作業記憶・ワーキングメモリ

Last-modified: 2015-09-12 (土) 23:54:11
 

研究領域

ワーキングメモリとは、情報を一時的に保ちながら操作する記憶システムである。
元々は短期間保持される記憶である短期記憶から発展した概念である。

前提となる学問・研究領域

聴覚野・リハーサル・形の知覚・空間認知・集中・注意の焦点・注意制御

  • wikipedia ワーキングメモリ 3 最近のワーキングメモリ研究 3.1 Baddeley と Hitch のモデル
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA#Baddeley_.E3.81.A8_Hitch_.E3.81.AE.E3.83.A2.E3.83.87.E3.83.AB

    この理論では2つのスレーブシステムが情報の一時的な保持と操作を行い、1つの中央実行系(central executive)が情報の統合とスレーブシステムの管理を行うとされている。

    スレーブシステムの1つは音韻ループ(phonological loop)と呼ばれ、音声情報を格納し、その内容を“心の中で声に出して繰り返す”ことで記憶痕跡をリフレッシュして破壊を防ぐ。

    (中略)

    もう1つのスレーブシステムは視空間スケッチパッド(visuo-spatial sketch pad)であり、視覚的および空間的情報を格納する。例えば、心の中でイメージを作り上げ操作したり、メンタルマップを表現したりする。スケッチパッドは視覚システム(形、色、質感などを扱う)と空間システム(位置を扱う)に分けられる。

    (中略)

    中央実行系は、その時点での生体の目標にとって適切な情報に注意(attention)を向けさせ、瑣末な情報や不適切な行動を抑制し、同時に複数のことをしなければならない時の下位認知プロセス間の調整を行う。

作業記憶・ワーキングメモリには、聴覚のリハーサル・形の知覚と空間認知・集中・注意の焦点・注意制御が必要になる。

情報学・意味記憶・連想記憶・知識

  • 「ミラーニューロンと<心の理論>」第4章 事故が成立するための記憶の仕組み 記憶による知覚経験を越えた自己の拡張 P137 図4-1 タルビングの記憶モデル(Tulving, 1991から作成)

記憶には手続き記憶システム、知覚表象システム、意味記憶システム、短期記憶システム、エピソード記憶システムの五つが存在する。
短期記憶システムであるワーキングメモリは意味記憶システムの上位概念である。

過去に位置する学問・研究領域

原因となる学問・研究領域

解決すべき問題となる学問・研究領域

目的となる学問・研究領域

属する全体である学問・研究領域

記憶

  • 「ミラーニューロンと<心の理論>」第4章 事故が成立するための記憶の仕組み 記憶による知覚経験を越えた自己の拡張 P137 図4-1 タルビングの記憶モデル(Tulving, 1991から作成)

記憶には手続き記憶システム、知覚表象システム、意味記憶システム、短期記憶システム、エピソード記憶システムの五つが存在する。
短期記憶システムであるワーキングメモリは記憶の一種である。

短期記憶

ワーキングメモリは短期記憶の一種である。

本質的な部分である学問・研究領域

非本質的な部分である学問・研究領域

前提となる学問・研究領域(疑いあり)