概要
日本競馬史上に残る最強馬の一角
牡馬に比べ不利とされる牝馬でありながら前人未踏の記録を打ち立てた
主戦騎手は親の顔
つよい
牝馬三冠馬
桜花賞・優駿牝馬(オークス)・秋華賞の三冠を史上5頭目として達成
- 歴代牝馬三冠馬
国内G1最多勝利単独トップ・国内外G1単独トップ
国内GI(国際GI)8勝、国内外GI 9勝を達成
国内、国内外あわせて史上初の最多勝利数*2
- 歴代GI 勝利馬(7勝以上)
シンボリルドルフ 牡 7勝 1985/12/22 有馬記念でGI 7勝達成 日本初の無敗クラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)達成 テイエムオペラオー 牡 7勝 2001/4/29 天皇賞(春)でGI 7勝達成 2000年 無敗記録(8戦8勝) ディープインパクト 牡 7勝 2006/12/24 有馬記念でGI 7勝達成 史上2頭目の無敗クラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)達成 ウオッカ 牝 7勝 2009/11/29 ジャパンCでGI 7勝達成 史上初有馬記念3年連続1位選出 ジェンティルドンナ? 牝 7勝 2014/12/28 有馬記念でGI 7勝達成 史上4頭目の牝馬三冠馬 キタサンブラック 牡 7勝 2017/12/24 有馬記念でGI 7勝達成 北島三郎が実質的な馬主、母父サクラバクシンオー アーモンドアイ 牝 9勝 2020/11/29 ジャパンCでGI 9勝達成 史上初国内8勝/国内外9勝達成 (参考)コパノリッキー? 牡 3+8勝 2017/12/29 東京大賞典でGⅠ 3勝達成 ダート馬。JpnⅠの8勝と合わせて11勝を達成
引退レース(2020/11 ジャパンカップ)
2020年10月18日、史上初となる無敗牝馬三冠を「デアリングタクト」が達成、その後2020年10月28日にジャパンカップ参加を表明
同年10月25日、史上3頭目となる無敗クラッシック三冠を「コントレイル」が達成、その後2020年11月05日にジャパンカップ参加を表明
牝馬牡馬の三冠馬対決にファンは沸き立った
そして同年11月12日、現役最強馬とアーモンドアイのジャパンカップ参戦と同レースが引退レースとなる発表を国枝調教師が公開、世紀のドリームマッチとして注目された
スタート直後、3枠4番キセキ(2017年菊花賞馬)がハナを切り大きく逃げを打つ
向こう正面に入りキセキから10馬身ほど離れた先行集団内枠に2枠2番アーモンドアイ、後ろにアーモンドアイをマークする3枠5番デアリングタクト、更に後ろ中段後方に4枠6番コントレイルが収まる
陣形変わらぬまま最終コーナーを過ぎ残り400の標識を過ぎ、先頭キセキから集団の間は10馬身程度で最終直線に突入
ルメールが仕掛けるのとほぼ同時にデアリングタクト、コントレイルも動き出し、残り200mを過ぎてアーモンドアイがキセキを躱すがデアリングタクト、コントレイルの脚色を伸ばす。それでもアーモンドアイの脚色は衰えず2位のコントレイルに1と1/4馬身の差を付けそのままゴール、デアリングタクトもコントレイルにクビ差の3着に収まった
ここに日本競馬史上前人未踏の国内GI 8勝、国外GI 9勝馬が誕生した
生涯戦績
15戦11勝[11-2-1-1]うちGI9勝
獲得賞金1,519,563,000円+3,600,00USドル*3当時の日本調教馬の獲得賞金1位
表彰:2018,2020年度代表馬、2018年最優秀三歳牝馬、2020年最優秀4歳以上牝馬、2020年TRC世界年度代表馬、JRA顕彰馬(2023年選出)
調教師は美浦の国 枝 栄
年齢 | 日付 | 場所 | 距離馬場 | レース名 | グレード | 斤量 | 騎手 | 体重 | 頭数枠番 | 人気 | 着順 | 上り | タイム | 着差 | ペース | 通過 | 1着 | 2着 | 3着 | 備考 |
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2017年 2歳 | 08/06 | 新潟 | 芝1400(良) | 2歳新馬 | 新馬戦 | 54.0 | 親の顔 | 472(--) | 17頭12番 | 1.3倍1人 | 2着 | 34.3 | 1:24.0 | +0.3 | 36.6-35.0 | 11-11 | ニシノウララ | アーモンドアイ | ゴールドシャツ | |
10/08 | 東京 | 芝1600(良) | 2歳未勝利 | 未勝利 | 54.0 | 466(-6) | 15頭11番 | 1.2倍1人 | 1着 | 33.5 | 1:35.1 | -0.6 | 35.2-34.4 | 7-8 | アーモンドアイ | コスモフェリーク | ロマンテソーロ | |||
2018年 3歳 | 01/08 | 京都 | 芝1600(稍) | シンザン記念 | GIII | 54.0 | TOSAKI | 464(-2) | 11頭_3番 | 2.9倍1人 | 1着 | 34.4 | 1:37.1 | -0.3 | 35.7-35.3 | 9-9 | アーモンドアイ | ツヅミモン | カシアス | 親の顔は騎乗停止*4 |
04/08 | 阪神 | 芝1600(良) | 桜花賞 | GI | 55.0 | 親の顔 | 462(-2) | 17頭13番 | 3.9倍2人 | 1着 | 33.2 | R1:33.1 | -0.3 | 34.5-35.3 | 15-16 | アーモンドアイ | ラッキーライラック | リリーノーブル | 桜花賞レコード | |
05/20 | 東京 | 芝2400(良) | 優駿牝馬 | GI | 55.0 | 466(+4) | 17頭13番 | 1.7倍1人 | 1着 | 33.2 | 2:23.8 | -0.3 | 35.7-37.9 | 6-6-6-5 | アーモンドアイ | リリーノーブル | ラッキーライラック | |||
10/14 | 京都 | 芝2000(良) | 秋華賞 | GI | 55.0 | 480(+14) | 17頭11番 | 1.3倍1人 | 1着 | 33.6 | 1:58.5 | -0.2 | 35.7-35.2 | 11-11-11-12 | アーモンドアイ | ミッキーチャーム | カンタービレ | |||
11/25 | 東京 | 芝2400(良) | ジャパンカップ | GI | 53.0 | 472(-8) | 14頭_1番 | 1.4倍1人 | 1着 | 34.1 | R2:20.6 | -0.3 | 35.9-34.4 | 3-2-2-2 | アーモンドアイ | キセキ | スワーヴリチャード | 芝2400m世界レコード | ||
2019年 4歳 | 03/30 | Meydan | 芝1800(良) | Dubai Turf | GI | 55.0 | 13頭_7番 | 1.2倍1人 | 1着 | 1:46.7 | Almond Eye | Vivlos? | Lord Glitters | |||||||
06/02 | 東京 | 芝1600(良) | 安田記念 | GI | 56.0 | 484(--) | 16頭14番 | 1.7倍1人 | 3着 | 32.4 | 1:30.9 | クビ+ハナ | 34.5-33.9 | 11-9 | インディチャンプ | アエロリット | アーモンドアイ | |||
10/27 | 東京 | 芝2000(良) | 天皇賞秋 | GI | 56.0 | 480(-4) | 16頭_2番 | 1.6倍1人 | 1着 | 33.8 | 1:56.2 | -0.5 | 35.7-34.4 | 5-6-5 | アーモンドアイ | ダノンプレミアム | アエロリット | |||
12/22 | 中山 | 芝2500(良) | 有馬記念 | GI | 55.0 | 486(+6) | 16頭_9番 | 1.5倍1人 | 9着 | 36.9 | 2:32.2 | +1.8 | 29.4-36.7 | 8-8-7-4 | リスグラシュー | サートゥルナーリア | ワールドプレミア | |||
2020年 5歳 | 05/17 | 東京 | 芝1600(良) | ヴィクトリアマイル | GI | 55.0 | 486(-0) | 16頭12番 | 1.4倍1人 | 1着 | 32.9 | 1:30.6 | -0.7 | 34.2-33.9 | 4-4 | アーモンドアイ | サウンドキアラ | ノームコア | ||
06/07 | 東京 | 芝1600(稍) | 安田記念 | GI | 56.0 | 488(+2) | 15頭_2番 | 1.3倍1人 | 2着 | 33.9 | 1:32.0 | +0.4 | 34.2-34.3 | 11-11 | グランアレグリア | アーモンドアイ | インディチャンプ | |||
11/01 | 東京 | 芝2000(良) | 天皇賞秋 | GI | 56.0 | 490(+2) | 12頭_9番 | 1.4倍1人 | 1着 | 33.1 | 1:57.8 | -0.1 | 36.5-33.6 | 3-3-4 | アーモンドアイ | フィエールマン | クロノジェネシス | |||
11/29 | 東京 | 芝2400(良) | ジャパンカップ | GI | 55.0 | 490(-0) | 15頭_2番 | 2.2倍1人 | 1着 | 34.7 | 2:23.0 | -0.2 | 35.3-37.8 | 4-5-4-4 | アーモンドアイ | コントレイル | デアリングタクト |
繁殖牝馬として
2020年引退後、繁殖牝馬として第二の人生を歩むこととなったアーモンドアイ。
初めてのお相手はエピファネイア(代表産駒:デアリングタクト)で2022年1月13日に無事出産。馬名はアロンズロッド*5となった
何事もなければ2024年2歳新馬戦となる