クレイバーグ競馬場
オブジェクト
死の白馬サインラスの埋葬場所。
骨の近くにはサインラスの幽霊がおり、近付くとコースへ走り出して消える。
「GOLD CUP」
「PARADE RING(パドック)」
「SCORE BORD(得点板)」
「WIN(勝利)/TURF PLACE SHOW PROBABLES(芝地…)」
未解読あり
「QU'EST-CE QUI ME REVIENT EN CET INSTANT?」
フランス語で、直訳は「この瞬間、私に何が戻ってくるのでしょうか?」転じて「今、私に何が起こっているのでしょうか?」。
「WELCOME(ようこそ)/???」
未解読
クレイバーグ競馬場の地下室は固有のデザインになっている。
地下には吊るされた馬や何かの施設の痕跡がある。
落書き
その他
- 記憶の灰燼・上より
Best-selling Horror Novelist――Orpheus Latest Release
ベストセラーホラー小説家ーーオルフェウスの最新作!
This is a novel with a new concept.
これは新しい概念の小説。
The writer Orpheus devoted a lot of effort to this novel.
作者のオルフェウスはこの小説に多大な労力を費やした。
For this novel, he went to the abandoned racecourse for a long time and collected a lot of inspiration.
この小説のために彼は何度も廃競馬場に通い、多くのインスピレーションを集めた。
This novel also expounds the supernatural events in it.
この小説はその中のスピリチュアルな出来事も説明している。
I hope this novel will bring you a new impression.
この小説があなたに新しい印象を与えることを願って。
《Thee White Steed of Death》
「死の白馬」
- 遺恨の白馬イベントより
- 鉄スコップ
錆びついた鉄スコップ。使用に差支えはない。
- 展望塔の望遠鏡
古い望遠鏡。
当時の競馬鑑賞のために準備されたもののはずだ。
- 馬骨墓
コースに沿っていつまでも走り続ける幻影。
- 幽霊馬
あれは……何?
- 縄
かなり丈夫そうな縄。
荷物を縛るためのものに見える。長さは十分足りるはずだ
- 馬小屋前のプレート
セㇾネスのプレート。
下のほうに一回り小さい文字で「An meine geliebte Maria」と綴られていた。
- 噂
噂がもたらした暗雲は、時間と共に散ることはなかった。
「ほら、また彼女だぜ」
「あの噂って本当かしら?」
「どうだろうな?ウィーンのマリー、パリのマリー、ハプスブルグのマリー、ヴァロワのマリー、あの小説知ってるだろ?」
「彼女らは皆、名前がマリー!」
「皆貴重なネックレスを所有してたってさ!」 - 1枚のスカーフ
くすんだ赤の蹄の痕と、足跡や手形が残っている。
年月が経ったことも、泥の色に見えなくもないが、もしかしたらこれは…
記者:サインラス。ヤグルマギクの模様。ここで飼っていた馬の名前なのか?
記者:最愛のマリーへ。マヌスがマリーに贈ったという馬を駆っていた場所かも。
記者:もしあの噂が本当なら、2人は仲睦まじい夫婦だった。少なくとも、その時までは…… - 傷痕
くすんだ赤の蹄の痕と、足跡や手形が残っている。
年月が経ったことも、泥の色に見えなくもないが、もしかしたらこれは…
- 途切れた縄
枯れた大樹に、途切れた麻縄がぶら下がっている。
- 奇妙な横断幕
「生死の境」……競馬会の横断幕のはずだが、内容は英語とフランス語の2種類の言語で書かれており、英語の部分はやや新しく、フランス語のものは比較的古いものに見える。
ただ、これだけは英語の横断幕と同じ時期の物らしい。
- 栄誉
たくさんのメダルや賞状。すでにボロボロになっている。
ほとんどがセㇾネスという名前の馬のものだ。
- 奇妙なカメラ
まだ使えるが、長らく手入れされていないからか、フィルムが中に引っかかっていた。
何が撮影されたのかは分からない。
- 傷痕
赤茶色の手形。
メダルに近いほど形が不完全だ。
- 鉄スコップ
- 追憶の白馬モードより
これは趣向を凝らした試合であり、一刻を争う狩りでもある。
誰も足を止めず、誰も追いつかれることを望まない。
心臓が永遠に脈打つように、前へ進む足並みも止まることはない。
この先にあるのは未来であり、栄誉だ。
そして背後にあるのは…過去であり、悪夢だった。
見るな。止まるな。たとえ運命が背後に迫ってきても。
環状のコースに終わりはないが、一時的なものだとしても勝者は生まれる。
勝者の過去を追及する者はいない。
勝者が何を踏みつけ、最後まで駆け抜けたのかを気にする者もいない。
観客たちは花束を投げ、満足げにこう讃えるのだ。「素晴らしい試合だった」と。