イベント
※パンダの守護者イベントの報酬はパンダシリーズに移動済
ソンクラーンイベント
- 開催期間
- 1年目:2019年4月11日~2019年4月15日
- 2年目:2020年4月9日~2020年4月19日
【災厄捜索】
No.1 掃除(旧物整理)
ソンクラーン期間に訪れる来客のために、皆家中を綺麗に掃除します。No.2 香水、浄水を作成
女性と子供たちは「浴沸」と「献水式」の儀式で使う浄水や香水を用意します。No.3 献水式
献水式はソンクラーン期間中にたくさんの人々が行う伝統的な催しです。
若い世代は銀製の器に浄水を汲み、年配の人の手にそっと注ぎます。
それを通して経緯や過去に犯した間違いに対する詫びの気持ち、そしNo.4 放生
一部の地区ではソンクラーン時に「放生」儀式を行い、これは来世のために徳を積むという意味があります。
普段でもこの行為は功のある美徳として認識されています。No.5 水かけ合戦
「水」はソンクラーン伝統儀式に浄化と祝福を表します。
人々が互いに水をかけ合うのは厄や罪悪を払い、新しい一年を迎えるためです。No.6 太鼓の催し
多くの地方ではソンクラーンを祝うために盛大なパレードを開き、そこでは様々な催しが見られます。No.7 美食を味わう
祭り事には美食が欠かせません。
たくさんの食べ物に祭りならではの意味合いが含まれています。
参考ページ
花火大会イベント
2022年
- 夏の花火大会イベント
- 開催期間:2022年7月21日~2022年8月3日
永眠町で賑やかな花火が上がります。夏に訪れる眠れない夜となるでしょう。
- 開催期間:2022年7月21日~2022年8月3日
2023年
- 夏の大冒険イベント
- 開催期間:2023年7月27日~2023年8月3日
御客様、サマーキャンプにようこそ!
期間限定公共マップ-夏の大冒険で蛍を捕まえ、肉を焼き、花火ショーを鑑賞しましょう!
- 開催期間:2023年7月27日~2023年8月3日
単発イベント
ワールドカップイベント
衣装名 | ヘルメスの靴 | |
キャラクター | オフェンス | |
登場 | ショップ(2018・ワールドカップ) | |
テキスト | 金色ブーツのヘルメスだ!神話にしか存在しない祭典の栄光だ! | |
携帯品名 | 金羽ボール | |
キャラクター | オフェンス(2018・ワールドカップ) | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 祭典の頂上に立つチャンピオンのトロフィーだ! | |
エフェクト | ボール使用時に金色の羽がつく | |
パック名 | 金色ブーツ |
ペット名 | 球花 | |
キャラクター | サバイバー共通(中国版限定) | |
登場 | 2018・ワールドカップイベント | |
テキスト | 这株在绿茵场上灌溉出的植物,动起来犹如长了脚的足球一般欢脱 (2018年世界杯活动限定获得) | |
翻訳 | この緑の野原に灌漑された植物は、足が生えてサッカーのように動く (2018年ワールドカップイベント限定入手) |
雪祭りイベント
- 開催期間:2018年12月6日~2018年12月9日
時は12月。北半球は冬に入り、荘園の空気も随分と冷たくなりました。
アンテステーリア祭イベント
古代ギリシア人はアンテステーリアの翁月(公暦の2~3月)に盛大な花月祭りを開き、
酒の神ディオニューソスの祭祀を執り行っていました。
酒の神ディオニューソスは演劇の神でもあり、
このため荘園の主人は荘園内で第一回演劇大会を開くことになりました。
- 開催期間
- 演劇大会‐リハーサル:2019年1月28日~2019年2月6日
- 演劇大会‐正式公演:2019年1月28日~2019年2月9日
- 演劇大会‐アイデア捕獲:2019年1月28日~2019年2月9日
※写真家のSR衣装「マクベス」は元々このイベントの報酬だったが無かったことになり、後にイベントショップに追加された
春の遠足イベント
- 開催期間:2019年3月7日~2019年3月20日
衣装名 | 「春の遠足」 | |
キャラクター | 心眼 | |
登場 | 2019・遠足イベント | |
テキスト | まるで大自然が見えたよう…きっと綺麗な景色だわ | |
3Dモデル | ||
告知文 | 春風が運ぶすべてに心が躍らされるの! 「遠足に行けると聞いて、おしゃれしてみました。どう、似合ってますか…?」 遠足なら探偵の皆様はどんな衣装で出かけるのかな? |
イースターイベント
- 開催期間:2019年4月18日~2019年4月22日
イースターがやって来て、ボーナスがいっぱい!
荘園夢想イベント
- 開催期間:2019年6月21日~2019年7月1日
- 復刻:2022年5月12日~2022年5月21日
- 1.荘園夢想
可哀そうな花よ、誰がその花びらを隅々に捨てたのか…
あなたの花びらを取り戻せば、あなたを蘇らせることができるだろうか? - 2.パズル調査
破壊された手掛かりを再現し、荘園の謎を解こう!
- 1.荘園夢想
カーニバルイベント
- 開催期間:2019年9月26日~2019年10月8日
健康魂イベント
- 開催期間:2020年5月14日~2020年5月20日
健康は人類の最も大切な富であり、医療関係者は皆さまの健康を守る英雄です。
運動を欠かさず、体を丈夫に鍛え上げることが、彼らにとって最大の応援になるでしょう。
※新型コロナウイルス感染症の影響で行われたイベント
衣装名 | 守護者 | |
キャラクター | 医師 | |
登場 | 2020・健康魂イベント | |
テキスト | 陰からあなたを見守っている。 | |
3Dモデル | ||
告知文 | 探偵の皆様。体調管理はしっかりと、常日頃の対策を怠りませんよう。 手洗い、うがいをお忘れなく。 5月14日からのイベントでお会いしましょう。 |
四月の物語イベント
何年も昔、とある国王が法律を新しく変えようとし、一部の民衆から猛反対された。
怒りに我を忘れた民衆たちは猫の疫病で皇宮を襲い、彼の顔を猫にしてしまおうと図った。
それを知った宰相は国王に告げた。
指定の品種の魚を集めて魚のスープを作り、それを飲めば猫の疫病を治すことができると。
そこで、勇士を招集して特定の魚のスープを作り、猫の疫病から解放されるべく、国王は懸賞令を発表した。
- 開催期間:2021年3月25日~2021年4月3日
- 国王の物語
【オープニング】
灰が舞い落ちる些細な音さえも聞こえそうな静かな夜、私は国王と魚のスープの物語を話した。
話自体はくだらないもので、皆も一度は聞いたことがあっただろう。
だがあの可哀想な国王を助けようとした人間は、1人もいなかったのか?
雪が舞うとある夜、4人の若者が廃棄された小屋の中に住み込んでいた。
雨風をしのぐにはちょうどいい場所だったが、永遠に火がつかない暖炉以外、広いホールには何もなかった。
彼らは何かから逃れるために、この場所で身を隠しているようだった。
誰が口火を切ったのかは定かではないが、このつまらない夜を乗り切るための話のタネはないのかと訊ねると、残りの数名もそれに同意した。
揺れる灯が彼らの顔を照らし、それぞれ異なる表情を映し出した。
一時は誰も最初に口を開こうとしなかったが、しばらく経つと、冒険家が軽く咳払いをした。「ゴホン、丁度良い物語があるんだ。良かったら私から始めようか。」
誰も彼の言葉には答えなかったが、皆の目は「続けて」と言っているように見え、それにカートはかなり勇気付けられた。
何かが彼の神経を刺激したのか、彼は妙に興奮し、口ぶりも表情も変化した。「この話は有名で、君たちも知っているかもしれないが、私は思い返す度に違和感に苛まれるんだ。
こんな時にこの話を思い出してしまって申し訳ない。
ああ、私が言っているのは国王の物語だ。
チャーリー、どのチャーリーかは分かっていると思うが、確かそう、あの幼くして即位したフランスの国王だ。
彼の母親は有名な貴族の生まれで、王の権力を脅かすものだった。
その時、俗世の反対の声が最高潮まで達しており、民は皆彼の言葉を待っていた。
しかし彼はどうでも良さそうに、自分は猫による謎の疫病にかかると発表した。
ああ、哀れな国王よ、なんと可笑しい!」カートはまるでこの滑稽な場面を見てきたように、大げさに笑い声をあげた。
しかし皆の表情が変わらないのを見ると、気まずそうに「ゴホン」と咳をし、彼の物語を続けた……「その日以降、街中にたくさんの懸賞令が貼られた。
国王は大金をはたいて伝説の魚を見つけることができる勇士を雇おうとしていたのだ。
民たちの中で様々な議論が飛び交ったが、意外なことに全員がこれは宰相のアイディアだと推測していた。
それも無理はない。
皆この魚はスープにするのだと知っており、一般の出身で各地を巡ったことのある宰相と宮殿から出たことのない国王、
この南部沿海に伝わる伝統料理を誰が思いついたのかは自ずと予想がつく。」カートはそう言うと、しばらく間を空けた。
その時間は皆が話は終わりだと錯覚するほどに長かったが、やがて再び顔を上げた。
その表情はまるで大きな決断をしたようで……「ああ、なんてことだ!
まるでその場にいたかのように、あの光景が私の瞼の裏に映る。
巨大な後宮内には大勢の人間がいたのに、彼はただただ無力だった。
彼が唯一助けを求められるのは傍にいる宰相だけなんて、なんて哀れな国王なのだろう!
あの時、彼はその重い頭を片手の肘で支え、先の見えない長テーブルに座っていたに違いない。
ああ、家の年長者から聞いたことがある。
宮殿のテーブルは果てが見えないほど長いと。
彼は自分が誰にも好かれていないことを知っていた。
むしろ自分を笑いものにしていることも。
君たちも聞いたと思うが、街では彼の顔を猫に見立てた肖像画が沢山散らばっているらしい。
民間のおふざけさ。
彼の重い頭を上げさせることができるのは、宰相の慰めだけ。
宰相は南方の青い海を見たことがあるお方だ。
だが私は確信しているーー
国王が想像している海は天に黒ゴマを撒いたように真っ暗であり、この世は風の叫びしか残されていないと考えているだろう。
ゴホン、こんな国王に手を貸す者なんていないと思っていたが、結果は想定外だった!
彼らの中の何人が本心なのかは分からない。
賞金のためか、名声のためか、あるいは他人には言えない事情があるのか……」カートは窓の外を眺め、ため息をついた。
鼻息と勘違いしそうなほど小さな音だったが、こんな雪が溶ける音すら聞こえそうな夜では、皆彼の言葉がはっきりと聞こえた。
しかしこんな嫌われ者の国王は、本当に救いを得られるのだろうか?【カート・フランク】
1つの出来事には異なる真相が存在する。
そして私が目にした唯一の真相こそが、私が信じる真実だ!
そう、あの哀れな国王はついに救われ、ハッピーエンドを迎えた!
ナレーション:カートは物語を語り始めたが、その結末に辿り着かぬまま、自身の巨大な哀愁に陥った。
ナレーション:彼を遮る者がいるかと思いきや、全員黙り込み、やがて彼は石油灯から散った火花に驚いて意識を取り戻した。
突然の「パチッ」という音によって彼はこちらの世界に戻り、話を語り出した。
カート・フランク:信じがたいかもしれないが、数日後、1人の勇士が宮殿の前に現れ、自分なら国王を救うことができると申し出た。
カート・フランク:おお、哀れな殿下はどれほど嬉しかったことか!
私は救いを前にした彼の興奮をこの身で感じたようだ!
勇士がこれほど大きな宮殿に足を踏み入れたのは初めてだった。
自分が発した「陛下」の一言は巨大な空間を激しく反響し、その結果彼は己の声に驚いていた。
君たちもこういう体験をしたことがあるだろうか?
考え事をしていた時、周りの音に引き戻されるとパニックになる。
それは生理的な反応だ。
カート・フランク:私が言いたいのは、勇士は皇宮の華やかさに浸っていたということだ。
ナレーション:カートは何かを隠すように、自嘲気味に鼻を触った。
カート・フランク:彼は宮殿で先に魚を渡すか、先に賞金を渡すかについて揉めた。
カート・フランク:この時傍に立っていた宰相が身をかがめて国王にこう言ったーー
本当はかがむ必要もなかったのだが。
知っているだろうが、彼の声は元々ブンブン鳴く蚊のように軽い。
「陛下、今はあの魚を手にし、陛下を救うことが最優先でございます。
あの魚が本物であれば、賞金は遅かれ早かれこの勇士のものになります。
とりあえずここは賞金を彼に渡し、身柄を取り押さえ、陛下が魚のスープを飲んでみてから解放するのはどうでしょう?」
国王はその提案を絶賛し、すぐに魚のスープを作らせた。
ナレーション:物語の結末は誰の興味もそそらなかったようだ。
誰も顔を上げず、好奇の目もなく、「え?その後は?」の問いもない。
どうやらこれは本当に周知の物語のようだが、カートは最後まで話すことに固執した。
カート・フランク:そう、結末はハッピーエンド。
国王は大衆の願うような猫顔にはならなかった。
彼はとても嬉しく思い、勇士にさらに多くの褒美を与えようとしたが、金はすでに彼に渡している。
そこで、彼に将軍の座を与えようと考えた。
カート・フランク:だが勇士は断った。彼は皇家に数日滞在したが、ここはあまりにも広すぎる。
彼はただ自分の報酬を持って帰りたかっただけで、国王も無理に引き留めようとしなかった。
なあ、これはハッピーエンドじゃないか?
ナレーション:カートの興奮は異常にすら見えた。
だがこれが本当に事の真相なのだろうか?【ロビー】
ふん、あの嘘つき勇士もただでは済まされないはずだったのに。
くそ、逃げ足の速い奴め!
猫の疫病は嘘だった。勇士も嘘つきだ。
全部、全部偽物だ。そんな恐ろしいものが存在しているはずがない!
ナレーション:窓の外の雪はまだ止まず、まるで己の勤労を必死に証明しているようでどこか儚い。
もしこの世の全てが雪に覆われたら、きっとそこには聖潔しか残っていないだろう。
ナレーション:ロビーは彼のぺろぺろキャンディーを舐めた。
そのキャンディーは尋常ではない大きさであり、小屋の中の者たちもこれほど大きなキャンディーを見たことはないらしい。
ナレーション:しかし、それを羨むような表情を浮かべる者はいない。
いたとしても、ロビーがキャンディーを舐めた時に「ジュル」という音を立てた途端、その感情は嫌悪へと変わってしまっただろう。
ナレーション:その音は五官を最大限に掻き立てた。
たとえそちらを見ていなくとも、よだれが地面に落ちる場面が容易く脳内再生できるのだ。
無意識に身震いしそうになる。
ロビー:僕は君の言い分に同意しないな。
ナレーション:そう言い、彼はカートを指差した。
言葉も動作も失礼に値するが、誰も小さな男の子の無礼を気にはしない。
彼の顔は依然として大きなペロペロキャンディの後ろにあり、声だけが聞こえてくる状態だ。
ロビー:勇士がどうして急いで去ろうとしていたか知ってる?
へへっ、なぜならすぐに逃げないと、彼の頭が首からさよならしちゃうからさ。こんな風に!
ナレーション:彼の最後の声は皆を驚かせ、次の瞬間すぐに頭を取って見せるのではと疑わせるほどだった。
皆は無意識に後ろへ寄りかかり、ロビーはいたずらが成功した男の子のように笑っていた。
ロビー:本当はね、国王は勇士が離れてからすぐに手紙を受け取ったんだ。
手紙には挑発の言葉が綴られていて、相手もまた傲慢で人をものともしない奴だった。
あの尊大な態度ときたら、「本世紀一の賢者」という名札を額に貼っているようなものだったよ。
ロビー:でも、あの国王も愚かでおかしいから、人のことも言えないかも。ははははっ!
真面目に聞くけど、君らは本当に猫の疫病ってやつを信じてるの?
ロビー:彼は国の君主なのに、こんな根も葉もない噂を信じるなんて!僕は絶対に信じないよ。
何はともあれ、猫の疫病はただの噂だ。
そんな恐ろしい疫病が存在するわけがないだろう!
ナレーション:相変わらずロビーの顔は見えないが、彼の細い体がぶるりと震えたのは分かった。
興奮したからか、何か恐ろしいことを思い返したのか…【エマ・ウッズ】
エマは火が怖い。炎、燃え滾る大火事。
それは国王を焼き殺して、エマの全ても焼き払った…本当に恐ろしいわ。
でも、火事は何も残さないわけじゃない。
それは鎖となって、生き残った者を、可哀想なエマを縛り付けるのよ!
ナレーション:室内の空気は異様に乾燥しており、暖炉の中の火によるものだと連想させた。
しかし目を向けると、微かな青い光が木炭に吸いついているだけだ。
それはまるで自然界の摂理のように、幼き命は強い個体に縋りつくことで、自分が成長する日まで生き永らえる。
ナレーション:エマは彼女のエ具箱を触った。
どんな宝物にも勝る大事なものが入っているようだ。
ナレーション:彼女の手は普段から工具を使う少女の手には見えなかった。
白く、全く荒れていないその手が工具箱に触れる度、皆の心も刺激されたかのようにぶるっと震える。
まるで心の扉が何かにそっと、そっと掴まれたようだ。
エマ・ウッズ:私はこの世界の人が嫌いなの。
素敵な夢を見せながら、絶対に離れないと嘱くのに。
嘘よ、全部嘘、嘘つきの世界!
ああ、可愛いエマ。自分の嫌悪を表してはいけないわ。
うん、やり直そう。
ナレーション:エマの声は甘く、前後のつじつまが合わない言葉を放った。
1人の脳内で2人が口論を繰り広げ、つい言葉が漏れてしまったように聞こえた。
ナレーション:しかし彼女に構う人はいない。
なぜなら彼女は天使のごとく純真な笑顔を浮かべており、その存在は皆にとって永遠に崩れることのないケーキだからだ。
彼女が口にする言葉なら、それがいくら残酷だろうとも、春の追悼歌になるのである。
エマ・ウッズ:彼らは元々互いに面倒を見て、互いに支え合っていたの……かつての私のように。
でも、その内の1人が離れることを考えるようになって……
エマはそんな考えが大大大っ嫌いよ!
ナレーション:エマは何か不愉快な記憶を思い出したようだった。
彼女は怒り狂い、両手を無意識にぎゅっと握りしめていた。
エマ・ウッズ:でも、エマもようやく分かってきたんだ。
誰にだって逃げ出したい場所があって、それは私の枷だって。
エマ・ウッズ:だけど、手放そうとしない人が絶対いるの。
あの時、彼はまだ何もわかっていなかったから、燃え滾る炎が……ああ、なんて恐ろしい。
あれは愛する人と、生きていく希望を連れ去ってしまう。
エマ・ウッズ:私は灰の中で残骸を集めることしかできなかった。
そして、彼は国王をネックレスにして首にかけ、彼の生活を過ごし、彼の代わりとなったわ。
ほら、結局誰も掟は破られなかったでしょ?ふふっ。
ナレーション:エマは優しくエ具箱に触れていた。
その様子はよく見れば見覚えがある。
夜中に泣く子供は、皆母親にこうやって宥められるのだ。【フィオナ・ジルマン】
国王の悲劇は、愚かな人々と国王自身のせいよ。
誰も彼を受け入れようとせず、彼自身も自分の猫の顔を受け入れようとしなかったから、彼は愁いの中で生涯を終えた。
ナレーション:石油灯が稀に火花を散らす。
窓の外の大雪が延々と続くピアノ曲だとしたら、この火花は制御の利かないメトロノーム。
窓の外のリズムを乱し、室内の人々の心のリズムも乱す。
しかしそれは全てを乱した後、音もなく消えていく。
そうして誰もその罪を指摘できなくなるのだ。
ナレーション:フィオナは彼女のスカートの裾を整えた。
彼女の頭上には宗教関連の書籍で見覚えがある2つの独特な角が付けられている。
フィオナ・ジルマン:人々は自分と異なる存在を受け入れたがらない。
なぜなら、自分自身を心の底から受け入れたことはないから。
ナレーション:フィオナは顔を上げて皆の返事を待ったが、沈黙が彼女を希望のない深淵へと引き込んだ。
フィオナ・ジルマン:ふん。凡人は俗目で神のご意志を伺おうとするけれど、自分の悪運と儚さには見て見ぬふりをする。
フィオナ・ジルマン:あなたたちは猫の顔が猫の体にあるのは受け入れられるのに、人の体にあるのは受け入れられない。
でも人間の顔が本来どうあるべきなのか、神は定めたことがあったかしら?
フィオナ・ジルマン:私が知っているのは、たとえ天の上の高貴なるお方の子供にも、獣面を持つ者がいるということ。
あなたたちのような凡人は見た目ばかりを嘲笑う。
それで暴かれるのは自分の無知だというのに、滑稽で笑えるわ。
ナレーション:フィオナはとても美しい目を持っている。
その目には様々な物語が秘められているが、透き通るような眼差しに掴みどころはない。
そう、まるで窓の外の雪のように純粋なのだ。
ナレーション:雪が空から舞い降りてもたらすのは自然の寒さでも、神の啓示でもない。
無論、至純で永遠の愛でもない!
それは嘲笑、命あるものの嘲笑、そして無知に最大まで開かれ、決して閉じることのない俗世の瞳なのだ。
フィオナ・ジルマン:国王が自分を受け入れていたら……
猫の顔を受け入れていたら、憂鬱に余生を過ごすこともなかったし、無駄に首をはねる必要もなく、国を1人の家臣に委ねることもなかった。
ナレーション:フィオナはそう言うと、再びスカートを直した。
彼女の姿勢は、怠惰な猫が自分の毛並みを整えている姿を連想させた。【エンディング】
ああ、哀れな人間よ。
君らは自分が国王を嘲笑ってやったと思っているかもしれない。
国王の方こそ、君たちを嘲笑っているかもしれないというのに。
万事万物の真偽なんて見分けのつけようがないわ。
果たして私たちの存在は、本当に真実なのかしら?
ナレーション:雪はまだ止まない。
木の床の下から「ギシ」という音が聞こえた。
これは絶対に聞き間違いだ。
こんな寒い季節、こんな美しい国に、あんな似つかわしくない存在がいるはずがない。
ナレーション:カートはそれを証明するかのように、再び口を開いた。
彼は石油灯を取り、その笑みは青い火に照らされて怪しげに映った。
同じ輪郭なのに、まるで別人だ。
カート・フランク:いや、国王は実際助けられる必要もなかったし、宰相も陰謀なんてない。
おかしな話だ。
この世のどこにそんなたくさんの悪意があると言うのだ。
ただ、勇士は確かに去らなければならない理由があった。知りたいか?
カート・フランク:ははっ、あの日勇士が皇宮を訪れ、魚のスープを国王に捧げようとしたが、皆が総出で探しても、国王が見つからなかったんだ。
カート・フランク:皆の隙を狙い、宰相は勇士を連れてある孤塔にやって来た。
そこでは鴉と野良猫の鳴き声がたくさん聞こえる。
このきらびやかな皇宮内になぜこのような場所があるか、彼は疑問に思った。
宰相が塔の頂の扉を開くと、そこにあった光景は信じられないものだった。
カート・フランク:宰相は勇士の疑惑を分かっているように慰めの言葉をかけた。
そう、私はこれを慰めと捕らえたい。
宰相は勇士に告げた。国王は日夜憂いながら過ごし、自分は猫になってしまうのだと断言していた。
そして怯えてここに隠れ、本当に本物の、猫になってしまったのだ。
カート・フランク:そう言うと、勇士の手にあるスープを受け取り、草むらの奥へと歩いて行った。
彼は本当に猫を呼んでいるかのように、閉じた唇の間から音を鳴らした。
しばらくすると、宰相は1匹の猫を、正確には国王を連れてきた。
一目見ただけで、勇士はそれが国王だと分かった。
カート・フランク:国王が感謝しようと思った時、勇士は怖がりながら後ずさり、慌てて皇宮から逃げ出したんだ。
ナレーション:カートは素晴らしい口調でまくし立てた。
まるで一息で言い切らないと、何かに阻まれるように。
ナレーション:時が止まったのかと疑うほど、息切れしているカート以外は全て静まり返っていた。
突然彼は何かを思い出したように、恐怖の表情を浮かべた。
カート・フランク:そうだ、私も実のところ勇士が本当に皇宮から逃げ出せたかどうかは知らない。
知るわけがない!
ならば、あなたたちは誰の物語だろう?
これは愚人の世界なのかもしれない。 - 魚のスープ制作
【魚図鑑】
- Cabillaud
「我らの王はノルウェー出身で、名をSkreiと言う。」 - Turbot
「私は海域と川が交わる汽水域で生活している。 - le merlan
「私の親戚たちがどんどん珍しくなっていったため、今日私は今まで以上にに広く消費された。」 - Sole
"The word sole in English,French,
and Italian comes from its resemblance to a sandal,
Latin solea." - la dorade
「私は他の深海魚類と同じで、大量の水銀が含まれているかもしれないよ。」 - la truite
「野生の私は人工繁殖したものより食感が良いと評判だ!」 - 不思議な魚
「私の伝説を知らないお馬鹿さん、早くエイプリルフールの出来事を見に行って!」
- Cabillaud
- 国王の物語
感謝プレゼントイベント
- 開催期間:2022年11月17日~2022年11月30日
探偵の皆様の今までのご支持とご愛顧に感謝を込めて。
展覧館イベント
- 開催期間:2023年6月8日~2023年8月2日
伝説を共に見届けよう! IJL展覧館へようこそ。
衣装名 | 展覧デザイナー | |
キャラクター | 画家 | |
登場 | 2023・IJL展覧館イベント | |
テキスト | 筆で栄誉を記録し、額縁がハイライトを飾る。 | |
3Dモデル | ||
補足 | 中国版では「IVL展覧館」となっている。 |
記憶の灰燼・後編イベント
- 白馬の遺恨
開催期間:2023年11月2日~2023年11月30日
枯草の山に埋まっているのは、悔いと追憶だけではない。- 娯楽モード「追憶の白馬」
これは趣向を凝らした試合であり、一刻を争う狩りでもある。誰も足を止めず、誰も追いつかれることを望まない。心臓が脈打つように、前へ進む足並みも止まることはない。
この先にあるのは未来であり、栄誉だ。そして背後にあるのは…過去であり、悪夢だった。
見るな。止まるな。たとえ運命が背後に迫ってきても。
環状のコースに終わりはないが、一時的なものだとしても勝者は生まれる。勝者の過去を追及する者はいない。勝者が何を踏みつけ、最後まで駆け抜けたのかを気にする者もいない。
観客たちは花束を投げ、満足げにこう讃えるのだ。「素晴らしい試合だった」と。 - 公共マップ「クレイバーグ競馬場」
お客様はここで手掛かりを探し、馬に乗ることができます。
- 娯楽モード「追憶の白馬」
- 残り火再燃
開催期間:2023年11月9日~2023年11月30日
過去の影は、未だあの密林の中を彷徨っている。- 娯楽モード「憂いの密林」
ハンター「フールズ・ゴールド」に対抗することができます。
ステージは足掻き、苦痛、狂気、虚妄の4つの段階に分かれています。
- 娯楽モード「憂いの密林」
衣装名 | 日常 | |
キャラクター | 昆虫学者 | |
登場 | 2023・記憶の灰燼・後編イベント | |
テキスト | ベールの下に隠された面影は、日に日に馴染みのないものになっていった……たとえ彼女自身にとってもだ。 | |
3Dモデル |
参考ページ
- 雪だるま三面図
- 枯れ枝の霊三面図
- 「春の遠足」三面図
- バニードール立ち絵
- ラッキー立ち絵
- 守護者三面図
- ミニ暗号機三面図
- 記憶の灰燼 後編
- ログイン画面イラスト
- メインストーリーポスター(1、2、陈阿凸TUTU氏のポスター2原画)
- 白馬の遺恨(ポスター、販促イラスト)
- 残り火再燃(販促イラスト1、2)
- 日常・イベント報酬イラスト
- 記憶の灰燼・後編記念曲(「Endless Banquet」MV、村カルキ氏によるMV原画)
その他
携帯品名 | 裡探偵 | |
キャラクター | ハンター共通 | |
登場 | 事前登録プレゼント | |
テキスト | ハンターの携帯品。裡探偵。 |
ペット名 | コウモリの人形 | |
キャラクター | サバイバー共通 | |
登場 | 事前登録プレゼント(中国版・韓国版限定) | |
テキスト | 得体の知れない小さなコウモリだが…… |
ペット名 | 寄り添う白鳩 | |
キャラクター | サバイバー共通 | |
登場 | リリース記念ログインイベント | |
テキスト | ずっとそばを離れない、永遠に一緒であることの象徴。 |
携帯品名 | 名探偵のパイプ | |
キャラクター | サバイバー共通 | |
登場 | 動画募集イベント(3回入賞) | |
補足 | ミラティブコラボイベント2021(1~5位入賞) | |
テキスト | このエレガントな髭を見たか? | |
携帯品名 | 年代物のパイプ | |
キャラクター | ハンター共通 | |
登場 | 動画募集イベント(3回入賞) | |
テキスト | 与其说它是烟斗,不如说它是某种奇怪的生物 | |
翻訳 | それはパイプというよりも、ある種の奇怪な生き物といったほうがいい。 |
※年代物のパイプは日本版の情報がないため、中国版のものを翻訳しています
衣装名 | 深淵棲 | |
キャラクター | 芸者 | |
登場 | 1億2000万人ダウンロードプレゼント | |
テキスト | もし深淵を直視する勇気があるなら、脱出の道を見つけられるかもしれない。 | |
3Dモデル |
参考ページ
コメント
- 記憶の灰燼・後編関連のイベント、期間限定モノなので取り急ぎこちらのページに載せました。メインストーリーに関わりある内容なので相応しいページありましたら移動をお願い致します。 -- 2023-11-02 (木) 23:45:06
- 編集ありがとうございます!今後真髄に関りがないメインストーリー報酬の衣装が増えたら隔離するので、それまではここのページで大丈夫です! -- 管理人? 2023-11-03 (金) 09:24:05
- 魔女の夜イベントが2021・七夕イベントになっていたので2022・七夕イベントに修正いたしました‼︎ -- 2022-08-15 (月) 22:13:00
- ありがとうございます! -- 管理人? 2022-08-16 (火) 06:49:53
- 8月11日~8月21日にパンダの守護者イベントが開催されるそうです。イベント報酬はアイコン「集合写真」?,SRペット「パンダの赤ちゃん」,落書き「モグモグ」だそうです。アイコンの名前が集合写真だったような気がしますが、自信がないので?をつけておきました。 -- 2022-08-10 (水) 17:43:00
- 庭師の話よろしければどうぞ。 ナレーション:室内の空気は異様に乾燥しており、暖炉の中の火によるものだと連想させた。しかし目を向けると、微かな青い光が木炭に吸いついているだけだ。それはまるで自然界の摂理のように、幼き命は強い個体に縋りつくことで、自分が成長する日まで生き永らえる。 エマは彼女のエ具箱を触った。どんな宝物にも勝る大事なものが入っているようだ。 彼女の手は普段から工具を使う少女の手には見えなかった。白く、全く荒れていないその手が工具箱に触れる度、皆の心も刺激されたかのようにぶるっと震える。まるで心の扉が何かにそっと、そっと掴まれたようだ。 エマ・ウッズ:私はこの世界の人が嫌いなの。素敵な夢を見せながら、絶対に離れないと嘱くのに。嘘よ、全部嘘、嘘つきの世界!ああ、可愛いエマ。自分の嫌悪を表してはいけないわ。うん、やり直そう。 ナレーション:エマの声は甘く、前後のつじつまが合わない言葉を放った。1人の脳内で2人が口論を繰り広げ、つい言葉が漏れてしまったように聞こえた。 しかし彼女に構う人はいない。なぜなら彼女は天使のごとく純真な笑顔を浮かべており、その存在は皆にとって永遠に崩れることのないケーキだからだ。彼女が口にする言葉なら、それがいくら残酷だろうとも、春の追悼歌になるのである。 エマ・ウッズ:彼らは元々互いに面倒を見て、互いに支え合っていたの……かつての私のように。でも、その内の1人が離れることを考えるようになって……エマはそんな考えが大大大っ嫌いよ! ナレーション:エマは何か不愉快な記憶を思い出したようだった。彼女は怒り狂い、両手を無意識にぎゅっと握りしめていた。 エマ・ウッズ:でも、エマもようやく分かってきたんだ。誰にだって逃げ出したい場所があって、それは私の枷だって。 だけど、手放そうとしない人が絶対いるの。あの時、彼はまだ何もわかっていなかったから、燃え滾る炎が……ああ、なんて恐ろしい。あれは愛する人と、生きていく希望を連れ去ってしまう。 私は灰の中で残骸を集めることしかできなかった。そして、彼は国王をネックレスにして首にかけ、彼の生活を過ごし、彼の代わりとなったわ。ほら、結局誰も掟は破れられなかったでしょ?ふふっ。 ナレーション:エマは優しくエ具箱に触れていた。その様子はよく見れば見覚えがある。夜中に泣く子供は、皆母親にこうやって宥められるのだ。 -- 左右田? 2021-03-27 (土) 23:33:10
- ありがとうございますー!今回セリフ細切れで打ち込み大変だったのですごく助かります!! -- 管理人? 2021-03-28 (日) 10:44:38
- ありがとうございます!イベント名と混ざってますね…申し訳ありません。助かります! -- 管理人? 2021-03-06 (土) 22:56:01
- 植樹節イベントの泣き虫衣装「トネリコの死」が「トネリコの森」に、「衣装名」が「携帯品名」になっていたので修正しました~ -- 2021-03-04 (木) 17:43:05
- 2019・遠足イベント、春の遠足衣装ののキャラクターが機械技師になっていたので心眼に直しておきました -- 2020-03-14 (土) 21:16:18
- 申し訳ありません。ありがとうございます! -- 管理人? 2020-03-14 (土) 22:07:35