Tier9 日本 重戦車 / 日本語表記:四式重戦車 略称:Type 4 H

↑ Type 4 Heavy + 12.7 cm/50 3rd Year Type
初期状態。主砲は五〇口径三年式一二糎七砲 。
いままでの日本重戦車たちと長い付き合いだった副砲塔がなくなり、非常にすっきりした外見に。
装甲は分厚いが、切り立つような垂直さは相変わらず。

↑ Type 4 Heavy + 14 cm/50 3rd Year Type
五〇口径三年式一四糎砲。
搭載する主砲は2種類とも海軍の艦砲。
各所のリベット、Chi-Riとほぼ同じデザイン、直視式の巨大なキューポラなどに日本らしさを残しつつも、千鳥足輪転、丸いエンジングリル、凹凸を噛み合わせて接合された砲塔の装甲などにドイツ重戦車の影響を感じさせる。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 2,150 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 290/140/140 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 25/12 |
| 重量(初期/最終)(t) | 158.65/160.51 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 9.35 |
| 本体価格(Cr) | 3,700,000 |
| 修理費(Cr) | 約19,000 |
| 超信地旋回 | 不可 |
| ロール | 攻撃的重戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 12.7 cm/50 3rd Year Type | 3.64 | AP AP HE | 242 277 64 | 550 550 750 | 2,000 | 0.38 | 2.5 | 830 900 730 | 80 | 790 4,800 670 | 4,245 | -10°*1/+20° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14 cm/50 3rd Year Type | 3.51 | AP AP HE | 257 290 70 | 600 600 800 | 2,105 | 0.4 | 2.7 | 850 900 750 | 60 | 1,195 4,800 905 | 5,600 | -10°*2/+20° |
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| Type 4 Heavy | 300/200/140 | 18 | 390 | 35,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| 2x Kawasaki Type 98 Kou (4) | 1,400 | 20 | 1,020 |
|---|---|---|---|
| 2x Kawasaki Type 98 Otsu (4) | 1,500 | 20 | 1,020 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| Type 4 Heavy | 18 | 40,000 |
|---|---|---|
| Type 4 Heavy Kai | 20 | 40,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| Type 3 Ko | 750 | 560 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| × | × | Class1 | Class1 | Superheavy | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 0.17% | 0.03% |
| 移動時 | 0.06% | 0.01% |
派生車両
| 派生元 | O-Ho(HT/177,700) |
|---|---|
| 派生先 | Type 5 Heavy(HT/257,560) |
開発ツリー
| 12.7 cm/50 3rd Year Type (初期/230,000) | ━ | 14 cm/50 3rd Year Type (64,600/332,000)) | ━ | Type 5 Heavy (257,560/6,100,000) |
| Type 4 Heavy (初期/50,000) | ||||
| Type 3 Ko (初期/54,000) | ||||
| 2x Kawasaki Type 98 Kou (4) (初期/51,000) | ━ | 2x Kawasaki Type 98 Otsu (4) (27,500/77,500) | ||
| Type 4 Heavy (初期/34,000) | ━ | Type 4 Heavy Kai (27,200/68,000) | ||
車両に関する変更履歴
| v0.9.17.1 | サスペンションType 4 Heavy Kaiの積載量を165,000kgから170,000kgに強化 15 cm/45 41st Year Typeを追加 履帯裏装甲を105mmから120mmに強化 |
| v0.9.20 | 車体正面装甲を変更 初期履帯の旋回速度を20°/sから15°/sに変更 後期履帯の旋回速度を22°/sから17°/sに変更 砲塔回速度を18°/sから17°/sに変更 |
| v1.5.0 | 14 cm/50 3rd Year Typeと15 cm/45 41st Year Typeの研究順と研究費用を入替え 15 cm/45 41st Year Typeの攻撃力を1,100/1,400から900/900に変更 15 cm/45 41st Year Typeの課金弾の貫通力を75mmから192mmに変更 15 cm/45 41st Year Typeの装填時間を24.5秒から22秒に変更 14 cm/50 3rd Year Typeの貫通力(mm)を249/282/70から257/290/70に変更 |
| v1.13.0 | 15 cm/45 41st Year TypeにAP弾を追加 15 cm/45 41st Year Typeの精度を0.52mから0.49mに変更 14 cm/50 3rd Year Typeの精度を0.42mから0.4mに変更 |
| v2.0.0 | 最大後退速度 10 → 12 車体 前面装甲 250 → 290 車体 背面装甲 150 → 140 サスペンション Type 4 Heavy 移動に伴う散布界の拡大 -17 % 〃 車体旋回に伴う散布界の拡大 -17 % 〃 旋回速度 15 → 18 〃 硬地盤での機動性 +21 % 〃 通常地盤での機動性 +20 % 〃 軟地盤での機動性 +18 % サスペンション Type 4 Heavy Kai 移動に伴う散布界の拡大 -18 % 〃 車体旋回に伴う散布界の拡大 -18 % 〃 旋回速度 17 → 20 エンジン 2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) (モジュール改名→ エンジン 2x Kawasaki Type 98 Kou (4)) 出力 1100 → 1400 エンジン 2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) (モジュール改名→ エンジン 2x Kawasaki Type 98 Otsu (4)) 出力 1200 → 1500 砲塔 Type 4 Heavy 車輌HP 2050 → 2150 〃 旋回速度 17 → 180 〃 砲塔 前面装甲 250 → 300 〃 砲塔 背面装甲 200 → 140 主砲 12.7 cm/50 3rd Year Type, 砲塔 Type 4 Heavy 装填時間 16.3 → 16.5 〃 照準時間 2.3 → 2.5 〃 砲塔旋回に伴う散布界の拡大 +8 % 〃 射撃に伴う散布界の拡大 +33 % 〃 ダメージ 450/450/610 → 550/550/750 〃 貫通力 230/258/64 → 242/277/64 〃 弾速 910/910/910 → 830/830/730 主砲 15 cm/45 41st Year Type, 砲塔 Type 4 Heavy (モジュール削除) 主砲 14 cm/50 3rd Year Type, 砲塔 Type 4 Heavy (モジュール改名→ 主砲 14 cm/50 3rd Year Type (4), 砲塔 Type 4 Heavy) 装填時間 19.8 → 17.1 〃 照準時間 2.9 → 2.7 〃 砲塔旋回に伴う散布界の拡大 -13 % 〃 ダメージ 600/600/770 → 600/600/800 〃 弾速 850/850/850 → 850/900/750 〃 砲弾3(HE)のダメージ半径 3.17 → 3.15 |
解説(v2.0.0)
- 概要
v0.9.10で追加されたTier9の日本重戦車。
O-Iの発展型とされる超重戦車の計画案である。
ここまで順当に大型化を続けてきたが、Mausを超えゲーム中最も大きい戦車となった。
しかし形状は異なっても、O-Iから続いてきた日重の特性と共通するものが非常に多く、基本の立ち回りはあまり変わらない。 - 火力
仰俯角は+20°/-10°と広い。背面では俯角制限がある。- 12.7 cm/50 3rd Year Type
初期砲。この時点で単発火力は550と、同格内上位に位置する。貫通力も初期砲としては十分であり、繋ぎとしては問題ない性能を持つ。 - 14 cm/50 3rd Year Type
口径は139.7mm。単発火力600を有し、ダメージ交換では多くの重戦車に有利を取れる。またDPMは大口径砲の中では良い部類であり、一発一発丁寧に貫通させていけばかなりの脅威となるだろう。
精度、照準時間は悪く、小さい弱点を狙うことは苦手。とはいえ口径を考えればそこまで劣っているわけではない。
貫通力は通常弾は優秀な部類。プレミアム弾も標準化の強いAP弾ということを加味すればまずまずであり、傾斜装甲に対しては比較的貫通させやすい。特に、46.5mm以下の装甲には跳弾されないため、M103、T110E5、Object 257等の側面や天板装甲に対して有効である。一方でType 4 H自身やTiger-Maus、Ho-Ri 1のような分厚い垂直装甲には分が悪い。
- 12.7 cm/50 3rd Year Type
- 装甲
正面装甲は290~300mmに達し、通常弾や榴弾、貫通力の低いプレミアム弾にはとことん強い。
副砲塔も廃止され、遂に弱点が無くなった・・・ということはもちろんなく、砲塔のキューポラと車体正面の副砲・バイザーが弱点となっている。
また車体形状の関係で、装甲厚の数値以上の防御力を発揮することは苦手である。同格・格下であっても高貫通の金弾を使われている場合には装甲があてにならない局面もある。車体サイズが規格外に大きく、隠蔽率も0に等しいため、被弾する機会が他国の重戦車以上に多い。防御力が高いとはいっても、不用意に攻撃に晒されることのないように注意したい。
その代わり、Tier9車両中トップクラスの2,150ものHPを擁する。市街地などでの擬似ターン制での戦闘中では優れたしぶとさを発揮する。天板は90~75mmと分厚く、自走砲の榴弾が貫通する心配はない。
- 砲塔
正面は満遍なく300mmと非常に厚い。しかし、これまでの車輌では目立たなかったキューポラが巨大化してしまっている。装甲は220mm程度であり、このTier帯では通常弾でも貫通される。真っ先に狙われると心得よう。
また、正面装甲も防楯なども無く広々と垂直装甲が広がっているため、貫通力320mm~クラスの砲弾には弱点を狙うまでなく貫通される。
互いハルダウンした状態での戦闘は自身の低精度・低貫通もあり金弾飛び交うこのTierでは不利である。
なおE 100やMausでは効果的なよそ見だが、上から見ると六角形をした砲塔形状のためE 75などと同じく効果は薄い。
砲塔左右の側面にある円筒形の測距儀は、150mmの空間装甲と裏装甲0mm判定となっている。正面から狙うのは難しいが、付け根に当たると貫通160mm程度でもダメージが入る。 - 車体
正面垂直部分は概ねまんべんなく290mmで、砲塔と同じく通常弾はほぼ防ぐことができる。傾斜している部分は真正面からだと350mm以上になるためまず抜かれない。
弱点は、車体前面の機銃部分と操縦席にある二箇所の四角いエリア。ここは240mmであり、同格車輌であれば通常弾でも貫通可能となっている。
切り欠きは230mm。真正面からであれば固いが、傾斜が殺される昼飯の角度は得意ではない。車体を傾ける場合は、必ず切り欠きを隠せる障害物を確保すべきである。抜かれてしまうと弾薬庫も破損する。側面は投影面積が非常に広く、物影に隠れるのも一苦労する。
上部は垂直140mmで、数字だけ見れば同格重戦車の中ではMäuschenに次ぎ分厚いもののこの巨体に対しては少々不足気味で、また大きな弾薬庫判定がある。
下部は130mm+サイドスカート35mmでありHEATやHEには強い。履帯は50mmの空間装甲であり、昼飯の角度をとっても履帯裏は簡単には貫通されない。
- 砲塔
- 機動性
エンジン出力は重量に合わせて日本重戦車の中で最も高く設定されているので、出力重量比は最低限確保されている。しかし鈍重であることには変わりない。
当然ながらこの機動性にこの巨体では自走砲の恰好の的である。装甲が厚く榴弾に耐性があるとはいえ、自走砲に一度目を付けられると逃げるのが難しくなるため、開幕の移動時はやや遠回りした方が安全だろう。
また超重戦車の定めとして、高機動の車両にまとわりつかれると車高の問題もあり手も足も出なくなる。MTに接近され背中を取られるような立ち回りは厳に慎みたい。
- 総論
大まかな運用はこれまでの車輌と変わらない。大口径の主砲と分厚い装甲を武器に前線を構築することができる。
砲塔の弱点が大きいため、ハルダウンはあまり意味が無い。主砲も精度が悪いため、互いにハルダウンするような地形では不利になりやすい。車体全体を使った壁などでの防御のほうが、本車輌には向いているだろう。
車体形状の関係で、数値以上の防御力を発揮することは苦手とする。同格以上のプレミアム弾には厚い装甲も貫通されやすいため、格上戦場では味方のフォローやダメージ交換などに戦術を切り替えよう。
史実
ゲーム内の説明では「四式重戦車 (Type 4 Heavy、または Type 2604) は、二次大戦中に開発された超重戦車オイ (O-I) の派生型の計画案のひとつです。敵要塞に対する突破攻撃や沿岸防衛に用いるための車輌でした。」と書かれている。
Tier9~10の日本重戦車は、情報が極めて少なく説明に苦慮する。
これらの戦車の出所は、SerB曰くグリゴリエフというソ連の技術者のアーカイブから来ているらしい。出典
しかし、この情報に先行して日本の匿名掲示板には、SerBが「沿岸防衛用に計画された406mmの至近弾に耐える超重戦車の資料を日本で購入交渉中」という旨の発言をしているとの情報が寄せられていた。出典
砲塔に関しては、満州でトーチカとして利用されていた事を示す画像が存在しているが、詳細不明で、真偽の程も定かではない。

ゲーム中で本車の装備している12.7 cm/50 3rd Year Type、14 cm/50 3rd Year Type、15 cm/45 41st Year Typeはいずれも日本帝国海軍の艦船に使用された砲である。
12.7 cm/50 3rd Year Type(五十口径三年式十二糎七砲)は、吹雪型駆逐艦、白露型駆逐艦、初春型駆逐艦、朝潮型駆逐艦、陽炎型駆逐艦、夕雲型駆逐艦、島風型駆逐艦などに搭載された艦砲とその改良型の事である。
荒天時や交戦時の微砕片よけに対応する為、駆逐艦搭載砲としては初めて標準で全周囲に防盾を施した砲であった。
ゲーム内では、本砲用のAP弾として12.7 cm Capped Commonが存在するが、史実に相当する砲弾は存在しない。もちろんそれでは話にならないので、ゲーム的な"あや"で作られた架空の砲弾だと思われる。
14 cm/50 3rd Year Type(五十口径三年式十四糎砲)は、伊勢型戦艦や長門型戦艦の副砲、天龍型軽巡洋艦、5500トン型軽巡洋艦や各種艦艇の主砲として使われた。
15 cm/45 41st Year Type(四十五口径四一式十五糎砲)は、河内型戦艦の副砲である。
金剛型戦艦や扶桑型戦艦、阿賀野型軽巡洋艦などに搭載された五十口径四一式十五糎砲とは別物である。
なお、本砲用のAP弾としてCommon Type 91(九一式通常弾)が存在するが、これは五十口径三年式二号二十糎砲の対空砲弾の名称である。史実的には半徹甲弾であるCommon No.4(四号通常弾)などが正しい。
余談になるが「3rd year type(三年式)」の数字は、皇紀ではなく「大正3年」及び「昭和3年」を示している。
日本の兵器の年式は、明治時代の三八式歩兵銃など年号を付けていたが、時代が昭和に下ると数字が前後したり重複したりして混乱が生じる可能性が出てきたので、兵器の年式に皇紀を採用するようになった。
情報提供
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使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
↓アーカイブに重複内容が無いか確認し、考えてから書き込みをしましょう。
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曲面装甲で手数型の71式と垂直装甲で単発型の4式/5式って棲み分けができたら最高なんだがなぁ、ツリー放棄で上位互換の71式出すから乗員転換してねで終わりそうなんだよなぁ。 -- 2022-12-26 (月) 16:55:16