【ドルマゲス】

Last-modified: 2024-04-16 (火) 11:28:33

概要

DQ8に登場する人物(キャラクター兼ボスモンスター)。
人間の姿を保ってはいるが、その正体は後述する杖の影響で完全に魔物化しており、倒すべき因縁の相手として物語の冒頭から名前が提示される。
DQ8の物語の大半はドルマゲスを追うことが目的となり、物語中盤の終わり頃、つまり終盤に差し掛かるくらいの時期に、ついに戦うことになる。
ドラクエ名物「当初の討伐目標(=【バラモス】ポジション)となっている大ボス」だが、PS2版当時はその強さから【レティス】共々「ラスボスの影を薄くした強ボス」とか言われることも多かった。
こいつらのように全滅必至レベルで強いかどうかはともかく、ラスボスを霞ませるほど強烈な爪痕を残したという点ではDQ5の【ゲマ】とも通じるものがある。
 
なお名前こそ"ドルマ"ゲスというものの、DQ8の発売当時はドルマ系呪文そのものがなかった。
ドルマ系が登場したのはその2年後に発売されたDQMJ1から。
 
ちなみにギリシャ料理には「ドルマデス(ブドウの葉っぱで包んだ米料理)」があるため、【ビビンバー】【ジャンバラヤン】などと同じようにこの名前も食べ物由来なのかと思えてくるところだが、英語版での綴りである"Dhoulmagus"は「悪霊の魔術師」という意味になり、闇属性の【ドルマ系】を考慮するとここからネーミングを取ったと思っても不思議ではない。
元々海外でも発売予定で作られたDQ8のこと、そちらでも意味が通る名前を元から用意された可能性もある。

 
変身型のお約束というべきかDQ8とバトルロードシリーズ以外はすべて第2形態で登場している。

DQ8

「悲しいなぁ」を口癖とする不気味な道化師であり、封じられていた魔法の杖を奪って【トロデーン城】を滅ぼし、【トロデ】【ミーティア】に呪いをかけた全ての元凶。
師匠でもあった魔法使いの【マスター・ライラス】【ゼシカ】の兄【サーベルト】【マイエラ修道院】の院長【オディロ】、そして【ベルガラック】のカジノオーナー【ギャリング】と4人もの命を奪いながら、世界各地を放浪していた。
 
規則性の見出せない虐殺行為、快楽殺人ともとれる言動などひたすらに不気味さの際立つ要素が多い。その笑い声は「きひゃっ! くははっ!! あはははははははははははははっ!! ひゃーはっはっはっはぁ!!」と非常に特徴的。
一応は道化師だからか空中浮遊、瞬間移動、海上歩行といった行動を見せる場面もあり、一部では話題になっていたようだ。
主人公とトロデとミーティアはもちろんのこと、ゼシカにとっても兄の仇、ククールにとっては親代わりになってくれた恩人の仇であり、中盤まではドルマゲスを倒すことが旅の目的となる。
【ヤンガス】だけは直接的な因縁はなく、本人もそのことについては自覚し引け目を感じていた。
 
【トラペッタ】の老人曰く「魔術のウデは さっぱりなのに プライドばかり高い しょーもない男」とのことで、かつてはライラスに師事していたが修行に耐え切れず逃亡。
その後自分を馬鹿にしてきた人々に復讐するため、トロデーン城に封印されていた魔法の杖に目をつけ、道化師として城に潜入。杖の奪取に成功して絶大な魔力を手に入れ、手始めにトロデとミーティアに呪いをかける。
ただ結界の中であったため姿を変える程度に留まった。
本来の力を見るため外に出て杖の力を解放するが、同時に杖に封印されていた【暗黒神ラプソーン】によって心身共に支配され、トロデーン城をイバラで封印、その後各地を回り七賢者の子孫のうち先述の4名を殺害。
ギャリング殺害後は増大した魔力に肉体が耐えきれなくなったため、北西の孤島にあるかつての神殿の最深部に身を潜めて傷を癒やしていたところで主人公たちと対峙。
 
分身を駆使して戦うも退けられ、茨の呪いで主人公達を亡き者にしようとするも主人公の不思議な力で呪いを撥ね退けられ失敗。
本気を出さねばならないと悟った彼は半獣のようなおぞましい魔人となって襲い掛かる。
死闘の末敗れたドルマゲスは「…にはまだ足りぬ……」という言葉(ライバルズでは最初の「…」が「封印を破る」になった)と杖を残して石化し死亡。
直後に体は砕け散り、残った灰もまるで吸い込まれるかのように地中へ消えた。
 
そしてあとに残った杖に触れてしまったゼシカもラプソーンに操られることとなった……。
 
ちなみに七賢者の子孫であるゼシカや(最終的には操られたが)ラプソーンの洗脳に打ち勝つ意志力を持つマルチェロはともかくとして、ただの犬だったはずのレオパルドすら杖の魔力に耐えきれないような場面は存在しない。
4人分しか封印解除できていない杖を持つだけで反動を受けたドルマゲスの魔法の才能はよほど低かったのか、単に操られていた時間の長さ、もしくは封印を解いて力を得る際の負担の多さの問題なのか。
実際レオパルドは2人分の封印しか解除していないので、その分力を得た際の負担が少なかったのだろう。
 
発売前からその姿が公表されており、前評判に恥じない強さを持っている。
第2形態や専用BGM【ドルマゲス(曲名)】も兼ね揃えており、立ち位置としてはDQ6の【ムドー】に近い。
順調に無敗・逃亡回数ゼロを維持していたプレイヤーに対して、ムドーほどではないが、敗残の記録を刻み込んだ。
なお杖を奪う際の回想では黒髪であり、まだ白髪ではない。完全に支配された際の【マルチェロ】も同様に髪の色が変わっており、支配が解けると元に戻っていたのでラプソーンによる支配の影響だろう。
 
マルチェロが見事なM字なせいでその陰に埋もれがちだが、何気に彼のオデコもけっこうM字である。
それ故か4コママンガ劇場では「マルチェロの過去かと思ったらドルマゲスのものだった」というネタを【堀口レオ】に描かれた。

3DS版

CV:子安武人
PS2版での彼のメッセージ音は女性の高い音が使われていたので、ねちっこくも高い声を持つ声優が当てられるのではないかと予想されていたようだが……子安はどちらかと言うと太くて男らしい声であり、PS2版の頃とは少々ギャップを感じさせる。
だが彼はこういった狂人系キャラの演技にも定評があり、そうした実績を踏まえての人選なのだろう。
 
「悲しいなあ」を筆頭とする台詞は当然として、PS2版では「笑い声っぽいSE」で表現されていた高笑いも全て肉声に変わっている。
その高笑いはまさに狂人のごとし、「悲しいなあ」という口ぶりもまるで嘲笑っているかのような底知れない不気味さを醸し出している。
 
ちなみに変身後のドルマゲスが戦闘中に上げる「キシャーッ」という声はリメイク前のままで、彼の演技ではない。まあ人間にやらせる必要も無さそうな声ではあったが。
 
また【追憶の回廊】では強化版の【追憶のドルマゲス】と戦うことができる。その実力は凄まじく、本編での対峙から遥かに鍛え上げたパーティーをも圧倒する、同ダンジョンの最強クラスのボスとして本編以上にプレイヤーを苦しめる。だがこの先には、真なる強敵【エスターク】が待ち構えている。怯むことなく慎重に戦略を組み立てて乗り越えよう。
なお、平然と3桁ダメージを叩き出す強化版ボスとなっても、魔法の威力だけは2桁レベルと、てんで弱かったりする。
悲しい…悲しいなぁ。だって道を踏み外してまで得た魔法が、無用の長物でしかなかったのですから!
もう無理して魔法を身につけなくてもいいのかもしれない。

ドルマゲスの過去

【リブルアーチ】でのイベントをすべて終わらせ、ゼシカが復帰した後に【ルイネロ】の元を訪ねると、水晶玉にその過去が映し出され、魔法の杖を奪った経緯が詳しく分かるようになった。
 
マスター・ライラスに弟子入りしたはいいものの、薬の研究をしてばかりの師匠にはろくに魔法を教えてもらえず、雑用をやらせられるばかり。使える魔法と言えば、独学で覚えた光球を操る魔法(本人に言わせれば「ちゃちな手品」)くらいのものだった。
まともな魔法が使えるようになる方法を求め、ライラスに無断で閲覧した文献からトロデーン城に封印された杖の存在を知るが、ライラスに現場を目撃されると「こんな簡単な言い付けも守れんとは。これでは犬でも飼っていた方がましだ」と叱責と共に心無い罵倒を浴びせられる。
それが最後の引き金となり、ドルマゲスは家を飛び出し杖を盗むに至ってしまった。
 
翌日、ライラスは帰って来たドルマゲスに「言い過ぎた」と謝罪しつつ、長年研究していた「ドルマゲスの中に眠る魔力の才能を目覚めさせる薬」が完成するところだと伝える。
だが、既にラプソーンに操られていたドルマゲスにその言葉は届かず、ライラスは杖で刺殺されてしまった。
師匠を手にかけたドルマゲスは「悲しいなぁ」と呟きながら、何処かに消えていくのであった……。
 
ドルマゲスは何度も「悲しいなぁ」と口にするが、ライラスを刺殺した最初のときだけは、狂ったような口調ではなく本当に悲しそうな口調になっており、トロデ王もこの悲しいすれ違いについて「少しでもライラスの気持ちが届いていればこんな結末にはならなかった」と哀れみを見せている。
ちなみにドルマゲス自身がどうだったのかは不明であるが、ゼシカはラプソーンに操られていた時のことを覚えていたため、ドルマゲスも自我は残ったままで自分の身体が凶行を重ねる様を認識していた可能性もある。
 
なおこいつはトロデーンに入るにあたって、先の「ちゃちな手品」と卑下していた光の魔法を活用している。
手品としてトロデ王に披露した際は目の肥えているであろう彼も愉しませたし、いよいよ杖を盗む段階では見張りの兵士に撃って目眩ましに使った。
披露されたのはこの2回だけだったが、有効活用できる場面はいくらでもあり、それが人としての道を踏み外すために使われたというのが何とも哀しい。
 
トロデを満足させたあたりでそれに気づいて思い直し、道化師としての道を歩んでいれば、普通に身を立てるに止まらず、世を風靡する時の人にすらなれたのではないだろうか。或いは王国やトロデへの忠誠心を見せれば宮廷道化師(師匠の元に戻り魔法を開花させたあとなら宮廷魔術師という栄職)としての出生街道も十分あり得ただろう。
そうでなくても、何もせずに師匠の元に戻っていれば魔道の才能を開花させる研究が完成していたため、魔法使いとして大成する可能性も十分にあった。
また戦闘面やイベントでは、(ラプソーンの力か本人の元々の力かは不明ながら)それ相応には強いため、仮に魔法使いでは成功しなかったにしても他の様々な職業の才能は少なからずあったのかもしれない。
 
またこの回想の中では、師匠に怒られて1人ため息をつくなど、人生に悩む普通の青年らしい一幕を見ることができる。
……ただ、杖に乗っ取られて平常時とは似ても似つかないイッちゃった形相へと変貌したゼシカと違い、最初からあの青年とは言い難いコワモテだったので、ちょっぴりシュール。
どちらかといえばピエロ風にメイクをした感じになっている。
 
しかし、このイベントを見ても、魔法を使えるようになりたがっていた最初の動機と人々からバカにされていた事については結局掘り下げられずに終わった。
そもそもがこの過去のエピソード自体が後付けなので、先に語られていたこの点について齟齬が出るのはやむを得ないところではある。

敵データ

事前準備

本作屈指の全滅ポイントのため、あらゆる面から入念な準備をしておく必要がある。
防具は、第1形態は守備力や回避率、第2形態は呪文とブレス属性への耐性を重視すること。戦闘中の装備交換もうまく使おう。
主人公とククールは【シルバーメイル】【けんじゃのローブ】、ヤンガスは【毛皮のポンチョ】【あつでのよろい】
盾は【はがねのたて】【まほうのたて】が良い。【ドラゴンシールド】も上手く進めれば錬金可能だろう。
【まほうのよろい】はシルバーメイルのほぼ劣化版なのでいまいち。【プラチナメイル】【ゾンビメイル】を解呪したもの)も守備力は高いが呪文耐性は上記と同じなので考えもの。
ゼシカはこの時点では【まほうのほうい】【ホワイトシールド】以外選択の余地がない。
まほうのほういを着れば、後述の攻撃呪文のダメージを40以下程度に抑えることができる。ただしそれ以外の攻撃には注意。
3DS版では(持っているなら)【メタスラピアス】で全てのダメージを軽減可能。
錬金素材が揃っているのなら、【ちからのたて】【ギガントアーマー】【ドラゴンメイル】なども候補に挙がる。
ただ守備力を高めても、被弾するダメージが大きい上に打撃もしくは無属性の全体攻撃が来ると被害が大きくなる。
一方で、第一形態用に物理防御を固めることも必要。
殊に高い回避率が得られる【やみのころも】を錬金で作っておきたい。【やいばのよろい】も候補に入るだろう。
第2形態になったら耐性重視のものを装備し直すため、各キャラに複数装備品を持たせておこう。
 
武器に関しては、主人公に【デーモンスピア】が用意できれば幾分楽になるだろう。ただ、この時点ではほぼ確実にやみのころもとの2択になるのが悩み所だが…。
剣を使っているなら、【ゾンビバスター】までは作っておきたい。
当然金が足りないので、錬金による資金稼ぎとフィールド宝箱回収を積極的に行ったり、【闇商人の店】【カジノ】を利用しよう。
ククールやゼシカに関しては回復補助で忙しくなるので武器の更新優先度は高くないが、【ケイロンの弓】【ルーンスタッフ】といった戦闘中使用で効果が発揮する物があるなら持たせておこう。
リメイク版なら【ゴールドマン】を乱獲するのもいいし、錬金が即座に完成する仕様になったことを用いて【激辛チーズ】の量産&売却に勤しむのもよい。
 
戦闘中の回復は男2人では間違いなく間に合わないので、ヤンガスとゼシカにもありったけの上位の回復薬を持たせておくか、ククールのレベルを30まで上げ【ベホマラー】を覚えさせよう。【杖スキル】を上げて【祝福の杖】を覚えさせておくのも有用。
連戦になる2戦目はMPの枯渇が予想されるので、【まほうのせいすい】いのりの指輪もあるだけ持たせるべし。
【せかいじゅのは】も無ければ拾いに行くとよい。1枚だけならタダで手に入る
宝箱のせかいじゅのはを拾っていなければ【せかいじゅのしずく】も量産できるので、低レベルプレイで必須となる。
チーズはチーズおじさんからもらえる【ベホマラチーズ】【天使のチーズ】が鉄板だが、上位のブレスが吐けるチーズも使える。
あるいは【ゆうき】スキルを最優先で上げると、Lv29でベホマラーよりも早く【ベホマズン】【ザオラル】と同時に習得できるので、当然これも十分有力な候補になる。
 
キャラの並び順は初期のままでも良いが、ヤワなゼシカは最後尾にした方がいいかもしれない。呪文攻撃を軽減できても、物理攻撃をまともに被弾すると大ダメージを喰らうこともあるからだ。
先頭2人の被弾率は変わらないので、そこは気にしなくて良い。
 
【チーム呼び】も重要な一手になるので、メンバーは厳選しておくこと。
ベホマラー使いの【ゆうぼん】【モヒカン】は欲しいところ。
強力な【アポロン】、攻撃力がある上に左記に【バイキルト】をかけるのを期待できる【だんきち】もいい。
 
もちろん低レベルクリアでは輪をかけて難関になるのだが、ここをなんとチートでレベルを上げてもスキルポイント以外のステータスを上がらなくし、初期ステータスのままスキルの工夫と幾つか種でドーピングした程度、かつチームモンスターを使わずに勝った猛者もいるという。
チート使用なので見る人を選ぶ内容ではあるが、興味があれば調べてみると良いだろう。
ラプソーンでさえこの初期ステ撃破が達成されたそうな。
 
以上の準備が可能な限り整ったら、直前にある回復の泉で疲れを癒し決戦へ挑もう。

第1形態

変身も何もしていない道化師の姿。戦闘開始時に3人に分身してくるので初見ではビビる。
全部倒す必要があり、左右の分身は中央の本体よりもほとんどのステータスが低い(すばやさのみ分身が上、守備力は同じ)ため、まずは左右から確実に倒していこう。
一度倒せば再度分身なんてことはないし、【デスタムーア】のように左右のヤツがザオラルやザオリクで復活させるなんてこともしないので安心。
 
ステータスは本体がHP1880、MP∞、攻202、守128、速78。行動は3つのパターンを持つ移行型ローテーション。
分身がいずれもHP570、MP∞、攻176、守128、速86。行動は通常攻撃が多めのランダム行動。
 
本体は奇数ターンに2回、偶数ターンに1回行動し、通常攻撃や【しんくうは】の他に、【無数のムチ】【ガレキ投げ】などの独自の技で攻撃。
さらに【あやしいひとみ】いてつく波動で妨害し、HPが減ってくるとベホマラーで回復……と、道化師らしく行動は多芸で、以下の3つの行動パターンを持つ。

A分身→ガレキ投げ→Bパートに移行orCパートに移行
B無数のムチorしんくうは→通常攻撃or笑う→あやしいひとみorCパートに移行
C通常攻撃→無数のムチ→ベホマラー→ガレキ投げ→いてつく波動→Bパートに移行

分身はどちらも完全1回行動で、繰り出してくるのは通常攻撃とかまいたち、怪しい瞳の3種類。
無駄に高笑いして攻撃しないことも多い(もちろん3DS版ではこの笑いもボイス付き)。
見た目に反して攻撃力は約200と驚異的な高さ。物理攻撃をしてくることが多いのでスクルトを重ねがけすれば効果はあるが、いてつく波動があるためにその都度重ねがけするのも面倒。
また、かまいたちやしんくうはの対策に【マジックバリア】を使うのもあり。1回使用あたりのダメージ軽減量はこちらが勝る。
【ライデイン】【イオラ】でまとめて削るより、分身の方を集中攻撃してさっさと頭数を減らしてしまう方が断然良い。本体だけになれば回復は十分追い付くはず。
ルカニを含めて補助系は一切通用しない。
チーム呼びがうまく機能すれば分身1体は始末してくれる他、ものすごく頑張って【超辛チーズ】などを2個用意し、投入すればほとんど消耗することなく終えられる。
ヒャド系以外の呪文はかなりの有効打になるが、この後に更なる強敵である第2形態が控えているので、なるべくMPの消費を抑えるためにも通常攻撃やMPを消費しない特技に頼ったほうが正解。
ちなみに外見通りこちらの攻撃を回避することがあるので注意。その際は姿を消して攻撃を回避する。
また、リメイク前ではダメージを与えた際のリアクションが複数用意されており、

  • ダメージ100未満→肩を震わせて笑う
  • ダメージ100台→怯む
  • ダメージ200以上→さらに大きく怯む

と、非常に芸が細かい。
このような演出が用意されているのはこいつと変身したときの【竜神王】のみである。
 
なお、1・2匹倒してから全滅すると、第1形態の討伐数が増える。
全モンスターの討伐数999匹を目指す人は何度も全滅して再戦しなければならない。
ただし、ドルマゲスがモンスターリストに載るのは第2形態撃破後であるため、討伐数をカウンターを使うなりメモをとるなりして律儀に数えることになる。カウントをミスったらお察し。
加えて全滅しなければ討伐数を増やせないので、全滅0回クリアとの両立は不可能。両方目指しているプレイヤーはジレンマに悩まされることになる。
 
戦闘曲はイベントでも使用される【忍び寄る影】
戦いの曲らしくはないが、彼の恐怖感を存分に感じさせられる。
 
前座的な形態ではあるが、この時点でもすでにここまでのボスとは段違いの強さを誇る。
とはいえ前座に過ぎないのでこいつに苦戦するようでは後述の第2形態にはまず勝てないと言っていい。この形態ではまだベホマラーがなくても回復は間に合うだろう。
しかし、最低でも【ベホマ】はないととても追い付かないので、主人公とククールのレベルは最低限上げておこう。できればククールが死んだときのために主人公にはザオラル(レベル29)も覚えさせておきたい。
 
3DS版ではこの形態でもちゃんと4300ポイント(本体3400+分身各450)の経験値をもらえるため、消耗しがちなキャラ(主にククール)は、戦闘直前にあと4000程度でレベルアップする段階に習得経験値を調節しておくと、第2形態との戦いの前にレベルアップで完全回復できるので楽になる。

第2形態

ドルマゲスといえば大抵の人が思い浮かべるであろう姿。
2本の短い角を生やし、【シャドーサタン】系のような長い尻尾、鳥のような足と背中からは大きな翼が生えた、おぞましい魔人。 
全裸だが獣のような紫色の体毛が生えており、前面がはだけた服にも見える。
 
外伝では基本的にこちらが登場するが、通り名が与えられる場合、第1形態の方に合わせたのか「魔性の道化師」であることも多い。
予備知識なしに外伝から入って「こいつのどこが道化師なんだ……?」と困惑した人もいたのではないだろうか。
 
それはさておき、翼や尻尾が生えたのはこいつと【魔犬レオパルド】だけということが興味深い。
赤と黒というカラーリングの翼、尻尾の形状、戦闘後に死亡したという点も共通する。
片や人間、片や犬なので一概には言えないが、彼らは賢者の末裔を複数名殺害したことでより強くラプソーンの影響を受けたのかもしれない。
 
戦闘時は天井にある物(主人公が来るまで中に入って傷を癒やしていたもの)を叩きつけ、その衝撃で戦場が前作の【ダークパレス】を彷彿とさせる、生物の体内のようなおぞましいモノになる。
余談だが、DQ9発売直後のDQMJ2ではシリーズ初の正式な体内ダンジョンである【タイラントワーム】の体内が登場し、以降はこれが多くなりつつある。DQMJシリーズと本編を合わせれば実質5作連続にあたる。しかも闇の遺跡と巨大生物の体内以外はラスダン。勘弁してくれ……
 
戦闘曲も第1形態とはまた違った恐ろしさを感じさせる【ドルマゲス】になる。
 
ステータスはHP2640、MP∞、攻210、守135、速74。
 
毎ターン必ず2回行動し、通常攻撃のほかに【マヒャド】【ベギラゴン】はげしい炎・いてつく波動・【おたけび】を使ってくるかなりの強敵。
これらに加えて1人を集中攻撃する【超高速連打】や、守備力無視の無属性全体攻撃の【フェザースコール】といった固有技も使う。
行動は変身前と同じく3つのローテーションの移行型で以下のパターンを持つ。

A通常攻撃、おたけび、マヒャド、Bパートに移行、Cパートに移行
Bフェザースコール→通常攻撃→はげしい炎→いてつく波動→通常攻撃→Aパートに移行
Cベギラゴンorフェザースコール→超高速連打orいてつく波動→Aパートに移行

一番頻度が多いAパートは通常攻撃が多めだが、攻撃力210は同じダンジョンに出現する【トロル】と同値とかなりの高さ。
HP以外のステータスは第1形態(の本体)とほぼ変わらないのだが、最上位の攻撃呪文に高威力のブレス、ダメージを減らす手段のない全体攻撃まで繰り出してくるため、第1形態と比べて体感的な強さはかなり上回る。
全体攻撃が非常に激しいため、ベホマだけでは回復が間に合わないことが多い。
イオ系とデイン系以外の攻撃属性耐性も1段階アップするため、攻撃呪文もダメージを稼ぎにくくなる。
また地味に嫌らしいのがおたけびで、テンションアップをチャラにされるのも厄介だが、特に回復行動を潰されてしまうと危険。
ゼシカがマジックバリアや【フバーハ】を覚えているなら、即座に使ってダメージやおたけびを食らう確率を下げよう。
第1形態と異なりルカニが効くので、攻める際には【かぶとわり】などで守備力を下げるといい。ルカニ以外の補助系に関しては一切通じない。
頻繁におたけびやいてつく波動が飛んでくるので、溜めて大ダメージを食らわせる戦法はあまり有効ではない。
1戦目にも言えることだが、ククールが手持ち無沙汰になったら【ディバインスペル】を使わせるのも策である。攻撃呪文だけでなく一部の特技のダメージ量も増える。
経験値は12000。第1形態共々ゴールドは0で、ドロップアイテムも無し。
倒すとおたけびのときと似たような唸り声を上げた後、右手で頭を抱え直立不動になる。
 
シナリオ的にも強さ的にもDQ8の中盤の山場と言うべきボスであり、特に第1形態で全滅した人が多いようだ。
一旦誰かが死んで世界樹の葉がなければ、こういうときにこそザオラル失敗が連続してマズい事態になりかねない。
全体回復呪文があれば相当安定するが、ここまでサクサク進めた人は間違いなく覚えていないだろう。
ベホマズンはスキルの都合上レベル29まで覚えられないし、貴重なスキルポイントを【ゆうき】スキルに全振りするのはオススメできない。ベホマラーも前述の通りレベル30までお預け。
勝てないと思ったら、割り切ってレベルや装備を整えるべきだろう。
 
なお、闇の力を取り込んだことで元の道化師の姿には戻れなくなったためか、第2形態で全滅すると次は第2形態から戦うことができるので良心的。
どうしても勝てない人は主人公がゆうきスキルにポイントを多く振り込めるくらいのレベルまで上げると良い。
ちなみに、主人公のレベルが30未満の状態で倒すと【戦歴】のトロデから「低レベルでドルマゲスを倒した」とするコメントが聞ける。
一種の「公式による低レベルクリア認定」と言えるだろう。
あくまでもコメントが聞けるというだけで、何かアイテムなどの具体的なご褒美があるわけではないが、それでも挑む気があるのであれば【せかいじゅのしずく】等を量産しておきたい。
もっとも実際に難易度の線引きとなる基準は主人公よりもむしろククールのレベルが30か否か(ベホマラーの習得の有無)なので、ゲーム内の「低レベルの判定基準」とプレイヤー側の意識との間にはいささかズレがあるのだが。
 
ラプソーンが霞んでしまったのはこいつと【レティス】が強すぎたためと言われていたのだが、3DS版ではそのラプソーンが超強化され、ラスボスの影を薄くした要因という意見は減った。
3DS版ではランダム行動になっているため、通常攻撃に行動がやや偏っていたPS2版に比べ、運が悪いと毎ターンおたけびを使ってきたり、2回連続で全体攻撃をしてくることも少なくないので、ベホマラーがないとさらに厳しい。
幸いランダムといっても2連続で同じ全体攻撃をしてこないのが救い。
しかし、こちらもレベル上げや錬金が容易なので、事前準備さえ整えればPS2版より楽かもしれない。
 
余談だが、闇の遺跡入口の大広間には第2形態に酷似した姿の像がまつられている。
3DS版の写真クエストによればこれは暗黒神の像らしいので、この姿をとったドルマゲス第2形態はまさしく暗黒神の化身とも呼ぶべき存在であろう。
これで顔を魔犬レオパルドにしてしまえば完全に同じである。

DQ9

DQの歴代魔王ともども登場しており、彼とも戦うことが可能。
詳細は【ドルマゲスの地図】を参照。

ジョーカー1

第2形態のほうが登場。魔獣系のSランク。
【デスピサロ】または【エスターク】【はくりゅうおう】を組み合わせると生まれる。
特性は【テンションアップ】。全ての能力がバランスよく上昇し、上限も高め。
特にかしこさが高くなるので本編で渇望していた呪文を使うのに向いているが、最初からムチを装備できるので、全体攻撃をさせるのもいいだろう。
配合面では【ミルドラース】【デスタムーア】とで【ラプソーン(小)】となる。
所持スキルは【ドルマゲス】。このスキルを上げるとなぜか【メガンテ】を覚える。
 
余談だが彼には【ドルマ】と呪文の名が付いているので【スカウトQファイナル】のクリア対象ともなっているが、初代に限りドルマゲスという名前のくせに「ドルマけい とくい」を持っていない。

ジョーカー2

全ての能力が僅かながら上昇し、特性に【カウンター】【ドルマ系のコツ】【れんぞく】(2回)が追加されたため、使い勝手は向上している。しかし本編と違って(1~)2回行動はない。
前作と同じ配合方法で作れるほか、バトルロード2レジェンドとの連動でスカウトすることもできた(2010年8月31日をもって終了)。なお、こちらは本編同様の2回行動を敵のとき限定で行う。
やはりラプソーン第1形態の素材になるほか、【神竜】×【ワンダーフール】×【ハーゴン】or【バラモス】or【ムドー】の4体配合で【レオパルド】にもなる。

ジョーカー2プロ

無印に比べてHPと攻撃力が上昇し、MPが大幅に低下。それ以外のステータスに大きな変化はない。
配合方法が変更され、【フォロボス】×はくりゅうおうの組み合わせで誕生する。
フォロボスは体型が似ているし、はくりゅうおうも竜神王(白銀の巨竜)と見立てれば共にBGMが「ドルマゲス」だからととれなくもない。
本作からはラプソーンの素材にはならず、配合先は【ワンダーフール】【ケルベロス】との配合でレオパルドになるだけになった。

テリワン3D

本作から???系のSランクとなった。
配合方法が大きく追加され、はくりゅうおう×フォロボスor【フォロボシータ】or【キャプテン・クロウ】or【ジェノダーク】のいずれかで生み出せる。
フォロボスもジェノダークも配合での入手が結構面倒なので、現在ノーマルプレゼント対戦で簡単に入手できるフォロボシータを使うのが一番手っ取り早い。

特性は【スタンダードボディ】【れんぞく】(2回)、【テンションアップ】、+25で【カウンター】、+50で【ドルマ系のコツ】
HPが上がった以外は特に変化はない。
当然だが性別は基本的に♂固定。

イルルカ

配合方法や使い道は前作と同じ。
【他国マスター】がこいつとレオパルド、【ゲモン】というパーティを率いていることがある。DQ8でゆかりのあったメンバーである。
特性のテンションアップは【ギラブレイク】に変更。
【新生配合】【ギラ系のコツ】【メガボディ】化で【ヒャドブレイク】【ギガボディ】化で【AI2回行動】、SP版では【超ギガボディ】化で【ときどき赤い霧】を覚える。
これ以降モンスターズ月姫では彼が人間時に唯一習得していた「光の魔法」に属するギラ系に関する特性を多く習得していくことになる。
本編でベギラゴンを放っていたという点もあるのだろうが原作を知っているプレイヤーからしたら色々意味深である。

ジョーカー3プロ

無印版ではリストラされていたがプロフェッショナル版で再登場。そういった立場のモンスターの何匹かはライブラリのまめちしきの解説がイルルカからの使い回しが多いのだが、彼は3DS版8で設定が追加されたためか、新規の解説となっている。
???系のSSランク。
配合方法はキャプテン・クロウ×【アッフェブラック】

特性は【ノーマルボディ】【氷結ブレイク】(固定)、【カウンター】、+25で【れんぞく×2】、+50で【光ブレイク】
【超生配合】【闇系のコツ】、メガボディ化で【光系のコツ】、ギガボディ化でAI2回行動、【超ギガボディ】化で【狂信者】を習得するようになった。
また、今までレオパルドの配合に必要だったケルベロスとワンダーフールがリストラされたことで配合方法が変わっており、レオパルドはこいつと【バルザック】の組み合わせで作成できるようになっている。人間をやめた組み合わせだ。
合体特性は【あやしいひとみ】、合体特技は【神の裁き】
所持スキルは【ドルマゲス(スキル)】
 
ちなみに固定特性は闇ブレイクではなく氷結ブレイク。というかDQMJ2以降常にドルマ(闇)系のコツを所持し続けているが、実はドルマ(闇)ブレイクを持ったことは一度もなかったりする。
 
余談だが、ジョーカー2以降のモンスターズシリーズにおける彼のアイコンは、公式イラストの通り首を傾げさせ、体も写したものだったのだが、今作の彼のアイコンは正面顔のドアップ。不気味な笑みを浮かべた顔だけが写ったアイコンは非常にシュール。
身体は異形だが顔周りはスリムなこともあって、同じくアイコンが正面顔のドアップに変更されたキャプテン・クロウ共々、証明写真を連想した人もいるようだ。

DQM3

印象的な中ボスと言う事なのか、今回も継続参戦。
しかし、まめちしきの内容は元に戻ってしまった。悲しいなぁ。

???系のSランク。
【ゲマ】【キラージャック】の特殊配合で生まれる。ゲマはストーリーでの立ち位置が似ていて、キラージャックは間違いなく道化師繋がり。
【ライオネック】を要求されるゲマが鬼門であり、なかなか作れなかった人も多いのでは。

特性は【光のコツ】・【氷結のコツ】(Lv20)・【闇のコツ】(Lv40)・2回行動(Lサイズ)・【氷結ブレイク大】(Lサイズ)・【光ブレイク大】(Lサイズ・Lv60)。
ステータスは賢さが高いが、他は平均レベル。HPだけは非常に低い。
初期スキルは【ドルマゲス】。

なんと2回行動を除くとコツかブレイクしかないと言う潔すぎる特性構築。
呪文アタッカー向けだが、必然的に光・氷結・闇呪文を軸とした構築を求められることになる。
コツ3つであるため平均的なMPながら燃費もいいが、ブレイクが全てLサイズに偏っているため、基本的にはLサイズでの運用となる。
ちなみに今回も闇ブレイクは持って来なかった。ついでに本人のスキルでコツブレイクが乗るのは【マヒャド】【ベギラゴン】のみで本人が活かすには不足。悲しいなぁ。
また、幻惑と弱体化が弱点と言う割と珍しい耐性持ち。精神面の弱さでも反映されているのだろうか?

【魔犬レオパルド】との配合で【暗黒神ラプソーン】が生まれる。

スラもり2

当然本人は未登場だが、【モモちゃん】が欲しがっているという「ドルマゲスのステテコ」なるもので名前のみ登場。

バトルロード1

第一章、二章、七章、八章で登場。
本作では人間形態のみの出演で、肩書きは「魔性の道化師」。
倒すと【暗黒神ラプソーン】戦に移行する。

バトルロード2レジェンド

怒れる大地で第二形態が登場。
レジェンド魔王カードも存在している。

バトルロードビクトリー

【レジェンドクエストVIII】で人間形態と変身形態が両方とも登場する。

バトルスキャナー

第九章で人間形態が登場。表記は「道化師ドルマゲス」。
モリーは引き続き中田譲治が担当しているが、子安武人による狂気じみた笑い声は聞けない。残念。
アルバ神殿のクエスト「道化師の狂宴」で戦うことになる。
HPは4242。
スペシャルチケットに【呪われし荊の牢獄】?が存在する。

スキャンバトラーズ

第二形態共々6弾で登場。
ボスバトル1戦目には必ず道化師ドルマゲスとの戦闘になりその後は原作を意識したドルマゲス3体、魔性の道化師ドルマゲス、暗黒神ラプソーンの何れかとの戦闘になる場合がある。
SPチケットには新たに第二形態のフェザースコールが追加された。

トレジャーズ

お宝に【ドルマゲスの像】が登場。

クロスブレイド

道化師の形態が第3弾の【シークレット】としてカード化している。必殺技は「ダークネスウィップ」。
強敵ボスモードでも登場。原作と同じく3体に分身している。

DQMSL

DQ8コラボと共に実装で、地図ふくびき限定。
【悪魔系】Sランクで、この時点から魔物形態。転生させることでオーラを纏った「魔性の道化ドルマゲス」になる。
Sランク時の特性は【いきなりピオラ】のみだが、 転生後は味方の悪魔系のデイン耐性を1段階上げた上で【みかわしきゃく】効果を付与する「道化の舞踏」が付く。
リーダー特性は「悪魔系の素早さ+15%(SS時は+18%に上昇)」。
習得特技は、いてつくはどうの効果に加え確率で呪文防御を1段階下げる「あんこくのはばたき」と【ヒャドマータ】
SSランクの方は反射不可の【イオ系】全体呪文「絶望の爆炎」、【みがわり】【におうだち】特効の【魅了】効果付き全体体技「狂気の笑い」、【ドルマドン】を覚える。
この内、絶望の爆炎は専用装備で威力強化が可能。
 
余談だが、Sランクの豆知識は3DS版8のイベントを意識した内容となっている。

ライバルズ

スタンダードパックにて魔剣士専用のレジェンドレアとして初期より登場。
また、第7弾カードパック「光と闇の異聞録」にて第二形態が「魔性の道化師ドルマゲス」名義で再録。今度は魔法使いのレジェンドレアになった(ちなみに魔法使いの初期リーダーは【ゼシカ】)。
いずれもCVはリメイク版8と同じく子安 武人。

第1弾

6/6/4
召喚時:1/1の分身を2体出す
相手がドルマゲスか分身を攻撃や効果の対象にした場合、その対象はランダムに選ばれる

分身2体と合わせれば実質6/8/6と、標準以上のスタッツに。
さらに、分身と本体で対象をランダムに変更し合う効果もあるため、相手は強力な除去を本体に撃ったつもりが分身に当たってコスト的に損をしたり、分身をリーダー攻撃で先に倒そうと思ったら本体を殴ってしまい手痛い反撃ダメージを負ったり…といったハプニングに見舞われることになる。
 
が、全体ダメージにとにかく弱い(分身が一瞬で吹っ飛ぶため)。特に【ジャガーメイジ】は天敵。
能力自体も不確定要素なため、結局のところあまり活躍はしなかった。
余談だが、分身もボイス付きなので、全体ダメージを喰らうととにかくうるさい。

第7弾

10/6/7 魔王系
召喚時:次の相手のターン終了時まで両プレイヤーの手札の特技カードのコスト-5

コスト-5は非常に強力で、大半の特技は使い放題になるだろう。
ただ、それは相手も同じこと。利用されないよう、コイツを召喚したターンに勝利を目指したい。
相手リーダーにメラ系特技を連発する、ドロー特技と組み合わせて【ラーミア】のオーブを一気に6つ揃えてワンショットキルを仕掛ける…などなど。
そのためには本人のコストの高さもあって、構築等で工夫が求められる。
 
なお、ステータス自体は6/7とそれなりに高いものの、戦略上こいつを出した時点で特技の一斉使用で勝負が決めることがほぼ当然なので、それが活きる機会は時間切れを起こす失敗を犯した時ぐらいしかない。
また、こいつをプレイするターンは大量に特技を消化する関係上とにかく時間がシビアなので、召喚演出及びボイスを聞いてる余裕などないのでほぼ確実に即スキップされている。
というようにドルマゲス自身が注目されることはほとんどなく、ちょっと不憫である。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」のステージ10「闇の遺跡」にてボスとして登場。

第1形態

召喚した【タップデビル】から入手した【メラゾーマ】などの特技を多数操る。
特技ダメージを無効化する術があるといい。また、【マヒャド】を唱えるので配置に注意。
テンションスキルは効果や攻撃の対象をランダムに変更し合う1/1の分身を2体出す「3人の道化師」。
全体除去での露払いを忘れずに。分身にもボイスが付いててうるさいのも1弾同様。

撃破すると同じデッキで第2形態戦へ移行する。

第2形態

【まじゅつし】が初期配置されており、どんどん追加で召喚されるのでまじゅつしの効果で魔法陣がどんどん形成される。
これを用いて特技ダメージを上げたり、【バルバロッサ】などの魔法陣シナジーを多数使う戦法をとる・・・
が、なぜか魔法陣の外にユニットを召喚して前述した戦法を台無しにすることもしばしば。
こんなところでも魔導の才能の無さを発揮してしまっている。が、個々のパワーが高いので油断していると普通に負ける。
テンションスキルは横一列にいる全ての敵ユニットと敵リーダーに8ダメージを与える「フェザースコール」。リーダーHPも削られるのでしっかり管理しよう。

星ドラ

DQ8イベント前編の最終ボスという形で両形態が登場。戦闘BGMはいずれも原作と同じである上、子安武人による笑い声も再現されている。

第1形態

最も有効なのはデイン系。他はジバリア・イオ・バギ・炎ブレス系が等倍である他は耐性持ち。
開始時にスキル「3人の道化師」で2体の分身を召喚。本体は通常攻撃やマホトーン、「惑わしの奇術」で幻惑を使う他、職業スキルを封印する「忘却の奇術」を使用。スキル攻撃でいてつくはどう・マヒャド・ガレキ投げを使う。また、分身が倒されている場合は再び分身を召喚する。また、ゲージ変化時攻撃はガレキ投げ→激怒→ガレキ投げ。
分身は通常攻撃・ヒャド・あやしいひとみの他、本体にマホステを使用。たまに高らかに笑って何もしない事もある。
分身からの被ダメージはあまり大きいものでもないため、本体に攻撃を集中させても構わない。また、頻度が高いジバリア系や幻惑を中心に耐性をつけるのも手。

第2形態

行動パターンが少々特殊。奇数ターンでは通常攻撃のみだが、偶数ターンではベギラゴン・マヒャド・いてつくはどうを使う。尚、10ターン目からはこれら4つのスキルが通常攻撃となる。また、割り込み行動として氷塊おとし・しゃくねつ・はげしいおたけびを使い、ゲージ変化時には羽根の雨(フェザースコール)→激怒→スキル凍結の追加効果があるヒャド系全体攻撃「氷塊の雨」を使用。
ヒャド系や全体攻撃が殆どになるため、全体回復を使える職業で挑むと良いだろう。

ウォーク

DQ8コラボイベントで登場。
1章の時点から登場はしているが、2022年6月2日より開始の2章から正式に敵として登場する。
戦闘BGMは、何と先に登場したドラけしに続いてどちらの形態も【難関を突破せよ】。専用BGMは使われなかった。

タクト

2021年9月30日開催の「ドラゴンクエストVIIIイベント」にて登場。「ドルマゲスSPスカウト」でスカウト可能。Aランク枠は【アークバッファロー】
悪魔系Sランク、ぼうがいタイプ。
リーダー特性「体技威力+10%」基本特性「魔性の道化師」
とくぎは「忍び寄る影」「凶気の眼光」「道化の戯れ」
覚醒スキル 10Pで【分身】30Pで「いどう封じの体技」50Pで「いどう封じ成功率+10%」を習得できる。
専用装備は「道化師のツメ」

ドラけし!

「ドルマゲス」

DQ8イベント「ドルマゲスを追って」で人間形態が登場。
ドラ消しは期間限定ドルマゲスピックアップドラポンから排出される星5の青属性。
スキルは広い範囲を物理で攻撃する「無数のムチ」。

イベント後半では闇の遺跡のボス&クリア後の強敵ボスとして登場。ただし分身はせず、戦闘BGMも【難関を突破せよ】
また、イベントでのボスステージをクリアすると変身せずに倒された状況でストーリーが終わる。
物理攻撃に弱い一方で呪文やブレスは効きづらく、当時は物理星5緑属性のドラ消しはイベント限定に偏っていた。

リバイバル版ではドラけしが増えており、呪文も弱点化。
当イベント限定ドラポンのドラけしのほとんど、更になげきの亡霊も効くため倒しやすくなった。

「魔道化ドルマゲス」

その後2024年4月15日に開催されたリバイバル版の強敵チャレンジで変身形態も巨大敵として登場。
レベルは50~99までの10刻みで、弱点は物理。
BGMはやっぱり難関を突破せよ。

物理に弱く、効果大は友情の兄弟分、お嬢様と騎士、【ゲルダ】【アルゴングレート】
効果中はヤンガスで、効果小はその他DQ8イベント限定ドラけし。

ドラけしはこいつの強敵チャレンジで入手できる★6の黄属性で、スキルは広範囲を2回呪文攻撃する「秘術イオマータ」。

蒼天のソウラ

13巻で【魔公王イシュラース】が装備する<三日月の深淵(アビスモ・デ・クレシエンテ)>から呼び出される魔王・魔神の一柱として登場。
【キャット・ギャレリオ】曰く「かつて魔に魅入られ一城一国を石化の呪いの家に封印したという」伝説を持つ魔王で、【イシュナーグ離宮】に住む者全員を一瞬で石化させ、【太陰の一族(グルヤーン・イル・イシュ)】の民と生き残りを守った。
<三日月の深淵>から呼び出された数多の魔王・魔神の中で格下ながらMVPと言っていい大活躍を果たした。