想像力・構想力

Last-modified: 2013-08-29 (木) 20:09:41
 

研究領域

  • wikipedia 想像力
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%B3%E5%83%8F%E5%8A%9B

    想像力(そうぞうりょく、英語: Imagination)は、「想像する能力」とも呼ばれ、心的な像、感覚や概念を、それらが視力、聴力または他の感覚を通して認められないときに、作り出す能力である。

    (中略)

    この語は心理学では、感覚認識で以前与えられた物の知覚表象が心の中で蘇るプロセスとして使われる。

    語のこの用法が普通の言語のそれと衝突するので、一部の心理学者はこのプロセスを "imaging" または"imagery"と言うか、「生産的」または「構築的」な想像力と対照して、「再生産的」(reproductive)とよぼうとする。

  • wikipedia 産出的構想力

    感覚的な多様な物事が纏められる際に作用しているのは厳密には思考作用ではない。

    その時に作用しているのは見る事が可能な「家」などといった具体的な像を作るための作用であり、この像は感覚的な表象を纏めたからこそ現れたわけであり、知的な表象を纏めて現れたのではない。

    このような具体的な像を作り出すために働く悟性能力を思考と区別する形で産出的構想力とカントは呼んだ。

このwikiでは想像力を、存在しないか不完全な感覚からイメージを作り出す機能として扱う。
心理学的なプライミング・知覚表象の想起としては扱わない。
また、類似概念である構想力についても扱う。

前提となる学問・研究領域

パターン認識

想像力は、感覚が存在しない状態でパターン機能を利用したり、感覚の不完全なパターンを補完したりする機能である。

解決すべき問題となる学問・研究領域

目的となる学問・研究領域

時間的に前提となる学問・研究領域

一般的な学問・研究領域

本質的な要素となる学問・研究領域

非本質的な要素となる学問・研究領域

前提となる学問・研究領域(疑いあり)

イメージ

想像力はイメージを作り出す機能であるが、イメージが想像力の目的となるわけではなく、パターン補完能力そのものがパターン認識できる生物にとって有利であると考えられるので、想像力そのものはイメージに依存していないと考えられる。

理解・悟性

カントは構想力を悟性の機能の一つとしてとらえたが、このwikiでは悟性を理解、構想力を想像力として、一般的な用法で解釈しているため、いわゆる中核意識以前のパターン補完としての想像力が、中核意識の必要な理解に依存しているとは考えにくい。