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研究領域
- wikipedia 教育学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E5%AD%A6教育学(きょういくがく、英: pedagogy または study of education、独: Padagogik または Erziehungswissenschaften)とは、教育に関する研究、または教育という事象を対象とする学問。
- wikipedia 教育
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2教育(きょういく、英 education、仏 education、独 BildungまたはErziehung)とは、人がよりよく生き、またそれによって社会が維持・発展するように、人の持つ能力を引き出したり、新たに身につけさせたりする活動。
教育学では教育を扱う。
教育とは、人の持つ能力を引き出したり、新たに身につけさせたりする活動である。
前提となる学問・研究領域
コミュニケーション
教育には伝達という要素がある。
よって、教育はコミュニケーションを前提としていると言えるのではないだろうか。
地位
教育は、親・学校・職場が子・生徒・社員に対して行う行為である。
親・学校・職場は教育を通じて指導者としての外形的な社会的状態を獲得・維持し、他者の行動などを変化させる。
よって、教育は地位を前提としていると言えるのではないだろうか。
事務管理
教育には、直接的には利己的とはいえない理由で、相手の同意の有無に関わらず、相手に情報的なサービスを提供するという側面がある。
よって、教育は民法上の事務管理を前提としていると言えるのではないだろうか。
手続き記憶・スキル
教育学は技術的な応用科学である。
よって、教育学はスキルを前提とする、と言えるのではないだろうか。
過去に位置する学問・研究領域
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
友情・不当利得
- wikipedia 互恵的利他主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%92%E6%81%B5%E7%9A%84%E5%88%A9%E4%BB%96%E4%B8%BB%E7%BE%A9・感情:他者を好む傾向、友情、好感の持てる知人に対する利他的行動の動機付けとなる。
・道徳的攻撃性:「いかさま師」は互恵主義者のこのようなポジティブな感情を利用するため、いかさま師を見つけ排除するシステムは自然選択によって対抗適応として選択されやすい。
利他主義者は違反者に献身的な行為を続けるのではなくて、違反者の態度を変えさせようとする。
このメカニズムは非互恵的個体を教育したり、極端なケースでは隔離したり、傷付けたり、追放する。
道徳的攻撃性としての教育は、友情を利用する不当利得に対抗するものである。
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
子育て
教育は子育ての一部として行われる。
本質的な部分である学問・研究領域
推奨・奨励・禁止
- 西田利貞『人間性はどこから来たか』第8章 文化の起源 ④霊長類における社会的伝達 3 ヒトの社会的伝達の特徴 ティーチング P200-201
ティーチングは、哺乳類では、霊長目と食肉目にみられるのみで、きわめてまれである。
しかも、第4章で述べたように、母子間に限られる。
母親が、子どもがある行動をするように励ます場合を「奨励による教育」、ある行動をしないように制限するのを「禁止による教育」と呼ぶ。
霊長類では禁止の教育は「奨励」と比べるとよく見られる。
(中略)
奨励による教育は、むしろチーター、ライオンなど食肉目哺乳類で知られている。
(中略)
こういう奨励の教育は、ヒト以外の霊長類にはほとんど報告がない。
(中略)
クリストーフ・ボッシュによると、象牙海岸のチンパンジーの母親が、五-六歳の子に石器を使って堅果を叩き割る方法を教えた。
母親は堅果を台石の上におくやり方と、ハンマー石の握り方を示したという。
ボッシュはこれを「積極的なティーチング」と呼んでいる。
しかし、数年に渡る観察期間中にたったの二度だけである。
ハンマー石と台石と堅果の三つを揃えて、子どもに作業場をあけ渡したという観察はずっと多い。
母親は子ども以外にはこういう格好で仕事場を明け渡すことはないということは、教育を示唆している。
教育は、子どもがある行動をするように励ます「奨励による教育」と、ある行動をしないように制限する「禁止による教育」に分かれる。
非本質的な部分である学問・研究領域
前提となる学問・研究領域(疑いあり)
人類学・人類・人間性
- 山極寿一『家族進化論』第5章 家族の進化 4 心の理論と利他的行動
動物のなかで教示行動がみられるのはほぼ食肉類と猛禽類に限られている。
教育を行う動物種はヒトのみとは限らず、霊長類や食肉類や猛禽類にみられる。
家族
動物においては、教育はペアではない片親によって行われることが普通である。
クリストフ・ボッシュはチンパンジーの種子を割るための石器使用に関する教育について報告しているが、これも母子間であり、父は関係ない。
老年期
- 山極寿一『家族進化論』第4章 11 老年期の進化 P205
それに祖母をはじめとする老齢者の協力が加わって、子どもたちの栄養補給や教育が支えられたのだと考えられる。
ヒトの老齢者は子どもたちの教育を支えていた。ただ、今、ヒトの教育を主に担っているのは教師であり、老齢者とは言えない。また、ヒト以外では教育に関わる老齢者そのものがみられない。