シェルブール(ダンケルク級戦艦原案)
性能諸元
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Algerie |
| 国家 | フランス | 派生先 | Brest |
| 生存性 | 継戦能力 | (A)43,100 (B)49,500 | |
| 装甲 | 16-305mm ・防郭 -mm ・艦首/艦尾 -mm ・砲郭 -mm ・装甲甲板 -mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 25% | |
| 機動性 | 最大速力 | 31.9ノット[kt] | |
| 旋回半径 | 670m | ||
| 転舵所要時間 | (A)17.2秒 (B)12.5秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 15.66km | - km | 8.45km | |
| 航空発見距離 | 12.25km | - km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-B | PCAn°8Mle1 | 16.090km | 183m | |
| PCA n°8Mle2 | 17.699km | 197m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 305mm/50 | 2基×4門 | HE弾 4050(17%) AP弾 8200 | 29.0秒 | 30.0秒 | HE OEA Mle1931 AP OPf Mle 1931 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 130mm/45 Mle 1932 | 7基×2門 | HE弾 1900(9%) | 5.0秒 | 7.6km |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| A | 短 | 25mm Hotchkiss Mle 1939 CAS 13.2mm Hotchkiss Mle 1929 CAQ | 4基×1門 12基×4門 | - | 179 | 85.0% | 0.1-2.5km | ||
| 中 | 37mm/50 CAIL Mle 1933 CAD | 6基×2門 | - | 28 | 90.0% | 0.1-3.0km | |||
| 長 | 130mm/45 Mle 1932 | 7基×2門 | 4 | 1440 | 84 | 90% | 0.1-6.0km | ||
| B | 短 | 25mm Hotchkiss Mle 1939 CAD | 16基×2門 | - | 196 | 85.0% | 0.1-2.5km | ||
| 中 | 37mm/70 Mle 1935 ACAD | 6基×2門 | - | 133 | 90.0% | 0.1-3.5km | |||
| 長 | 130mm/45 Mle 1932 | 7基×2門 | 4 | 1440 | 84 | 90% | 0.1-6.0km | ||
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| 水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
| 対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | ||
| エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲旋回速度 +15% | |
| 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
| 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% | ||
| 5 | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 | |
| 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% | ||
| 操舵装置改良3 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | ||
| 艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% |
・消耗品
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
ワシントン海軍条約に著名した後、戦艦に対する制限があったのにもかかわらず、フランスは新しい戦艦を建造する権利を有していました。新たに設計が開始された艦艇は、その諸元から巡洋戦艦または「大型」巡洋艦に分類される可能性がありました。1930年に新艦艇の計画案が開発されました。本案は排水量23,333トンで、30ノットの速力を発揮し、8門の305mm砲を4連装砲塔に収めて艦首側に集中配置しています。これを具現化したのがこのシェルブールです。
解説
- 抗堪性
T8トップクラスのHPを誇り、修理班も装備している。巡洋枠として非常に高い抗堪性を備えている。
弱点は、大巡であるために火災・浸水時間が戦艦基準(火災60秒・浸水40秒)であること。応急工作班の使用タイミングには注意しよう。応急工作班のクールタイムは巡洋基準(60秒)と普通。しかし、巡洋気分で気軽に修理班を使うと巨体と悪隠蔽が災いして追い火災・追い空襲され易いので注意。
修理班は通常仕様(EdinburghやAlbemarleのような特殊なものではない)だが、素のHPが高いので回復幅は大きい。
艦首艦尾の装甲は25mmと一般巡洋相応で特に硬いわけではない。そのため380mmAP以上には強制貫通されてしまう。ただ、甲板は30mmとなっており431mm未満の砲弾を跳弾しうる。(つまり、距離が離れていれば降り注ぐ戦艦砲を跳弾できる可能性が高くなり、接近すると正面から容易く貫かれてしまう。) 側面装甲は27mmバルジ+170mmで守られており大巡相応に硬い。戦艦APに対しては垂直に防御するよりも、斜め20度程度に傾けて舷側で弾く事も考慮しよう。
主砲塔が前方集中配置である為に全力射撃時に側面を晒すリスクは無いだろうが、バイタルは喫水線上に露出している。転舵中を狙われないように注意しよう。
- 主砲
305mm4連装砲塔を2基前方集中配置で積んでいる。
弾道・弾速が良好で非常に狙いやすい反面、散布界は巡洋戦艦並みに悪い。装填が遅くて継続的なダメージ(DPM)は低いが、AP貫通力は高く一撃は重いと言う、ほぼ戦艦の特徴になっている。
一応、フランス艦らしく消耗品として主砲装填ブースターも積んでいる。使用する事で装填時間が半分になり一回分多く射撃できる。散布界はシュペー散布で集弾シグマ1.8と巡洋としては異例の悪さである。(これまでの大巡はシュペー散布でもシグマ2.0だった)
HEは素で50mm装甲を貫通し基本ダメージも口径相応で悪くないが、発火率は低い。基本はAPを使う事になるだろう。
APはAlaskaに並ぶ貫通力を持ち、着弾が速いため非常に狙いやすい。(その貫通力は、14.5km程でみんな大好きNorth Carolinaのバイタルを抜き、12kmで紅茶戦艦Monarchのバイタルを3枚ぶち抜き、11kmで社会主義の教祖Leninのバイタルを2枚抜くという同格ツリー巡洋艦にはできない芸当を見せる(2022年6月12日現在の有志調査による。)。)
強力なAP弾だが、305mmという口径は同格巡洋の艦首(25mm以上)を強制貫通することはできない。あくまで巡洋艦のAPとして狙う箇所を見極めよう。一応、強制貫通可能なのは、T7以下の巡洋艦の艦首艦尾(16mm)や、英軽巡・パン亜巡の艦首艦尾などである。(T7以下でも米独ツリー巡洋艦とT6米重巡は無理)
駆逐艦に対してもHEで対応しよう。(口径283mm以上のAPは強制過貫通になる)
- 魚雷
本艦以降のツリーに魚雷はない。
- 対空
同格以下空母なら後述の機動性も相まって自衛はできるだろう。ただし、IndomitableやT10空母は味方と防空圏を張らないとムリ。
巨体のせいで爆撃・雷撃を被弾し易い。単独で狙われ続ける状態にならないように注意しよう。
- 機動性
通常速力は31.9ノットと遅い部類である。
しかしながらここはフランス。Charles Martel以降のフランス巡洋艦に乗ったことのある諸君ならもうお分かり頂けるだろう。速度こそ正義!安全と安心のフランス特製エンジンブーストを搭載!これにより並の駆逐艦もびっくりの38ノット。追いかけられる側からすれば発狂ものである。
舵は初期船体だと17.5秒と直線番長である為早々にB船体に変えたいところだが、それでも12.5秒となかなか重い。旋回半径は670mと大型巡洋艦とは思えない程小さいので、隠蔽UGの代わりに転舵UGを載せて回避盾運用する手もある。
- 隠蔽性
素の隠蔽性は約15.2kmともはや戦艦。
MonarchやRomaといった一部の戦艦に負けている。前述の回避盾運用で艦長スキルだけを取る場合は13.7km。隠蔽特化でも12.3kmと良くはないが戦艦のバイタルを抜き得る大口径砲でクロスを取る事を考えると一考の余地がある。
一つ困った事に次級以降隠蔽が改善していくので、T8以上の他ツリーではあまり見ない格上の隠蔽特化した同ツリーに先に見られて先制攻撃でバイタルをぶち抜かれる危険が伴う。
- 総評
巡洋艦のふりをした戦艦そのものである。
自由自在なその足で敵側面へ回り込み、戦艦さえも貫くAPで甘い動きをした敵を粉砕しよう。敵の不浄なる血で海原を染め上げるような活躍をしてほしい。
史実
本艦は、Dunkerqueに至る計画案の一つであり、その最も初期のものである。大まかな特徴はDunkerqueと似通っているが、より建造目的に特化した姿と言える。
本艦の仮想敵は、ドイツのドイッチュラント級である。尤も、ドイッチュラント級がフランス海軍本体の脅威になると考えられたわけではなく、それを通商破壊に用いられることが差し当たっての問題だったのである。多くの海軍が抱えた、「巡洋艦ならば追いつけるがドイッチュラント級の砲力に敵わず、戦艦ならば容易く撃沈できるがその速力に追従できない」という問題に、フランス海軍もまた直面したのである。
最終的に建造されたダンケルク級と比べ、本艦の主砲は口径が二回りほど小さい。これについては、計画当時、対抗すべき相手がドイッチュラント級のみだったことが理由となる。ドイツには、より有力な艦艇は存在せず、地中海のイタリア海軍の相手ならば既存のプロヴァンス級で十分だったのだ。 ヴェルサイユ条約の制限により、ドイッチュラント級の基準排水量は1万トン以下であり、その装甲がさして厚くないことは容易に推定できる。(日本海軍では127mmと推定されていた。) よって、本艦の305mm砲はほぼ確実に有効打を与えられるのである。
また、軽装甲・快速という特徴も、対ドイッチュラント級を念頭に置いたものである。どこぞの紅茶国のように船団護衛に戦艦をつけるほどの余裕はフランス海軍には無く、ドイッチュラント出撃の報があらばすぐに追撃できる快速性が求められたのである。そのためには、283mm砲に耐えるに十分な装甲があればよいため、ダンケルク級と比べて主装甲は薄いものとなっている。
ダンケルク級がこの姿にならなかったのは、より強力な敵艦艇の出現によるものである。そもそも、建造に数年を費やす戦艦を作る上では、竣工時にその有効性を維持する必要があり、計画当時の「必要十分」では不十分なのである。結果として、ダンケルク級は他国の14インチ砲、15インチ砲艦に対しても有効な長砲身の330mm砲を持つに至り、装甲も相応の重装甲となった。仮に、本艦のような用途の限られる艦を建造・運用できるとしたら、アメリカくらいのものであろう。
小ネタ
編集用コメント
- ページ作成しました。 -- 2022-02-12 (土) 00:37:21
- とりあえず解説書いてみました。何かある不備がある場合は各自で書き換えてほしいです! -- 2022-06-12 (日) 09:01:33
- 史実書きました -- 2022-07-30 (土) 12:52:02
- 隠蔽関連の評価の書き換えとちょっと多い句読点の整理。 -- 2022-08-03 (水) 02:24:52
- 抗堪と主砲の文言を追記して詳細情報は織り込みにしました。 -- 2022-08-20 (土) 01:20:25
- 総評の「「革命者」のような~」と書かれていた文言を外しました。艦の名前が革命関連(レボリュショナとか)なら意味がわかるんですが、シェルブールは単に街の名前ですので。 -- 2022-08-21 (日) 03:07:34
コメント欄
- 数的劣勢つけて散布界補うのってあり? -- 2023-03-21 (火) 23:51:42
- アリアリのアリ 強いよ ランク戦、闘争などに向いてる 足が速くなるのもグッド -- 2023-04-11 (火) 21:17:57
- そこまでか!すげえ!やってみる!ありがとう! -- 2023-04-11 (火) 23:44:10
- アリアリのアリ 強いよ ランク戦、闘争などに向いてる 足が速くなるのもグッド -- 2023-04-11 (火) 21:17:57
- コイツ苦乱戦適正あるのかね。ここ最近苦乱戦でよく見かける -- 2023-06-09 (金) 20:20:26
- もうちょい火災発生率あげてもいいとおもうの -- 2023-07-11 (火) 22:18:45
- シナリオではやはり、マインツとかそこら辺の軽巡が適正あるけど、こいつは乗ってて楽しいんだよねえ。40ノットの爆速で突撃と大巡砲をお届けするのが楽しんじゃあ。 -- 2023-08-11 (金) 23:56:59
- かなり小回りが利きますね。最大射程あたりでブーストかけて走ってると基本HP以上の耐久瀬を発揮できてる気がする。 -- 2023-08-22 (火) 00:32:35
- 防御砲火無しでランク戦の時航空機51機撃墜出来た。対空強くね? -- 2023-09-20 (水) 13:24:40
- 強い、強いけど装填長い。せめて25秒とかにしてくれ -- 2023-10-04 (水) 21:31:12
- 340mm砲のリヨンを超え、吾妻砲に肉薄する貫通力をT8で手に入れてしまった代償と言ってしまうとね…。戦艦として運用するしかないのかも。 -- 2023-10-04 (水) 21:42:04
- シェルブールのはばっ散らばるけどいい砲だな ただTier 8ボトム引いてしまうと射程もあってちと苦しい -- 2023-10-04 (水) 21:48:33
- 340mm砲のリヨンを超え、吾妻砲に肉薄する貫通力をT8で手に入れてしまった代償と言ってしまうとね…。戦艦として運用するしかないのかも。 -- 2023-10-04 (水) 21:42:04
- そこはエンブ使って突撃でしょ -- 2023-10-19 (木) 13:43:39
- 頑強旗の出番が多い -- 2023-11-27 (月) 21:31:18
- クラン戦の序盤からCAの反転狙いでど真ん中に撃たれに行く戦法取ってる。さっき5分弱で大口径が取れた。今まで微妙で勝率5割切ってたの完全に許した。 -- 2023-12-19 (火) 23:16:39
- 想像以上に強くて笑ったんだが これほんとにわいが今まで乗ってきた最上と同じTier...? -- 2023-12-21 (木) 10:12:50
- 参考にしたいのですが、アプグレ4は推力、ダメコン、どっちにしてますか? -- 2024-08-10 (土) 01:47:04
- 圧倒的推力。こいつの強みの機動性を生かさないと。 -- 2024-08-10 (土) 02:03:51
- Metzとかいう謎の仏大巡が来たので、こいつも気になりツリーを進めて乗ってみた。Metzより主砲が強い気がするしかなり使いやすい。リシュリューみたいな見た目だけど装甲は戦艦ではないから、序盤はあまり目立たないようにして、機動力を生かして後半に瀕死のやつらを横から刺していくと結構勝てる、気がする。 -- 2025-03-24 (月) 22:22:07
- ダンケルクとかリシュリューやってた人ならその応用で動かせるのでそっちで勝ててた人なら全然難しくないな -- 2025-03-25 (火) 11:39:38
- これ始めたばっかだが、何が面白いのかさっぱり分からん。 -- 2025-05-24 (土) 20:17:07
- 性能がまだ中途半端だからじゃーなし、ブレストまでの我慢や -- 2025-05-24 (土) 20:55:40
- こいつが面白くなかったらその先のブレストやマルセイユもきっと面白くないんじゃなかろうか -- 2025-05-24 (土) 21:00:58
- ブレストになったらマシ?飛ばしてリセットしちゃったほうがいいのかな。 -- 2025-05-24 (土) 21:08:04
- こいつで9斉射で火災起きなくてキレそうになった -- 2025-11-06 (木) 18:49:43







