平等・平等主義

Last-modified: 2015-05-20 (水) 07:56:16
 

研究領域

  • wikipedia 平等
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%AD%89

    ・法の下の平等という用語で、日本では、日本国憲法第14条第1項に定められている社会関係上の概念。

    (中略)

    ・政治思想としての平等主義。

  • wikipedia 法の下の平等
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E3%81%AE%E4%B8%8B%E3%81%AE%E5%B9%B3%E7%AD%89

    法の下の平等(ほうのもとのびょうどう)とは、国民1人1人が国家との法的権利・義務の関係において等しく扱われなければならないという憲法上の原則のことである。

    (中略)

    どのような要素において平等を重んじるかについては、例示として、人種、信条、性別、出生、社会的身分などがあげられることが多く、日本国憲法もそれを例示している。

  • wikipedia 平等主義
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%AD%89%E4%B8%BB%E7%BE%A9

    平等主義(びょうどうしゅぎ、英語: egalitarianism)は、特定の資格・能力・責任・義務を有する範疇内の人間達、もしくは全ての人間(万人)が、法的・政治的・経済的・社会的に公平・同等に扱われるようになることを志向する思想・信条・主張のこと。

平等とは、ある範疇内の人間たち、もしくは万人が、法的・政治的・経済的・社会的に同等に扱われることである。
ここでは地位の上下のない動物というよりは、地位がかつてあったにもかかわらず何らかの仕組みによって平等が達成されているケースを扱う(典型的には人類における狩猟採集遊動民について扱う)。

前提となる学問・研究領域

過去に位置する学問・研究領域

人類学・人類・人間性・食物分配・交換・互恵的利他主義・互酬・公平

  • 山極寿一『家族進化論』第6章 家族の行方 6 分かち合う社会 P313

    人類学者のジェームズ・ウッドバーンはこうした狩猟採集民の生計活動を「即時収穫システム」とよんで、農耕や牧畜などの「遅延収穫システム」と区別した。

    狩猟採集民は収穫した食物をその日のうちに消費してしまう。

    貯蔵するということをしない。

    その日暮らしの使い捨てを基本とした生計活動をしている。

    それを維持するために、狩猟採集民はある特徴をもった社会を維持してきた。

    徹底的な分配と交換をつうじた社会関係と、権威を抑える仕組みである。

ヒトは狩猟採集時代には食物分配と交換(この場合は互酬)の徹底によって平等な社会をつくった。すなわち、分配と交換の公平の徹底によって平等な社会を達成したと言える。

原因となる学問・研究領域

解決すべき問題となる学問・研究領域

権威

ヒトは狩猟採集時代には権威を抑える仕組みによって平等な社会をつくった。

占有権

  • 山極寿一『家族進化論』第6章 家族の行方 6 分かち合う社会 P316

    ただ、狩猟採集民の分配を再考した弘前大学の丹野正は、「分け与える」というよりは「分かち合う」という表現のほうが彼らの平等社会の実態に合っているという。

    分け与えるためには所有者を明確にしなければならない。

    それはむしろチンパンジーの分配に近い。

    チンパンジーは食物の所有が明確になったときから、分配をせがむ行為が生じる。

    狩猟採集民は所有をできるだけ認めず、すべてを「分かち合う」ことを前提とした社会を営んでいる。

ヒトは狩猟採集時代には所有(この場合は占有)をできるだけ認めないことで平等な社会をつくった。

目的となる学問・研究領域

属する全体である学問・研究領域

本質的な部分である学問・研究領域

非本質的な部分である学問・研究領域

前提となる学問・研究領域(疑いあり)