課題

Last-modified: 2014-01-19 (日) 16:56:08
 

「人類学・人類・人間性」以前・直後・以後の項目分類について

項目を人類学・人類・人間性以前・以後で分けるのは有効な分類法であるように思える。
よって、項目を以後のルールの通りに分類する。

  • 分類の基準
    現代人、初期人類(直立二足歩行・犬歯縮小時点)、類人猿(特にヒトにもっとも近い二種であるチンパンジーおよびボノボ)、その他の生物の四つの観点から、どの生物に何の項目が「ある」または「ない」かを見て、そのパターンを類型化する。
    • 前提
      この有向グラフ群は現代人の持つ項目について記述してあるので、現代人については全ての項目を持つ=全て「ある」ものとして扱う。
    • 構成項目
      類人猿・初期人類・現代人に一貫して「ある」項目。
      なお、その他の動物はこの項目を持っていても持っていなくてもよい。
      これは、人類以前からある、人類を構成している項目として扱う。
      「人類学・人類・人間性」項目以前に当該項目を置き、灰線でつなぐ。
    • 中立項目
      人類が元から持っていた構成項目ではない、また、人類のみが獲得した固有項目でもないような項目がある。
      このような項目は人類と中立な項目として扱う。
       
      四つのパターンが考え得る。
      • A
        初期人類がこの項目を持たない。
        かつ、類人猿の片方か両方や、その他の生物と、現代人とが、この項目を持つ。
        これは、初期人類以外が、各自に項目を獲得したものとみなす。
      • B
        類人猿の片方か両方がこの項目を持たない。
        かつ、その他の生物と、初期人類(と、考慮しなくてよいが現代人)とが、この項目を持つ。
        これは、類人猿の片方か両方以外が、各自に項目を獲得したものとみなす。
      • C
        その他の動物と類人猿の片方がこの項目を持たない。
        かつ、初期人類(と、考慮しなくてよいが現代人)がこの項目を持つ。
        これは、類人猿のもう片方と、初期人類とが、各自に項目を獲得したものとみなす。
         
        「人類学・人類・人間性」項目直後に当該項目を置き、黄線でつなぐ。
        人類にとっては当該項目は人類以後の項目として存在するが、当該項目にとっては人類の存在は必須ではないため、その関係は「非本質的な部分から全体へ」ということになる。
    • 固有項目
      類人猿やその他の生物にはないが、現代人にある項目。
      なお、初期人類はこの項目を持っていても持っていなくてもよい。
      これは人類のみが独自に獲得した項目であり、人類以後にしかない、人類固有の項目として扱う。
      「人類学・人類・人間性」項目以後に当該項目を置き、灰線でつなぐ。

表にすると以下の通りである。

その他の生物チンパンジー or ボノボ初期人類現代人項目
なし両方なしなしあり固有項目
なし両方なしありあり固有項目
なし片方ありなしあり中立項目
なし片方ありありあり中立項目
なし両方ありなしあり中立項目
なし両方ありありあり構成項目
あり両方なしなしあり中立項目
あり両方なしありあり中立項目
あり片方ありなしあり中立項目
あり片方ありありあり中立項目
あり両方ありなしあり中立項目
あり両方ありありあり構成項目