基本事項
今回は従来からのスペルカードではなく、オプションを選択する仕様に変更。
パワーが上がってもメインショットは増えない。それどころかメインショットの威力は減少していく(特に高威力装備で顕著)。
各機体ともオプションによる霊撃性能の違いはなし。
本作から上部回収がパワーにかかわらず出来るようになった。
また、低速移動時に自機付近ある程度の範囲のアイテムを吸収するようになった。
博麗霊夢
基本性能
当たり判定とグレイズ判定が小さい(本作のグレイズは演出のみ)。
高速移動の速度が紅妖永に比べ速くなった。
メインショット
赤い札弾が二つ。オプションの種類とパワーによって威力が微妙に変化する。
霊撃
霊夢の霊撃は大きくてあまり前に進まず持続時間がやや短い。どちらかといえば道中向け。
喰らいボムをすると無敵時間が短くなる。ボスの攻撃時は画面全体に弱めの攻撃判定が発生する(魔理沙も共通)。
ボスから離れすぎるとダメージが減る。
- ただし無理して前に出て撃つ必要はあまりない。
普通に真下で避けられるだけ避けてから使った方が、結果的に総ダメージや生存率は高まることが多い。
「神秘『ヤマトトーラス』」などのように、前に出ても危険度が変わらないタイプの弾幕のみで覚えておくべき知識。
装備
魔理沙に比べてパワーが低下しても攻撃範囲が狭まりにくい。
霊夢A(誘導装備)
ショット:ホーミングアミュレット
オプション:後方配置
高速時も低速時も誘導弾。歴代ホーミング機体の中では例外的に火力がそれなりにあるのが特徴。
道中の性能も頭ひとつ抜けており、硬めの雑魚も苦にせず速攻力が高い。
また今作では左右から敵が出てくる場面が多いため、画面上部での回収に専念しやすく、
1.5億点(最終エクステンド)もかなり楽に到達できる。
歴代ホーミングが苦手としたボス戦もあまり長引くものではなく、かなりの初心者向け機体と言える。最後以外は。
霊夢B(前方集中装備)
ショット:封魔針
オプション:前方配置
高速時はやや広い範囲に、低速時は狭い範囲に、レーザー状の長い針を撃つ。
高速時は範囲、低速時は正面集中とクセのない素直な装備。火力もかなり高い。
ボス戦では低速時のサブショットがすべて命中するので安定した火力を発揮する。
ただし、低速移動時は後方に攻撃判定がないので注意が必要。
霊夢C(封印装備)
ショット:妖怪バスター
オプション:左右&集中配置
高速時は遅い直線弾を撃つオプションを左右に広げる。
攻撃範囲はそこそこだが、連射力が低く雑魚にすら微妙な火力なので、狙って使う場面はほぼない。
低速時は高速の広角弾を大量に撃つ。
近接時のトータル攻撃力は全装備中最強クラスなものの、遠距離ではホーミングにすら劣る。
攻撃範囲は相当なものだが、低速時の左右端のショットは弱く、ボス戦では結局正面を維持しないと辛い。
そのため今作で一番使いにくい装備と言われており、使いこなすには徹底的な張り付きパターン構成が必須。
ボムを使って密着するとなかなかの高火力。パワーにもよるがほとんどのスペルは一発で沈められる(EXとL除く)。
そのボム火力も全装備において魔理沙の方が上なので、ボムゲーするにも微妙な装備。
霧雨魔理沙
基本性能
移動速度が速く、グレイズ判定が広い。今作からは低速時の移動速度が霊夢と同じ。
低速移動時のアイテム吸収範囲が広く、アイテム自動回収ラインが霊夢に比べ僅かに低い。
メインショット
緑の弾。霊夢のショットに比べ、ごく僅かに見た目の横幅が広い(当たり判定は同じ)。
それ以外は霊夢の通常ショットと全く同じ。
霊撃
霊夢に比べて範囲が狭いが、前に大きく進み持続時間がやや長い。どちらかといえばボス戦向け。
画面下部で撃ってもボスに届く。霊夢のものより威力が高い。
装備
パワーが低下すると、霊夢よりも攻撃範囲の狭まり方が激しいので注意。
魔理沙A(高威力装備)
ショット:スプレッドスター
オプション:トレース&固定配置
オプションは高速時は魔理沙の後を付いてきて、低速時にはその配置が固定される。
弾は前への直線1way星弾で、当たると爆風が発生する。
高火力と謳っているが、四つを同軸上にまとめて叩き込んだ時の威力は封魔針より微妙に低い程度。位置調整に慣れ、パターンを組まないと活かすのは難しい。
小テクとして、正面にオプションをそろえる場合、↓+↑と素早く入力すると上手くいきやすい。道中などで左右に攻撃範囲を広げたい場合は←+→と入力しよう。
魔理沙B(貫通装備)
ショット:イリュージョンレーザー
オプション:近接配置
レザマリ。攻撃範囲は6種中もっとも狭く、威力は封魔針よりわずかに劣る。
今回は高速時も点滅せず、レーザーが持続する。低速時は収束。
P3.00~3.95かつ高速時限定、この段階でのメインショットの威力は12だが、右側のみ攻撃力が約10倍の122に上昇する。
ボスの通常弾幕や、耐久力の低かったり演出(準備)が長かったりするスペルカードなら弾が自機に届く前に撃破できる。
バグと呼ばれているが数値からして、コードを書く際に2を一つ多く書いてしまったのに気付かずに頒布してしまったと推測できる。
魔理沙C(魔法使い装備)
ショット:コールドインフェルノ
オプション:前方&絶対配置
射程が短い冷気の炎を前方に噴出する。火力は封魔針以上の強さ。
永夜抄のレミリアのサーヴァントフライヤーのように、低速に切り替えた時点の位置に固定される。
ただし、高速に切り替えてからオプションが自機に戻るまで時間差がある。
攻撃力はとても高いが、どこに置くかも考える必要があるためパターンが複雑になりやすい。
ボス戦開始時の会話中にボスにオプションが3個当たるようにセットしておくとかなり楽。この際左側3つを当てると、ボムを撃ちPが3になっても3個当てを継続できる。
ボム時の火力は全機体中最高。道中パターンこそ複雑になりがちだが、ボムゲーするなら最も強力。
低速移動時にパワーアップするとばらばらの位置にオプションを固定できる。
この仕様を使いこなせれば攻撃範囲は相当なものとなる。同様にしてボスに4個同時に当てることも可能。因みに中心のオプションがちょっと強い。
高速時は攻撃力極小のショットも出る。
マリス砲のごとく低速ボタンを連打すれば、オプション位置固定でも攻撃力極小のショットの分攻撃力があがる。
ただしその違いは相手の耐久が低い攻撃(例:秋静葉通常2)でないと視覚でとらえることは出来ない程度である。
性能比較
攻撃力
霊夢封印(低速・近距離)>魔理沙魔法使い>霊夢前方集中>魔理沙高威力≧霊夢封印(低速・中距離)≧魔理沙貫通>霊夢誘導>霊夢封印(低速・遠距離)>霊夢封印(高速)
定義:正面からPower4以上で撃ち続けた場合の撃破速度。
封印装備について:近距離は全ショットを当てた状態、中距離は正面と左右のショットを当てた状態、遠距離は正面のショットのみ当てた状態。
魔法使い装備について:オプションの中央2つを当てた状態。
高威力装備≧封印装備(低速・中距離)≧貫通装備:あまり大した差はない。
当たり前ですが敵の正面から逸れた場合、ダメージ効率は変動します。
移動速度
単位はドット/フレーム。斜め移動の場合、約ルート2分の1倍になる。
高速 | 低速 | |
霊夢 | 4.5 | 2.0 |
魔理沙 | 5.0 | 2.0 |
無敵時間
ボム詳細
威力は難易度Lunaticの厄符「厄神様のバイオリズム」のボス体力を1000として表記
もともと耐久力の低い攻撃で計測しているのでこれより控えめに見た方が良いかも
「直撃」はボスに有効時間いっぱい陣を当てたとき「範囲外」は画面右下で撃ち陣を当てなかったとき
時間の単位はすべて秒
直撃威力 | 範囲外威力 | 攻撃判定時間 | 無敵時間 | 無敵時間(喰らい霊撃) | |
霊夢 | 383 | 281 | 2.16 | 4.50 | 3.33 |
魔理沙 | 477 | 295 | 2.83 | 4.50 | 3.33 |
威力と攻撃判定時間は通常ボムと喰らい霊撃で変化しない
無敵時間は両機体で差がない。体感では魔理沙が長いがただの気のせい。
魔理沙の霊撃はしっかり当てないと霊夢と威力が大差なくなる
喰らいボムすると無敵時間が1.17秒も短くなる、クリア狙いなら避けるべき
この表記での自爆の威力は至近距離で56、遠距離で23。気にすることはない程度の差。
被弾後無敵時間(秒)
被弾 | 5.17 |
ミス後、操作可能になるまでの1.00秒を含む。
総合評価
バグ利用を気にしないのであれば、P3高速でボスが秒で溶ける魔理沙Bが最もクリアに近い。通称バグマリ。ただし攻撃範囲は狭く道中はそこそこしんどい。
バグマリ以外では霊夢Aがおすすめ。誘導機体の割には火力が高い上、特に道中に非常に強くパターンを組む前でも攻略を進めやすい。
素直な挙動の霊夢Bも扱いやすい。範囲が狭いため道中ではある程度パターンを組む必要があるが、正面高火力でボス戦に強い。
魔理沙Cはオプションの扱いにパターンが必須となるが、うまく扱えれば火力と範囲が両立でき、道中・ボス戦ともに強い。
魔理沙Aはオプションの挙動に癖があり、オプションを縦に重ねても霊夢Bより火力が低いため、扱いづらい。
霊夢Cは遠距離での火力が貧弱で、道中には強いものの貼り付けないとボス戦が辛い。高速ショットの貧弱さもあり、扱いづらい要素が目立つ。