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研究領域
- wikipedia 民俗学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BF%97%E5%AD%A6民俗学(みんぞくがく)は学問領域のひとつ。
高度な文明を有する諸国家において、自国民の日常生活文化の歴史を、民間伝承をおもな資料として再構成しようとする学問。
(中略)
民俗学は、風俗や習慣、伝説、民話、歌謡、生活用具、家屋など古くから民間で伝承されてきた有形、無形の民俗資料をもとに、人間の営みの中で伝承されてきた現象の歴史的変遷を明らかにし、それを通じて現在の生活文化を相対的に説明しようとする学問である。
この学問は、近代化によって多くの民俗資料が失われようとするとき、消えゆく伝統文化へのロマン主義的な憧憬やナショナリズムの高まりとともに誕生した若い学問であり、日本もその例外ではない。
(中略)
人間の生活には、誕生から、育児、結婚、死に至るまでさまざまな儀式が伴っている。こうした通過儀礼とは別に、普段の衣食住や祭礼などの中にもさまざまな習俗、習慣、しきたりがある。
(中略)
民俗学はまた、こうした習俗の綿密な検証などを通して伝統的な思考様式を解明する学問でもある。
- エルマン・R・サーヴィス/増田義郎監修『民族の世界』(講談社学術文書)P308
文明の中心としての都市と、素朴な未開社会のあいだには、自給経済体制をもち、相対的に孤立して、未開社会の諸特徴を多く保持しながら、同時に、その生産、政治、文化の諸側面において、細いきずなにより都市社会とつながりをもち、そこからの影響をうける、第三の種類の社会がある。
これが「民俗社会」である。
民俗学は、高度な文明を有する国家において、歴史を、伝承を元に研究する学問。
また、民族学においては、民俗社会とは中央の影響を受ける周辺社会のことである。
前提となる学問・研究領域
人類学・人類・人間性・文化人類学・文化・社会学・社会
- wikipedia 文明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E文明(ぶんめい、英:civilization)は、人間が創り出した高度な文化あるいは社会を包括的に指す。
民俗学・民俗社会は文明を前提とし、文明とは人間の文化あるいは社会を包括的に指したものである。
また、伝承は継承伝達であり、文化行動である。
よって、民俗学・民俗社会は人類・文化・社会を前提とする、と言えるのではないだろうか。
行政学・政府・国家
民俗学・民俗社会は国家を前提とする。
歴史学
民俗学・民俗社会は歴史を対象とする。
家政学・生活科学・手段的日常生活動作・人工
民俗学・民俗社会は家庭生活を含む生活を研究対象とする。
よって、民俗学・民俗社会は家政学・生活科学を前提とする、と言えるのではないだろうか。
地方・周辺
民俗社会とは中央の影響を受ける周辺社会のことである。