Tier 8 アメリカ 中戦車

↑ T178 + 76 mm Gun T185
初期状態。
AMX 13 75を参考にした揺動式砲塔が特徴的。車体は試作戦車T42のものを使用している。

↑ T178 + 90 mm Gun T178
最終状態。T69の史実装備。
砲身がやや太くなり、マズルブレーキの形状も変更された。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 1,500 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 102/76/38 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 51.5/20 |
| 重量(初期/最終)(t) | 34.1/34.53 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 17.37 |
| 本体価格(Cr) | 2,403,000 |
| 修理費(Cr) | 11,475~ |
| 超信地旋回 | 可 |
| ロール | 万能型中戦車 |
武装
| 名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 76 mm Gun T185 | 2 | 15 | APCR HEAT HE | 190 250 38 | 175 175 220 | 700 | 0.36 | 2 | 1,219 975 975 | 4/60 | 270 5,600 250 | 646 | -9°/+14° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 90 mm Gun T178(T69) | 2 | 24 | AP HEAT HE | 212 280 45 | 240 240 320 | 960 | 0.38 | 2.5 | 914 1,143 914 | 4/40 | 255 4,000 255 | 1,075 |
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| T178 | 152/114/64 | 38 | 400 | 7,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Continental AOS-895-3 | 550 | 20 | 771 |
|---|---|---|---|
| Continental AOSI-895-5 | 600 | 20 | 771 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| T69 1955 | 48 | 8,000 |
|---|---|---|
| T69 1956 | 53 | 8,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| SCR 619 | 750 | 80 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class2 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| ○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 12.65% | 3.01% |
| 移動時 | 9.52% | 2.27% |
派生車両
開発ツリー
| 76 mm Gun T185 (初期/73,000) | ━ | 90 mm Gun T178(T69) (18,000/121,000) | ━ | T54E1 (170,000/3,600,000) |
| T178 (初期/46,000) | ||||
| SCR 619 (初期/54,000) | ||
| Continental AOS-895-3 (初期/31,000) | ━ | Continental AOSI-895-5 (18,000/43,000) |
| T69 1955 (初期/16,300) | ━ | T69 1956 (14,800/33,000) | ||
車両に関する変更履歴
| v0.8.2 | 新規実装 |
| v0.8.3 | 装甲設定ミスを修正 |
| v0.8.4 | 3Dモデルを修正 |
| v0.8.10 | 砲塔の形状を修正 |
| v0.8.11 | サスペンションダメージモデルを修正 |
| v0.9.13 | 90 mm Gun T178 の通常弾の貫通力を173mmから181mmに変更 |
| v0.9.20 | HDモデル化 砲塔装甲(mm)を152.4/76.2/114.3から152.4/114.3/63.5に変更 |
| v1.9.0 | 派生元車輌をT71 DAからT20に変更 |
| v1.22.0 | T84E1サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を8%軽減 T95サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を9%軽減 90 mm Gun T178砲を搭載した際の弾倉装填時間を27秒から24秒に短縮 90 mm Gun T178砲を搭載した際の照準時間を2.9秒から2.5秒に短縮 90 mm Gun T178砲のHEAT-T M348弾の貫通力を250 mmから280 mmに上昇 90 mm Gun T178砲のAP M318弾の貫通力を181 mmから200 mmに上昇 |
| v2.0.0 | サスペンション T84E1 (モジュール改名→ サスペンション T69 1955) 旋回速度 38 → 48 硬地盤での機動性 +8 % 通常地盤での機動性+ +14 % 軟地盤での機動性 +9 % サスペンション T95 (モジュール改名→ サスペンション T69 1956) 旋回速度 42 → 53 エンジン Wright Continental R-975C4 (モジュール削除) エンジン Continental AOS-895-3 出力 500 → 550 エンジン Continental AOSI-895-5 出力 550 → 600 砲塔 T178 (モジュール改名→ 砲塔 T69) 車輌HP 1350 → 1500 主砲 76 mm Gun T185, 砲塔 T178 (モジュール改名→ 主砲 76 mm Gun T185, 砲塔 T69) 装填時間 16 → 15 100 mでの散布界 0.38 → 0.36 照準時間 2.3 → 2 弾倉の装弾数 5 → 4 連射間隔 1.82 → 2 砲弾1(APCR)の与ダメージ 150 → 175 砲弾2(HEAT)の与ダメージ 150 → 175 砲弾3(HE)の与ダメージ 185 → 220 砲弾1(APCR)の貫通力 175 → 190 砲弾2(HEAT)の貫通力 210 → 250 主砲 90 mm Gun T178, 砲塔 T178 (モジュール改名→ 主砲 90 mm Gun T178 (T69), 砲塔 T69) 砲弾1(AP)の貫通力 200 → 212 |
解説(v2.0.0)
- 概要
v0.8.2で追加されたTier8アメリカ中戦車。
1950年代初期、T42の派生型としてAMX 13を参考に開発された揺動砲塔の試作中戦車である。
米オートローダールートの始まりであり、瞬間火力の高さを特徴とする。
- 火力
初期砲・最終砲とも自動装填砲による高い瞬間火力を備えるが、精度はそれなりで、照準時間や照準拡散も同格平均未満であるため、前線寄りで戦おう。
俯角は-9°と優秀であり、地形を積極的に活かしていこう。- 76 mm Gun T185
1セット4発の自動装填砲。単発火力は175と控えめだが、連射間隔は2秒と短く、弾速も速いため偏差射撃や弱点狙撃が狙いやすい。
後述の90mm砲よりも精度が高く、照準時間や砲塔旋回時の拡散も小さいため、連射と命中率を両立しやすい点が強みだ。
さらに弾倉交換が15秒と短く、射撃機会を逃しにくい。
通常弾の貫通力は190mmと控えめだが、課金弾を使えば大幅に貫通力を伸ばせる。ただしHEAT弾で弾速が遅く、弾薬費も非常に高い点には注意。通常弾が通用する相手を選び、効率的に戦うことが求められる。
優秀な砲ではあるものの、実戦ではワンチャンスに1~2発しか撃ち込めない場面も多く、単発火力が向上しまとまったダメージを取りやすい最終砲への換装を急ぎたい。 - 90 mm Gun T178
T69の史実砲。
1セット4発のままで単発火力が240に向上し、合計火力が大幅に強化された。それでいて連射間隔は初期砲と同じ2秒のままで、まとまったダメージを取りやすい。
貫通力も212mmと必要十分で、課金弾はHEATながら280mmと大きく伸び、重戦車や重駆逐戦車にも対応しやすくなっている。
一方で、大口径化の代償として照準時間と砲塔旋回時の照準拡散が悪化。また弾速も低下しているため、拡張パーツ「砲垂直安定装置」を装備し、より前寄りでの戦闘を意識したい。
弾倉交換時間は24秒と、火力を考慮すれば短い部類ではあるものの、撃ち切った際のリスクは相応に大きいため、味方との連携を意識して立ち回ろう。なお、この砲のHEAT弾は通常弾(AP)よりも弾速が非常に速いという特徴がある。リロード時間や弾数制限の関係で使い分けは難しいが、多めに携行しておけば様々な局面で頼りになるだろう。
- 76 mm Gun T185
- 装甲
部分的にはM26 Pershingを上回る防御力を持ち、前線を担える場面もあるが、大きな弱点も存在するため繊細な運用が求められる。- 砲塔
砲塔正面は独特の傾斜によりスペック以上に硬く、200~300mm相当の防御効果を発揮する。
ただし、これは真正面に限った効果であり、角度が30度ほどずれるだけで格下にも抜かれるほど脆くなる。したがって、装甲が機能するのは「敵がほぼ同一方向にいる場合のみ」と考えたほうが安全だ。
また、襟巻状の砲塔基部は傾斜が緩く明確な弱点になっている。基部は砲身の両脇まで伸びており、ハルダウン状態でも隠し切れないため、攻撃中は常に被弾の可能性がある。頭出しの位置は都度変え、非発砲時は完全に隠すようにしよう。 - 車体
そこそこの厚みと鋭い傾斜があり、中戦車の車体としては比較的硬め。
正面上部は約50°~80°ほどの傾斜のついた101.6mm装甲で、一部はAPやAPCRの跳弾角度に達する。
跳弾しない部分も実装甲厚は150mm~200mm程度となり、格下相手ならそれなりに防いでくれる可能性がある。
正面下部は装甲が薄いが、こちらも傾斜が強めで、約50°ほど傾ければ強制跳弾角度に達する。街角などで飛び出し撃ちをする際には活用できるだろう。
車体側面も76.2mm(一部63.5mm)と、豚飯でミスショットを誘う程度には使える。
ただし、車体が見えているという事は必然的に砲塔基部という大きな弱点も見えているという事であり、基本的に車体を含めて砲身より下は隠しながら動く事が望ましい。
- 砲塔
- 機動性
中戦車としては並程度。決して遅くはないのだが、序盤に要地を確保するための走り込みなど、強引な機動には全く足りない。
旋回性や後退速度は良好。超信地旋回も可能で、細かな動きはやりやすい。
- その他
隠蔽性はアメリカ車輌らしくやや低め。
一方の視界はCenturion Mk. Iと同等の400mと同格MTトップタイの長さであり、かつCenturionよりは隠蔽率が高いので優秀な視界を生かしやすい。
オートローダー特有の瞬間火力と相まって待ち伏せの適性が高く、マップによっては少数で敵を食い止める事も可能となるだろう。
敵からの射線を一方向に限定できる場所では、石頭を活かしたチラ見偵察も効果的。
- 総論
装甲・機動性・俯角はいずれも標準的で、どんな場面でもそれなりに戦える中戦車らしい汎用性と、オートローダーならではの瞬間火力を併せ持つ。
T20と比べると機動力は低下した代わりに装甲は厚くなっており、ハルダウンを活用すれば一方的にダメージを与えることも可能だ。オートローダーの瞬間火力を活かせる場面では、味方と連携して敵のHPを一気に削りきろう。
ただしローダー車輌の宿命として、継続火力が低くHPの高い車両には押し切られることもあるため、退避ルートは常に意識しておく必要がある。
その性質上、同程度の機動力を持つ車両と小隊を組むことで、戦果を飛躍的に伸ばしやすくなる。
史実
アメリカは40年代末から50年代初頭頃にフランスの搖動式砲塔を備える戦車の開発に関心を寄せていたが、アメリカでの同種の戦車の開発は多くの困難に直面し、結局AMX-13の第二次試作車を入手することで技術を導入することとなった。
この技術導入によりアメリカでの搖動式砲塔を備える中戦車の開発は進展した。そして試作戦車であるT42の車体を使用し、90mm砲を搭載するT69が完成した。
最大の特徴はAMX-13においても導入されている自動装填装置の採用である。フランス製自動装填装置では再装填を車外から行う必要があったものの、T69では弾薬ドラムを砲の下に設置することにより比較的素早く、そして車内から安全に行うことが可能となっている。
主砲として搭載する90mm Gun T178はM26重戦車やM36戦車駆逐車に搭載されるTJ39 90mm砲(原文ママ 恐らく90mm Gun M3が正しいと思われる)と一部の部品の差異を除いて基本的に同一である。
自動装填装置には8発の砲弾が装填可能であり、発砲後はハッチを通して自動で車外へと排莢され、その発射速度は分間18発に達する。
乗員は3名となっており、操縦手の他、砲塔左側に位置する装填手が鋳造砲塔に左側に位置し砲弾ドラムへの再装填を行い、砲手兼車長は照準器の使用に便利なよう砲塔搖動部右側に位置している。
エンジン出力は500馬力となっており、最大時速は51kmに達する。そしてサスペンションは油圧式ショックアブソーバーを備えたトーションバーとなっている。
1955年から1956年にこの戦車はアバディーン試験場にて試験を行っている。
その結果は失望的なものであり、自動装填装置の信頼性の低さなどの問題を露呈した。
そして不幸にも、砲塔搖動部の固定機構の安定化の問題は解決されず、最終的に計画は中止された。
しかしT69の開発で得た技術は他の搖動式砲塔を持つ試作戦車へと活かされた。
参考資料
WARGAMING.NET グローバルwiki該当ページ http://wiki.wargaming.net/en/Tank:T69より翻訳
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ただ、やっぱり気になるのは発砲間隔で、3発目が入れられない感あります -- 2023-09-09 (土) 14:42:13