※デロス嬢のセリフはプレイヤー名での表示となっているが、見辛いので全て「記者」で統一しています
記憶の灰燼・下
第五幕「怪しい『遊び仲間』たち」
- 01:秘密
誰もが秘密を抱えている。
情報を集めるために、デロス嬢は「遊び仲間たち」に話を聞くことにした。
記者:皆 何か秘密を隠している
記者:そうだ
記者:あの謎めいた小説家を探ってみよう
記者:何かわかるかもしれないわ
記者:おかしい
記者:オルフェウスさんはここにはいないわ
記者:暖炉の灰は冷たい、だいぶ経ってるようね。
記者:燭台は、暖炉に固定されている。
記者:うん?回せるようね
記者:何も起こらないみたい
- 02:次の行動
「オルフェウス」さんはリビングにいなかった。
デロス嬢は他の人たちを探すことにした。
記者:オルフェウスさんはこの部屋には来ないで、裏口から出たのね?
記者:では次は誰に……
◆温室へ向かう
記者:そうだ、プリニウス夫人と話してみよう。
記者:うん?プリニウス夫人もいない。
記者:養蜂箱が置かれているけど、プリニウス夫人のもの?それにしても中の蜂は危険そうだし、近寄らない方がいいわね。
記者:蜂の死骸だわ?養蜂箱にいた蜂と、同じ品種のように見えるけど。
記者:食堂を通る以外、他に外への出口はないはず。プリニウス夫人は、私がまだ部屋にいる時にでかけたのかしら?
記者:では次は誰に……
◆2階へ向かう・部屋に戻る
(2階へ向かう)記者:クレイバーグさんと話しをしてみよう。
(部屋に戻る)記者:部屋に戻って、そろそろ午後のための準備をしなければ。
記者:ん?あれはクレイバーグさん?
記者:どこへ行くんだろう?
記者:見失ってしまった
記者:もっと視界が開けたところに行こう
- 03:人影
2階に戻ろうとしたデロス嬢は、入口で見知った背中を目にした。
彼女がその背中についていくと、クレイバーグ競馬場にたどり着いた。
記者:あそこに展望台がある、この競馬場を一望できるはず
記者:何か登る道具が必要ね。あの厩舎でなにか使えそうなものが見つかるかもしれない
記者:見つかった。これを使えば登れるはず。
- 04:競馬場
デロス嬢は競馬場でクレイバーグさんの痕跡を探した。
記者:よかった、まだ使えそう。
記者:荒れ果てた観客席。乱雑な状態でほとんどのものはわざと壊されたようね。
記者:丸く小高い丘が3つ。うち2つはヤグルマギクが咲いている。
記者:見つけた クレイバーグさんだ…近づいてみよう。
第六幕「青い希望」
- 01:噂
クレイバーグさんに気付かれそうになった時、デロス嬢は「オルフェウス」さんに助けられ、彼とクレイバーグさんとの会話からクレイバーグ競馬場に関する噂を知ることができた。
作曲家:はっ、誰か居るのか?
◆姿を現わす
記者:はっ!わた…うっ! 作曲家:オルフェウスさん?ルールを守らないのはお互い様ですね。
小説家:探求心は悪いものではないでしょう。でも、目的のない探求はただの徒労に終わる。
小説家:そうでしょう?オーストリアの「クレイバーグ」さん
作曲家:…どこまで知ってる?
小説家:ここに来る前に、この荘園の資産を調べました。
小説家:もちろん、この家系と同じ名前の競馬場も含まれています。
小説家:ヤグルマギクの噂……
小説家:それとブルーホープについてもね。
作曲家:聞かせてもらいましょう。
小説家:クレイバーグ競馬場の最盛期
小説家:ここは上流階級の人々と一流の名馬で華やかだった
小説家:その中でもっとも有名なのが「死の白馬」と呼ばれた馬
小説家:出走する時は必ず夫人がひとり選ばれ、この馬に花をつけて勝利の祝福をした
小説家:マリー夫人はそのひとりにたびたび選ばれ、彼女はきまってヤグルマギクの花を贈った
小説家:幸せな出会いの象徴とされるヤグルマギクだったが、奇しくもそれが後に彼女と騎手の不貞の証拠になってしまった
小説家:だが誰もがあの発狂して雑踏事故を起こした「死の白馬」の名がサインラス
小説家:つまり、マヌスがマリーに贈ったプレゼントだったことを忘れてしまったようだ
小説家:ヤグルマギクがマリーの実家の家紋だったことも
小説家:その紋はあなたのネクタイにもあります
作曲家:仰ることが事実なら、不幸にして亡くなった親族を悼むことに何ら問題はないのでは?
小説家:おや?マヌスがマリーをここに埋葬したと?
小説家:冤罪で落命した美人の墓参りをしようと、当時も高額をかけて埋葬場所を探したが、見つからなかったとか。
小説家:精神に異常をきたしたマヌスがマリーの死体を持っていったという噂もあるようですが。
作曲家:あいつらは墓参りのためなんかじゃない!あの債権者どもはただあの宝石が欲しかっただけだ!
小説家:あなたは違うと?
作曲家:そんな不吉なものには興味はない。
小説家:それは実に残念ですね。ご存知かもしれませんが、私は小説家でありながら探偵でもあります。
小説家:ものを探すのは探偵の得意とするところですから、こちらから手助けを提供し、何かしらの代償をいただきたいと思っていました。
作曲家:代償だと?
作曲家:いいでしょう。
- 02:手掛かり
「オルフェウス」さんから指摘を受け、デロス嬢はマリーとセレネスが埋葬されている場所を推測した。
小説家:ではどこから始めましょう。
作曲家:マリーの死去後、一族からはマヌスに何度もマリーの嫁入り道具を返すよう手紙を送りました。特にあのブルーホープ。
作曲家:だがマヌスからの返信はなく、彼が行方不明になったあとに、彼からマリーの父親に手紙が届いた。
小説家:「彼女は彼女が愛する場所で、最愛と永眠している」
作曲家:マリーは子供の時から称賛されることと、宝石、そして馬が好きだった。
作曲家:この3つがすべてある場所は、おそらくここ以外になかったはず。
小説家:あの事件の後、人々の怒りを鎮めるために、マヌスはサインラスを殺処分…
小説家:だから…マリーは最愛の宝石とサインラスと、一緒に埋葬されたとか?
作曲家:それはわからない。私の考えを言ったまで。
小説家:サインラスの埋葬場所を探してみましょう。
小説家:腐敗によって発生する物質はたまに土の酸度を変えるので、それが戻るまで長い時間がかかります。
小説家:馬を埋められそうな場所に異常がないか探したほうが近道でしょう。例えば厩舎とか。
記者:オルフェウスさんは何かヒントをくれているようだ…ヤグルマギク…死体…最愛の場所…
ヤグルマギクの丘
クレイバーグ競馬場の一角には、大きさが同じくらいの丘が3つ並んでいる。
その内2つの丘にはヤグルマギクの花が咲いており、残りの1つは枯草だらけだ。
腐敗した死体
「オルフェウス」さんとクレイバーグさんの会話から、腐敗した死体の発する物質が土地の酸度を変えることがあることを知った。
植物の酸性/アルカリ性
プリニウス夫人によると、植物はそれぞれ異なる酸度の土壌を好むらしい。
例えば、ヤグルマギクはアルカリ性の土壌を好んでいる。
埋葬場所
集めた手掛かりから、マリーとセㇾネスが埋葬されている場所は3つの丘のうち枯草に覆われた1つであると推測できた。
- 03:愛する場所
デロス嬢は誰よりも先にネックレスを見つけた。
しかし目先の獲物に目がくらんだ狩人は、背後に迫る危険に気付けなかった。
記者:…厩舎にはない…マリーとサインラスの埋葬場所がわかったかもしれない。あの3つの丘で唯一花が咲いていない場所ーー彼等より先に宝石のネックレスが見つかるかも。
記者:…棺桶がない
記者:人間の骨でもない
記者:これは何?
小説家:本当に鋭い観察力ですね クレイバーグさん
小説家:探偵の才能がおありのようで
記者:いけない、誰かきた
◆土の中に埋め直し、隠れる
小説家:記者さんですか?こんなところで奇遇ですね
作曲家:本当にそうですか、オルフェウスさん
作曲家:優秀な探偵でおられるのに演技は不得手なようだ、アドリブは特に
作曲家:我らが賢い記者さんも頼まれたことに応えたんだね?
作曲家:ではおふたりさん、これにてショーは終わりです
作曲家:手に持った箱を持って来てください、ここで何か起こるのはお望みではないでしょう
作曲家:後ろを向いて銃声が聞こえるまで振り向かないことだ
作曲家:でなければあなたが最後に聞く音は銃声になりますよ
小説家:彼に従うべきです
小説家:銃の熟練者だ、親指の付け根に跡がある
(銃声)
記者:オルフェウスさん、怪しいと思いませんか?ここにマリーの棺桶はない
記者:マヌスはどこに埋葬したのでしょう?
小説家:マリーにとって馬や宝石や賞賛を超えた愛するものは何なのかによりますね
記者:何か音が
記者:まずここから離れましょう
- 04:苦境
クレイバーグさんに競馬場に閉じ込められてしまったデロス嬢と「オルフェウス」さんは、競馬場のゲートを開く方法を探すことにした。
記者:このゲートは、暗号機で制御されているようです。
小説家:なるほど、それで辻褄が合う。競馬場で見た数台の暗号機も荘園の主が、午後のゲームのために用意したのでしょう。
記者:解読する方法は分かりそうですか?
小説家:ちょっとした考えはあるが、テストが必要です。
小説家:まず競馬場の中央にある一番大きな機械に行ってみましょう。
記者:(これが日記の中で書かれていた暗号機かも…)
記者:暗号で機械を解読する必要があるようですが…その、暗号がわからないんです
小説家:わかるかも……
小説家:どうしました?
記者:大丈夫、ただ…こんな音にはなれていなくて…
小説家:それなら、別の暗号機の場所を探してみてください。
小説家:またここで集合しましょう。解読は私にまかせて。
小説家:解読方法が、見つかったと思います。
記者:他の5台の暗号機を見つけました。
小説家:さて次は…
小説家:誰です?あちらは…
記者:誰?
記者:彼女は任せて!ここはお願いします
- 05:「彼女」
ついに競馬場から脱出する方法を見つけたデロス嬢と「オルフェウス」さんは、新たな危機に遭遇した。
記者:ゲートが開いた?
記者:オルフェウスさんは…?
???:アリス…
第七幕「夢境」
- 01:夢境
昏睡状態に陥ったデロス嬢は、再びあの馴染み深くも全く知らない夢境に沈んでいった。
???:アリス
???:エウリュディケ―
誰かが呼んでいる
◆答える
この声は……彼の声……
◆アリス
ここにいるよ… - 02:危機
目覚めたデロス嬢はいつの間にか「オルフェウス」さんに助けられて本館に戻っていたが、クレイバーグさんの手がかりも途絶えた。
執事:お目覚めになられたようで何よりです。プリニウス様からガーデンで倒れておられたと。幸いオルフェウス様がいらっしゃいましたのでここへ。
執事:町から医者を呼ぶ手配をしておりますが、昨晩の大雨で道が通れなくなっており、当分来られそうにありません。
執事:幸いオルフェウス様は医学の知識がおありで、軽く診て頂き問題ないとのことでしたのでご安心を。
執事:ひとまずお食事をご用意致しましたので、こちらへ持ってまいります。
記者:ありがとうございます。あの……私は一体?
小説家:競馬場の出入り口に倒れていました。ショックで気を失ったようです。
小説家:ここに運んだとき、プリニウス夫人がちょうど玄関におられたので、勝手に行動したことがバレないように、プリニウス夫人にちょっと協力してもらいました。
記者:クレイバーグさんも戻ってますか?
小説家:さあそれは…見ていません。プリニウス夫人と使用人たちも見ていないそうです。
昆虫学者:使用人たちが嘘をついていなければですけど。
小説家:私は午前中はずっとガーデンにいて、本館に出入りした人がいるかどうかは。
記者:逃げたとか?
小説家:彼の部屋の荷物はまだそのままでした。
記者:彼の目的があの宝石なら、もう目的は達成したので、荷物を取りにここに来るのが危険だと思ったのでは?
小説家:それが、残された荷物の中にその宝石がありました。
記者:それは異常ですね。
小説家:わたしは彼はまだ密かに、覗いていると思います。
小説家:競馬場で起きたことを、プリニウス夫人とも話しましたが、状況は、予想よりはるかに危険かもしれない。
小説家:タダのご馳走はないとわかっています。ただ「宴会」の前に面倒はご免ですから。
小説家:現状私達は、神出鬼没のクレイバーグさんをともに警戒する必要がある。
小説家:味方が多いのは、悪いことではありませんので。
◆頷く
記者:賛成です。では同盟を組むために、互いに包み隠さずにお話しできませんか?
記者:例えば、ここにきた目的を共有して信頼関係を作るとか?
記者:この荘園は悪い噂ばかりです。たったひとつの素材や標本のために、なぜここまで?
小説家:たった一つの新聞ネタは?
小説家:私は問題ありませんが、夫人はいかがです?
昆虫学者:同意です。
小説家:では…どなたから、始めましょう?
昆虫学者:誠意を表すために、私から話しましょう。
昆虫学者:私がここに参った理由は、夫の死と関係があります。他の分岐
◆黙る
小説家:では荘園に来た理由を互いに話して誠意を示しましょう?
小説家:この荘園は悪い噂ばかりです。たったひとつの素材や標本のために、なぜここまでの危険を?
記者:そうね…ではどなたから?
昆虫学者:誠意を表すために、私から話しましょう。
昆虫学者:私がここに参った理由は、夫の死と関係があります。 - 03:標本と素材
同盟を組む条件として、デロス嬢はプリニウス夫人と「オルフェウス」さんが荘園に来た本当の動機を知った。
少なくとも……今のところはそう認識できる。
昆虫学者:世間の報道の通り夫は非常に珍しい蜂の毒で死にました
昆虫学者:生物学の世界では希少ではありますが決して起こらないわけではありません
昆虫学者:最初はその事実を疑っておりませんでしたが遺品を整理していて、夫の観察日記にその蜂の記録がないことに気づきました
昆虫学者:夫は極めて細かくきちんとしていた人で、人に対してもそうですが研究はなおさらでした
昆虫学者:夫の養蜂箱には決して記録されていない蜂などいないはずなのです
昆虫学者:そうする内に少し前、この荘園の持ち主から手紙と蜂の標本が届いたのです
昆虫学者:まさにあの非常に珍しい蜂でした
昆虫学者:彼は「ゲーム」に招待してきて、その参加と引き換えに私のあの蜂の情報と夫の死因を教えてくれるとのことでした…
昆虫学者:次はどなたが?
小説家:では次は私が。
小説家:前に取材のために来たと話したのは、完全に嘘とは言えないんです。
小説家:ただ、求めている素材ーーこの物語の主役は私なのです。
小説家:私の父はマヌスの先代のこの荘園主でもありました。
小説家:彼は温厚で慈悲深く、芸術を愛し、慈善活動にも励んでいました
小説家:私達家族はここで幸せな時間を過ごしました
小説家:だが彼の善良さは報われなかった
小説家:雇っていた森の番人がジプシーたちと共謀して私の両親を殺し、荘園を強奪し尽くしたのです
小説家:私は地下室に身を隠したことで命こそ奪われませんでしたが
小説家:親戚に孤児院に送られ、この荘園はその後非常に安価でマヌスに転売されたのです
小説家:私の家を崩壊させた森の番人とジプシーたちはその後行方不明になりました
小説家:長年、私は彼らの消息を探し続けていますが、執拗な努力の甲斐もなくいまだ進展もありません
小説家:少し前、ここの新しい主人から私にとあるものが届いたのです。
小説家:ゲームへの報酬として森の番人の手がかりになるものを送ると。
記者:彼から届いたもの?
記者:縦笛です。ジプシーたちはこれで守衛を騙して荘園の門を開けたのです。
記者:最後は、記者さんの番です。どうぞお話を。
(ノックの音)
記者:どうぞ
執事:お嬢さま、お食事をお持ちしました。お二方のお食事は1階にご用意致しましたので、そちらで召し上がって下さい。
執事:リサがお嬢さまのお世話をいたします。
昆虫学者:今日は実に多くの出来事があったので、彼女には休息が必要でしょう。
昆虫学者:話の続きは明日にしましょう。
- 04:悪夢再来
深夜、悪夢を見て飛び起きたデロス嬢は荘園に来てから集めた手掛かりを整理し直し、本館を再調査することにした。
記者:またあの悪夢が
記者:これは警告なのかもしれない、すべてを早く終わらせるようにと
記者:私と同僚の調査では、「オルフェウス」が執筆した物語の登場人物にはみな多かれ少なかれ謎めいた影がある。
記者:被害者または容疑者、それに最新の物語には私にもその影が
記者:ジプシー、縦笛、森の番人
記者:彼はあの過去について詳しいようだ
記者:警察側の記録より詳細だった
記者:そう、まるで疑いたくなるほど
記者:共謀者でないのなら…生存者だけど…
記者:私の知る限りあの事件の唯一の生存者は…
記者:もしかして彼が?
記者:でも、あの話には何か聞き逃した情報があると感じる。
小説家:雇っていた森の番人がジプシーたちと共謀して私の両親を殺し
小説家:私に地下室に身を隠したことで命を拾った
記者:まって地下室
記者:私の知る限りこの本館は地下室はないはず
記者:彼が適当に誤魔化したのだろうか、それとも
記者:朝までにはまだ時間がある
記者:雷雨に潜んでもう一回調査を
- 05:密室
記者:では次は誰に……
◆温室へ向かう
記者:この子達は落ち着いていないようね。近づかない方がいい。
記者:朝あった蜂の死骸が片付けられている…2種類の足跡が残っている。
◆回廊へ向かう
「彼らはどうやって入ってきた!?」
「物語にあるナイチンゲールを覚えている。あなたは彼女より勇敢だ。」
「彼女を連れて、ずっと走り続けるんだ。振り向くな。」
「クソっ、あのガキたち、どこに行った。」
「シー…怖くない、ここなら大丈夫だから。すぐまた会えるよ」
◆食堂へ向かう
記者:ここは調査できるところがないようね。リビングに行ってみよう。リビングの横はプリニウス夫人の部屋なので、気づかれないようにしなければ。
◆リビングへ向かう
記者:残りはここだけだ。
記者:まって、床の音がおかしいわ。
記者:何か見逃しているのかしら…
第八幕「再燃した残り火」
- 01:地下室
観察したところ、デロス嬢はこの密室が長期的に使用されている実験室であると判断した。
その中で、彼女は特殊なマークが描かれた薬剤が置かれてある棚に興味を引かれた。
記者:通気条件からして空気はあまり濁ってない
記者:定期的にここが開けられているはず
記者:ここはまるで実験室のようだ。
記者:まだ半分残っている。何かの実験の薬剤なのか?
記者:緊急の手術台と拘束ベルト、頻繁に使われているようだ。
記者:これらの記号は…
記者:これはどういう意味?
記者:これは私の父がデザインした…ミューズの紋章…
記者:これらの薬剤を、試してみるのもいいかも。
- 02:試薬
デロス嬢は薬剤リストにある順番に従い、棚の上の薬剤を試すことにした。
◆1本目の薬剤(オルフェウス)を試す
記者:これはトリップドラッグ?
◆2本目の薬剤(セイレーン)を試す
記者:…セイレーンの歌…彼等はセイレーンの罠に陥り恐れる船乗りたちのよう…
記者:これが競馬場で幻を見た原因だろうか?
- 03:黒い影
デロス嬢が3本目の薬剤を試した時、何者かが密室の入口を素早く横切った。
デロス嬢は一瞬の迷いもなくそれを追いかけた。
◆3本目の薬剤(ムネーモシュネー)を試す
記者:何も起こらなかった…
記者:この記号や記録が薬の作用と関係しているなら、セイレーンはまさに恐怖の幻覚
記者:ではこのムネーモシュネーは…?
記者:戻ってきた
記者:誰
記者:そこにいるのは誰!
記者:彼だろうか…
- 04:憂いの密林
黒い影を追って、デロス嬢は深夜の密林の中に足を踏み入れた。
しかしその時、彼女の背後には更に恐ろしい危険人物が……
記者:誰なの!
???:アリス
???:使う量が問題か?実験はもう安定しているはずだが
- 05:新たな悪夢
再び目を覚ましたデロス嬢は、なぜか客室のデスクの前に座っていた。
昨晩の出来事はただの悪夢だったのか、それとも……
記者:私はなぜここにいるの…
記者:また悪夢か何か?
リサ:お客様、お目覚めですか
リサ:朝食のご準備が整いましたので1階でお食事を
リサ:本日は新しい客人がいらっしゃいます
執事:おはようございます
執事:こちらはノートン・キャンベル様
執事:新しく来たお客様です
記者:おはようございます、キャンベルさん
記者:すみません、執事さん
記者:体調不良が長引いて食欲がなくて…
記者:先に部屋に戻ります
執事:承知致しました、お大事にどうぞ
執事:何かあれば使用人をお呼びください
リサ:お体の具合とクレイバーグ様の行方不明の件で、主人がこれからの計画を多少調整いたしました
リサ:今日は本館で自由に行動いただけますが、お離れになることはないように
リサ:何か必要があれば、いつでもお呼びください。
記者:これは…!
コメント
- 地下室での調査、再会の時のシーンと一致してるけど、何か関係あるのかな? -- 2024-03-23 (土) 23:17:49
- マリーにとって馬や宝石より最愛のものって……そりゃあマヌスしかいなくね?もしくは、マヌスとの間に子供が居たのだとしたらその子供しかいなくね? -- マリー? 2023-11-07 (火) 05:01:39