クリスタル・パレス「幽霊」事件調査ーー同じドームの下で
イベントストーリー
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序章
1851年5月1日に世界初の【万国博覧会】がイギリスの【クリスタル・パレス】にて行われました。
当時の盛会はクリスタル・パレスの名声を最高潮に高めました。
博覧会終了後、クリスタル・パレスは場所を移転し再建されましたが、その人気は数年の間、徐々に陰りを見せていきました。
しかし近頃、そんなクリスタル・パレスから「幽霊」の噂が流れているのです。
Mr.ミステリーは現在、用事で出かけているため、すぐに動くことはできません。
そのため、本件の調査は彼より推薦されたあなたにお願いしたいと思います。
- 1.「幽霊」目撃事件初調査(1)/左廊下
調査員:日が沈む前に、なんとかクリスタル・パレスに着いたな。
調査員:数年前からずっと気になっていたが、訪れるタイミングが中々なかったんだ。
まさか今回、調査のために訪れることになるとはね。
ヒゲを生やした男がこちらに向かって来た。
退役軍人の看守:待て!私はクリスタル・パレスの看守だ!
き、貴様はどうやってここに忍び込んだんだ?
調査員:もちろん、廊下の正門から。
君がここの看守なら、どうしてさっきはいなかったんだ?
退役軍人の看守:……仮眠を取っていたんだ。
昨晩は徹夜勤務だったんだ!仕方ないだろう!
調査員:それって、やっぱり【クリスタル・パレスの幽霊】のせいなのか?
退役軍人の看守:なぜ知っている?はっ、噂が広まるのは本当に速いんだな!
調査員:(調査依頼を取り出す)私は心霊現象の調査員だ。
退役軍人の看守:あぁ、調査員の方だったのか!よくぞいらした!
退役軍人の看守の観察
◆クマが酷く、髪は乱れていて脂っぽい
調査員:徹夜していたのは本当のようだ。
それとこの数日、帰宅しておらず風呂にも入っていないだろう。
◆軍服
調査員:イギリス海軍スタイルの水兵シャツを着ている。元海軍といったところか。
◆【クリスタル・パレスの現状を聞く】
退役軍人の看守:この名高いクリスタル・パレスを知らないのか?
退役軍人の看守:あれは、えー、185…なん年だっけ?
とにかく、世界初の万国博覧会がハイド・パークのクリスタル・パレスで開催されただろ。
博覧会が終わった後、クリスタル・パレスはこの場所に移転されたんだ。
退役軍人の看守:あれから随分と時が経ち、博覧会の展示品はもう置いていないのだが、
ここが人々に開放されている展示会場である事に変わりはない。
それといくつかのショップもある。
調査員:そうだ、君は「クリスタル・パレスに永久機関が出現する」という噂を耳にしたことがあるか?
退役軍人の看守:「永久機関」?
確かに聞いたことはあるが、どこからそんな噂が流出したかは知らないな。
近頃のクリスタル・パレスの唯一の大イベントは今日の午後の展覧会だ。
◆【「幽霊」について聞く】
退役軍人の看守:よくぞ聞いてくれた。幽霊の初目撃者がこの私なのだ。
退役軍人の看守:一昨日の夜、私はクリスタル・パレスの左廊下でパトロールをしていた。
その時、1階に怪しい人形を見付けたんだ。
辺りは真っ暗だったし距離も離れていたから、最初は展示品の蝋人形かと思ったんだ。
退役軍人の看守:近寄って確認しようと思った瞬間、なんと人形が動き出したんだ!
私は大声で叫んだが、その人形は私を無視して逃げ出してしまった。
その直後だった……奇妙な事が起きたのは。
退役軍人の看守:人形の姿が突然右側の1階と2階の右端に現れて、そしてまた左側の2階に現れたんだ。
あれは幽霊に決まってる!分身できる幽霊だ!
退役軍人の看守:その後、幽霊は右側の4階にまた現れた。
私は勇気を出して追いかけていったが、「幽霊」は4階にあるガラス壁から外に飛び出しーー
退役軍人の看守:ーーそのまま消えたのだ。夜空に溶けこむように。
退役軍人の看守:その後、我々はクリスタル・パレスの外を調べたが、地面に何かが落ちた痕跡はなかったーー
きっと飛んでいったに違いない!
調査員:つまり、幽霊は分身できる?さらに……飛べると?
退役軍人の看守:そう!そうなんだよ!それとーー
白鴉公爵:看守!そこで何をしている?【昨晩の事】はもう調べ終わったのか?!
調査員:(昨日の夜も何かあったのか)
退役軍人の看守:公爵様、申し訳ございません。今こちらのーーえーっとーー
調査員:公爵様、初めまして。私は依頼を受け、この事件を調べに来た調査員です。
白鴉公爵:貴様がスコットランドヤードが寄越した調査員か?
フン、あの無駄に騒ぐことしかできない役立たず共は、もっとまともな人すら見つけられんのか?
白鴉公爵:私は白鴉公爵、このクリスタル・パレスの管理者だ。
白鴉公爵の観察
◆全身の肌が服、仮面、手袋によって隠されている。
調査員:太陽の光りが嫌いなのか、重度の潔癖症なのか。
◆まだらな白髪
調査員:特徴的な白い長髪だ。しかし、彼は本当に高齢なのだろうか?
◆【公爵の服装を個性的だと褒める】
白鴉公爵:ん?君に私の格好に口出しする権利はない!
白鴉公爵:自分の仕事に集中したまえ。
白鴉公爵:あの煩わしい幽霊はもう2回も出現しているんだ!
一昨日の夜に1回、それと昨夜に1回!
今夜こそ、君が私を安眠させてくれることを期待しているよ。
◆【昨晩も「幽霊」が出たのか聞く】
白鴉公爵:あぁ、だが我々で始末したのだ、今のところはな。
調査員:「始末」?
白鴉公爵:着いて来い。
- 2.「幽霊」目撃事件初調査(2)/右廊下
白鴉公爵:一昨日の夜に「幽霊」が初めて出現した後、昨晩すぐにパトロール隊を組んだ。
白鴉公爵:そうしたら案の定、深夜に幽霊が右廊下のドームの外に現れたんだ。
ほら、あのクリスタル・パレスの透明な天井のところだ。
だからすぐに看守に撃つように命令した。
調査員:(撃った?もしその「幽霊」が人だったら……)
白鴉公爵:あの看守はのろまだが、射撃の腕はまぁまぁだったな。
ドームの隙間を狙い、一撃で標的に命中させた。
白鴉公爵:撃たれたそいつはフラフラしながら、ドームから落ちていったよ。
調査員:クリスタル・パレスの建物周辺に痕跡などはありましたか?
白鴉公爵:いや。
調査員:本当に銃は当たっていたのですか?
白鴉公爵:私を疑っているのか?この高貴なる公爵の私を?
白鴉公爵:これ以上、私の威厳を侮辱するのなら、さっさとクズ警察共の所に帰りたまえ。
そして奴らに二度と私に探りを入れるなと伝えるんだ!
調査員:いえ、私は事件の詳細について知りたいだけでーー
白鴉公爵:フン、私にそんな暇はない!看守!貴様が話せ!
調査員:その撃たれた幽霊はどんな様子だった?
退役軍人の看守:弾が命中した後の幽霊の声がすごくおかしかったんだ。
まるでいくつもの声が混ざっているような感じだった。
それと、何かが爆発したような光が見えて……
調査員:光?
退役軍人の看守:ああ!幽霊の体から「ボンッ」とはじけたんだよ!
幽霊の姿はそれに覆い隠されてーー光が消えた後、幽霊もいなくなっていた。
調査員:にわかに信じがたいな。
なぜ君はいつも、そんな妙なトラブルばかりに出くわすんだ?
退役軍人の看守:(頭を掻きながら)どうして知ってるんだ?
実は私は「トラブル発見者」と呼ばれてるんだよ。
調査員:……
調査員:そして最初の夜と同じように、探しても幽霊の痕跡は見つからなかった、そうだろう?
退役軍人の看守:そうだ、その通りだ。
クリスタル・パレスの外で何周もしたんだが、何もなかった。
調査員:ならどうして後者は始末したと言ったんだ?
退役軍人の看守:今日、クリスタル・パレスでずっと準備を進めていた大きな展覧会が開催されるんだ。
公爵は「幽霊」の噂話が展覧会に影響することを懸念しているんだよ。
(突如、左廊下が騒がしくなった)
退役軍人の看守:何かあったのか?左廊下の展示ブース辺りのようだな。
退役軍人の看守:ちょっと見て来る。
調査員:(一緒について行こう)
- 3.「幽霊」目撃事件初調査(3)/左廊下
看守は数人を引き連れ、左廊下左側の【蝋人形館】に向かっていった。
調査員:何があったんだ?
退役軍人の看守:「幽霊」がまた現れたんだ!
ブースの設置をしていた作業員がさっき、幽霊が蝋人形館に入ったのを見たらしい。
退役軍人の看守:公爵は先に中に入っていった!私も捜査を手伝いに行かなければ。
退役軍人の看守:蝋人形館の中は広く順路も複雑だ。1周するだけでもかなり時間がかかる。
だが幸いなことに、出入口は一つしかない。中に入った後、カギをかけてしまえば、ヤツは袋のネズミだ!
退役軍人の看守:あなたはここで不審な人物がいないか……
何かが中から出てこないか、見張っていてほしい。
調査員:私は調査員だ!一緒に行かせてくれ!
退役軍人の看守:いやいや、あなたには外でカギを開けてもらわないと。
退役軍人の看守:はい、カギ。それと、カギを開けるには4桁のパスワードも必要だ。
調査員:カギなのに……パスワード?
退役軍人の看守:(焦りながら)蝋人形館のドアにはクリスタル・パレス特製のダイヤル錠がはめ込まれているんだよ。
特注のカギを使って、正しいパスワードに回転させることで開くんだ。
退役軍人の看守:(急いで蝋人形館に入り、扉を閉める)
ーーパスワードはクリスタル・パレスで万国博覧会が開催された年だ!
調査員:(「幽霊」がすぐそこにいるのに、調査員の私がここでじっとしてるわけにはいかないだろう)
調査員:やはりドアは中からカギをかけられているようだ。
ドアにあるこれがダイヤル錠か?
調査員:さっき看守に渡されたカギ以外にも、ダイヤル錠を開くための4桁のパスワードが必要だ。
調査員:さっき看守が言っていたパスワードは……
調査員:そうだ、依頼書にも書かれていたはず。
調査員:イギリスのクリスタル・パレス博覧会は1851年5月1日に開幕され、その日は忘れられない日となった。
調査員:蝋人形館のドアのパスワードは「1851」だ。
- 4.「幽霊」との出会い?/右廊下
調査員:蝋人形館のドアのパスワードは「1851」だ。
クリスタル・パレスで万国博覧会が開催された年。
調査員:万国博覧会の盛況についてはーー古い雑誌の挿絵で見たくらいだな。
もしあの頃に戻れるのなら、私はきっと当時のクリスタル・パレスに入り浸ってしまっていた。
調査員:(ため息)博覧会は一つの時代を動かすほどの影響力があった。
だが……今このクリスタル・パレスからは全く活力を感じられない。まるで抜け殻だ。
突如、蝋人形館のドアから音が響いた。
調査員:ん……?錠前が動いている?
調査員:看守たちが中から出ようとしているのか?
調査員:ドアを開けてやらなければ。
調査員:よし、パスワードは合っていたようだ!カギが開いたぞ!
ドアの反対側から女の子の声が聞こえてきた。
心の鍵:このドアを中から開けるのってこんなに大変だったの?
あれ、カギは勝手に……って、えっ!?あなた、誰?
調査員:君が……「幽霊」なのか?
心の鍵:なに言ってるの?どう見たって生きてる人間じゃない!
調査員:どうして中にいたんだ?
心の鍵:下らない質問ね。蝋人形を見ていたからに決まってるでしょう。
あの人達、なにしてるの?突然入って来たと思ったら、ドアにカギをかけるなんて。
心の鍵:あなたがカギを開けてくれて助かったよ。
心の鍵:初めまして!私のことは【心の鍵】って呼んで。
心の鍵の観察
◆体にたくさんのカギを付けている。
調査員:様々な種類のカギがある。どうやら錠とカギにとてもこだわりがあるようだ。
調査員:初めまして,私はクリスタル・パレスの幽霊事件を調査しに来た調査員だ。
心の鍵:幽霊事件って……ここで?
じゃあ、あの噂は本当だったんだ!楽しくなってきたかも。
調査員:さっき、蝋人形館で何か奇妙なものを見なかったか?
心の鍵:ううん。中はとても広いし、幽霊がいたことも知らなかったから。
心の鍵:私はただ大勢の人が突然騒ぎながら入って来たから、外で何かあったのか確かめようとしただけなの。
それで、カギがかけられていることに気付いたんだよ。
白鴉公爵:そこの二人!待て!
調査員:(公爵?全員出てきたぞ)
白鴉公爵:(蝋人形館から飛び出た公爵は、赤い服の女の子に視線を移した)
白鴉公爵:貴様は誰だ?さっき中から出て来たのか?
心の鍵:私はジュエリーショップのバロネス様が呼んだ「セキュリティーチェック」だよ。
さっきは蝋人形館の見学と検査をしていたのーー
バロネス様は展覧会に関わる全てに、十分な安全措置が施されていることを希望されているから。
白鴉公爵:「安全措置の検査」?バロネスからそのような事は聞いていない。
貴様、怪しいなーー
退役軍人の看守:公爵様、お待ちください!
退役軍人の看守:この方の体型は、以前現れた幽霊と特徴が違っています。
退役軍人の看守:それに、お嬢様の体には銃で撃たれた様子もないですし……
調査員:公爵様、彼女の雇い主であるバロネス様に確認してみましょう。
白鴉公爵:バロネス様は今外出中だ。
誰も貴様の身分を証明できなければ、守ることもできない。
◆【心の鍵さんを庇う】
調査員:(真相が明らかになる前に、彼女が疑われているのを見過ごすわけにはいかないな)
調査員:公爵様がもしこのお嬢さんの正体を疑っているのなら……彼女を私の傍に置いておくのはどうでしょう?
白鴉公爵:コイツの肩を持つというのか?
白鴉公爵:(嘲笑)フン、ならコイツが何かしでかした時は、お前が全責任を取るんだな!
◆【黙っている】
白鴉公爵:調査員よ、確か先程この小娘を庇っていたな?
白鴉公爵:(ニヤニヤ)……フフフッ、ではこうしよう。
貴様の調査が終わるまでは、貴様がコイツの面倒を見るのだ!
白鴉公爵:しっかり見張っておけよ。
もし私に尻尾を掴まれたら、二人ともクリスタル・パレスから追い出してやる!
白鴉公爵:全員散れ!引き続き先程の「幽霊」の調査に戻るんだ!
(怒りながらその場を去る)
調査員:さっき幽霊が出た時の様子を話してもらえるか?
退役軍人の看守:幽霊の姿が廊下の真ん中を突っ切り、蝋人形館に入って行ったのを見た人がいたんだ。
そして幽霊は中に入ったきり出てきていない。
退役軍人の看守:だが、蝋人形館中を調べても、怪しい者はいなかった。
信じてくれないかもしれないが!あの幽霊は中で消えたんだ!
退役軍人の看守:蝋人形館の中には蝋人形とーーそうだ、怪しい手稿も見つけた。
調査員:手稿?
退役軍人の看守:蝋人形館の設計図に挟まっていたんだよ。
蝋人形館のオーナーの物かと思ったが、そうでもないみたいで。
調査員:見せてもらっても?
調査員:手稿?
手稿の裏側には【永久機関】と呼ばれる機械の設計図が描かれている。
裏側には予言のような文言が、たどたどしい文字で書きこまれている。
ーークリスタル・パレスは虹と花火で溢れかえり、そして永久機関誕生の目撃者となるだろう!
調査員:(この永久機関の下書きーーそれにこの「予言」!全部、昔の【私と文通仲間のやり取り】だ!)
幼少期の私はクリスタル・パレスの博覧会に憧れていた。
そして、文通仲間と手紙を通してクリスタル・パレスの色んな噂話を語り合っていたのだ。
「初の万国博覧会の会場であるクリスタル・パレスは、当時の手工芸と工場技術の最高峰だーーこれは注目しなければ!」
そのような純粋な夢を抱きながら、私達は幼い頭の中にあるクリスタル・パレスを描いた。
それがこの虹と花火、そして永久機関だ。
調査員:(間違いない、これは私の文通仲間の手紙だ)
調査員:(だが、この手稿はあの時に失くしたはずだ……あの時に……)
退役軍人の看守:おい……おい!調査員さん!
退役軍人の看守:聞いてるのか?この手稿はきっとああいったーー
調査員:あっ、すまない、少しぼうっとしていた。
調査員:(彼らがこの奇妙な手稿についてどう思うか、聞いてみよう)
退役軍人の看守:これはきっとイタズラの手紙だ!いや、「犯罪予告」と言うべきかもしれない!
退役軍人の看守:いかにも自分に酔い痴れ、騒ぎを起こす連中がやりそうな事だ!
「トラブル発見者」の名にかけて誓うさ!
調査員:ん?いや、あり得ない、だってこれは……
心の鍵:アハハ、「犯罪予告」?想像力豊かすぎでしょう、大げさだなぁ。
退役軍人の看守:今日、このクリスタル・パレスでは長年温められてきた展覧会がついに開かれる。
良からぬ事を考えている人がいないとは限らないだろ!
退役軍人の看守:じゃなければ、公爵だってこんな躍起になって、「幽霊」を捕まえさせようとしてないさ。
退役軍人の看守:そうだ、この手稿と「幽霊」には何か関係があるのではないか?
うん……そうとしか考えられん!
退役軍人の看守:(ブツブツ)だが……ここ数日は大勢の人間が蝋人形館を出入りしている。
手稿を置いて行くチャンスは誰にでもあった。
調査員:(手稿の謎が明らかになるまでは……自分と手稿の関係を話さない方がいいだろうな。
面倒事が少ない方が調査もしやすい)
心の鍵:ふぅ~、大げさな人ばっかりで嫌になっちゃう。
心の鍵:それで、調査員さんは何か考えがあるの?
調査員:(興奮気味に)「幽霊事件」の調査はまだ始まったばかりだ。
緊張している看守、冷酷な公爵、不思議な女の子……そして怪しい「幽霊」。
かつて輝かしかったクリスタル・パレスが、まさか今こんな謎に包まれるとは。
そして私が抱いた幼い夢物語は、今となっては「犯罪予告」扱いーー
この全ては偶然なのか、それとも計算された陰謀なのか……
そのベールを剥がしてやろうじゃないか。
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地図
キャラ情報
- 「幽霊」
ーー看守によれば、空を飛んだり、分身するらしい。
ーー身体が固く、弾丸を受け止めるほど。
ーー正体はブリキの人形だ。
側面に弾痕があり、身体には燃えた痕のような黒い痕跡がある。
ーー幽霊はずっと蝋人形館におり、蝋人形に偽装することで捜査を逃れていた。
ーー花火ショップのロッカーを開け、中の花火を全て取り出す。
- 調査員
ーー近頃「クリスタル・パレスに永久機関が出現する」という情報を耳にした。
ーー肩にいるタツノオトシゴ【ディケンズ先生】は、調査員の推理の助手だ。
ーータツノオトシゴ【ディケンズ先生】は音波を記録できるだけでなく、電波も記録できる。
ーー孤児院で育った後、工場で児童労働している間クリスタル・パレスの影響を受け、科学技術を学ぶ道へと足を踏み入れた。
ーー皇家科学院への申請が失敗した後、幽霊社に加入した。
ーーMr.ミステリーとは幼馴染で、一緒に孤児院で育った。
※Mr.ミステリーはMr.リーズニングの旧衣装名(おそらくミス)
- 心の鍵
ーー幽霊が蝋人形館に入った時、彼女は蝋人形館を見学していた。
ーー優秀な鍵職人である。
(楽々クリスタル・パレスの特製錠を開けることができる)
ーー【本音をごまかす】というアイディアを気に入っている。
ーー彼女の父親に憧れており、クリスタル・パレスの設計者に見立てている。
ーー父が亡くなる前、1つの遺作を遺していた。
ーー心の鍵の父はダイヤル錠の発明者だ。
彼は蝋人形師と「人形芸術」について話し合ったことがある。
- 蝋人形館長
ーー【蝋人形博物館】の館長。
ーー長い間新しい蝋人形を作っていない。
ーーダイヤル錠を発明した職人。蝋人形師の友人。
ーー人形の蝋人形は蝋人形師の友人の遺作であり、蝋人形には【展覧会に参加したい】というメモがあった。
- 樹洞の捨て子
ーー樹洞の中に住んでいる三兄弟。旗を繋いで作ったボロボロのマントを着ている。
ーー体中にコケが生えており、少し動いただけでコケと葉っぱが落ちて来る。
ーー奇形の身体によって、幼い頃にクリスタル・パレスの樹洞の中に捨てられた。
- 退役軍人の看守
ーークリスタル・パレスの看守。「クリスタル・パレスの幽霊」の主な目撃者。
ーー看守と樹洞の三兄弟の合言葉は、1つのリンゴだ。
ーーかつては海軍だったが、騎兵のカーヴィン銃を扱う練習をしていた。
ーー看守はナイトになりたがり、且つイノシシの友人がいる。
- 斬新な玩具
ーー【ハッピーボックス】の玩具職人
ーー玩具職人はチャレンジ精神のある危ない玩具を試すのが好きだが、それ故に中々のクライアントから認可されない。
ーー玩具職人は、心の鍵が彼女に玩具開発用のプレゼントをくれるメッセージを残したと言っている。
ーー玩具職人はグライダーと弾射板車のテストデータ報告を受け取った。
- 花火のガイ
ーー【ファイヤーガイ】花火商人。
ーー義足はとある事故によるもの。
(義足は右廊下の花火実験爆発事故の時に負った傷)
ーー義足の破損は数日にわたる強度な作業によって起きた金属疲労によるもの。
ーー花火のガイが抱くクリスタル花火ショーの夢は、とある「彼女」に関係しているらしい。
(花火のガイが抱くクリスタル花火ショーの夢は、とある劇団のスターのため)
- 白鴉公爵
ーークリスタル・パレスの管理者、皇室貴族。
髪は長く白く、身体全体が服に包まれており、決して本来の姿を見せない。
ーー自分の外見をとやかく言われることが嫌い。
ーークリスタル・パレスの再興をあまり良く思っていない。
ーー花火商人の花火から火薬を抜いた後、それを全て倉庫の中に保管し、開けてはいけないと指示した
ーー皮肉を言ったり、人を嘲笑うことが好き。花火商人に対しては特に冷酷。
ーー花火を見た後、突然逃げ出した。
(花火を見た後、突然逃げ出した。それは公爵が自ら導火線を設置したからだ)
(公爵はクリスタル・パレスを燃やし、その罪をガイに着せて巨額の保険金を騙し取るつもりだった)
ーー公爵はアルビノを患っていたためクリスタル・パレスに押しやられ、彼はずっとそれを不満に思っていた。
ーー公爵は皇室の復讐として、コ・イ・ヌールを盗む計画を立てた。
(公爵はコ・イ・ヌールを盗んでD・Mに売ることで、皇室に復讐しようと計画した)