庭師日記
7月7日 エマ・ウッズ
推理:7月7日 荘園に入った庭師エマ・ウッズは医師エミリー・ダイアー、弁護士フレディ・ライリー、 泥棒クリーチャー・ピアソンと出会った。 弁護士と泥棒の言い争いは彼女の不安を募らせた。また、奇妙なカカシが彼女の心を揺さぶった。 |
今日は荘園に来て2日目。
ライリーさんとピアソンさんの喧嘩はひどくなる一方。
先にライリーさんと話した方がいいかしら。
彼がピアソンさんを煽るようなことを言うのがいけないんだわ。
- 1.エントランスホール
弁護士:カリオペー?荘園の主人は相当な芸術好きみたいね。
庭師:こんにちは、ライリーさん。
弁護士:どうも。
庭師:失礼を承知で言わせてもらうけど、もうピアソンにああいうことは言わないで欲しいの。
弁護士:下品で愚かな行動に対する正常な反応をしたまでだ。お前はゴキブリを見て喜ぶのか?
庭師:でもーー
弁護士:おまえの言いたいことは分かる。俺だって疲れるよ。でも、いいか。これは俺ひとりの問題じゃないんだ。
弁護士:あいつは今食堂にいるはずだ。おまえに気があるようだから、行って話してみればいい。俺から距離をとるように、ってな。
庭師:鍵がかかって開かないわ。中に何があるのかしら。
庭師:この扉は応接間に通じてるわ。しばらく使う必要はないわね。
庭師:この手すり、完全に壊れているわね。時間があれば直しておこうかしら。
庭師:工具箱?修理屋さんが置いてったのかしら。
この扉は2階に通じてる。昼間は誰もいないと思う。
- 2.食堂
庭師:ピアソンさん?いらっしゃる?
庭師:(ヘンね、ライリーさんはいるって言ってたのに…)
庭師:時計が5時18分で止まってる。ここに直せるひとなんていないし…時間が分からないって厄介だわ。
庭師:この荘園は監獄だわ。ゲームが終わらない限り誰も出られない。
庭師:荘園の主人は芸術が好きみたいね。でも彫刻が持っている琴は弦が2本足りないわ。
庭師:この扉は台所に通じているの。料理に興味ある人がここにいるとは思えないわ。
庭師:この扉は庭に通じてる。私以外は滅多に使わないけど。
庭師:洗濯室は何でも揃ってるけど、家事をする人が出入りするのをみたことがない。おかしいわね。
庭師:この扉は鍵がかかってて、開かないわ。
庭師:ガリヴァー旅行記?誰が置いたのかしら?
庭師:最後の客人、エミリー・ダイアー。
医師:あの…どなたかいらっしゃいますか?
庭師:こんにちは!
庭師:私はエマ・ウッズ、庭師です。
医師:エミリー・ダイアー、医師よ。
庭師:医師?えっと…
医師:ああ、この格好ね。よく誤解されるの。
医師:でも私は医師よ。少なくとも医術の腕は、間違いなく医師のレベル。
庭師:…
医師:失礼、ちょっとその辺を歩いていきたいの。それじゃあ。
泥棒:お、おはよう!ウッズさん!
庭師:どこにいってたの?
泥棒:ちょ、ちょっとその辺を…おっ俺と一緒に、に、庭、庭に行かないか!
庭師:ごめんなさい、ピアソンさん。それより、ライリーさんから伝言があるの。
泥棒:…こ、断るのか!?本筋と関係ない会話
庭師:(小声で)もっと大切な話があるの。
泥棒:お、俺より、も、もっと、大切な話って?
泥棒:お、俺を拒否するのか!
泥棒:俺が君に「もっと大切な話」とは何かを、教えてやろう!
泥棒:お前は汚らわしくて、卑しい…恩知らずな女だ!ピアソン氏はますます短期になったわ。
弁護士と口論したことが彼を変えてしまったのかしら?
それとも…
これが彼の本当の姿なのかもしれない。
泥棒:!!!
医師:失礼。ウッズさん、私の部屋が何番か教えてもらえます?
庭師:あ…はい、分かりました!
庭師:こちらへどうぞ。ごめんなさい、ピアソンさん。それじゃあね。
医師:あの男の人は誰?
庭師:クリーチャー・ピアソン。見た目は怖いけど、いい人ですよ。
医師:いい人?さっきの様子から見ても、とても「いい人」だなんて思えないけど?
庭師:ピアソンさんは孤児院を建てたいと思ってる、慈善家なんです。
医師:「慈善家」には全然見えないわね。行きましょう、ウッズさん。
庭師:ここです。鍵は招待状に入っていますよ。
医師:ありがとう。ウッズさん。食堂を通る時、食堂の彫刻を調べておいたほうがいいと思うわ。
医師:それと、「慈善家」さんにはあまり近づかない方がいいかもね。
庭師:ピアソンさんに?どうして?
医師:あの人には、特殊な「趣味」があるかもしれないわ。彼と趣味が合うっていうなら、別に構わないけど。
庭師:鍵穴も取っ手もない…引き出し?開けられないのだけは確かだわ。
庭師:それより目の前の問題をどうにかしなきゃ。あの喧嘩する2人のこととか。
庭師:ピアソンさんはさっき庭の方に行ってたわよね。急げばまだ間に合うかも。
- 3.庭
庭師:ピアソンさん?いらっしゃる?
庭師:(怒って、茂みの中に隠れてるのかしら?)
庭師:このカエルの足元に、何か置いてあったみたい…
庭師:オオカミナスビは紫で小さくてとても可愛い。でも葉には毒を含んだ油が浮いてるから、素手で触らない方がいいわ。
庭師:こんにちは!カカシさん!
庭師:話したくないみたいね。それとも、話せないのかな?
庭師:誰もいない。
庭師:ただの茂みだわ。
庭師:何もないわね。
庭師:見間違えたのかしら?彼は庭に来ていない?
庭師:この件が解決しなかったら、今晩もまた…ハァ。喧嘩ばかりしてて、頭痛くなっちゃう。
庭師:誰でもいいから、この問題を解決してくれないかしら?
カカシ:やあ!
庭師:誰なの?
カカシ:おいで…おいで…。
庭師:え…?どこかで会ったこと…。あなた…話せるの?
カカシ:僕はスケアクロウ。何を悩んでいるんだい?可愛いお嬢さん。
庭師:…あなたに言っても意味がないの。
カカシ:なぜ口にしない?もしかしたら、助けてあげられるかもしれないよ。
庭師:あなたを信じてないから。ピアソンさんがライリーさんと会わないようにしてくれるなら…話は別だけど。
カカシ:それがお嬢さんの願いなんだね。ふふふ、その願いはきっとすぐに叶うさ。
こんなのウソ。
さっきの会話はきっと幻覚よ。
一度よく寝た方がいいみたい…
いずれにしてもあの2人が今夜も喧嘩するようなら
明日私が庭に行ってアレを燃やしてしまおう。
7月9日 エマ・ウッズ
推理:7月9日 庭師の目に映るカカシは命を持ち、何でも話せる友人にすらなれた。 だが、彼女がカカシに語りかけている様子が医師に見つかってしまった。 幸い、医師は優し気な関心を寄せ、彼女を安心させた。 |
別視点:医師日記・1
あの日から
クリーチャー・ピアソンさんとフレディ・ライリーさんが喧嘩することはなくなった。
スケアクロウさんのおかげね。
彼はきっとすごい不思議な力の持ち主に違いないわ。
私は頻繁に庭に行くようになった。
けれど…
毎回他の人に隠れてこっそり行くのは、ホント大変。
- 1.エントランスホール
庭師:今日はスケアクロウさんとこっそり会う日。でも庭に行く前に手すりを確認しなきゃ。
庭師:ついでに工具箱も持っていこう。ここでは私以外に使える人なんていないだろうし。
庭師:この木完全に腐ってる。ちょっと修理しただけじゃどうにもならないわね。
庭師:お父さんの言ってた通りだわ。「腐った木は削ってからじゃないと修理できない」ってね。
庭師:でもそんなことしてる時間ないわ。スケアクロウさんが庭で待ってるんだから…彼を怒らせたくないものね。
- 2.食堂
庭師:どうして彼が食堂に?
庭師:ひとりの時はピアソンさんに見つからないようにした方がいいわ。
庭師:何とかして彼の視界に入らないようにしなきゃ。
泥棒:なんでまだ来てないんだ?
泥棒:庭に行くか…それともエントランスホール?
医師:おかしいわね、ウッズさんどこに行ったのかしら?
本筋と関係ない会話
◆泥棒に見つかった場合
泥棒:なぜ俺を避けるんだ?いつもいつも。お前たち全員俺を裏切ったな!あなたは発見されました!
◆医師に見つかった場合
医師:ウッズさん?ここで何を?あなたは発見されました!
◆時間経過
医師:やっぱり庭にしよう。
庭師:エミリーさんが庭に行った。スケアクロウさん、絶対怒るわ。
庭師:もっと急ぐべきだった。私のせいだわ。事件の再現に失敗!
- 3.庭
庭師:遅刻だわ。
庭師:早くスケアクロウさんに謝らなきゃ。
庭師:怒ってないといいけど。
庭師:ヘンね。彫刻にこんなもの、前からあったかしら?
庭師:本当にごめんなさい…待たせてしまって、本当に悪かったと思ってるわ。
庭師:何で何も言わないの?私が遅れたから?
庭師:どうしてもやらなきゃいけないことがあったの。お願い、分かって。
庭師:ずっと会いたかったのよ。もしよければ、一日中ずっとここにいてあげる。
医師:失礼、邪魔をしてしまって。
医師:その「方」を紹介してくれないかしら?
医師:随分と仲良さそうだから。
スケアクロウさんは一言もしゃべらない。
彼の落ち着いた様子は、まるでただのカカシみたいだわ。
エミリーさんがどんなふうに思ってるのか心配だけど。
でも彼女を見てると安心する。
彼女ともっとお話ししたいわ。もしかしたらお友達になれるかもしれないもの
どうしてスケアクロウさんは他の人の前では何も話さないのかしら。
よく分からない人ね。
7月11日 エマ・ウッズ
推理:7月11日 泥棒は何度も庭師に絡み、庭師は不気味に感じた。 これ以上危険な状況に陥る前に、庭師は行動を起こす決心をした。 |
エミリー…
私の天使、私の良薬!
彼女の目を見ているだけで心が落ち着くわ。
これが友情の魅力っていうものなのかしら?
今日も彼女とお話ししよう。もっと彼女のことを知りたいわ。
- 1.食堂
庭師:朝食が終わったばかりだもの。エミリーさんはきっとまだ自分の部屋にいるはず。
庭師:1F02に行ってもう一度彼女とスケアクロウさんのことを話そう。
泥棒:お、おはよう!ウッズさん!
庭師:おはよう。ピアソンさん。
庭師:あの、私、エミリーさんに用があるの。通してもらっていいかしら?
泥棒:俺を拒否するのか?
泥棒:許せない…
泥棒:ほう…「拒絶」するんだね。
泥棒:お前は…汚らわしくて、卑しい、恩知らずな女だ!
泥棒:後悔させてやる!
庭師:彼は怒りでどうにかなってしまったみたい。
庭師:どうしてこんなことに?まるで正気を失ってるみたいだわ。
庭師:ここから離れる方法を考えないと。
庭師:くっ!鍵がかかってる。
庭師:エミリーさんを巻き込むわけにはいかないわ。
庭師:くっ!鍵がかかってる。
庭師:使える扉は1つだけね。
庭師:エントランスホールに行くしかないみたい。
庭師:このバカ!
庭師:もう、どうしてまだ来ないのよ?
庭師:彼は知ってる!知ってる…
庭師:彼があの扉を守っている限り、他の出口はないわ。
庭師:何とかして彼をあそこから遠ざける方法を考えないと。
泥棒:自分の行動に気をつけろよ!
泥棒:俺の傍に来いよ。俺が淑女とは何かを教えてやる。 - 2.エントランスホール
庭師:ピアソンさん!あなたどうにかしてるの!
庭師:あなた、自分が何をしているかわかってるの!?
泥棒:俺が何をしているかだって?
泥棒:ははっ、俺は試しているんだよ。お前ともっと「仲良く」しようと思ってな!
庭師:い、イヤッ…!
泥棒:ウッズさん…
泥棒:まさか俺が、その冷たい人形にすら及ばない存在ってことはないだろう?
泥棒:俺はいい恋人になれる。
泥棒:…そうか。
泥棒:後悔することになるぞ…!
最近ピアソンさんがとても怖いわ。
まるで人が変わってしまったみたい。
一次的に理性が戻ってくることはあるけど、
どこかに行く時はいつも以上に不機嫌そうに見えるの。
エミリーさんの言うとおり彼は危険だわ。
私も気をつけなきゃいけないわね。
7月13日 エマ・ウッズ
推理:7月13日 ゲームが始まった。庭師は炎の中でカカシと決別し、医師との再会に期待を寄せた。 計画と目標に一途な彼女は、工場を徘徊する姿に気付いただろうか? |
別視点:医師日記・4
クリーチャー・ピアソンさんが失踪した。
彼は逃げたってフレディー・ライリーさんが言ってるけど。
彼がいなくなって私はホッとしてるなんて、誰も思わないでしょうね。
今日は荘園の主人が客全員を集めた。
私のトランクが大きくて良かった。
スケアクロウさんを連れて、ゲームのスタートよ。
- 軍需工場
庭師:はぁ、はぁ…
庭師:見た目よりずっと重いの…
庭師:今からこんなに重かったら、10年後にはどうなってしまうのかしら…。
庭師:安心して。私は絶対にあなたを見捨てない。
庭師:あなたをトランクにしまっておくの。
庭師:かつてあなたがしてくれたように、私も一生懸命あなたのお世話をするの…。
庭師:私の天使。
庭師:私のエミリー。
庭師:私たちは勝利して、最後の報酬をもらうの。
庭師:絶対に離れないの。
庭師:彼らを一緒にさせておくべきじゃない。
庭師:あの弁護士は彼女にとって危険よ。
庭師:あれはーーハンター!見つかってはいけないわ。
庭師:愛しい人よ、静かにしててね。本筋と関係ない会話
◆ハンターにダウンさせられる
彼……だわ。
庭師:すべてが元通りに復元されて、否が応でも「彼」の痕跡を残してる。あなたは何を企んでいるの?親愛なる主催者さん…
庭師:これはエミリーの救急箱よ。
庭師:鎮静剤が持っていかれたわ。これはよくない前兆ね。
庭師:彼女とフレディ・ライリーがこの工場に入ったはず。でも…どこ行ったのかしら?
庭師:あの弁護士をおびき出すために、物音を出してみよう。
庭師:これしか方法がないわ。
庭師:ごめんなさい、愛しい人。あなたの「時間」が来たわ。
庭師:私の天使を助けることができて、嬉しいでしょう?
庭師:だって…ある意味、あなたは私の一部なんだから。
庭師:ごめんなさいなの。
庭師:もしかしたら、体温のないあなたこそが、私に必要だったのかもしれないの…。
庭師:…さようなら。
庭師:エミリー、あなたにこの信号が見えるといいんだけど…。
庭師:私はここであなたを待っているの。
庭師:私を失望させないで…
完璧な結末なんてないわ。
悪魔と取引なんて永遠にしちゃダメ。
もしこの日記を見つけた人がいたら
このまま続けてはいけない。
早く離れて。