概要
箱の中から呼ばれて飛び出て【ザキ】もしくは【ザラキ】を唱えるご存知【トラップモンスター】。
【ひとくいばこ】と共にDQ3で初出。後に上位種として【ヘルギフト】、【パンドラボックス】、【プラチナミミック】が追加された。DQ10オンラインやDQMSLなどでは立方体の紙箱型である【ギフトボックス】も登場。
また、DQ4で【壷】がしらべられるようになったことを受けてDQ5で【ツボック】が登場したが、これはミミックの親戚であるそうだ(【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】)。
本編では中盤頃からトラップとして登場するようになり、【インパス】の呪文を唱え、【宝箱】の中身を鑑定することで戦闘を避けられる。
【ザキ系】で一撃必殺を狙ってくるという共通点があるが、作品を重ねる度にこちらの特技が増えてだんだん対処が楽になったため、脅威は薄らいでいった。
加えて、すばやさが下がっていく点なども相対的に弱体化していると言えるだろう。
DQ5以降は【ちいさなメダル】等の貴重品を持っているため、むしろ積極的に狩られる運命にある。
下手な宝箱よりもよほど貴重な品が入った、文字通りの「宝の箱」である。
基本色は緑色の木板に水色の鉄枠だが、たまに色が人喰い箱っぽくなったりパンドラボックスっぽくなることもある。舌は紫色。
DQ2の初期構想で検討されていたが没になり、DQ3が初登場となった。
"mimic"は生物の「擬態」や「ものまね」「ものまね役者」を意味し、宝箱に擬態したモンスターとして元祖テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で誕生して以来、RPGやファンタジー冒険ジャンルの定番モンスターとなっている。
定番化しすぎた故にと言うべきか、現在では擬態の意味を離れだした「宝箱に潜む怪物」というニュアンスの方が強まっており、ヤドカリのような借家生態・術者が創った番犬生物・霊的な不定形存在などなど、様々なミミックが宝箱とセットで創作されている。
ドラクエの元ネタとなった「ウィザードリィ」「ウルティマ」にも登場しており、堀井雄二としてはこれを出すのは常識という感覚であっただろう。
DQ1(エニックスゲームブック版)
下巻でフィールドの宝箱に潜んでいる。
ザラキなどは使わないが、開けるとダメージを受けるトラップになっており、倒すことはできない。
DQ3
初登場。
【ちきゅうのへそ】や【サマンオサ南の洞窟】以降で登場。
サマンオサ南の洞窟ではトラップとして大量に登場。【ピラミッド】のひとくいばこの二の舞になったプレイヤーも多いだろう。
ただ人喰い箱と違ってこいつに出くわす頃には大抵【インパス】を習得しているので、攻略文献などで配置された区域が予めわかっていたプレイヤーは戦いを避けたと思われる。
だが【幽霊船】の宝箱の中に1つ混じっているのは【公式ガイドブック】にも載っていなかったので、そんなプレイヤーも安心しきって開けて襲われザラキの餌食となっただろう。ひとくいばこは超攻撃力、こちらは一撃必殺使いで別々で苦しめてくる。危険度はひとくいばこに劣らない。
彼の行動パターンはこの一句に尽きる。
まずザラキ 切れてマホトラ またザラキ
しかも、すばやさが100もあり、地上では【はぐれメタル】に次ぐ(【アレフガルド】を入れても、これより早いのは【闇ゾーマ】と【メイジキメラ】のみ)。
初対面では武闘家でもなければまず先制される。
本作のザラキの基本命中率は1/8(12.5%)なのだが、この時期の平均的なパーティの運の良さ(50~80程度)で命中率計算すると15~16%になる。
つまり、4人パーティでザラキを唱えられて、誰かが死ぬ可能性は約50%にものぼる。
さらに、完全2回行動とザラキ・【マホトラ】戦法という嫌な戦法で苦しめてくる。
優先的にザラキを使い、ザラキを使うMPが無いと判断すると行動パターンを変化させる。
驚異的な攻撃力で正面から殴ってくる下位種のひとくいばことは別種の嫌らしさがある。
下位種の対処法が通じないという意味でも脅威のトラップになっていると言える。
他に【ラリホー】や【メラミ】を唱えることもあるが、やはりザラキが怖い。
【マホトーン】、ラリホーも効きにくいため行動を封じることができない。
地球のへそではタイマン勝負。もちろんザラキを食らえば即終了。
ただし、コイツと戦う段階では対策もいくつか取れる。
もっとも手っ取り早いのは【アストロン】によってMPを無駄遣いさせる戦法。
MPは10しかないので、ザラキなら1発、他の呪文でも2発撃てばもう空。
と言うか、初手はほぼザラキなので、いきなりガス欠になる。
マホトラしてくるので恒久的に封じられる訳では無いが、判断力が1なので、アストロンが解けたターンはマホトラか打撃、MPが3残っていればラリホーのいずれかしかしてこない。
ザラキを絶対に食らわないターンから戦闘を開始できるのは非常に大きい。
また、リスクもあるが一番楽なのはザラキが効かないように祈りながら全員攻撃。どうせ2ターン目にはザラキは来ないので2ターンで決着を付ければザラキは最初の1発だけになる。
公式ガイドブックに載ってなかった【アレフガルド】では、すべてのダンジョンに配置されているが、この頃にはこちらの素早さも高まってきているので、この方法で全力の速攻をかければザラキが来る前に叩き潰せただろう。
他にはマホトラ合戦をしても良い。
先述の通りMPは10しかないので、マホトラすれば確実にザラキのMPは不足させられる。
おあつらえ向きにマホトラには無耐性なので確実に効いてくれる。
タイマンとなるちきゅうのへそでは先制【マホカンタ】が決まれば楽勝。
確率は低いが自分のザラキで自滅してくれることもある。
先手を取られても、それさえ凌げばもうMPの補充ができないのでゆっくり料理すればいい。
上述の通り4人いるからこそ誰かが死ぬ可能性が高いだけで1人なら凌げる可能性が圧倒的に高いのだ。
ただし、上述の通りすばやさが非常に高く、地上世界の頃にコイツに先制するのは至難の業。
魔法使いや賢者に星降る腕輪を装備していても、初手のザラキを防げない可能性も無視はできないのでマホカンタ戦法や、毎ターン先制が絶対条件のマホトラ戦法の過信は禁物。
確実に封じたければ素早さ無視で無条件に先手が取れる上記のアストロンが有効だろう。
ただし、本作のアストロンはMPの消費量が6と大きめなので、特にミミックの多いサマンオサ南の洞窟ではMP残量に注意すること。場合によっては無理をせずに引き返すことも必要だろう。
また、地球のへそはタイマンということもあって、その安全なターンでは1回しか攻撃できない。ミミックは小さな見た目に反して非常にタフでHPは240と【トロル】(250)に肉薄するほどもあり、勇者でも3~4撃が必要になるので、安全に倒すためにはアストロンもそれだけの回数が必要になる。当然MP消費も非常に嵩む。
それだけでなくザラキこそ喰わずに済むもののマホトラは喰らう可能性があり単純にアストロンの3~4回数分というわけにはいかない。
そのため、先制ザラキのリスクは覚悟の上で賢者のマホカンタ戦法で行くというのも1つの手である。
このように、自分なりの戦い方を身につければ、ひとくいばこよりは楽になる。
【公式ガイドブック】には「マホトーン、ザキは効かず、それ以外も50%しか効かない」との記述があるが、ザキ系は低確率ではあるが効き、【デイン系】は確実、また【バギ系】も高確率で効く。
本作のザラキを使う敵でザキ系に完全耐性を持たないのはこいつくらいのものだろう。FC版ではそれがアダとなって深刻な不具合が発生する可能性があるので要注意。詳細は【マホカンタバグ】を参照。
1/256という超低確率で【まじんのオノ】を落とすが、戦える回数が制限されているのでよほど運が良くなければ入手は難しい。
何度もリセットして粘りたい場合は、サマンオサ南の洞窟などミミックが複数体転がっているダンジョンを利用すると多少効率がいいかもしれない。あやしいかげがミミックに化けるのを待つという手もあるが確率が低すぎる。
また、現在であればWii版のどこでもセーブ機能を利用すれば比較的狙いやすくはなっている。
アイテムのレアリティよりも"落とした"と言う事象そのものが極めて稀少なドロップとなっている。リセット無しで正攻法で実現する可能性は、かのアカイライのさとりしょよりも低いかもしれない。
呪文主体のモンスターであるにもかかわらず、なぜか呪文が一切使えない【ラダトーム北の洞窟】にも一匹潜んでいるが、もちろんここでは完全にサンドバッグである。
ここのみ下位種の人食い箱が登場していた方が、まだ勝負になったかもしれない。
【格闘場】ではアレフガルドの強豪モンスターとの対戦も多いものの、MP0でもザラキを唱えられるという恩恵に大いにあやかることができかなり強いモンスター。
ザキ系に多少の耐性を持つ相手でも「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」とばかりにザラキを連発しまくり、強引に勝ちに行く。
ただしそんなミミックにも、ザキ系に完全耐性を持つ【やまたのおろち】という “天敵” がおり、この大蛇にだけはどうやっても勝つことができない。
リメイク版
ザラキがザキにランクダウンして脅威度は大幅に落ちているが、ザキ系使いというだけで厄介なことには変わりない。それに、今作のザキはザラキより効きやすいので、地球のへそではむしろ厄介になっている。
MP切れを判断するまで優先的に使用してくる。
SFC・GBC版では【マイラ】の【すごろく場】のコース上にも1体存在するほか、GBC版では第2裏ダンジョン【氷の洞窟】で通常エンカウントする。
格闘場ではひとくいばことの一騎打ち。
ザキかラリホーが決まれば勝てるが、強耐性持ちなので両方阻まれると辛い。逆に甘い息で眠らされたり、痛恨の一撃を喰らうと終了で、HP240を誇るこいつでも打撃2~3回で噛み殺されてしまう(それだけ今作のひとくいばこのスペックはぶっ飛んで高い)ため、今ひとつ安定感に欠ける。
相変わらず超低確率でまじんのオノを落とす。
もっと簡単に手に入ってこれより強力な武器も登場したので無理して狙う必要もないが、高レベルの盗賊4人がかりでがんばれば比較的入手しやすい。
小説版
サマンオサ南の洞窟で1体のみが登場。蓋を開けられた途端ザラキを唱えるが避けられた。
避けられるものだったのか。知らなかった。
DQ4
【魔神像】以降で登場する。【デスパレス】にも潜んでいるので注意。
本作以降ひとくいばこが弱体化していく一方で、こちらは前作と戦法が全く同じ。
ラリホーが選択肢からなくなり、行動の選択肢はザラキ・メラミ・マホトラ・打撃だが、相変わらずザラキを最優先で使ってくる。ただし完全2回行動ではなく1~2回行動になった。
ランダム行動(偏向型)で前作に比べると少しザラキを唱える確率が下がっており、11%ほどの確率でメラミを唱える。
びっくりするほど耐性も同じで、全体的に耐性は高いがマホトラとデイン系に耐性がない。
ザキ系も高耐性ながら効くときは効く。
ザラキの命中率が3割ほどにまで高まっており、4人中1人以上死亡する確率は8割以上。
しかし、ステータスは下方修正されており、特に素早さが70まで下がっていることが大きい。
本作では【838861枚】の裏技のおかげで星降る腕輪を人数分入手可能なので、ミミックが行動する前に4人掛かりの総攻撃により1ターンで倒せることが多い。
また、アリーナがキラーピアスを装備していれば、どちらかが会心の一撃になって、1人で倒してくれることも多々ある。
アストロンでガス欠にする戦法も相変わらず有効。
消費MPが2になって遠慮無く多用可能なので、安全に倒したいなら積極的に使っていこう。
ドロップアイテムは【おどりこのふく】。狙う必要無し。
しかもドロップ率は人喰い箱の【ひのきのぼう】と同じく1/4096と、とんでもない低確率にされてしまった。
せめて一点もののみなごろしの剣にしてくれればよかったものを。
リメイク版
【謎のダンジョン】で通常エンカウントするようになった。
DQ3同様、ザラキがザキに変更されている。
アイテムをドロップする確率も現実的な数値になったが、やはり狙う必要は皆無。
DQ5
【グランバニアへの洞窟】以降で登場。
行動パターンは打撃・ザラキ・マホトラ・メラミで同じなのだが、すばやさが52まで落ち、ザラキを優先する思考と2回行動が削除される弱体化を受けた。
実際にはランダム行動(偏向型)の傾斜の緩いタイプなので、申し訳程度にザラキを優先する思考は残されており、その選択率は約1/4である。
一応、HPは400にまで激増したが、そもそもの行動パターンが弱体化しているため、従来作に比べて脅威は低くなった。
とはいえ、長丁場となるグランバニアへの洞窟や【デモンズタワー】に数多く配置されており、高い耐久を盾にザラキで即死を狙われる恐怖はなかなかもの。特にグランバニアへの洞窟の段階ではLv次第で蘇生呪文を覚えていない可能性もある。対処法を知らない場合、以前ほどではないにせよトラップとして十分な性能を維持している。
前述の通り、本作に関しては予備知識があれば簡単に対処できるようになった点が大きい。
コイツと初めて遭遇する頃には、【スライムナイト】が容易に先手を取れるくらいに素早さが成長しており、さらにピエールはマホトラ強耐性のため、先制マホトラでザラキを押さえ込めば無力化できる。
また、休み系に対しても弱耐性なので、素早い【キラーパンサー】の【おたけび】などで何もさせずにハメることも可能。
あるいは【てんくうのたて】入手後にそれを持った素早いキャラ1人に開けさせ、【マホカンタ】効果で安全に倒すことも可能。更に強耐性とは言え効くときがあるので、運が良ければザラキ反射による自滅も誘える。
それに加えて、【ちいさなメダル】を必ず落とすという特徴が加えられ、驚異のトラップモンスターから一転、積極的に狩られる立場に。
一応、ひとくいばこと違いHPが高く1ターンキルが難しいのと、前述の通り最初からザラキが使えるので無対策でいくと危ないという点ではトラップとして機能していると言える。
ちなみに、ミミックがいる宝箱は全部で9体。
普通に拾得できる分と合わせて、小さなメダルの枚数と同一視されることが多い。
デモンズタワーまでに5体出現するが、残り4体は終盤手前のボブルの塔に1体、ラストダンジョンに1体、隠しダンジョンに2体出現する。
リメイク版
通常エンカウントは無いが、【謎のすごろく場】の【宝物庫】でも登場する。ここでは1対1でザラキを食らうと即終了なので一応警戒すべし。できればギガンテスなどザキ系完全耐性のモンスターで挑みたい。
すごろく場以外の個体数はSFC版と同じく9体しかいない。
DQ6
【海底神殿】以降で登場。また町中でも出現するようになり、【欲望の町】のモルガンの屋敷に2体いる。
色がひとくいばこと似た茶色っぽくなっている。
行動パターンもステータスも前作とほとんど同じ。
前作とは違い、仲間がほぼ蘇生呪文を習得しているであろう段階で出現するのでさらにインパクトは薄れた。
岩石耐性が高く、【せいけんづき】は当たらないので注意。
マホトラでMPを吸い取ってザラキを封じつつ、普通に打撃中心で倒すとよい。
ただし小さなメダルを落とさなくなったので、狩る価値はほとんどない。
ドロップは【いのちのきのみ】。確率は1/256。
DS版
いのちのきのみを必ずドロップするようになったので、狩られる運命に。
最初のうちはちょっと手ごわいので、後回しにしてもいい。
アストロンさえ覚えれば全く恐れる必要はない。
スマホ版
開始時のMPが下げられ、マホトラで吸わないとザラキを使うMPがない。
DQ7
過去【海底都市】で初登場。現代の【マーディラス】城にも潜んでいる。
ザラキがザキになったが、1~2回行動になり、ザキの優先度もやや高い。
マホトラが削除された代わりにMPが15に引き上げられ、3回まで唱えられる。
他には、【ふしぎなおどり】や【あまいいき】などを使う。
色々と強化が入ってはいるが、ザラキがザキになったことによって脅威レベルがかなり落ちているのも事実で、評価が分かれる。
ひとくいばこのように蘇生不可な段階で登場するわけでもないので、単体対象のザキではかつての凶悪さに比べると……。
上位種族のパンドラボックスがデビューしたことによってトラップの花形としての役割が薄まり、やや威厳が失墜してしまった。
パンドラボックスはラスダン以降を主戦場にしているのでかつてのひとくいばこやミミックのような容赦のない性能をしていることも向かい風。
ただし、早い段階でトラップとして出る場所もあるので、そこだけは注意しよう。
図鑑埋めなどの関係上か、【魔空間の神殿】にて2匹組で普通に出るように。
魔王討伐に出向くパーティーでも流石に2匹同時は中々しんどい。出現率こそ低いが、万が一遭遇した場合の対処は慎重に。
ちなみに通常出現のほか、ここでもトラップとして化けているのが1匹いる。
落とすアイテムは通常は【ちからのたね】だが、稀に【ミミックの心】を落としていく。
今回は【モンスター職】にもなっている。詳しくは【ミミック(職業)】を参照。
リメイク版には、人間になったミミックの【ミックル】が移民として登場する。
リメイク版でのザキの効きやすさは異常なので嫌らしさが増している。
DQ8
【地図にない島】や【海賊の洞窟】(B2~B3F)で通常エンカウントする。
トラップとしては同じく地図に無い島のほか、【闇の遺跡】や、【パルミド】の宝物庫に存在する。
行動パターンはほとんど前作と同じだが、再びザキの頻度が引き下げられた。なお、その闇の遺跡ではゼシカが、ドルマゲスによってすべての宝箱がミミックに入れ替わっているのではと心配しているが、そんなことはないので安心しよう。
HPもかなり低くなっている。また、マホトラは効くもののMPはいつの間にか無限になっているためMP切れを待ってから攻撃、というわけにはいかない。
攻撃力は高く、痛恨は出さないが1-2回行動してくる上にザキがある程度の確率で命中することもある。
船入手直後に戦えるが、その時点ではとんでもない強敵なので不用意に出現範囲に近寄らないほうが賢明。
地図の無い島にいる【はぐれメタル】が出てくるまで延々と戦っていることが多い。
【海賊の洞窟】にも出現するが、その頃には問題なく勝てるだろう。
ただし同時に出現する敵も相応に強いので甘い息で眠らされないよう気をつけよう。
【オーシャンクロー】の群れと同時に多数出現すると恐怖のザキ祭りが開催されることもあるので注意。
倒すと通常枠で【鉄のクギ】(1/8)、レア枠でちからのたね(1/256)が手に入る。
DQ8でちからのたねを持っている通常敵はコイツと【レッドオーガ】だけ。しかもドロップ率は同じ。
両者とも地図にない島に現れるものの、レッドオーガは兎に角出てこないので、種を狙うならコイツの方がいいだろう。
バトルロードでも登場し、【アイラブネネさんズ】の一員を務める。
起用するメンバーによってはザキは怖くないが、【ふしぎなおどり】でベホマ役のMPを減らしてきたり、あまい息でこちらを眠らせてくる嫌らしい戦法を使う。
1~2回行動で動くため高確率でそれらの行動をやってくる上に素早さも高い。
踊る宝石やキングミミックに比べ真っ先に倒される可能性が高いのが幸いである。
DQ9
今回は【青宝箱】でのみ出現する。
初登場は【魔獣のどうくつ】で、【ガナン帝国城】や、【宝の地図】の中ランク宝箱でも遭遇することがある。
能力はやや凶悪化。600を超える高いHPを得た他、200以上のダメージを与える【痛恨の一撃】も使ってくるようになった。
魔獣の洞くつ時点のパーティーだとかなり危険。もちろんザキも使ってくる。
【やいばくだき】などで攻撃力を下げるか、メダパニで混乱させたいところ。
本編をクリアできるくらいの強さになれば、あまり問題ないか。
落とすアイテムは通常枠が【ちいさなメダル】、レア枠が【金のロザリオ】。
DQ10オフライン
青い宝箱から出現する。
Ver.2
真の【ピラミッド】ではシンボルエンカウントが可能。
DQ10オンライン
すごろくやイベント【大魔王ゾーマへの挑戦】で登場するほか、魔界には【ミミック・強】が登場。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
PS4版では【古代図書館】に1匹だけ(DQ11S3Dモードにおいても、冒険の書の世界も含めて2匹のみ)存在するある意味レアなモンスターとなってしまった。一方で3DS版や2Dモードでは【天空の古戦場】にも出現する(PS4版等は同じ場所で上位種のパンドラボックスが出る)。
ちなみに化けている宝箱は最上階にあるのでスルーされることは少ないが一応警戒しておこう。
また、3DS版・DQ11Sでは【天馬の塔】(DQ6と同じ場所)にも一体設置されている。
注意すべきはやはりザラキであり古代図書館の時点でこれは脅威。さらに常時2回行動であり例によってマホトラや痛恨の一撃も使ってくる。
効きにくいが、メダパニ、マホトーン、マヌーサが効けば楽になるので、使っておくのも悪くない。ただしラリホーだけは効かない。
マホトーンが効いても痛恨が、マヌーサが効いてもマホトラ&ザラキが脅威なので、メダパニの優先度が高い。
初手にシルビアがメダパニダンス、ロウがマヌーサ、セーニャがマホトーン、ベロニカがメダパニorマホトーンを一斉に使うのも手。どれか1つでも効けば儲けものである。
【マホステ】で呪文の無効化を図ってくるのでその前に。
倒すと必ず【スキルのたね】を落とす。
なおやはりというかこいつにも巨大化版である【ギガ・ミミック】が存在する。
強ver
【ネルセンの迷宮】に潜んでおりザラキがザラキーマに進化しており危険性が増した。
HPが2500もあり、ステータスはパンドラボックス・邪よりも一回り高い。
ただし、あちらは完全3回行動になってるため強化前同様2回行動しかしないこいつの方が結局は安全。
やはり倒すとスキルのたねを確実に落とすので嫌でも狩られる運命にある。
DQM1・DQM2
特に3の倍数のフロアに発生する【ミミック部屋】(一見宝物庫と区別がつかない)に潜んでいることが多く、部屋によっては6体前後が一つのフロアに出てくる場合もある。通常フロアにも潜んでいることもあり通せんぼしているように設置されている宝箱はほぼ確実にこいつが擬態している。が、本作では【はぐれメタル】に次いで経験値が高いため、むしろ狩られることも。
DQM1ではモンスターを基本的に全て仲間にできるため、こいつの能力は味方にすると有用性が高い。
宝箱部屋では普通にセーブできるので、粘れば確実に仲間にできる。配合では物質系に【ボックススライム】を配合すると生まれる。
但しリメイク版ではミミック部屋も廃止され、宝箱に化けていることも無くなったので、配合でしか手に入らない激レアな魔物となった。
ちなみに、【ちからのとびら】と【まよいのとびら】のぬしがいるエリアにも出てくるがどちらも戦うことはできない。
DQM2では不思議な異世界のダンジョンにある宝箱に化けていることがある他、通常モンスターとしても登場する。GB版では上記の他に【水の世界】の火山島の洞くつのランダム宝箱に化けていることもある。化けている個体と戦闘になった際はボス戦のBGMが流れる。
敵では怖い【メラゾーマ】・ザラキを扱いこなす他、物質系屈指の会心攻撃率を誇り、耐性を整えれば物質系のエースとして機能する。
配合と仲間モンスターシステムに上手く対応したモンスターといえるだろう。
DQM1のRTAのチャートでは【かがみのとびら】で勧誘した個体が最終メンバーの1体となり、彼が【ザキ】をどれだけ外さないかがタイムに直結する。
ジョーカー1
物質系のBランク。
この作品でもやはり宝箱に擬態している。
マデュライトが入っている青い宝箱はこいつの死骸らしい。
【かいしんでやすい】の特性を持つ。
ひとくいばこと違い一般配合で生み出せ、ひとくいばこ×【キラーアーマー】などの配合で作ることも可能。
スキルは【ナイトメア】。確かに弱いうちにこいつに出会ってしまうと悪夢である。
ミミック×ミミック×ひとくいばこ×【メタルカイザー】で【トラップボックス】が生み出せる。
ジョーカー2・2プロ
シンボルエンカウントでも変わらず宝箱に擬態しているが、なんとこれらの作品では近づくと自分から口を開けて襲ってくる。
擬態の意味がなさそうにも見えるが、宝箱だと思って近づく者を襲うことには変わりなく、インパクトが強調されている。
本作では他の野生モンスターと同じくお供を連れて登場する。
この作品では宝箱のデザインが変わっているので、それに伴いミミックの見た目も他の作品とは違う。
野生ではおもに遺跡地下に潜んでいる。
【会心出やすい】と【スカウト%アップS】の特性を持つ。
ひとくい箱×【ゴーレム】の特殊配合でも作れる。
プロフェッショナル版では特殊配合方法がひとくいばこの4体配合に変わった。
特性には【ザキブレイク】が追加。
最強化で【いきなりマホトーン】を習得。
トラップボックスはこいつ2体と【メカバーン】2体でも作れるようになっている。
テリワン3D
色が緑に戻った。また、本作から単独で登場するようになった。
その分周囲のモンスターとは桁違いのHPを持つためあまり早くから戦いを挑むと危険。
やはりこちらに気が付くといきなり正体を現し襲ってくるため結構ビビる。倒すと確実にメダルかメタルチケットを落とす上ゴールドも多めなのでできれば倒そう。
ひとくいばこの4体配合でできるのは変わらず、位階配合でも作れる。
特性は【スタンダードボディ】、【会心出やすい】、【タメキテボディ】、+25で【ザキブレイク】、+50で【ザキ攻撃】。
トラップボックスに使うのは今回もだが、配合方法がこいつ2体に、ひとくい箱2体か【メタルドラゴン】2体となっている。
星降りの大会・レジェンドでは【タイジュ王】が「ミック」というミミックを連れている。スキルはダウナー、ナイトメア、MPアップSP。
イルルカ
【雪と氷の世界】以降の異世界に出現する。ストーリーの異世界鍵では向こうから襲ってこなくなった。
アクションの「おどる」をすると、ミミックだった場合は口を開けて踊りだし、後ろから「おどかす」をすると逃げていくので、ある程度は判別ができる。
緑の宝箱を見つけたらとりあえず踊ってみるといいだろう。
倒すと必ず小さなメダルを落とすが、これはドロップアイテムとは別に設定されているものなので脅かしただけでは落とさない点に注意。
ナンバリング作品同様、ザラキをマホカンタで反射されるとよく返り討ちの目に遭う。
そのため【つねにマホカンタ】持ちを作っておくとミミックキラーになってくれる。
錬金鍵の世界では前作3作品のように向こうから襲ってくるので注意。
レベル100の鍵ともなるとHPMPは4000近くにもなり、攻撃/守備/素早さ/賢さも1000を余裕で超える上に2回行動し、あげくザラキまで唱えてくる強敵になっている。
高レベル鍵のクエストではうかつに緑色の宝箱に近づかない方がいいだろう。
【新生配合】で【ロケットスタート】、【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【こうどう はやい】、SP版では【超ギガボディ】化で【まれにまもりの霧】を習得。
ジョーカー3・3プロ
本作でもやはり緑の宝箱に擬態している。そして、モンスターズ初の【パンドラボックス】と共演を果たす。
本作のこの系統全てに共通することだが、敵としてのこいつは非常に会心率が高く、なおかつ完全2回行動を行う。
因みに配合では作成できなくなった。
本作では小さなメダルが通常ドロップとして設定されており、【天敵】にライドして近付くと、自ら小さなメダルを落として逃げていくようになった。
特性はサイズが【スモールボディ】になった事以外はイルルカと同じ。
超ギガボディ化で【会心かんぜんガード】を習得。
スキルは固有の【ミミック】に変更された。
【パンドラチェスト】との配合で【ロイヤルミミック】が生まれる。
プロフェッショナル版の合体特性は【絶対会心】、合体特技は【フォースドハック】。
DQM3
物質系のCランク。上級エリアの宝箱に擬態していることがある。本作では、接触すると他のモンスターがお供で出現するというジョーカー2の仕様に戻ってしまった。
ドロップアイテムは【アモールの水】、レアドロップは【パルプンリング】?。
ひとくいばこ2体・【いどまじん】・【ふくぶくろ】との四体配合で生み出せる。
特性は【会心率アップ大】、【マホキテボディ】(Lv20)、【ザキ攻撃】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】、【会心かんぜんガード】、【MP吸収ブレイク大】(Lv60)も習得。
所持スキルは【邪悪】。
【デスホール】との配合で【パンドラボックス】が生み出せる。
不思議のダンジョンシリーズ
トルネコ1
【不思議のダンジョン】シリーズでは基本的にアイテムは宝箱に入っておらず地面に直接落ちているが、元となったRogueの「物真似の怪物」をそのままあてはめたのか、ミミックなどはそれらのアイテムそのものに擬態している。
宝箱型のモンスターがわざわざ草や巻物に化けるのは、よく考えてみると妙な話ではあるが。
本作では人喰い箱のような茶色の宝箱で、攻撃するときだけ歯が生える。
【不思議のダンジョン】、【もっと不思議のダンジョン】19階から27階に出現。必ず擬態状態で出現し、上に乗ろうとした瞬間に正体を現して先制攻撃してくる。
攻撃力は結構高く、【うごくせきぞう】と【ゴーレム】との中間ぐらい。しかも必ず先制攻撃してくる。
そのくせ、経験値はうごくせきぞう以下の30ぽっち。さらにアイテムに化けるモンスターだからか、こいつ自身は絶対アイテムを落とさない。なので、ミミックだと判っているなら無視するのも手である。
仕様上、正体がわかっていても【ばくだんいわ】の【メガンテ】か【地雷】の爆発に巻き込んで消し飛ばす以外では先制攻撃されずに倒すことは基本的に不可能。
ただし、ミミックの擬態したアイテムの隣に【聖域の巻物】を置いて巻物の上から1歩移動して乗ろうとすると正体を現すだけで攻撃はしてこない。そこまでするほどのメリットはないが、偶然そうなることはあるだろう。
嫌らしいのが、階段にも化けること。同じフロアで階段を2つ以上見つけた場合は、どれが本物の階段か調べておきたい。
ミミックが出現する階層になると【ベビーサタン】が出現しなくなり、トルネコの成長も鈍ってくるので階段を見つけ次第【即降り】したい…。そんなプレイヤーの心理をついた、素晴らしくも嫌らしい仕様といえるだろう。
なお、モンスターハウスに入るとミミックは正体を現すので、大部屋モンスターハウスでどれが本物の階段かわからない……ということは起こらないので安心。
【地獄耳の巻物】を使うと、正体を現す。ただし、効果を及ぼすのはその時フロアにいる者だけで、使用後新たに出現したミミックは、擬態状態になる。
たまに【てつのきんこ】に化けているマヌケな奴もいる。ミミックが出現する階層で鉄の金庫が落ちていることは絶対に無いため、一発でミミックだと見破ることができるのだ。
【奇妙な箱】の場合も、てつのきんこと同様の理由で問題無し。幸せの箱も、27階以外に出た場合は一発で見破れる。
帰り道では、地下20階のリレミトの巻物と地下10階の鉄の金庫以外にアイテムが落ちていたら100%こいつ。
またフロア内のアイテムは初期配置のみで、時間経過による自然生成はされないのでマップ上に突然アイテムが現れたら、それはミミックである。こいつの出るフロアではやたらにアイテムを拾わない等の予防策も覚えておこう。
ちなみに、擬態したミミックは厳密にはアイテムではない。トルネコ1におけるフロア内のアイテム最大数は45個であり、これはトルネコの所持品や、モンスターが落とすアイテム(ゴールド)も含まれる。これが最大に達していると「何も落とさないわらいぶくろやベビーサタン」が生成されたりするのだが、ミミックはその状態でも平気で発生するため。
一方で、擬態ミミックはモンスターにも含まれていない。フロア内のモンスター最大数は19体で、これが最大だと「数の足りないイエティ」が生成されたりするのだが、ミミックはその状態でもやっぱり発生するのである。その場合擬態を解いた瞬間に消えてしまう。
普通そんなにモンスターが多くなることは無いが、唯一の例外がその階に【モンスターハウス】がある場合。ミミックが出現してすぐ消えた場合、そのフロアにはモンスターハウスがあるということである。
難易度は高いが【ルーラ草】や【ルーラの指輪】などのワープ移動で擬態ミミックの上に直接飛ぶこともでき、この場合に限り拾うことができる。
ただし、続編のようにアイテムとして入手することはできず、拾おうとすると隣の位置に出現して先制攻撃を仕掛けてくる。
つまり、厳密には拾う「動作」ができるだけ。
本作のミミックは続編ほど鈍感ではなかったようだ。
トルネコ2
続編である都合か、人喰い箱に下克上されて下位種となった。
基本的な性質は同じで、アイテムに化けていて上に乗ろうとすると正体を現す。
【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】の店では浅い階層から出現するため非常に厄介。
無力化する方法がなければ店の商品には手をつけないほうがいい。
経験値はPS版では100であったが、GBA版では200と倍になっており、序盤に出ると強敵だがその分倒した分のリターンがかなり大きくなっている。
【井戸のダンジョン】ではレベル1から出現する。当然レベル1では最強の敵。
【場所替えの杖】を用いて上に乗って拾ったり、【とうぞくの壺】で吸い込んで村に持ち帰れば擬態状態のままアイテムとして所持品に加えることができる。
アイテムとしてのミミックは【ミミック(アイテム)】を参照。
また、たまに【へんげの壺】の中に出現したり、【ミミックの杖】で量産することも可能になった。
当然、【壺】に化けているものもいる。
トルネコ3
HP50、攻撃力10、防御力15、経験値6。
やはり基本的な仕様は変わらず、工夫次第で拾うこともでき、【すいこみの壺】で回収もできる。
例えば仲間をミミックの化けたアイテムの上に乗せて、操作キャラと入れ替わるように移動するとミミックはその場所で正体を現すことができないので拾える。
トルネコでは本編中のイネス・ロサ同行時に限られるが、ポポロは仲間モンスターを利用して簡単にミミック対策ができる。
また、【ニフラムの巻物】で消滅させるとこれから先現れるはずだった物も含めて全て薬草に変化する。
ただし、この現象はその時点でまだアイテムに化けているモノに限り、既に正体を現したヤツは一緒に消滅する。
今回もアイテム状態のミミックを有効活用できる場面も一応存在する。
詳しくはこちらを参照。
【異世界の迷宮】では5Fからミミックがアイテムに化けている可能性がある。
この時点ではかなりの強敵なうえほぼ確実に先制攻撃を受けるので、爆風や状態異常を起こすアイテムを使ったり、【ふきとばしの杖】や【氷柱の杖】などで距離をとって飛び道具で倒すなどして処理したい。
食料が不足しやすい【異世界の迷宮】において、喜んで飛び付いたパンがこいつだと心底腹が立つ。
しかも、【ニフラムの巻物】で消した場合でも、以降は薬草に変わるだけであり、慢性的な食料不足を解消しきることはできない。そういった点では【ひとくいばこ】よりも凶悪である(「パンに化けたひとくいばこ」であればニフラムの巻物で本物のパンになるため)。
ストレス解消方法の一つとして【地雷】がある。地雷の周囲8マスにアイテム化したミミックを置いた後、恨みを込めて地雷を踏んでやろう。残念すぎる消滅の仕方である。水路に投げ飛ばして捨てるのも面白い。ポポロであればミミックを足元に置いてから【ようがんまじん】と入れ替わって消すのも良い。フレイムに投げつけて燃やすのもアリ。おおきづちを装備して破壊するのもアリ。
仲間にすることもでき、デフォルト名は「ミミー」で、成長タイプは【攻撃・晩成】。
HPだけは高いものの、特技も特殊能力もなく、防御力も低いので使えないヤツ。
序盤の使い捨ての戦力なら序盤の敵を噛み殺せるひとくいばこの方がいいのだが、勧誘が命懸けなのが残念なところ。
余談だが、【暗黒の間】2Fで【まものの壺】を割るとLv5の個体が確定で出現する。
少年ヤンガス
今作では擬態しなくなった。
【いにしえの闘技場】や【盗賊王の大宮殿】などに出現するが、初登場は【まぼろしの大雪道】の【秘密の通路】。
能力は非常に高く、【しゅんそく】持ちなので逃げることも困難な上、人食い箱同様にメラミと【まだんはんしゃ】も持ち合わせている。
特に幻の大雪道では場違いな強敵。
幸い、モンスターハウス以外では必ず眠っているので腕に自信が無ければそっとしておこう。
成長限界はレベル30。
デフォルトネームは♂が「ミックン」、♀が「クミミー」。
配合パターンは【アイスチャイム】×【おどる宝石】or【ゴールドマン】。
仲間としては【パンドラボックス】には劣るが俊足、魔弾反射持ちなので融合すると移動が楽になる。
【プラチナキング】との配合でそのパンドラボックスになる。
仲間にして会話してみると、この系統の♀の例に漏れず「ヤンガスって私の中にすっぽりと入りそうな大きさ」なんてことを言い出す。
ちなみに♂は信頼度が低い時は「宝箱のフリしたいんだから話しかけないでくれ」と言ったりするが、
信頼度が高くなると「自分がただの箱になったら小物入れとして使ってほしい」と言い出す。
悲しいことを言うなよ。
スラもり2
【ノッケの林道】、【ウッソーの森】、【空中要塞デスモージャ】以外のすべてのステージに出現する。
本編のように攻撃力が高い上にザキで即死を狙ってくる恐ろしい敵、などということは全く無い普通の敵なので一安心。
宝箱に化けていて、主人公が近づくと正体を現して噛み付いてくる。
その後はぴょんぴょんと飛び跳ねながらゆっくりこちらに接近してくるが、ある程度離れると再び宝箱に化ける。
戦車バトルでは「たまを もってきて!」と、固有作戦の「たからばこに ばけろ!」を命令できる。
後者は「しんにゅうして こうげき!」の亜種であり、敵の戦車の出入り口で宝箱に化けて近づく敵を襲うのだが、非ワープの侵入型でないと意味がない。
当然だが敵戦車の様子はこちらが直接見に行かないと分からない。
なお、色はひとくいばこのものが使われている。
スラもり3
【トンガリこふん】、【ナン・ダ・ベーいせき】、【かざんじま】に出現する。
HPが1ポイント減った上、攻撃速度が遅くなり弱体化。
それに追い討ちをかけるように、アイテムに化ける能力を持つ【ポンポコだぬき】の登場でトラップモンスターとしての立場まで危うくなった。
トンガリこふんのとあるフロアでは6体のこいつと強制戦闘になる。他のシリーズなら思わず言葉を失うところだが、
上記の通りこの作品のミミックはあまり強くないため、6体とはいえそれほど苦にはならない。
本家での恐ろしさは何処へやら?
船バトルでの作戦は前作と同じ。
ちなみに、スラもり2では話しかけてもガバガバとしか言わなかった(何を言おうとしているかは一応分かった)が、スラもり3では人語を話せるようになり、語尾に「ガバ」が付くようになった。
バトルロード1
第1章から登場。
ステータスはHP:584 ちから:90 かしこさ:32 みのまもり:52 すばやさ:67。
技は「あまい息」と「するどいキバ」。
前者は敵全体を眠らせ、後者は会心率の高い打撃攻撃である。
また、武闘家と組むことで、するどいキバが「れんぞくのキバ」に変わる。
どちらにしろ会心率が高いが、若干確率は下がって威力がわずかに上がった程度。
【ひとくいばこ】、【パンドラボックス】と合体して【キングミミック】になる。
ソード
第5章以降、まれに宝箱に化けていることがある。
特に二択の宝箱では外すとほぼ間違いなく襲いかかってくるので注意。
さすがにザキ系で即死するのは理不尽だろうと考えられたのだろうが(ただし、裏ボスは問答無用で即死させる攻撃を持っている)、本作で使う彼のザキは弱体化している。
といっても、主人公の残りHPを問答無用で1にするので結局凶悪であることに変わりはない。
つまり瀕死の【メガンテ】に近い。
万が一くらってしまったらすぐに薬草で回復しよう。噛みつきの攻撃力も高いので油断ならない。
ザキにさえ気をつければ怖い敵ではない。
ヒーローズ1
初出は恐らく【海底神殿】。【ザキ】、【ザラキ】、【あまいいき】、【痛恨の一撃】を使う。
けた外れの攻撃力を持ち、順当に進めていればHPは180前後・高くても200を越えるかという時期において200ダメージ近い痛恨を放つ。
寄り道でもしてキャラクターを鍛えていないとまず即死。良くても今後の戦闘が困難となるほどの致命傷を負う。
しかし、それ以上に厄介なのがザキ・ザラキ。
本作の味方サイドは基本的にアクセサリーで耐性を上げないと呪文耐性が無いため、即死耐性を上げていないとザキ・ザラキが必中という鬼畜仕様。
宝箱を開けたその直後に確定行動でザキを放つのだが、ザキには強烈な追尾性能があるため、近くにいると逃げられない。
幸いにも弾速が遅く逃げること事態は容易なので、とにかく距離を置くこと。
ザキをやり過ごした後にはザラキが飛んでくるのだが、どこぞの神官が放つザラキと違い、こちらにも追尾性能があるため油断できない。
さらに範囲が自身前方180度と非常に広いため接近しすぎていると、仲間が逃げ遅れてバタバタ死んでしまう。
なので、出会ってしまったらとにかくまずはザキ、ザラキをやり過ごしてから攻めること。
ちなみに甘い息も同様の仕様なので耐性無しだと必中。勘弁してくれ。
眠らされたところに回避不能のザラキや痛恨を叩き込んでくるのでたまったものではない。眠りと即死どちらかの耐性をおろそかにしている場合が多いのでなおさらである。
単体でもこれだけ厄介なのに、追加コンテンツの「ラバトール武術大会」では3回戦で不死モンスターや、【まおうのつかい】と【ピサロナイト】にまじり、コイツ2匹とパンドラボックスが出現。
3体から繰り出されるザラキ連打の恐怖は、かの【ブリザード】の比ではないだろう。
開幕速攻ハイテンションモードで即座に撃破してしまおう。
仲間になった時のタイプはアシストタイプで、ザラキを唱えて敵の息の根を止めてくれる。
神官の彼が使うものよりかは成功率が高いので強力。中型モンスターにも効く。
フリークエストでは時折開けた宝箱がコイツだったりすることもあるので狙ってみるのも一興。
ただし逆に即死させられてしまう可能性もあるので油断はしないように。
ヒーローズ2
【大峡谷】エリアから登場。以後【伝承の塔】シナリオまで幅広い範囲で登場する。相変わらずザキ・ザラキや甘い息に痛恨でこちらを苦しめてくる。出現時にザキを唱えるのも変わらない。
さらにピラミッドにおける初代ジャイワール王の化身【よみがえりし守護者】戦では黒の宝箱に偽装しており護衛として複数で攻めてくる。
フリーマップでは【霊峰レーゲン】、大峡谷や【ゼビオン】で出現する。
倒すと【ぎんかい】、【ちいさなメダル】、【モンスターコイン】のいずれかを必ず落とすのでそっちの意味で狩られる。
モンスターコインは相変わらずザラキで援護するものとなっている。
ビルダーズ1
終章で合計3体出現。ひとくいばこ同様に宝箱を開けるか壊すと正体を現す。
攻撃パターンも同じ。普通に噛みつくか大きく口を開けて噛みつくか。
拠点周辺と赤のとびらの先の坑道内の宝箱に擬態している。倒すと【いのちのきのみ】を落とす。
また、【三賢者】救出の【アメルダ】ルートの2戦目の中ボス戦でも登場。
宝箱を開けた瞬間に5体の【かげのきし】とともに袋叩きにしてくる。かげのきしは当然強バージョンで剣を2回振る。
全ての敵を倒せば【たいようのいし】を取り返せる。
楽な攻略法として、中ボス1戦目終了後にアメルダに話しかけずにそのまま1人で奥に進む。
そして宝箱を開けたら一旦通路まで後退。するとミミックのみ追ってくるのでタイマンで倒す。距離があるうちに中ボス1戦目で入手した【まほうの大砲】を喰らわせておくといい。
残るかげのきしも同様に通路からまほうの大砲で撃つ。そのまま大砲で倒すか、寄ってきたところをタイマンで倒す。
端っこの2体だけは大砲の射程外だが、残り2体ともなれば普通にガチればよし。
なぜアメルダを連れて行かないのかというと、大砲を喰らわせると彼女が敵中に突っ込んでしまい、攻略法が破綻するためである。
他にも【やくぜん鍋】食って強引にガチるのもあり。
敵の攻撃手段は物理系のみなので被ダメージをほぼシャットアウトできるようになるため非常に有効。
ビルダーズ2
【ムーンブルク島】でのストーリー進行中に赴くことになる【大灯台】に1体のみ配置されている。分岐路の外れルートに配置されているだけなうえ、擬態している眼の前に【骨】が落ちているというあからさまなヒント付き。
この場所しか登場するタイミングが無く、今作では他の敵と一緒に襲ってくることもなくなっている。
攻撃パターンはほぼ前作と同じだがステータスが大幅に低下しており、普通に叩けばあっさり倒せる程度。
トレジャーズ
お宝として【ミミックの像】が登場。
ライバルズ
スタンダードパックにて初期より実装。
また、第10弾拡張カードで「強欲なミミック」名義で再登場した。
前者は共通のノーマル、後者は盗賊専用のスーパーレア。
第1弾
3/4/4
死亡時:相手はカードを1枚引く
コスト以上のスタッツを持つ代わりに、相手にカードを恵んでしまう。
本編において、周囲の敵より強い代わりにちいさなメダルなどの儲けになるのを意識しているのだろうか。
デメリットは終盤になるほど響くため、速攻系のデッキでの採用が多かった。
特に魔剣士のアグロデッキは【ゲマ】を筆頭に、相手の手札が増えることでこちらが有利になるカードが多かったので相性が良かった。
第10弾拡張
3/2/4
召喚時:GET(1)
BET:攻撃力+1
死亡時:このユニットの攻撃力が4以上ならレジェンドレアカードを手札に1枚加える
強欲の名の通り、相手にカードを恵まなくなった。
死亡時効果の発動のためには攻撃力が4以上必要なため、コインは他の手段でもう1枚用意する必要がある。
が、その分「レジェンドレアを加える」という効果は強力そのもの。
加えるカードはデッキ外からランダムなので噛み合わないカードを引くこともあるが、BETの度にテンションと攻撃力を上げる【ゴレオン将軍】などピンポイントで好相性なカードも存在し、ある程度カスタマイズの効く大型ユニットの【エルギオス】など汎用性の高いレジェンドも少なくないため、損をすることはほとんどないだろう。
本体のGETと死亡時効果で【ヘルクラッシャー】及び【心眼一閃】が2コスト軽くなるという作用もあり、コイン軸の盗賊デッキで大活躍した。
ウォーク
メインストーリー7章9話~8章8話などでフィールドに出現するときどき見かけるモンスター。ザキや痛恨の一撃、甘い息に不思議な踊りを使う。
こころの色は紫でコストは92。HPと力が高めの魔法戦士向けのこころでメラ・ギラ属性ダメージアップと混乱耐性が付く。
ダイの大冒険
新アニメ第11話において、【ヒュンケル】の回想シーン内で登場。
【地底魔城】で【アバン】一向と戦って倒されたようだ。
丁字路付近でのびていたあたり、擬態して待ち伏せしたのではなく積極的に襲い掛かったのだろうか。
スマブラSP
ステージミミック…ならぬステージギミックとして登場。【天空の祭壇】ステージの宝箱に化けていることがある。
普段は開けたステージの背後で踊っているだけだが、プレイヤーが目の前を通ると痛恨の一撃といわんばかりに噛みついてくる。
ヒットストップが発生するほど強烈な一撃なので食らわないようにしたい。
なお頑張れば倒すことも可能で、倒した場合きちんとアイテムを落としてくれるが、体力が無駄に高く頑張って倒す価値があるかと言われると微妙。リターンも出てくるアイテムによっては少ないため無視するのが最善。
勇者ヨシヒコ
第3期11話で登場。例の如く即ザラキを唱えてくる。
が、ヨシヒコ一人で宝箱を開けたためか、ヨシヒコのみ死亡した。
その正体
以下の記述は『ドラゴンクエスト モンスター物語』による。
ハーゴン教団の本拠地である氷雪の封土・ロンダルキアに棲息する冷気の精霊【ブリザード】。
あまりにも増えすぎたためロンダルキアを離れて新天地に旅立ったブリザードが食糧貯蔵用の冷蔵魔法がかけられた宝箱に潜り込むことで、外界の暑気を克服し生き延びたもの。
全身の血を凍結させ対象を一瞬で即死させる魔法『ザラキ』を使う。
DQ7で力の種入り宝箱に潜んでいるその様子は、まさに食糧貯蔵庫である。
ブリザードであった大昔のことは思い出せないという設定から、ブリザードの名前が出てくることはない。
末尾の解説でさえ『言わなくてもわかるだろ。』という調子である。
徹底するあまり、ミミックの正体は明言しないのに、人食い箱の正体は明言しちゃっている。
しかしこの話には矛盾がある。
モンスター物語時点でのミミック(DQ3)はメラミも使うのである。
外界の暑気にすら耐えられないミミックが火炎魔法を使うのはどういうことなのだろうか?
まあ、書籍の設定にそこまでの整合性を求めるのは意味がないのかもしれないが。
その他
ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』ではダイの大冒険コラボでユニットの一種として登場した。スキル「あまいいき」を所持する。