ナズーリン

性能

ショット、チャージショット、除霊オーラ、霊撃すらも相手をホーミングする癖の強い機体。除霊オーラと霊撃は動物霊のみを狙う。
ショットを通さないペンデュラムを設置して相手のショットを長時間妨害できる。
ただしチャージアタックが貫通レーザーの魔理沙にはほとんど効かず、貫通座布団の霊夢・炸裂ミサイルの清蘭にも効果が薄め。更に下の方に引き篭もっていれば別にペンデュラムは圧力にならないため、貫通を持たず立ち回りで上に上がる必要もあるナズーリンミラーと対あうんでしか効果的に働かない。
更にボスアタックも最弱クラスであり、相手に積極的に干渉する手段はC3しかないと思った方が良い。
除霊オーラが最も小さい上に制御困難で霊力稼ぎは苦手。
チャージショットの火力は比較的低く貫通も持たない。さらにホーミング弾は雑魚敵に攻撃を吸われやすく、雑魚が重なっているとボスに手出ししにくい。
C2は沈静化した動物霊を全て倒すが、チャージショットが出ないため雑魚やボスへの攻撃力がなくC1の上位互換とはならない。他の機体以上に誤爆に注意。

自キャラ時戦略

ホーミング除霊オーラとホーミングチャージショットによる対動物霊性能が強み……と見せかけてオーラが小さく移動速度も遅いためある程度近付いてから展開する必要がある。根本的な攻撃力不足もあり別に対動物霊性能は高くない。というかC2で除霊関係なく消し飛ばす霊夢やナズのC1の上位互換みたいなC1を持つ清蘭より殲滅力は明らかに劣っている。
加えて、自身のペンデュラムによるショット妨害により動物霊を送ってもらいにくくなり連爆を起こしにくい。機体のコンセプトとEXの性能が根本的に噛み合っていない。
C2は除霊した動物霊を全て倒すが、チャージショットが出ないためC1の上位互換とはならない。そもそもC1でも大体倒れてくれるため、余程雑魚妖精が邪魔で動物霊に届かなさそうな時ぐらいしか使い所が無い。

EXは設置されるだけで能動的に攻撃せず、設置エリアも画面中段のみであるため画面上部や下部に対して圧力とならず下部に引き篭もっている相手にはガン無視されてしまう。EXだけでなくボスアタックも貧弱で、正直言って今作最弱クラスのボスであり通常・スペル共にスカスカで全然圧力にならない。それどころかナズーリンミラー戦でなければ、単に霊力を荒稼ぎされるだけ。積極的に被弾させる手段はC3しかないと思った方が良い。

また、除霊オーラの挙動が敵弾からのゲージ回収にまったく向いておらず、必然的にゲージ回収効率は劣悪になる。
霊と自機の位置関係を調整し、除霊オーラをうまく弾幕の上に通らせる、等の方法である程度カバーできるが、他キャラより効率が悪いのは言うまでもない。霊力の回収をするだけでも、考えるべきこと、必要な手間は多い。

除霊する過程でチャージボタンを長押しすることが多く、C2を誤爆してしまうミスが他のキャラ以上に起こりやすい。
このミス自体も、ナズーリンのゲージ効率ではかなりの痛手になってしまいやすい。
ボスアタックを霊撃で返そうとすればまともにボスに飛んでいかない上、空になったゲージのリカバリーも困難と、一度追い込まれると立て続けに崩されがち。

数少ない強みとして、C3による相手画面への攻撃力はそれなりにあり、特に暴走と重ねた時は隙間を潰せるため、半ば詰ませる形での被弾も期待できる。
逆に、暴走が絡まない単発の攻撃ではあまり被弾が望めない為、他キャラ以上に画面上の状況確認や、暴走EXアタックを狙って発動させる技術が重要になる。

全体的に繊細な立ち回りや操作の上で自発的に攻撃を送り込まないと優位に立てない為、好きで使い込むつもりなら防戦一方にならない程度には各キャラの対策を立てておかないと厳しい。

相手時戦略

EXの青いペンデュラムはショットを防ぐ。貫通攻撃を持つキャラは無視しやすい。次点で爆風持ち攻撃も爆風で雑魚を巻き込めるので有効。

青いペンデュラムは別に向こうからは攻撃してこない。画面上下のエリアには出現しないのでそこが安全地帯。画面中部にいると自機位置に出現したペンデュラムの下敷きになることがあるので、送られてきた時に画面中部にいるのは危険。
相手画面から送られる青いエフェクトを見ていれば単発なら避けられるが、大量に送られてきた時は素直に安全地帯に逃げよう。

あうんほどではないもののナズーリンも火力が低くボス撃破は苦手なので、安全地帯に引き篭もりボスを送って圧力をかけていればそのうち潰れる。

ただし、あうんと違ってナズーリンはC3を絡めた際の相手画面への攻撃力はそこそこ高く、手動チャージと暴走の2発が重なるだけで詰みに近い配置が飛んでくる危険性がある。カットインが2回入った後は霊撃を消費するつもりで構えよう。
弱キャラだと思って油断すると手痛い反撃を貰う可能性があるので、堅実な立ち回りを心掛けよう。

C3の黄色いペンデュラムは弾消し耐性が付いており、霊撃などで耐えても無敵時間の終わりにそのまま被弾する可能性があるので要注意。
特に霊夢の場合は使用頻度の高いC2弾消しが機能せず、C2の派手なエフェクトも相まって視認性まで落ちる為、注視して避けきる必要がある。

霊撃を切るべきタイミングそのものは極めて分かりやすい（要するに黄色ペンデュラムが詰み配置になった時）ため抱え落ちはしにくく、霊撃が二つ増えるカードは有効に働きやすい。またペンデュラムが下降するのもそこまで速くないため、余裕があればチャージしながら霊撃を発動させ、ゲージを有効活用しよう。

青いペンデュラムはダメージを受けると自機から遠ざかる方向に押される。位置取りによっては面倒な方向に動くため気をつけること。

画面上部には青黄のペンデュラム両方が届かないため、霊夢の場合はそこにとどまってC2を連発すれば安地となる（暴走合戦になっていないとループが続かないためそこまで安定するものでもないが）。
参考動画：https://youtu.be/WZxmsVcvQgc