめておきます -- 2024-03-14 (木) 03:22:46
  • 思ったよりたくさんでした復活組。wiki記載馬では、アルマダ・エリモエクスパイア・ガクエンツービート・ガレオン・ダイワオーシュウ・ツルマルミマタオー・ボールドフェイス。現役側ではタニノタビトが当選、彼をはじめ現4歳の3冠勢力が大体収録されてました -- 2024-03-14 (木) 11:15:36
  • 海外ではドナブリーニとその母Cal Norma's Ladyも競走馬として実装されたのでロジャーバローズの再現も可能になり、さらにパシフィックプリンセスも実装されました -- 2024-03-14 (木) 11:30:14
  • ペプチドナイル…ウソでしょ… -- 2024-03-14 (木) 13:52:31
  • ↑結構勘違いされやすいのがウイポの査定はあくまで発売前年末まででの競走成績だから当時のペプチドナイルはリステッド勝っただけのしがないオープン馬。登場しないのは必然。この仕様のせいで10無印では23世代のクラシックG1馬がリバティアイランドしかいないとかいうふざけた事態になっていた。 -- 2024-03-14 (木) 15:32:31
  • ↑いうてタスティエーラは間に合ってたでしょ、あとシャンパンカラーも。ペプチドナイルはダートとはいえオープン特別3勝で落選したのは解せないと感じてるけども -- 2024-03-14 (木) 20:38:34
  • 今回は地方組が結構やってきた印象ですね
    上で上げさせて頂いたお馬さんでもセブンカラーズさん以外は全員実装してましたし(流石にヘルシェイクさんはいませんでしたが)デステージョさんまで実装、現3歳組もサントノーレさんにマミエミモモタローさんにウルトラノホシさんとだいぶ優遇されているのでは!? -- 2024-03-15 (金) 12:02:37
  • ネクストスター勝ち馬は父バローズのフジユージーンさん以外全部実装されてますね。 -- 2024-03-15 (金) 12:17:58
  • 内定したかつて記載があったお馬さんの記述も読み物として面白かったのでどこかでまた見たいですね(過去履歴で見てと言われてしまえばそれまでですが) -- 2024-03-16 (土) 02:24:33
  • セブンカラーズもちゃんといますよ私!いないのはショウガタップリですね -- 2024-03-16 (土) 17:36:31
  • ムーンライトタンゴは「8」までいて、「9~10」でリストラ、「10 2024」で復活という変り種ですね…。 -- 2024-03-20 (水) 03:29:11
  • 10 2024でアイアンルビーさんが実装されました、これでゴールドシップまでの牝系が繋がりました -- 2024-03-31 (日) 18:12:53
  • ダンディコマンドを追加しましたが、ウイポからリストラされたのが8からだったかそれ以前だったかが筆者のほうで確証が得られなかったので記述しませんでした。必要と思われましたら追記よろしくお願いします -- 2024-04-27 (土) 21:08:38

*1 基本的に父がレースで活躍した馬であることが多いのに対して、母は競走成績が悪くても血統構成だけで繁殖にあがることが多いため。しかも、それで成功するパターンも結構ある
*2 重賞未勝利でも何度もGⅠ戦線で掲示板に載るロイスアンドロイス・ラスカルスズカ・サウンズオブアース・カレンブーケドール・エタリオウは流石に無視できないのか登録済
*3 掲載済みのGⅢ勝ち馬ではアンバーライオン、ツジユートピアン、ヤマニンアーデン、マイネルフリッセ、マイネルブレーブ、ラガーレグルスら
*4 掲載済みではの馬ではグランドシンザン
*5 元掲載馬ではガクエンツービート、ダイワオーシュウが再録しこのページから卒業しました
*6 ロジータやハツシバオー
*7 ルドルフや海外の強豪相手にGⅠで2着だったロッキータイガー
*8 カウンテスアップやツキノイチバン
*9 ベルピット、ヒーローコール、マンダリンヒーロー、ポリゴンウェイヴ、セブンカラーズ、ベラジオソノダラブ、スマイルミーシャ、ユメノホノオなどが実装済み
*10 金沢所属だと中央オープンを勝ったトゥインチアズも未実装だったりします
*11 ただ、マーキュリーカップは父からして血統的に難しいですが
*12 中の人は激マブさんと同じ
*13 オーナーはあの金 子 真 人。蛯名厩舎所属で1戦0勝
*14 現状、開腹手術が終わったところで競走に参加できるのは秋頃らしい
*15 父が最近日本ダービー馬を輩出したサトノクラウン。西村厩舎所属で1戦0勝
*16 スレッタ同様、地方デビュー。2戦0勝
*17 某ゲームのクリエイターが1口持っていましたが中央では未勝利。その後今はなき栃木に移籍し足利で1勝
*18 父ディープインパクト。母ブライトアバンダンスがブライトフラッグの母として収録されているため史実配合も可能です
*19 2021年の京王杯スプリングカップも勝利。銀札。実は2024/4/10時点で父父ディープインパクトでGⅠを勝った唯一の馬
*20 ちなみに、東風Sの2着はノース"ザワールド"、どう見てもスタンド惹いてます本当にありがとうございました
*21 馬齢が増えるのが誕生日ではなく1月1日であるためにこのような現象が起きました。なので、実際にクラシックを戦うとしたらとんでもないハンデを背負うことに
*22 サクラハイスピードの母
*23 Zガンダム絡みではシロッコの名を持つ馬がウイポで2頭登場している。
1頭は父アドマイヤベガのトウショウシロッコ*24、もう1頭は海外馬のシロッコ*25

*24 SPが無札ながら65と高く、旧作ではSTも75あり長距離戦でも活躍できる能力になっていました。ちなみに史実では菊花賞で14着、それ以外で3000m級レースは使われていません
*25 銀札でSP73と高性能。プイプイが参加した凱旋門では優勝候補の一頭でもありました
*26 そして、ガンダムSEED DESTINYが放送された頃にはラスボスと同じ名を持つあの馬が活躍していた…!
*27 全日本2歳優駿5着のパーティメーカー(無札)の母として登場
*28 1着は同馬主のモズピンポンでモズモズ馬券と話題に
*29 母も自身の所有馬ですが、中央では未勝利でした
*30 娘さんのファストフレンドさんが牡馬相手に東京大賞典や帝王賞を勝っている
*31 ザテトラーク系の滅亡は、本馬が生まれる前から時間の問題と思われていた様で『世界の名馬』(著者・原 田 俊 治 1970年刊行)では「セフトの直系馬、換言すればテトラテマ(アズユーライクの5代父、セフトの父)の系統も遠からずわが国で消滅する運命にあるといって過言ではなかろう。」と書かれています。なお日本最後のザテトラーク系競走馬は1990年生まれ(つまりBNWと同期に当たります)の本馬の産駒であるトーアテトラークで中央・上山で1994年まで、アングロアラブ種を含めると1999年生のモナクカバキチが2012年まで走っていました
*32 日本を代表するザテトラーク系種牡馬にしてトキノミノルたづなさんやボストニアンの父であるセフトとは5代父であるテトラテマまで遡らないと共通の祖先に行き当たりません
*33 重賞5連続2着という点では、ヴィルシーナもいる。しかもヴィルシーナはそのうち4つがGⅠ
*34 ブロコレ会員でウイポに登場しているおうまさんは意外に多く、ブロコレ所属でウイポ未登場馬は彼以外だとマチカネキララのみ
*35 実力が足りないのに大レースで大逃げを打つおうまさんのことです。
理由としては当時は特に「日本ダービーに出走させたい」という陣営が多かったからで、距離的に無理をしてでも日本ダービーに出走させ、あわよくば大逃げを打って勝利それができなくても少しでも先頭に立つことによってテレビ中継にて名前を出してもらえ、その際に視聴者に覚えてもらえることもあるからです

*36 完全なる筆者の妄想なので真に受けちゃダメですよ!
*37 現在のドバイターフ
*38 シミュレートでの着差はハナ差ですが、本番が6馬身差で2秒以上更新のレコード勝ちなんて予想出来ませんよ…
*39 エルナンドの母母
*40 800mの誤字ではなく最下位馬は一周遅れでゴールしたとか…
*41 リーディングサイア―とは統計が違うようです
*42 火事で亡くなった馬といえば、私と同期のエガオヲミセテちゃんが話題になりやすいですね。繁殖牝馬としても有望だったり、仲の良かった同厩舎のユーセイトップランさんがその直後のダイヤモンドステークスを勝った話など話題が多いです
*43 最強馬と最弱馬との種付けの噂が立ったプイプイさんとウララさんや、オグリさんとホーリックスさん、ヘリオスさんとルビーさん等が有名ですわ
*44 活躍できた例としては同厩でスプリント界を席巻し恋バナにもなったカナロアさんとカレンさんの仔カレンモエさんや、秋華賞勝ちで今後の活躍が期待されたものの阪神牝馬Sでのレース前の故障で引退となったプイプイさんとアパパネさんの仔アカイトリノムスメさん等が有名ですわ
*45 ステイゴールドさん
*46 とはいえこのステマ配合はディクタス3×3のインブリードが発生しますので機会があったとしても現実的ではなかったように思いますわ
*47 イクノさんは他にも目立った産駒は輩出しておりませんので史実産駒は実装されておらず仔出しも「3」ですわ…
*48 全兄はダンスインザダーク、全姉はダンスパートナー、全妹はダンスインザムード
*49 1984年スタートでスピード64以下にエディットすれば貰えます
*50 特に2戦目の春菜賞で出遅れながら勝利した時はクールな大僧正が大喜びした程でした。なお、この馬もニホンピロスコア同様ビワハヤヒデ以上に期待していました
*51 国産馬の地位を守るために特別手当を出したり限定重賞を設けたりしていましたがお父ちゃんことサンデーサイレンス御大の孫が走り始めた頃に聡いJRAリニンサンによって廃止されました
ちなみに、ウイニングポストでは父内国産の制度が再現されたことはありませんが、某ゲームでは父内国産限定競走も再現されていました

*52 結果は10着で勝ったのはライスさん
*53 セントミサイルの半弟。「馬の瞳を見つめて」P167では「ターフィー」と書かれている
*54 制度設立の中心として活動していた乗馬倶楽部イグレットは、茨城県で引退競走馬がオーナーに放置されて餓死する事件の際に救出された馬を乗馬としてリトレーニングした実績も有る
*55 「馬の瞳を見つめて」P168-P170
*56 「生きているだけでいい!」P85-P100や『優駿たちの蹄跡』(10巻第80戦)「ボクの存在価値」で描かれていたのはこの頃
*57 NHKマイルCの前身と言えるレースで当時はGⅡ芝2000mで行われていた
*58 よく短距離レースに出ていた
*59 スズカさんが亡くなった1週間後に行われた菊花賞に出走が決まっていましたが無念の出走取消となりました
*60 カブトヤマ記念勝ちの他、オークスで人気薄ながらラモーヌさんの2着に入るという結果を残しました。この実績からか乾坤一擲持ちとなっています(84年スタートでは某所で引き継ぎなしプレイでのオススメにも挙がっていたため、お世話になったプレイヤーも多いのでは)。また、収録されている産駒には目黒記念の覇者ユウセンショウがいます
*61 某ゲームで「キルトクール」という変名で登場したこともありましたがセイクリムズンが出現する前だったので能力・基準価格ともかなり低くなっています
*62 理由としては境調教師が手放さなかったため。なお、スターオーは新厩舎祝いとしてかつての弟子の平 井師に譲られた経歴がある
*63 2年目の1989年には同年の日本のサラブレッド種牡馬全体でも最多となる104頭の牝馬に種付けをしています
*64 こちらも北関東の名牝で無札ながら高い能力を持つ(SP65・サブパラ合計60、遅めあるで特性も優秀)ベラミロードの半兄です
*65 90年代後半~00年代前半ごろまでは大樹ファームは栄えていましたが、この頃になると有力馬がいないどころか、上層部の資金繰りの問題が新聞で取り上げられたりと踏んだり蹴ったりでした。
それだけに彼にかけていた期待は名前の通り大きかったのですが…

*66 鞍上イワータ父はこの後騎乗停止処分
*67 でした。さんを振り落としたあの方達とか
*68 似たような状況で騎手が自分を気にかけてくれたと感じた例はキーストンさんとヤマトダマシイさん(後述)が有ります
*69 当時は天皇賞と同じく春秋開催でした。1999年に中山グランドジャンプが創設され、年1回開催に変更されています
*70 いつもパドックのときは5本足だったらしい
*71 今はなき、GⅢのクリスタルカップでタイキウルフさんがあと100mでゴールというところでヒシアマ姐さんの鬼脚で追いつかれた上に1馬身差をつけられた伝説のレース
*72 柔軟性S+のスタミナ41で1200~2400、スタミナ72で1700~3200となる
*73 マルゼンスキーの1億2000万(シルの落札価格と輸入費込み)に対して、こちらは2億2000万(タイプキャストの落札価格と輸入費込み)。
高かったのはタイプキャストのほうが競走実績が良かったからかと。ちなみに、シルは未出走で繁殖牝馬になっている

*74 よく代替種牡馬で成功した例で挙げられるのがブラックタイドさん。血統が悪いやらろくに勝ってないやら言われますが、実はGⅡを勝っていますしあのプイプイさんの全兄なので血統構成が悪いとは言えません
*75 ネオユニヴァースは7000万円
*76 当時は中山1600m
*77 現・2勝クラス
*78 当時は芝1800m
*79 こちらも母スイフトクインが無札の繁殖専用馬として収録されているため、本馬を再現して種牡馬入りさせれば再現可能
*80 それでも1億8000万は稼いでいるので良血馬の中では当たりと言えるでしょう
*81 チョウカイリョウガさんもアグネスプラネットさんも弟さんの活躍により最終的に種牡馬になっています
*82 ウイポでは無札馬として収録されている。実はクリフジの末裔でアストニシメント系所属。馬なり1ハロンではナリタブライアンと友達だった
*83 そもそもトウショウ牧場の牝馬なら後ろにトウショウと付きます
*84 吉田善哉さんが内国産種牡馬に対して否定的だったとされるうえに、トウショウボーイがいた軽種馬協会についても批判していたそうです
*85 北斗の拳主人公の「ケンシロウ」とその登場人物「金色のファルコ」がモデル
*86 トウショウ産業は他にも北斗の拳で「トウショウサウザー」「トウショウジュウザ」「ユリアトウショウ」の名をつけていたが、結局「トウショウファルコ」以外は重賞を勝てず
*87 「プリキュア」をモデルにしたテイエムプリキュアや「ポケモン」をモデルにしたスクワートルスクワート(ヨカヨカのお父ちゃんです)等は数少ない成功例です
*88 「ラオウ」はケンシロウの宿命の相手の一人です
彼関係の競走馬は本人よりも彼の愛馬「黒王号」から命名されたナムラコクオーが圧倒的に有名でしょう
ラオウ本人をモデルにした競走馬はここではリュウノラオウ号を挙げたいと思います
父マチカネフクキタルで叔父にハカタビッグワンがいる血統ですのでゲーム上での再現も可能です!

*89 ちなみに、このレースで4着だったのが後に中京記念で単勝万馬券を演出したメイケイダイハード。2着だったラセットもここでデビューしています
*90 こちらは銅札馬として収録されている
*91 同じ新馬戦でデビューしているがビワハヤヒデから1番人気を奪っている。それも1.8倍で、ビワハヤヒデは2番人気ながら6.9倍。ただ、結果はビワハヤヒデ1着、本馬4着
*92 朝日杯3歳ステークス、ビワハヤヒデに次ぐ2番人気。ただ、ビワは1.3倍、こちらは8.5倍とオッズは離れているが。結果はビワハヤヒデ2着、本馬5着
*93 当初大僧正はビワハヤヒデをあまり期待しておらず、クエストフォベスト(上述)の方が上と言った事もあった
*94 GⅠ13勝の名調教師。エアグルーヴやファインモーションやハードバージやダイイチルビーの調教師で有名
*95 『優駿たちの蹄跡』(2巻第9戦)「チケゾーの恩返し」では、チケゾーは900万下クラス(現・2勝クラス)の上位くらいだと調教師が評していた事を記者の口から語られている
*96 確勝を期して出走した現3歳初戦のクロッカスステークス(OP)で単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されながら盛岡からの移籍初戦でブービーの9番人気だったユキノビジンさんの4着に敗れたことで一気に土俵際に追い込まれてしまいました。次走である4月の500万下(現・1勝クラス)でようやくクビ差辛勝するも時既に遅し…
*97 ちほーでは勝利数ではなく獲得賞金でクラスが決まるため戦績次第で勝てなくともクラスは上がります
*98 泣く子も黙る1980年代欧州最強馬ダンシングブレーヴの母君です
*99 ただ、この馬に騎乗したことがきっかけでこーせーさんとほしのあきさんは結婚したとのことです
*100 実はウイポのスーパーホースの代名詞であるサードステージも実在していました。現実のサードステージは2頭おり、1992年生まれのナイスダンサー産駒の牡馬と2005年生まれのグレートサン産駒の牝馬がいましたが、前者は中央に入厩するも競走馬デビューできず、後者は荒尾で4戦して未勝利、といずれも大成できませんでした。またアストンマーチャンの半妹(2014年生まれ。父ヴィクトワールピサ)にスタコラサッサという馬がいますがそちらも中央・川崎で未勝利に終わっています。他にはプイプイ産駒で2023年の英愛ダービー馬オーギュストロダンの母ロードデンドロンもかつてはスーパーホースの名として採用されていました
*101 上記二頭はウイポシリーズに史実馬として逆輸入を果たしている
*102 父ルーラーシップで日英GⅠ牝馬ディアドラの半弟。なので母父スペシャルウィークということになりますね!
*103 なお「フリムファクシ」という馬も実在していました。そちらは2003年生まれのタマモクロス産駒の牝馬で中央で1戦して未勝利に終わっています
*104 残念ながら2024での収録はお預け、今年の活躍次第ですね
*105 2023年現在の現役スーパーホース馬名は大井所属のアルシャインや同じく大井所属のアンストッパブル等がいます(探せば他にもいるかもしれませんね)
*106 なお、馬齢が増えるのが誕生日ではなく1月1日であるためにこのような現象が起きました。ヒカルアヤノヒメは4月10日、塚本騎手は2月20日が誕生日なので、人間と同じように年齢の計算をした場合はヒカルアヤノヒメの方が年下になります
*107 その3敗は重賞だったので相手のレベルが高かったとも言えますが
*108 ただ、実際に配合するとなるとノーザンダンサー3×3の濃いクロスがネックになりそうですが
*109 2007年に24歳でリワイルディング(Rewilding)を産んでいるダララ(Darara)が本来の生年である1983年ではなく1986年に変更されているという実例があります
*110 それにしても、若駒の頃に期待値の低い馬の方が活躍したという話は割と聞くような…
*111 ホースチェスナットの馬主
*112 GⅠアルシビアデスSを勝利し、BCジュヴェナイルフィリーズで2着に入ったJuju's Mapの母母
*113 本馬を産んだ後、1990年に日本へ輸入されている。孫でワンスインナムーン&ディバインコード姉弟の母であるツーデイズノーチスが繁殖牝馬専用馬として登場
*114 同父・母同士が全姉妹
*115 金沢で活躍したノーブルシーズの母
*116 母マイネセラヴィの父グランパズドリームがサラ系です
*117 後に関係は修復され、このときに総帥は高額馬「カーム」を預けている
*118 オープン競走以上の格のレースでその年のうちに5着以内に入ること
*119 ちほーかぶれの意
*120 マックイーンの半兄
*121 そもそも某ゲーム内ですら「危険な配合」と言われてましたし…
*122 ただ、彼女はここでも3着になれないくらいには弱かった…。九州産馬の大目標とされる九州産馬限定現2歳オープンのひまわり賞にも出走していますがそちらは6着
*123 実はファインさんの姪孫(半姉の孫)に当たります
*124 2019年のひまわり賞を制しており無札馬として実装済です
*125 SSRスタミナゴルシのサポカの内側の2頭では?と言われている
*126 実は1982年のオークスに出走し15着、ライスさんのお母ちゃんであるライラックポイントさん(17着)とウララちゃんのおばあちゃんであるピアレスレディさん(19着)に先着しています
*127 ちなみに、このレースには後に重賞を3勝するマイヨジョンヌさんも出走して6着
*128 「続・藤澤和雄の調教論」P56
*129 初年度から31勝するも、男藤田が39勝だったのでJRA賞最多勝利新人騎手に選ばれなかったり、素質馬を好走させても馬主の意向も有り、後にGⅠ馬となるシンコウラブリイさんは大僧正に、エアジハードさんは激怒さんに交代となりGⅠの勝機を逃す。
騎手生活の晩年には腎臓結石を発症したために体重の維持が困難になり、30前半で騎手を引退と騎手としては不運続きであった

*130 ツルちゃんやフロンタルアタックさん(前述)らを送り出すもテイオーさん以降にGⅠを制する子は終ぞ現れず…
*131 緑札ながらSP66に覚醒持続で根幹タフネス持ちと侮れない能力の持ち主。引退後は種牡馬入りし数少ない産駒から高知優駿の勝ち馬ガルボマンボを送り出すなど健闘していたが2023年3月に死去
*132 他には2009年の中京2歳ステークスを制し翌年のシンザン記念で2着、皐月賞(ヴィクトワールピサさんの16着)やダービー(フラッシュさんの最下位)にも参戦したシャインさんが挙げられるでしょうか
*133 大井記念以外に2600mのコース設定がなされていたレースが無かったため前年に大井記念を走っていなければ当然初距離ではあります
なお、現在では金盃と距離設定の入れ替えが行われ大井記念は2000mのレースになっています

*134 お守りは銅、想定仔出しは「3」
*135 GⅠ級3勝馬。平地GⅠ級勝利最年長記録保持者。ちなみに、かしわ記念以前にもGⅠ級を勝っておりそれ故か成長型覚醒・成長力持続になっている。お守りは銀
*136 ダート重賞を5勝している。お守りは銅
*137 一度も実装されなかった訳ではなく、『7』ではアントニオバローズ、『8』ではストロングバローズ、キャンディバローズが実装されていた作品もありました
*138 ヴェルキンゲトリクスさんのようなパターン
*139 2010年にベルモントS勝ち馬パレスマリス、2022年の神戸新聞杯と2023年の阪神大賞典、そして天皇賞(春)の勝ち馬ジャスティンパレスを産みます
*140 秋の三歳馬限定競走は南関東の戸塚記念や岩手の地方全国交流競走ダービーグランプリ等があり、アランバローズのローテーションは極めて異例と言えます
*141 Lyphardの母になり、虹札です
*142 ベガの母、つまりアヤベさんのおばあちゃんです
*143 ケイアイファームは関係ありません
*144 この馬といい、アドマイヤゼウスといいゼウスといい、ゼウスと名のついた馬はあまり走らない気が。
同じ太陽神でもヘリオスの名のついたほうは走るのに。ホクトヘリオスとかダイタクヘリオスとかヘリオスとか

*145 その額3億6050万円!
*146 牡馬の代表産駒で北関東で活躍したトウショウゼウスは未収録
*147 センリョウヤクシャの母、ショウワモダンの祖母
*148 馬なのにチーターと当時から名前ネタで弄られる古の有名な珍名馬でした
*149 予後不良診断後に起きた可能性のある事件については、事実ではないという説も指摘されているためここでは明言を避けます。
*150 ただし、繁殖牝馬としての実績の割に仔出しは「5」とそれ程高くありません…
*151 カナダ産馬限定競走のためグレード格付けはありません