サトノグランツ

Last-modified: 2024-04-04 (木) 19:54:23
[▼▼▼]
語らねばなりません……
空前のハイレベルと評された2016年日本ダービーのワンツーフィニッシュを……

はよ語れ

グランツ

グランツくん 星

サトノグランツは、オーナーが「姿や形にダイヤモンドが出ていた」*1と言う程サトノダイヤモンド号と似ている馬体。ラビカーノのような毛*2と額の星がトレードマークです
血統面では、母チェリーコレクトは2012年イタリア牝馬二冠馬*3で、2021年クイーン賞を制した半姉ダイアナブライト(父ディープインパクト)、2019年ホープフルS3着と2020年弥生賞2着の半兄ワーケア(父ハーツクライ)を筆頭に上の兄姉が全頭勝ち上がりという良血馬
所属厩舎は現役調教師最多のダービー3勝を挙げているともみち厩舎
日経新春杯時点での最多騎乗は2022年に騎手大賞を授賞した🤖ことゆーが
このタッグはサトノグランツの父であるサトノダイヤモンド号をダービーの舞台で打ち負かしたあのマカヒキ君のタッグであり、縁を感じずにはいられません*4*5*6
エンジンがかかるのがやや遅めですが、直線では長くいい脚を使えて他馬と併せたときによく伸びる勝負根性溢れる子という印象です

戦績

世代戦

菊花賞当日に行われた新馬戦は3コーナーから🥶がしごくも伸びを欠き8着。距離を1ハロン延長した1度目の未勝利戦では3コーナーで促がし4コーナーで豪腕によるロングスパートを見せるもドゥレッツァ*7にクビ差される2着。2度目の未勝利戦はゲートをポンと出た後に先団での競馬、やはり3コーナーで促がし直線では🤖によるイン強襲、2着馬エルトンバローズ*8を交わし半馬身付け未勝利を脱出しました
4戦目は1勝クラス戦のゆきやなぎ賞*9。まずまずのスタートから先団に取り付き、3コーナーから🎳がグイグイ押して直線へ。残り300m手前で他馬に並ばれるとそこから一気に加速し先行勢を抜き去り、2着馬サヴォーナら後続をクビ差退け勝利。2連勝を飾りました


そして日本ダービーの東上最終便、京都新聞杯*10

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前半1000m1:03.8というドスローな展開で中団待機し直線では上がり33.3の脚で先行勢との叩き合いを制して勝利。サトノダイヤモンド産駒初の重賞制覇を飾ると共に、マカヒキ君をダービー馬に導いた鞍上とのコンビで日本ダービー出走に漕ぎつけました💚


父の因縁の舞台でありマカヒキ君と同一の騎手、調教師、助手で挑んだ日本ダービー

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非常に不利とされる大外枠からの発走、スタート直後に隣枠のドゥラエレーデが落馬、三コーナーから前に付けようと促がすも空馬に前を割り込まれ🤖が急ブレーキ、直線まで後方のまま外に出して追い上げるもスローペースからのヨーイドンの展開で前の馬に追い付けず11着。展開に恵まれないながらも、メンバー中上がり2位の33.1の脚を見せ、今後に期待という内容でした


夏を越えて一回り成長して臨む神戸新聞杯*11

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まずまずのスタートから1000m通過1:01.2のペースを中団で進め、直線では馬郡を上手く捌き残り100mで一伸びして*122着馬サヴォーナをアタマ差下し、コースレコードで勝利。皐月賞3着馬ファントムシーフや日本ダービー3着馬ハーツコンチェルトなどの有力馬を相手に力を示しました
直線で前が塞がれてるところをスッと持ち出し、最後の最後に凄い脚で僅かに交わすレースぶりを見て、マカヒキ君が復活勝利を遂げた京都大賞典を思い出した人もいましたね💚
これでグランツは重賞2勝目。父と祖父と合わせて神戸新聞杯親子三代制覇を達成し、菊花賞に向けて好発進を決めました。目指すは親子三代GI制覇ですね


そして、父サトノダイヤモンド号が戴冠した舞台であり、陣営が大目標と掲げていた菊花賞

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スプリンターズS、秋華賞とGI連勝している🤖を背に、皐月賞馬ダービー馬に次ぐ3番人気に推されて出走。前走レコードのダメージからか、神戸新聞杯後にプール調教を行ったり馬体診断で湿布を貼っていたりと、一部で臨戦態勢を疑われていましたが…
まずまずのスタートを決めるも道中は中団から後方へ下がり、🤖が促すも位置取りを押し上げ切れず4コーナー12番手で外に出したソールオリエンスのさらに外を回って直線へ。メンバー中上がり3位の3F35.1の脚を使うも脚色の鈍った先行勢を交わすので精一杯。結果は見せ場なく10着。課題の多く残るレースとなりました

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同レースのグランツもとい🤖視点

古馬戦

始動戦に選ばれたのは日経新春杯*13

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GII2勝の実績から57.5kgと見込まれた一戦。大外枠から中団前目に付けると、1000m58.3のペースの中、坂で勢いを付けながら34コーナーで外を回し直線へ。一時は先頭に立つも、道中で中団に構えていたブローザホーンと、34コーナーで内で足を溜めていたサヴォーナに差され、結果は3着。ただ上がり3Fはメンバー中3位であり、明け4歳馬には高ハンデながら健闘しました
流れるペースの中で前の方を追走できたのは一つ成長を感じます


初の海外遠征となる🇶🇦H. H. The Amir Trophy*14

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スタートから流れるよう前に付け内ノースブリッジと並んで三番手追走。掛かるノースブリッジを横目に3コーナーから徐々に促し直線へ。逃げを打った前々年BCターフ馬🇬🇧Rebel's Romance*15と追い込んだ香港ヴァーズ2着馬ゼッフィーロに突き放されるも、後続を抑えつつ最後にノースブリッジに半馬身付け3着。初の海外遠征ながら前年覇者を先着する活躍を見せ力を示しました

競走成績

レース映像は詳細欄にあるJRAリニンサンのページの 📽PLAY から
海外レースは馬番ではなく枠番

年齢日付場所距離馬場レース名騎手*16体重頭数枠番人気着順詳細
2022
2歳
10/23阪神芝1800(良)2歳新馬新馬🥶*17480kg11頭_5番1.5倍1人8着🔗
11/12東京芝2000(良)2歳未勝利未勝利豪腕478kg11頭11番4.1倍3人2着🔗
12/11阪神芝1800(良)2歳未勝利未勝利🤖482kg15頭11番2.5倍2人1着🔗
2023
3歳
03/11阪神芝2400(良)ゆきやなぎ賞1勝🎳*18490kg12頭10番3.6倍2人1着🔗
05/06京都芝2200(良)京都新聞杯GII🤖*19494kg12頭_6番2.8倍1人1着🔗
05/27東京芝2400(良)東京優駿GI🤖*20490kg18頭18番42.7倍7人11着🔗
09/24阪神芝2400(良)神戸新聞杯GII🤖*21492kg13頭_3番5.0倍3人1着🔗
10/22京都芝3000(良)菊花賞GI🤖*22496kg17頭11番5.0倍3人10着🔗
2024
4歳
01/14京都芝2400(良)日経新春杯GII🤖*23506kg14頭14番5.9倍3人3着🔗
02/17🇶🇦*24芝2400(良)Amir TrophyGIII*25🤖*26---11頭_5番*273着🔗

血統

0123456
サトノグランツサトノダイヤモンドディープインパクトサンデーサイレンスHaloHail to ReasonTurn-to
Nothirdchance
CosmahCosmic Bomb
Almahmoud
Wiching WellUmderstandingPromiced Land
Pretty Ways
Mountain FlowerMontparnasse
Edelweiss
ウインドインハーヘアAlzaoLyphardNorthern Dancer
Goofed
Lady RebeccaSir Ivor
Pocahontas
BurghclereBustedCrepello
Sans le Sou
HighclereQueen's Hussar
Highlight
マルペンサOrpenLureDanzigNothern Dancer
Pas de Nom
EndearAlydar
Chappaquiddick
Bonita FrancitaDevil's BagHalo
Ballade
Rase the StandardHoist the Flag
Natalma
MarsellaサザンヘイローHaloHail to Reason
Cosmah
Northern SeaNorthern Dancer
Sea Saga
RiviereLogicalBuckpasser
Smart Deb
TalonadaTatan
Ravana
チェリーコレクトOratorioデインヒルDanzigNorthern DanceNearctic
Natalma
Pas de NomAdmiral's Voyage
Petitioner
RazyanaHis MajestyRibot
Flower Bowl
Spring AdieuBuckpasser
Natalma
MahrahVaguely NobleヴィエナAureole
Turkish Blood
Noble LassieNealco
Belle Sauvage
MontageAlydarRaise a Native
Sweet Touth
KantonkaMinnesota Mac
Minnetonka
Holy MoonエルナンドNiniskiNijinskiNorthern Dancer
Flamingpage
Virginaia HillsTom Rolfe
Ridin' Easy
WhakilyricMiswakiMr. Prospector
Hopespringseternal
リリズムLyphard
Pass a Glance
CentinelaCaerleonNijinskiNorthern Dancer
Flaming Page
ForeseerRound Table
Regal Gleam
New GenerationYoung GenerationBalidar
Brig O'Doon
Madinaボウプリンス
Granada
100%50%25%12.5%6.25%3.125%1.5625%
Northern Dancer
Halo
Danzig
Nijinsky
Lyphard
Alyder
Natalma
10.9375%
9.3750%
9.3750%
6.2500%
4.6875%
4.6875%
3.1250%
6 x 6 x 6 x 5 x 6 x 6
4 x 5
5 x 4
5 x 5
5 x 6
6 x 5
6 x 6

2009 🇮🇹チェリーコレクト  海外8勝 🇮🇹オークス、🇮🇹1000ギニー
┣2014   産駒なし   (キングカメハメハ)
┣2015 ダノングレース  (ディープインパクト)4勝 登録抹消 福島牝馬S3着
┣2016 ダイアナブライト (ディープインパクト)4勝 登録抹消 クイーン賞
┣2017 ワーケア     (ハーツクライ)   2勝 登録抹消 弥生賞2着、ホープフルS3着
┣2018 クロンターフ   (ディープインパクト)3勝 登録抹消
┣2019 エリカコレクト  (ハーツクライ)   2勝 中央現役
┣2020 サトノグランツ  (サトノダイヤモンド)4勝 中央現役 京都新聞杯、神戸新聞杯
┣2021 ギガル      (キズナ)      0戦 登録抹消
┣2022 ジュンビッグホープ(レイデオロ)    未出走
┣2023    ???   (キタサンブラック) 未出走
┗2024          (コントレイル)

グランツ情報

>マカヒキと追い切りした
グランツはマカヒキ君と入れ替わりで入厩したので一緒に調教したり併せ馬したりは実現しませんでした*28

【サトノグランツ】 JRA JBIS netkeiba Racing Post Timeform QREC

デジタル記事

2023年以前

【2021/07/12】セレクトセール2021にて税込11,550万円で落札 つべ
【2021/07/13】オーナーの購入の決め手 スポニチ

【2022/07/01】友 道 厩舎に入厩 馬トク
【2022/07/12】ゲート試験合格(07/08) netkeiba
【2022/09/28】ポタジェと追い切り netkeiba
【2022/10/21】デビュー戦前コメント(師) デイリー

【2023/02/14】帰厩(02/08) netkeiba
【2023/03/02】ドウデュースと追い切り 馬トク netkeiba(デイリー馬三郎)
【2023/04/12】次走は京都新聞杯 netkeiba(報知)
【2023/04/20】グランヴィノスと追い切り 馬トク
【2023/05/01】京都新聞杯鞍上は🤖 netkeiba
【2023/05/03】京都新聞杯追い切り後のコメント(師) ラジオNIKKEI
【2023/05/12】日本ダービー鞍上は引き続き🤖 馬トク
【2023/05/21】ユーキャンスマイルと追い切り サンスポ 東スポ
【2023/05/22】ダービー馬体診断 デイリー
【2023/05/23】ダービー直前インタビュー(オーナー) サンスポ
【2023/05/24】日本ダービー共同会見(🤖) ラジオNIKKEI つべ(東スポ)
【2023/05/24】日本ダービー共同会見(師) ラジオNIKKEI つべ(東スポ)
【2023/05/25】日本ダービーの枠に対するコメント(助手) 馬トク
【2023/05/25】日本ダービーゆるい出馬表 netkeiba
【2023/06/01】放牧 スポニチ
【2023/08/02】秋は神戸新聞杯→菊花賞 馬トク
【2023/08/23】神戸新聞杯鞍上は🤖 馬トク
【2023/08/29】帰厩(08/22) netkeiba
【2023/09/05】シャザーンと追い切り netkeiba スポニチ
【2023/09/23】神戸新聞杯直前インタビュー(師) つべ(テレ東)
【2023/09/25】神戸新聞杯後コメント(師) 馬トク
【2023/10/12】神戸新聞杯回顧(🤖) netkeiba(要プレミアム)
【2023/10/15】菊花賞前インタビュー(助手) netkeiba
【2023/10/16】菊花賞馬体診断 デイリー
【2023/10/17】菊花賞馬体診断 スポニチ
【2023/10/18】菊花賞前取材(師) スポニチ
【2023/10/18】菊花賞共同会見(師) ラジオNIKKEI つべ(東スポ)
【2023/10/19】菊花賞の枠に対するコメント(助手) 馬トク
【2023/10/22】菊花賞直前インタビュー(師) つべ(カンテレ)
【2023/10/22】菊花賞ジョッキーカメラ(🤖) つべ(JRA)
【2023/10/23】菊花賞回顧(助手) サンスポ
【2023/10/25】香港ヴァーズと香港カップへ登録 HKJC
【2023/10/25】放牧 来春の大目標は天皇賞春 サンスポ
【2023/12/15】次走は日経新春杯 鞍上🤖 スポニチ
【2023/12/19】帰厩(12/15) netkeiba
【2023/12/21】追い切り netkeiba(馬三郎)

2024年上半期

【2024/01/09】日経新春杯に向けたコメント(師) 馬トク デイリー
【2024/01/10】日経新春杯火曜追いとコメント(助手) スポニチ
【2024/01/17】The Amir Trophyの招待受諾 鞍上は🤖 馬トク
【2024/01/25】The Amir Trophyに向けたコメント(師) 馬トク
【2024/02/01】2月2日から検疫し2月9日出国 日刊
【2024/02/08】The Amir Trophy国内最終追い切り スポニチ
【2024/02/14】The Amir Trophy現地追い切り インスタ(🤖)
【2024/02/21】帰国 JRA
【2024/02/22】次走は目黒記念を視野 スポニチ

各社のレポート記事一覧(参考用)

各社のレポート記事一覧(参考用)

  • レース結果
  • 追い切り
レース日付調教VTR各種メディア
2023年
3歳
京都新聞杯一週前(04/27)馬三郎
最終(05/04)調教VTRスポニチサンスポデイリー
東京優駿一週前(05/18)スポニチ
最終(05/24)調教VTR馬トクデイリー
神戸新聞杯一週前(09/13)馬トク馬三郎
最終(09/21)調教VTR馬トクスポニチ東スポデイリー
菊花賞一週間前(10/12)馬トクスポニチ東スポ
最終(10/18)調教VTR馬トク1馬トク2スポニチサンスポ東スポデイリー日刊馬三郎
2024年
4歳
日経新春杯一週前(01/04)サンスポ馬三郎netkeiba
最終(01/11)調教VTR馬トク東スポ中スポスポニチデイリー



雑誌記事
『優駿』2021年9月号、76-80頁「セレクトセール2021 高額落札馬52頭」の78頁
『優駿』2022年5月号、48-90頁「デビューを待つ2歳馬たち」の52頁
『優駿』2023年5月号、108-109頁「進め!クラシックロード」の108頁
『Sports Graphic Number』1073号、26-27頁「西の逆襲 「異彩の刃は下馬評を断つか」」の27頁
『優駿』2023年6月号、27-30頁「日本ダービープレビュー 出走予定馬紹介」の29頁
『優駿』2023年7月号、『Book in Book』、5-6頁「横一列の接戦を制し‶出走権”奪取」
『優駿』2023年11月号、『Book in Book』、19-20頁「鋭い差し脚で幸先の良い‶父仔制覇”」

ギャラリー

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コメント

  • 思わずガッツポしちゃいました!すごくすごい差しでしたね! -- 2023-09-24 (日) 16:00:10
  • ゴール前でちょっとだけ出るの本当にドキドキハラハラですよ… -- 2023-09-24 (日) 17:46:13
  • マカヒキ、サトノダイヤモンド、グランツと3頭とも重賞を勝たせてる顔のこわいユーガおじさん菊花賞も頑張ってください! -- 2023-09-25 (月) 13:34:57
  • マカヒキさんとのレッスンはいかにも幻覚な感じがしますけど……どうなんでしょう -- 2023-09-28 (木) 23:24:00
  • ゆーがに3000mはきついでしょ。 -- 2023-10-16 (月) 20:41:59
  • マカヒキおじさんの件がハッキリしてよかったですね -- 2023-10-18 (水) 21:35:39
  • 長距離の川 田 将 雅は切り。決着付きました。 -- 2023-10-22 (日) 18:11:11
  • >もう少し時間が経てば、さらに良い馬になれると思います 良くなって欲しいですね本当に… -- 2023-10-22 (日) 18:26:58
  • あんだけガシガシやってアレなら川田の問題ではないと■■の見解ですし精神的成長が課題ってところでしょうか… -- 2023-10-22 (日) 18:34:59
  • ウマ娘的にはG1×が付きそうですねこれ… -- 2023-10-23 (月) 22:26:48

*1 落札時のオーナーのコメント
>「この世代では一番、姿や形にダイヤモンドが出ていた。こうして自分の馬の子を見られるのは馬主冥利(みょうり)に尽きますね。あとはレースで結果を出してくれれば」
里 見氏 「チェリーコレクトの2020」を1億500万で落札、決め手は「父そっくりのシルエット」

*2 尻尾の付け根の白い毛と腹部の白い縞模様
*3 🇮🇹1000ギニー(GⅢ)、🇮🇹オークス(GⅡ)
*4 調教師の日本ダービー共同会見
>この馬の父のサトノダイヤモンドは、マカヒキの時の2着の馬で、心に残っています。今回はマカヒキで勝った時の 川 田 騎手で、担当の助手もマカヒキと同じで、何とかサトノダイヤモンドの無念を、ここで、僕らの力で、晴らせればいいと思っています。すごい巡りあわせです。
>サトノグランツを預かる時から、サトノダイヤモンドの産駒ということで、うちの厩舎とも縁を感じていましたので、何とかこの馬でダービーに出走して、いい競馬をしたいと、預かることが決まった時から思っていました。

【日本ダービー】栗東レポート サトノグランツ(友 道 康 夫調教師)
【日本ダービー2023】サトノグランツ・友 道 康 夫調教師「(中略)」《JRA共同会見》

*5 菊花賞前の調教助手への取材
>──大 江 調教助手はマカヒキを担当されていて、日本ダービーで写真判定の大接戦を演じた2着サトノダイヤモンドの産駒がサトノグランツです。ライバルの子どもと重賞制覇というのも不思議なものですね。
>大 江  不思議な縁を感じますし、競馬って面白いなと思います。サトノグランツのことはセレクトセールで見ていて、 里 見 オーナーが買われて「もしかしたら 友 道 厩舎に来る可能性もあるのかな」と思っていました。

(中略)
>もし同時期に在厩していれば、併せ馬をしたり、調教でマカヒキにリードしてもらうとか、そんなシチュエーションがあれば最高でしたね。
【サトノグランツ×大 江 祐 輔 助手】“チームマカヒキ”の不思議な縁──ライバルだったサトノダイヤモンドの仔と菊花賞へ!

*6 日本ダービー直前のオーナーへのインタビュー
>――管理する 友 道 康 夫 調教師と手綱を取る 川 田 将 雅 騎手は、父を負かしてダービー馬に輝いたマカヒキのコンビ
>「縁があるのかな…。この巡り合わせには不思議な思いがします。去年の秋、グランツはデビュー前にマカヒキと厩舎で一緒になっているんです。それを聞いたときは感慨深かったですね。友 道 調教師は昨年10月にマカヒキが引退したとき、『ダービーの前に併せ馬ができれば一番ドラマチックだったのに』と言ってくれたそうです」

【日本ダービー】サトノグランツの里 見 治オーナー激白「一番思い入れのある馬の子供でダービーに行ける」

*7 🥶を背に乗せて未勝利戦を脱出したドゥレッツァは、それを皮切りに1勝クラス2勝クラス3勝クラスと連勝し勢いのまま菊花賞に出走。🥶による神騎乗で最後の一冠を奪取し、一気に世代のトップクラスへと昇り詰めました
*8 ちなみにこのエルトンバローズは上述の新馬戦の2着馬でもあり、未勝利脱出後の2023年ラジオNIKKEI賞で後のセントライト記念馬レーベンスティールを下して重賞初制覇、2023年毎日王冠ではソングラインとシュネルマイスターらGI馬含む7頭の重賞馬を抑えて勝利するなど芝1800m戦で好成績を挙げています
*9 直近では2022年の菊花賞と2022年の有馬記念の2着馬ボルドグフーシュを輩出しました。
阪神芝2000m戦だった過去には、マーベラスサンデーやテイエムオペラオーなどが勝利しています

*10 2023年の条件である5月の京都芝2200m戦では、後のダービー馬であるキズナを輩出しています。ちなみに1966-1983年と2000-2001年は2000m戦でした
10月開催で菊花賞の前哨戦だった時期にはカツラギエース、ヤエノムテキ、メジロライアン、ナイスネイチャ、ミホノブルボン、ウイニングチケット、マチカネフクキタル、スペシャルウィーク、アドマイヤベガなどが勝利しています

*11 2023年の条件である阪神芝2400m戦では、後の菊花賞馬であるエピファネイアなどを輩出しています。ちなみに1972年から2006年までは2000m戦でした
過去にはビワハヤヒデ、マチカネフクキタル、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、オルフェーヴル、ゴールドシップ、サトノダイヤモンドなどが勝利しています

*12 凄い脚に見えますが、騎乗していた🤖曰く、周囲がバテる中でグランツが粘ったため相対的に物凄く伸びたように見えるとのこと
>見た目の印象からすると、ゴール前で急にすごく伸びたって思うじゃないですか。でも実際はそうではなくて、周りの馬たちが苦しくなって減速したんです。そんななか、彼が一番辛抱して、頑張り続けてくれた。だから、最後に前に出られた。
【菊花賞TR回顧】サトノグランツで本番へ! 前が壁でも「まったく慌てなかった」心理と内目に見出した勝算【月刊 川 田 将 雅】

*13 2024年の条件である京都芝2400m戦で勝利した4歳馬には、後のGI馬であるルーラーシップミッキーロケットなどがいます
過去にはメジロブライトなどが勝利しています

*14 2024年から1着賞金が約2億円と増額したカタールG1 H. H. The Amir Trophy(国際格付けはG3)
前年覇者は過去に🇭🇰Golden Sixtyを破ったこともある🇭🇰Russian Emperorです
日本馬の挑戦は今回が初でした

*15 次走のドバイシーマクラシックでシャフリヤールとリバティアイランドを抑えて勝利しました
*16 レース後コメント
*17 「子供です。競馬をまだ良くわかっていなかったと思います。でも伸びしろがあります。距離を延ばしたらいいと思います」
ラジオNIKKEI

*18 「調教で乗ったイメージどおりでした。まだ、もたついて動き切れないところがありますが、それでも勝つのですから能力は高いです。まだこれから良くなってくれると思います」
ラジオNIKKEI

*19 「無事に届いてくれたのが何よりです。ペースが遅いのは分かっていましたが、この馬の競馬に徹しての道中でした。みんな良く伸びているな、その中で何とかつかえまえてくれと。体もしっかりして、芯が入って動きも良くなりました。もっと成長が伴えばという部分も残されているので、そこが良くなってくればと思います。何より勝ったことで賞金を加算して、ダービーに行けることができる。褒めてあげたいです」
ラジオNIKKEI つべ(KBS)

*20 「馬はこの短期間でとても良くなっている。結果は出ていないが、秋が楽しみになる状態です」
馬トク

*21 「まずは返し馬ですね。とてもいい雰囲気で成長を感じる返し馬ができたので、そこから競馬をどうしていこうかというところで、こういう競馬を組み立てました。(成長について)表に出せるほど極端に変化したわけではありませんが、乗っている感触としてはいい雰囲気で、いい成長を遂げたなというところでした。道中は前を追いかけながらなんとかついていけるようにと、我慢をしたというよりはついていくのに必死でしたね。上がりもこれだけ速いなかで、一生懸命走り続けてなんとか追いついたというところです。これだけ全体時計が速い中でも、そういう競馬は得意ではないはずですが勝ち切れたのは春からの成長だと思います。一戦ごとに背中が良くなってきていますし、夏を越して良くなるなかで神戸新聞杯でこういう勝ち方ができましたので、まだまだこれからも成長してくれる馬だと感じています。順調にここまで来られていますので、あとは無事に本番を迎えることができればという思いです」
ラジオNIKKEI つべ(カンテレ)

*22 「動かし続けて、このポジションでした。最後まで頑張ってくれています。もう少し時間が経てば、さらに良い馬になれると思います」
ラジオNIKKEI

*23 「想定していたより、とてもいい内容で走れましたし、これでもっと良く変わってくれると思います」
馬トク

*24 Al Rayyan Racecourse
*25 🇶🇦G1
*26 「道中もいい感じで、川田騎手も理想通りに乗ってくれました。勝った馬はBCターフ馬、さすが強いですね」
馬トク

*27 🇶🇦カタールのレースはJRAによる馬券販売がありません
*28 調教助手より
>──マカヒキの引退が発表されたのが昨年10月。サトノグランツのデビューも同月なので、もしかして2頭は厩舎で顔を合わせたことがありましたか?
>大 江  いえ、マカヒキは8月の札幌記念が最後のレースだったので、ちょうど入れ替わりでした。

【サトノグランツ×大 江 祐 輔 助手】“チームマカヒキ”の不思議な縁──ライバルだったサトノダイヤモンドの仔と菊花賞へ!