お前
芦毛なら
誰でもいいのか
違うんだ
ゴールドシップ
聞いてくれ
このページは芦毛好きの自由研究
芦毛の概要
芦毛とは毛並みが白い馬のことである
つまり?具体的にはこんな毛色だ・・・
全然色が違うじゃないか!これ本当に全部芦毛なんです?と思うかもしれない
芦毛の馬は若いころは黒かったり茶色だったりするのだが、加齢により毛が生え変わることで少しずつ白くなっていくのだ
・・・人で例えると年を取って白髪が生えるようなものといえばわかりやすいだろうか
白くなる(白化)速度は個体によって違い、例えばゴールドシップは3歳ごろにはすでに白が目立っていたが、エイシンヒカリは6歳になってもほとんど黒馬のそれであった(7歳ごろに白がでてくる)
白化の進む例
ポイントフラッグの2009(1歳、当歳馬)、のちのゴールドシップ
3歳、皐月賞の時のゴールドシップ
11歳、種牡馬時代のゴールドシップ
芦毛という名前の由来としては
・色が変わる様が芦の芽吹きと成長に似ているからという説
・戦国時代にほかの騎馬と比べて目立ちやすいことから悪し毛と呼ばれ、時代を下るにつれ芦毛という呼び方に変わったという説がある
ひどい名付け方もあったもんだなとも思うが、まあ戦時中なのでそんなもんかもしれない
実際勝負事である競馬において芦毛は悪し毛だから…と遠ざけられていた時代もあった
しかし戦場でよく目立つ芦毛は武を求める猛将に好まれ、特に連銭芦毛は古文によく登場する
さらに項羽の愛馬である騅は漢字そのものが「芦毛」という意味
ちなみに生まれた時から真っ白の馬は白毛という。ソダシに代表されるシラユキヒメの一族やゴールドシップが2020年に受精させたカスタディーヴァなどが当てはまる
芦毛と白毛の違いは鼻周りなどの毛が薄い部分で見分けられる。古馬になった芦毛はどんなに毛並みが白くても肌は灰色だが、白毛はほのかにピンク色だったりするなどもある。レース後の白毛はピンクになる
また前述のとおり小さなころはまだ白くなく、素人は他の毛の色と見分けがつかないが、長年馬にかかわってきた人間はわかるそうだ
(クールフォルテという馬の出産時の配信があるのだが、そこでも出産にかかわった厩務員が彼女を芦毛と見抜いている)
芦毛は他の毛色に比べるとメラノーマ(悪性黒色腫)という皮膚がんになりやすい
シービークロスやメイショウベルーガもこれで亡くなっている
15歳の時点で7~8割の芦毛がメラノーマに罹患しているというデータもある
芦毛の発生
芦毛は、通常両親の少なくとも何れかが芦毛で無ければ生まれてくることがない。これは、芦毛遺伝子(STX17の変異)が、 白毛遺伝子や佐目毛遺伝子を除く全ての毛色関連遺伝子に対して優性であり、芦毛遺伝子を1本でも持っていれば、すなわちヘテロ接合体であれば芦毛になるためである。 例外は白毛及び佐目毛で、これらの馬は芦毛を発現していなくても芦毛遺伝子を保因している可能性がある。 近年では父が芦毛のクロフネである白毛の繁殖牝馬マシュマロが、両親がともに芦毛ではない芦毛馬を出産したという例がある。 ~Wikipedia『芦毛』より~
つまり芦毛は両親との遺伝で生まれてくるのだ!
英語版ミル貝によると芦毛のすべての馬は2000年前の共通の祖先に遡ることができるらしい
では馬の中でも競走馬、サラブレッド種の芦毛はどこから生まれてきたのか
競馬はブラッディースポーツ。たいていの場合どの馬にも血統票がついている
試しにnetkeibaの血統票で適当に芦毛の親を辿ってみよう(例えばクロフネとか)
・・・すると最終的にCygnetという1753年生まれの牡馬にたどり着くはずだ(netkeibaでは1761と表記されているが多分ミス)
このCygnetの母の父の父にあたるのが芦毛の祖、オルコックアラビアンである
当代 | 1世代 | 2世代 | 3世代 | 4世代 |
Cygnet 1753 芦毛 | Godolphin Arabian 1724 黒鹿毛 | |||
Blossom Godolphin Mare 芦毛 | Crab 1722 芦毛 | Alcock's Arabian 1700? 芦毛 | Curwen's Bay Barb? 1690? | |
Sister to Soreheels 1711 | ||||
Sister Three to Steady | ||||
●が牡馬 ●が牝馬
●Cygnet1761
↓毛色不明Young Cartouch Mareと交配
●Cygnet Mare1761
↓鹿毛Herodと交配
●Bourdeaux1774
↓芦毛Speranzaと交配
●Bab1787
↓黒鹿毛Sir Peter Teazleと交配
●Sir Peter Mare1797
↓鹿毛Shuttleと交配
●Spinster1805
↓鹿毛Bufferと交配
●Master Robert1811
↓黒鹿毛Sir Walter Raleigh Mareと交配
●Drone1823
↓鹿毛Kissと交配
●Whim1832
↓栗毛Birdcatcherと交配
●Chanticleer1843
↓黒鹿毛Birthdayと交配
●Souvenir1856
↓鹿毛Newminsterと交配
●Strathconan1863
↓黒鹿毛Poinsettiaと交配
●Gem of Gems1873
↓栗毛Atlanticと交配
●Le Sancy1884
↓栗毛Clementinaと交配
●Le Samaritain1895
↓栗毛Roxelaneと交配
●Roi Herode1904
↓栗毛Vahrenと交配
●The Tetrarch1911
↓青毛Break of Dawnと交配
●Queen Herodias1916
↓黒鹿毛Poor Boyと交配
●Princess Herodias1920
↓黒鹿毛Achtoiと交配
●Baytown1925
↓鹿毛Clangと交配
●Kong1933
↓鹿毛Nasrullahと交配
●Grey Sovereign1948
↓鹿毛Ranavaloと交配
●フォルティノ1959
↓芦毛ズイシヨウと交配
●シービークロス1975
↓栗毛グリーンシャトーと交配
●タマモクロス1984
ちらちら見たことある名前が出てくるのが、サラブレッドがみんな親戚だというのが感じられていいですよね
太字は多くの現在の馬につながる芦毛である
芦毛のレース
川崎競馬場では年末になるとホワイトクリスマス賞が行われる
2020年で42回目を数えるこのレース、大きな特徴は「出走可能な馬は芦毛・白毛に限る」というものだ
白馬だけのレース・・・!?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あ・・・ちなみにこの川崎競馬場、
お正月には、栗毛・栃栗毛限定の「ゴールデンホース賞」、夏は、黒鹿毛・青鹿毛・青毛の「くろうま賞」が行われるそうだ
そこらへんの毛色が好きな方はそちらも行くといいと思う
お知らせ
第45回 ホワイトクリスマス賞
2023年12月15日 20:50 川崎競馬場第12Rにて出走予定
[[出馬表(判明次第貼ってください)>]]
笠松競馬場さんとウマ娘のコラボでも芦毛競走ができるようです!
【日 時】2023年4月28日(金)
【レース】 「ウマ娘シンデレラグレイ賞」 芦毛馬・白毛馬限定
https://www.kasamatsu-keiba.com/news/detail/55
いろんな芦毛
芦毛の馬はやはり馬群の中にいても目立つのもあってアイドル的な存在のかたが多いです
年を取るごとに体の色が変わっていくのも彼らの魅力だと考え基本画像を2枚貼ることにします
太字はウマ娘になった方 青いのは牡馬、赤いのは牝馬
名前 | 芦毛のおすがた | 生年 | 解説 | |
ハクセツ | [添付] | noimage | 1965 | 半妹のジヨセツとともに白い美少女姉妹と呼ばれてたそうです。当時新人の岡部騎手といくつかの重賞をとりました 後の顕彰馬スピードシンボリ(黒鹿毛)がひそかに思いを寄せていたというのも当時のファンの間では有名だったみたいです。 |
ホワイトフォンテン | 1970 | 白い逃亡者といわれたハイセイコーと同期の逃げ馬です 周りより白い馬が必死で逃げるのがファンに儚げに映り、当時の競馬ブームでも人気の一頭だったようですね | ||
プレストウコウ | 1974 | 芦毛初のクラシック馬です。当時のアイドル馬テンメイを倒し菊花賞を手にしたことで、当時のヒールレスラーになぞらえ「銀髪鬼」と呼ばれました 不憫な要素が多いです。前述の銀髪鬼もそうですが、先輩には三強TTG、同期に怪物マルゼンスキーがおり、マルゼンスキーに見事に薙ぎ払われ、さらに有馬記念でTTGに大敗したことで、この世代もろとも「マルゼンスキーのかませ」という印象がついてしまいました | ||
シービークロス | 1975 | 後方からの強烈な追い込みで「白い稲妻」と呼ばれた方です。最終的に重賞を三つ手にしました 芦毛の父と母から生まれました。種牡馬になってからはタマモクロスやホワイトストーンといった産駒を輩出しています | ||
メジロティターン | 1978 | 天皇賞馬です。父メジロアサマ(芦毛)に続いて天皇賞制覇を成し遂げました。メジロマックイーンの父親ですね 現役時は赤みの混じった明るい馬体でした。2009年、32歳まで生きたご長寿さんです | ||
ジュサブロー | 1982 | 中央と地方の交流の少なかったこの時期、中央重賞のオールカマーを制した地方馬です オグリキャップやタマモクロスより少し前の方ですね。オールカマーの時は真っ白な馬体でした | ||
スダホーク | 1982 | 85年クラシックでシリウスシンボリやミホシンザンと競い合った方です 個人的にウイポの印象が強いです、初期に入手できる芦毛のお馬さん! | ||
ホーリックス Horlicks | 1983 | ジャパンカップで下記のオグリキャップを下したニュージーランド馬です。そのレースではレコードをたたき出し15年破られませんでした。世界を変えるのに3分もいらない! 心優しくも、臆病な馬だったようでジャパンC前の彼女の馬房には、鏡の中の自分を仲間だと慰めにするために鏡が吊るされていたそうです。 | ||
ホクトヘリオス | 1984 | マイル路線を長く走った追い込み馬です。下記のオグリキャップのレースでよく見る名前だと思います 灰色の馬体で後方から全部抜いたり抜ききれなかったり・・・90年の東京新聞杯はとても強い走りをしてるのでお勧めです | ||
タマモクロス | 1984 | 天皇賞春秋を制覇し、芦毛の馬は走らない・・・という日本競馬のジンクスを破った偉大な方です 下記のオグリキャップとの芦毛対決でも最終戦以外勝ち越しという成績でした 灰色の躰に赤青のめんこがよく映えます | ||
オグリキャップ | 1985 | 芦毛の怪物と呼ばれた時代を代表するアイドルホースです 現役時は赤みがかった灰色でまさにシンデレラグレイにふさわしい馬体でした | ||
ウィナーズサークル | 1986 | 89年世代のダービー馬です。ダービー前も人気薄でその後は鳴かず飛ばずの成績でしたが・・・芦毛初のダービー馬として その名は一生語り継がれることでしょう | ||
ホワイトストーン | 1987 | 89年から94年まで王道G1レースを走り続けた芦毛です 毎回入着すれどG1は勝てない・・・アニメ2期の最終話にもヴァイスストーンとして出てましたね 余談ですが競走馬で『ヴ』の命名が解禁されたのが1990年1月。89年6月デビューした彼に『ヴァイスストーン』はつけられない名前だったりします 白い馬体で赤いメンコでこの成績、この時代のレース見てると名前覚えちゃうタイプの方です | ||
ハクタイセイ | 1987 | 白いハイセイコーと呼ばれた1990年皐月賞馬です。ダービーでも強い走りをみせましたがレース後ケガで色々あったのち引退しました クラシック中の時点でかなり白い馬体でした。重賞含め6連勝しており、ケガさえなければ古馬になっても・・・と思ってしまうタイプの方です | ||
メジロマックイーン | 1987 | 大柄の体格で祖父メジロアサマ(芦毛)、父メジロティターン(芦毛)に続いて長距離の天皇賞を3代制覇した名優です 獲得賞金10億越えは芦毛のみならず当時の世界最高記録でした | ||
プレクラスニー | 1987 | 1992秋天で上が降着したことで一位になったアイツです。彼には6馬身差をつけられましたが一応逃げ切勝ちといえます 前走毎日王冠はダイタクヘリオスを制し1着ですし、実は掲示板も一回しか外してない優秀な方だったんですね・・・ | ||
ビワハヤヒデ | 1990 | BNWの一頭でナリタブライアンの半兄、ラストレース以外連帯率100%を達成してる方です 現役時は特に頭が白く、それも相まって顔が大きいといわれがちでした | ||
ファビラスラフイン | 1993 | エアグルーヴを制して秋華賞を取り、4歳、牝馬としてジャパンカップ初の連対に入った方です 現役中はほとんど真っ黒です。引退後から白み始めてきました | ||
セイウンスカイ | 1995 | 98年世代のクラシック二冠馬です。自慢の逃げ足でスペシャルウィーク達と何度も競い合いました 一番前を逃げる馬が他より明るい色をしててこれで人気が出ないわけがありません。ゲート嫌いなのは玉に瑕です。 | ||
アドマイヤコジーン | 1996 | 2歳時にG1を取りその後ケガ、敗北をくり返した後6歳にG1再度制覇(なんと1267日振り!)、奇跡の復活と呼ばれました 種牡馬としてはアストンマーチャン(鹿毛)の父になっています 左は2歳G1(朝日杯S)右は6歳G1(安田記念)制覇時の写真です | ||
クロフネ | 1998 | ダートの化け物にして自身のパワーとスピードと芦毛を子供に伝える名種牡馬です。カレンチャンやソダシの父親ですね 白いけどクロフネです。 | ||
ヒシミラクル | 1999 | 菊花賞の他G1を3つ獲得した、勝負強い方です彼自身より馬券師のほうで話題になるのどうかと思います 現役時代は黒い馬体にところどころ灰色が見える感じの毛色でした | ||
クーリンガー | 1999 | ダートの中長距離をその真っ白な躰で駆け抜け、重賞をいくつか手にしました その毛並みは現役時代、牛のよう(な白さ)だと形容されるほどです主戦騎手は竜二さ! | ||
キャプテントゥーレ | 2005 | アグネスタキオンの仔です。皐月賞を取った後、ケガで一年以上の休養、しかし復帰後も重賞を取るなどの活躍をしました 現役時は復帰前復帰後変わらずグレイカラー、本格的に白くなるのは2010年くらいからです | ||
ギンザグリングラス | 2005 | メジロマックイーンの血をつなげる現在では最後の種牡馬です 地方で8年間109戦の長期間を走り続け無事に引退、 芦毛・・・というよりご先祖バイアリータークの血を遺すために種牡馬入りしました | ||
ジョーカプチーノ | 2006 | マンハッタンカフェ産駒のNHKマイルカップ馬です。今でも子供たちがよく走っているので名前をみかけることも多いかもしれません ビッグレッドファームにいるのでゴールドシップと間違えられがち。この馬で初G1をはたした鞍上はばっちり芦毛フェチになりました。 | ||
カレンチャン | 2007 | 1400mまでの短距離のみを走り続け、あのロードカナロアに全盛期時代唯一勝ち星を挙げた方です。 現役時代は暗い灰色で、明るい色になるのは繁殖入りしてからです | ||
スノードラゴン | 2008 | 10歳まで短距離重賞を走り続けた老兵です。様々なレースで名脇役として盛り上げました これだけ走っていればそれはもう全身真っ白です。白さが勲章みたいでかっこいい・・・ | ||
ホエールキャプチャ | 2008 | 牝馬クラシック路線のアイドル馬です。ヴィクトリアマイル含め重賞を5つ取りました 画像右は2014年ヴィクトリアマイルの待機所での一枚です | ||
ゴールドシップ | 2009 | もはや説明不要。クラシック二冠、GI6勝、宝塚連覇、JRAの獲得賞金芦毛トップ、そしてその120億円事件に代表される奇行とも言うべき個性的な行動の数々で人気になったアイドルホースです クラシック時代から大分白みがかっており、古馬になるころには白馬と呼ぶにふさわしい躰となっていました 引退した今ではすっかり全身真っ白です。こちらのページもご覧ください | ||
アップトゥデイト | 2010 | 障害レースに芦毛というか白馬が多く見えるのは障害馬が平地の競走馬と比べて引退するのが遅く、高齢の馬が多く出走して芦毛の色が抜けきっているからでしょうか 障害の絶対王者オジュウチョウサンのひとつ前の王者で彼と壮絶なたたき合いを演じたことで有名です | ||
スマートレイアー | 2010 | 王道G1を8歳まで走り続けたアイドル馬、よく姐さんとか呼ばれてます 一緒に香港遠征に行ったレッツゴードンキ(牝馬、栗毛)には姉のように慕われていました | ||
エイシンヒカリ | 2011 | 二か国で海外G1を取った世界の逃げ馬です 現役時代は全身真っ黒で芦毛といわれても首をひねるほどでしたが 種牡馬生活を過ごしてようやく白い毛並みが目立ってきました | ||
レッドファルクス | 2011 | 短距離路線の快速馬です。スプリンターズSを連覇しました 白い馬体に黒いメンコに青いシャドーロール!存在感抜群ですが前が壁のインパクトに負けた感じはまあ・・・ | ||
アロゲート Arrogate | 2013 | アメリカの競走馬でダート馬です。獲得賞金額一時期世界一位に、近年でも最強クラスじゃないでしょうか? 引退後の種牡馬生活3年目で天に旅立ちました・・・ちょっと早すぎる・・・ | ||
ラニ | 2013 | ドバイクラシックの最終戦UAEダービーを制覇した日本の丸外馬です。米国のクラシック常連でもありました 人呼んで「砂のゴールドシップ」、躰の白さや大外からの捲りもそうですが、他の馬に吠えて、噛みつき、蹴りつける しまいにはドバイでラチを飛び出し、現地でクレイジーホースと呼ばれ、主戦場としていたアメリカでは現地の所属ならば間違いなく騙馬になっていたと言わしめ恐れられた方です | ||
ウインブライト | 2014 | 今年から種牡馬生活が始まった香港中山巧者の方です | ||
アエロリット | 2014 | 芦毛の逃げ馬です。自慢の脚でレースを作り、レースを演出しました 芦毛がほかの馬より前にでて先頭走ってるの本当にかっこいいと思うんです、今年は産駒が生まれたそうですよ 鹿毛です | ||
オメガパフューム | 2015 | 大井の帝王と呼ばれる、東京大賞典を四連覇した芦毛のダート馬です 初Jp1ではまだまだ黒い馬体でしたが現役時代も長くなり、ぐんぐん白くなってきています | ||
カレンモエ | 2016 | カレンチャンの娘です。最近話題になりましたね、実は未だ掲示板を外していません もう5歳になりずいぶん白くなりました。いや3歳のころから白みは目立ってたんですけど | ||
クロノジェネシス | 2016 | 昨年春秋グランプリ連覇したお祭り女、さらに今年で宝塚2連覇しましたね!ゴールドシップに並びました ようやく尻尾の先なんかが白んで来ましたがまだまだ真っ黒な馬体です | ||
クールフォルテ | 2019 | クロフネの仔、今年デビューした芦毛です。まだ若くほんのり灰色みがかってます。 特筆すべきこととして、彼女とその家族の様子が、ニコデスマンで毎日厩舎や調教の様子を見ることができるんです! 6月末メイクデビューで記念すべき初勝利をあげました。年単位でみると感慨深いと思います。これからの活躍も応援しています |
おまけ 古の芦毛たちです。血統票を眺めてるとよくみる名前だと思います
名前 | 芦毛のおすがた | 生年 | 解説 | |
ザテトラーク The Tetrarch | 1911 | アイルランドの芦毛の馬、ヘロド系です。今の芦毛の馬はたいていが彼の子孫となっています 彼の馬体は芦毛に大きな黒い斑点模様があり、貧弱な馬体と合わせてあまりよく見られてなかったようです | ||
ムムタズマハル Mumtaz Mahal | 1921 | ザテトラーク産駒のイギリスの牝馬です。芦毛のみならず現代の競走馬のほとんどに彼女の血が入っている一大牝系の祖となっています 2歳の時はその驚異的なスピードでFlying Fillyと呼ばれたそうです | ||
グレイソヴリン Grey Sovereign | 1948 | イギリスの芦毛の馬です。血統図で何度か名前を見た経験はあるでしょう 父がナスルーラで産駒にスピードとスタミナ、そして芦毛の血を受け継がせていきました なお芦毛は母由来ですが半兄で英二冠馬のニンバス(種牡馬として日本に輸入)は黒鹿毛です | ||
ネイティヴダンサー Native Dancer | 1950 | アメリカの芦毛の馬です。現役時は22戦21勝、モノクロテレビに映える芦毛からグレイゴーストとの異名が付けられていたそうです オグリキャップの祖父、あるいは大種牡馬ミスタープロスペクターの祖父やノーザンダンサーの母父として日本では特に有名かもしれません。こちらも多くの芦毛の血を子孫に送り出してきました | ||
メンデス Mendez | 1981 | フランスで重賞4勝を上げた芦毛馬です。引退してから数年後日本に種牡馬として輸入されました。 非芦毛遺伝子に対し顕性遺伝する芦毛遺伝子をホモ接合型で持っていたため産駒全てが芦毛となっています。メンデルの法則をもじってメンデスの法則などと呼ばれていたそうです。 |
まだほかに足りない!という芦毛の馬がいたらコメント追加お待ちしています