エウリュディケ荘園(荘園のゲームが行われていた時代)
全体の時系列
マヌス失踪後に売却されたエウリュディケ荘園の新たなオーナーは、「デロス男爵」という人物だった。
19世紀、荘園には「顔を見せない荘園の主人は神秘的な『宝探しゲーム』を繰り返し開催し、参加者は荘園で失踪してしまう」という風変わりな噂が伝わっていた。
同時期、新米のミステリー小説家ーーオルフェウスが文学界で脚光を浴び始め、奇妙な事件と人間性に対する深い分析で現地を風靡した。
- 関係キャラクター
◆狂宴ゲームの運営側┗ 関連ページ:医師(手紙1)|空軍(手紙1)|マジシャン(手紙1)|リッパー(手紙1)|泣き虫(手紙1)|「アンデッド」(手紙1)|彫刻師(背景推理6~7・手紙1・手紙3)画像
なしデロス男爵 精神医学の専門家。荘園主としてゲームの参加者たちを荘園に招いている。死んだデロス夫妻との関係は不明。 デニス・デロス(デロス男爵)もしくはデロス夫妻 過去の荘園主。アリス(とオルフェウス*1)の両親。何者かに殺害される。上記のデロス男爵との関係性は不明。 ┗ 関連ページ:断罪狩人(手紙2~3)|オフェンス(手紙4)|ガードNo.26(手紙2~3)|狂眼(手紙3~4)ベイン・ペリッツ(断罪狩人) かつてデロス夫妻に雇われていたスタッフ。ゲームに協力している。 バルク・ラ・パドゥーラ(狂眼) かつてデロス夫妻に雇われていたスタッフ。ゲームに協力している。 ボンボン(ガードNo.26) バルクの作った「自意識」のような機能を持つロボット。ゲームの処刑人として使われている。 ┗ 関連ページ:月の河公園|黄金の石窟|弁護士(手紙4)|画家(背景推理2)|「アンデッド」(手紙1)画像
なしバリエル伯爵 ゲームの協賛者。裏で暗躍して富を手にする冷酷かつ謎めいた策謀家。
◆その他 ┗ 関連ページ:記者公式HPストーリー|記憶の灰燼・上|記憶の灰燼・下|2周年オフラインパック(関係ある可能性がある) ┗ 関連ページ:記憶の灰燼・上|記憶の灰燼・下
- 事件
※火災事件にはアリスが参加する「最後のゲーム」の関わりが仄めかされていることから、彼女が荘園を訪れる前までに殆どの実験グループの実験は終わっていると思われる(少なくとも4グループの実験は完了している)┗ 関連ページ:記者公式HPストーリー|記憶の灰燼・上|記憶の灰燼・下アリスが荘園を訪れる 消息不明だったアリスの同僚からエウリュディケ荘園の招待状を手に入れたとの連絡が届く。アリスは彼女の名義を借り、今や悪名を轟かせるかつての故郷エウリュディケ荘園に戻ることを決意した。 関係キャラクター ┗ 関連ページ:エウリュディケ荘園|第五美術設定集|再会の時(第十幕04)エウリュディケ荘園火災事件(探偵オルフェウスが荘園に来る約10年前) エウリュディケ荘園で大火災が起きる。警察の調査の結果、火災の原因は邪教の儀式が原因であることが判明した。それ以来荘園は荒廃し、新しい「ゲーム」の噂も無くなった。 関係キャラクター ┗ 関連ページ:エウリュディケ荘園|第五美術設定集|悪名高い荘園(第三幕)オルフェウスが昏睡状態で発見(探偵オルフェウスが荘園に来る約10年前) 火災事件と同日、オルフェウスは荘園から数キロ離れた崖の中で昏睡状態になっているところを発見される。オルフェウスは火災の唯一の生存者として治療を受けたが、記憶をすべて失っていた。 関係キャラクター
- 狂宴ゲームについて
招待された人々 デロス男爵もしくは彼の関係者から荘園に来るよう誘導された者達。
荘園に到着した後、狂宴ゲームに参加し生き残るまでは外に出ることができない。
荘園側の細工で起きた諍いなどにより、狂宴ゲームが始まる前に脱落もしくは死亡することもある。
荘園で過ごす数日間の間、荘園主の奇妙な規則に従わなければならず、規則違反者は厳しく罰せられる。
サバイバーは全員が招待者だが、ハンターの一部にも招待者がいる。日記 荘園の規則でサバイバーが書かされている日記。実験記録としての側面がある。 サバイバー 探偵オルフェウスもしくは記者アリスが招待者の書いた日記を基に「日記の作者本人」をプロファイリングした人物像。
基本的には現実の人物像と一致しているが、本人の全ての特徴を表しているわけではない*2。ハンター 探偵オルフェウスもしくは記者アリスが「招待者の書いた日記に登場する第三者」をプロファイリングした人物像。
奇特な身分を持ち、現実ではあり得ないような不思議な能力を持つ。
探偵オルフェウスは真に迫った描写や筆跡から「日記は偽造されたものではない」が、招待者が「薬による幻覚」を見た通りに記載したと考えている。
ただし、現時点の情報で、薬の幻覚が元になっているハンターもいるが、全てのハンターが薬の幻覚ではないということが分かっている。
その正体は、実は招待者だったり、狂宴ゲームのスタッフだったり、実験に使われた道具だったり、キャラクターによって様々なので考察の余地が多い。IDENTITYシステム 再会の時アップデートにより追加されたシステム。
実は招待者だったハンターをサバイバーとして実装する際、IDENTITYシステムのサバイバーとして登場する……というような使い方をされている。
(上は分かりやすい例を出しましたが、このケース以外のIDENTITYシステムもあります。当WIKIでは の記載があるキャラクターがシステム対象です。IDENTITYシステムキャラ一覧を参照)
実験グループ(キャラの日イベント・日記)
再会の時アップデート前後(もしくはキャラの日3年目)より、サバイバー(メインストーリーに深く関わると思われるキャラは除外)と「実はゲームの参加者本人だった」設定のハンターは「実験ファイル」が公開されるようになった。
同アップデートで追加されたメインストーリーでは、探偵オルフェウスが新たに参加者たちは薬で制御され、狂宴ゲームとはあくまで「実験の中の手段」に過ぎないという視点を得ており、手紙や記憶の灰燼でも実際に薬が使われている描写がある。現時点で発見されている薬は以下の通り。
オルフェウス(Orpheus) | |
睡眠薬。表記:過剰摂取を避けること(avoid overdose)、昏睡(coma)。 | |
セイレーン(Siren's song) | |
幻覚薬。摂取した者はまるでセイレーンに恐怖の夢を見せられた船乗りのようになる。表記:恐怖を呼び覚ます(Terror awake)、サイケデリック(psychedelic)。 | |
ムネーモシュネー(Mnemosyne)もしくはデュオニュソス(Dionysus)*3 | |
記憶忘却薬。表記:記憶の殻(shell of memory)*4もしくは調整の必要あり(need ajust)*5。 | |
ヒュドラ(Hydra) | |
記憶構築薬。マークはデニス・デロスがデザインしたミューズの紋章。表記:rebuild Memory(記憶再築)。 |
┗ 関連ページ:再会の時(第七幕02~03)|記憶の灰燼・下(第八幕01~03)|2周年オフラインパック
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- このグループの4人のメンバーは皆犯罪に対する研究が進んでいる。
◆結論
- 今回の結果は今後の実験グループに新しい構想を提示した。
一種の人間を研究する際、争わせることで薬の効果を促進させるだけでなく、実験対象の選択において差異を大きくするのも適している。
特に立場が似ていると思われる実験対象から、互いの目標達成手段や目標の分岐により生まれる選択の多様性は、最終的に価値があるテスト結果をもたらすことができる。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- このグループの実験対象の核心的な特徴は、「素晴らしい」演技だった。
実験対象は全て後天的な環境によるショックを受け、人格構造のバランスが崩れている。
今回の実験の主旨は、このような人格を持つ異なるタイプの実験対象が薬物に見せる反応をテストし、その結果に対する定性分析を行うことだ。
◆結論
- 薬物の過剰摂取によって制御不能になったため、このグループの実験はゲームを待たずに失敗と判断された。
今後、新しい第3グループの実験対象を探す予定である。 - アンドルー・クレスの行動を総合的に分析すると、後天的な経験が格形成に多大な影響を及ぼし、受動的な行動パターンや信仰の選択にまで発展した。
一方、当該タイプの人格のトラウマを、信仰が形成された後に解消する過程で、アンドルー・クレスと3-1-4からは全く異なるデータが記録された。
本グループの実験が終了した後は、信仰が与える影響を主な変量として考慮し、より詳細な分析論証を行おう。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- このグループに選ばれた実験対象は「静かで控えめ、1人でいることを好み、自分から問題を起こさない」という同じ特徴を持っていた。
◆結論
- この実験は予測の失敗によって終盤で打ち切られた。
あの火事は実験結果に影響を及ぼさず、むしろ事故そのものが実験過程における重要な影響要素となった。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- エマ・ウッズを主体とした実験。
◆結論
- 実験環境が安定するまでは、盲目的に薬物を使用すべきではない。
今回の実験では、実験結果の検証に必ず薬物の介入を必要とするとは限らないことも証明された。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- 薬剤は安定していないため、当グループの実験には投入せず。
このグループの実験で、実験対象たちはそれぞれの過去に直面させられた。
自らの傷を暴く自己反省である。彼らの文化背景、価値観、階級の差が一連の衝突を生んだ。
◆結論
- 「ゲーム」は実験対象全員の参加が必要だとは限らない。
- エドガー・ワルデンの選んだ答えや執念が、成長過程のショックが原因なのか、「天才」とはそういうものなのか、1つのグループの実験だけでは確かな結論を出せない。
今後の実験でエドガー・ワルデンに類似する実験体を投入し、引き続き検証を行うことにする。 - パトリシア・ドーヴァルのような信仰が本当に見返りを得られるのかについても、次のグループでは更に深掘りしていきたい……。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
- 画家(5-?-1)|調香師(5-0-2)|一等航海士(5-0-3)|カウボーイ(5-?-4)|呪術師(5-?-5)
- 筆跡の異なる実験記録の下書き:一等航海士(5-0-3)および白黒無常(5-0-3-U)
◆コンセプト
- 05-L-01-000(アーサー・ビアス)の幼少期と現在の全く異なる状態、真相は一体何なのか、探求すべきである。
(アーサー・ビアスに)類似する候補者を集めるべきかもしれない。彼らの意識の奥に潜んでいる、回避したい真相を再現するために。
これは恐らく現在まで最も面白い実験グループとなる。
そして05-L-01-000がこのグループの1番の候補者であることは疑いようがない。
◆結論
- 人並み以上の頭脳と、情報に対するより全面的な掌握力は、実験に更なる障害を与えない。逆に、この全てがあの偽りの恐怖を更にリアルに、信憑性のあるものにした。
- 5人の消失によって、このグループの実験は意味を成さなくなった。よって、このグループのファイルは封じられることになった(排除も考慮)。
「第6グループ」をもう一度やり直し、再び湖景村実験場にルキノ・ドゥルギ、そしてこのグループに類似する「ユニークかつ危険」な実験対象を投入しよう。 - 以前集めた資料の中で、あの愚かな漁師たちは湖の中の「未知の存在」を確信していた。今や私も似たような怪奇現象を目にしたが、私は観察や実験を行い、より厳正な原理を以て解釈を行えるかもしれない。
人々は未知を恐れるものだ。しかし、そんな神秘的な現象の中で規則性を探すのも、実験の中で最も面白い部分だと言える。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- 薬物を通してデミ・バーボンを制御しようと試みたが、2つ目の試薬まで進めた時、今まで繰り返された実験で安定した効果を発揮していた薬剤に揺らぎが見られた。
過去に繰り返された実験から、実験の重複回数が多くなるほど、実験対象に対する薬物作用の安定性は落ちることが分かる。
そのため、前のグループの事故がまだ解決できていないままだが、新しいグループのテストを始めることにした。
そして実験対象をいち早く補充するために、前のグループで残ったサンプルを二次投入し、予備実験対象である新しい「空軍」を起用した。 - このグループは「ピノキオ」ゲームが宛がわれた。4人の試験品は「本物と偽物」を逆に演じるよう要求された。
◆結論
- 魂や未来などの神秘学に関しては、湖景村試験場がこの類の能力を刺激する無二の選択であると思われる。
今後の実験では、イライ・クラークに類似する実験対象を探し、湖景村試験場で集中観察するのが良いかもしれない。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆結論
- 実験による副産物は注目に値するーー「善」の退場は「悪」にどのような影響を及ぼすのか?
この方向に研究を進めるべきだろう。 - 本質的に繊細で脆弱な人間は、薬物の影響がなくとも崩壊の瀬戸際で足を踏み外すことが証明された。
今後高いプレッシャーにおける薬物実験体の感情制御観察は、今まで以上に慎重に進める必要がある。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
◆コンセプト
- このグループの参加者の共通点は、人に言えない秘密があることだ。
偽装が暴かれそうになった時、人はますます極端な方法でそれを隠そうとし、秘密が暴かれそうになる危機感は、簡単に恨みを引き起こし、殺し合いを促す。
それは薬物の干渉すら必要としないほどーー
◆結論
- 実験ではナワーブ・サベダーが一方的に局面を支配し、闘獣場は彼だけの狩場となってしまった。
実験対象の差異はより多くの可能性を導くが、差異が大きすぎる者を同じゲームに投入するのは適切ではない。 - 現在に至るまで、実験では様々な「悪」のサンプルを記録してきた。
その中でも特に危険なもの、矛盾しているもの、面白いものは、再びゲームに投入し、融合させることで、更に研究を深めることができるかもしれない……
◆荘園での記録
- 野人視点:野人手紙4|冒険家日記(12月6日)
- 冒険家視点:冒険家日記|冒険家手紙2|マジシャン手紙4
- オフェンス視点:オフェンス日記|オフェンス手紙2
- 傭兵視点:傭兵手紙2
- マジシャン視点:マジシャン日記|マジシャン手紙2
◆実験ファイル
◆コンセプト
- 「高い知能の持ち主」。程度は異なるが全員道具的実践理性を尊ぶ傾向がある。
◆結論
- 特筆すべきは、実験過程の一部始終でトレイシー・レズニックが私の予想以上に実験の内容を把握していたことだ。
このような現象の起因が、このグループの被験者の特質か、実験内部に何らかの制御不能な要因が生まれたのか、それとも以前の実験グループの影響が残っていたのかは、まだ定かではない。
どんな原因であれ、念のために今後の実験では、結果を問わずすぐに被験者への後処理を遂行することとする。
◆荘園での記録
◆実験ファイル
- 機械技師(10-0-1)|「囚人」(10-0-2)
- 第10グループに関係する可能性があるバルクの記録:ガードNo.26(手紙2~3)|狂眼(手紙2-4)
メインストーリーに登場したゲーム
┗ アリス視点:記憶の灰燼・下(第五幕02~第六幕)
※昆虫学者もIDENTITYシステムのハンターが出ることが確定している
┗ 記憶の灰燼:新チュートリアル|記憶の灰燼・下(第八幕04)
┗ 再会の時:再会の時(第十幕03)|【再会の時・終幕 序】GO HUNTING【IdentityV第五人格】|【再会の時・終幕 破】MEMORY【IdentityV第五人格】|【再会の時・終幕 急】DA CAPO【IdentityV第五人格】
コメント
- 数年ぶりにプレイ再開した復帰勢なのですが、このページ含むストーリーや世界観関連の記事面白くて一気読みしてしまいました。こんなにストーリーが進んでいたとは…とても分かりやすくて助かってます! -- 2024-03-15 (金) 17:45:51