T-127

Last-modified: 2020-08-21 (金) 11:12:52

Tier3 ソ連 軽戦車 (課金戦車)

T-127HDFront.jpg

 

T-127HDBack.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値445
車体装甲厚(mm)40/30/30
最高速度(前/後)(km/h)38/15
初期重量(t)12.6
実用出力重量比(hp/t)19.84
本体価格850G
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
45 mm 20KL26.25AP
APCR
HE
51
84
23
47
47
62
1,2340.432.06757
956
757
21014
800
14
250-8°/+25°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
T-12740/30/3045.53201,100
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
D-74425015500
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
T-12714343,200
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
71-TK-3300100
 

乗員

1Commander2Gunner(Loader)3Driver4Radio Operator
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時17.96%5.21%
移動時13.45%3.9%
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.6.5実装
v0.9.15HDモデル化
v1.9.0総弾数を104発から210発に変更
修理費用を44%ダウン
HPを250から445に変更

解説

  • 概要
    v0.6.5パッチで追加されたTier3のソ連課金軽戦車マッチング優遇あり。
    v0.9.18パッチにて全てのTier3車両がTier5と当たらなくなり実質的にマッチング優遇は無くなった。
    課金戦車であるためクレジット収入は多いが、このTierレベルでは資金稼ぎに向いているとは言えない。
     
  • 火力
    注意点として 45 mm 20KL のAP弾は攻撃力・貫通共に同国配布戦車のLTPと同一のもので、DPMこそそれなりなものの上位Tier相手は完全に非力である。MatildaAMX 40は側面すら貫通できず、Luchsなどは天敵に近い。
    課金弾APCRの性能は単発価格800Cr・平均貫通力84mmとそこそこだが、Tier4戦車の大半には十分な効果が望める。幸い、クレジットボーナスによりAPCR弾数発で赤字になる事はないので、必ず積んでおこう。
    ただし格上の戦車に対してはこちらの装甲は役に立たないので、金弾を乱発するより味方に任せた方がいい事も多い。基本に忠実に、射線を意識した連携で対処しよう。
     
  • 装甲
    Tier3にしては厚い装甲で傾斜もあるので、軽戦車ながら多少強引な攻め方ができるのが最大の特徴。
    同格以下の軽・中戦車に対してはかなりしぶとく耐え、回転の良い砲でごりごり削っていける。
    車体正面の傾斜は一律40mmではなく、車体機銃口部分とそこから下は30mmとなっている。
    防盾は20mmだが、砲塔40mmとの二重装甲となる範囲が多く60mm前後と固めで格下や機関砲相手には結構はじく。
    ただし、同格軽・中戦車でも45mm VT-42(T-46T-70)や、47mm Gun Type1(Chi-Ha)といった高い貫通力を持つ相手には装甲が通用しない。Pz. I Cも金弾を使われれば手痛い反撃を貰う事になるので、例え同格の1対1でも装甲頼みの突撃は相手を選んで行うべきである。
     
  • 機動性
    やや機動性が悪い。とはいえ加速力はそれなりにあり、最低限の速度は出るため、速度の上限と旋回性能の低さを意識して身の丈に合った運用をすれば十分な戦果が上げられるだろう。
     
  • 視界
    視認距離に関しては320mとお世辞にも良いとは言えないが、決して偵察できない値ではない。
    隠蔽率は優秀な部類なので、カモネット・双眼鏡を利用した置き偵察の適性は良好だ。
    足回りの悪さから走り偵察は埒外だが、出る時はきちんと出て偵察する事も必要である。
     
    弱点として、無線の範囲が非常に狭い点が挙げられる。離れた箇所の戦況が把握できないため、気付いたら圧倒的優勢or戦線崩壊なんて事も多いが、これは予測でカバーするものとして諦めるしかない。
     
  • 総論
    装甲に比重が置かれ、どちらかといえば中戦車に近い運用が求められる軽戦車である。
    マッチングによっては盾や偵察の役割もこなす事ができ、攻撃に転じる時はやや低めの精度をカバーする為に近距離でガンガン押して行くとよいだろう。
     
    なお、ソ連の非プレミアム軽戦車で専任の無線手がいるのはA-20MT-25だけである。このため計画性なしに買うと無線手が欠員してしまう。
    異なる車両タイプ(車種)の無線手を乗せることも可能だが、元の通信範囲が300mと狭い上にプライマリスキルにペナルティ(0.75倍)が入るのは相当厳しいものである。
     

史実

T-126SP.jpg

1930年代後半、スペイン内戦において軽装甲のT-26がナショナリストの対戦車砲によって多数撃破されてしまったことを教訓として、A-20の開発が進められる一方で、よりT-26に近い、歩兵支援を重視した戦車の開発がレニングラードの第174ヴォロシーロフ工場において進められていた。それがT-127(T-126SP)である。
本車は歩兵支援を行うT-26を代替しつつ戦車部隊にも配備可能な軽戦車として開発され、武装も45mm砲のままだったが、最大装甲厚45mmの装甲を傾斜させて良好な防御力を手に入れる一方で、足回りにはトーションバーサスペンションを使用するなど、当時開発が進んでいたA-20や新型重戦車に採用されていた技術を積極的に取り入れていた。
なお、車体前面のボルト止めされた円形の部分には、もともと車体機銃が搭載される予定であった。

 

本車の試作車は1939年に完成し、1940年まで試験が行われたものの、重量の増加に対してエンジン出力の強化が不十分であり、機動性は満足のいくものにならなかったため採用されなかった。そのため本車をベースとしてエンジン強化を含む改良を施したT-50軽戦車が開発された。
現在本車はロシア、クビンカの戦車博物館に保存されている。

 

参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
『大祖国戦争のソ連戦車』古是三春 ストライク アンド タクティカル マガジン2011年1月号別冊
『クビンカ戦車博物館コレクション ロシア戦車編』モデルアート1995年12月号臨時増刊
http://combat1.sakura.ne.jp/T-50.htm

情報提供

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