シーズン15

【デザイン過程】

• 美術
  三面神は邪悪な宗教組織の首領という設定だ。
  なので私たちはこのキャラクターに豪華な服装にし、3つの白い仮面を着けた。
  同時に、目・口・耳をそれぞれ覆った仮面はそれぞれの戒律を表しており、全体的に邪悪で厳粛なイメージを表現したかった。
  私たちはプロットに基づいて幾つかのスケッチをデザインした。
  
  第一版のスケッチの3つの造型は豪華さが十分でなく、教主のレベルに達するには装飾が足りていない。
  また、仮面は大きさや形がそれぞれ異なり、見た目も違う。
  そのため服装が不均一で少し混沌としているように見え、教主の施しと厳粛な威圧感を感じることができない。
  外の輪郭から頭部の装飾を除くのは、初期衣装から離れてしまうために難しい。
  
  第二版のスケッチの2つのデザインは全体が少し良くなっている。
  極端な視覚感は非常に強いが、少し豪華さに欠けている。
  服装のシルエットの処理がボロボロの部分は教主の身分にはあまり合っていない。
  持っているアイテムのデザインも少し複雑で、モデルの表現の効果が良くない。
  
  第三版のスケッチは最終稿に近いものだ。
  私たちは服の色に金色の要素を追加した。
  服装のシルエットは規則的で、ダークでゴシックな棘の装飾を行った。
  背には神棚の赤い蝋燭が置かれ、蝋燭の油がキャラクターの背の大部分を覆っている。
  棘の装飾を首の後ろに移し、身体のコインの装飾は、目・口・耳の案を巧みに使って造型を主題に合わせた。
  持っているアイテムは、車輪の軸の驚いた顔の装飾を誇張して拡大した。
  また、車輪の外側の金属の鋭利さを強化し、身体に合わせて赤色の蝋燭の油の要素を加えた。

• 原画の細部展示
  
  金色の凶悪なムカデの仮面と邪悪な暗い模様が、人々の口・目・耳を縛る。
  言わず、見ず、聞かず。
  これが三面神から信者に下された神託だ。
  
  背の部分の赤い蝋燭は、神棚の生けとし生けるものの信仰だ。
  
  黒と金の色で装飾された重苦しいローブを身体に巻きつけ、宗教の力を荘厳に伝える。
  
  王冠と鋭い棘は、三面神の権力と栄光、その不可侵さを象徴している。
  
  車輪の形態の宗教的な暗いパターンは、三面神の邪悪な凝視の痕跡だ。

• 展示画面
  三面神が天から降りてくる。
  それは信仰される神によって齎された権威と抑圧だ。
  
  三面神の手の中にある武器も身体の回転にと共に上昇する。
  彼はそっと手を振り自身の背の蝋燭を1本取り、それを使って武器の中心の仮面を照らす。
  武器がスクリーンを切り裂いて血の海を齎す。
  
  三面神が行う聞かず、言わず、見ずの手ぶりは、彼を信頼する民に神託を発する。
  
  三面神は車輪に変化し、めちゃくちゃに走り回る。
  地面のあちこちにひびが入り、無限の破壊を表現している。
  

• 特殊エフェクト
  
  三面神の邪神という身分に合わせるため、三面神の手首にリング状の光輪をデザインして、邪神の導きの力を示した。
  更にローブの金色の模様と背の蝋燭に星光の不随効果を追加し、神の神聖なイメージを引き立たせた。

(原文)

【デザイン過程】

• 背景
  孤月城の地方年代記から、孤月城の土地がかつてショーソンという名の家が支配する豊かな小国であることを知ることができる。
  同時に9つの騎士家が忠誠を誓っていたが、ショーソン家の末代の領主は暴君だった。
  それにより民の不満が溢れてしまった。
  最終的にある月の夜、暴君に失望した9人の騎士の内8人の共謀によって港が開かれ、暴君は船で港に入ってきた反乱軍によって倒された。
  幸か不幸か暴君には継承者がおらず、いたのは王女一人だけで、そのため反乱軍の指導者が新たな領主となった。
  新しい領主は血濡れた手の暴君を殺したが娘は殺さず、代わりに王女を1人の騎士と結婚させた。
  しかし、王女は婚礼前に飛び降り自殺し、すぐに騎士も心を病んで亡くなった。
  その後、一握りの復古勢力が敗北した時、領主は王女が新領主の慈悲に感謝しなかったどころか反乱軍と密謀して政権の復古を計画していたことを知った。
  不思議なことに事件当日、反乱軍は王女の到来を待たなかった。
  王女の死の知らせを聞いて散り散りになった兵など恐れるに足らず、すぐに失敗した。
  しかし、それは全てが真実だろうか？
  ストーリーの最後に悲劇を選択すると、「親友」と署名した9人の騎士の1人が孤月騎士に送ったの手紙を受け取ることができる。
  おそらくこれは未完成の結末だ。
  
  あなたがこの手紙を読む頃には、私は最後の選択をしたことでしょう。
  また失望させることになってしまい申し訳ありません。
  あなたがメロディー家に合意しない以上、私たちもお互いに和解はできません。
  どのような努力をしようともその結果が来るのは時間の問題です。
  あなたは私に決断の理由を尋ねましたね。
  あなたは覚えていないかもしれませんが、騎士に指名された時に私たちは共に宣誓をしました。
  正義、勇敢、忠誠。
  しかし交差点ごとのあなたの選択は、全て私と異なる方向に行きます。
  もしかしたら2人だけではなく、私たち9人は常に異なる選択をしているのかも知れません。
  今日まであなたの選択が正義の天秤に傾いていることは明白です。
  誰かが選択した勇者の道を止める方法はありません。
  しかし私は長い間偽りの河に溺れていて、ただ忠誠を選択することしかできませんでした。
  結局のところ、私の半生は私の身分に伴随していて、それはもはや私の「半身」となっています。
  故に、もし私たちの友情をあなたが覚えていてくれるのなら、最後の願いを聞いてくれませんか。
  せめて最後の誓約だけは守ってくれませんか。
  「私」に関する全てを、孤月と共に湖底に沈めてください。
  あなたの永遠の友

• プロット
  孤月騎士の出発点は周年記念のストーリー設定から来たものだ。
  9人の騎士の中で最も矛盾しているのが孤月騎士で、決意の「王女」や自身を中心とする野心家のメロディー家と比べ、彼は多くの矛盾とジレンマがあった。
  孤月騎士はかつて皆のための良い結末を望み様々な方法を試みたが、結局彼が最後に選んだのはショーソン家の秘密は孤月湖の底に永遠に沈めるという憧れの人と同じ方法だ。
  これは彼の人生の中で最も決定的な選択だった。
  したがってイメージとして望んだのは念願を果たせない悲哀の体現であり、一方で悲劇的な最後の瞬間も反映したいと思った。
  そして最終的に、月明かりの下でボロボロの鎧を着た幽霊騎士として位置付けられた。

• 美術
  私たちは古城の騎士の幻影を主題に、ボロボロの鎧を纏った幽霊のイメージでデザインした。
  2つの中から選択したのは案2の鎧の造型だ。
  
  ただしスケッチでの材質の区分けと視覚効果が乱雑になっているため、キャラクターの身体は幽霊、衣服は実体に材質をはっきり分けることにした。
  これにより、幽霊が古い鎧を動かしているような物語感があり、材質の区分もより明確になった。
  次に幽霊の材質の効果の描写を豊かに、実体の鎧の部分は暗くすることで霊の部分を目立たせた。
  最後に調整をし、孤月の騎士が完成した。

• 原画の細部展示
  
  堅固な鎧は騎士の象徴であり、信念を守るという確固たる誓いでもある。
  
  胸の首飾りは孤月の騎士の魂の最後の一筋の清明だ。
  
  壊れたヴァイオリンは霊体で音を奏で、愛する者の帰りを呼びかける。
  
  ボロボロの鎧は月光の力を包み込み、砕けそうになっている。
  これは消されないための足掻きである。

• 展示画面
  壊れた銀色のヴァイオリンと仮面が空に浮かび上がる。
  ボロボロの鎧を纏った幽霊が現れ、半透明の髪で空中の弦を引き、楽譜が流れた。
  
  
  愛するヴァイオリンが水面に落ち、ヴァイオリニストは苦しみながら宙へ消え、水仙の花びらだけが残った。
  
  しかし彼はやはり過去を手放すことが出来ず、戻ってきて確認するとまた深々と1曲弾いた。
  まるで永遠に離れないと訴えるかのように。
  

• 特殊効果
  孤月の騎士は幽かな青い光を伴っている。
  気炎のように湧きあがり、この騎士をより冷たく、恨みがあるように見せた。
  

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  イベントストーリーをクリアしたプレイヤーは、この衣装の主題をすぐに理解できるはずだ。
  彼の名が述べる通りーーギリシャ神話に登場する美しい王子と水中の倒影の悲劇だ。
  この管理の厳しい女子校において、「ナルキッソス」はとても学生たちに人気がある教授だ。
  これは彼の美しい外見だけでなく、才気に溢れていて、更にロマンチックで奔放な性質のためでもある。
  それは古い規則に雁字搦めの少女たちに自由のビジョンを見せた。
  しかしその美しさの全ての下には百年前の「水中の倒影」、古い伝説の消えた家宝、「裏切り者」たちの真実、孤月に「帰って」来た芸術の天才、神秘と矜貴……おそらく自由ではないだろう。

• 美術
  プロットの背景の文案の通り、私たちは奔放な芸術家のイメージを主題に設計した。
  ナルキッソスのロマンチックで奔放な性格を表現するため、水仙を主な装飾要素として、ルイ14世時代のロマンチックで漫遊なイメージの服を参考にした。
  第一版のスケッチの2つの案は造型が堅苦しく、主題が不鮮明だ。
  
  第二版の案ロマンチックな特徴を引き立たせたが、デザインの要素が少し乱雑になっている。
  
  そこで私たちは基礎を更に改修した。
  ロマンチックなイメージに合わせた髪型にデザインし、蝶々結びのリボンの装飾を追加することで全体に効果を増やした。
  最終的に満足の行く結果に至ることができた。

• 原画の細部展示
  
  水仙の装飾がある壊れた仮面。
  覆い隠しているのは誰の夢なのか、誰の倒影を見ているのか。
  
  全身に豪華で豊かな真珠が散りばめられている。
  芸術の星が空から落ちてきたかのようだ。
  
  大量のリボン、蝶々結びとレース模様。
  それは厳粛で絢爛で、華美な芸術のインスピレションだ。
  

• 展示画面
  仮面の水仙の導きで水面から空中に浮かび上がった。
  自由でロマンチックなナルキッソスが光の中から登場する。
  
  
  イーゼルに対面するナルキッソスは一時的にインスピレーションが枯渇し、何をすべきか分からなかった。
  突然、ナルキッソスは絵の中に引き込まれる。
  
  額縁は浮かんではじたばたし、額縁が地面に落ちるとナルキッソスが絵の中から出て来る。
  ナルキッソスは仮面を取り、大切そうに眺める。
  忘れがたい記憶と夢に触れるかのように。
  

• 特殊エフェクト
  胸に着けている水仙と星のエフェクトは、ナルキッソスの尽きない芸術のインスピレーションと星空のような輝かしいロマンスを示している。
  

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  デザイン上、文学教授は博識だが貧乏な出身で、性格は内向的で人と接するよりも読書を好む。
  表現が下手なため、名家出身の少女たちにはあまり人気がない。
  共通の「秘密」と「アンコール」の謎の関係、彼が身に付けていた紋章、孤月伝説への執着は彼がナルキッソスや歴史の埃の中で姿を消した家族と密接な関係を持っていることを意味している。

• 美術
  文学教授は学識が広いが、内向的で表現が苦手な学者だ。
  そのためイメージを構想する時に彼の学者の気質を重点的に際立たせたかった。
  真っ白な学士のローブ、黒い眼鏡、胸には物語と関係のある水仙の花を身に着けている。
  また、全体的に精緻さと英国スタイルがある必要がある。
  
  上の図のデザインは第一版の案だ。
  色は他のサバイバーの服装の色調と統一しておらず、全体的に少しぼんやりしており、デザインの組み合わせに時代感がない。
  
  そこで、私たちは第二版のデザインを行った。
  第二版のデザインは少し良くなっているが、精緻さがまだ足りていない。
  私たちは1つ目のスケッチを選択して改修を進めた。
  編み帽子を白い礼帽に変え、襟元のデザインを豊かにし、身体の模様の装飾を増やして精緻さを高めた。
  したがって生まれたのが第三版の案だ。
  
  第三版はいくつかの構造と小さな要素によってデザインを豊かにした。
  深く描写した後、本を読むことが好きで人を相手にする精緻な学者のイメージが出てきた。
  後は幾つかの描写の細部を微調整する必要があります～
  
  上の図は細部を改修された後の三面図で、最終的に完成した後の様子だ。

• 原画の細部展示
  
  胸にある水仙の花は、言葉にしない背後の美しさとロマンだ。
  
  金属の水仙の(シャツに着ける)カラーピン、襟口の精緻な暗い模様。
  これはある言葉には出せない秘密を微かに漏らしている。
  
  真っ白な学士の服と礼帽。
  これは思想と研究に対する真摯な追及であり、少しの汚れもない。

• 展示画面
  文学教授は片手で執筆し、もう片方の手で仮面を持って注意深く研究し、この古代の神秘的な過去を覗き見ようとしている。
  
  突然ヴァイオリンが鳴り、全ての明かりが消えた。
  文学教授は神秘的な信念に支配されーー仮面を被ろうとした時、重い物が落ちる音で目を覚ましたようだ。
  
  文学教授は歩き回り、古い事件への深い思考から抜け出せない。
  月光が落ち、地面にぼんやりとした1行の文字が現れる。
  よく観察すると、また消えてなくなってしまった。
  

• 特殊効果
  胸の水仙の花から点々と星を放っている。
  あの古くて神秘的な過去を陳述しているかのようだ。
  

(原文)

【デザイン過程】

• プロット設定
  ストーリー内において彼女は後援者のメロディー家によって指名された女校監であり、校内の運営と秩序を維持し、少女たちの行動を規制する責任がある。
  厳格な性格で、毛のない奇妙な猫を育てている彼女は暗闇の中から学生と教師の一挙一動を常に監視していると言われている。
  メロディー家に委任された執行人として、現在だろうと過去だろうと、この古城の全てを支配している。

• 美術設定
  校監として設定されているが、未亡人でもある。
  そのためデザインは黒い服を中心としている。
  ヴェールなどの要素ではゴージャスさと陰気なイメージを表現しており、全体的に厳粛でミステリアスな雰囲気を醸し出したかった。
  これに基づいて、参考のためにその時代の服を探し、第一版のスケッチを作成した。
  
  今回は要求が明確で、基本的に方向性に大きな問題はない。
  そのため、私たちは左の案を選択し、細部の調整を進めた。

• 原画の細部展示
  
  黒い半透明のヴェールは亡くなった夫を悼むものだ。
  しかし、それは校監夫人の窺う視線をも隠している。
  
  重苦しく昔ながらの黒い喪服とレースの襟は、校監夫人の暗い保守主義と孤独で冷淡さを表している。
  
  地面まで届く黒いロングスカートは、校監としての厳粛な態度を示している。
  
  風変わりな猫の首に巻かれた鍵は、校監夫人の学校で最高権力を握っていることを表している。

• 展示画面
  
  
  ある神秘的な仮面が落ち、校監夫人はそれを注視して拾い上げ、慎重に片づけた。
  まるで誰かのために何か秘密を隠そうとしているかのようだ。
  

• 特殊エフェクト
  
  黒いダイヤマークと白い水仙のエフェクトにより、校監夫人の黒いロングスカートはさらに厳粛で荘厳になる。

(原文)