御料車

Last-modified: 2024-12-05 (木) 23:10:57
収録拡張カード名コストカード種別効果
AdventuresRoyal Carriage5Action-Reserve+1 Action
Put this on your Tavern mat.
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After you play an Action card, if it's still in play,
you may call this, to replay that Action.
冒険御料車5アクション-リザーブ+1 アクション
このカードをあなたの酒場マットの上に置く。
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アクション1つを解決した直後、そのアクションカードがまだ場に出ている場合、このカードを呼び出してもよい。
そうした場合そのアクションカードを再度使用する。

概要

酒場マットに保管しておける玉座の間
酒場マットを経由するものの+1アクションがついているので、手札に来たターンで即座に次のアクションを2回使用することもできる。
玉座の間の「他のアクションカードと一緒に手札に来ないと腐る」という弱点を克服しているので安定した挙動が可能。
ただし、「玉座の間で玉座の間を2度使用する」的な動きができないなど劣る面もある。

利用法

  • 旅トークンを使用する山守巨人に対して呼び出すことで、それらを安定して機能させることができる。
  • 拡張など、強力で何度も使いたいがコストが高くて数を集められないカードに対して、玉座の間よりも組み合わせやすい。
  • 他の玉座の間系のカードと異なり、1つのアクションカードに対して複数枚の御料車を呼び出すことができる。
  • 手札枚数が多い方がメリットがあり、また使用後の結果によって複数回使用するか選びたいようなアクションについては、他の玉座の間系カードよりも相性が良いことになる。市街などが該当する。

詳細なルール

  • このカードは使用時に場に残らず、酒場マットに置かれる。
  • 酒場マットの上にあるカードはクリーンアップフェイズに捨て札にならない。呼び出したターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • ゲーム終了時に酒場マットの上にあるカードはデッキに含まれる。
  • 酒場マットから呼び出した場合、アクションカードは必ず再使用しなくてはならない。
  • 「アクション1つを解決した直後」とは、厳密には『アクションカードの使用処理が終わった直後』という意味である*1
    • 購入フェイズに資本主義で財宝となったアクションなどを使用した直後にも呼び出すことができる。
    • 夜フェイズに人狼を使用した直後にも呼び出すことができる。
  • 使用後に場に残っている条件さえ満たしていれば、全てのアクションカードの解決後のタイミングで呼び出すことができる。
    • 玉座の間などによりアクションカードが複数回使用される際も、それぞれの解決後に呼び出しタイミングがある。
      • 行進は対象カードを廃棄する効果を持つが、1回目を使用し解決(呼び出しタイミング)→2回目を使用し解決(呼び出しタイミング)→廃棄→獲得の順序で処理されるため、問題ない。
    • 家臣伝令官狂信者など、効果によって他のアクションカードを使用する場合も同様。
      連鎖するアクションと本体のアクションそれぞれの解決後タイミングで呼び出すことができる。
  • 、リザーブカードなど、使用後に場に残らないアクションカードには御料車を呼び出すことができない玉座の間とは異なるため注意。
    • 倒壊死の荷車小さい城など自身を廃棄するか他のカードを廃棄するか選べるカードでは、先に自身を廃棄してしまうと御料車を呼び出すことができなくなる。
    • 命令カードによってサプライの山札にあるカードを使用した場合など、使用カードが場に出ない場合は呼び出すことができないが、命令カードなどの解決に対して呼び出すことはできる。
  • 呼び出したリザーブカードに対して呼び出すことはできない。あくまでアクションカードを「使用したとき」の解決後タイミングで誘発する。
    • 複製や御料車は使用により場を離れた後、同じターン中すぐに呼び出されて場に戻ったとしても御料車で再使用できない。
  • 持続カードに対して呼び出すには「使用したとき」の解決後タイミングである必要があり、使用した次のターン以降の持続効果発生時には呼び出せない。
  • 自分のターン中以外にリアクションで使用したアクション(隊商の護衛黒猫など)に対しても、御料車を呼び出すことができる。
  • 呼び出して場に出た御料車は「再使用したカードが場から移動したターンのクリーンアップフェイズ」に捨て札にされる。
    • 例えば、場に出ている漁村を再使用した場合は、漁村が場から捨て札にされる次のクリーンアップフェイズ(=通常次の自分のターンのクリーンアップフェイズ)に場から捨て札になる。
    • 例えば、場に出ている雇人を再使用した場合は、「雇人が場から捨て札にされるまで場に出続ける」という処理になり、御料車も場に出続けることになる*2
    • 例えば、場に出ている漁村を再使用し、御料車による使用を馬の習性とした場合は、漁村が場から離れたためこのターンのクリーンアップフェイズに場から捨て札になる。
    • 例えば、相手ターン中にリアクションで使用し場に出ている牧羊犬を再使用した場合は、牧羊犬が場から捨て札にされる次のクリーンアップフェイズ(=通常、相手ターン中のクリーンアップフェイズ)に場から捨て札になる。

余談

法貨を呼び出す条件は「アクション1つを解決した直後」だが、御料車を呼び出す条件は「アクション1つを解決した直後、そのアクションカードがまだ場に出ている場合」である。
この一文が理由は明確には明かされていないようだが、

  • 再使用元のカードが場にないと、何を再使用したのかを覚えておくのが大変
  • 御料車Aを御料車Aで再使用する、という再帰的な処理が発生しかねない
    などの理由が考えられる。

コメント

  • 詳細なルールで村を2枚の御料車で再使用するくだりがありますけど、村は非持続カードなのでほとんど意味の無い説明になっていませんか? -- 2024-10-08 (火) 10:18:26
  • 元々「再使用したカードが場から捨て札にされたターンのクリーンアップフェイズ」に一緒に捨て札にされると書かれていたので、捨て札以外のパターンで場から離れた場合も捨て札にされる旨を強調したかったのですが、持続の方がいいかもですね。 -- 2024-10-08 (火) 10:29:51
  • なるほど、意図を理解できました。漁村だったら違和感ありません。編集ありがとうございます。 -- 2024-10-08 (火) 14:24:47
  • 余談に追加された件について確認ですが、たとえ「まだ場に出ている場合」条件が無かったと仮定してもルール上何ら再帰的な処理にはなりませんよね?移動阻止ルールに従い、使用して既にマットに移動した御料車はそれ以上移動しません。直後に呼び出した時、今場に出ている御料車は呼び出された御料車です。
    ドミニオンには何かをスタックして処理するようなルールは無いし、呼び出し処理も実際に呼び出すことで宣言から処理まで一括で行うし、同じく実際にマットに置かれたカードしか呼び出せないため、結果としてプレイした御料車自身に対して呼び出しても「リザーブマットに移動しようとして失敗する」以上に続く処理は無いはずです。単に空振りしてそれで完結します。 -- 2024-11-13 (水) 21:47:44
  • ↑現在の視点で見るとその通りなのですが、そもそも移動阻止ルールが正式に裁定されたのが冒険発売以後(あるいは冒険テストプレイ以後)であったと思いますので、過去には再帰的な処理が発生しうる状況だったのではないかなぁとは思います。(若干時期はあやふやですが)
    まぁ、「そのアクションカードがまだ場に出ている場合」の一文がある理由は『場から移動したカードを再使用できると、覚えることが多くなって大変だから』という方が強いのかもしれませんね。表現を変えておきます。 -- 2024-11-14 (木) 12:20:05
  • ↑のコメントした者ですが、自分のコメントが間違いな気がしたので追記します。(ページも一旦編集しなおしました)
    ↑↑の指摘は、要は『(仮に「まだ場に出ている場合」条件が無かったとしても)一度場から移動した御料車Aが、また場に出て再使用された際、「移動阻止ルール」で移動しない』という話だと思いますが、そもそもこれが間違いな気ががします。
    現行ルールに則った以下例で考えてみますが…

    稽古で【鼓舞する御料車A】を選択
    【鼓舞する御料車A】1回目。【鼓舞する御料車A】は酒場マットに移動
    鼓舞するで村Aを使用
    村Aに対して即座に【鼓舞する御料車A】を呼び出し、村A再使用
    …とした時、『1回目の使用で場から移動したが、今は場に出ている【鼓舞する御料車A】の2回目の使用』が発生するわけですが、
    この時、【鼓舞する御料車A】は酒場マットに移動するのでは?

    なので、やはり『「アクション1つを解決した直後、そのアクションカードがまだ場に出ている場合」の一文がないと御料車Aの再帰的な使用が可能』と言える気がします。私の理解が違いますかね? -- 2024-11-14 (木) 12:50:14
  • 質問投げた者です。気付くのが遅れてすみませんが、返答ありがとうございます。真偽はともかく互いの認識齟齬の部分が分かりました。
    上記の例において、最終行時点で【鼓舞する御料車A】は酒場マットに「移動しない」と考えています。
    移動阻止ルールは「予期される場所に無い」と書かれることもありますが、厳密な表現では「予期される場所から移動していない」である認識です。見た目上元の場所にあっても、一度離れて戻ってきたカードは要件を満たしません。
    今回のケースでも、2回目の使用の時点で御料車のカードは場に存在しますが、それは呼び出した御料車です。使用する御料車は既にマットに移動済(=予期される場所であるプレイエリアから移動済)です。手札からプレイした御料車は既に移動済と判定される認識です。 -- 2024-11-30 (土) 22:59:39
  • なお、余談の記述としては、場に無いものに対する呼び出しを許容するとさも問題が起きるかのように先日は書かれていたのでここは否定させてもらいましたが、そうではなく、カード効果がこうであることの理由や由来を挙げるなら不自然ではないと思います。私も冒険発表時の消息不明ルールにここまで子細な裁定が練り込まれていたとは思いません。また、ドナルドの開発コメントで「当初は無限に進めてしまう間違った文言を持っていた」と発言があるので、対策が本件の「場にある」条件だと明言されているわけではありませんが、無限呼び出し現象に何かしら手を打った経緯があることは間違いないと捉えています。 -- 2024-11-30 (土) 23:01:22



リザーブカード
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サプライ外教師



*1 英語版(第二版)のカード表記は"Directly after you finish playing an Action card"となっていて、この点が厳密になっている
*2 「御料車で再使用した際に、雇人をウミガメの習性として使用した」など、雇人が場から移動した場合は、御料車は次のクリーンアップフェイズ)に場から捨て札になる。