Infirmary

Last-modified: 2024-12-17 (火) 20:18:18
収録拡張カード名コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
収穫祭&ギルドInfirmary3+Action+1 Card
You may trash a card from your hand.
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Overpay: Play this once per $1 overpaid.
診療所3+アクション+1 カードを引く
手札1枚を廃棄してもよい。
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過払い:追加で支払った1コインにつき1回、これを使用する。

概要

1ドローした後で手札を1枚廃棄できるアクションカード。
過払い効果は、「1コイン毎にこのカードを即座に使用する」というもの。
1ドローもあるため、繰り返し使用しても手札が減らず、大きな額を過払いするとデッキを一掃することもできる。

利用法

  • 初手で購入して、デッキの圧縮を行う。
    • 1ドローはささやかな効果ではあるが、廃棄の候補を増やしてくれたり、回転を速めてくれたりと、廃棄効果とかみ合っている。
      ただしターミナルドローを発生させるため密猟者のようなキャントリップとペアで購入すると裏目に出ることもある。
    • 初手から過払いするのも手。4-3なら1ターン目から必ず屋敷を廃棄できる。
  • 中盤に大きな金額を過払いして、一気に圧縮する。
  • 過払いで習性を連打することが可能。一部の習性は普段よりも強力になるだろう。
    • 羊の習性は、4金以上を過払いすることでコインが増える。購入権(とInfirmaryの残り枚数)が十分にあれば、過払いでの購入を繰り返して莫大なコインを得ることも可能。
    • ミミズの習性は、過払い1金を実質1VPにできる。VP効率は勝利点を普通に買う方が良い*1が、1購入で屋敷の山切れを狙える。
    • ラクダの習性で、大量の金貨を追放できる。
    • サルの習性は、実質3金で購入権をたくさん得られる。
    • リスの習性なら、Farrierの如く大量ドローができる。
    • なお、「Infirmaryを3金で購入時に1金過払い→チョウの習性として使用してInfirmaryを由来する山に戻し4金カードを獲得」とすると、実質獲得枚数が1枚増える。
      商人ギルド使用ターンなどでお得な動きとなるので、見逃さないように。
  • 通常のアクションとしての使用時効果はあまり強いとはいえないが、アクションが増えやすい場なら軽圧縮手段としてデッキに入った後でも使える。
    • 手札からのカード廃棄は任意なので、伝令官などの「デッキからアクションカードを強制使用する」カードと組み合わせても安心。

詳細なルール

使用時効果について

  • Infirmaryの使用時、ドロー処理は強制だが、その後の手札1枚廃棄は任意である。

過払い効果について

  • 過払い全般のルールや挙動についての詳細は、専用ページを参照。
  • Infirmaryの過払い効果は以下のように表現できる。
    • (Infirmaryの購入時にXコインを過払いすることで)Infirmaryの獲得時、【過払い効果】として『獲得したInfirmaryを、獲得先から場に移動してからX回使用する』という効果が誘発する。
  • よって、各種効果との組み合わせは以下のような処理となる。
    • Infirmary購入時にXコインを過払いすると、X回Infirmaryが使用される。
      • 共謀者が参照するアクションカードの使用回数はX回増える。
      • 当然、X回の「Infirmaryの使用前」が訪れるので、X回の「教師などで置かれるバニラトークンの効果誘発」「チャンピオンの効果による+1アクション」「各種習性の使用選択」などが発生する。
      • 当然、X回の「Infirmaryの使用後」が訪れるので、X回の「写本士の仲間たちの効果誘発」「フリゲート船の持続アタック処理」「鼓舞するの効果誘発」などが発生する。
      • 他プレイヤーの女魔術師の影響を受ける場合、1回目の使用ではキャントリップの、2回目以降の使用では本来の効果を得る。
    • 『獲得したInfirmaryを、獲得先から場に移動しX回使用する』という一連の処理である。
      • 例えば、InfirmaryA購入時に2コインを過払いした際に、InfirmaryAの1回目の使用と2回目の使用の間に、他の(InfirmaryA獲得に対する)獲得時効果を処理することはできない。
    • 【過払い効果】の誘発時にのみ、移動阻止ルールへ抵触していないかのチェックが行われる。
      • つまり、Infirmaryの購入時にXコインを支払った場合でも、Infirmary獲得後、(Infirmary使用前に)Infirmaryが獲得先から移動した場合は、【過払い効果】によるInfirmary使用に失敗する
      • 逆に、【デッキトップに直接獲得】or【手札に直接獲得】or【脇に直接獲得】されたInfirmaryは、(獲得先から移動していなければ)は【過払い効果】で強制的に使用される。
    • 他の「X回使用する」の処理と同様、1回目の使用(=場への移動)が行われれば、その後場を離れても以降の使用に失敗しない。よって、例えば以下の動きが可能である。

      Infirmary購入時に2コインを過払いした場合…

      1. 【過払い効果】として『獲得したInfirmaryを、獲得先から場に移動し2回使用する』という効果が誘発する。
        ※先述の通り、移動阻止ルールに抵触しているかの確認はココでのみ行われる。よって、このタイミングで獲得先から移動していなければ、以下の処理が問題なく行われる。
        1. Infirmaryを獲得先から場に移動し、まず1回目の使用を行う。
          1. この時、馬の習性を選択し、+2ドロー&+1アクションを得てInfirmaryを場から由来する山に戻す。
        2. Infirmaryの2回目の使用を行う。
          ※この処理時点では(a)の処理によりInfirmaryは場から移動しているが、(1)で移動阻止ルールに抵触していない以上、場に無くても特に問題なく使用処理が行われる。

関連カード

拡張名前関連
ギルド(初版)医者Infirmaryの元になった、使用時効果&過払い効果で廃棄処理持つアクション。

余談

  • 旭日のルールブック内の「公式サプライ」にて、収穫祭&ギルド第二版追加カードの日本語名が一部記載されている。*2
    InfirmaryのHobby Japan版日本語名は「診療所」とされており、Dominion Online版日本語名と同一のようである。

コメント

  • 鍛錬の+1コイントークン置いたら過払い分だけコインが出るってことでよい? -- 2024-02-25 (日) 15:36:23
  • その通りです。 -- 2024-02-25 (日) 16:13:14
  • 近隣のInfirmary、羊の習性、移動遊園地がある場合7金先に出したプレーヤーが勝利。ブーカとかあれば先攻1ターンキルすらできる。 -- 2024-02-26 (月) 23:02:33
  • 1金以上過払いした場合、(獲得先から)場に出して使用するのでしょうか?もしそうなら、Infirmaryが移動した場合、移動阻止ルールの影響で使用できなくなるのは最初の1回目の使用だけですか(例えば2金過払いし、1回目馬の習性とした場合2回目は使用できるか)? -- 2024-02-27 (火) 07:04:24
  • 過払いXによるX回使用は、玉座の間系のX回使用効果が1度だけ誘発する獲得時効果です。過払いによる獲得時効果を処理する時に移動阻止ルールをチェックし、適正ならば購入したカードを場に出して玉座の間系と同様にX回使用を処理します。 -- 2024-02-27 (火) 12:54:51
  • ありがとうございます。アプリ版にて1回目馬の習性とすると2回目の使用で何故か場に戻るのですが、玉座の間系と同じ処理ならバグと判断してよさそうですかね? -- 2024-02-27 (火) 13:53:06
  • どうあれ山札に戻ったカードが自力で場に戻ることはあり得ないので確定でバグです -- 2024-02-27 (火) 15:34:48
  • ↑*3の表現は良い表現ですね。参考にして詳細なルールに追記させてもらいます。 -- 2024-02-28 (水) 14:12:20
  • 無謀な診療所】を4金以上で購入した場合、過払いコスト1金につき「1ドロー、手札1枚任意で廃棄」を2回行い、そのターンの終了時にサプライに戻るのですかね? -- 2024-09-13 (金) 17:50:54
  • その通りです。 -- 2024-09-13 (金) 18:15:17
  • 1枚だけカードを引く効果を持っていて、キャントリップでなくアクションをプレイする効果もないカードはこれがはじめて? -- 2024-09-14 (土) 00:17:53
  • そんな気がする(図書館跡地はあったけど) -- 2024-09-14 (土) 00:51:17
  • 一応手先も可能(反則?) -- 2024-09-14 (土) 01:01:19




*1 7金病/10金病なら公領/属州を上回るが、屋敷の残り枚数には注意
*2 実際のカードが印刷されているわけではない以上、今後で変更される可能性も無いわけではないので、余談にとどめる。