イベントストーリー
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過去ストーリー
巨木の森の物語を聞いたことはあるかな?
そこは神秘的で美しい大森林。
たくさんの木々が生い茂り、良い香りの美しい花々が咲いていた。
春は春風が巨木の森の芝生を撫で、鳥たちが枝で巣を作る。
夏は花々が咲き誇り、蝶たちがその周囲で舞い踊る。
秋は曲がりくねった枝にずっしりとした果実が実る。
冬は騒がしく、小鳥たちは雪の積もった枝の上で元気に跳ね回る……
そんな巨木の森の奥には、「生命の木」と呼ばれる大樹が聳え立っていた。
大樹の傍には森で最も美しい風景が広がっていたのだ。
大樹の近くでは、様々な動物たちが楽しく暮らしていた。
ウサギやハリネズミ、そして小鳥も、みんなここが大好きだ。
巨木の森は動物たちの家であり、生命の木は巨木の森の心臓と言える。
動物たちは大樹の傍で成長し、遊び、ふざけ合い……
生命の木の陰で眠ると、見る夢までそれはそれは甘美になるのだそうだ。
そして巨木の森には、ミスター・エッグシェルというロボットもいた。
彼がどこから来たのか、いつから来たのかは、誰にも分からない。
しかし、ミスター・エッグシェルが草むらでうたた寝するのが大好きだということだけは、なぜか皆知っていた。
天気がいいときは、梢の隙間から援かな日差しが射し込み、ミスター・エッグシェルのおなかをポカポカに温める。
動物たちはそんなミスター・エッグシェルの体にこっそりと登り、彼の鉄のお腹をくすぐるのが好きだった。
しかし、ミスター・エッグシェルが怒ったことは一度もない。
森の動物たちが、彼にとって愛おしい存在だったからだ。
巨木の森の日々はなんて静かで素晴情らしいんだろう!
ここには締麗な風景があり、柔らかい草むらがあり、食べきれないほどの甘い果実がある。
そして何より、傍には無数の仲間と家族たちもいるのだ……
ここは動物たちの家であり、彼らが成長する場所でもあった。
小鳥たちはここで羽ばたく方法を学び、リスは生命の木の枝で登る方法やジャンプすることを覚えていたのだから。
ミスター・エッグシェルはこの優しくて静かな森でずっと眠っていたかった……
しかし、それは音もなく訪れた。
それはいつもと変わらない朝、騒がしい音が巨木の森の静けさを破った。
大森林の外で、電動のこぎりを持った人間たちが、大きな笑い声をあげながら森へ入ってきたのだ。
彼らの歩みは重々しく、蜜蜂や蝶たちは驚いてあちこちに飛び回った。
彼らが立てる音は騒がしく、リスやウサギたちは驚いて木陰へと隠れた。
……電動のこぎりの音を聞いたことはあるだろうか?
耳をつんざく電動のこぎりの音はまるで怪物の咆哮だ。
あの人間たちは電動のこぎりで小さな木を、そして大樹を切り倒した。
生命の木もその蹂躙からは逃れられなかった。
古い枝が折れる音はまるで骨が折れるように聞こえ、年老いた老人の苦し気なうめき声にも聞こえた。
木の葉がパラパラと落ち、木々は「ドンッ」という音と共に地面に倒れた。
木の穴に住んでいた動物たちは逃げ惑い、低木に住んでいた動物たちは震えていた。
彼らは大樹が1本、2本と倒されていくのを眺めた……
彼らの家だったものだ。
雲が太陽を覆い、眠っていたミスター・エッグシェルはやっと目を覚ました。
人々はこの錆びついたロボットに見向きもしなかった。
彼らが動物の悲しみや怒りを気にしないのと同じように。
ミスター・エッグシェルは森を破壊する人々を阻止しようと努カしたが、彼らから守れたのは、枝が折れ、葉もすべて落ちてしまった生命の木だけだった……
ほんの数日後、人々は木の幹を回収し、巨木の森には荒れ果てた景色しか残されていなかった。
ここはかつてどれほど美しい土地だったか。
そして可哀想な動物たちは、生きるために故郷を離れるしかなかった。
ミスター・エッグシェルは彼らを責めることもなく、皆の故郷を滅ぼしたあの破壊者たち、悪人たちを憎んだ。
日差しはもう巨木の森に当たらない。
ミスター・エッグシェルも、巨木の森のそばでじっと待つことしかできなかった……
庭師:……
庭師:こんにちは。巨木の森の御客様ですか?
庭師:待ってください。あなたが……あなたが私のノートを見たんですね!
庭師:はあ、人のものを勝手に見るのは良くありませんよ。でも、巨木の森の過去を見せてしまったのは残念です。
庭師:私は森の精。巨木の森が破壊されて以来、ずっと巨木の森の生気を取り戻したいと思って努力していました。
庭師:でも、私1人の力はあまりにも小さい。誰かが手伝ってくれたら……うん?手伝ってくれるんですか?
庭師:【生命の木】は巨木の森全体の核です。私たちの目的は、破壊された【生命の木】を生き返らせること。
庭師:どうか森林の輝きを集めるのに協力してください。それらを使えば【栽培ショップ】で生命の木の成長値を増やすアイテム、例えば如雨露や除草剤などを交換することができます。
庭師:あなたの日々の努力は【栽培日誌】に記録されます。ええ、先ほどあなたが覗いた本です。
庭師:森を蘇らせるには生命の木の【成長値】を上げるしかないのです。ミスター・エッグシェルと動物たちの家を再建しよう!
庭師:お礼として、巨木の森からこの小さな木をプレゼントします。友達と一緒に【合同栽培の庭】で育てて、飾り付けることができますよ。
庭師:何はともあれ、ありがとうございます。何か問題があったら、いつでも隣のツリーハウスに来て私を訪ねてくださいね。さあ、行ってください。森にはあなたに会いたがっている子もいるのです。
庭師:彼らは巨木の森を再建する間の最高の仲間となります!
生命の木
フクロウ
- 成長値300
フクロウ:おや、さっき……生命の木が少しエネルギーを取り戻したような?
フクロウ:ありがとう。
フクロウ:未来の巨木の森は、君のおかげで活力を取り戻す……
- 成長値600
フクロウ:さっき……生命の木に新しい葉っぱが生えた。
フクロウ:ありがとう。
フクロウ:あなたのおかげで、一緒に巨木の森をより良いものにできる。
フクロウ:懐かしいなあ、巨木の森が蘇ったら、また前みたいに高い白樺の木に登れる……
- 成長値1200
フクロウ:生命の木がまた少し回復した。
フクロウ:森の蘇生にどんどん近づいている。
フクロウ:毎年、生態が破壊されて故郷を追われる動物たちが無数にいる。
フクロウ:そのせいで絶滅してしまう種族もいる。
フクロウ:もしもっと沢山の人があなたみたいに私たちを手伝ってくれたら……
フクロウ:人間の未来は私たちと繋がっている。
フクロウ:協力を惜しまないでください。
- 待機画面
フクロウ:こんにちは、今日は良い天気だね。
フクロウ:巨木の森は私が見た中で一番きれいな森だ。
フクロウ:いつになったら長旅ができるかな?遠くへ飛んでみよう。
フクロウ:一緒に晩餐でもどう?今夜の献立は昆虫、カエル……
フクロウ:高い木の上に住んでいるんだ。ここ数年気が減ってきているから心配だな。
フクロウ:木の上に有害物が出現した。今すぐ見に行こう!
フクロウ:夜に出歩いて、神秘的で美しい夜の風景を鑑賞するのが好きだ。
フクロウ:あららら、また羽が落ちちゃった!
フクロウ:私の目は未来を見ることが……いや、ただ夜目が利くだけだ。
フクロウ:巨木の森と、そして私と一緒にいてくれてありがとう。
傭兵
- 成長値300
レッサーパンダ:生命の木がどんどん元気になっている!
レッサーパンダ:う、リンゴを食べられる日がまた近づいたよ。
- 成長値600
レッサーパンダ:生命の木に新しい葉っぱが生えた!
レッサーパンダ:生命の木が元気になるまであなたに協力する!
レッサーパンダ:だって、ここはかつて私の友達と家族が暮らしていた場所だから。
レッサーパンダ:だからこの土地が枯れて、ボロボロになってしまっても、私は……
レッサーパンダ:私はここに残る。家族と仲間が帰るのを待つんだ。
- 成長値1200
レッサーパンダ:巨木の森の再生まであと少し!
レッサーパンダ:手伝ってくれてありがとう。お疲れ様。
レッサーパンダ:機会があれば、この手で植えたリンゴをあなたにご馳走するよ。
レッサーパンダ:巨木の森の戦士は苦しい環境に臆さない。
レッサーパンダ:しかし、故郷が破壊され、家族と離れ離れになるのを見たい者なんていない。
レッサーパンダ:ありがとう。今後も私たちの家のために頑張ってくれるかな?
- 待機画面
レッサーパンダ:やあ、俺はレッサーパンダだ。
体は小さいが、とても勇敢な動物なんだぜ。
レッサーパンダ:よく俺をアライグマと一緒にする奴がいるんだ。
レッサーパンダ:腹減ったな……最後のリンゴを食べよう……
レッサーパンダ:植樹といえば、リンゴの木を植えたい。え?実るのは2年後?
レッサーパンダ:私は小型哺乳類だけど……ふん、喧嘩するとすごいんだぞ。
レッサーパンダ:お前はいい奴だな。危なくなったら俺が守ってやるぞ!
腹が減ってないか?リンゴを半分分けてやろう。
レッサーパンダ:木の上に有害物が出現した。今すぐ見に行こう!
レッサーパンダ:少し、昔の仲間たちが懐かしい……
レッサーパンダ:遠くから飛び立った動物は、いつになっても自分の故郷を思い出すんだ。
たとえそこがどれほど荒れ果てていても……
レッサーパンダ:巨木の森が早く回復すればいいな!
機械技師
- 成長値300
リス:わあ!気のせいだろうか?
リス:生命の木が更に元気になった気がする。
リス:ありがとう。この調子なら、いつかまた仲間たちに会えるかもしれない!
リス:あと……父親にも。
- 成長値600
リス:わあ!生命の木に新しい葉っぱが生えた!
リス:森が破壊される前の頃を思い出すなあ。
リス:春になると生命の木は緑の芽を生やし、ミスター・エッグシェルが根元でうとうとしているんだ。
リス:あの頃はいつもミスター・エッグシェルを取り囲んで遊んで……とても楽しい日々だった。
リス:父さんに私の夢は機械技師になることだって言ったの。
リス:いつも寝てばかりのミスター・エッグシェルを起こして、一緒に春の森と日差しを楽しんでもらうんだって。
リス:今はミスター・エッグシェルは起きたけど、故郷も家族もいなくなった。
- 成長値1200
リス:良かった。大森林の再生にまた近づいた!
リス:あなたは大森林を回復させ、私たちを守ってくれた良い人だ。
リス:でも、悪い人間もいる。
リス:彼らは木を切り、森の動物たちを捉える。
リス:彼らにも家があり、両親もいる。
リス:でも連れていかれた人たちは二度と戻ってこない……
リス:彼らの何が悪いというんだ?
リス:巨木の森の再生まであと少しだ。
リス:引き続き頑張ろう。
- 待機画面
リス:やあ!こんにちは!私は巨木の森の機械技師、リスだよ!
リス:松ぼっくりが1つ、松ぼっくりが2つ……
リス:私はミスター・エッグシェルが大好きなの。ほら聞いて、彼の美しい「ボンボン!」っていう音!
リス:木の上に有害物が出現した。今すぐ見に行こう!
リス:機械の研究が好きなリスなんて、変わってる?
リス:お父さんに会いたいな。どこに行ったんだろう?
リス:大森林は動物たちの故郷なの。
リス:今日は生命の木に水をあげた?
リス:今年は、香ばしい松ぼっくりが食べられるかな?
リス:一緒にいてくれてありがとう。巨木の森が早く再生しますように。
エピローグ
庭師:生命の木……生命の木が本当に蘇った!
庭師:あなたのおかげで、巨木の森はすぐに昔の姿を取り戻すことができるはずです。あの動物たちも……家への帰り道を見つけるはずです。
庭師:手伝ってくれてありがとう。巨木の森はいつでもあなたを歓迎します!
庭師:あと、ここを離れる前に異なる段階まで再生した生命の木のプレゼントを受け取ってくださいね。
庭師:そしてこの美しい森と、その住民たちのこともどうか忘れないで。
庭師:……万物にはそれぞれ生存する権利がある。命を守り、その生存環境を維持するのは、私たち全員の責任だ。
巨木の森が蘇ったなんて!
皆の協力のおかげで、生命の木は再び新しい葉を生やし、小さな花を咲かせたのだ!
信じられない光景だ。
ミスター・エッグシェルも、こんな幸せな日を迎えられるとは思わなかっただろう。
生命の木の力が少しずつ森全体に行き渡った。
草が青々となり、あちこちから可愛いキノコと綺麗な野花が頭を出す。
そして空は晴れていき、爽やかな土のにおいが混じったそよ風が草を撫でている……
ミスター・エッグシェルは大喜びだ。
だが、もっと嬉しいのはようやく家に帰れる動物たちに違いない。
彼らはあちこちから大急ぎで家へ戻ってきた。
ようやく、ようやくかつての故郷に帰れたのだ!
美しい巨木の森は昔と同様、ミスター・エッグシェルと無数の動物たちの記憶を抱えている。
太陽は暖かく、新しく生えた芝生はフワフワだ。
ミスター・エッグシェルは草むらに横たわり、安心して眠りについた。
今度の夢にはもう、侵入者も悲しみも、破壊された家もない。
ここにあるのはあの子たちの笑い声と、暖かい日差しのにおいだけ……