ウイポ用語(馬名)

Last-modified: 2024-04-27 (土) 02:46:37

ウイポスレでよく名前の挙がる馬たちです。
※行数がカツカツになってきたので馬名記事のみウイポ用語からお引越ししました
今後は個々の馬に関わるネタはこちらに書いていただければと思います

目次

ア行

アメリカンファラオ

American Pharoah
他にもアメリカンフェイローやアメリカンフェローなど、海外馬名であることや、本来は「American Pharaoh」と綴るべきところを馬名申請時のスペルミスで「American Pharoah」となった逸話があることから呼び方には多少ばらつきがあるが、本作におけるカタカナ表記はアメリカンファラオである

『Winning Post 8 2016』以降、スピード79という史上最高タイ、特にダート◎馬としては単独最高のデフォルト評価を受けている米国調教馬
ただ、実は同じスピード79である芝◎馬のダンシングブレーヴ、フランケルの両馬とは対照的に、現実世界の各種の格付け(オフィシャルレーティング、タイムフォームレーティング、ベイヤースピードフィギュア…)では、全力で走ったレースが少ないこともあって史上最高とまでの評価にはなっておらず*1、諸先輩や後輩の傑出ダート馬よりも下にランク付けされている場合も多い
その意味でコーエーテクモゲームスは、史上最高評価を同馬に対して与えている珍しい格付け機関……ということにもなる*2

こうした中にあっても、本作において同馬こそがダート最高というデフォルト評価を受けているのは、当時ほぼ無理ゲーと思われていた「米国3冠」制覇、そして史上初の「グランドスラム」達成*3という歴史的業績が大きいと思われる

余談だがカフェファラオはroahのスペルミスを継承しているが、ダノンファラオはraohに修正されている

おまけ:米二冠・3冠馬とそのスピード値

おまけ:米二冠・3冠馬とそのスピード値

施行馬名SP
2018Justify75
2015American Pharoah79
2014California Chrome73
2012I'll Have Another73
2008Big Brown73
2005Afleet Alex74
2004Smarty Jones74
2003Funny Cide71
2002War Emblem73
2001Point Given76
1999Charismatic72
1998Real Quiet73
1997Silver Charm74
1995Thunder Gulch72
1994Tabasco Cat72
1991Hansel71
1989Sunday Silence77
1988Risen Star73
1987Alysheba75
1984Swale74
1981Pleasant Colony74
1979Spectacular Bid76
1978Affirmed78
1977Seattle Slew78
1976Bold Forbes73
1974Little Current73
1973Secretariat79

アーバンシー

欧州の半数以上を制圧した牝馬
現在欧州競馬で凄まじい勢力を誇るガリレオとシーザスターズのママン
牝馬のクロスがなんで発生しているんですか…
欧州血統の袋小路感の原因の一頭。ほんとどうするんでしょうね…
UrbanSea1.jpg
UrbanSea2.jpg

イクイノックス

2023年度単独トップレートかつ日本調教馬最高値135を叩き出した馬。なお、これまでの最高値はエルコンドルパサーの134である。
なので、『10 2024』ではかなり強い数値になるのではと期待した者*4も多かったが、スピード76・サブパラ76とレートの割には期待外れであった。*5
カタログスペックだけ見るとエルコンドルパサーの劣化みたいなステータスになってしまっており、健康面が低めなのはともかくパワーがC+は物足りないとメでは納得できない声が多かった。リッジマンよりパワー低いってどうなんすか肥さん…

イクノディクタス

ご存じ鉄の女。原作ではGⅠを獲れなかった馬だが、この馬を見て強いと分かればウイポ初心者は卒業と言っていい。
銅札でスピ67の時点でなかなかだが、サブパラ76・遅め持続とこの時点でそこらのGⅠ単冠牝馬より強い。
更にタフネス持ちのためどんどん成長していき、使い詰めのウマソナもあるため原作のような殺人ローテだろうがこなしてくれる。
そして何よりもウイポの番組表は現代換算のため彼女の時代では無かったはずのGⅠ*6が沢山あり、GⅠを獲るのも容易になっている。
おまけにお守りを使わなくてもセリで購入可能。銅札なのでケチる必要は無いとはいえ至れ尽くせりである。
総じて、能力とシステムとウイポの世界観が完全に噛み合っているため使えば何も考えなくても殿堂入りで銅札還元、海外レースまで使えば金札まで手に入るくらいの非常に強い馬となっている。
恐らくこの世界のカノープスに彼女は存在しない。*7

ただ、そのため「プレイヤーが使えば強い馬」という訳ではなく敵としても銅札の馬の中では非常に強い。古馬戦で敵として出てくると足元をすくわれることもあるので注意。
特に大阪杯やエリザベス女王杯で足りない馬にGⅠを獲らせようとすると返り討ちに遭うことも…。

イチフジイサミ

有力初期譲渡馬として、『10』で登場。
史実では1973年のダービーでタケホープの2着に入り、それまで無敗で圧倒的1番人気に支持されていたハイセイコー(3着)に先着。
古馬になってからは1975年の天皇賞(春)を制した名馬。
ハイセイコーやタケホープとバチバチ渡り合っていた実力者なだけにゲームでもかなり強く、騎手選び等をちゃんとすればノーエディットでもダービーや3歳有馬勝利が狙えるほど。
現にヒ辺りでは3冠や3歳秋天・有馬勝利の声も聞こえている。
余談だが、史実では時期的に11戦1勝なのだが、ゲームでは2戦2勝の状態かつ前述の通り勝ちやすいため、無敗の3冠馬にすることも可能。

イットー

皆大好きイットーママ。

血統表を見ると自身の能力因子こそ持っているが、種牡馬因子も無く母方がナスルーラ2本と一見厳しい血統構成。
しかし高い仔出しと初期牝馬としては高い能力、父マンノウォー系×母父ナスルーラ(ネヴァーセイダイ)系で両親SP系になることに加えて真疾風配合条件を満たしており、種牡馬スティールハートとの配合は爆発力30に届くという反則的な仕様となっている。
最初はどの繁殖が良いか聞くと古参プレイヤーは皆彼女を挙げる程。
順当にプレイすれば孫のダイイチルビーの子(ひ孫)が重賞を取った時点で大体イットー牝系すら成立させてしまう。

…と過去作でも十分強かったのだが、『2022』では5歳で登場してGⅠ級産駒のハギノトップレディ&ハギノカムイオー姉弟を競走馬として所有出来るようになったほか、母ミスマルミチに能力因子が追加される、ネヴァーセイダイ自動確立で血統内に名種牡馬因子が発生して爆発力が底上げされるなど年次逆行による恩恵を大いに受けている。

上記の母ミスマルミチ*8自身も所有可能な他、史実では居なかった祖母キューピット*9の架空牝馬産駒もゲーム内に存在しており、イットー系ではなくキューピット系として広く牝系を構築する事も可能になっている。
この場合、ハギノトップレディ⇒ダイイチルビー⇒ダイイチルビーの子が全て重賞馬になるとイットー系が成立してキューピット牝系を離脱してしまうため、それを避けたいなら無条件で因子を持つハギノトップレディを重賞未勝利で引退させる、イットーの別の娘+その息子で3代連続重賞を成立させるといった工夫が必要。ダイイチルビーの子全てを重賞未勝利にするという手段も有るが、管理の手間からするとオススメ出来ない

  • 『10』73年スタートではついに競走馬イットーちゃんとして登場。しかも初期DLC対象に選ばれた!
    …のだが、半ば本体とも言える疾風配合のシステム上、1段階でも瞬発力が成長すると活用出来なくなってしまうという難点を抱えてしまっている。
    今作のDLCは所有・非所有が選択できるので、敢えて所有せずに放流しておく方が無難かも知れない…

イージーゴア

サンデーサイレンス最大のライバルとして知られる同世代の良血馬。
ゲーム内では非常に高い能力値と豊富な血統因子を持ち、後の流行血統少な目という配合面でも強力な馬になっている。
史実では早逝するため、彼の子孫を作ってサンデーサイレンスの子孫と対決させたりするのは人気の有るプレイになっている。
『2021』では何人ものプレイヤーを父アリダー・母父バックパサー確立に挑戦させて散らせた罪深い馬でもある。*10
『2022』では時間の余裕と座敷牢の存在から大幅にやりやすくなり、母リラクシングが競走馬として出現するのでさらなる強化が可能となった。
父のSP系を継げない代わりにスタミナ因子を獲得すると確立時ST系に分岐するのだが、継承パターンの都合で低確率となっているため、運次第では酷い試行回数を要求される。覚悟を持って挑戦しよう。

エクセラー

シアトルスルー、アリダー、アファームドがズラリと並ぶ、海外馬DLCを購入して
オレは今究極のパワーを手に入れたのだーッ!!!!
となっているプレイヤーをぶん殴りに来る馬。
スピード76に大舞台、海外遠征、直一気持ちに加えて、サブパラにA+以下が存在せずサブパラ合計値は驚愕の93で全競走馬トップというイカれたスペックの上に、
えっ…まだ引退してないの…ってぐらい長く走ってその上種牡馬入りしてすぐ死ぬ困ったちゃん。
しかも、引き抜きも騎手強奪もできない「」ヤーからすれば厄介者。
芝だろうとダートだろうと高額賞金レースには大体やってくるし、史実では勝てなかった凱旋門も勝つことが多い上に成績も史実より整っていることも多い。頼む、帰ってくれ…*11

  • 『10』ではサブパラが78と大幅弱体化している。これでもまだ強いがDLC導入でギリッギリ自己所有が可能になった。最強の敵が心強い仲間になる熱い展開を楽しめる。
    この一頭だけで親のヴェイグリーノーブル確立がとってもカンタンに!でもGⅠ15勝とかムダに多いのでやめてください…
    類義語:サガロ*12 マニカト

エリモジョージ

通称「気まぐれジョージ」。天才ヨーイチをしてこの馬はわからないと言わしめた馬。
しかし、DLCにしては冴えないこともあってかウイポ『2022』で抱き合わせ商法呼ばわりされる馬。とはいえ成長型晩成、成長力持続なので案外最後まで使える部類だが。
テイタニヤ*13もSPを下げれば出てくるため、有り難みが薄いと呼ばれる始末。
意外にも使えるのはフジノパーシアで、5歳になっているが成長型遅め、成長力持続なので長く使えてダートが◎*14なので地方荒らしができる。あとは、騎手の絆が最初からLv5なのも良いところ。

  • 『10』でウマソナが追加された結果、史実での使い勝手の悪さが再現されあのヨーイチが匙を投げた気分がよくわかるようになったよ。やったね
    しかし、『10 2024』ではシンコウウインディがこれを上回るデバフウマソナ*15だらけになっている…!
    エリモジョージですら後天ながらバフウマソナ「スパルタ調整向き」を持っているのに…

エルコンドルパサー

98年世代スタートの牡馬(特にキングヘイロー)にとっては避けては通れない共同通信杯といい、普通ならただもらいのNHKマイルカップといい、同シナリオの難易度を爆上げ*16してしまっている厄介すぎる存在。
牡馬クラシック3冠馬ではないが、日本調教馬NO.1の国際レート(134)*17と実は2023年終了時点で欧州で2000m以上のGⅠを唯一勝っている*18日本調教馬なためか日本馬最高値のスピード77、こちらも日本馬最高値のサブパラ91*19とやたら強い。
ついでにダートも走れるので、超スペックの暴力で地方荒らしもできる。史実で叶わなかった凱旋門制覇を含む欧州3冠は勿論、同世代の芝日本馬との使い分けを主とする場合だと、より厳しいが米国3冠を狙ってもいいかも。
更に種牡馬になっても因子山盛り、仔出しも「5」とまずまずで史実牡馬にもそれなりに恵まれているので、ミスプロからのキングマンボ離脱の鍵も握っている。母のサドラーズギャルをエディットして因子付けたらもうこれが〆配合で良いんじゃないかな…
問題は、入手時期が非常に限られているのと自分で繋養しないとすぐ亡くなることだが…

  • 『10』では母サドラーズギャルがパワー因子を獲得し、単体でスピードとパワーの因子大活性が可能に。*20
    ややピーキーな性能ながらも固有特性を獲得したことも踏まえて、架空馬の父としてはトップクラスといって差し支えない。

エルバジェ(Herbager)

血統でたまに見かけるが日本式英語脳の「」ペにはひどく読みづらい馬の一頭。
ハーバガーではない。ハンバーガーでもない。ましてハービンジャーなわけもない。
日本で種牡馬として成功したシーホークの父にしてバンブーメモリーらの父であるモーニングフローリックの祖父に当たる初期名種牡馬。

  • 『10』で因子構成が見直され、零細血統因子2個のST系ということで良くない目で見られている。

オジュウチョウサン

史実では障害GⅠを何回も勝っている名馬のはずだが、このゲームには障害GⅠの概念がないため、物足りなすぎる能力になってしまっている不憫な名馬
オジュウチョウサン自身は平地オープンで勝ち上がって有馬記念出走経験もあるためかSPは63だがスタミナ100、成長型晩成のため愛があれば平地長距離で活躍させる事は可能
同じく障害GⅠ馬のアップトゥデイトはもっと悲惨な能力になっている
オジュウチョウサンの引退戦である2022年の中山大障害で勝ったニシノデイジーは2~3歳時平地でまずまず活躍したため銅札となっているものの査定時には「平地で頭打ちになった」と見なされていたためか成長型「早熟ない」とされてしまっており別な意味で不憫
2023・24年の中山グランドジャンプの勝ち馬イロゴトシ*21は2019年ひまわり賞の勝ち馬ということから無札の短距離馬として収録されている。

お父ちゃん👻

スペシャルウィークを始めとした数々の名馬を送り出し、現代日本競馬に絶大な影響を及ぼした大種牡馬サンデーサイレンスの事。

日本競馬を世界に通用する競馬に作り変えた立役者で日本の競馬関係者は足を向けて眠れない存在だが、ゲームに慣れたプレイヤーには嫌われがちな存在である。
というのも史実で米国馬産関係者に評価されなかった*22一因となった様に、母方の血統があまりにも貧弱な上にゲーム中の父系因子も貧弱な為爆発力を稼げない癖して、驚異的な血の広がりで*23日本馬産界のシェアを奪いに来る厄介すぎる存在である。

その為慣れた「」レイヤーは酷使で予後不良に追い込んだり、適性でない距離を走らせまくって連敗させセン馬にするなどの、非道なプレイングの犠牲となっていたが
『2022』からはPrivate種牡馬繋養施設に叩き込んで産駒が生まれないようにする等、比較的な温和な手段で対策も可能となった。
ただし、子系統確立さえすれば高確率で親系統まで伸び、直系子孫でSP・ST系を得る種牡馬が複数頭いるため、どう扱うかはプレイヤー次第。

  • 『10』では確立時SP化となり同じく確立時SP系のノーザンテーストと合わせて日本をSPに塗り替える使者となった。
    また、自身未確立で父Haloを確立した場合、STをばら撒くためST・SP両方にとって強力な援軍となった。これを狙うなら未所有状態で90年代末期の確立渋滞にハメて弾き出すのが一番楽か。
    ただし、サンデー未確立は後の日本競馬の血統図をかなり変えかねない為、リスクとリターンが見合っているかはプレイヤー次第になるだろう。
    実は米国二冠馬で勝鞍全てダートにも関わらず『9』シリーズでは『2021』までダートは◯止まりだった。

オーハヤブサ

1962年のオークス馬。
史実では直子に活躍馬は出なかったが、娘のワールドハヤブサが繁殖牝馬として成功し、名繁殖牝馬チヨダマサコやエリザベス女王杯馬ビクトリアクラウンらを輩出した。
76年スタートの初期繁殖牝馬だが、まとまったサブパラ、成長型早め、成長力持続、母系2代能力因子持ちで父ヒンドスタン、初期から大舞台特性持ちのビューチフルドリーマー牝系所属、自身は繁殖として微妙だったのに仔出しまで「8」と恐ろしい完成度になっている。
モンテオーカンイットーと並び、国内初期繁殖牝馬では最強クラス。
更に、76年シナリオ開始時に受胎しているテスコボーイの子はまさしく70年代日本競馬の結晶と言うべきピッカピカの良血馬となる。
自家生産でいきなり3冠レベルの子が出たという報告も複数上がっているため、引き継ぎプレイでは初年度の3月5週に忘れずに買っておこう。

欠点は開始時点で17歳と高齢で生産の機会が少ない事と、母オーマツカゼも名繁殖牝馬だったため近親活躍馬が多く、オーハヤブサが重賞勝ちの繁殖牝馬を出してその繁殖牝馬も重賞馬を出すと、ビューチフルドリーマー牝系を離脱してしまう事。

  • 『9 2022』プレイ開始から現役競走馬で出現する架空牝馬アフタヌーンポーロ*24が厄介で、重賞を取られてしまうとその全産駒が重賞馬にならないように気を遣わないといけなくなってしまう。
  • 『10』73年スタートでは種付け年齢2年延長もあり更に多くの産駒を残すことができる。
    こちらでは初年度にセントクレスピンを受胎中。

カ行

カウンテスアップ

川崎記念3連覇など地方で活躍した競走馬
銅札ながらSP68と高めでサブパラ合計75、成長型覚醒、成長力持続であることに加え、史実産駒もいないので8歳まで使い続けることができる優秀な馬
ウイポ『8』では初年度に1歳幼駒として登場し、前作で同じ立場にいたアンドレアモンを完全に過去のものにしてしまっていた
ダート路線に限れば原作では大きな壁として立ちはだかったロッキータイガー*25よりも圧倒的に強い
銅札としては非常に優秀なコスパを誇るため、縛りプレイでもなければ是非とも所有したい馬

カツアール

1981年に地方から中央に移籍しその年の宝塚記念を制した競走馬
…ではあるがウイポでは何故か82年に移籍してくる(=競走馬として登場する)為81年の宝塚記念にはプレイヤーが所有しない限り出走できない事態になっている

カネミノブ

1974年産まれで数少ない古馬になっても存在感を示した馬。
実績としては78年有馬記念1着、78年年度代表馬、37戦中5着以下3回のみ…とマルゼンスキーに蹴散らされたクラシック組よりは活躍しているのだが、種牡馬としての登録のみ。
1976年スタートの場合はどこからともなく突然登場する。
種牡馬としては登場するのでロジャーバローズのような権利問題はないと思うのだが、なぜだろうか。

ここからは余談になりますがゴニョゴニョを使用して解析したことなのでご注意を

ウイポプレイヤーなら一度は「競走馬として登場しない種牡馬・繁殖牝馬を競走馬として使いたい!」と思うかもしれません。
ゴニョゴニョを使えば適当な架空馬を繁殖のみに登場する馬に変えると競走馬として走らせて繁殖入りさせることは可能なのですが、
そうことは上手くいかないもので実際はその繁殖入りした書き換えられた馬と元の繁殖のみに登場する馬の二頭が同時に存在する事態が起こります。しかし、カネミノブの場合はこの現象が何故か起きません。
また、カネミノブは種牡馬としてか登場しないのにもかかわらず名馬列伝に登録されている上に競走馬として専用の二つ名を持っています。ちなみに二つ名は「偉大なるレース職人」。
このことからカネミノブは本来競走馬として登場する予定だったがその競走馬としてのデータを入れるのを忘れたのでは…?

 

なお、母のカネヒムロは71年のオークスを馬体重384kgという小柄な身体で優勝し*26史上最軽量のクラシックホースとなり、若き日の大僧正にキャリア初の大レース優勝をプレゼントしている。

  • 『10』では無事競走馬として登場。これまでの溜飲を下げる活躍をさせてあげるも一興か。

クライムカイザー

1976年のダービー馬。なんと、『9 2022』ではついに初期譲渡馬でダービー馬が貰えるように!専用二つ名もあり、その名は「今この時を支配して」とある。
スピードは初期譲渡馬としてはまあまあの70。ついでにダートも走れる。*27
流石に、ダービーを勝つのは難しいが、NHKマイルカップなら勝てる能力(相手次第では安田も勝てる)はあるし、サマーマイル優勝を狙っても良いし、秋冬のダートGⅠでも十分通用する。*28
ただし、競走寿命は3歳後半辺りで枯れ始めるので注意。

  • 『10 無印』では1973年スタートになったため、所有には幼駒での購入か出産前の母*29の購入で手に入れることになる。
    性能は前述の通りで、銅札でこの馬を入手できるのだからできれば入手しておきたい。
    初期の競走寿命の少なさも『9 2022』よりは感じにくいだろうから使いやすさは更に増している。*30
  • 『10 2024』3歳ダート3冠路線が整備されたことで、ダート◯ながら史実東京ダービー馬ロッキラインらを抑え、普通に3歳ダートでの最有力になっている。
    SP74も貰っているような化け物共とやっていられるか!と路線変更してしまうのも手かもしれない。

サ行

サドラーズウェルズ

欧州競馬を40年牛耳っている覇者。名前の由来はロンドンにある同名の劇場から。ウマ娘だとルドルフと同期でモンジューの父。エルちゃんの母父でオペラオーの父父でもある。
種牡馬として英・愛リーディングを通算14回、仏リーディングを3度獲得と化け物としか言えない位の暴れっぷりを見せた。*31
ウイポでもその力は健在で、種牡馬晩年まできっちり生きることから座敷牢にシュートでもしない限りほぼ確実に確立・親系統まで行く。
『9』まではサンデーと共に国内外に凄まじい影響を与える馬にもかかわらず、無系特性ということででプレイヤーを悩ませていた。

  • 『10』からは、なんと確立時ST系を得ることになった。
    これによりガリデイン配合は確定でST昇華LV2に対応できるようになりST系愛好家は喜んだ。
    未来スタートの場合、出来息子のガリレオと合わせて欧州の約1/4を支配する程度に勢力を広めている。過去スタートの場合、欧州ではこのサドラー軍団と戦うことになるだろう。
    これだけ欧州では広まっているのに、何故か日本ではあまり広まっていないのでプレイヤーが上手く用いれば父系母系どちらにおいても大きく役立つ。どうせ親系統になるのでノーザンダンサー系であることは無視できる。

サーアイヴァー

史実では英国二冠馬となり、種牡馬としても成功した70年代を代表する名種牡馬。日本だとプリティキャストの母タイプキャストがアメリカから日本に輸入されて来る時にこの馬に付けられている。*32
現代ではディープインパクトの母父であるアルザオの母父として、キングヘイローの母グッバイヘイローの母父として日本競馬の底を支えているお馬さん。
更に全弟のロードリージは種牡馬として日本に輸入されてバンブトンコートなどの父となっている。
ウイポでもその名種牡馬ぶりがいかんなく再現されており曾祖父ロイヤルチャージャーから4代連続スピード因子を引き継ぎ、競走能力も二冠馬の力をいかんなく伝え良い馬をぽこじゃか生む。
更に確立すると母父ブランドフォード系からST系を引き継ぎST系に系統特性がチェンジする。SP系を失うが父サーゲイロードの産駒にハビタットが居るのでそちらから引き継げば問題ない。
この状態でアルザオを確立するとアルザオもST系になり、そしてこの状態でディープインパクトを立てるとディープがST系になる……といったピタゴラスイッチの起点になっている。
ディープインパクトST系計画をしないにしても、スタミナ晩成学園にまみれたST系の中でスピードを伝える種牡馬として役立つことは間違いない。
難があるとすれば史実産駒における後継種牡馬。
「南半球のノーザンダンサー」とまで呼ばれたサートリストラム*33は因子がなぜかスタミナ1個で初期譲渡種牡馬のサーペンフロは因子無しと後継候補がスピード因子をぶった切る不届き者しかいない。
強いて言うなら79年生まれのベーツモーテルはスピード因子持ちだが母の因子が父のスピード因子のみなので自家生産で後継を作るのが無難だろう。

  • 『10 2024』だとサーペンフロが初期競走馬として実装されているので、エディットを活かしてスピード因子を引き継がせるのも手である。

サートゥルナーリア

父ロードカナロア・母シーザリオの良血で、19年世代の最有力候補だった馬。
無敗でホープフルステークスと皐月賞を制した実績があり、それ故かウイポ初登場時の『9』では金札でSP72・サブパラ77・成長力ある・距離適性1800~3000mと高査定を受けていた。
しかし単勝1.6倍の圧倒的1番人気であったダービーで4着に敗れ初黒星を喫して、
以降はGⅡで2勝(神戸新聞杯と金鯱賞)したもののGⅠでは2着(有馬記念)が最高着順で怪我に見舞われ競走馬引退後の『9 2021』以降では大幅にナーフ…。
結果、SP70・サブパラ64・成長力普通・距離適性1700~2500m・左回り×という金札に釣り合わない能力査定に落ち着いてしまった。
そのためプレイヤーの間では度々「これなら銀札査定でもいいのではないか」「そもそもいくらなんでもナーフし過ぎでは」というゲーム内査定を語る際に槍玉にあげられる定番の馬になりつつある。

同義語:ワールドプレミア*34

サードステージ

ウイポオリジナルの架空馬。通称ドステ。
母親はシリーズごとに違いがあるが*35、父親はトウカイテイオー。
名前の由来は「シンボリルドルフ⇒トウカイテイオーに続く第三世代」という意味と、初代ウイニングポスト開発当時スタッフが好きだったという劇団「第三舞台」のダブルミーニング。
『9 2020』以降では基本的にはいわゆる隠しキャラで、プレイヤーがとある年にファレノプシスにトウカイテイオーを種付けさせることで産まれる。ファレノプシスが能力的にも史実後継馬的にも虹札としては足りないのに虹札なのはこれが理由。*36
国内最大値のSP77、3冠範囲を射程に収める距離適性があるなど非常に高い能力を持ち、無敗3冠も夢ではない。ついでに仔出しも「9」とこちらも抜かりがない。
もしも条件を満たしていれば、是非とも生み出して新しい夢を共に追ってあげてほしい…
のだが、架空モードではプレイヤーの関与なしで登場。
前述の高能力がそのままプレイヤーに襲い掛かる悪夢のような存在になる。
実は年代だけ見れば問題無いにも関わらずスーパーホースの父の座を剥奪されていたりする。アサヒマーキュリー⇒アサヒライジングのラインが理由不明の虹札になるのを避けるためだろうか…?*37

ジェニュイン

いわゆる「ウイポで強い馬」の代名詞と言える一頭。
適性範囲こそ1600~2200とそこまででもないが、SP72に整ったサブパラ、鞍上岡部、特性根幹距離のおかげでマイルや2000m戦では無類の強さを誇る。
ダービーも本来のダービー馬タヤスツヨシがあまり強くない事もあって、距離適性を乗り越えて普通に勝ったりするほど。
余談だが、『9』無印ではnetkeiba特典で繁殖牝馬クルーピアレディーを受け取ることで、自家生産が可能だったことも。*38

シェリル

『9 2022』の1976年スタート時に貰える繁殖牝馬。
フランスのリーディングサイアーを父に持ち、更にフランスの名門牝系出身という良血馬。
競走馬としても第1回オペラ賞(当時GⅡ)を制す活躍を見せており、フランスから日本に持って行くときに現地では引き留め攻勢にあった程。
史実ではメジロの大将がメジロアサマと意地の配合を行った末に見事メジロティターンを産んでのけた。
この馬は、貰える繁殖牝馬の中でも性能が頭一つ抜けており、メジロ軍団に繋がる点でも優秀。上記の通り重賞勝ち馬なので牝系の祖にできる。ただし、仔出しは「6」とすごく高いわけではない
そして、何より大きいのはこのクラスの繁殖牝馬がタダで貰えるということ。
子孫には直子メジロティターンだけでなく孫にメジロライアンまで居るのも大きい。
ただし、シェリルを受け取るには、ウイポ2周目データかつ3月5週目に入る前に皐月賞(桜花賞)の優先出走権を手に入れなければいけない。
始めたばかりのシンザンの人はもらえないので気をつけよう…
架空馬を自家生産する際は種牡馬因子が母母父ハイペリオンの金1つしか無いのがネックになりがちか。

  • 『10 2024』で父母父プリンスビオに銀因子が追加されました。

シラユキヒメ

現実ではソダシ・メイケイエールという二頭のアイドルホースの先祖となった白毛馬。1996年生まれ。ソダシの先祖ゆえ金札。
現実では9戦0勝だったこともあり競走馬としては出てこず、突然繁殖牝馬として虚空から襲来する。(いわゆる繁殖専用馬。したがってエディットも不可)
血統的には父サンデーサイレンス、母父がノーザンダンサー系のトップサイダー(ウマ娘だとシンコウウインディの父父に当たる)と血脈活性にはやや使い辛いものの、父サンデーということで爆発力は最低限保証されている。
ウイポ的には白毛が出てくる確率は恐ろしく低いので、白毛をお手軽に楽しむならシラユキヒメか子孫のユキチャン、ブチコ、ソダシなどを買うか毛色図鑑を使って白毛斑を選択する*39かになるだろう。

  • 『10』では新たに日本初の白毛のサラブレッドであるハクタイユーや1998年生まれの白毛馬ホワイトペガサス(いずれも牡馬)が史実競走馬として追加されたため白毛を楽しむための選択肢も増えたが、馬券王モード実装に伴い報酬の白毛斑から生み出すのが一番早くなった。

シンボリクリスエス

ウマ娘でもおなじみ、1999年生まれの黒鹿毛の名馬。
史実では2年連続秋天と有馬を勝利し、同冠名の先輩でもあるシンボリルドルフ以来となる2年連続年度代表馬となった00年代屈指の名馬。
それを反映してウイポでもSP74・サブパラ77と良好な値となっており、金札馬かつ外国産馬なのでお守り無しでもお金さえあれば海外トレーニングセールで買える。
自己所有すればその能力を遺憾なく発揮してくれるだろう。
種牡馬としてはエピファネイアを筆頭に史実産駒がそこそこ居り、確立するとSP系に鞍替えするのでするかしないかはお好みで。
ST化したいなら母父を無系化してからスタミナ因子をつけて確立しよう。
シアトルスルーの系譜のSP系が吹き飛んでも構わないならボールドリーズニングをスペシャル種牡馬で導入すればほぼ確実。
それが困るならゴールドメリディアンを座敷牢に回収・確立すれば同じ効果が得られる。
ただしこちらはブラグルと引退年が被るのでナシュワンやレインボウクエストの運用を考えているなら要注意。

だが、この馬の脅威は自己所有しない場合、どころかクラブに突っ込んで適当な調教師に任せても自家生産馬や他の史実馬をぶち破って2年にわたって絶対王朝を築くこと。
鞍上岡部君が引退間際で能力が育ち切っている上、馬場適性がアメリカ×アメリカなので日本の高速馬場にも問題なく対応し、とどめに特性大舞台、根幹距離持ち。
この馬のせいで史実の勝ち鞍を奪われた競走馬は数知れず……自家生産馬でシンボリクリスエスを完封できるようになったら立派な上級者だろう。

シンボリルドルフ

我らがカイチョー。ウイニングポストシリーズではサードステージの祖父として、また過去作ではネココネコロガールの父として存在感を示し、歴史を辿るプレイになった『7』以降では国内最強クラスの史実馬としてクラシック3冠馬の威厳を示している。
……のだが、シリーズが進むにつれて段々と種牡馬として扱い辛くなってきており、気性難因子持ち・どうやっても系統特性を得られないという欠点がある。
ただ他のパーソロン系種牡馬もメジロアサマ系は実用的になるマックイーンがパーソロンから遠くタイムリミットが短い、サクラスターオー系も父サクラショウリが因子1個のみ…とどれもこれも難点があり『2021』まではそこまで目立って文句を言われることがなかった。

…が、翌年発売の『2022』で時代が遡り76年スタートとなった結果、アサマ系は初期譲渡種牡馬にメジロアサマが入った結果確立難易度がぐっと下がり、スターオー系も父サクラショウリが幼駒時から所有可能となり系統特性も代表産駒のスターオーがST・SP両方に変化可能*40となり、ルドルフの種牡馬としての使いづらさが一層目立つことになった。
更に時代が遡った影響は3冠馬の先輩達にも有り、最強の戦士。はミナガワマンナやミホシンザンら産駒の所持や時間に余裕が出来て確立しやすくなり、1歳上のミスターシービーは父母に因子を追加したり母父トピオの確立が出来たりと、『2022』の追加要素の恩恵をこれでもかと受けた結果和製ミスタープロスペクターと化してしまい、種牡馬として明確な差を付けられてしまった。
ちなみに息子のトウカイテイオー、孫のサードステージ共々系統特性を得ることができない。

  • 『10』無印ではこうした血統的な不遇要素に徹底的に改善が施され、
    因子は自身が「勝負根性気性難」から「スピード勝負根性」に変更、母は「瞬 発」、母父は「スタミナ」が追加。
    父パーソロンと母父スピードシンボリが確立時に無系からST系になった結果、「ルドルフはST系、シービーはSP系」と差別化された。
    73年スタートで父パーソロンが未確立だと芝適正が欧州型となることには注意。
  • 『10 2024』では距離下限を下回るレースでのデバフが大きくなった結果か、史実再現ローテで通過するサウジアラビアロイヤルカップGⅢ1600m(原作当時はいちょう特別)で敗北するケースが結構見られ、ウマ娘アプリを彷彿とさせる事態が発生している…。

シーヴァ

98年世代の隠れた日本産GⅠ馬で、隠れた超優良物件…ということで色んな意味で隠れた名馬。
なぜ国際GⅠ馬なのに隠れているのかというと理由としては多々あり…

  • この馬は日本産ではあるのだが、海外で調教されたために存在を知らない人が多い*41
  • GⅠを勝った前年の1998年に米国産・日本調教のシーキングザパール、タイキシャトルが欧州でGⅠを勝って大きく取り上げられ、1999年もエルコンドルパサーの遠征の話で盛り上がり、その後にステイゴールドが産まれも所属も日本の初国際GⅠ馬になった
  • タタソールズゴールドカップがこの年から昇格したばかりで、GⅠとして馴染みがなかった
  • 現在のようにネット等で世界の競馬の情報が手に入る事もまだ少なかった

と現実ではかなり不遇な扱いを受けていた。
また、隠れた超優良物件というのは緑札かつ牝馬なのにSPが68もあるという点である。ついでに牡馬混合も初期から持っている。
しかも、活躍したのが海外だが上記のとおり実は日本産なので海外牧場がなくても庭先取引でなんとかなるうえ価格が5000万程度なのもいいところ。
手薄なGⅠを狙わせるか、サマーシリーズを獲るかどちらを獲るかは好みによるが、元が緑札のためどちらの場合も元は取れる。
要はコスパが滅茶苦茶いいということである。このためかよく攻略サイト等で95年生まれの幼駒でおススメと評されることが多い。*42
なお、母のランジェリーは金札なので、同じく緑札の全兄リムノスと緑札1枚でまとめて自家生産…ということはできない。
とはいえバーニングサンセット⇒イカット⇒メインシークエンス、ライトシフト⇒ユリシーズ…と優秀な馬を沢山産むので母から所有する手も十分あるのだが。

シーホーク

ウイポではモンテ兄弟やスダホーク、『9』の1976年スタート時の超強力初期お助けホースであるクラークブルーム75の父親、
ウマ娘関係ではアイネスフウジンの父親として中々の活躍をした名種牡馬。
血統構成が主流血統から大幅に外れた父エルバジェでST系、母父もST系ブランドフォードでST昇華配合の起点になれ、
76年スタートになったことで活用できる史実馬が増えたことで確立難易度も大いに下がったST箱庭では大きく役立つ一頭。

  • 『10』ではネックになりがちだった晩成因子が変更されたため、種牡馬としての使い勝手が大幅に改善された。

スキャン

1988年生まれのミスプロ産駒牡馬で、史実ではアメリカでGⅠを2勝し種牡馬としてもダービーグランプリ(当時地方交流GⅠ)の勝ち馬テイエムメガトン(緑札)や東海ウインターS(現・東海S)の勝ち馬マチカネワラウカド(緑札)といったダートの強豪馬を送り出している。
91年末に日本に輸入されて種牡馬入りし、以降自家生産時に爆発力ソートを掛けると高確率で上段に現れる様になる。
爆発力が高くなる理由としては
・ミスプロ×ニジンスキー牝馬という組み合わせにより大量の種牡馬因子を自前で抱えている
・4本親系統がメジャー所とは言え全てバラバラ
・隔世遺伝*43が使える
辺りが大きな理由になる。
特に隔世遺伝の影響が大きく他のミスプロ系種牡馬と比べてもスキャンの爆発力が頭ひとつ抜けるのはこれによることが多い。
また、76年スタートの場合ニジンスキーがSP系になるためSP昇華配合Lv2まで対応できるようになる。
しかしながら頼りすぎるとその後の国内で主流となる血統がかなり入り込んでしまい、00年代あたりからは配合相手にすら一苦労になりがち。更に因子に空きが出来る事にもなるのも注意。
『2022』では海外牧場の早期開設が可能になったため、緑札の彼を気軽に所有できるようになった。
サブパラは普通に優秀なため自牧場で鍛えて更にウハウハ…と行きたいところだが、
下手に能力因子を獲得すると隔世遺伝が発動せず、むしろ爆発力が下がるというジレンマを抱えている。
種牡馬引退後の2015年からネイチャ達と同じく引退馬協会に在籍しており、2016年に永眠するまで余生を過ごしていた。

スズパレード

『2020』までは一介の種牡馬に過ぎなかったが、『2021』以降初期譲渡馬に選ばれると注目されるように。
SP71に成長型早め、成長力持続にスピード・サブパラ71と、全年代の初期譲渡馬を見回しても他には無い長所を持っている。*44
流石にルドルフやシービーなど3冠馬らの相手は極めて厳しいがそれ以外ならなんとかなるので、
マイルGⅠや香港トリプルクラウンを狙えば金殿堂も不可能ではない。*45
また、非根幹持ちのため史実の勝ち鞍でもある宝塚記念には滅法強い。ルドルフは史実ローテの都合上同レースを回避しがちなので尚更である。
ゴニョゴニョするとわかるのだが、自己所有で古馬になるとレースで発揮できる速さに弱体化補正が掛かる。それも彼だけをピンポイントに指定して。何故…?

セクレタリアト

ベルモントSの50年近く破られぬレコードと31馬身差の衝撃で、未だ米国史上最強格と謳われる米国3冠馬。人呼んで2代目ビッグレッド。
アメリカで実力を見せた期待馬はしばしば彼の再来ではないかと騒がれる。
残念ながら父系は繋がらなかったため、種牡馬としてのみの登場となる『9 2022』まではやや控えめな能力となっていた。*46
史実でも直子に米二冠馬リズンスターを擁し、母父としてはエーピーインディ、ゴーンウエスト、ストームキャット、チーフズクラウンといった錚々たる面子を輩出していたのだが…*47

  • 『10』の73年スタートではついに競走馬として登場。史実馬最高のSP79にサブパラも他地域含め世代最高とこれまでの鬱憤を晴らすように再設定されている。
    発売前から世代的に初期史実馬でのDLC入手は予想されていたが、任意の海外遠征が出来ない初年度入手では二冠馬のまま止まってしまうのではと危ぶまれていた。
    しかし実際は気を利かせてくれたコエテクリニンサンが3冠目のベルモントSに登録した状態でプレイヤーに渡るようにしてあるので安心である。

タ行

ダイナカール

エアグルーヴのお母様にしてファミリーラインで4代続くGⅠ勝利*48の偉業を成し遂げた名牝系の祖。

競走能力はスピード69・サブパラ合計70で女帝より低いが、距離適性1700~2500で成長型早め、成長力あると能力的に阪神JFや牝馬3冠も視野に入る逸材。
牡牝混合レースは史実活躍期間内にシービーやルドルフ等が居る為辛いが、上手く牝馬限定戦や強い牡馬の留守を空き巣すれば金殿堂も狙える。

繁殖ではエアグルーヴら史実牝馬が6頭、仔出し「10」のエアグルーヴ含め仔出し「5」以上が4頭も生まれ、自身の仔出しも「8」と高い。
更にエアグルーヴからはアドマイヤグルーヴ、ルーラーシップ等8頭もの史実産駒が生まれ、
アドマイヤグルーヴからはドゥラメンテも生まれる。
他の娘達やその牝系子孫も各種札付き史実産駒に恵まれ、SHも居るなど容易に仔出しを伸ばしやすく、名牝系を形成しやすい逆札詐欺の代表格。

ダンジグ(Danzig)

ノーザンダンサー直子の大種牡馬。
「Danzig」は他にもダンチヒ、ダンツィヒ、グダニスクといった諸表記があるが、ウイポでは「ダンジグ」を採用しているためこれに準じる。*49
ウマ娘的にはビコーペガサスの父、ファインモーションの父父、グラスワンダーやニシノフラワーの母父に当たる。

極めて高い能力に芝◎ダート◎、スピード因子二つ+母も因子持ちで、確立時SP系となるため大変強力。
本来厳しい環境に有るはずのノーザンダンサー直子であるが、仔出しが「10」と最高で将来のスピスピクロスの発生といったボーナスが見込めるため、十分に自家生産する価値の有る種牡馬と思われる。
大種牡馬ゆえ虹札を要求される上現役は3歳まで*50だが、所有して欧州マイル3冠を獲らせたり、BCクラシックorJBCクラシック(こちらは日本所有限定)を獲らせたりすれば鬼に金棒となる。

通常は90年代始め頃に自動確立し、00年代始め頃に欧州支配率12%の達成で親昇格を達成するのだが、
プレイヤーの行動による負荷のかけ方や子孫の分布次第では、先に息子のデインヒル(ファインモーションの父)が欧州で子系統を確立*51し、ダンジグ系が親系統になり損なってしまうケースが有る。
後年の非デインヒルのダンジグ系だけでも再度支配率12%達成で昇格する可能性は十分にあるのだが、ノーザンダンサー離脱は早ければ早いほど良いため、やはりデインヒル確立前に達成させるのがベストだろう。

対策としてデインヒルやその子孫をダンジグ昇格まで欧州以外で預かるか、
ダンジグ自身(本来米国繋養だが、幼駒から所有すると配置を操作出来る)や欧州以外に散らばる子孫らを欧州に送り込む等して、欧州での支配率を底上げしてやるのも良いだろう。
もう一方の有力子孫であるグリーンデザート*52の子孫を優先して支援、延命させておくのも面白いかも知れない。

ダンテ

史実では2歳時に圧倒的なスピードを見せ6戦6勝、その勢いのまま英ダービーをニューマーケット競馬場におけるレコードで勝利した快速馬。
引退後も種牡馬として自身が唯一取りこぼした英2000ギニーを制したダリウスらを輩出している。
ダリウス末裔の日本馬では雷帝トロットサンダー*53、海外馬ではモンジューの母父父父父父がこの馬に当たる。

何もしないと特に後継が存在しないため00年代後半に滅亡することが多い。
トロットサンダーは父ダイナコスモスから二代連続で晩成を受け継いでいるという因子面でかなりの欠点があるため
伸ばしていきたい場合は血を広めたダリウス(スペシャル種牡馬で導入可能)かその息子デリングドゥー(ダイナコスモスの父父に当たり、73・76年スタート時現役、77年に種牡馬引退)から伸ばすことになる。
デリングドゥーは柔軟因子を3代連続で持ちスピード因子を連続して持つため、ここから優秀な息子を繋ぐのが理想。

特徴として、ウイポの機能にあるサイアーラインのコマンドで表示されるダンテ系種牡馬がスカスカという点がある。*54
産駒や末裔が未実装の後継種牡馬が未記載とはいえ76年時点で8頭、これでよく親系統になれたな……となる。親系統未昇格の場合はネアルコ系になりもっと使い辛い種牡馬になっていただろうからこれはこれで良い事なのだが
確立するとST系になるハワイとトップヴィルが子孫に居り、零細ST系を求めるなら選択肢の一つ。
過去作ではファーストトランプという馬が確立SP系だったのだが、レッドゴッド無系化のあおりを食らって確立無系になってしまった。

ダークミラージュ(Dark Mirage)

名前からして厨二感が漂うが、れっきとした馬の名前。
能力的には同じ時代にスペシャル繁殖牝馬と出るラフィアン(SP76・サブパラ90)ほどではないにしろ、
SP73・サブパラ85は牝馬どころか牡馬と比べても文句無しの高スペック。
また、実は初代トリプルティアラ達成馬なので3冠配合もできる。
史実では無念の最期を迎えたが、繁殖牝馬としてゲーム内でその無念を晴らしたい。

チヨダマサコ

直仔に「ニッポーテイオー」「タレンティドガール」がいるため、『8』だと貰うべき初期繁殖牝馬として人気が高かった。
特に前者はマイル前線を総ナメできるくらいには強く、金殿堂も狙える逸材。
後者も手薄な牝馬路線で稼ぐことが出来、子孫たちも豊富な為、とにかく最優先された。
さすがに金札馬をお守り消費なしで入手できるのはやりすぎと思われたのか、『8 2015』以降は初期譲渡繁殖牝馬から除外された。
なお、『9』では最古スタートが1991年、『2021』だと1984年なので価値が下がったが、『2022』では1976年スタートなので若干価値が回復した。

  • 『10』では競走馬として登場するのだが、母ミスオーハヤブサ絡みで罠とも言える非常に注意しなくてはならない仕様がある。詳細はおすすめ繁殖牝馬(10)を参照。

ディアマンテ

1976年、記念すべき第1回エリザベス女王杯の覇者にしてシービークインの父トピオのもう一頭の代表産駒。
ウイポ的には76年スタート初期譲渡牝馬唯一の史実馬*55にして牡馬も含めたナンバー2のポジションといったところか。
ダービー馬がもらえてしまうため圧倒的に目立たないがこちらもかなり優秀な能力を誇っており同じく乾坤一擲持ちであるため、
春シーズンからガンガン鍛えていけばNHKマイル⇒オークスと十分勝ち負けが狙える*56上に、
秋以降は世代の本命テイタニヤが早くも衰え始めるため以降は牝馬戦と短距離・マイル*57のGⅠで大暴れできる。
クライムカイザーに比べて競走寿命が長いのも強みで、適宜月末放牧を交えて使うことで
香港や豪州に遠征させながらでも4歳一杯くらいまでは保つため、賞金総額はこちらの方が上回るのではないかいう説も…。
血統面で見ても親系統4本を確保しており父父と母父*58が共に確立済と結構優秀。
父トピオの系統確立を狙う場合にももちろん大きな戦力になってくれる。

テイエムオペラオー

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システムに徹底的に嫌われた馬。
歴史ゲーであるウイポをプレイする場合、当然最初は原作やアプリで好きな馬を贔屓しようと考えるものだが、いざ行おうとすると二重三重の困難にぶち当たる馬。
まず競走馬としては、日本調教馬ではトップから1足りないだけのSP76にこれと言った欠けも無い合計83のサブパラ…と基本スペックこそトップクラスではあるものの、芝適性が日本に全く合っていない*59主戦騎手が育っていない事が多い、特殊能力が微妙、虹札でコスパが悪い等。
種牡馬としても、史実を再現した低い仔出し、根性・根性という厳しい因子、欧州で飽和するサドラー系。
2系統確立でのオペラハウス分離を目指すにしても、メイショウサムソンまでも因子が根性・根性とこれでもかというぐらい冷遇されてしまっている。
『2022』ではレッドゴッドのせいでSP化の道すら奪われてしまった。コーエーさん社内にファンがいるってウソでしょ…

  • 『10』では遂にサドラーズウェルズがST系を生やすようになり、メイショウサムソンと同じく父系からST系での確立が可能となった。
    加えて特殊能力2つと固有能力が追加されたことで鞍上不安も芝適性も関係なく3歳から大暴れする世紀末覇王と化した。
    種牡馬としては因子がスタミナ勝負根性に変更された。ただし、SHネココネコロガールの父はワンアンドオンリーに交代している。

テイクオフ(~ウイポ『9 2022』)

ウイポオリジナルのスーパーホース。
父に日本3冠馬ディープインパクト、母に米国でBCクラシック含むGⅠ13勝を挙げた名牝ゼニヤッタの配合で2020年に誕生する。
名前の由来は空を飛ぶように走ると言われた父ディープインパクトに由来するものと思われる。
にSHの中でもサードステージ唯一並ぶスピード77と、ほぼ同値の高い総サブパラを誇る。
サードステージを出現させないプレイの場合は最強のSHとしてプレイヤーの前に登場することになるだろう。
NPCが出走させて来るのは国内路線だが、サードステージと違ってスタミナの低さ(距離適性1600~2400程度)から国内3冠を狙い辛くなっている。
一方で母のゼニヤッタの影響からか芝だけでなくダートも◎になっているため、所有してどこかの3冠を狙うなら祖父サンデーサイレンスの故郷で米国3冠を目標にしても面白いかもしれない。 
おあつらえ向きに特性海外遠征までデフォ装備している。
残念ながらディープインパクトが現実で2019年にこの世を去り、2020年生まれの彼の仔にしては少頭数がラストクロップとなったため、
ディープインパクト産駒としてのテイクオフは2022年版が最後となり、今後はサードステージのように特殊生産枠になるか、コントレイル産駒として誕生するのではという予想されていた。

  • 『10』ではスーパーホースの大幅削減の煽りを受けて削除されることに。単純に似たような血統のコントレイルの存在もあって必要性が疑われたのだろうか?

ティズナウ

アメリカの土着血統マンノウォーが繰り出す巨大爆弾がこちら。
なお、父のシーズティジーはキタサンブラックの大伯父にあたる。
立ち位置的にはトウルビヨンのトウカイテイオーみたいな感じ。人気も大体同じような感じ。父系が危ないのも同じ
史上唯一のBCクラシック連覇馬といえばヤバさ加減がわかると思う。勝った相手がジャイアンツコーズウェイとサキーって…
2度目のレースの最終直線は頭おかしいので必見。まあ大体テイオーの有馬みたいな事やってると思えばいい。人気有るよねそりゃ
因子がパワー・根性で固定されているのでご先祖さまからスピード因子を繋いでも絶対に彼で途切れてしまう…
でも現役時代を観るとどう考えてもこの因子しかありえないので仕方ないよなあ…

デインヒル

86年産のダンジグ産駒。現役時もGⅠ勝ちがあるが、元祖シャトル種牡馬として世界中を席巻したことであまりにも有名。
ウマ娘的にはマル外の殿下の印象が強いが、96年には日本でも単年リース供用されフサイチソニック(緑札)らの父となっている。
ウイポにおいてももちろん最重要馬の一頭であり、後半のシナリオではデフォルトで子系統⇒親系統に上り詰めているほど。
未確立スタートでもそれなりに自然確立するが、寿命が割とギリギリなので保険とばかりに上記のリース供用時に強奪する無法なオーナーが後を絶たない。
また、確立済のシナリオではSP系だが未確立から確立するとST系になるため、特にST庭ではサーアイヴァーと並ぶスピード系STとして酷使されがち。
そこから転じて「血統中(特に父系)のスタミナ色は薄いが確立ST化する種牡馬」の代名詞としてもしばしば用いられる。
他にはウェルシュパジェント・ニホンピロウイナー・ラストタイクーンなどが該当。
これらの血はスタミナに偏りがちなST庭のよいアクセントになるため、上手に活用したいところ。

TTG

76年代のスーパーホース「トウショウボーイ」「テンポイント」「グリーングラス」のこと。
史実ではトウショウボーイとクライムカイザーとグリーングラスがクラシック3冠を分け合うのだが、ゲーム中だとテンポイントが3冠を獲ることが珍しくない。*60
できることなら、トウショウボーイは3頭の中で最も種牡馬としての未来が明るいので、何らかの3冠を獲らせたいところ。*61
もし、DLCで持っている場合はトウショウボーイとテンポイントの初期の主戦騎手はあまり強くないので、代えたほうがいいかもしれない。
ただし、グリーングラスの初期の主戦騎手の酒井(郷原洋行)騎手は元から能力が高いうえに絆でSP+もくれるのでこのままでよく、
むしろグリーングラスの価値は最初からトップジョッキーと知り合うことが出来ることなのかもしれない。

  • 『10』ではスタート年代が早まったことによりDLC無しで自己所有可能になった。
    トウショウボーイとテンポイントは固有特性を貰ったりとパワーアップしているが、
    グリーングラスはTTと同じく金札へ昇格するも競走能力は物足りず固有特性も無く、色んな意味で釣り合っていないような…
    ただし、『10』で新たに追加されたウマソナにてTTが通常ウマソナの「目立ちたがり」である一方彼は上位ウマソナである「厩舎のボス」を所有している、という強みはある

テスコガビー

TescoGabby.gif
『9 2022』DLC目玉の一つ。
牝馬ながらSP73と19年後にヒシアマゾン(SP74)が出るまで、20年近く牝馬の日本調教馬SPトップに君臨し続ける超スペックで国内を蹂躙する。
難点は、主戦騎手がカブラヤオーと同じ騎手なのでかち合わないようにするか、どちらかを別の騎手にする必要があるのと3冠配合を狙う際の選択肢が秋古馬3冠くらいしかないことだろうか。
DLCホースでは70年代どころか全体的に少なめな牝馬、それも日本馬としてはこの時代で能力が牡馬並みという牝馬という時点で希少価値があるので、優先して秋古馬3冠を狙わせたいところ。*62
仔出しは「5」と平均だが総合能力の暴力と父テスコボーイの力で超大物を輩出可能な繁殖牝馬にすることも可能。*63
ただし、自己所有しないと史実同様に早世する点も注意。

  • 『10』では1973年スタートになったため開始時1歳の金札馬として登場。
    この時代の牝馬としては突出した能力を持つことは変わらない上、『9』の1976年スタートと違って牝馬3冠を狙わせることも可能になったのでより使いやすくなった。
    そして、初スタート時の金札使用先としてもおススメ。*64
    無系化が心配された父テスコボーイは相変わらずSP系な上、プラスウマソナで埋め尽くされており70年代の日本に居る馬ではないレベル。

テスコボーイ

70年代を代表する名種牡馬で、誰が呼んだかお助けボーイ。*65
一時期の日本をプリンスリーギフト系まみれにした要因であり筆頭。
スピード含む豊富な能力因子を揃え、76年スタート時で自身が確立済みで、血統3代前まで全ての牡馬が種牡馬因子を持っている。
テスコボーイ直子の牝馬はそれだけでSP系、母父◎、名種牡馬因子+2、大種牡馬因子+2となり、この当時の日本の繁殖牝馬としては破格の血統構成を得られるようになる。
ファバ味を早期確立してプリンスリーギフトがナスルーラを離脱すればさらに強力になり、トウショウボーイやサクラユタカオーのラインを使わないなら牧場をテスコボーイ牝馬で揃えても良いくらい。
豊富な史実のテスコボーイ牝馬を使っても良いが、後年邪魔になりにくい親系統4本の構成になっているため、パーソロンやフォルティノの牝馬等から自家生産しても面白いだろう。

  • 『10』の73年スタートでは未確立となり無系になってしまうことを危ぶまれたが、仕様の変更によりSP系維持での確立となった他、自身の因子がスピ根性からスピスピに変更。
    『9 2022』でお馴染みのトウショウボーイ・ミスターシービー親子に加えて、サクラユタカオーの系統もサクラバクシンオーがノーザンテーストが確立すればSP系となった事でこちらもSP系で繋げられる様になるなど
    蓋を開けてみると過去作より使いやすくなった部分も。

テルテンリュウ

1980年の宝塚記念優勝馬なのだが、以下の要因が重なり宝塚記念に出走することはない

  • 当時の宝塚記念は6月の第1週に開催していたがウイポでは現在の番組編成と同じく6月の第4週に開催される
  • テルテンリュウは史実通りに80年の6月の半ばあたりに繋靭帯炎を発症する

類義語 カツアール

トニービン

サンデーサイレンス、ブライアンズタイムと並び称される種牡馬御三家の1頭。
それだけに仔出しは「9」と高く、上記2頭と共に平成前期の競馬に数多くの優駿を送り出した押しも押されぬ名種牡馬…なのだが、ウイニングポストだと自然確立しやすく『10』でSP系を獲得したサンデーサイレンスや『2021』からST系を獲得したブライアンズタイムと比べるといささか不遇気味。*66
『2022』の76年スタートではホーンビーム確立によるSP系維持という救いを得たが、76年スタートはSP系の選択肢が多いもんだから相対的な評価としてはやっぱり不遇気味。
競走馬としても凱旋門賞を制した名馬だが、能力査定的に現役馬として登場するシナリオではムトトに妨害されてまず獲ることが出来ない*67ので、91年シナリオ以前では産駒に凱旋門の絆コマンドが使えなくなる。*68
こうした結果、「基本はトニービン自体は確立せずに、先祖のゼダーンやカラムーンの確立を起点として国内史実馬の母系に潜り込み、SP系(ゼダーン確立時)やST系(カラムーンのみ確立時)をばらまくのがお仕事」というあんまりなことになってしまいがち…。

  • 『10』でも無印では状況は変わらなかったが、『10 2024』にて無系昇華配合が新たな配合理論として追加されることが公表された。レベル3相当にすることも割と容易な血統構成に救いを得られるか…?

トピオ

ミスターシービーの母父にして彼が完全体へと至るためのコンボパーツ。
父としてはミスターシービーの母であるシービークインの他に1976年のエリザベス女王杯の勝ち馬で76年スタートでの初期譲渡馬の一頭であるディアマンテなどを輩出している。
76年スタートでスペシャル種牡馬として導入して確立することでSPとなり、シービーの昇華レベルを一段階引き上げてくれる。
史実牡馬産駒がいないため少々骨が折れるが、血統面から見ても種付け可能な唯一のファイントップ直仔であり、SP系を生やせるのもなかなか貴重なので狙う価値は十分にある。*69
その辺の銅札馬みたいな能力からは信じられないかもしれないがこれでも凱旋門賞馬なので、確立を狙う際は青葉エリカの絆コマンドを大いに活用させてもらうとよいだろう。
親系統こそ4本に分かれているが、種牡馬因子は父ファイントップのみで爆発力を出す力は乏しいので、黒鹿毛を活かして疾風型のステータスにEDITしてしまうのも面白いかもしれない。
また、どのみちシービーの配合には使えないので母父テスコボーイもガンガン使ってしまおう。*70首尾よく仔出しのよい後継馬が作れたら海外牧場に移動させれば異系血統としてCPUからの種牡馬需要も狙える。

余談になるが、実はこの馬日本に最も早く輸入された凱旋門賞馬でもある。
セントクレスピンとの馬齢差を考えるとこれまた信じられないような話だが、その裏には色々と事情があったようで…
と、その辺りについて詳しく書かれたコラムがお外にある
愛に溢れた素敵な文章なので、トピオの確立を目指す「」ーナー諸兄は是非一読を…(いとう)だこれ!

  • 『10』では彼が存命の73年にまで遡ったが、private保護でペティンゴと排他関係になってしまい却って悲しみを背負うこととなった。
    場合によってはマッチェム直系の大物シェシューンも同年引退になることがあるため、「」ーナー諸氏の愛が問われる。

ナ行

大種牡馬ストームキャットのこと。
「嵐ぬ」といった表現をされることも
ノーザンダンサー王朝アメリカ支部長みたいな感じ
アメリカダートに適応した進化をしておりスピードとパワーに優れた産駒が多い
因子も当然この2つ、なのだがもう一つの特徴である早熟性を因子に組み込めなかった為
成長力「ない」で早熟性を再現されてしまっている、なんなんぬぅ…

ネヴァーベンド

大種牡馬ナスルーラのラストクロップで、種牡馬としてナスルーラ晩年の傑作と呼ぶに相応しい子孫の繁栄を見せた。
自動確立する直子ミルリーフ(ほぼ確定)、リヴァーマン(負荷次第)を擁し、親昇格してナスルーラ帝国を分割するための重要な馬。
リヴァーマン以外のミルリーフの別の相方として80年代から日本で結構な活躍を見せ、牡馬産駒豊富な別の直子ブレイヴェストローマンを確立するという手段も有る。
『10』無印以降の73年スタートでは未確立で登場し、確立前に77年で種牡馬引退してしまうので忘れずに座敷牢に回収しておきたい。

ノーザンテースト

社台グループ、ひいては日本競馬にとって大きなターニングポイントの一つとなった偉大なる名種牡馬。ウマ娘的にも産駒のマチカネタンホイザ、直系孫のメジロアルダン・メジロライアンなどその血を引く馬は枚挙に暇がない。
世界的に見ればノーザンダンサー王朝の日本支部長といったところだが、次々に発展・独立していく他地域の種牡馬達に比べると日本国内で断絶した事や、系統特性を獲得できないこともあり影響力は限定的。
とはいえBMSとして日本競馬に欠かせないレベルの馬であり、何より彼が確立されないと国内でND系が飽和・種牡馬入りが困難となり、他のND系支援に支障をきたすため、快適な箱庭のためには立ててしまう方が結局楽になる。
自動確立の例もあるが極めて怪しいラインにいるため、孫世代も含めた豊富な史実産駒を使って支援してあげよう。
一部のプレイヤーはライアンをST化させて伸ばしたりしている。
なお、リーディングサイアー獲得年数の割に仔出しは「9」と最高値ではない。上述の通り父系としては断絶したからだろうか。
『2022』まではGⅠ勝ち1回でスピード73・サブパラ81と、ミスプロの様に戦績の割に能力値がかなり高かったりする。

  • 『10』で全てのシナリオでSP系になったため、種牡馬としての使い勝手は飛躍的に向上。BMSとしても様々な馬の血統に入り込むこの馬が特性を得たことで、90年代後半以降の馬の系統特性は大幅に変化することとなった。
    反面競走馬としての登場期間に差し掛かるようになった結果、スピードは73から70に下がっている。

ノースフライト

史実では春秋マイルGⅠ制覇を達成したバクシンオーのライバル。担当厩務員が女性ということも話題になった。
覚醒前に取りこぼした条件戦(5着)以外連対率100%の11戦8勝というほぼパーフェクトの成績を残し、当時2000mの阪神牝馬特別を勝利し、2400mのエリザベス女王杯でも勝ち馬ホクトベガに1馬身半差の2着と中距離でも戦える力は見せているのだが
ウイポではなぜか1400~1800の距離適性。そもそも1400で勝ったことがないのになぜか距離下限が1400。(まあ負けた相手は1400以下無敵のバクシンオーなので仕方ないが)
正直距離上限は2000でもいいと思われる。
それ以外は大舞台根幹距離牡馬混合でSP73と実績を考えると上々の査定を貰っている……のだが成長型遅め。おまけに4歳引退。
成長型遅めに加えて欧州型の芝適性がネックとなりCPU所持だと全力を出す前に引退していってしまう。鞍上がまだ若い高田なのもマイナス要素。
プレイしているといつの間にか引退している馬。
ついでに言うと史実では春天であっと言わせた孫(息子ミスキャストの息子)のビートブラックではウイポだとまず暴君3冠馬に負ける。一族揃って不憫である。
2023年9月17日の名古屋公演にてウマ娘化されることが発表された。

ハ行

バックパサー

系統的に競合しづらいトムフール系に属し、母の父としてとんでもない影響力を誇る馬。
『2021』の84年スタートでは開始直後から全力での援護射撃が必須で、ハイリスク・ハイリターンの代名詞といった扱いを受けていた。
『2022』では没年から絶望視されていたものの、座敷牢で光明が見えた…と思いきやトニービンST運用の鍵となるカラムーンと死亡年が被り排他の関係になってしまった。
様々なものを犠牲にして確立すると後々まで爆発力に貢献してくれるが、実は負荷とリターンが釣り合っていないのではないかという議論も起き始めている。*71
せめて母系(テディ系)のSP系を引いてくれればマルゼンスキー等母父で引く種牡馬のSP化に役立ったかもしれないのに…
ゴニョゴニョ情報なので白抜きしますが、父トムフールは確立時SP系なので初期確立が解除されたら…と言いたいが、70年代は健在なベンドア系ないしファラリス系に属して親トムフール系というマイナーさが消失する上に、子系統確立レベルの血統支配率を有しているのに未確立はおかしいという問題がある…
60年代スタート時にティムタムとジェスターで後継居るから!と親系統として居座る可能性もあるが現状不明
条件を満たしていないのに確立済みの例に『9 2022』の76年スタートでフォルティノ系が現役後継1頭(カロ)と引退済後継1頭(ノーメルシー)が居る
ちなみに『10 2024』体験版のトムフールは両親SP系という恵まれた環境をかなぐり捨ててまで無系維持という親不孝者になってしまっている。せっかく親系統ファラリスがSP系で確立したというのに…

ハーディカヌート

『2022』の76年スタートでミルリーフがST系を失ったため、急遽その穴埋めのために注目が集まった馬
本邦輸入種牡馬でもあり日本ではカバリエリエースやダニッシュガールの父となっている
確立するとミルリーフの筆頭産駒であるシャーリーハイツがST系になり、後の欧州ミスプロ筆頭のドバウィをSTに引き戻すことができる
実際に運用してみるとスピード因子が3連続しており、あっという間に衰退するベンドアに属しそこそこ使い勝手がよいためST確立御三家に続く地位を築くに至った
…が引退年が変動しルファビュルーとかぶる可能性があるのが困りもの(1982年)

  • 『10』ではミルリーフのST系が復活してお役御免かと思われたが、直仔ハードツービートが妙に強く73年のキングジョージや凱旋門を獲ることすらあるので、余勢を駆って父ハードリドンから連続確立を目指すのも選択肢としてはアリ。
    ベンドア直系の系統特性持ちが腐ることはまずない。
    地味にシャーリーハイツの確立時SP維持*72にはST確立が必要になるが…

ちなみに、シラユキヒメ一族が現れるまで白毛馬として有名だったハクタイユーはこのラインに属している*73

ヒムヤー

皆大好き滅亡詐欺馬とその子孫の系統
メインページの系統説明やウイポじゃない方の用語集や個別記事でも散々ネタにされている通り、表向きには大体いつどの時代も支配率が零細になっては滅びかけているが、その実態はプレイヤー側が意図的に子孫を種牡馬引退なり消滅させない限り絶対に滅ばない
史実年代が終わってもSHが存在するため意地でも滅ばない*74
ただネタにされているだけではなく、この系統の代表的な産駒であるホーリーブルは競走能力がかなり高い上に史実産駒にも恵まれておりST系で確立するので、彼や直子のマッチョウノのラインを上手に扱えばまず聞いた事もないような名前の馬で構成されたド零細血統のST産駒でいい感じに牧場内のバランスを整えてくれる
ということでオーナーの皆様ことごとくには是非ともヒムヤー系を保護・拡大して欲しいものですぞー!!!
ホーリーブル系が確立したら大体子系統ヒムヤー系は滅ぶ?1976年以前のシナリオなら、アルマゲドン(ブロードアピールの父ブロードブラッシュ)や、ピーターパン(ダイワ兄妹の牝祖スカーレットインクの5代父。20世紀半ばにはかなり繁栄していた)の系統も残ってはいるのでこちらの保護もお願いしますぞー!!

ピュアーシンボリ

シンボリルドルフの母父として知られるスピードシンボリの代表産駒で、史実ではステイヤーズS連覇、ダイヤモンドSを勝利したものの八大競走では活躍できなかった馬
ウイポではそれを反映してかスタミナ100で距離適性2400~3600という序盤屈指の長距離砲となっている
今作のステイヤーズミリオン挑戦枠……と思いきや海外にアルドロスという凱旋門賞で2着になるスピードを持った長距離のバケモノが居るため少々厳しい
それでも銅のお守りで買え、国内の菊花賞や天皇賞(春)を狙えるお得な馬であることには違いない
『2022』ではターントゥが親系統化したためロイヤルチャージャー系保護の観点からも所有する意味がある
なお、76年スタート初年度の1歳の幼駒にフジノハイハットという同じくスタミナ100で史実でもステイヤーズSを2勝した名馬が居るがサブパラが酷すぎるのであまりお勧めはしない*75

  • 『10』で父の確立時特性がST系になったこともあって、貴重な牡馬産駒である彼を確立要員として使う余地も生まれた

ファバ味

父にプリンスリーギフトを持つのこと
史実の産駒としては凱旋門賞馬のラインゴールドや皐月賞馬のハードバージ(とその全弟であるマチカネイワシミズ)などで知られる
ゲームにおいては最序盤での確立を狙いたい存在として専ら有名であり、プリンスリーギフト系の大ナスルーラ帝国からの分離*76・稀少になりやすいST系特性持ちの系統(特に76年スタート)・程良い史実産駒の多さにより、プレイヤーの労力が少なく確立しやすい…
といった要因からシンザンから上級者まで幅広い人気を集めている
1987年の引退は避けられないので確立を目指すなら史実産駒を徹底的に強化してやるべき
トウショウボーイ⇒ミスターシービー系統でプリンスリーギフトの親昇格を目指すより10年程早まるので系統特性に拘らないならおすすめしたい

余談だがこの馬はFabergeと綴る。
詳細は不明だが由来はおそらくロシア・ロマノフ朝の伝説的な金細工師だろう。*77
産駒のネーミングのモチーフなどにいかがだろうか。

ファレノプシス

98年世代の最有力牝馬で桜花賞と秋華賞と引退試合のエリザベス女王杯も勝った名牝
どのシリーズでも最高ランクの札価値であるが、能力や産駒だけを見れば過大評価な気もしなくもない
母キャットクイルは無敵の兄貴ビワハヤヒデ、最強の弟ナリタブライアンを輩出したパシフィカスの半妹に当たる良血馬である
ファレノプシスの半弟にもでした。復活の象徴のようなダービー馬キズナ(父ディープインパクト)が居る 

しかし、長年ウイポをやっている者ならわかるであろうある秘密を持っている馬でもある

ブエナビスタ

史実だと色んな意味でシルバーコレクター扱いされがちだが、こちらだと打って変わって牝馬3冠を当たり前のように獲る。
根幹持ちのお父ちゃんと違い根幹が付いていないので史実で負けているエリ女やグランプリなど非根幹でも勝ってくる。
したがって、史実の成績より遥かにいいことが多い。あのシルバーコレクターぶりはどこにいった?
また、エアグルーヴとヒシアマゾンも同期と比べて能力がずば抜けているので、史実と違い牝馬3冠は当たり前のように獲る。
ダイワスカーレットは…ウオッカがいるので五分五分かも。
オンライン馬券王で調子◎のブエナを見たら買いです!特にヴィクトリアマイルでは本命馬として非常に頼りになります!
あと「一等星」幼駒の条件を満たすので秘書の姫神ノエルとの結婚を考えている場合は頭の片隅に置いておいてもいいかも…

フォアゴー

下の項目の方の産駒。
『2022』でよーしフォルリ確立してST箱作ろう、フォルリ産駒をエディットだ!
するとちょうどいい感じに1970年生まれで出てくる馬。
でもね、セン馬なんですよ…くそったれー!!!

  • 『10』だと抱き合わせDLCに入ってるからお得かと思いきやデビュー前の2歳夏(1972年)に去勢済みで時すでにおすし…
    フォルリ確立のためにちょこっと使えるだけ!セン馬じゃなきゃスピ瞬の因子(『2022』でのお話。エディット画面で見れる)に種牡馬金銀因子持ち*78で母系のテディ系2本にさえ目を瞑れば後継に良さそうなのに!
    ただし、成長型が覚醒のため使い方次第では1500万での種牡馬入り以上にフォルリの支配率上昇に貢献できる。
    • 『2024』だとなんとDLC購入時に牡馬としての所有も可能に!去勢したタマタマが復活するとかどういうメカニズムですかこれ!
      一応上述の通りの種牡馬としての使い易さと、気性超激による競走馬としての使いにくさとのトレードオフにはなります

フォルリ

セイちゃんの曽祖父。
アルゼンチン四冠馬にして種牡馬としてもヌレイエフサドラーズウェルズらの牝祖スペシャルを輩出した銀の国が誇る偉大なるサラブレッド。
『2022』76年スタートでは彼を通して上記ヌレイエフのST化が可能となったことから脚光を浴び、一躍ST庭の屋台骨に躍り出ることとなった。
この時期のST転向馬にありがちな自身のスタミナ因子や母父ブランドフォード系*79といった要素を持たないため自家血統に組み込んでも配合の選択肢が多く大変優秀だが、上記のスペシャルを通じて有力馬の血統に長く残るためインブリードには注意が必要。
流石に自家生産でサドラーを付けるプレイヤーはあまりいないだろうが、ヌレイエフはその子世代*80までは血統表の端に出てくることになる。

余談になるが、実はフォルリ⇒ヌレイエフというST化ラインはウイポ7の時点で既に存在していたらしい。
当時は海外馬の引退を防ぐ手立てがなかったためゴニョゴニョ以外では実現不可だったが、Private種牡馬施設の実装によって遂に陽の目を見ることとなったようだ。*81

プライヴェイトアカウント

1976年生のダマスカス産駒。レース名となるほどの伝説的牝馬2頭を含む数々の名牝を世に送り出した超一流のフィリーサイアー。
今日の日本競馬にはスズカコテキタイの父ことディスクリートキャットの母父などとして影響を及ぼしている。
また、娘たちには及ばないまでも牡馬も粒ぞろいの産駒がおり、とかく一子相伝の傾向が強いダマスカスにとってはまさに筆頭後継と言える存在である。
更にダマスカス未確立=確立SP維持する年代のシナリオではこの馬も同様にSP系を継承するため、SP庭の中核として長く使っていける。
系統を確立するほど成功する父ダマスカスだが、3代前の親系統が3本の構成の上、父父ソードダンサーが確立するまで種牡馬因子も無く爆発力を出すのが困難になっている。
対してプライヴェイトアカウントは親4本で血統内にトムフールを抱え、母も因子持ちの良血のため自家生産の対象として素晴らしいので、繋げるにも薄め液にもどちらでもオススメ出来る。
欠点はデフォルトではスピードが海外馬の因子増ラインを満たしていないことと、良くも悪くも母父バックパサーであることだろう。
名前が長いので「」には裏アカ等の呼ばれ方をする

ブラグル

ログインボーナスちゃんが出ているお空のゲームではない。
ブラッシンググルームの略。ナスルーラ本家の継承者であり、本家の証気性難も付いてくる(『9 2022』まで。『10』ではスタミナに変わっている)。
1990年の種牡馬引退頃に支配率のピークを迎え、座敷牢での延命や多少のテコ入れで系統確立も可能な名種牡馬。
『9 2022』は誰かさんのせいでひどい事になった。
各種特性などがプレイヤーに対して大幅に優しくなった『10』でも相変わらずレッドゴッドの呪いは掛けられたままである。
73年に米国支配率0%で確立しているのはもはや嫌がらせとしか思えない。
せめてスタミナ因子由来のST系になってくれれば…
しかも産駒の主戦場となる欧州での芝適応力が低下するため、『9 2021』以前と比べて史実通りに活躍しづらくなっている。

  • 『10 2024』73年スタートで久々にレッドゴッドが初期未確立に。レッドゴッド自身両親SP系になってナスルーラ世界系統化のためにも立てる価値が高いため、競走馬時代からしっかりサポートしてあげよう。

ヘクタープロテクター

父ウッドマンはヒシアケボノらを輩出したミスプロ系の名種牡馬。
半弟に仏2000ギニー兄弟制覇を成し遂げ種牡馬としてもオリオンザサンクスを輩出したシャンハイ(緑札)、全妹にインターナショナル・クラシフィケーションで131ポンドの評価を受けたボスラシャム(金札)が居るという良血。自身は金札。
その良血に違わぬ実力を有し、2歳GⅠ3つと仏2000ギニー*82のGⅠ4勝を含むデビュー8連勝と素晴らしい成績を残す。
9戦目の英ダービーはここまで1600mしか走ってないのにいきなり2400にぶち込まれたからか敢え無く4着に敗れた。
その後もGⅠを勝利し通算GⅠ5勝で3歳引退。引退後は社台SSで種牡馬入りした。
同期にお父ちゃん👻が居たが、他の同期の種牡馬と違いある程度の種付け数を集め、大物産駒にこそ恵まれなかったものの日本におけるミスプロの先駆者として一定のポジションを築いた。
ウイポ的には「緑札の隠れた掘り出し物」ことリムノス・シーヴァ兄妹の父としても知られ、自身からスピード因子が4代連続で続いており、何に付けてもスピード因子大活性が生じるという強みがある。
……が、もう1個の因子が早熟で、しかも当馬の成長型は早熟普通。このタイプは大事に使っても4歳まで持つかどうかというくらい競走寿命の減りが早い。
結果、ヘクタープロテクター産駒は付けると早熟で2歳戦では荒稼ぎできるが、それ以降は衰える一方というウイポではあまり有難く無い種牡馬となってしまった。
確かに父ウッドマンも含め史実でも早熟の産駒*83を多く輩出していたが、もうちょっと手心を加えてもよかったのではないだろうか……。

ボールドリーズニング

BoldReasoning.jpg
スペシャル種牡馬として登録するだけで出来息子シアトルスルーの活躍により連続確立し、レッドゴッドに比べればマシだが、箱庭内のSP系の2割近くを消し飛ばすお方
一見確立がデメリットでしかないが、実は確立して子孫ごと無系化するとシンボリクリスエスの継承先を切り替えてST系確立にできる等の効果が有り、ST箱庭なら選択肢に入り得る存在*84

  • 『10』では彼自身の無系確立に変化はないものの、系統特性決定のルールが大幅に変更されたため、彼を確立しようがしまいがシアトルスルーのSP系は維持されるようになった。
    更に彼の父ボールドネシアンも登場するようになったため、連続確立することでノーリスクでシアトルスルー及びエーピーインディ系の血統表を豪華に出来る。
    おまけに早期の親系統ボールドルーラーからの離脱によって、ボールドルーラー系2本の悲しみを背負ったエーピーインディとその子供達の使い勝手を大幅に上げることができる。
    …のだが、『9 2022』と違い現役種牡馬としての登場なので74年の座敷牢枠を要求される点には注意(上記ボールドネシアンも75年前後に引退)。

ホーリーブル

滅ぶ滅ぶ詐欺ヒムヤー系の何度目か分からない中興の祖。
現役時代はGⅠ6勝で年度代表馬に輝く活躍し、引退後はマイナー血統としてジャコモやマッチョウノといった名馬を輩出。米国競馬名誉の殿堂入りを果たしている。
親系統4本が「ヒムヤー」「マッチェム」「スインフォード」「ハンプトン」とスインフォード以外19世紀以前の系統で構成されており、ネアルコフリーの超零細血統となっている。
確立するとスインフォードからST系を受け継いでST系になるためST系箱庭では愛される一頭。
ただし、超零細の宿命として血統表に名種牡馬因子も大種牡馬因子も存在しないため爆発力は悲惨の一言。
後継のマッチョウノは名種牡馬因子と大種牡馬因子を両方持っているためお手軽に確立を狙うならマッチョウノとの連続確立が無難だろう。
もっとも、マッチョウノはナスルーラとミスプロを持っているのでそれを使うとホーリーブルの強みが半分消えてしまうような気もするが
確立させ、再度ホーリーブルのほうに種付けを行うことで爆発力を補いつつマイナー母父◯として大いに役立ってくれる

ホーンビーム

日本ではトニービンの母父などとして知られる馬
確立することでトニービンを確立したらSP系を得ることができるようになり、何をやっても自身の確立を行った場合に母系継承で無系になるトニービンの救いとなる馬。
ただしゲームスタート時23歳ということで自家生産は使えず、確立するためには他のすべてを投げ捨てて行う必要性がある。具体的に言うとスペシャル種牡馬枠がほぼ使えなくなる。*85
なお、トニービンにSP系を付けたいだけならばトニービンの曾祖父ゼダーン*86を確立してトニービンを確立しなければSP系を保持できる。
ゼダーンからトニービンまで4代連続で確立しつつホーンビームを確立すればSP昇華しつつグレイソヴリン系から外れた独自のSP系が誕生するが、SP系箱庭では同時期に『2022』で連続確立をできるようになったソードダンサー⇒ダマスカスと、日本でも最強の戦士ことシンザンの確立SP化や、トウショウボーイ・ミスターシービー親子確立によるプリンスリーギフトのナスルーラ離脱といった様々なSP系箱庭に寄与する種牡馬が存在し、大元のグレイソヴリンにSP系の種牡馬が存在しないため、無理に連続確立にこだわらなくてもいいかもしれない。

他にはサクラスターオーの母父父として確立SP化でパーソロン系SPの誕生、スーパークリークの母父父としてグリーンダンサーを未確立にすることでニジンスキー系の確立済みSP系種牡馬とする効果がある。

マ行

マイバブー

48年の英2000ギニー馬。
引退後は英国で種牡馬入りし英2000ギニー親子制覇を達成したアワバブー(本邦輸入種牡馬)らを送り出していたが、56年から当時としては破格の移籍金で米国に移籍しそちらでも2歳リーディングを奪取する活躍を見せた。
日本の名種牡馬パーソロンの祖父に当たる他、ダマスカスの母父等で血統表で見かける馬。
『10』無印以前では目立たなかったが、『10 2024』でSP種牡馬として登場、73年スタートで彼を導入するだけで初年度末に日本型で系統確立する。
『10』無印から73年スタートだと未確立で欧州型になってしまったパーソロン子孫の芝適性を軽くし、パーソロンを確立させるための日本での子孫活躍にも寄与してくれる。
これに加えて父ジェベルが確立済となっており、その下に別ラインのクレイロンも確立していることからマイバブーの確立でジェベルが親昇格までする。
何気にマイバブーの導入で一番救われるのは、爆発力ざぁーこ💓種牡馬因子スカスカ💓だったダマスカスかもしれない。
ダマスカスの血統内に金因子銀因子が一つずつ発生するようになり、自家生産が多少は楽になる。まあ親3本なのは変わらないが…。
余談だが、某ゲームではパーソロンの末裔は「マイバブー系」という扱いになっていたのでそこで名前に見覚えのある方もいるかもしれない。

マチカネフクキタル

1997年に夏の上がり馬として菊花賞を制覇したGⅠ馬
…なのだが、他の同世代GⅠ馬と比べてもどうもステータスが見劣りする
そのため史実でフクキタルが勝利するレースにこちらも出走し結果をねじ曲げると、菊花賞を制覇するどころか出走すら出来ない状態になってしまう
…というか何もしなくても大体メジロブライトかステイゴールドに菊花賞を獲られがち
もしもしコエテクリニンサン?
泣きっ面に蜂と『2022』では乾坤一擲も消されてしまったり、ウイポ世界ではなにかと不憫。仔出し「1」、成長力「ない」と本当にいいところがない…

  • そんなフクキタルだが、『10』では特性秋競馬を習得!また、『10 2024』では後天のウマソナでいたずら好きも習得できるように

マックスビューティ

87年に桜花賞・オークスを制した牝馬二冠馬。マヤノトップガンと同じ馬主と鞍上・エアグルーヴやウイニングチケットを管理した調教師…とウマ娘の元馬に関わった人が多い馬。
桜花賞を8馬身差で制した実力から、スピード70・サブパラ69と80年代の銀札牝馬としては前年の牝馬3冠馬であるメジロラモーヌに次ぐ中々の値を貰っている。
史実では獲り逃した3冠目も勝ち馬のタレンティドガール*87が成長型早めないという設定を食らったせいでまず勝たないのでCPUが持っていても牝馬3冠はほぼ確実。
過去を遡る形態になった『7』で、プレイヤーが一通りやることを覚えた後に幼駒セールで買ったコーセイをマックスビューティがなぎ倒していくため多くのプレイヤーの印象に残る一頭だった。
もっとも、こちらも成長型が早熟普通なので3歳の終わりまでには衰えるため銀札回収のためには阪神JF+牝馬四冠に加えてGⅠレースをもう1個勝たないといけない。NHKマイルCが狙い目になるだろう。
史実では後述のマックスジョリーを始めオープンクラスの産駒を複数送り出している割に仔出しは「3」と低く、血統的には次代に親ナスルーラ2本が残る形になっているが、父がネヴァーベンド直仔のブレイヴェストローマン・母父がプリンスリーギフト直仔のバーバーと分解が比較的容易な構成なので、ほぐしておけば血統問題は解決する。
仔出しは高能力値の暴力+ルドルフ等の3冠馬と配合することである程度補うこともできるので、史実産駒マックスジョリーを産んだ後に出る繁殖牝馬セールで買うとお守りの無い序盤でもお世話になる。
産駒のマックスジョリーは『8 2017』で無札としては最高のスピード70となっていたが、『9』ではスピード65の緑札になる。
それでも日本の緑札の牝馬としてはスピードは高く、父がロベルト系のリアルシャダイで芝適性が軽くなりやすいため、スピード70ながら芝適性が重くなりやすい同期の史実牝馬二冠馬のベガ相手にも結構良い勝負ができたりする。ただし、非所有では繁殖入り間もない7歳で早世してしまうので注意。

マッチレスネイティヴ

史実では本邦輸入種牡馬のランズダーン(『9』では繁殖専用馬。緑札)の半姉で85年桜花賞2着のロイヤルコスマーの母であり、フジキセキ産駒グレイスティアラ(主な勝ち鞍:全日本2歳優駿*88)の三代母であり、上の窓のところに藁置くマンことロンドンプランの五代母。
上述のようにGⅠ2着馬やJpnⅠ勝ち馬がいるなど史実の子孫もなかなかの活躍ぶり。
また、『9』の76年スタートで存在している架空の1歳牝馬(マッチレスネイティヴ75*89(父メイヂヒカリ))はサブパラ合計こそ30ながら成長型覚醒かつSP70と1970年代の牝馬としては出色のSP値を誇り、非所有でも牝馬限定GⅠくらいなら掻っ攫っていくだけのポテンシャルを持ち合わせている。
だが彼女を史実馬の母として買うことはまずないであろう。
父レイズアネイティヴ、母父ターントゥで母母はヘイローを輩出したコスマーのフライバイナイト系*90という正直なぜ当時の日本にいるのか分からない血統をしており、『2022』でターントゥが親系統を得たことで壊れっぷりに磨きがかかった。
ナスルーラフリーなこともあり日本の主流血統とはまず喧嘩せずつけることができ、因子スカスカの種牡馬にも名種牡馬因子と大種牡馬因子を次代に付与することができる。
この血統で銅札で買えることも高評価ポイント。

  • 『10』では金札SHユリノローズがロンドンプランの半妹に変わったことで、牝系祖先である彼女も金札に昇格してしまった

マニカト

豪州所属のセン馬。とにかく数々のオーナーに苦杯を舐めさせてきた馬。
引き抜き不可、短距離~マイルではほぼ敵なし、8歳まで居座る、闇競馬で短距離~マイル系が選ばれた日には何も残さないといった厄介ぶり。
さすが1頭でオーストラリアをスプリント大国にしただけの性能、名前つきレースまであるレベル。
マニカト対策ができるのなら、もう一人前のオーナーといっても過言ではないだろう。

マルゼンスキー

あまりの能力の高さに70年代の日本ではオーパーツと称されることもある馬。
『9 無印~2021』ではSP72・サブパラ73とまぁまぁだったが、競走馬として実装された『9 2022』からSP73・サブパラ85と大幅強化され、ダービーも走れるよう*91になった。
『10』では更にSP75と強化されており、無系であることを除けば順調に強化されていた。

そして、その無系問題も『10 2024』では「無系昇華配合」が登場したため、
ノーザンテーストよりも基本スペックが高いことも相まって彼の種牡馬としての地位を脅かす存在になるかもしれない。
ただ、『10 2024』だとライスシャワーの母ライラックポイントが繁殖専用から競走馬扱いになってしまったため、
尚更3歳で引退しないといけないことになってしまったという競走馬としてはもっと向かい風なことになってしまったが。

ミスターシービー

今のウイポのシステムの寵愛を受けた馬。
各所で解説されているが、弱点は祖父テスコボーイ直子の牝馬が使えないことくらいしかない使い勝手が良すぎる馬。
彼の産駒を配合に使う場合は父トウショウボーイが3代前になるので、トウショウボーイの2個目の因子は活性化させたい因子を粘ると良い。プリンスリーギフトとテスコボーイのスピード因子連続で高確率でスピードになってしまうけど。
スピードにして和製ミスプロにするか、3代前活性を考えて他の因子を付けるかは時と場合による。

ミスタープロスペクター(Mr. Prospector)

血統についてを見れば分かるが、SP系がかなり多く血統構成はいい。
重賞未勝利で14戦7勝と戦績は微妙だが、スピードは同年代のセクレタリアトの70を大きく上回る79で、サブパラも高バランスとかなり疑問符が付く能力値になっている。
恐らく大種牡馬として強い馬を生み出せるように能力を強化したものと思われるが…

  • 『10』ではさすがに現役期間も入るためかナーフされた…SPが77まで。さすがにSP79の競走馬にするとセクレタリアト*92に見合わないということだろうか。
    一応大舞台が没収されて特性も魔改造されているのだが…
    大舞台・非根幹距離から根幹距離・スタート・スプリントギア・冬競馬は原型をとどめてないどころの騒ぎではない。非根幹と根幹が入れ替わるのは正反対と言っていい。

ムトト

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「トニービンサーンボクカエッテキタヨー」
トニービンの天敵…というか80年代後半の欧州王道路線におけるプレイヤーの敵。
適性洋芝向きから繰り出される末脚はダンブレに匹敵すると言われた通りなので気をつけよう。
気をつけても勝てないのだが…

モンテオーカン

史実では天皇賞(春)兄弟制覇を達成したモンテプリンス・モンテファストを産んだ名牝
父ヒンドスタン、初期の繁殖牝馬にしては中々の能力を持ちウイポ『8』では多くのプレイヤーから愛された
『9』になり姿を消したが76年スタートでは2頭とも自家生産が可能な年代となったので再登場、海外の血統とほぼ競合しないのでより利便性が増した
シーホーク系を確立するためには購入は必須と言える
過去作ではアローエクスプレスとの初期架空馬がサブパラ、スピード共に一流で成長型覚醒というとんでもない能力だった

ヤ行

ヤマニングローバル

ミスターシービーの代表産駒の一頭。生命すら危ぶまれる*93大怪我から脚にボルトを埋めて奇跡の復活を遂げた馬として有名。
ウイポにおいてはスピードは銅札最低クラスの65、また上記のエピソードから健康Eに査定されているが、
いわゆる幻の3冠馬*94だったことを反映してかそれ以外のサブパラは非常に手堅く穴のない仕上がりとなっており、成長型も早熟鍋底型であるため、自己所有すれば息の長く安定した活躍が期待出来るどころか、成長次第で大仕事をやってのけるのも夢ではない。

しかしウイポプレイヤーが見た時、まず目に付くのはその血統だろう。
何せ、母父ニジンスキー、母母父サーゲイロード、母母母父トムフールという、見た瞬間にそれと分かるレベルの良血である。*95

更に『9 2022』76年スタートではシービー母父のトピオとニジンスキーを確立SPさせることで、SP昇華配合Lv3の条件を満たせるようになり、この時代の史実馬としては珍しいレベルで完成されている(ウイポ的に)美しい血統にすることも可能。
前述したようにサブパラの完成度は高いため、絆SPなどでスピードを補強することでこの馬自身を一流の種牡馬にすることも可能だが、母であるヤマニンペニーを所有し、シービーを種付けして全きょうだいを生産するのもよいだろう。*96
スピードが更に上振れした牡馬が期待出来るのはもちろん、能力因子のついた牝馬が出れば逆にSP昇華配合のパーツにすることも可能である。

ユキグニ

1986年生の米国産の牝馬。史実未出走にも関わらず札は
これは娘のフェリアードがテイエムプリキュアを産むから…ではなく、更にそこから産まれるSHスタコラサッサのためのもの。
要するに史実期間終了後の曾孫によって虹札にされている上に、84年スタートでは最序盤の米国に突然日本名の馬*97が出現するというインパクトから謎虹札の代名詞としてしばしば名前が挙がっていたが、『2022』で子孫馬一覧機能が追加されたことであまりツッコまれなくなった。

  • 『10』ではスタコラサッサが消えた為テイエムプリキュア共々銀札に降格している。

ラ行

ラフィアン(Ruffian)

1976年スタート時にスペシャル繁殖牝馬に登場する。
能力値がSP76・サブパラ90と全牝馬の中でもトップの能力を持つ。
年齢も4歳スタートと若く、特にDLCの海外牧場を持ってる場合は彼女を入れない手はないのではないだろうか。
尚繁殖入りするとSP値は軒並み75に切り下げられるが、何故かラフィアンだけは内部的に76となっている。切り下げられるのは「繁殖入り時」だけで「ゲームスタート時」には切り下げられないという仕様によるものではあるが…
仔出しは平均的であるものの、その凄まじい能力の暴力と3冠配合(彼女はトリプルティアラ達成馬)ができるので超大物を輩出可能である。
配合する種牡馬には能力因子、種牡馬因子が豊富で仔出しが高いものを選びたい。実用性、ロマン性ともに高いスペシャル繁殖牝馬の目玉と言える。
なお、故・岡田繁幸総帥は仔馬時代のラフィアンの才能をいち早く見抜いたというエピソードから、その名を会社名に使用している。

  • 『10』では1973年スタート時に1歳幼駒として登場。DLCを購入すれば所有もできるようになった。所有すればそのまま自牧場で繁殖入りも可能なのでDLC対象馬の中でも特におすすめ度が高い1頭である。代わりに73年スタートでは繁殖時の切り捨てを食らってSP75になるようになった

リヴァーマン

ネヴァーベンド親昇格+ナスルーラ離脱の鍵を握っている馬。
子系統を確立すると自動確立のミルリーフとの2系統で昇格が発生する、言わばネヴァーベンド系におけるファバ味ポジション。
ノータッチだと寿命ギリギリで自動確立と未確立の境界線上を走って来るので、箱庭負荷のかかる環境ではプレイヤーのテコ入れが推奨される。
『2021』以前では国内に種牡馬として輸入されるも早期引退するベルマン、リヴリアを回収し、リヴリア産駒のナリタタイシンをより活躍させて3歳で引退させ、種牡馬引退年の1995年にねじ込むというのがメジャーなやり方だった。
かつては国内で上記以上の支援過多の結果、日本型確立してしまったり確立渋滞に巻き込まれたりしていたが、『2022』では早期海外牧場が有れば大体どうとでもなるようになった。
ルションを欧州に送り返してヴィンテージクロップのタマタマを保護すれば大体どうにかなる。不安ならタイシンを保持して欧州に送れば大体確立出来る。
ウマ娘絡みでは直接血統に関わるナリタタイシン、ウオッカは勿論のこと、イナリワンやミホノブルボンといったミルリーフの系譜や母父ネヴァーベンドのケイエスミラクルの強化にも大きく寄与するためオススメ。

レイズアネイティヴ

61年生の米国馬。ご存知ミスプロの源流であり抜け殻…なんてことはなく、直系でもニシノフラワーの父父に当たるマジェスティックプリンス、序盤の大物アファームドの父イクスクルーシヴネイティヴ、そして何よりイージーゴアの父アリダーと錚々たる面々が並んでおり、どの年代でも無視できない存在感を放っている。
1970年代の日本ではアリダーの全兄であるホープフリーオン*98が1976年末に無札の種牡馬として輸入されてくる。
が、多くのウイポプレイヤーにとっては何より自家生産馬の母父として馴染み深いのではないだろうか。
何で日本にいるの?でお馴染みマッチレスネイティヴをはじめとした彼の娘たちは古い年代の箱庭におけるまさしく最先端の血であり、海外幼駒セール*99や年末に輸入される架空繁殖牝馬*100でも特に狙い目とされている。

レオダーバン

1991年スタート時に貰える馬で、ウイポ『9』では距離適性的にノーエディットでも最初から3冠が狙える馬。実は激マブ産駒。
なお、他の有名どころだとナイスネイチャ*101がいる。あとは、シービー産駒のシャコーグレイド*102もいる。
ただし、皐月賞と日本ダービーでトウカイテイオーを倒さなければならないが。*103
ただ、『2021』では84年スタートでSP71で成長型早め持続のスズパレード、『2022』では76年スタートでダートも走れるクライムカイザー
…と初期譲渡馬達にも有力な存在が増えているので少し陰が薄くなっているかも。

  • 『10』では91年スタートの3歳世代初期譲渡馬がナイスネイチャのみになり、彼はお役御免に。次回作以降の復帰はあるだろうか

レッドゴッド

すいません僕のブラッシンググルームのSP系が何故か消えてるんです
貴重なSPだったのになんできえたんですか?
SP系だったのに
1984年開始でエディットしないとSP系にならないのになんできえたんですか
光栄さんブラグルのSP系を返してください
お願いします
なんでけされなきゃいけないんですか
光栄さんが削除したんですか?
それとも他のだれかですか?
とにかくブラグルのSP系が消えた返してください
お願いします
消されることは何もしていません
おなえがいだから返してください
お願いします

確立だったのに
ちくしょうだれがこんな事を
光栄さんデータを元に戻すか
消した人を特定できませんでしょうか?
確立ですよ?確立夢だった確立ですよ
それがけされたんですからショックはかなり
強いですだれかこの気持ち分かってほしいんです

  • 『10 2024』73年スタートで未確立になり、遂にブラッシンググルームさんにSP系が帰ってくることになりました!
    ただレッドゴッドさん自身は母父メノウの祖父ファラリスがSP系で確立したので、むしろ立てる価値が大きく上がっていますね
    ちなみに、84年スタート以降は引き続き無系で初期確立済みです。一応ブラグルさんが無系昇華Lv2に使えるという効果もありますが…

ロジータ

牝馬ながら南関東の牡馬を蹴散らして南関東3冠を達成、中央芝にも挑戦してオールカマーで5着と健闘、ホーリックスのJCでは残念ながらシンガリ負けだったが、年末の東京大賞典(当時はダート2800m)を圧勝、ラストランの川崎記念では単勝1.0倍のオッズで8馬身差を付けて圧勝し有終の美を飾るなど、栄光に包まれた競走生活を遂げた南関東の伝説的名牝。
繁殖入り後も帝王賞や川崎記念を勝ったカネツフルーヴや中央重賞2勝のイブキガバメントを輩出するなど素晴らしい成績を収めた事でも知られている。
今でも(地方牝馬限定競走のためウイポ内には出てこないが)「ロジータ記念」という自身の名を冠した記念重賞や、川崎競馬場のファンファーレ隊「ロジータブラス」などに彼女の存在を見て取れるか。

ゲーム内でもこうした実績に裏打ちされた結果、80~90年代のダート牝馬としては抜きんでたSP69・サブパラ80・仔出し「6」と非常に高水準な能力査定を与えられており、
国内ダート路線の制圧はおろか、米国トリプルティアラをも現実的な範疇で狙えるという、国内史実牝馬の中でも非常に珍しい特徴を持ち合わせている。*104
勿論『10 2024』で中央馬に解禁された南関東3冠改め3歳ダート3冠も十分攻略可能。
…これ程の名馬が銀札で手に入るのはかなりお得では!?

ロベルト

日本におけるヘイルトゥリーズン系のもう一本の柱。
各所で言われているが89年の座敷牢で最優先すべき馬
後の年度スタートでは初期確立していたりするがそうでないと自動確立前に引退してしまう。
『10』のDLCで自己所有可能。これでカロにも余裕を持たせられる。
いい商売してますね!

架空馬(SH以外)

コーエーテクモルナ

かつて存在していたシステム「優駿の絆」の解説画像に写っていた架空牝馬(09年生)。
その画像ではジェンティルドンナからゴルシに恋仲を示す矢印が向いていたことから、ゴルシ×ドンナCP推し勢として謎の市民権を獲得。
出自は一応同システムの出自*105でもある『9 2022』のはずだが、今でもキテル話題になるとどこからか現れては「」ペ達からツッコミを受けている気ぶりホース。コーエーテクモルナ。
ほもはいかんぞひせいさんてきな…はなせれぶです

クラークブルーム75(ウイポ『9 2022』)

1976年に7000万程度で買える上に色々と優秀な牝馬。架空馬なので、もちろん札も不要。
詳細はおすすめ史実馬を参照。

コウセキ72(ウイポ『10 2024』)

1973年に1歳で配置されている架空牡馬。SP70、瞬発力S+、勝負根性Cのダート馬で、早め鍋底と非常に強力。3歳ダート3冠の創設など『2024』で国内ダート路線が強化された恩恵を存分に受けられる。
パワーはFとイマイチだが瞬根の充実で地方でやるなら何とかなるだろう。精神もBとそこそこなので、成長すれば坂の無い海外ダートすら視野に入る。

ニューキャッスルの72(ウイポ『10』無印)

ウイポ『10』の73年スタート時に固定で配置されている1歳架空牝馬。
非常に能力が高く、無札で入手できるため『9 2022』76年スタートにおけるクラークブルームの75に近いポジション。
状況によってはNPC所有でもテスコガビーを桜花賞でわからせていることも…。
ダートは走れず、スタミナが低い代わりに柔軟性が高いのが違い。

フィートソシエ(ウイポ『9 2022』)

ウイポ『9 2022』の76年スタートの1年目4月4週に初期譲渡2歳馬として入手可能な架空牝馬
サブパラこそ壊滅的でダートも×ではあるものの、スピードは一般的に初期譲渡2歳馬としてオススメとされるヒシスピードと同じ65、成長型早め、成長力持続とそれ以外はかなりいい。
76年の2歳馬(77年クラシック組)は牡馬では激マブが頭3つくらい抜けており、正直立ち向かうのはかなり厳しい。*106
一方牝馬はオークス馬リニアクインのSP69が世代トップ。まだこっちの方が勝ち目がある。
二冠牝馬のインターグロリアは当時2400のエリ女を勝っていて4歳時の有馬記念でも2着に入っているのにSP68で距離適性1500~2100という謎査定を食らっている。
インターグロリアは馬場騎手を奪ってしまえばどうにかなるので、初期からGⅠで勝負をしたいならヒシスピードではなくこちらを選ぶのもありだろう。
初期の距離適性こそ2200~2800だが、これもオークスを狙うと考えればスタミナ豊富なのは有利になる。
リニアクインが距離適性1800~2400と上限ギリギリなので割と垂れやすいのもプラス。
古馬になってからはオーストラリアやアメリカの手薄な牝馬GⅠを狙えば金殿堂入りも視野に入る。
更にこの馬、グロースターク産駒ジムフレンチの子なのでグロースターク確立の支援にも使える。
繁殖としては自身の母父がヒンドスタンで血統表内に名種牡馬、大種牡馬因子が両方居るのである程度の爆発力が出る。
現役・繁殖両方においても一定以上の能力はあるので、初期馬を長く使うプレイをするならおすすめ。

ミスヤマナカ75(ウイポ『9 2022』)

76年スタート時の8月5週まで1歳馬を一頭も持っていないとそれを哀れに思ったテンマオーナーがくれる馬
スピード58・サブパラ合計50とわざわざ持つような能力でもないので即座に転売して資金の足しにしてしまって構わない
なお、1年目スタート時の8月5週まで1歳馬を一頭も持っていない場合にテンマオーナーがくれる馬はどの時代でもそんなにいい馬ではなかったりする…
『9』無印でもらえたダイナエッセ90はスピード62・サブパラ合計71と優秀な馬だったのに…

  • 84年スタート:ミトモオー83(牝)。*107スピード60・サブパラ合計48
  • 91年スタート:ロングキティー90(牝)。スピード58・サブパラ合計54
  • 98年スタート:ラシアンパーティ97(牝)。スピード58・サブパラ合計63
  • 05年スタート:ファビラスターン04(牝)。スピード59・サブパラ合計50
  • 12年スタート:ホッコーオウカ11(牝)。スピード59・サブパラ合計40
  • 23年スタート:ミッドサマーフェア22(牝)。スピード59・サブパラ合計39

余談だがどれも牝馬であり、ミスヤマナカ75も牝馬*108である。

ルナトラック(ウイポ『10』無印)

『10』初登場の初期二歳譲渡の架空牝馬。父サウンドトラック、母ガーネット。
SPは低めだが追い込み脚質での高いパワーと早熟性、なんといってもカンストしている瞬発力で2~3歳を無双してくれる序盤お助け枠。
体験版配信以降に主にヒで話題を呼び、コーエーが新規に優しくなったと言われる象徴となる馬である。
製品版でも強さは健在で、同じ初期二歳枠で史実桜花賞馬タカエノカオリと比べてSPは低いがこちらは早熟性と短距離も行ける分天秤に掛けられるだろう。
どちらにも強力なライバルとしてイットーママが立ちふさがるが、自己所有特有の能力成長で案外どうとでもなる。
現代視点では天皇賞と有馬を勝った馬に零細血統馬?と思ってしまうが、サウンドトラックは70年以前にトラックスペア、エルデュシャン、スムース、タマシユウホウらを出して種牡馬としての実績が有り、宝塚記念馬エイトクラウンにも種付けし、その産駒ナオキは宝塚記念母子制覇を達成している。
実は史実でもガーネツト71ことヒダクインの親はザボス系のサミーデイヴィスだったりする。
OP勝ちこそなかったものの中央で36戦7勝とまあまあ活躍し、繁殖牝馬としても中山大障害3連覇の名ジャンパーポレールの祖母となるなど結果を残した。

コメント

  • 同じくゴニョより。エクセラーはサブパラが弱体化されてました、流石にSかA+しかないのは公式的にも強すぎたか…。あとサガロもSP73になってました。果たしてマニカトはどうなっているか…。 -- 2023-03-25 (土) 23:21:40
  • ↑なるほど、サガロのSPは下がろという事か -- 2023-03-25 (土) 23:51:44
  • カネミノブさんは無事に競走馬になりましたね -- 2023-03-31 (金) 08:45:29
  • ゴニョより。イクイノックス、エフフォーリア、タイトルホルダーの三名は虹牡馬のくせしてSP74、サブパラも2022より若干強化された程度という悲惨な能力値で正真正銘虹札牡馬最弱となりました。 -- 2023-04-06 (木) 18:01:18
  • フィートソシエさんは出ないことが多いのですが何か条件があるのでしょうか -- 2023-04-21 (金) 21:36:25
  • バックパサーじゃなくても、最悪トムフールに母系SPを付けてくれれば… コーエーさんオナシャス! -- 2023-05-20 (土) 15:51:41
  • ↑×2皐月賞/桜花賞5着以内にならないと出ないです -- 2023-05-20 (土) 19:42:47
  • ↑4 なんというか…コーエーリニンサンは金札なのにSP75サブパラ合計87に固有までついたスペちゃんの事を忘れてるんじゃないかって札査定ですね… -- 2023-05-29 (月) 18:33:23
  • サートゥルナーリアのようにデビューしてから無敗でG1を勝ちながら、敗戦後別馬のようになってしまったのには誰がいますかね? -- 2023-11-03 (金) 16:08:45
  • ↑ファインさんやカワカミさん、レイパパレさんかな? -- 2023-11-03 (金) 16:13:18

*1 他方で芝◎馬の場合、ダンシングブレーヴは元オフィシャルレーティング141の元祖最強馬、フランケルは複数のレーティングにおける史上最強馬とされているように、それぞれ客観的な最高評価が存在する
*2 この観点でいうとコーエーはエルコンドルパサーを日本調教最強馬と評している(スピードがディープ並、サブパラがディープ以上の評価)珍しい格付け機関ということになる。なお、エルコン自体は日本最強馬評価で上から数えたほうが早く、98年世代でも最強と評されることの多い馬ではあるが、彼を全時代を通して最強馬と評しているところは少ないため
*3 ブリーダーズカップの第1回開催は1984年であり、同馬はブリーダーズカップ創設後初の米国3冠馬であった
*4 反面、健康面は低いのではと懸念するものも多かったが
*5 ただし、1歳幼駒イベント「柵越え」の条件を満たしかつ精神力B+があと一段階上がれば幼駒誕生イベント「流星」の発生条件を満たす水準であり、他にも特性6つを持つようになりオグリキャップの下位互換ではあるが汎用性が大変高い固有が追加されるなどしっかり強化されている
*6 特に勝ちやすいのが秋華賞・大阪杯、そして古馬GⅠになったエリザベス女王杯
*7 ついでに他のカノープスメンバーと違って、詰めが甘いといったマイナスウマソナもない
*8 76年時点で11歳、イットー以外にもシルクテンザンオー、ニッポーキングと言った重賞クラスの牡馬産駒がゲーム内で収録されているが、仔出しは「4」とさほど高くはない。親ナスルーラ×親ナスルーラという血統構成なのが難点
*9 当時及び原作としての表記はキユーピツト 自身も重賞馬にして、本当の意味での華麗なる一族の祖とも言える名牝。本来はヤマピットとミスマルミチの二頭しか産んでいない
*10 この2頭を確立させるとまさに暴力的な爆発力を叩き出せるようになります。誰が呼んだかパーフェクトイージーゴア
*11 なお、これほどの名馬が知られていなかったのは活躍した時代が70年代と昔で、更に種牡馬として全く活躍しておらず産駒も日本競馬と縁が極めて薄かった(直仔が日本で走ったのはマウンテンキングダム(ウイポ未収録)の1987年ジャパンカップ7着のみ)ためで、ここでの暴れぶりで知った人も多い
*12 初代ステイヤーズミリオンの門番。76年スタートでも2年しか実働期間がないのが救い
*13 初期お助け架空馬の一角「ダイニトモコ75」の半姉にあたる
*14 史実ではダートの平場オープン(当時存在した特別戦ではないオープンクラスのレース)を勝った実績がある
*15 先天でわがまま、後天で反抗的・環境変化×・噛みつき癖
*16 ついでにスペシャルウィークもクラシック戦線で邪魔してくる
*17 2024年の国際レートでイクイノックス(135)に更新されることになる。逆に言えば、彼が24年もの間日本調教馬で国際レートTOPを保持していたとも言える
*18 サンクルー大賞
*19 実はあのイージーゴアとセクレタリアトと同じ数値
*20 ついでとばかりに母父サドラーズウェルズからST系を引っ張ってくる
*21 この勝利で九州産馬初のJRAGⅠ勝ち馬となった
*22 米国時代SSの種付けシンジケート株は四十株中三株しか売れなかった
*23 子系統として確立済みの05年シナリオ開始時点で日本での血統支配率は13.7%、親系統昇格済みの12年シナリオ開始時点では日本での血統支配率は25.6%、更に子系統にステイゴールド・ディープインパクトが確立済みの23年シナリオ開始時点では日本での支配率は系統全体で36.9%まで達する
*24 柔軟が低く適性は2300~2800といびつだが、スピードC+(68-69)にパワー、瞬発、根性がまんべんなく高い晩成型で8歳まで走る。気が付くと目黒記念だの日経賞だのの距離射程内重賞を掻っ攫われている事がしばしばある
*25 同じく銅札で、1985年のジャパンカップで2着に入ったことから芝・ダートどちらも◎なので、こちらも使い勝手はいい
*26 ただしこの勝ち鞍は76年スタートだと大僧正のキャリアに反映されていないようで、プレイヤーの所有馬でGⅠを優勝すると初々しく喜ぶ様子を見せる大僧正の姿を拝めたりもする
*27 実は種牡馬登録のみされていた『9』無印と『9 2021』のほうが能力が高い。無印がサブパラが66で距離適性も1600~2400、『2022』からがサブパラが57で距離適性も1800~2400と下がっている。ついでに特殊能力も全く同じ構成である。『2020』はデータがないため不明
*28 クライムカイザー自身のダート適性は◯だが、この時代にダートで強い馬はいないので、圧倒できる。
DLCのカブラヤオーとフジノパーシアとマルゼンスキーをぶつけない限りは圧倒できるし、COM所有だとまずダートには来ない

*29 1973年生まれなので開始時に母が本馬を受胎していることになる
*30 『9 2022』では初期の競走寿命が成長型・成長力の割に低く設定されていたが『10』以降では幼駒出現のためそんなことにはならないため
*31 参考までにサンデーのリーディング獲得回数が13回。こっちはこっちで古馬だけでリーディング獲得というサドラーズウェルズが成し遂げていない偉業があるのでどちらが凄いか比較するのは難しい
*32 タイプアイバーと名付けられたその馬はマルゼンスキーと同じ新馬戦でデビューしたものの…
*33 オーストラリアで6回、ニュージーランドで7回リーディングサイアーになった。豪州所属なので『2022』までは確立に座敷牢が必須だった
*34 こちらも金札と呼ぶには足りなすぎる能力値。『9 2021』の時点でもSP69・サブパラ51で銀札と足りなかったが、『9 2022』以降だとSP70・サブパラ45なのに金札ともっと過大評価となってしまうことに
*35 初期シリーズで母馬がはダイワスカーレットの叔母スカーレットリボンで、後にその全姉スカーレットブーケに変わったため一時期はダイワ兄妹の半弟だったことも有る
*36 中には過去作でSHを産んでいたがその後産まなくなったにも拘らず、コーエーの見落としのせいで札価値だけそのままで扱いが悪いの馬もいるが…
*37 剥奪された『9 2020』で隠しキャラとなったため、続投していた場合出現させなかったときにユーティライズが出現しないため虹札なのに銅札相応のスペックの競走馬でラインが終わる形になってしまう
*38 条件として、netkeiba無料会員になるのと皐月賞優先出場権かつ1着にならないというのをしないといけないが
*39 こちらはオンライン馬券王1プレイ100万円の報酬として入手する(他に月毛や河原毛や粕毛などの名鑑も手に入る)のが最も容易な方法だろう
*40 ただしSP化にはホーンビーム確立という中々高いハードルがある
*41 そもそも日本で生産された理由として、母ランジェリーがヘクタープロテクターとの交配のために海外の牧場からノーザンファームに預託されていたという特殊な事情があり、ウイポのエディット欄では海外馬の欄に居る
*42 全兄のリムノスも緑でSP67とやたらコスパがいい。こっちも日本産で、兄妹揃って攻略サイトでよくおススメと評される
*43 両親が因子を持たず祖父が因子を持ってるとその因子に応じた能力が上がる。スピード因子の場合は一つにつき爆発力3。なのでスピ因子二つのミスプロを祖父に持つスキャンの場合爆発力6が加算される
*44 強いて欠点を挙げるならば、距離適性1700~2300かつ特性非根幹持ちなこと。幾ら成長で伸ばせるとはいえ、1600はまだしも2400を勝つのはけっこう大変。
あとは、成長型「早め」自体が初期譲渡馬の特徴とかみ合わないことか。むしろ、初期譲渡馬なら「遅め~超晩成」の方がかみ合う

*45 ただし香港トリプルクラウン最終戦・香港CCは2400mなので、距離特性を調教か絆コマンドで+100m伸ばさねば足りないので注意
*46 名馬のはずなのに、悲惨な能力になっているのには他にもブリガディアジェラードというのがおり、18戦17勝でGⅠ8勝かつ15連勝の名馬なのにスピードが65しかないというもっと酷い事に。ただし、チャンピオンジョッキーだとセクレタリアトは能力が107、ブリガディアジェラードは105と現代の一流馬以上の能力を持っている。なお、このゲームでの現代最強馬はフランケルやパントレセレブルの101になる
*47 この母父としての影響力の大きさからセクレタリアト確立はかなり実用的。シアトルスルーの早期親昇格に成功すればさらに有効になる。あと座敷牢に入れて抹殺にも使える
*48 ダイナカール⇒エアグルーヴ⇒アドマイヤグルーヴ⇒ドゥラメンテ
*49 なお100万人のWinning Postではダンチヒ表記である
*50 3歳引退を逃すとそれだけでチーフズクラウン(ウマ娘的にはアグネスデジタルの母父)をロストしてしまい多大な影響が出る
*51 ST系に変化、その後自動で繁栄し親昇格する
*52 『2021』84年スタートでは寿命ギリギリながら自動確立し、そのまま親昇格する事も有った。確立時はSP系を維持する
*53 産駒に後継種牡馬のウツミジョーダン(未実装)。『7』の頃に居たSHサンダーマウンテンは続投時に血統が変更され、『10』無印では父ナカヤマフェスタ
*54 他には初期の二アークテックやロイヤルチャージャーなども相当少ない。しかし前者はノーザンダンサーの父で傍流の後継も細く長く続き、後者はターントゥの父で過去作ではサーゲイロードやヘイルトゥリーズンが子系統に属するなど、スカスカ親系統なりの理由が存在する点で異なる
*55 ノーエディットの場合
*56 カク外が遊びに来なければ更に安田記念も視野に入る。放牧なし1週間隔の3連戦というクソローテになるので牧場施設でケア出来るようになる2周目以降でお試しあれ
*57 適性下限を下回るがウイポ特有の仕様でスプリンターズSも勝ち負け可能
*58 アテナはスペシャル繁殖牝馬として登場させることができ、ディアマンテの活躍で価値を釣り上げれば幼駒セリで荒稼ぎも可能
*59 欧州向きの芝適性であることを逆手に取って欧州遠征に活路を見出す手もあるがその時期の欧州王道路線ではモンジューが頑張っているので一筋縄では行かない。しかもモンジューは金札なので欧州牧場開設済だと札価値の面でも割に合わなくなってしまう
*60 テンポイントはグリーングラスとクライムカイザーよりもステータスが良く、トウショウボーイと違って3000mも適性距離内なため。問題の騎手の弱さも絆レベルで克服している
*61 リーディングサイアー未獲得だが、繁殖牝馬の質の割に史実産駒だけでも確立が視野に入る程の数や、ミスターシービーやダイイチルビーなどの質を評価されてか仔出し「10」。一方でゲーム内で自家生産するには3代前に親ハイペリオンが2本になるため不向きな面も…
*62 DLCで増やせるのは70年代では最大14頭だが、牝馬は海外の名馬を合わせても2頭しかいない。3冠配合は牡牝ともに3冠獲得が条件になるので、尚更貴重
*63 特にマルゼンスキーと配合させるとSランク理論かつ爆発力30台と高くなる。ただし、ニジンスキーが確立してることが条件。実はカブラヤオーとは意外にあまり相性が…
*64 気性も大人で性格も従順、健康以外はB以上と同年代のトップレベルの牡馬カブラヤオーと比べても扱いやすい。芝適正面でもカブラヤオーと違い、日本芝に対応しているため、やろうと思えば菊花賞以外の牡馬二冠も容易い
*65 所有していた組合の規則で種付け料が高くならず、それに反して子が良く走るので多くの中小牧場を救った事から。息子でこちらも名種牡馬だったトウショウボーイと共に指す事も。ウイニングポスト内ではその安い種付け料は再現不可
*66 系統確立するとST系を失う。『8』の頃と違ってグレイソヴリンが親昇格済みなので連続確立のうま味が薄い
*67 競走馬として活躍できなかった結果、供用初年度にお笑い配合の成立対象になることすらある
*68 自己所有してムトトに対抗するにしても成長型晩成持続なのに5歳一杯で引退しないと初年度産駒をロストしてしまう、という点で難しい
*69 その場合、ディクタスも確立してファイントップをハンプトンから離脱させてしまうとよい(この際サンシーのラインが残っていないと滅亡してしまうため注意)。ハンプトンは直系がマイナーST系として残り続けるため、ゴールドシップやオルフェーヴルなどのST化するステゴ系の肌に活用できるようになる。そんな時期までプレイしないって?
*70 ファイントップの因子もスピ根なので父父と母父でがっちり噛み合う
*71 トムフール系は確立しなくても零細血統として活力補完できる目算が高く、確立による爆発力アップは母父◎の+4を活用しない限り種牡馬因子分の+1でしかないのだが、バックパサーを血統に組み込むと主に米国の名種牡馬たちとの間でインブリードが発生しやすくなるため
*72 ネヴァーベンド非確立時は父SP系
*73 本馬の父ハードリドンの産駒でダービー馬のロングエースの産駒。『10』にてウイポ初登場
*74 ムーチョマッチョマン産駒のマッチョマックス(24年生)とジャコモ産駒のアイアンキング (20年生)。『10』でマッチョマックスが未実装となるがアイアンキングが生年を21年にずらして続投
*75 緑札で入手できるので1周目でも入手が割と容易、という長所はある
*76 これによりただでさえゲーム的に強力なテスコボーイ⇒トウショウボーイ⇒ミスターシービーの系統が格段に使いやすくなる
その他だとサクラユタカオー⇒サクラバクシンオーの系統もここに該当する

*77 インペリアル・イースター・エッグの製作者ピーター・カール・ファベルジェ。
*78 銀因子は父確立が条件
*79 フォルリはフェアウェイ系から特性継承する
*80 シアトリカル、ソヴィエトスター、パントレセレブルなど
*81 ちなみに、全力で支援すれば引退年に間に合わせることも可能。76年スタート様々である
*82 自分のペースメーカーとして出走した馬に前を塞がれる大ピンチも何とか勝利した
*83 一例としてキタサンブラックが出る前の北 島 三 郎の代表馬キタサンチャンネル。デビュー5戦目でNZTを勝つもNHKマイルCを17着と大敗してからは成長力の問題からか重賞では馬券内に入れなかった
*84 手間をかけてゴールドメリディアンを確立することでもシンボリクリスエスをST系確立できるため、ST箱庭でも「ヒシアケボノのスタミナをエディットまでしてST系として確立させたい」わけでもない限りは必須ではない
*85 欧州の種牡馬枠を溢れさせることで狙っている種牡馬のPrivate化を進めるらしい。7頭欧州に入れないといけない=他の地域の種牡馬が3頭しか入れられない
*86 こちらはゲームスタート時11歳で史実産駒・自家生産ともに活用可能
*87 ニッポーテイオーの半妹・ホエールキャプチャ&パクスアメリカーナ姉弟の曽祖母に当たる
*88 カッチーのGⅠ級競走の連敗記録を125で止めた勝利でもある
*89 なお、史実で輸入されたのはもっと後で1981年に持込馬として後に種牡馬入りするマッチレススピードを産んでいる
*90 ヘイロー以外にもノーザンダンサーを輩出した牝系
*91 『9 無印~2021』では距離適性が1200~1800mだが、『9 2022』では距離適性が1400~2600mに
*92 こちらは『10』でSP79に大幅強化、サブパラも1回り強化され因子も増やされた…代わりに只でさえ高いとは言えなかった仔出しが下げられた
*93 担当調教師すら「うちの厩舎じゃなかったら予後不良で処分してたよ」と語るほど
*94 現2歳時はデイリー杯3歳S(当時の呼称)でダイタクヘリオスやイクノディクタスを子供扱いするなど無傷の3連勝で突き進んでおり、故障時にはでした。が「来年のGⅠを4つ(3冠+有馬)損した」と発言した程であった
*95 これは母ヤマニンペニーがオーナーがアメリカで所有していた繁殖牝馬の産駒で外国産馬として日本で走っていた、という事情がある
*96 更に母を所有し続けることで、半妹のヤマニンエリプスから19年のJBCレディスクラシックを制したヤマニンアンプリメも入手可能
*97 外国産なのに、日本名の馬というのにはワジマもいる。こちらはアメリカGⅠを4勝している
*98 中山ダート1800の守護神にして某ゲーム第1作における唯一のネイティヴダンサー系種牡馬でもあるキヨヒダカ(銅札)の父
*99 スパークリング75など
*100 ピクチャースターなど
*101 こちらは成長が遅め持続で長く使えること、距離適性や特性ローカルを持つことからサマーシリーズ制覇による札稼ぎに向くことが魅力
*102 ただし、レオダーバンやナイスネイチャより能力が低いので選ぶ人はごく少数…
*103 菊花賞はトウカイテイオーが出ないのでほぼ勝てる
*104 この場合、史実トリプルティアラの名牝オープンマインドが強敵となる。基礎能力では僅かに劣るものの成長力で勝るため、逆転も難しくはない。
*105 にして現状最後の搭載作品
*106 ただしヒシスピードはダート◎なのでダート路線(全日本2歳優駿やJBCスプリント)に回る選択肢はある
*107 天皇賞馬プレクラスニーの姉にあたる。史実ではミトモジョオー(中央1勝)という牝馬
*108 史実での1975年生まれのミスヤマナカ産駒はニホンピロジョニー(中央1勝)という牡馬である