医師日記
7月9日 エミリー・ダイアー
推理:7月9日 医師は庭師の異常行為に気付き、自分のかつての過ちに対する罪滅ぼしのために、この愛らしく謎に満ちた少女を治療することにした。 |
別視点:庭師日記・2
医師とはどのような職業か?
過去の私にはそれを考える時間がなかった。
あの事件以後、私はその問題に答える資格を失った。
だから私はここで、過去の過ちを補いたい。
私は 彼女を治したいの。
- 1.食堂
医師:ウッズさんは庭に行ったのかもしれないわ。ここで彼女を待とう。
医師:クリーチャー・ピアソン。この人は何をしているの?
泥棒:ウッズさん…
泥棒:彼女は毎日午後になると庭に行く。
泥棒:あいつは来る、あの忌々しいカカシを見に。
泥棒:分からせてやるんだ…誰こそがふさわしいかってことを。
泥棒:カカシでもなければあの医者でもない。
泥棒:そう、私だ。私しかいないだろう。
医師:本当に気持ち悪い人だわ。
医師:まずは隠れて彼が何をしようとしているか見てみるのが良さそうね。
医師:彼女はあの人を避けたわ。
医師:彼女は私が見えた。
医師:もし私がここに立っていたら、彼女は今日庭に行くことができない…
医師:彼女がどんな手を使ったのか知らないけど、ひょっとしたらあの人がやって来るかもしれない。
医師:彼女は庭に行って何をしたいの?
医師:よし。ここからはもっと自然に。
医師:ちょうど庭に行くところだったかのように振る舞いましょう。
- 2.庭
庭師:どう?この香り。
庭師:あなたのために付けてみたの。
庭師:一日中ここであなたを見ていたい。
庭師:あなたのことが恋しいわ。
庭師:恥ずかしがらないで、どうして何も言ってくれないの?
庭師:怒ってるの?
患者の信頼を得ることは治療の第一歩だわ。
でも、この荘園で
この人達に取り囲まれている中
治療が順調に進むか分からない。
彼女をクリーチャー・ピアソンから引き離さなきゃ。
7月10日 エミリー・ダイアー
推理:7月10日 医師は泥棒クリーチャー・ピアソンを排除するための罠が設置されていたことに気づいた。騙し合いが繰り広げられる荘園にいても、彼女は庭師のことを案じていた。 |
彼女の精神状態は、あの時と比べてさらに悪くなっているわ。
フェテシズムと妄想性障害の合併症状ね。
さらに人格解離症状があるかどうか診断する必要があるわ。
あの時もし私がもっと勇気を出していたら
今みたいなことにはならなかったかもしれない。
- 1.食堂
庭師:先生!
庭師:ピアソンさんが2階から落ちたわ!
庭師:早く来て!
医師:先に医療キットを手に入れなければならないわ。
庭師:行きましょう!
庭師:ピアソンさんは本当に不注意なんだから……
庭師:行きましょう!
- 2.エントランスホール
庭師:ピアソンさん。
庭師:ピアソンさん、なぜ立ち上がったんですか?
泥棒:わ…私は、だ、大丈夫、だ。
庭師:さっきは本当に驚きました。
庭師:食堂にいたら、人の落ちる音が聞こえたんですもの。
庭師:駆けつけてみたらまさかあなただったなんて。
庭師:先生!早くピアソンさんの傷を診てあげて。
医師:左肩に大きなアザができてるわ。頭から落ちなくてよかったわ。
医師:しばらくの間はあまり体を動かさないで。部屋で2日くらい休んでいればよくなるわ。
医師:アルコールを包帯に染み込ませて、肩に包帯を巻いてあげて。
庭師:ピアソンさん、早く戻って休んでくださいね。
医師:なぜ2階から落ちてきたのかしら?
医師:この場所よ。
医師:ひじ掛けの切れ口が相当荒いわ…本当に意外だったのかしら?
医師:一度、下の階の残骸を確認した方がよさそうね。
医師:正面に荒い亀裂があるわ。一応自然にできた物のようだけど…
医師:後ろから見ると手すり全体に釘が打ちつけてある。
医師:修理したと言うより、故意に仕組まれた罠のようだわ。
医師:ただの「不注意」じゃなさそうね。
彼女は相変わらずクリーチャー・ピアソンと親しく接している。
こんなに不安定で、コンプレックスにまみれてプライドが高い人間と付き合うなんて。
彼女に悪い影響を及ぼすわ。
明日チャンスを伺ってもう一度彼女によく言って聞かせましょう。
誰かがクリーチャー・ピアソンを消したいと思っているとしたら誰かしら?
私は高みの見物ができるわ。
7月11日 エミリー・ダイアー
推理:7月11日 庭師の話は怪しかったが、医師は思わず彼女が精神病院で救えなかった少女に対して罪悪感を抱いていることを漏らしてしまった。 |
昨晩、私はずっと朝の事件について考えていた。
わざと釘を穿った手すり。
そして…エマの奇妙な言葉。
「人の落ちる音が聞こえたんだもの」
彼女はなぜ、あの音が「人」の落ちる音だと分かったの?
私の考えすぎだといいけど。
- 1.食堂
庭師:先生、スケアクロウさんが動いたんです。
庭師:私が庭に行ったら、彼の声が聞こえて。彼は私を抱きしめたわ。彼はーー温かくなったの!
医師:庭師さん、私にもスケアクロウさんを見せて。
庭師:先生は以前どこでお仕事をしていたんですか?
医師:私は診療所を持っていたわ。たまに精神病院でもボランティアをしていたの。
庭師:そうだったんですか。先生は良い人だわ。
庭師:だからその…精神病院でのボランティアは何をしていたんですか?
医師:たまに病院から一部の患者の治療をするよう要求されたけど、そういった状況は…あまりないわ。
庭師:「要求」?
医師:ある種の治療方法よ。私は同意できなかった。
庭師:…そうだったんですか。
庭師:スケアクロウさんはようやく普通の人間になり始めてる。
庭師:でも心配だわ。この温度は彼にとって本当に健康なのかしら?
庭師:先生、早く庭に行きましょう。
- 2.庭
庭師:あなたはなぜここへ来たの?
医師:誓いを果たすためよ。
庭師:先生の誓いはなんですか?
医師:私はひとりの女の子に、彼女を治すと約束したの。でも当時の私は若すぎて、臆病でもあった…あれは私が一番後悔していることよ。
庭師:その彼女…今どうしてるんですか?
医師:今の彼女は良さそうだけど…そうでもないかもしれない。
庭師:…
医師:スケアクロウさんの所に連れていってくれるんじゃなかったの?
庭師:そ…そうですね!早く行きましょう!
庭師:先生、早く!
庭師:スケアクロウさん?
医師:妄想障害が生む幻覚と、患者の思考ロジックは一致する。彼女の記憶は大きく変化していないはず。
医師:このカカシの身に何かが起こったのね…そうでなければ、「温かく」なるはずがない。
医師:スケアクロウさんは私と話したくないようね。
庭師:これじゃ、私にはどうすることもできないわ。ここで静かにさせておきましょう。
とても心配だわ。
カカシには何の変化もない。
これは彼女の病状がさらに重くなっていることを示している。
必ず彼女を直してあげなきゃ。
今日はクリーチャー・ピアソンを見かけていないわ。
彼女につきまとうのを諦めたのかもしれないわね。
7月13日 エミリー・ダイアー
推理:7月13日 ゲームが始まり、医師は弁護士の要求のもとで行動を共にしたが、廃棄された軍需工場で、彼女は「あれ」に出くわしてしまった…… |
別視点:庭師日記・4
ゲームが始まる前に
クリーチャー・ピアソンは失踪した。
彼は逃げたのかもしれない。
あるいは…
私は必ず勝利を手にするわ。
エマーー
いえ
リサにはまだ私が必要なの。
- 1.軍需工場
弁護士:よう。
医師:…
弁護士:聞け、俺はちょっと刺激が欲しかっただけなんだ。
弁護士:別にゲームとやらに勝たなくていいし、賞金も欲しくない。金にも困ってないからな。
弁護士:ただ…現状は俺の想定を超えている。これは危険すぎる。
医師:理解できないわ…何が言いたいの?
弁護士:俺には盟友が必要だ。お前がゲームに勝てるよう手助けしよう。
医師:それで?
弁護士:もちろん、俺の身の安全を保証してもらう。
弁護士:俺が負傷したら、俺の治療を優先してほしい。
弁護士:ついて来い
弁護士:まずはここを調べてみるぞ。身を守れるものがあるかもしれない。
弁護士:ここは…興味深いな。
医師:廃墟となった工場?
医師:荘園の主人は何を考えているの…
弁護士:これはコピーだ。あそこはもうとっくに…
医師:何?
弁護士:何でもない。
弁護士:荘園主も相当気を遣ったようだ。
医師:ミネルヴァ軍需工場?聞いたことがあるわ。
弁護士:…
弁護士:この痕…
医師:「私はきっと君を探し出す」?
医師:ここで何かが燃えたのかしら…
医師:ミネルヴァ軍需工場?
医師:あのニュース。騙された工場長…レオ・ベイカー…
医師:ライリーさん?
弁護士:何だ?
医師:荘園の主人がこのゲームを開催した目的は何だと思う?
弁護士:知るかよ。ただの道楽かもしれないだろ。
弁護士:待て。あれはなんだ?
弁護士:ちょっと見てこい。
弁護士:見てこい、何か手掛かりがあるはずだ。
弁護士:マーシャ…
弁護士:俺は…もう待てない…
- 2.軍需工場前
医師:ここには何もない?
医師:ライリーさん?