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研究領域
- M・シュピッツァー「脳 回路網のなかの精神」第7章 フィードバック P169
脳は第一に自分自身に力を注いでいる。
ヒトの場合錐体細胞に由来するすべての線維のうち、わずか〇・一パーセントが脳外からの入力と脳外への出力を担当している。
残りは内的な配線のために使われている。
さらに大脳皮質の錐体細胞のひとつはその出力を最大一〇、〇〇〇の別の錐体細胞に送り、同じくらいの数の入力を受け取っているという事実を計算に入れてみよう。
すると、ほとんどいたるところにフィードバックが存在しているということが簡単な計算をするだけで明らかになる。
このwikiにおいて、フィードバックとは、
- 究極的には情報の入出力(具体的には感覚と運動)に基づき、
- 神経内で行われる、
- いまだ出力されない情報が前の神経細胞に送られ、
- 情報がこのようなループ状の情報伝達構造の中を流れ続ける
ことを指す。
前提となる学問・研究領域
神経・感覚・運動野
フィードバックとは、神経の情報伝達構造の中で、入出力情報がループすることである。