概要
競馬学校第22期生。同期にはタナパク師や黛、お兄さまの息子など
趣味は読書で「嫌われた監督」や後述の本などをインタビューで紹介した
先輩騎手に既に同姓と同名がいるため、彼は専ら「机」「イルミナティ」と呼ばれるのだが、この渾名がついた経緯ははっきり言ってどちらもしょうもない
- 「机」......2013年11月2日の京都2Rのレース後、検量室で机をひっくり返す暴挙に及んだため。なおこのレースで斜行し騎乗停止4日の制裁が下っていたが、これによってさらに2日分のおかわりがついてしまった
- 「イルミナティ」......2019年のシリウスSを前に行われたインタビューで、何故かフリーメーソンとイルミナティ*1に言及。このインパクトが絶大だったため、あっという間に「イルミナティ」の渾名も普及した。最近ではイルミナティスレと合わさってユーイティ~~~!!等と呼ばれている
相次ぐ負傷とクロノジェネシス
2007年10月の落馬→右手首骨折、2009年7月には落馬→左上腕骨骨折、さらに2012年9月には落馬→右手骨折など、度々落馬負傷に泣かされてきている
落馬(&それによる負傷)は騎手としては当たり前のことなのだが、彼の場合はどうもタイミングが悪いことが多かった
2021年当時、イルミナティはクロノジェネシスの主戦騎手として同馬の全レースに騎乗し、GⅠ3勝を含む計7勝を挙げていた
同年5月2日、阪神2Rでジャグリングに騎乗。向正面で他馬の斜行に巻き込まれ転倒し、椎体骨折・右肩甲骨骨折、さらに背骨8本以上が折れる重傷を負った
全治は1年以上と診断され、クロノジェネシスとのコンビは事実上解消となってしまった*2
最近のインタビューを見ると、この時の無念を語った「重い」ものが多い
年末の祭典、有馬記念。イルミナティは決して万全とは言えない体調ながらクロノジェネシスのラストランと引退式の舞台へ駆けつけ、花道を飾る彼女を見送った
そして落馬からちょうど1年後、2022年5月17日栗東にて調教騎乗を再開。翌6月11日、中京開催でレースへの復帰、2024年ファルコンSで約3年振りの重賞制覇を果たした
主な騎乗バ
- 主戦騎乗馬は太字、GⅠ級勝鞍は赤字、未勝利レースは銀字
- 黄色欄は2023年5月現在現役馬
馬名 | 騎乗数 | 主な騎乗レース | 備考 |
---|---|---|---|
ウマ娘 | |||
トーセンジョーダン | 1 / 30 | ◆08年2歳未勝利戦 | |
非ウマ娘 | |||
ミヤビランベリ | 4 / 25 | ◆07年3歳500万下(3着) ◆09年新潟大賞典(6着)、目黒記念、七夕賞 | |
ファッショニスタ | 2 / 22 | ◆17年3歳500万下(2着) ◆20年JBCレディスC | |
ダノンスマッシュ | 7 / 26 | ◆18年函館日刊スポーツ杯、キーンランドC(2着)、京阪杯 ◆19年シルクロードS、高松宮記念(4着) | |
ノーヴァレンダ | 4 / 18 | ◆18年2歳未勝利戦、もちの木賞、全日本2歳優駿 | イルミナティ初のGⅠ級勝利 |
アルアイン | 5 / 20 | ◆18年オールカマー(2着)、天皇賞秋(4着) ◆19年大阪杯、宝塚記念(4着)、天皇賞秋(14着) | |
クロノジェネシス | 14 / 17 | ◆18年阪神JF(2着) ◆19年クイーンC、桜花賞(3着)、オークス(3着)、秋華賞 ◆20年京都記念、宝塚記念、有馬記念 | 21年3月まで主戦 |
レシステンシア | 5 / 17 | ◆19年ファンタジーS、阪神JF ◆21年阪急杯 |