シーズン24

【デザイン過程】

• プロット
  今回の宝箱は「竜」の主題を選んだ。
  作曲が演じる竜狩人は、竜を攻撃的で貪欲で偽装に長けた生き物だと思っている。
  彼は赤竜と白竜の2つの一族の結合体だが、血脈はあくまで利用できるチップにすぎないと考えている。
  彼は竜を狩ることで力を得ており、自身の暴行を「救済」と自負しているが、狂熱的な占有欲とコレクター狂の傾向がある。
  それはまた、「竜」に属する悪い癖が彼の骨子に流れている事の照明でもある。
  私たちは騎士の柔らかい鎧、格好いい外套、竜の爪と竜の目の要素を中心にデザインした。
  赤と白の色を組み合わせ、邪悪な竜狩人のイメージを主に際立たせた。

• 美術
  
  背景ストーリの設定に基づき、私たちは邪悪な竜狩人のイメージを表現したかった。
  赤と白の髪色は彼が赤竜と白竜の2つの一族の結合体であることを暗示している。
  同時に鎧のマントといくつかの竜の装飾要素を身に着けている。
  
  第一版のスケッチは全体的な配色が細かすぎた。
  服装の構造が洗練されておらず、髪型が乱雑で、全体的な気質が欠けている。
  
  私たちは案3を選択して第一版を調整した。
  しかし、効果はまだ理想的ではない。
  デザインにハイライトがなく、形状構造が比較的平坦で、キャラクターも邪気感に欠けている。
  キャラクターの気質を把握するため、私たちは案を再作成した。
  また、衣服全体の構造を最適化して豊かにし、より写実的に洗練させた。
  しかし、全体のデザインが暗く、服装の精緻さを改善する必要がある。
  
  これまでの案を基礎に華麗さの向上に重点を置き、細部のデザインを豊富にした。
  調整の後、竜狩人のデザインが完成した。

• 原画の細部展示
  
  赤と白の髪色は異質な気高さを醸し出している。
  同時に竜狩人の身体に流れる赤と白の2つの一族の血を宣告する。
  黄金の竜角は髪に隠れているため、簡単には気付かれない。
  
  竜狩人の方には邪悪な竜の爪が伏している。
  結局のところ、悪魔を殺すのか、それとも悪魔そのものなのか？
  
  血紅の瞳は古代の竜族に由来しており、彼はそれを戦利品として身に着けている。
  両方の竜族の血脈の嵌合体として、彼は竜族という汚れた代名詞を心から嫌っていた。
  
  荒れ狂う炎は鋭い剣となり、竜を狩る力となった。

• 展示画面
  
  白竜を代表する鐘の守り人の棺と赤竜を代表するマダム・レッドドラゴンが次々と現れる。
  竜狩人は跳躍して見事に撃退し、最後にその場に着地して精緻な短剣を手に弄んだ。
  
  赤と白の竜族の2つの力が密かに衝突し、竜狩人は一瞬抵抗できなくなったように見えた。
  しかし、最終的に彼は2つの力を統合して解き放ち、それらを再び短剣に封印した。

• 特殊効果
  
  竜狩人の一連の行動と共に、彼の全身も眩い黄金の光で満たされている。

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  納棺師-鐘の守り人は白竜一族の信者で、長年教会で潜伏してマダム・レッドドラゴンを幽閉した「沈黙の鐘」を守っている。
  私たちは合唱隊の服装を参考にした。
  純粋で純潔なカラーリングを主要素とし、彼の神聖で弱く無害な気質を強調している。
  竜の鱗は首の横にあり、露出した皮膚はまだ彼の隠された身分を暗示している。

• 美術
  今回の納棺師衣装の主題は白竜の力を持つ聖歌隊の少年だ。
  聖職者の名の元に正しさを自称しているが卑劣な方法で殺人を行っており、全体的に弱く無害で神聖な雰囲気を与える。
  第一版のスケッチ案は服装のスタイルが要求と符合しているが、全体の気質と配色に神聖な感覚が欠けている。
  デザインの主題も不明瞭なため、配色といくつかの細部は本末転倒だ。
  
  調整後の服飾は黒と白の配色を中心に淡い金色の模様をあしらっている。
  髪型を綺麗に整え、鍵・竜の鱗・宝石などの要素を追加した。
  
  その後、服飾を最適化し、プロットの原型に従って手袋が除かれ、納棺師-鐘の守り人のデザインが完成した。
  

• 原画の細部展示
  
  優雅なサファイアが暗いショールに嵌め込まれている。
  精緻なレースの襟元は聖歌隊の少年の聖潔で憂鬱な気質を際立たせる。
  
  不意に首の横に露出した竜の鱗は鐘の守り人と白竜一族の秘密の繋がりを暗示している。
  
  竜族の象徴のレリーフが嵌め込まれたスーツケースは2つの重い鎖に縛られている。
  何か人に言えない秘密が隠されているようだ。

• 展示画面
  
  鐘の守り人は中央の巨大な疑似文字盤と共に現れ、鍵を握ったまま目を閉じて熱心に祈った。
  
  静謐で聖潔に見えた棺は、突然神秘の力が蠢き殻を破って出ようとしているかのように震え始めた。
  鐘の守り人も目の前の光景に圧倒され、慌てて二歩下がった。

• 特殊効果
  
  鐘の守り人は優雅にひらひらと舞い、襟のサファイアは明るい光沢を漂わせる。
  身体の周囲には微かな銀の光が点在している。

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  夢の魔女-マダム・レッドドラゴンは戦争で最後に生き残った竜だ。
  彼女は白竜の信者たちに連れ去られ、ずっと高地の教会に隠れていた。
  彼女には拘束感と異質な神聖感を同時に体現する必要がある。
  それと同時に、「竜」として竜の鱗や竜の尾等の要素を組み合わせて夢の魔女の身体の部分をデザインした。
  信者は夢の魔女を守る教会の一員という設定で、白竜陣営の衣装に身を包んでいる。
  手に持っている武器も巨大な時計の針だ。
  ただし看守であろうとも、監禁された竜に直面すると悪寒と恐怖を覚える。

• 美術
  文案の要求に基づき、今回の夢の魔女の衣装は投獄された高貴な赤竜という設定だ。
  修道女の服装といくつかの竜の特徴が必要だった。
  
  スケッチ段階では文案に応じてより符合した方向性がすぐに出された。
  しかし依然として高級感のある仕立てと竜族の特徴が欠けていたため、2つのスケッチを組み合わせて材質の表現と装飾の細部を強化した。
  
  組み合わせた後の案は時計の要素の表現を強化し、「時計に縛られた赤竜」の設定をより良く表現している。
  同時に金色の襟口のストールの等級感を強化し、竜の尾の特徴を大幅に強めた。
  その後、これに基づいて完成まで洗練した。
  
  最終的に迷霧感のある特殊エフェクトを加え、キャラクターの眠りに陥った神秘の雰囲気を強めた。

• 原画の細部展示
  
  光を放つ胸の時計はマダム・レッドドラゴンの身分の象徴でありながら、古い名も無き枷でもある。
  首のルビーは華やかかつ上品で、持ち主の当時の栄光を示している。
  そして重ねられた時計のチェーンの首飾りは、囚われの境遇を暗示している。
  
  エレガントに作られたショールはマダム・レッドドラゴンの竜族での高貴な地位を示しており、冒涜を許さない威嚇感も増す。
  たとえ華美な服装をしていても、彼女が監禁されているという秘密の真相を隠すことはできない。
  
  重い鉄の鎖が彼女の竜尾を包み込んでいる。
  竜族の身分の覚醒を抑えようとしているかのようだ。
  
  赤竜の魂をしっかりと閉じ込めているかのように、信者たちは重い時計の針を握っている。
  しかし、誰が看守で、誰が階下囚なのか？

• 展示画面
  
  暗闇の中、不可視の竜狩人がマダム・レッドドラゴンを攻撃する。
  彼女の血に隠された竜の力が密かに目覚め、空中に飛び上がって反撃した。
  
  竜狩人の宝剣の雨が光線のようにマダム・レッドドラゴンに突き刺さるが、彼女はそれを簡単に解除した。
  看守である信者はずっと萎縮ていたが、前に出てマダム・レッドドラゴンを制止しようとする。
  しかし彼女の高慢な様子に退いた。
  たとえ鎖に囚われていたとしても、竜の一族は看守を傀儡として容易に操ることができる。

• 特殊効果
  
  ホールに投じられた光影を伴い、マダム・レッドドラゴンがゆっくりとやって来る。
  彼女の竜尾は優美に動き、彼女の首の周りのルビーは明るく輝いていた。

(原文)