*アルベルト・ディ・ジュッサーノ級軽巡洋艦1番艦 アルベルト・ディ・ジュッサーノ [#m097ee8d]
&attachref(./T4pasta.jpg,65%);
#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.9.3.1};
・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|4|~種別|ツリー艦艇|
|~艦種|[[巡洋艦]]|~派生元|''[[Taranto]]''|
|~国家|[[イタリア]]|~派生先|''[[Dante Alighieri]]''/''[[Montecuccoli]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 19,300&br;(B) 24,000|
|~|>|装甲|6-40mm&br;・防郭 20mm&br;・艦首・艦尾 13mm&br;・砲郭 10-23mm&br;・装甲甲板 19mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|(A-B) 7%|
|~機動性|>|機関出力| 100,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力| 36.5ノット[kt]|
|~|>|旋回半径| 580m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 9.8秒&br;(B) 7.0秒|
//船体が1種類のみの場合、(A)の表記は不要で数値のみを記載、船体欄には「-」
//プレミアム艦艇の派生元・派生先は「-」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|11.1km|-|-|0.0km|0.0km|
|~|航空発見距離|5.1km|-|0.0km|0.0km|-|
//副砲がない場合は副砲の箇所に「-」
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-B|SDT mod.1|12.6km|128m|
|~|~|SDT mod.2|13.9km|140m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|A-B|152mm/53|4基×2門|SAP弾 3,850&br;AP弾 3,000|15.0秒|36.0秒|CS 1926 &br;AP 1926|
//|~|~|0mm/0|基×門|HE弾 00(0%)&br;AP弾 00|0.0秒|0.0秒|HE &br;AP |
//|~|C|0mm/0|基×門|HE弾 00(0%)&br;AP弾 00|0.0秒|0.0秒|HE &br;AP |
//|~|~|0mm/0|基×門|HE弾 00(0%)&br;AP弾 00|0.0秒|0.0秒|HE &br;AP |
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|A-B|100mm/47 OTO 1928|3基×2門|HE弾 1,500(6%)|6.0秒|3.5km|
//|~|B|0mm/0|基×門|HE弾 00(0%)|0.0秒|0.0km|
//|~|C|0mm/0|基×門|HE弾 00(0%)|0.0秒|0.0km|
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~魚雷|~船体|~口径|~基数×門数(片舷)|~最大ダメージ(浸水)|~装填|~射程|~雷速|~発見|
|~|A-B|533mm Si 270 G|2基×2門(2門)|9,607(220%)|47秒|8.0km|51kt|0.0km|
//|~|~|0mm|基×門(門)|00(0%)|0秒|0.0km|0kt|0.0km|
//|~|C|0mm|基×門(門)|00(0%)|0秒|0.0km|0kt|0.0km|
//|~|~|0mm|基×門(門)|00(0%)|0秒|0.0km|0kt|0.0km|
//魚雷を装備していない場合、枠ごと削除
//魚雷の口径は「魚雷発射管の口径+魚雷のモジュール名」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(11):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|A|短|13.2mm/76 Breda 1931|4基×2門|>| -| 0|0.0%|0.1-1.2km|
|~|~|中|40mm/39 QF MKII|2基×1門|~|~| 0|0.0%|0.1-2.5km|
|~|~|長|100mm/47 OTO 1928|3基×2門| 0| 0| 0|0.0%|0.1-4.0km|
|~|B|短|20mm/65 Breda 1935&br;20mm/65 Breda 1939|4基×2門&br;2基×1門|>| -| 0|0.0%|0.1-2.0km|
//|~|~|中|0.0mm/0|基×門| 0| 0| 0|0.0%|0.0-0.0km|
|~|~|長|100mm/47 OTO 1928|3基×2門| 0| 0| 0|0.0%|0.1-4.0km|
//|~|C|短|0.0mm/0|基×門|>| -| 0|0.0%|0.1-0.0km|
//|~|~|中|0.0mm/0|基×門| 0| 0| 0|0.0%|0.0-0.0km|
//|~|~|長|0.0mm/0|基×門| 0| 0| 0|0.0%|0.0-0.0km|
//対空砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
**ゲーム内説明 [#Explain]
アルベルト・ディ・ジュッサーノ級巡洋艦は、コンドッティエリ (傭兵隊長) 型巡洋艦の第 1 弾であり、フランスの大型駆逐艦に対抗すべく建造されました。この艦級は高速でそのサイズの割に良好な兵装を備えていましたが、その代償として装甲が脆弱でした。
**解説 [#Manual]
イタリアTier4巡洋艦。このTierとしては非常に近代的な艦様している。
-主砲
6インチ砲が前後共に連装2基、合計8門。弾種はAPとSAPの二種類。射程13.9kmは米[[Phoenix]]、仏[[Duguay-Trouin]]に次ぎTier4では3番手、威力はTier5のMontecuccoliと同じため斉射火力はあるのだが((SAP弾は威力がAP弾よりも大きく設定されており、そのαダメージは8インチHEに匹敵する。貫通力も8インチHEと遜色ない。代わりに跳弾が発生し、火災は起こせない。))、装填は15秒と驚愕の遅さ。更に輪を掛けて問題なのが砲旋回の遅さで、転舵に砲が追い付かない場面もしばしば。近距離でのダメージ交換などはもってのほかで、遠~中距離での戦闘が主体と考えるべき。
-魚雷
片舷に2門づつ搭載している。射程8kmと長めだが、雷速51ktとかなり遅く、威力も9,607と低いためメインで使える性能ではない。イタリア艦の魚雷は今後も低速・低威力・長射程の傾向が続く。射角は優秀で装填も速いので、敵が迫っている方向や煙幕内、海峡の隙間などに流しておくと敵を牽制でき、あわよくば当てることができる。接近戦での護身用には威力不足になりやすい、というかこの艦は後述する理由で接近戦に向かない。
-対空
「100mm/47 OTO 1928」連装3基はじめ、対空兵装は前級と比べてかなり強化されている。スペック上は同格巡洋艦内でも優秀な対空火器だが、有効射程はさして広くないため過剰な期待は禁物。
戦闘機を搭載しているが、防空任務には正直キツイ。主目的は索敵と考え、「落とせればラッキー」くらいのスタンスで。
-抗堪性
''は?なにそれ、おいしいの?''
「在って無い様なもの」ではなく、無い。撃たれようものなら、被弾の度にどこか壊れること請け合い。
前Tierの[[Taranto]]からTierが上がったにもかかわらず防御力は劣化している。周囲の砲性能も向上しているので少しでも雑な戦い方をするとあっという間に沈没することになるので注意
#fold(詳しく){{
前級は防護巡洋艦であったため、喫水線より深い位置に防御甲板が設置されていたので敵AP弾によるバイタル貫通は殆どといっていいほど起こらなかった。ところが本艦は軽巡洋艦。速力を発揮するための大きな主機は垂直の装甲板で防御されており、その舷側の装甲を砲弾に貫かれてしまうと大ダメージを受けてしまう。
VP部の垂直防御は一応は二重装甲になっているためHEやSAP弾の直撃でVPダメージが入るようなことはないものの、その厚さはVP本体側面が20mmとその両脇にある水雷防御が24mmの合計44mmしかない。さらにVPが前後に長く海面から上にあるため被弾面積がかなり大きいことも問題で装甲防御の面では良いところがない。
またこの24ミリという絶妙な装甲厚が曲者で、似たような装甲を持つフランス巡洋艦と異なり過貫通((装甲が薄すぎるあまり砲弾が船体を突き抜けてしまい、起爆しない現象))によるダメージ軽減を狙うことが難しくなっている((それでも過貫通を起こすことはある。近距離の大口径の砲弾に対しては不用意にナナメに傾けても貫通のチャンスを増やすばかりであまり防御には役に立たないことも多い。詳しくは後述。))。
}}
#fold(ではどうすれば良いのか?){{
まず舷側に命中する砲弾だが、24ミリの装甲は一見すると同格の巡洋艦が持つ6インチ以上のHE弾に貫通されるように思われる。(一般的な6インチHEの装甲貫通力は25mmであるため。)
ところが、ここは二重装甲の外側であるため空間装甲がダメージを吸収しノーダメージとなる。これは戦艦などの大口径HEでも同じ。舷側装甲が広いことはデメリットだけではないのだ。
また、対AP弾でも艦をしっかり斜めに傾ければ全ての巡洋艦APと殆どの戦艦AP弾を跳弾させられる((14インチ356mm以上の口径の砲弾は24mmを強制貫通してくる。彼らの砲弾は弾ける場所はなく、食パンのように全身に刺さってしまうので全力で避けよう。ただしマッチするのは同格では[[妙義>Myogi]]、格上の[[金剛型>Kongo]]、[[Pyotr Velikiy]]、[[New York]]とその姉妹艦[[Texas]]のみ))。ただしこれがシビアで、相手に対して30°以上傾けなければいけない。装甲自体は極めて薄いので少しでも角度が甘いと即貫通し即死する((外側の24mm装甲板の跳弾判定パスした砲弾は続いて内側の20mm装甲板の貫通判定に移る。既に24mmを貫通した砲弾を更に薄い装甲で止めるのは難しい。ただし、一部の信管作動が速い艦(英巡など)や極めて装甲貫通力の低い砲弾(駆逐APなど)はここで止まる可能性があるので30°に満たなくても少しでも傾ける努力は無駄ではない。))。過貫通に関しては、至近距離の大口径砲弾に対してだけ狙えると思っていこう。このような距離では30°以内の防御姿勢でも艦首の非装甲部を狙われると縦抜きが発生しかねないので、開き直って腹を90度に晒してしまうのだ。とはいえ副砲なども脅威になる距離なので、そもそも接近戦は絶対に避けるべき。
基本的には遠距離で回避をし、砲弾が飛んでくる時にはしっかり艦を傾けよう。傾ければ被弾面積が小さくなるので命中弾そのものも減る。主砲の装填が長いので射撃する時だけ艦を傾け、装填中は回避や防御姿勢を取ることもできる。これが近距離になると敵の砲弾はすぐに到達するので回避は難しい。精度的にも近距離ほど命中率が上がってしまう。
以上をまとめると、基本的に回避、巡洋艦駆逐艦のAPは弾けるので艦を傾けて応戦。不意の一斉射は即死する可能性があるので自艦のヘイトはよく確認したい。艦長スキル「敵弾接近警報」「危険察知」は有益である。
}}
相手に安易に腹を見せる=「死」と心得よ。
前述のように主砲の旋回が遅いので船体ごと回したくなるが、そうすると知らず知らずのうちに敵に腹を晒してしまう、という罠もある。
「撃たれない」位置取りと「当たらない」操艦が非常に重要。
-機動性
36.5ktとtier4巡洋艦トップクラスの速力。旋回半径も580mと優秀で高機動が可能。装甲は当てにせず、ひらりひらりと躱して進め。
&color(Silver){当たらなければどうと(ry};
機動性の良さに砲旋回が全く追いつかないため、転舵中は砲撃タイミングが掴めないことも。これは砲塔旋回速度を高める艦長スキル「歯車のグリスアップ」である程度補える。(それでも全力転舵には追いつかない。)
-隠蔽性
11.1kmと、このクラスとしては良くも悪くもない。
-総評
イタリアツリーでは初の近代的な容姿で、高機動・''&color(Red){超};''軽装甲の巡洋艦。
主砲は長射程で弾速は速いが、砲旋回が遅いため転舵しながらの戦闘は困難。
DPMも耐久も低いので、正面切っての殴り合いではなく、側面・裏取りなど、距離を保ちつつ、射程と足を活かした戦い方が求められる。
駆逐艦などの軽装甲艦艇に対しての本艦の一斉射は致命的なダメージを与えうるので、斉射火力を活かして敵の軽装甲艦艇を撃破していきたい。
**史実 [#History]
アルベルト・ディ・ジュッサーノ級軽巡洋艦はイタリア海軍で初めて建造された「軽巡洋艦」にあたる艦級。同型艦は4隻が建造され、全てにルネッサンス期以降のイタリアの傭兵隊長の名前が付けられたため「コンドッティエリ(傭兵隊長)型」とも称される。この「コンドッティエリ型」は本級以降のイタリア軽巡洋艦系列、[[ルイジ・ディ・サヴォイア・デュカ・デグリ・アブルッチ級>Duca degli Abruzzi]]までの各級の総称としても用いられる。Tier5の[[ライモンド・モンテクッコリ>Montecuccoli]]は第3グループ、Tier6の[[ドゥーカ・ダオスタ>Duca d'Aosta]]は第4グループとして本艦級に含まれる。
第一次世界大戦を通してオーストリア・ハンガリーが消滅したことによりイタリアは地中海での仮想敵国をフランスに定め、同国海軍が積極的に建造していた大型駆逐艦に対抗するために高速軽巡洋艦群コンドッティエリグループを建造。本級はその第一陣であった。実際に速力は37ノット代と高速で火力も6インチ8門と十分だったが、装甲は数十ミリと[[エミール・ベルタン>https://wikiwiki.jp/wobships/Emile%20Bertin]]顔負けの薄さとなっている。
1番艦アルベルト・ディ・ジュッサーノは1928年3月29日に起工、1930年4月27日に進水し、1931年2月5日に竣工した。第二次世界大戦では1940年7月のカラブリア沖海戦に参加したほか護衛任務や機雷敷設を担当していたが、1941年12月12日から13日にかけてのボン岬沖海戦と呼ばれる戦闘でイギリスの[[トライバル級駆逐艦>Cossack]]ら4隻に捕捉され魚雷3本を被雷。2番艦アルベリコ・ダ・バルビアーノ共々撃沈されてしまった。
#fold(ボン岬沖海戦){{
第二次大戦開戦以降、ロンメル将軍率いる北アフリカ軍団への補給を担当してきたのがイタリア海軍だった。しかしイタリアの燃料政策の失敗や現存艦隊主義、そしてタラント空襲による打撃などによりイタリア海軍は満足な海上作戦を行うことができず、空軍の非協力的な姿勢もあってマルタ島からの経空脅威にも悩まされたのである。
1941年3月以降、北アフリカではロンメル将軍のゾンネンブルーメ作戦とイタリア領リビアのトブルクを巡る攻防戦が発生。イタリア軍は緊急の輸送を行う必要が生じた。イタリア海軍は輸送船5隻と護衛の駆逐艦3隻の船団を差し向け、危険地帯を夜間に突き抜ける計画でこれに臨んだ。ところが船団はマルタ島からの偵察情報で早々に発見され、その誘導のもとでほぼ全艦がレーダーを装備した[[Jervis]]を旗艦とするイギリス海軍駆逐艦部隊の夜襲を受け、船団は全滅(タリゴ船団航路の戦い)。
そこでイタリア海軍はより強力で高速な巡洋艦を用いた作戦を企図、11月、これを護衛につけての輸送作戦を実施した。ところがこちらもレーダーを装備する軽巡洋艦[[オーロラ>Chung King]]率いるイギリス海軍K部隊に迎撃され、遠距離護衛部隊の巡洋艦トリエステ、[[トレント>Trento]]は誤射を恐れて介入ができず、またしても船団は全滅した(デュースブルグ船団の戦い)。
もはやイタリア海軍には通常の方法で物資を輸送する手立ては残っていなかった。
11月18日に始まったイギリス陸軍のクルセーダー作戦に北アフリカ軍団は果敢に抵抗し、幾つかの戦闘では勝利を収めたものので補給力の差は日増しに広がっていた。
後退するにもいよいよ燃料不足に陥った北アフリカ軍団の救援のためには高速の巡洋艦を輸送船の代わりに使用し、積載量を犠牲にしてでも運ぶ方法しか残っていなかったのである。
12月、第6戦隊所属のジュッサーノ級ルイージ・カドルナがベンガジへの強行輸送に成功。引き続き第4戦隊のアルベルコ・ダ・バルビアーノ、アルベルト・ディ・ジュッサーノおよび水雷艇チーニョによるトリポリへの輸送が行われることとなった。12月9日の出港はソードフィッシュなどによる妨害により断念したが、12月12日に再度シチリア島パレルモを出撃。マルタを迂回しフランス領海内を経由してボン岬沖を通過、トリポリへ向かった。ところが、この動きはイギリス空軍に探知されており、距離の離れたK部隊に代わり駆逐艦部隊([[トライバル級>Cossack]]シーク、マオリ、[[L級>Lightning]]リージョン、オランダ海軍イサーク・スウェールズ)が差し向けられた。第4戦隊は敵航空機に発見されたこと、イタリア空軍機がトリポリ方面に向かう駆逐艦を発見したことで当初の指令通り、作戦を中止し反転してパレルモへと帰投することを指示された。翌日までにイタリア空軍の支援範囲までの帰投を目的とする指示だった。しかし、皮肉にもこの行動でイギリス駆逐艦に追いつかれてしまう結果を招いたのである。
13日夜、レーダーでイタリア海軍を先制発見したイギリス駆逐艦部隊は先制雷撃を行う。この不意の雷撃で魚雷3本を受けた旗艦アルベルコ・ダ・バルビアーノはたちまち炎上し、沈没。続いて砲撃を受けたアルベルト・ディ・ジュッサーノも満載していた燃料に引火したちまちのうち炎上。反撃を行ったもののその後の魚雷攻撃で止めを刺された。極めて短時間で戦闘は終結し、海上には燃え上がる燃料だけが残された。
イギリス艦隊は戦果に満足したのか水雷艇チーニョにさしたる攻撃を行わずして撤退したが、救助活動は散発的な空襲により断念せざるを得なかった。
イタリア海軍のコンドッティエリ級は広い海域で速度と砲力により仮想敵であるフランス大型駆逐艦に対抗できる設計とされていた。ところが12月13日夜のボン岬沖はそのような強みを発揮できる場所では全くもってなかったのである。海岸に近く、視界は限られていたからだ。また、輸送用の燃料を極限まで満載していたため、容易に炎上し闇夜では的同然となってしまった。ロンメル師団救援のため、艦橋の通路などまで所狭しと燃料を積んでいたと言われている((1945年のペナン島沖海戦での重巡羽黒喪失の理由も満載していた輸送用燃料への引火だった。奇しくもこの時の相手も英駆逐艦部隊であった。))。
本海戦以降、遂に軍艦を利用した輸送も失敗し、レーダーを持たないイタリア海軍はシーレーンの維持は完全に諦めざるを得なくなったのである。
}}
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