デアリングタクト(原作)

Last-modified: 2024-04-21 (日) 20:34:30

タクトちゃんの所属するノルマンディーオーナーズクラブの所属馬近況は会員でなくても誰でも閲覧することができます
ここから下ではノルマンディーオーナーズクラブが近況ページで公表していたタクトちゃんの手術後の経過記述をまとめてあります(一時期かなり情報が錯綜していたので)

繋靭帯炎によってレースを離脱し長らくリハビリを行っていたタクトちゃんでしたが2022年5月15日のヴィクトリアマイルで無事復帰しました
そのため更新ごとに記録していたノルマンディークラブの近況更新は停止いたします
もう2度とそういうことでこのページが動かない事を願ってます…

治療経過

更新日:5/7 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:480kg
この後はトレセン近郊のチャンピオンヒルズで調整することになり、3日(月)に移動しています。
「現在は1時間のウォーキングマシンでの運動をおこなっています。こちらに入場後は角馬場で軽いフラットワークをおこなってみましたが、右前肢にやや熱感があるため、現状のメニューで体を動かしています。これだけの馬なので、念には念を入れて少し様子を見たいところ。海外から帰ってきた直後で疲れもあると思いますし、杉山調教師とも相談の上、今後のメニューを決めていきたいと考えています。飼い葉はしっかり食べていて、元気もある状態。体重はあと10kgほど増やしてほしいと指示を受けています」(担当者)



更新日:5/14 在厩先:チャンピオンヒルズ
本日14日(金)に獣医師立ち合いのもと杉山調教師が状態を確認しました。常歩での跛行は見られないものの、右前肢繋靭帯付着部から体部にかけて腫張および触診痛が認められたため、パワードプラー法(血流分布をマッピング)を含めたエコー検査を実施。体部繋靭帯炎を発症しており、休養期間が必要と診断されています。今後は着地検疫期間(5/24迄)を終えた後に一旦、栗東トレセンへ移動し、診療所とも連携して治療方針を決めていく予定です。
「パワードプラー法での血管スコアが4程度(0~4の5段階で最大)であることから、直近のレースで発症したものと見解を受けました。現在もマシンなど軽めに運動する許可は得られていますが、エコー像からも右前繋靭帯領域にダメージが確認でき、修復するまである程度リハビリ期間が必要だと思います。着地検疫期間を終えた後にトレセン診療所で再度検査をおこない、今後の治療方針を考えていく予定です。このような報告となってしまい大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」(杉山晴紀調教師)



更新日:5/21 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:497kg
「現在は1時間のウォーキングマシンの運動にとどめています。騎乗運動をおこなっていないので脚元はスッキリと見せています。水冷をおこなってケアをしていることもあり、歩様は問題ありません。体はフックラとしているように戻ってきましたし、デアリングタクト自身が元気いっぱいなのは少し安心できるところ。お預かりしたのは僅かな期間ですが、これほどの馬なのでまた走る姿を見せてもらいたいと思っています。24日(月)までの着地検疫を終えた後は、26日(水)にトレセンに一旦帰厩させ、患部の状態などを診てもらってから今後の方針を決める予定と聞いています」(担当者)



更新日:5/27 在厩先:栗東トレセン
チャンピオンヒルズで調整され、本日27日(木)に帰厩しました。
検疫馬房からそのまま入院馬房へ移動して、夕方にMRI検査を実施。
診療所獣医のアドバイスに基づき、管理する杉山調教師とも治療方針を話し合った結果、この後は患部へのステムセル(幹細胞)移植療法を施すことになりました。
損傷を受けた生体機能を細胞等を用いて復元させる医療で、胸骨から骨髄液を採取。酵素処理、遠心分離、洗浄後に間葉系幹細胞を分離して培養したものを患部に投与します。
尚、修復過程を把握しながら慎重に一定期間のリハビリをおこなっていく目的から、来月上旬に福島県・競走馬リハビリテーションセンターへ移動する予定です。

「トレセン内の診療所でさきほど精密検査を行いました。浅・深屈腱、繋靭帯脚部および付着部、副管骨にはエコー像に異常所見なし。しかしながら、起始部ではなく体部と称される領域にダメージが認められ、獣医からは繋靭帯炎全般の休養期間(177日)より長めにリハビリすることを勧められています。治癒促進というよりも再発を防ぐ狙いから、患部へのステムセル(幹細胞)移植療法を選択。この後は常磐のリハビリテーションセンターへ移動する予定です。診療所ともスムーズな情報連携が可能ですし、施設内にウォータートレッドミルやスイミングプールが備わっているため、下肢部の負荷を軽減しながら運動できるメリットもある。時間は少しかかってしまいますが、デアリングが万全を期した状態で復帰できるように我々も全力を注いでいきます」(杉山晴紀調教師)

リハビリセンター(6~9月)

更新日:6/4 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
右前患部への幹細胞移植手術が無事終了し、この後は福島県・競走馬リハビリテーションセンターで調整することになり、3日(木)に移動しました。
「最終チェックとして、念のため診療所でパワードプラー法(血流分布をマッピング)を含めたエコー検査を水曜日に実施したところ、『血管スコアが下がっており、ダメージの大きかった部分もすでに回復を示している』と獣医から説明がありました。治癒促進ではなく、あくまで再発を防ぐ狙いで幹細胞移植手術を選択しましたが、ここまでの経過は概ね良好。早ければ三ヶ月後くらいから騎乗運動再開の許可が下りそうですから、まずは慎重に立ち上げていければと思います。自分もリハビリテーションセンターで頻繁にデアリングの状態を確認するつもりですし、できる限りのことをやって最善を尽くします」(杉山晴紀調教師)



更新日:6/11 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:470kg
「先週こちらに移動してきてからも、精神的に落ち着きを保っています。7日(月)にエコー検査をおこないましたが、所見は栗東で撮影したものと変わりありませんでした。2週間に1度は、こちらでもパワードプラー法(血流分布をマッピング)を含めたエコー検査を実施していく予定。今朝から曳き運動をおこなっていますが、うちでは火曜日から月曜日までをリハビリの1クールとしており、デアリングタクトも来週からそのスケジュールで進めていくつもり。そのプログラムを元に、状況を見てステップアップさせていきたいと考えています」(担当者)



更新日:6/18 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:460kg
「現在は5分程度の曳き運動をおこなっています。しばらく乗っていないことで、歩様に硬さがありますし、見た目にも背肉が落ちているところ。今週もエコー検査をおこないましたが、栗東で撮影したものと比べて、少しずつ落ち着いてきています。とは言ってもすぐにどうにかなる問題でもありませんし、悪化が見られないことは良い傾向。今後はウォータートレッドミルやスイミングプール、温泉療養も実施していきたいので、少しずつ水に慣らしているところ。最初はびっくりしていましたが、徐々に気にしなくなっています。問題なければ、来週からプールに入れていきたいと考えています」(担当者)



更新日:6/25 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:478kg
「現在はウォータートレッドミルでの運動と並行して曳き運動もおこなっています。22日(火)に水の中での運動を開始。繋靭帯炎は速歩以上での走行で負担が掛かるため、当面はじっくりと歩かせながらリハビリをおこなっていくつもりです。水中での歩行だと通常時よりも3~4割は脚元の負担を軽減できるので、様子を見てプール調教などもおこなっていきたい考え。まだ落ち着かないのか、逆に余裕があるからなのかハッキリと分かりませんが、水で遊ぶようなところも見せ始めました。一時期減ってしまった体が戻ってきましたし、こちらの環境には慣れてきた様子です」(担当者)



更新日:7/2 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:480kg
「現在はウォータートレッドミルでの運動をおこなっています。水の中で常歩で継続的にリハビリを消化中。水を嫌がることもなく順調に進められています。一時期減ってしまった体も元に戻ってきましたし、このまま480kg台で維持させたいところ。脚元の状態は1週間で変わるものではありませんが、悪くはなっていません。環境にもすっかり慣れて、馬房内では落ち着いて過ごしています」(担当者)



更新日:7/9 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:486kg
「現在はウォータートレッドミルとプールでの運動をおこなっています。7日(水)から初めてプールにも入れ始めて馴致をおこなっています。栗東で入ったことがあるのか、上手く泳げていました。何度かやったことがあるかのような感じでしたよ。食欲旺盛で、体調面も引き続き良好。来週から通常のトレッドミルでの運動もおこなっていくつもり。この休養でトモの肉が落ちてきてしまったので、トレッドミルに傾斜をつけて、前脚に負担が掛からないよう、そしてトモでしっかり歩かせて筋肉を付けていきたいと考えています」(担当者)



更新日:7/16 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:488kg
「現在はウォータートレッドミルとプール、トレッドミルでの運動をおこなっています。水中での運動に加えて、今週から通常のトレッドミルでの運動もおこなっています。いつもより傾斜をつけていることで、トモに負荷が掛かり、体の後ろには徐々に肉が戻ってきています。12日(月)にエコー検査をおこないましたが、徐々にではありますが良化も窺えます。引き続き、この感じを維持しながら進めていきたいと思っています」(担当者)



更新日:7/23 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:480kg
「現在はウォータートレッドミルとプール、トレッドミルでの運動をおこなっています。この中間に492kgまで体重が増えてしまったため、飼い葉を減らし、運動量を増やして進めたところ、ちょうどいい体重に戻りました。今週から運動量を増やしていて、トレッドミルの時間を長くしてトモの強化を図っています。ウォータートレッドミルでは最後の1分を速歩にしています。ここまではいい調整過程を踏めています」(担当者)



更新日:7/30 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:474kg
「現在はウォータートレッドミルとプール、トレッドミルでの運動をおこなっています。この中間も大きな変わりはなくきています。暑い日が多くなっていることで、水を飲む量が増えてボロの状態が安定しませんが、体調面は問題ありません。運動量が増えていることで、理想体重にもなってきましたし、引き続き脚元の状態を見ながら進めていきます」(担当者)



更新日:8/6 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:474kg
「現在はウォーターウォーキングマシンの後にトレッドミルとウォータートレッドミル、プール(週3回)での運動をおこなっています。今週から運動量を増やして対応しています。昨日は幾分歩様が硬かったのですが、大きな問題はありません。患部は徐々に良化傾向ですし、安定していますよ。問題ないようなら今月下旬から更にピッチを上げ、9月中には北海道へ送り出せるよう準備を進めたいと考えています」(担当者)



更新日:8/13 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:476kg
「現在はウォーターウォーキングマシンの後にトレッドミルとウォータートレッドミル、プール(週3回)での運動をおこなっています。今週からウォータートレッドミル内での速歩の運動を増やしています。歩様は大分良くなってきましたが、出掛けや旋回時には少しチクッとするのか、硬さが見られるところ。今は気が張っておらず、リラックスした状態なので、余計にそう見せるのかもしれません。今後も様子を見ながら進めていきます」(担当者)



更新日:8/20 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:478kg
「現在はウォーターウォーキングマシンの後にトレッドミルとウォータートレッドミル、プール(週3回)での運動をおこなっています。今週からウォータートレッドミル内での速歩の運動を更に増やしています。大きく変わったところはありませんが、筋肉の張りが徐々に良くなってきた感じがします。今週はじめに杉山調教師が確認していきました。引き続き体調面にも不安はありませんし、来週もしくは再来週にはトレッドミルで速歩まで消化し、9/02(木)に検査をおこなう予定。その結果次第で、北海道への移動も含めた今後の方針が見えてくると思います」(担当者)



更新日:8/28 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:478kg
「現在はウォーターウォーキングマシンの後にトレッドミルとウォータートレッドミル、プール(週3回)での運動をおこなっています。26日(木)より通常トレッドミルでの速歩を始めましたが、久々の速歩ということもあってか少しぎこちない感じでした。ただ、その後歩様が悪化したりすることなどはないので、見た目に問題が出てこないようならこの感じで調整を進めていくつもり。来週検査を実施してみて、内面の変化が起こっていないかを確認するつもりです」(担当者)



更新日:9/3 在厩先:競走馬リハビリテーションセンター
馬体重:480kg
「現在はウォーターウォーキングマシンの後にトレッドミルとウォータートレッドミル、プール(週3回)での運動をおこなっています。今週は通常トレッドミルでの速歩の時間を増やして進めています。相変わらず歩様はぎこちないのですが、常歩では問題ないところ。昨日パワードプラー法(血流分布をマッピング)を含めたエコー検査をおこないましたが、数値などに悪化は見られず、総合的に見ると徐々に良化傾向にあるという見解に至っています。トレッドミルとはいえ、速歩のメニューで進めながら悪化が見られないことに少し安堵しました。この後は北海道で調整を進めていくとのことなので、しっかり準備を整えて送り出したいと思っています」(担当者)



更新日:9/10 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:480kg
この後は北海道・ノルマンディーファームで調整することになり、明日11日(土)に移動する予定です。

「この中間も先週同様のメニューで進めてきましたが、トレッドミルでの歩様のぎこちなさ以外は問題なく、昨日おこなった最後の検査でも数値に悪化は見られませんでした。順調に回復していることが窺えましたし、良化傾向の状態で送り出せてまずは一安心。デアリングタクトをまたターフで見られることを願っています」(担当者)



更新日:9/15 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:-
11日(土)に北海道・ノルマンディーファームへ移動しました。

現在はパドック放牧をおこなっています。輸送熱などの異常もなく、無事到着しています。ただ、体つきはやや寂しく映るため、まずは長距離輸送で減った馬体重を戻してから今後の方針を決める予定です。



北海道(10月~2022年1月)

ここから北海道なので、ノルマンディーオーナーズクラブの更新規定により更新が月2回になります。

所属馬近況
更新スケジュール
・北海道(NF新ひだか町、オカダスタッド)在厩馬:月2回



更新日:9/30 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:498kg
現在は日中放牧をおこなっています。担当者は「飼い葉食いが良好で、徐々に馬体もフックラとしてきたことから、今は午前中のみ日中放牧をおこなっています。患部に目立った腫れや熱感はなく、常歩や速歩でも跛行を呈してはいません。水冷やレーザー治療によるケアを施しながら回復を促していきます」と話していました。



更新日:10/15 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:-
現在はウォーキングマシン30分とトレッドミルで調整しています。この中間より午前は日中放牧での自発運動、そして午後からはマシンでの強制運動を取り入れて軽く動かしています。トレッドミルはダク1000mのメニューになりますが、歩様などに気になるところはありません。この後も脚元をはじめ、馬の状態を入念にチェックしながら進めていきます。



2021/10/23放送分のBSテレ東でのまきお様への質問コーナーにて復帰予定がちょっと出ていました。
デアリングタクト_4月復帰予定.jpg



更新日:10/31 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:524kg
現在はウォーキングマシン1時間とトレッドミルで調整しています。担当者は「ここまで患部に熱感や腫れが出ることはありませんし、昨夏のリフレッシュ休養時よりも落ち着いて運動に臨めているのは何よりだと思います。今後も定期的に獣医によるエコー検査をおこなって、結果次第では運動量を増やしていく予定です。水冷とレーザーで脚元をケアしつつ、徐々に進めていこうと考えています」と話していました。



更新日:11/15 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:-
現在はウォーキングマシン1時間とトレッドミルで調整しています。到着当初は寂しく映った馬体も徐々にお腹回りがフックラとしてきましたし、この中間も脚元の状態は特に変わりありません。少しずつ運動量を増やすことが出来ており、トレッドミルでは連日ダク2000mの内容で進められています。患部にケアを施しつつ、もうしばらくは現状メニューを継続していく予定です。



更新日:11/30 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:532kg
現在はウォーキングマシン1時間とトレッドミルで調整しています。担当者は「この中間もトレッドミル主体に運動を継続しており、患部も変わらず良好な状態を保っています。来月上旬に予定しているエコー検査の結果次第でメニューを強めていけるかもしれませんので、リラックスして穏やかに過ごせるのも今のうちではないでしょうか」と話していました。



更新日:12/29 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:530kg
現在はウォーキングマシン1時間とロンギ場で試し乗りをおこなっています。担当者は「この中間に患部の定期検査をおこないました。診察した獣医からは『エコー画像からは順調な回復ぶりが窺えるので、ここからは徐々に負荷を強めていって問題ないと思います』とのことでしたので、トレッドミルの強度を上げて脚元や動きに異常がないかを確認したのち、今はロンギ場にて試し乗りをおこなっています。跨ってからも特に違和感などはないため、タイミングを見て馬場入りを開始する予定です」と話していました。



近況動画(2022/01/06)
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更新日:1/15 在厩先:ノルマンディーファーム
馬体重:-
現在は坂路1~2本(ハッキング)のメニューで調整しています。今月上旬から坂路入りして調教を開始しました。こちらで騎乗を進めるのは久しぶりになりますが、オンとオフの切り替えが上手で、調教中は走ることに集中していますし、普段は変わらずリラックスして過ごしています。調教後には脚元へのケアを継続しており、患部も安定した状態をキープしています。なお、近日中に小野町へ移動する予定です。


福島(2022年1月~)

更新日:1/21 在厩先:ノルマンディーファーム小野町
馬体重:511kg
この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整を進めることになり、19日(水)に移動しました。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。輸送熱などの異常もなく無事到着しており、昨日20日(木)からはマシンでの運動を開始しています。本日21日(金)朝におこなった右前のエコー検査でも特に問題は見られなかったことから、近日中に角馬場やトレッドミルで立ち上げるつもり。その後は坂路主体に乗り込み、順調なら来月中旬を目処に栗東近郊の育成場へ移動させる予定です。北海道と同様にこちらでも定期的にエコー検査をおこなって、脚元の状態を確認しながら進めていきます。


更新日:1/28 在厩先:ノルマンディーファーム小野町
馬体重:515kg
現在はトレッドミルで調整しています。今週からトレッドミルでの運動を開始しました。また、25日(火)には蹄鉄を打っており、この後はトレッドミルと坂路を主体に調教を進める予定です。順調なら来月半ばには関西圏へ移動するとのことなので、こちらでは体調を上げつつ馬体をシェイプアップさせていこうと考えています。


更新日:2/4 在厩先:ノルマンディーファーム小野町
馬体重:515kg
現在は馬場3周と坂路1本を20~25秒ペースのメニューで調整しています。まずは常歩とダクをジックリ踏ませて、軽めキャンターで周回コースを1周させてから坂路を1本上げています。脚元を確認しながらゆっくり乗っている段階ですが、数字的には先週と変わらないものの、お腹回りは徐々に絞れてきました。脚元の状態も安定していることから、このまま関西圏への移動に向けて進めていきます。


更新日:2/11 在厩先:ノルマンディーファーム小野町
馬体重:514kg
現在は馬場3周と坂路1本を20~23秒ペースのメニューで調整しています。まだお腹回りに余裕はありますが、首や肩、お尻などには少しずつ筋肉が増してきて、全体のバランスは良くなりつつあります。動きも柔らかさが戻ってきていますし、昨日10日(木)におこなったエコー検査では患部の経過も良好で、触診反応などもありません。来週中には栗東近郊の育成場へ移動する予定です。


更新日:2/18 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:508kg
この後は滋賀県・チャンピオンヒルズで調整することになり、16日(水)に移動しました。

「輸送熱なども出ず、無事に到着しています。四肢に少し浮腫みは見られましたが、大きな問題はありません。右前脚はスッキリとしていますし、これだけの馬なのでじっくりと立ち上げていきたいところ。今日杉山調教師が見に来られましたし、今後は脚元の状態を見ながら進めていくつもりです」(担当者)


更新日:2/25 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:508kg
「現在は角馬場でダクと、坂路コースを1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も脚元は問題なく、坂路コースに入れる前に長目にフラットワークをおこなって体をほぐしています。若干硬さが感じられますが、もともとそういうところはあると聞いていますし、今は休み明けの分だと思います。様子を見ながら、徐々に調教進度を上げていこうと考えています」(担当者)


更新日:3/4 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:495kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。相変わらず脚元は問題なく、少しずつ乗り込み量を増やしているのですが、体重を一気に減らしてしまいました。まだ筋肉が戻ってきていないので無駄な肉が落ちている感じですが、ここから元の体付きに近付けていきたいところです。体調面は問題ありません」(担当者)


更新日:3/11 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:501kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。今週から少しピッチを上げて乗り込んでいますが、脚元を含めて問題が出てくることはありません。毎週獣医師に診てもらっていますが、今のところいい感じできているとのこと。体重が戻ってきましたし、体付きが徐々に良くなっています。騎乗スタッフは『動きも良くなってきました』と話しています。本日杉山調教師が来場され、明日終い2ハロンを15-15まで伸ばしてみようという話になりました。その後の様子や反動などを見て、来週以降のメニューを考えていきます」(担当者)


更新日:3/18 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:505kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。先週末に1本目の15-15を消化し、今週も水曜日に速いところをおこなっています。動きにはスムーズさが出てきて、さすがG1馬という雰囲気が出てきました。体の張りも良くなってきましたよ。本日来場した杉山調教師も『かなり良いボディコンディションですね』と驚いていました。脚元に反動が出ることもなく、依然としてスッキリしています。状態を見ながらピッチを上げていくつもりです」(担当者)


更新日:3/25 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:501kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(20秒ペース、週1~2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も速めのところを織り交ぜながら進めています。ここまで乗り込んできても脚元に不安が出てくることはありませんし、コンスタントに週2で15-15を消化することも考えています。毛艶は良好ですし、馬体にも張りが出てきて、良い頃の状態に戻ってきている感じがします」(担当者)


更新日:4/1 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:504kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(18~20秒ペース、週2回は14~15秒ペース)のメニューで調整中です。今週の時計消化は13-13を消化するつもりだったのですが、チップを入れ替えたことで思いのほか馬場が重くなり、14-14くらいになってしまいました。ただ、動き自体は問題ありませんでしたし、引き続き脚元もスッキリとしています。毎週来場される杉山調教師からは『帰厩時期は未定ですが、ここまでは至って順調にきていますね。このまま問題がなければ大きなレースというのも1つの目標になってくると思いますが、ここから調教進度を強めてみてどうなるかといったところはあるので、引き続き慎重に進めていってください』と言われています」(担当者)


更新日:4/8 在厩先:チャンピオンヒルズ
馬体重:499kg
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンター、坂路コースを1本(18~20秒ペース、週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。今週から1ハロン13秒を切るくらいのところまでペースを上げています。脚元に反動が出ることもありませんし、定期的におこなっているエコー検査も問題ないところ。杉山調教師からは『来週13日(水)にトレセンに戻す予定です。はっきりとしたことは帰厩後の状態次第になりますが、今のところ5/15(日)東京・ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m・牝)を視野に入れています』と言われています。いい状態で送り出せるよう、しっかり準備しておきます」(担当者)

帰厩

更新日:4/15 在厩先:栗東トレセン

チャンピオンヒルズで調整され、13日(水)に帰厩しました。
「帰厩して昨日、今朝と坂路コースに入れて、ハロン16~17秒ペースのキャンター調教を行いました。騎乗したスタッフからは『久々もあって馬場入りから若干テンションは高いですが、折り合いもちゃんと付いていましたし、乗っている感じは思ったより緩さがなくしっかりしている』と報告を受けています。さきほどの計量で498kg。ボディコンディションは正直、今までで一番いい。ひとつ歳を重ねて迫力が増し、まるで別馬のようです。馬体だけで言えば、この休養期間はプラスなんじゃないかと思います。チャンピオンヒルズでも順調に時計を消化してきましたし、状態面に関しては7割ぐらいの感じで戻ってこれている。5/15(日)東京・ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m・牝)を目標に、この一ヶ月で残り3割を間に合わせていけたら。あとはとにかく脚元だけですね」(杉山晴紀調教師)

 

更新日:2023/10/6 ノルマンディーファーム
昨日5日(木)の調教後に跛行が見られ、右前肢にやや熱を持っている状態だったため、レントゲンとエコー検査を実施。右前肢繋靭帯付着部から体部にかけて腫張および触診痛が認められ、獣医からは体部繋靭帯炎を再発していると診断されています。
それを受けて管理する杉山晴紀調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで中央競馬登録を抹消し、匿名組合契約を終了することといたしました。今後は岡田スタッドにて繁殖牝馬となる予定です。
デアリングタクト号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「引退の第一報を受けまして、とうとうこの日が来てしまったかと心にポッカリ穴が空いたような寂しい感覚です。会員の方々やファンの皆様に支えられて、史上初無敗の牝馬三冠を成し得たデアリングタクト。経験させられたこと、もたらしてくれたものの大きさに、感謝の言葉が尽きません。彼女のおかげで厩舎の今があると思っていますし、私自身にとってもかけがえのない特別な存在です。この後も大事な仕事が控えていますが、まずはお疲れ様。本当にありがとうとデアリングに伝えたいと思います」(杉山晴紀調教師)